JP2002353538A - 磁気検出素子、磁気検出素子の製造方法及び磁気ヘッド - Google Patents

磁気検出素子、磁気検出素子の製造方法及び磁気ヘッド

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JP2002353538A
JP2002353538A JP2001162002A JP2001162002A JP2002353538A JP 2002353538 A JP2002353538 A JP 2002353538A JP 2001162002 A JP2001162002 A JP 2001162002A JP 2001162002 A JP2001162002 A JP 2001162002A JP 2002353538 A JP2002353538 A JP 2002353538A
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layer
terminal
magnetoresistive element
magnetic
gap
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JP2001162002A
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Kenji Honda
賢治 本田
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高記録密度によるトラック幅の狭化に伴い、
ギャップ層が薄くなる傾向のなかで、電極層とシールド
層との間で電気絶縁性の低下、さらには電極層の抵抗値
増大を抑制する。 【解決手段】基板12上に形成した下部シールド層14
及び下部ギャップ層15と、前記下部ギャップ層15上
に形成した磁気抵抗効果素子2と、前記磁気抵抗効果素
子2上に設けられた上部ギャップ層37と、前記上部ギ
ャップ層37上に設けられた上部シールド層38とを有
する。磁気抵抗効果素子2の両側領域には、トラック幅
方向に間隔を開けて形成された一対の端子層(32、3
3、34、35)が複数層積層され、上層の端子層35
についての一対の端子層のトラック幅方向での間隔が、
下層の端子層(32、33、34)についての間隔より
広く設定され、積層面での下層の端子層(32、33、
34)の面積が、上層の端子層35の面積より小さく設
定され、下層の端子層(32、33、34)の外周と、
上層の端子層35の下側とが絶縁性材料からなる絶縁層
16で埋められている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、磁気抵抗効果を利用して
高密度記録情報の読み取りを行うことができる、磁気検
出素子、磁気検出素子の製造方法及び磁気ヘッドに関す
るものである。
【0002】
【従来技術及びその問題点】近年、高密度記録システム
における磁気ヘッドとして、磁気抵抗効果素子の電気抵
抗が記録媒体からの信号磁界によって変化する、所謂、
磁気抵抗効果を利用した磁気ヘッドが注目されている。
ここで、1枚の基板(ウェハ)上に複数の磁気検出素子
が形成され、前記基板(ウェハ)から磁気検出素子が個
々に切出されて製品としての磁気ヘッドとして完成され
る。以下では、基板上に形成される磁気検出素子の状態
を対象として説明する。
【0003】従来の磁気検出素子は図16(A)、
(B)に示すように、図示しない基板上に下部シールド
層101と下部ギャップ層102とを順に形成し、前記
下部ギャップ層102上に磁気抵抗効果を発揮する磁気
抵抗効果素子103をパターニングして形成し、パター
ニングされた磁気抵抗効果素子103を挟んで該磁気抵
抗効果素子103の両側に、前記磁気抵抗効果素子10
3にバイアス磁界を印加するハードバイアス層104
と、前記磁気抵抗効果素子103に電流を供給する電極
層105を形成し、さらに上部ギャップ層層106と上
部シールド層107とを順に形成した構造に構成され
る。
【0004】ところで、記録媒体に磁気記録するデータ
密度が増加する傾向にあり、この高記録密度化に伴い磁
気ヘッドの狭ギャップが要求されている。この要求に対
応すると、上部ギャップ層106を挟んで上下に対峙す
る上部シールド層107と電極層105との間及び、下
部シールド層101とハードバイアス層104との間の
絶縁耐圧性が低下して絶縁性が著しく低下するという問
題が生じている。
