JP3180906B2 - 磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法 - Google Patents
磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗効果型複
合ヘッドの製造方法に係わり、特に、読み出しヘッドに
対して記録ヘッドを精度良く形成することを可能にした
抵抗効果型複合ヘッドの製造方法に関する。
合ヘッドの製造方法に係わり、特に、読み出しヘッドに
対して記録ヘッドを精度良く形成することを可能にした
抵抗効果型複合ヘッドの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果を利用した磁気抵抗効果型
ヘッドは、近年のハード磁気ディスク装置の小型化、大
容量化を推進するキーデバイスであり、その中でも抵抗
変化が2枚の隣接する磁性層の磁化方向間の余弦と対応
するスピンバルブ効果を利用したものは、小さな信号磁
界に対し大きな抵抗変化を示すことから、盛んに開発が
進められている。
ヘッドは、近年のハード磁気ディスク装置の小型化、大
容量化を推進するキーデバイスであり、その中でも抵抗
変化が2枚の隣接する磁性層の磁化方向間の余弦と対応
するスピンバルブ効果を利用したものは、小さな信号磁
界に対し大きな抵抗変化を示すことから、盛んに開発が
進められている。
【0003】最も実用的な構造は図3に示すように、一
対の対向する磁気シールド1及び磁気シールド6と、磁
気シールド1,6の間隙内に設けられた磁気記録媒体上
の磁界を感知する磁気抵抗効果素子3とが読み出し磁気
ギャップ2a,2bを介して設けられる磁気抵抗効果型
ヘッドと、磁気シールド6を一方の磁極とし、他方の磁
極8が磁極6に対し磁気抵抗効果素子3が設けられる側
と反対側に形成され、磁極6及び磁極8を励磁するため
のコイル(図示せず)が設けられ、磁極6及び磁極8間
に設けられた書き込み磁気ギャップ7から発生する磁界
により磁気記録媒体上に情報の書き込みを行なうインダ
クティブ型ヘッドとからなる複合化された磁気抵抗効果
型複合ヘッドが知られている。しかしながら、このよう
な構造の複合型ヘッドでは書き込み中に無視できないサ
イドフリンジ磁界を生じることがわかっている。これは
本来情報の書き込み幅を規定する磁極8の幅に対し磁気
シールドを兼用する磁極6の幅が幅広な構造となってい
るために、磁極8の幅を超えた磁極6部分への磁束の漏
れによって引き起こされる。このサイドフリンジ磁界
は、達成できる最小書き込み幅を制限するために、より
高い記録密度の実現に際してはサイドフリンジ磁界を極
力小さくする構造が必要である。このサイドフリンジ磁
界を低減する方法が特開平7−262519号公報に開
示されている。
対の対向する磁気シールド1及び磁気シールド6と、磁
気シールド1,6の間隙内に設けられた磁気記録媒体上
の磁界を感知する磁気抵抗効果素子3とが読み出し磁気
ギャップ2a,2bを介して設けられる磁気抵抗効果型
ヘッドと、磁気シールド6を一方の磁極とし、他方の磁
極8が磁極6に対し磁気抵抗効果素子3が設けられる側
と反対側に形成され、磁極6及び磁極8を励磁するため
のコイル(図示せず)が設けられ、磁極6及び磁極8間
に設けられた書き込み磁気ギャップ7から発生する磁界
により磁気記録媒体上に情報の書き込みを行なうインダ
クティブ型ヘッドとからなる複合化された磁気抵抗効果
型複合ヘッドが知られている。しかしながら、このよう
な構造の複合型ヘッドでは書き込み中に無視できないサ
イドフリンジ磁界を生じることがわかっている。これは
本来情報の書き込み幅を規定する磁極8の幅に対し磁気
シールドを兼用する磁極6の幅が幅広な構造となってい
るために、磁極8の幅を超えた磁極6部分への磁束の漏
れによって引き起こされる。このサイドフリンジ磁界
は、達成できる最小書き込み幅を制限するために、より
高い記録密度の実現に際してはサイドフリンジ磁界を極
力小さくする構造が必要である。このサイドフリンジ磁
界を低減する方法が特開平7−262519号公報に開
示されている。
【0004】この公報に記載された方法では図4に示す
ように、磁極8をマスクとして磁極6を適当な深さまで
イオンビームミリングによりエッチングし、磁極6の書
き込みギャップ7に隣接する部分を磁極8と同一の幅に
切り揃えることによりサイドフリンジ磁界を抑制してい
る。ただしこの方法では図4に示すように、磁極8が磁
極6のエッチング時に同時にエッチングされるから、顕
著な膜減りを起こす。磁極8の膜減りは磁極の磁気飽和
現象等により書き込み特性の劣化を引き起こす可能性が
ある。したがって、所望の書き込み特性を得るに十分な
厚さの磁極8の厚みを最終的に得るためには、あらかじ
めこの膜減り分を見込みフレームメッキ法による磁極8
の形成膜厚を厚めに設定する、即ち、そのためにはフレ
ーム高さを大きくする必要があった。一般にフレーム高
さを高く確保することはフレーム間隔の狭幅化、即ち、
書き込み幅の狭幅化を妨げる要因となる。特開平7−2
62519号公報ではこの方法による狭幅化の限界を2
μmとしており、これ以下の書き込み幅を得ることは困
難であった。
ように、磁極8をマスクとして磁極6を適当な深さまで
イオンビームミリングによりエッチングし、磁極6の書
き込みギャップ7に隣接する部分を磁極8と同一の幅に
切り揃えることによりサイドフリンジ磁界を抑制してい
る。ただしこの方法では図4に示すように、磁極8が磁
極6のエッチング時に同時にエッチングされるから、顕
著な膜減りを起こす。磁極8の膜減りは磁極の磁気飽和
現象等により書き込み特性の劣化を引き起こす可能性が
ある。したがって、所望の書き込み特性を得るに十分な
厚さの磁極8の厚みを最終的に得るためには、あらかじ
めこの膜減り分を見込みフレームメッキ法による磁極8
の形成膜厚を厚めに設定する、即ち、そのためにはフレ
ーム高さを大きくする必要があった。一般にフレーム高
さを高く確保することはフレーム間隔の狭幅化、即ち、
書き込み幅の狭幅化を妨げる要因となる。特開平7−2
62519号公報ではこの方法による狭幅化の限界を2
μmとしており、これ以下の書き込み幅を得ることは困
難であった。
【0005】この問題を解決する方法としてウェハ工程
を終了したバー加工工程において、媒体対向面からイオ
ンビームエッチングにより書き込み幅を規定する方法が
特開平5−143927号公報に開示されている。この
方法では磁極8の厚みとは別個に所望の書き込み幅を形
成できるために、狭幅の書き込み幅とサイドフリンジ磁
界の低減を同時に達成する構造を容易に得ることができ
る。
を終了したバー加工工程において、媒体対向面からイオ
ンビームエッチングにより書き込み幅を規定する方法が
特開平5−143927号公報に開示されている。この
方法では磁極8の厚みとは別個に所望の書き込み幅を形
成できるために、狭幅の書き込み幅とサイドフリンジ磁
界の低減を同時に達成する構造を容易に得ることができ
る。
【0006】一方、情報の書き込みを行なうインダクテ
ィブヘッドの書き込みトラック位置と、情報の読み出し
を行なう磁気抵抗効果型ヘッドの読み出しトラック位置
の相対的な位置関係の管理を厳密に行なう必要性が高ま
ってきた。これは磁気ディスク装置における理想的な情
報の読み出し・書き込み動作を行なうには必須の事項
で、特に書き込み幅が1μm以下と狭幅化するにつれ
て、その位置関係の管理を0.1μmの精度で行なう必
要性が生じている。この点について特開平5−1439
27号公報では読み出しトラックの位置を示すマーク
を、イオンビームエッチングによる書き込み磁極の加工
時に観察可能な位置に設けることを述べている。更にマ
ークの形成法として読み出しトラックの位置決めに用い
たフォトマスクと同じパターンをもつフォトマスクを用
い、別工程において所定のマークを形成する方法が開示
されている。しかしこの方法ではマークの形成工程と読
み出しトラックの位置決め工程とが同一工程ではないた
め、たとえ同じパターンをもつフォトマスクを用いたと
しても両者のアライメントについてはある程度のばらつ
きがそのまま残存してしまう。したがって、上記マーク
を基準に書き込み磁極の加工を行なっても、読み出しト
ラックと書き込みトラックの位置関係を直接的に保証す
ることは出来ないという欠点があった。
ィブヘッドの書き込みトラック位置と、情報の読み出し
を行なう磁気抵抗効果型ヘッドの読み出しトラック位置
の相対的な位置関係の管理を厳密に行なう必要性が高ま
ってきた。これは磁気ディスク装置における理想的な情
報の読み出し・書き込み動作を行なうには必須の事項
で、特に書き込み幅が1μm以下と狭幅化するにつれ
て、その位置関係の管理を0.1μmの精度で行なう必
要性が生じている。この点について特開平5−1439
27号公報では読み出しトラックの位置を示すマーク
を、イオンビームエッチングによる書き込み磁極の加工
時に観察可能な位置に設けることを述べている。更にマ
ークの形成法として読み出しトラックの位置決めに用い
たフォトマスクと同じパターンをもつフォトマスクを用
い、別工程において所定のマークを形成する方法が開示
されている。しかしこの方法ではマークの形成工程と読
み出しトラックの位置決め工程とが同一工程ではないた
め、たとえ同じパターンをもつフォトマスクを用いたと
しても両者のアライメントについてはある程度のばらつ
きがそのまま残存してしまう。したがって、上記マーク
を基準に書き込み磁極の加工を行なっても、読み出しト
ラックと書き込みトラックの位置関係を直接的に保証す
ることは出来ないという欠点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、書き込み時のサイドフリ
ンジ磁界を低減すると共に、特に、書き込み幅が1μm
以下という狭幅の状態でも書き込みトラック位置と読み
出しトラック位置との位置関係を厳密に管理することを
可能にした新規な磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法
を提供することにある。
した従来技術の欠点を改良し、書き込み時のサイドフリ
ンジ磁界を低減すると共に、特に、書き込み幅が1μm
以下という狭幅の状態でも書き込みトラック位置と読み
出しトラック位置との位置関係を厳密に管理することを
可能にした新規な磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる磁
気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法の第1態様は、磁気
記録媒体上の磁界を感知する磁気抵抗効果素子と、この
磁気抵抗効果素子にセンス電流を供給する電極部とが、
磁気ギャップを介して対向して設けられた一対の第1の
磁気シールド及び第2の磁気シールド間に設けられた磁
気抵抗効果型ヘッドと、前記第2の磁気シールドを磁極
とする第1の磁極と、前記第2の磁気シールドに対して
前記磁気抵抗効果素子が設けられた側と反対側に形成さ
れた第2の磁極と、前記第1の磁極及び第2の磁極を励
磁するためのコイルとからなり、前記第1の磁極と第2
の磁極との間に設けられた書き込み磁気ギャップから発
生する磁界により前記磁気記録媒体上に情報の書き込み
を行なうインダクティブ型ヘッドとで構成した磁気抵抗
効果型複合ヘッドの製造方法において、磁気記録媒体と
対向する面に前記第1の磁極および第2の磁極の幅を規
定するための凹部を形成すると共に、前記凹部は前記電
極部の端部を基準に形成することを特徴とするものであ
り、又、第2態様は、前記電極部を、Au、Pt、W、
Taから選ばれる材料で形成することを特徴とするもの
であり、又、第3態様は、前記電極部を形成する工程
が、フォトレジストマスクを用いてスパッタ成膜後リフ
トオフする工程を含み、前記スパッタ成膜がスパッタ粒
子の指向性の高いスパッタ法を用いることを特徴とする
ものであり、又、第4態様は、前記電極部を形成するス
パッタ成膜法にイオンビームスパッタを用いることを特
徴とするものであり、又、第5態様は、前記凹部を形成
後、この凹部内に非磁性材料を充填し、その後、前記非