【0005】その理由について説明すると、図16に示
すように、電極層105はハードバイアス層104上に
形成されることが多く、電極層105とハードバイアス
層104との合計膜圧は磁気抵抗効果素子103の膜厚
と比較して厚くなり、したがって電極層105が磁気抵
抗効果素子103に接合する端部の傾斜部105の傾斜
角度が急であり、このことにより、電極層105の傾斜
部105aでの段差が大きくなる。
【0006】前記段差をもったままで電極層105の全
面に上部ギャップ層層106を形成すると、この段差部
分で上部ギャップ層106のカバレージ性が低下し、電
極層105の傾斜部105aでの上部ギャップ層106
の膜厚が薄くなり、この部分での絶縁耐圧が低下するこ
ととなり、上部ギャップ層106を挟んで上下に対峙す
る上部シールド層107と電極層105との間の絶縁耐
圧性が低下して絶縁性が低下する原因であることが分か
った。
【0007】また、下部シールド層101に下部ギャッ
プ層102を介して対向するハードバイアス層104の
面積は、磁気抵抗効果素子103の面積と比較して著し
く大きく、下部ギャップ層102の欠陥等により絶縁耐
圧性が低下する虞がある。
【0008】
【発明の目的】本発明の目的は、電極層とシールド層と
の間の電気絶縁性を高めるとともに、狭ギャップに対応
した高記録密度を達成可能な磁気検出素子、磁気検出素
子の製造方法及び磁気ヘッドを得ることにある。
【0009】
【発明の概要】前記目的を達成するため、本発明に係る
磁気検出素子は、基板上に、下部シールド層と、前記下
部シールド層上に形成された下部ギャップ層と、前記下
部ギャップ層上に形成された磁気抵抗効果素子と、前記
磁気抵抗効果素子上に形成された上部ギャップ層と、前
記上部ギャップ層上に形成された上部シールド層とを有
し、前記磁気抵抗効果素子の両側領域に、トラック幅方
向に間隔を開けて形成された一対の端子層が少なくとも
2層積層され、上層の端子層についての前記一対の端子
層のトラック幅方向での間隔が、下層の端子層について
の前記間隔より広く設定され、積層面での前記下層の端
子層の面積が、前記上層の端子層の前記面積より小さく
設定され、前記下層の端子層の外周と、前記上層の端子
層の下側とが絶縁性材料で埋められていることを特徴と
する。
【0010】また、前記下層の端子層の外周と、前記上
層の端子層の下側を埋めている前記絶縁性材料からなる
絶縁層が、磁気抵抗効果素子のハイト方向の後方端の周
りまで形成され、前記絶縁層の高さが磁気抵抗効果素子
の高さ位置にあることが望ましい。また前記一対の上層
の端子層が対向する端子層の端縁が傾斜面をなすことが
望ましい。
【0011】また前記下部シールド層上に形成される下
部ギャップ層が、トラック幅方向に間隔を開けて形成さ
れた一対の絶縁性材料からなる補助ギャップ層と、前記
下部シールド層上と前記補助ギャップ層上にかけて形成
された絶縁性材料からなる絶縁層とから形成されていて
もよい。また前記磁気抵抗効果素子が、少なくとも反強
磁性層と、前記反強磁性層との交換結合磁界により磁化
方向が固定される固定磁性層と、非磁性材料層と、磁化
が外部磁界に対し変動するフリー磁性層とを有する構成
のものであってもよい。
【0012】また前記磁気抵抗効果素子の両側領域にト
ラック幅方向に間隔を開けて形成された一対の導電材料
からなる端子層が、前記磁気抵抗効果素子にバイアス磁
界を印加するバイアス層であってもよい。また前記端子
層が、複数の導電性材料の層で形成されているものであ
ってもよい。
【0013】また本発明に係る磁気ヘッドは、前記磁気
検出素子を有して構成されている。
【0014】また本発明に係る磁気ヘッドの製造方法
は、(a)基板上に、少なくとも下部シールド層、下部
ギャップ層及び磁気抵抗効果素子層を形成する工程と、
(b)前記磁気抵抗効果素子層のトラック幅方向の両側
領域を削る工程と、(c)前記磁気抵抗効果素子層のト
ラック幅方向に所定の間隔を開けて一対の第1の端子層
を形成する工程と、(d)前記第1の端子層の周囲及び
前記磁気抵抗効果素子層のハイト方向の後方端の周りを
絶縁性材料からなる中間絶縁層で埋める工程と、(e)
前記第1の端子層及び前記中間絶縁層上に少なくとも一
層の対をなす第2の端子層を、前記第1の端子層の形成
間隔よりも前記磁気抵抗効果素子のトラック幅方向の間
隔を広げて形成する工程と、(f)少なくとも前記磁気
抵抗効果素子層、第1の端子層及び前記第2の端子層上
に上部ギャップ層を形成する工程と、(g)前記上部ギ