磁性膜が形成された面を研磨し所定の形状にすることを
特徴とするものであり、又、第6態様は、前記磁極の幅
が1μm以下となるように前記凹部を形成することを特
徴とするものであり、又、第7態様は、前記凹部の形成
は、集束イオンビームを用いて行なうことを特徴とする
ものである。
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。即ち、本発明に係わる磁
気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法の第1態様は、磁気
記録媒体上の磁界を感知する磁気抵抗効果素子と、この
磁気抵抗効果素子にセンス電流を供給する電極部とが、
磁気ギャップを介して対向して設けられた一対の第1の
磁気シールド及び第2の磁気シールド間に設けられた磁
気抵抗効果型ヘッドと、前記第2の磁気シールドを磁極
とする第1の磁極と、前記第2の磁気シールドに対して
前記磁気抵抗効果素子が設けられた側と反対側に形成さ
れた第2の磁極と、前記第1の磁極及び第2の磁極を励
磁するためのコイルとからなり、前記第1の磁極と第2
の磁極との間に設けられた書き込み磁気ギャップから発
生する磁界により前記磁気記録媒体上に情報の書き込み
を行なうインダクティブ型ヘッドとで構成した磁気抵抗
効果型複合ヘッドの製造方法において、磁気記録媒体と
対向する面に前記第1の磁極および第2の磁極の幅を規
定するための凹部を形成すると共に、前記凹部は前記電
極部の端部を基準に形成することを特徴とするものであ
り、又、第2態様は、前記電極部を、Au、Pt、W、
Taから選ばれる材料で形成することを特徴とするもの
であり、又、第3態様は、前記電極部を形成する工程
が、フォトレジストマスクを用いてスパッタ成膜後リフ
トオフする工程を含み、前記スパッタ成膜がスパッタ粒
子の指向性の高いスパッタ法を用いることを特徴とする
ものであり、又、第4態様は、前記電極部を形成するス
パッタ成膜法にイオンビームスパッタを用いることを特
徴とするものであり、又、第5態様は、前記凹部を形成
後、この凹部内に非磁性材料を充填し、その後、前記非
磁性膜が形成された面を研磨し所定の形状にすることを
特徴とするものであり、又、第6態様は、前記磁極の幅
が1μm以下となるように前記凹部を形成することを特
徴とするものであり、又、第7態様は、前記凹部の形成
は、集束イオンビームを用いて行なうことを特徴とする
ものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係わる磁気抵抗効果型複
合ヘッドの製造方法は、磁気記録媒体上の磁界を感知す
る磁気抵抗効果素子と、この磁気抵抗効果素子にセンス
電流を供給する電極部とが、磁気ギャップを介して対向
して設けられた一対の第1の磁気シールド及び第2の磁
気シールド間に設けられた磁気抵抗効果型ヘッドと、前
記第2の磁気シールドを磁極とする第1の磁極と、前記
第2の磁気シールドに対して前記磁気抵抗効果素子が設
けられた側と反対側に形成された第2の磁極と、前記第
1の磁極及び第2の磁極を励磁するためのコイルとから
なり、前記第1の磁極と第2の磁極との間に設けられた
書き込み磁気ギャップから発生する磁界により前記磁気
記録媒体上に情報の書き込みを行なうインダクティブ型
ヘッドとで構成した磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方
法において、磁気記録媒体と対向する面に前記第1の磁
極および第2の磁極の幅を規定するための凹部を形成す
ると共に、前記凹部は前記電極部の端部を基準に形成す
ることを特徴とするものであり、又、前記電極部を、A
u、Pt、W、Taから選ばれる材料で形成することを
特徴とするものである。
合ヘッドの製造方法は、磁気記録媒体上の磁界を感知す
る磁気抵抗効果素子と、この磁気抵抗効果素子にセンス
電流を供給する電極部とが、磁気ギャップを介して対向
して設けられた一対の第1の磁気シールド及び第2の磁
気シールド間に設けられた磁気抵抗効果型ヘッドと、前
記第2の磁気シールドを磁極とする第1の磁極と、前記
第2の磁気シールドに対して前記磁気抵抗効果素子が設
けられた側と反対側に形成された第2の磁極と、前記第
1の磁極及び第2の磁極を励磁するためのコイルとから
なり、前記第1の磁極と第2の磁極との間に設けられた
書き込み磁気ギャップから発生する磁界により前記磁気
記録媒体上に情報の書き込みを行なうインダクティブ型
ヘッドとで構成した磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方
法において、磁気記録媒体と対向する面に前記第1の磁
極および第2の磁極の幅を規定するための凹部を形成す
ると共に、前記凹部は前記電極部の端部を基準に形成す
ることを特徴とするものであり、又、前記電極部を、A
u、Pt、W、Taから選ばれる材料で形成することを
特徴とするものである。
【0010】又、本発明に係わる磁気抵抗効果型複合ヘ
ッドは、磁気記録媒体上の磁界を感知する磁気抵抗効果
素子と、この磁気抵抗効果素子にセンス電流を供給する
電極部とが、磁気ギャップを介して対向して設けられた
一対の第1の磁気シールド及び第2の磁気シールド間に
設けられた磁気抵抗効果型ヘッドと、前記第2の磁気シ
ールドを磁極とする第1の磁極と、前記第2の磁気シー
ルドに対して前記磁気抵抗効果素子が設けられた側と反
対側に形成された第2の磁極と、前記第1の磁極及び第
2の磁極を励磁するためのコイルとからなり、前記第1
の磁極と第2の磁極との間に設けられた書き込み磁気ギ
ャップから発生する磁界により前記磁気記録媒体上に情
報の書き込みを行なうインダクティブ型ヘッドとで構成
した磁気抵抗効果型複合ヘッドにおいて、磁気記録媒体
と対向する面に前記第1の磁極および第2の磁極の幅を
規定するための凹部を形成すると共に、前記凹部の端部
と前記電極部の端部とが所定の位置関係にあることを特
徴とするものである。
ッドは、磁気記録媒体上の磁界を感知する磁気抵抗効果
素子と、この磁気抵抗効果素子にセンス電流を供給する
電極部とが、磁気ギャップを介して対向して設けられた
一対の第1の磁気シールド及び第2の磁気シールド間に
設けられた磁気抵抗効果型ヘッドと、前記第2の磁気シ
ールドを磁極とする第1の磁極と、前記第2の磁気シー
ルドに対して前記磁気抵抗効果素子が設けられた側と反
対側に形成された第2の磁極と、前記第1の磁極及び第
2の磁極を励磁するためのコイルとからなり、前記第1
の磁極と第2の磁極との間に設けられた書き込み磁気ギ
ャップから発生する磁界により前記磁気記録媒体上に情
報の書き込みを行なうインダクティブ型ヘッドとで構成
した磁気抵抗効果型複合ヘッドにおいて、磁気記録媒体
と対向する面に前記第1の磁極および第2の磁極の幅を
規定するための凹部を形成すると共に、前記凹部の端部
と前記電極部の端部とが所定の位置関係にあることを特
徴とするものである。
【0011】本発明者は、書き込み幅が1μm以下と狭
い幅の磁気抵抗効果型複合ヘッドにおいて、読み出しト
ラック位置と書き込みトラック位置の位置関係の管理を
0.1μmの精度で行なうべく検討を重ねた結果、磁気
抵抗効果素子にセンス電流を供給する電極部の材料を最
適なものにすることにより、読み出しトラックの位置の
認識を飛躍的に向上させ、これにより、読み出しトラッ
ク位置を直接基準とした書き込み磁極の加工を可能にし
た。これは電極を形成する材料をAu、Pt、W、Ta
から選ぶことにより画像認識信号の強度を例えばCu等
の電極材料を用いたときに比べ大幅に改善することがで
きたためである。また、記録密度の向上に対応した読み
出しギャップの薄層化に伴い、電極膜は100nm程度
以下に薄層化する必要があるが、このような薄い電極膜
厚においても、電極材料をAu、Pt、W、Taから選
ぶことにより、加工面から見た磁気抵抗効果型複合ヘッ
ドの構成部材であるAl2 O3 膜やNi−Fe膜に比べ
十分なコントラストが得られることを確認した。
い幅の磁気抵抗効果型複合ヘッドにおいて、読み出しト
ラック位置と書き込みトラック位置の位置関係の管理を
0.1μmの精度で行なうべく検討を重ねた結果、磁気
抵抗効果素子にセンス電流を供給する電極部の材料を最
適なものにすることにより、読み出しトラックの位置の
認識を飛躍的に向上させ、これにより、読み出しトラッ
ク位置を直接基準とした書き込み磁極の加工を可能にし
た。これは電極を形成する材料をAu、Pt、W、Ta
から選ぶことにより画像認識信号の強度を例えばCu等
の電極材料を用いたときに比べ大幅に改善することがで
きたためである。また、記録密度の向上に対応した読み
出しギャップの薄層化に伴い、電極膜は100nm程度
以下に薄層化する必要があるが、このような薄い電極膜
厚においても、電極材料をAu、Pt、W、Taから選
ぶことにより、加工面から見た磁気抵抗効果型複合ヘッ
ドの構成部材であるAl2 O3 膜やNi−Fe膜に比べ
十分なコントラストが得られることを確認した。
【0012】一方、特開平5−143927号公報にも
記載があるように、一般に電極部端部はテーパー形状を
有するため、電極部端部において読み出しトラック位置
を規定する構造の場合、その位置を正確に認識すること
は困難であった。これについても電極部の形成工程を最
適なものにすることにより、読み出しトラックの位置の
認識が飛躍的に向上し、読み出しトラック位置を直接基
準とした書き込み磁極の加工を可能にした。図2に電極
部を形成する工程を示す。フォトレジストマスクを用い
てスパッタ成膜後リフトオフする場合において、通常の
高周波スパッタ法やマグネトロンスパッタ法を用いた場
合(図2(b))と、粒子の指向性の高いスパッタ法、
具体的には、イオンビームスパッタを用いた場合(図2
(a))の電極端部の形状模式図を示す。イオンビーム
スパッタを用いた場合、フォトレジストマスク20下側
へのスパッタ粒子の回り込みが少なく、電極5の端部形
状を正確に確定することができ、又、読み出しトラック
位置の認識精度が格段に向上することがわかった。
記載があるように、一般に電極部端部はテーパー形状を
有するため、電極部端部において読み出しトラック位置
を規定する構造の場合、その位置を正確に認識すること
は困難であった。これについても電極部の形成工程を最
適なものにすることにより、読み出しトラックの位置の
認識が飛躍的に向上し、読み出しトラック位置を直接基
準とした書き込み磁極の加工を可能にした。図2に電極
部を形成する工程を示す。フォトレジストマスクを用い
てスパッタ成膜後リフトオフする場合において、通常の
高周波スパッタ法やマグネトロンスパッタ法を用いた場
合(図2(b))と、粒子の指向性の高いスパッタ法、
具体的には、イオンビームスパッタを用いた場合(図2
(a))の電極端部の形状模式図を示す。イオンビーム
スパッタを用いた場合、フォトレジストマスク20下側
へのスパッタ粒子の回り込みが少なく、電極5の端部形
状を正確に確定することができ、又、読み出しトラック
位置の認識精度が格段に向上することがわかった。
【0013】
【実施例】以下に、本発明に係わる磁気抵抗効果型複合
ヘッドの製造方法の具体例を図面を参照しながら詳細に
説明する。図1は、本発明に係わる磁気抵抗効果型複合
ヘッドの製造方法の具体例の構造を示すずであって、こ
れらの図には、磁気記録媒体上の磁界を感知する磁気抵
抗効果素子3と、この磁気抵抗効果素子3にセンス電流
を供給する電極部5とが、磁気ギャップ2a,2bを介
して対向して設けられた一対の第1の磁気シールド1及
び第2の磁気シールド6間に設けられた磁気抵抗効果型
ヘッドと、前記第2の磁気シールド6を磁極とする第1
の磁極6と、前記第2の磁気シールド6に対して前記磁
気抵抗効果素子3が設けられた側と反対側に形成された
第2の磁極8と、前記第1の磁極6及び第2の磁極8を
励磁するためのコイルとからなり、前記第1の磁極6と
第2の磁極8との間に設けられた書き込み磁気ギャップ
7から発生する磁界により前記磁気記録媒体上に情報の
書き込みを行なうインダクティブ型ヘッドとで構成した
磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法において、磁気記