ャップ層上に上部シールド層を形成する工程とを含むこ
とを特徴とする。
【0015】また、前記(a)の工程において、基板上
に、前記下部シールド層を形成した後、さらに、前記磁
気抵抗効果素子のトラック幅方向に間隔を開けて絶縁材
料からなる一対の補助ギャップ層を形成し、前記下部ギ
ャップ層が、前記下部シールド層上と前記補助ギャップ
層上にかけて形成され、その後、前記下部シールド層上
に形成された下部ギャップ層上に前記磁気抵抗効果素子
層を形成するようにしてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。図1(A)は本
発明の第1の実施形態に係る磁気ヘッド素子1aの構造
をABS面から見た断面図、図1(B)は磁気抵抗効果素
子と端子層との関係を示す平面図である。また図2は本
発明の第1の実施形態に係る磁気ヘッド素子1aの構造
をハイト方向(図1のY方向)に断面した断面図、図3
は本発明の第1aの実施形態に係る磁気ヘッド素子1a
の構造を分解した斜視図である。また図において、Xは
トラック幅方向、Yはハイト方向、Zは積層(高さ)方
向を示す。
【0017】図1、図2及び図3に示す実施形態の磁気
ヘッド素子1aは、基板(ウェハ)12上に保護膜13
を介して下部シールド層14が形成され、下部シールド
層14上に下部ギャップ層15が形成され、下部ギャッ
プ層15上に磁気抵抗効果素子2が形成されている。こ
の実施形態に係る磁気ヘッド素子1aの磁気抵抗効果素
子2には、巨大磁気抵抗効果を利用したGMR(giant
magnetoresistance)素子の一種であるボトムスピンバ
ルブ型の磁気抵抗効果素子を用いている。このボトムス
ピンバルブ型磁気抵抗効果素子2は、少なくとも下から
反強磁性層、固定磁性層、非磁性導電層、フリー磁性層
を有し、これらの各層が図示した上下関係の積層順に形
成した構造のものであり、この磁気抵抗効果素子2の幅
寸法(Tw)は記録媒体のトラック幅Twに対応して設
定されている。また磁気抵抗効果素子2にはボトムスピ
ンバルブ型磁気抵抗効果素子を用いたが、トップスピン
バルブ型磁気抵抗効果素子を用いてもよい。ここに、ト
ップスピンバルブ型磁気抵抗効果素子は、少なくとも下
からフリー磁性層、非磁性導電層、固定磁性層、反強磁
性層となる積層関係に各層を形成した構造のものであ
る。またデュアルスピンバルブ型磁気抵抗効果素子を用
いてもよい。ここに、デュアルスピンバルブ型磁気抵抗
効果素子は、フリー磁性層を中心としてその上下に積層
された非磁性導電層と、一方の非磁性導電層の上及び他
方の非磁性導電層の下に形成された固定磁性層と、一方
の固定磁性層の上及び他方の固定磁性層の下に形成され
た反強磁性層とを有する構造のものである。また磁気抵
抗効果素子としては、いわゆる巨大磁気抵抗効果を発揮
する磁気抵抗効果素子(GMR)を用いたが、異方性磁
気抵抗効果を発揮するAMR(anisotropic magnetore
sistance effct)素子であってもよく、要は、記録媒
体からの信号磁界により電気抵抗が変化する特性をもつ
ものであれば、記述した磁気抵抗効果素子に限定される
ものではない。
【0018】さらに前記磁気抵抗効果素子2のトラック
幅方向の両側領域に接合して対をなす複数の端子層(3
2、33、34、35)が設けられ、前記端子層(3
2、33、34、35)は、少なくとも上下に2層形成
した端子層からなり、下層の端子層は導電材料からなる
複数の層(32、33、34)で形成されている。また
前記磁気抵抗効果素子2の両端部に接合して設けた対を
なす上層の端子層(35)は、上層の端子層35の端縁
35aを前記磁気抵抗効果素子2側から離間する方向に
後退させて傾斜面状に形成している。また上層の端子層
も、複数の導電性材料で形成されていてもよい。
【0019】この実施形態では、下部ギャップ層15上
にCr等の導電材料からなるバイアス下地層32を介し
てCoPt等の導電材料からなるバイアス層33が磁気
抵抗効果素子2の両端部に接合され、バイアス層33上
にCr等の導電材料からなる電極層34が形成され、電
極層34が磁気抵抗効果素子2の両端部に接合されてい
る。ここに、バイアス層33は磁気抵抗効果素子2にバ
イアス磁界を印加し、例えば磁気抵抗効果素子2がGM
R素子である場合、フリー磁性層の磁化方向を一定方向
に揃えることができる。またバイアス層33は、導電性
材料であるので、磁気抵抗効果素子2にセンス電流を供