録媒体と対向する面に前記第1の磁極6および第2の磁
極8の幅を規定するための凹部10を形成すると共に、
前記凹部10は前記電極部5の端部5aを基準に形成す
ることを特徴とする磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方
法が示されている。
ヘッドの製造方法の具体例を図面を参照しながら詳細に
説明する。図1は、本発明に係わる磁気抵抗効果型複合
ヘッドの製造方法の具体例の構造を示すずであって、こ
れらの図には、磁気記録媒体上の磁界を感知する磁気抵
抗効果素子3と、この磁気抵抗効果素子3にセンス電流
を供給する電極部5とが、磁気ギャップ2a,2bを介
して対向して設けられた一対の第1の磁気シールド1及
び第2の磁気シールド6間に設けられた磁気抵抗効果型
ヘッドと、前記第2の磁気シールド6を磁極とする第1
の磁極6と、前記第2の磁気シールド6に対して前記磁
気抵抗効果素子3が設けられた側と反対側に形成された
第2の磁極8と、前記第1の磁極6及び第2の磁極8を
励磁するためのコイルとからなり、前記第1の磁極6と
第2の磁極8との間に設けられた書き込み磁気ギャップ
7から発生する磁界により前記磁気記録媒体上に情報の
書き込みを行なうインダクティブ型ヘッドとで構成した
磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法において、磁気記
録媒体と対向する面に前記第1の磁極6および第2の磁
極8の幅を規定するための凹部10を形成すると共に、
前記凹部10は前記電極部5の端部5aを基準に形成す
ることを特徴とする磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方
法が示されている。
【0014】以下に、本発明を更に詳細に説明する。実施例1 図1は本発明の実施例の磁気抵抗効果型複合ヘッドの製
造方法を示す図であり、それぞれの図は磁気ディスク装
置として組み立てられたときの、磁気記録媒体の表面に
平行な面で切ったときの断面図である。スピンバルブ素
子から成る磁気抵抗効果素子3と、これに隣接しセンス
電流を供給する電極部5と、これらを読み出しギャップ
2a,2bを介して挟み込むように形成された一対の磁
気シールド1,6とで、読み出し機能を有する磁気抵抗
効果型ヘッドが構成されている。ここでは磁気抵抗効果
素子3の磁区制御のために、バイアス磁界を印加するバ
イアス磁界印加部4を備えた構造を示している。又、磁
気シールド6を一方の書き込み磁極6として用い、その
上に書き込みギャップ7、更に、他方の書き込み磁極8
が形成され、書き込み機能を有するインダクティブ型ヘ
ッドが構成されている。その上部には全体を保護するた
めのオーバーコート(図示せず)が設けられている。
造方法を示す図であり、それぞれの図は磁気ディスク装
置として組み立てられたときの、磁気記録媒体の表面に
平行な面で切ったときの断面図である。スピンバルブ素
子から成る磁気抵抗効果素子3と、これに隣接しセンス
電流を供給する電極部5と、これらを読み出しギャップ
2a,2bを介して挟み込むように形成された一対の磁
気シールド1,6とで、読み出し機能を有する磁気抵抗
効果型ヘッドが構成されている。ここでは磁気抵抗効果
素子3の磁区制御のために、バイアス磁界を印加するバ
イアス磁界印加部4を備えた構造を示している。又、磁
気シールド6を一方の書き込み磁極6として用い、その
上に書き込みギャップ7、更に、他方の書き込み磁極8
が形成され、書き込み機能を有するインダクティブ型ヘ
ッドが構成されている。その上部には全体を保護するた
めのオーバーコート(図示せず)が設けられている。
【0015】なお、図1においては、励磁用のコイルは
省略しているので示されていない。次にこの実施例の磁
気抵抗効果型ヘッドを実際に作製する工程を図1を参照
しながら説明する。はじめにスピンバルブ効果を利用し
た読み出し機能を有する磁気抵抗効果型ヘッドの作製法
について述べる。最終工程にてスライダ形状に加工され
る基板(図示せず)にAl2 O3 −TiC基板を用い、
その上にスパッタ法により膜厚1μmのCo−Zr−T
a膜を形成した。その後、初期熱処理として磁気記録装
置として組み立てられたときのトラック幅方向に静磁場
を印加しながら350℃、1時間の熱処理を行なった。
これをパターニングし磁気シールド1を形成した後、読
み出しギャップ2aとなる0.05μm厚のAl2 O3
膜をスパッタ法により形成した。続いてスパッタ法によ
り磁気シールド1側からZr,Pt−Mn,CoFe,
Cu,Co−Fe,Ni−Fe,Zrの順に成膜し、ス
ピンバルブ積層体を形成した。膜厚はそれぞれ3,2
5,4,2.5,1,7,3nmとした。この成膜後、
スピンバルブ積層体における磁化方向確定のために、磁
気シールド1の初期熱処理時と直交する方向の静磁場中
において、250℃、5時間の熱処理を行なった。次
に、これを所定形状にパターニングし、磁気抵抗効果素
子部3を形成した。さらに磁気抵抗効果素子部3の磁区
制御のためにバイアス磁界を印加するバイアス磁界印加
部4を構成する永久磁石膜として20nm厚のCo−C
r−Pt膜と、磁気抵抗効果素子部3にセンス電流を供
給するための電極部5の50nm厚のAu膜をスパッタ
法により形成し、所定形状に加工した。特にAu膜の成
膜についてはイオンビームスパッタ法を用い端部形状の
正確な確定に配慮した。次に読み出しギャップ2bとな
る0.07μm厚のAl2 O3 膜をスパッタ法により形
成した。その後磁気シールド6となる膜厚2μmのNi
−Fe膜をフレームメッキ法により形成した。
省略しているので示されていない。次にこの実施例の磁
気抵抗効果型ヘッドを実際に作製する工程を図1を参照
しながら説明する。はじめにスピンバルブ効果を利用し
た読み出し機能を有する磁気抵抗効果型ヘッドの作製法
について述べる。最終工程にてスライダ形状に加工され
る基板(図示せず)にAl2 O3 −TiC基板を用い、
その上にスパッタ法により膜厚1μmのCo−Zr−T
a膜を形成した。その後、初期熱処理として磁気記録装
置として組み立てられたときのトラック幅方向に静磁場
を印加しながら350℃、1時間の熱処理を行なった。
これをパターニングし磁気シールド1を形成した後、読
み出しギャップ2aとなる0.05μm厚のAl2 O3
膜をスパッタ法により形成した。続いてスパッタ法によ
り磁気シールド1側からZr,Pt−Mn,CoFe,
Cu,Co−Fe,Ni−Fe,Zrの順に成膜し、ス
ピンバルブ積層体を形成した。膜厚はそれぞれ3,2
5,4,2.5,1,7,3nmとした。この成膜後、
スピンバルブ積層体における磁化方向確定のために、磁
気シールド1の初期熱処理時と直交する方向の静磁場中
において、250℃、5時間の熱処理を行なった。次
に、これを所定形状にパターニングし、磁気抵抗効果素
子部3を形成した。さらに磁気抵抗効果素子部3の磁区
制御のためにバイアス磁界を印加するバイアス磁界印加
部4を構成する永久磁石膜として20nm厚のCo−C
r−Pt膜と、磁気抵抗効果素子部3にセンス電流を供
給するための電極部5の50nm厚のAu膜をスパッタ
法により形成し、所定形状に加工した。特にAu膜の成
膜についてはイオンビームスパッタ法を用い端部形状の
正確な確定に配慮した。次に読み出しギャップ2bとな
る0.07μm厚のAl2 O3 膜をスパッタ法により形
成した。その後磁気シールド6となる膜厚2μmのNi
−Fe膜をフレームメッキ法により形成した。
【0016】続いて書き込み機能を有するインダクティ
ブ型ヘッドの作製法について述べる。前述の工程の後、
0.2μm厚のAl2 O3 膜から成る書き込みギャップ
7をスパッタ法により形成した。次に書き込み磁極励磁
用のコイル部(図示せず)を形成した。具体的にはハー
ドキュアフォトレジストから成るコイル絶縁部、フレー
ムメッキ法によるCuコイル部、ハードキュアフォトレ
ジストから成るコイル絶縁部の順で、Cuコイル部がハ
ードキュアフォトレジストに埋め込まれた構造を形成し
た。ここでフォトレジストのハードキュアのために23
0℃、1時間の熱処理を行なった。続いてフレームメッ
キ法により書き込み磁極8となる膜厚3μmのCo−N
i−Fe膜を形成した。次に磁極6,8の磁化方向確定
のために、磁気記録装置として組み立てられたときのト
ラック幅方向の静磁場中において、200℃、1時間の
熱処理を行なった。最後に全体をカバーするようにAl
2O3 膜から成るオーバーコート(図示せず)を形成し
た。
ブ型ヘッドの作製法について述べる。前述の工程の後、
0.2μm厚のAl2 O3 膜から成る書き込みギャップ
7をスパッタ法により形成した。次に書き込み磁極励磁
用のコイル部(図示せず)を形成した。具体的にはハー
ドキュアフォトレジストから成るコイル絶縁部、フレー
ムメッキ法によるCuコイル部、ハードキュアフォトレ
ジストから成るコイル絶縁部の順で、Cuコイル部がハ
ードキュアフォトレジストに埋め込まれた構造を形成し
た。ここでフォトレジストのハードキュアのために23
0℃、1時間の熱処理を行なった。続いてフレームメッ
キ法により書き込み磁極8となる膜厚3μmのCo−N
i−Fe膜を形成した。次に磁極6,8の磁化方向確定
のために、磁気記録装置として組み立てられたときのト
ラック幅方向の静磁場中において、200℃、1時間の
熱処理を行なった。最後に全体をカバーするようにAl
2O3 膜から成るオーバーコート(図示せず)を形成し
た。
【0017】以上のウェハ工程を終えた後、ウェハをバ
ー形状に切り出す工程、バーの媒体対向面を研磨する工
程を順次行い、その後、媒体対向面に露出した書き込み
磁極8の幅を規定するための凹部10の形成を行なっ
た。この凹部10の形成は集束イオンビーム(FIB)
を用いて行なった。具体的にはまずAu電極部5の端部
5aの位置の画像認識を行い、この位置を基準に凹部加
工ボックス10を配置した後、Gaイオンビームを用
い、加速電圧50kVで所定のDose量を凹部加工ボ
ックス11の位置に照射した。このときAu電極部5の
端部5aと加工ボックス11の位置関係は、読み出しト
ラック幅と書き込みトラック幅の位置ずれ量がゼロとな
るように設定した。また、書き込みトラック幅に相当す
る磁極8の残し幅は0.5μmとし、凹部10の深さは
1μmとした。
ー形状に切り出す工程、バーの媒体対向面を研磨する工
程を順次行い、その後、媒体対向面に露出した書き込み
磁極8の幅を規定するための凹部10の形成を行なっ
た。この凹部10の形成は集束イオンビーム(FIB)
を用いて行なった。具体的にはまずAu電極部5の端部
5aの位置の画像認識を行い、この位置を基準に凹部加
工ボックス10を配置した後、Gaイオンビームを用
い、加速電圧50kVで所定のDose量を凹部加工ボ
ックス11の位置に照射した。このときAu電極部5の
端部5aと加工ボックス11の位置関係は、読み出しト
ラック幅と書き込みトラック幅の位置ずれ量がゼロとな
るように設定した。また、書き込みトラック幅に相当す
る磁極8の残し幅は0.5μmとし、凹部10の深さは
1μmとした。
【0018】続いてFIBにより形成された凹部10を
埋め込むために媒体対向面に膜厚2μmのAl2 O3 膜
をスパッタ法により形成した。このとき基板バイアスを
印加することにより凹部10内のAl2 O3 膜の充填率
を高める施策を行なった。続いて再びバーの媒体対向面
の研磨(ポールハイト研磨)を行なった。再研磨量は
0.5μmとし、結果的に凹部10の深さは0.5μm
となった。最後にバーを所定のスライダ形状に加工・切
断し、サスペンションとのアセンブリ工程を経て磁気抵
抗効果型ヘッドの作製が完了した。比較例1 実施例に示した磁気抵抗効果型複合ヘッドに対し、比較
のために書き込み磁極8の幅を規定する凹部形成を、書
き込み磁極8自身を基準として加工を行なった磁気抵抗
効果型複合ヘッドを作製した。なお、それ以外の工程は
上記実施例と全く同一である。作製された磁気抵抗効果
型複合ヘッドに対し、読み出しトラック位置と書き込み
トラック位置との位置関係、即ち、両者の位置ずれを評