給することができる。電極層34は、バイアス層33上
で平坦化され、電極層35からの電流を低抵抗値でバイ
アス層33に流すようになっている。
【0020】この実施形態では、下層の端子層を形成す
るバイアス層33は、磁気抵抗効果素子2にハードバイ
アス磁界を印加するハードバイアス層としたが、バイア
ス層33は磁気抵抗効果素子2に交換バイアス磁界を印
加する反強磁性層と強磁性層の積層構造を有するエクス
チェンジバイアス層とするようにしてもよい。
【0021】そして前記下部ギャップ層15上の前記磁
気抵抗効果素子2及び端子層(32、33、34、3
5)上に上部ギャップ層37が設けられ、前記上部ギャ
ップ層37上に上部シールド層38が設けられている。
【0022】したがって、この実施形態によれば、磁気
抵抗効果素子2の両側領域に、トラック幅方向に間隔を
開けて形成された一対の端子層(32、33,34、3
5)が少なくとも2層積層され、上層の端子層35につ
いての磁気抵抗効果素子2のトラック幅方向での間隔
が、下層の端子層(32,33,34)についての前記
間隔より広く設定されているため、上層の端子層35の
端縁35aと磁気抵抗効果素子2との間の距離を可及的
に広げることにより、上層の端子層35の端縁35aと
磁気抵抗効果素子2とにかけて形成される上部ギャップ
層37のカバレージ性が改善されて所定の膜厚を確保す
ることができ、上部ギャップ層37を挟んで上下に対峙
する上部シールド層38と電極層34、35との間の絶
縁耐圧性を向上することができる。
【0023】さらに図1(A)に示すように上層の端子
層(電極層35)の端縁35aに、磁気抵抗効果素子2
のトラック幅方向に傾斜する傾斜面を形成することによ
り、上層の電極層35の端縁35aと磁気抵抗効果素子
2とが接合する領域での段差を小さくすることができ、
この段差部分での上部ギャップ層37のカバレージ性を
向上させて所定の膜厚を確保することができ、上部ギャ
ップ層37を挟んで上下に対峙する上部シールド層38
と電極層34、35との間の絶縁耐圧性を向上すること
ができる。
【0024】さらに図1(B)に示すように、積層面で
の下層の端子層(32、33、34)の面積が、上層の
端子層35の面積より小さく設定され、下層の端子層
(32、33、34)の外周と、上層の端子層35の下
側とが絶縁性材料からなる絶縁層16で埋められてい
る。これにより、下部シールド層14と端子層、特に上
層の端子層35との間の絶縁層16の膜厚を増加させ、
ピンホール等の欠陥による絶縁層16の絶縁性の不良と
なる確立を下げ、絶縁耐圧性を向上させることができ
る。
【0025】以上のように、この実施形態では、下部ギ
ャップ層15、上部ギャップ層37の狭ギャップ化によ
っても十分な絶縁性を確保することができる。
【0026】この実施形態では、図3に示すように下層
の端子層(32、33、34)の外周と、上層の端子層
35の下側を埋めている絶縁層16が、磁気抵抗効果素
子2のハイト方向の後方端の周りまで形成され、絶縁層
16の高さが磁気抵抗効果素子2の高さ位置にある。
【0027】したがって、上部ギャップ層37と上部シ
ールド層38が落ち込むことがなく、上部ギャップ層3
7が上部シールド層38と磁気抵抗効果素子2との間を
確実に絶縁することができる。
【0028】また磁気ヘッド素子1aの製造工程では、
下層の電極層(32、33、34)に対してハイト方向
(Y方向)での寸法を規定するイオンミリング加工が行
われるが、この実施形態では、図1(B)に示すように上
下に2層に形成した端子層(32、34、35)のう
ち、下層の端子層(32、33、34)の積層面積が上
層の端子層35の積層面積より小さく設定して形成して
いるため、ハイト方向でのイオンミリング加工時に下層
の端子層(32、33、34)の外縁をイオンミリング
加工で切削される割合が小さくなり、下層の端子層(3
2、33、34)の導電領域が縮小して電気抵抗が増大
するという問題の発生を抑制することができる。
【0029】さらに図3に示すように絶縁層16は、下
層の端子層(32、33、34)の周縁を取り囲むよう
にハイト方向の奥部に回り込んで形成され、下層の端子
層(32、33、34)より面積が大きい上層の端子層
35が下層の端子層(32、33、34)及び絶縁層1
6上に渡って形成される。
【0030】したがって図2に示すように、上層の端子
層35の平面度を保って上部ギャップ層37の全面を所
定膜厚に形成することができ、上層の電極層35と上部