価した。目的とする位置ずれ量に対し、本発明による磁
気抵抗効果型複合ヘッドではばらつきの標準偏差σの3
倍値が0.08μmであったのに対し、比較として作製
した磁気抵抗効果型複合ヘッドでは0.3μmであり、
本発明における位置決め精度向上が顕著であった。これ
は本発明の場合は加工位置決め精度が主にFIB加工の
精度のみにより決定されるのに対し、比較例の場合はウ
ェハ工程での読み出しトラック位置と書き込みトラック
位置の位置関係のずれが重畳された結果によると考えら
れる。その結果、本発明による磁気抵抗効果型複合ヘッ
ドの製造方法においては、高い製造歩留まりが得られ
た。比較例2 実施例に示した磁気抵抗効果型複合ヘッドに対し、比較
のために磁気抵抗効果素子にセンス電流を供給する電極
部5を構成する材料としてCu膜を用いた磁気抵抗効果
型複合ヘッドを作製した。なお、それ以外の工程は上記
実施例と全く同一である。作製された磁気抵抗効果型複
合ヘッドに対し、読み出しトラック位置と書き込みトラ
ック位置の位置関係を評価した。目的とする位置ずれ量
に対し、本発明による磁気抵抗効果型複合ヘッドでは、
ばらつきの標準偏差σの3倍値が0.08μmであった
のに対し、比較として作製した磁気抵抗効果型複合ヘッ
ドでは0.35μmであり、本発明における位置決め精
度向上が顕著であった。これは本発明の場合は磁気抵抗
効果素子にセンス電流を供給する電極部5を構成する材
料としてAu膜を用いているため、比較例で作製したC
u膜を用いた場合に比べ読み出しトラック位置の画像認
識信号の強度が大きくなり、その結果より高精度に読み
出しトラック位置を認識できたためと考えられる。その
結果、本発明による磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方
法においては、高い製造歩留まりが得られた。
埋め込むために媒体対向面に膜厚2μmのAl2 O3 膜
をスパッタ法により形成した。このとき基板バイアスを
印加することにより凹部10内のAl2 O3 膜の充填率
を高める施策を行なった。続いて再びバーの媒体対向面
の研磨(ポールハイト研磨)を行なった。再研磨量は
0.5μmとし、結果的に凹部10の深さは0.5μm
となった。最後にバーを所定のスライダ形状に加工・切
断し、サスペンションとのアセンブリ工程を経て磁気抵
抗効果型ヘッドの作製が完了した。比較例1 実施例に示した磁気抵抗効果型複合ヘッドに対し、比較
のために書き込み磁極8の幅を規定する凹部形成を、書
き込み磁極8自身を基準として加工を行なった磁気抵抗
効果型複合ヘッドを作製した。なお、それ以外の工程は
上記実施例と全く同一である。作製された磁気抵抗効果
型複合ヘッドに対し、読み出しトラック位置と書き込み
トラック位置との位置関係、即ち、両者の位置ずれを評
価した。目的とする位置ずれ量に対し、本発明による磁
気抵抗効果型複合ヘッドではばらつきの標準偏差σの3
倍値が0.08μmであったのに対し、比較として作製
した磁気抵抗効果型複合ヘッドでは0.3μmであり、
本発明における位置決め精度向上が顕著であった。これ
は本発明の場合は加工位置決め精度が主にFIB加工の
精度のみにより決定されるのに対し、比較例の場合はウ
ェハ工程での読み出しトラック位置と書き込みトラック
位置の位置関係のずれが重畳された結果によると考えら
れる。その結果、本発明による磁気抵抗効果型複合ヘッ
ドの製造方法においては、高い製造歩留まりが得られ
た。比較例2 実施例に示した磁気抵抗効果型複合ヘッドに対し、比較
のために磁気抵抗効果素子にセンス電流を供給する電極
部5を構成する材料としてCu膜を用いた磁気抵抗効果
型複合ヘッドを作製した。なお、それ以外の工程は上記
実施例と全く同一である。作製された磁気抵抗効果型複
合ヘッドに対し、読み出しトラック位置と書き込みトラ
ック位置の位置関係を評価した。目的とする位置ずれ量
に対し、本発明による磁気抵抗効果型複合ヘッドでは、
ばらつきの標準偏差σの3倍値が0.08μmであった
のに対し、比較として作製した磁気抵抗効果型複合ヘッ
ドでは0.35μmであり、本発明における位置決め精
度向上が顕著であった。これは本発明の場合は磁気抵抗
効果素子にセンス電流を供給する電極部5を構成する材
料としてAu膜を用いているため、比較例で作製したC
u膜を用いた場合に比べ読み出しトラック位置の画像認
識信号の強度が大きくなり、その結果より高精度に読み
出しトラック位置を認識できたためと考えられる。その
結果、本発明による磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方
法においては、高い製造歩留まりが得られた。
【0019】以上に示した実施例及び比較例の結果か
ら、書き込み磁極8の幅を規定するための凹部10を形
成する際に、磁気抵抗効果素子にセンス電流を供給する
電極部5の端部5aを基準に行なうと共に、電極部5を
Au膜により形成することにより、読み出しトラック位
置と書き込みトラック位置の位置関係を高精度に規定で
きることがわかった。なお、電極部5を構成する材料は
Au以外に、Pt,W,Taであっても同様の効果が得
られた。
ら、書き込み磁極8の幅を規定するための凹部10を形
成する際に、磁気抵抗効果素子にセンス電流を供給する
電極部5の端部5aを基準に行なうと共に、電極部5を
Au膜により形成することにより、読み出しトラック位
置と書き込みトラック位置の位置関係を高精度に規定で
きることがわかった。なお、電極部5を構成する材料は
Au以外に、Pt,W,Taであっても同様の効果が得
られた。
【0020】
【発明の効果】本発明に係わる磁気抵抗効果型複合ヘッ
ドの製造方法は、上述のように構成したので、書き込み
時のサイドフリンジ磁界を低減すると共に、特に、書き
込み幅が1μm以下という狭幅の状態でも、書き込みト
ラック位置と読み出しトラック位置との位置関係を厳密
に管理することが可能となり、著しく歩留まりを向上さ
せることが出来た。
ドの製造方法は、上述のように構成したので、書き込み
時のサイドフリンジ磁界を低減すると共に、特に、書き