シールド層38との絶縁耐圧を低下することがなく、設
計値の絶縁耐圧を得ることができる。
【0031】なお、この実施形態では、磁気抵抗効果素
子2の両端に接合する端子層は、上下2層に分割した
が、その分割数は2層に限定されるものではなく、2層
以上に分割してもよいものである。
【0032】また図1の状態では、基板12上に磁気ヘ
ッド素子1aがマトリックス状に形成されるが、下部シ
ールド層14、下部ギャップ層15、磁気抵抗効果素子
2、下層の端子層(32、33、34)、上層の端子層
35、上部ギャップ層37、上部シールド層38を1ユ
ニットとして基板12から個々に切り出して製品として
の磁気ヘッドが形成される。この磁気ヘッドは、図示し
ないハードディスク装置等の磁気記録装置に設けられた
浮上式スライダのトレーリング側端部に取付けられ、図
示しない記録媒体に記録されている記録磁気データを読
み出す。図1において、磁気式でデータが記録される記
録媒体の移動方向はZ方向であり、この記録媒体からの
信号磁界がY方向から磁気抵抗効果素子2に作用する。
なお、図1に示す磁気ヘッド素子1aは、記録媒体から
の記録データを再生する再生用として使用するが、図1
に示す上部シールド層38上に、記録媒体にデータを書
き込む記録用のインダクティブ磁気ヘッドを形成するよ
うにしてもよい。
【0033】次に、本発明の第2の実施形態を図4及び
図5に基づいて説明する。図4(A)は本発明の第2の
実施形態に係る磁気ヘッド素子1bの構造をABS面か
ら見た断面図、図4(B)は磁気抵抗効果素子と端子層と
の関係を示す平面図である。なお、この実施形態におい
て第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して重複
説明を避ける。
【0034】この薄膜磁気ヘッド素子1bでは、下部シ
ールド層14と下部ギャップ層15との間に補助ギャッ
プ層17を設けている。この補助ギャップ層17は下部
シールド層14と下部ギャップ層15との間に設けら
れ、かつ絶縁層16と下部シールド層14との間に伸び
て形成されている。
【0035】この実施形態によれば、補助ギャップ層1
7の膜厚により、下部シールド層14と端子層、特に上
層の端子層35との間隔を広げることができ、さらに絶
縁性を向上させることができる。
【0036】なお、以上の実施形態では、記録媒体から
の信号磁界による磁気抵抗効果素子2の電気抵抗の変化
に基いて記録媒体のデータを再生する磁気ヘッド素子に
本発明の磁気検出素子を適用したが、これに限定される
ものではなく、本発明の磁気検出素子は、磁気センサー
に適用してもよい。
【0037】次に図4及び図5に示す磁気ヘッド素子の
製造方法を図6〜図16を用いて工程順に説明する。
【0038】図6に示すように、先ず例えばアルチック
(アルミナチタンカーバイト、AlTiC)などのセラ
ミックス材料からなる基板12(ウェハ)上にアルミナ
(Al23)などの保護層(アンダコート)13を形成
し、前記保護層13上に下部シールド層14を形成す
る。
【0039】次に図7(A)、(B)に示すように、下
部シールド層14上に補助ギャップ層17を形成し、前
記補助ギャップ層17の磁気ヘッド素子形成領域をエッ
チング加工して側縁がテーパの開口17aを形成し、こ
の開口17a内に下層シールド層14の一部を露出さ
せ、この露出した下層シールド層14を覆うマスクR1
を形成する。
【0040】このマスクR1は、断面形状がT型形状を
なすものであり、露出した下部シールド層14から立上
がり、横方向に張り出した鍔部R1aで補助ギャップ層
17の開口17aの縁部に形成されるテーパ状側縁の一
部をハイト方向(図7(B)のY方向)に覆う(図7
(B)の斜線部分)構造になっており、T型の庇部と下
部シールド層14との間にリフトオフ用の切り込みが確
保されている。
【0041】引続いて、マスクR1の部分にレジストの
エッチング液を流し込み、補助ギャップ層17の開口1
7aの縁部に形成されるテーパ状側縁の傾斜角度を緩や
かな角度にエッチングし、そのマスクR1をリフトオフ
させる。
【0042】次に図8に示すように、下層絶縁層17の
開口17aを含む全面に下部ギャップ層15を形成し、
下部ギャップ層15上に磁気抵抗効果素子層20を形成
する。
【0043】次に図9に示すように、磁気抵抗効果素子
層20上にパターニング用のマスクR2を形成し、引続
いて図10に示すように、イオンミリング加工により磁
気抵抗効果素子層20を点線で示すようにエッチングし
て磁気抵抗効果素子層20のトラック幅方向の両側領域
20bをエッチングして削り取り、パターニングした磁
気抵抗効果素子2を下部ギャップ層15上に形成する。
この場合、下部ギャップ層15は点線で示すようにオー
バーエッチングする。
【0044】次に図11に示すように、図10のマスク
R2で磁気抵抗効果素子2を覆ったままで下部ギャップ
層15上に、バイアス下地層32、バイアス層33、下
層の電極層34を順に形成する。ここに、導電性材料か
らなる層32、33、34により下層の端子層が形成さ
れる。
【0045】前記成膜後にT型マスクR3を磁気抵抗効
果素子2上に形成し、T型マスクR3を用いたリフトオ
フ法により磁気抵抗効果素子2の周囲に成膜された膜を
成形して余分な膜を削除する。
【0046】なお、バイアス下地層32は、Cr,W,
Mo,V,Mn,Nb,Taのうちいずれか1種以上を
選択できる。このうちCr膜でバイアス下地層32を形
成することが好ましい。バイアス層33は、CoPt合
金、CoPtCr合金などにより成膜する。下層の電極
層34は、CrやAuなどでスパッタ成膜する。なお、
バイアス下地層32、バイアス層33、下層の電極層3
4は、垂直方向(図示Z方向)に対してスパッタ粒子入
射角度θをもってスパッタ成膜する。
【0047】次に図12(A)に示すように、前記電極
層34上にマスクR4を形成する。このマスクR4は、
磁気抵抗効果素子2の両端部に接合する1対の電極層3
4の形状に整形されおり、マスクR4は電極層の形状を
規定すると共に、磁気抵抗効果素子2のハイト方向(図
12の上下方向)の寸法を規定する形状に形成されてい
る。
【0048】そして、マスクR4を用いてイオンミリン
グ加工により磁気ヘッドのハイト方向(図12の奥行き
方向)の寸法、形状を所望のものに成形する。
【0049】次に図13に示すように、パターニングさ
れた下層の電極層34をマスクR4で覆ったままで下層
の電極層34のハイト方向の周縁を取り囲んで絶縁層1
6を形成する。
【0050】次に図14に示すように、下層の電極層3
4及び絶縁層16上に上層の電極層35を形成する。一
対の上層の端子層のトラック幅方向の間隔は、一対の下
層の端子層のトラック幅方向の間隔よりも広く形成され
る。ここに、上層の電極層35から上層の端子層が形成
される。
【0051】前記成膜後にT型マスクR5を磁気抵抗効
果素子2上に形成し、T型マスクR5を用いたリフトオ
フ法により上層の電極層35の磁気抵抗効果素子2側の
端縁35aを下層の電極層34より磁気抵抗効果素子2
から離間する方向に後退させ、かつ上層の電極層35の
磁気抵抗効果素子2側の端縁35aの傾斜面の傾斜角度
を緩やかに形成し、また磁気抵抗効果素子2の周囲に成
膜された膜を成形して余分な膜を削除する。
【0052】次に図15に示すように、電気絶縁性の高
いセラミック、例えばアルミナ(Al23)などで上部
ギャップ層37を積層する。さらに、この上に上部シー
ルド層38を形成することにより図4に示す磁気ヘッド
素子1bが完成する。
【0053】なお、ここでは、図4に示す補助ギャップ
層17を有する磁気ヘッド素子1bの製造方法について
説明したが、図1に示す磁気ヘッド素子1aを製造する
場合には、補助ギャップ層17を形成する工程を除き、
同様の方法で製造することができるものである。
【0054】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、磁気抵抗
効果素子の両端に接合する端子層を少なくとも2分割し
て形成することにより、上部ギャップ層のカバレージ性
を改善することができ、ひいては絶縁耐圧を向上させる
ことができる。
【0055】さらに少なくとも2層に形成した下層の端
子層のパターンを上層の電極層のパターンより小さくす
ることにより、下層の端子層が下部ギャップ層を介して
下部シールド層に対面する面積を大幅に縮小することが
でき、ギャップ層の欠陥による絶縁不良の確立を大幅に
低減することができる。したがって、上部ギャップ層及
び下部ギャップ層の厚みを小さくすることができ、狭ギ
ャップに対応した高記録密度を達成可能となる。
【0056】さらに端子層のハイト方向への成形加工時
に端子層が切削される割合が少なくなるため、これによ
る電気抵抗の増加を少なく抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明の第1の実施形態に係る磁