込み幅が1μm以下という狭幅の状態でも、書き込みト
ラック位置と読み出しトラック位置との位置関係を厳密
に管理することが可能となり、著しく歩留まりを向上さ
せることが出来た。
【図1】本発明の実施例の磁気抵抗効果型複合ヘッドの
製造方法を示す図であり、(a)〜(d)は、磁気ディ
スク装置として組み立てられたときの、磁気記録媒体の
表面に平行な面で切ったときの断面図である。
製造方法を示す図であり、(a)〜(d)は、磁気ディ
スク装置として組み立てられたときの、磁気記録媒体の
表面に平行な面で切ったときの断面図である。
【図2】磁気抵抗効果素子にセンス電流を供給する電極
部を形成する際の工程を示し、フォトレジストマスクを
用いてスパッタ成膜後リフトオフする工程において、
(a)は粒子の指向性の高いイオンビームスパッタを用
いた場合の電極端部の形状を説明する断面図、(b)は
通常の高周波スパッタ法を用いた場合の電極端部の形状
を説明する断面図である。
部を形成する際の工程を示し、フォトレジストマスクを
用いてスパッタ成膜後リフトオフする工程において、
(a)は粒子の指向性の高いイオンビームスパッタを用
いた場合の電極端部の形状を説明する断面図、(b)は
通常の高周波スパッタ法を用いた場合の電極端部の形状
を説明する断面図である。
【図3】読み出し用の磁気抵抗効果型ヘッドと書き込み
用のインダクティブヘッドが複合された従来の磁気抵抗
効果型複合ヘッドを説明する図である。
用のインダクティブヘッドが複合された従来の磁気抵抗
効果型複合ヘッドを説明する図である。
【図4】従来の磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法を
示す図である。
示す図である。
【符号の説明】 1 磁気シールド 2a,2b 読み出しギャップ 3 磁気抵抗効果素子 4 バイアス磁界印加部 5 電極部 5a 電極部の端部 6 磁気シールド兼第1の磁極 7 書き込みギャップ 8 第2の磁極 10 凹部 11 凹部加工ボックス 20 フォトレジスト
Claims (7)
- 【請求項1】 磁気記録媒体上の磁界を感知する磁気抵
抗効果素子と、この磁気抵抗効果素子にセンス電流を供
給する電極部とが、磁気ギャップを介して対向して設け
られた一対の第1の磁気シールド及び第2の磁気シール
ド間に設けられた磁気抵抗効果型ヘッドと、 前記第2の磁気シールドを磁極とする第1の磁極と、前
記第2の磁気シールドに対して前記磁気抵抗効果素子が
設けられた側と反対側に形成された第2の磁極と、前記
第1の磁極及び第2の磁極を励磁するためのコイルとか
らなり、前記第1の磁極と第2の磁極との間に設けられ
た書き込み磁気ギャップから発生する磁界により前記磁
気記録媒体上に情報の書き込みを行なうインダクティブ
型ヘッドとで構成した磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造
方法において、 磁気記録媒体と対向する面に前記第1の磁極および第2
の磁極の幅を規定するための凹部を形成すると共に、前
記凹部は前記電極部の端部を基準に形成することを特徴
とする磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法。 - 【請求項2】 前記電極部を、Au、Pt、W、Taか
ら選ばれる材料で形成することを特徴とする請求項1記
載の磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法。 - 【請求項3】 前記電極部を形成する工程が、フォトレ
ジストマスクを用いてスパッタ成膜後リフトオフする工
程を含み、前記スパッタ成膜がスパッタ粒子の指向性の
高いスパッタ法を用いることを特徴とする請求項1又は
2記載の磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法。 - 【請求項4】 前記電極部を形成するスパッタ成膜法に
イオンビームスパッタを用いることを特徴とする請求項
1乃至3の何れかに記載の磁気抵抗効果型複合ヘッドの
製造方法。 - 【請求項5】 前記凹部を形成後、この凹部内に非磁性
材料を充填し、その後、前記非磁性膜が形成された面を
研磨し所定の形状にすることを特徴とする請求項1乃至
4の何れかに記載の磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方
法。 - 【請求項6】 前記磁極の幅が1μm以下となるように
前記凹部を形成することを特徴とする請求項1乃至5の
何れかに記載の磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法。 - 【請求項7】 前記凹部の形成は、集束イオンビームを
用いて行なうことを特徴とする請求項1乃至6の何れか
に記載の磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32182298A JP3180906B2 (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | 磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法 |
US09/438,059 US6445550B1 (en) | 1998-11-12 | 1999-11-10 | Method of manufacturing magnetoresistive/inductive composite head and magnetoresistive/inductive composite head |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32182298A JP3180906B2 (ja) | 1998-11-12 | 1998-11-12 | 磁気抵抗効果型複合ヘッドの製造方法 |
Publications (2)
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