気ヘッド素子をABS面側から見た部分断面図、図1
(B)はハイト方向での形状を示す説明図である。
【図2】図1におけるII−II線断面図である。
【図3】図1に示す磁気ヘッド素子の要部の構成を示す
分解斜視図である。
【図4】図4(A)は本発明の第2の実施形態に係る磁
気ヘッド素子をABS面側から見た断面図、図4(B)
はハイト方向での形状を示す説明図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
【図6】図4及び図5に示す磁気ヘッド素子の製造方法
を工程順に説明する断面図である。
【図7】図7(A)は、図4及び図5に示す磁気ヘッド
素子の製造方法を工程順に説明する断面図、図7(B)
はハイト方向での形状を示す図である。
【図8】図4及び図5に示す磁気ヘッド素子の製造方法
を工程順に説明する断面図である。
【図9】図4及び図5に示す磁気ヘッド素子の製造方法
を工程順に説明する断面図である。
【図10】図4及び図5に示す磁気ヘッド素子の製造方
法を工程順に説明する断面図である。
【図11】図4及び図5に示す磁気ヘッド素子の製造方
法を工程順に説明する断面図である。
【図12】図12(A)は、図4及び図5に示す磁気ヘ
ッド素子の製造方法を工程順に説明する断面図、図12
(B)はハイト方向でのエキストラギャップ層の形状を
示す説明図である。
【図13】図13(A)は、図4及び図5に示す磁気ヘ
ッド素子の製造方法を工程順に説明する断面図、図13
(B)はハイト方向での形状を示す説明図である。
【図14】図4及び図5に示す磁気ヘッド素子の製造方
法を工程順に説明する断面図である。
【図15】図4及び図5に示す磁気ヘッド素子の製造方
法を工程順に説明する断面図である。
【図16】図16(A)は、従来例の磁気ヘッド素子を
ABS面側から見た断面図、図16(B)図16(A)
のb−b線断面図である。
【符号の説明】
1a 1b 磁気ヘッド素子 2 磁気抵抗効果素子 12 基板 14 下部シールド層 15 下部ギャップ層 16 絶縁層 17 補助ギャップ層 20 磁気抵抗効果素子層 32 バイアス下地層(下層の端子層) 33 バイアス層(下層の端子層) 34 下層の電極層(下層の端子層) 35 上層の電極層(上層の端子層) 37 上部ギャップ層 38 上部シールド層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 43/12 G01R 33/06 R

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に、下部シールド層と、前記下部シ
    ールド層上に形成された下部ギャップ層と、前記下部ギ
    ャップ層上に形成された磁気抵抗効果素子と、前記磁気
    抵抗効果素子上に形成された上部ギャップ層と、前記上
    部ギャップ層上に形成された上部シールド層とを有し、 前記磁気抵抗効果素子の両側領域に、トラック幅方向に
    間隔を開けて形成された一対の端子層が少なくとも2層
    積層され、上層の端子層についての前記一対の端子層の
    トラック幅方向での間隔が、下層の端子層についての前
    記間隔より広く設定され、 積層面での前記下層の端子層の面積が、前記上層の端子
    層の前記面積より小さく設定され、 前記下層の端子層の外周と、前記上層の端子層の下側と
    が絶縁性材料で埋められていることを特徴とする磁気検
    出素子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の磁気検出素子において、 前記下層の端子層の外周と、前記上層の端子層の下側を
    埋めている前記絶縁材料からなる絶縁層が、磁気抵抗効
    果素子のハイト方向の後方端の周りまで形成され、前記
    絶縁層の高さが磁気抵抗効果素子の高さ位置にあること
    を特徴する磁気検出素子。
  3. 【請求項3】請求項1記載の磁気検出素子において、 前記一対の上層の端子層が対向する端子層の端縁が傾斜
    面をなすことを特徴とする磁気検出素子。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の磁気検出素子におい
    て、 前記下部シールド層上に形成される下部ギャップ層が、
    トラック幅方向に間隔を開けて形成された一対の絶縁性
    材料からなる補助ギャップ層と、前記下部シールド層上
    と前記補助ギャップ層上にかけて形成された絶縁性材料
    からなる絶縁層とから形成されていることを特徴とする
    磁気検出素子。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3又は4記載の磁気検出素
    子において、 前記磁気抵抗効果素子が、少なくとも反強磁性層と、前
    記反強磁性層との交換結合磁界により磁化方向が固定さ
    れる固定磁性層と、非磁性材料層と、磁化が外部磁界に
    対し変動するフリー磁性層とを有することを特徴とする
    磁気検出素子。
  6. 【請求項6】請求項1、2又は3記載の磁気検出素子に
    おいて、 前記磁気抵抗効果素子の両側領域にトラック幅方向に間
    隔を開けて形成された一対の導電材料からなる端子層
    が、前記磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を印加するた
    めのバイアス層であることを特徴とする磁気検出素子。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3又は6記載の磁気検出素
    子において、 前記端子層が、複数の導電性材料の層で形成されている
    ことを特徴とする磁気検出素子。
  8. 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか1項記載の磁気
    検出素子を有することを特徴とする磁気ヘッド。
  9. 【請求項9】(a)基板上に、少なくとも下部シールド
    層、下部ギャップ層及び磁気抵抗効果素子層を形成する
    工程と、 (b)前記磁気抵抗効果素子層のトラック幅方向の両側
    領域を削る工程と、 (c)前記磁気抵抗効果素子層のトラック幅方向に所定
    の間隔を開けて一対の第1の端子層を形成する工程と、 (d)前記第1の端子層の周囲及び前記磁気抵抗効果素
    子層のハイト方向の後方端の周りを絶縁性材料からなる
    中間絶縁層で埋める工程と、 (e)前記第1の端子層及び前記中間絶縁層上に少なく
    とも一層の対をなす第2の端子層を、前記第1の端子層
    の形成間隔よりも前記磁気抵抗効果素子のトラック幅方
    向の間隔を広げて形成する工程と、 (f)少なくとも前記磁気抵抗効果素子層、第1の端子
    層及び前記第2の端子層上に上部ギャップ層を形成する
    工程と、 (g)前記上部ギャップ層上に上部シールド層を形成す
    る工程とを含むことを特徴とする磁気検出素子の製造方
    法。
  10. 【請求項10】請求項9記載の磁気検出素子の製造方法
    において、 前記(a)の工程において、基板上に、前記下部シール
    ド層を形成した後、 さらに、前記磁気抵抗効果素子のトラック幅方向に間隔
    を開けて絶縁材料からなる一対の補助ギャップ層を形成
    し、 前記下部ギャップ層が、前記下部シールド層上と前記補
    助ギャップ層上にかけて形成され、 その後、前記下部シールド層上に形成された下部ギャッ
    プ層上に前記磁気抵抗効果素子層を形成することを特徴
    とする磁気検出素子の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7548400B2 (en) 2004-03-02 2009-06-16 Tdk Corporation Thin-film magnetic head comprising bias layers having a large length in track width direction
US7602589B2 (en) 2006-08-30 2009-10-13 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Magnetoresistive sensor having shape enhanced pinning and low lead resistance
US7656620B2 (en) 2005-12-06 2010-02-02 Tdk Corporation Magnetic head device provided with lead electrode electrically connected to magnetic shield layer

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