JP3180714B2 - 不揮発性メモリの製造方法 - Google Patents
不揮発性メモリの製造方法Info
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Description
トを備える不揮発性メモリセルを有する半導体装置およ
びその製造方法に関する。
き込み、消去動作が可能で、一括消去動作を行うフラッ
シュメモリのメモリセルの一例を図6に示す。同図
(a)はその平面図、同図(b)および図6(c)はそ
のEE線、FF線に沿う断面図である。1ビットのメモ
リセルは、P型シリコン基板101の表面に設けられた
1つのEEPROMからなる。このEEPROMは、N
型ソース領域108と、N型ドレイン領域107と、積
層されたトンネル酸化膜103、フローティングゲート
電極104、電極間絶縁膜105およびコントロールゲ
ート電極106とから構成されている。前記N型ソース
領域108およびN型ドレイン領域107は、それぞれ
コントロールゲート電極106に自己整合的に前記P型
シリコン基板101表面の素子形成領域に設けられてい
る。この素子形成領域は、図6(a)の縦方向および横
方向に直行する2つの方向にそれぞれ所要の間隔を有し
て設けられた格子状の領域からなり、この素子形成領域
に囲まれた素子分離領域にはフィールド酸化膜102が
設けられている。そして、前記コントロールゲート電極
106はワード線となり、同一のワード線に属するメモ
リセルのN型ソース領域108は共通になっている。な
お、隣接する2つのN型ソース領域108の間には2つ
のコントロールゲート電極106が設けられ、これら2
つのコントロール電極108の間にはN型ドレイン領域
107が設けられていることで、2つのN型ソース領域
108の間には、1つのN型ドレイン領域107を共有
した2つのメモリセルが縦方向に隣接配置される。ま
た、それぞれのN型ドレイン領域107に接続されるそ
れぞれのディジット線(ビット線)は、前記ワード線に
直交するように設けられている。
ルのコントロールゲート電極106に電源電圧、例えば
5Vより充分に高い電圧、例えば12Vを印加し、ディ
ジット線を介してそのメモリセルのN型ドレイン領域1
07に電源電圧より幾分高い電圧、例えば7Vを印加
し、P型シリコン基板101およびN型ソース領域10
8を接地した状態で、1ビット毎に行う。このとき、N
型ドレイン領域107側からホットキャリアとして発生
したうちの電子がフローティングゲート電極104に注
入され、書き込み前に電源電圧より低い正の値、例えば
2VであったメモリセルのVTM(見掛け上の閾値)が
電源電圧の値より高い値、例えば7V(この値は、容量
分割比により決定される範囲内において、上記バイアス
条件と消去時間とから定まる)になる。
は、例えば512kビット毎に行われる。図6に示した
メモリセルでは、フローティングゲート電極104に蓄
積された電子を、トンネル酸化膜103を介してソース
領域108へFNトンネル電流として流すことにより消
去が行われる。この方法をソース消去と呼ぶ。これは、
コントロールゲート電極106とP型シリコン基板10
1を接地電位とし、ソース領域108に電源電圧より充
分に高いバイアス、例えば9Vを印加して行われ、VT
Mが電源電圧より低い正の値(書き込み前のVTMと等
しくなるようにバイアスおよび消去時間の設定を行う)
になる。またこの消去動作は、コントロールゲート電極
106に負電圧、例えば−5Vを印加し、ソース領域1
08に正電圧、例えば+5V、P型シリコン基板101
に接地電位を印加することでも行われる。この方法をソ
ース・ゲート消去と称する。
ように、デバイス動作中のドレイン電極に、例えば7V
のような高電圧が印加される。上述のレイアウト構成に
よってセルアレイを形成すると、隣り合うセル同士のド
レインは、1つの素子分離領域によって隔てられてい
る。素子分離酸化膜形成時には、充分な膜厚の酸化膜を
成長させるが、製造プロセスの途中段階において、コン
トロールゲート電極、電極間絶縁膜、フローティングゲ
ート電極の連続エッチング工程により、膜厚が減少して
しまい、隣り合うドレイン間の分離が充分でなくなって
しまう。また、素子分離酸化膜、フローティングゲート
電極の段差上にコントロールゲート電極となる膜を成膜
するために、コントロールゲート電極形成のためのリソ
グラフイには、深い焦点深度が要求される。現状の0.
8μm程度のリソグラフイ技術では、線幅が場所によっ
て変動する程度であるが、更に微細なセルを形成する際
には、コントロールゲート電極同士を分離することが不
可能になる。
のEE線に沿う断面図である図7を参照して説明する。
なおこのメモリセルからなるフラッシュメモリ装置の電
源電圧は5Vであるとする。まず、図7(a)のよう
に、(100)の面方位を有し、2×1017cm-3程度
の表面不純物濃度を有するP型シリコン基板101表面
の第1の方向(横方向)に所要の間隔を有し、第2の方
向(縦方向)に延ばして配置された縞状の素子分離領域
に、膜厚0.6μmのLOCOS型のフィールド酸化膜
102が形成される。また、素子分離領域の間の素子形
成領域に、熱酸化により膜厚11nm程度のトンネル酸
化膜103が形成される。この素子分離領域の第1の方
向の幅は、0.8μmである。続いて、CVD法により
150nmの膜厚で、ポリシリコン膜203を成長させ
る。成長させたポリシリコン膜に対して、30keVの
エネルギ、5×1014cm-3の密度でリンのイオン注入
を行い、N型ポリシリコン膜204を形成する。
ト膜パターン(図示せず)をマスクにして異方性エッチ
ングを行い、素子領域全面を覆い、素子分離領域との重
なりが0.2μmとなるような、第1の方向(横方向)
に延在する縞状の形状にN型ポリシリコン膜204を残
す。次に、高温気相成長法(HTO)による膜厚8nm
程度の酸化シリコン膜、減圧気相成長法(LPCVD)
による膜厚9nm程度の窒化シリコン膜およびHTOに
よる膜厚7nm程度の酸化シリコン膜が積層された電極
間絶縁膜105を形成する。最上層は、HTOの代わり
にLPCVD窒化シリコン膜を熱酸化した膜でもよい。
その上に、図7(c)のように、膜厚150nm軽度の
ポリシリコン膜を成長させた後、リン拡散を行って低抵
抗化し、その表面にタングステンシリサイドをスパッタ
して、ポリシリコン/シリサイド積層膜206を形成す
る。しかる後、フォトレジスト膜パターン(図示せず)
をマスクにして、ポリシリコン/シリサイド積層膜20
6、電極間絶縁膜105、N型ポリシリコン膜204を
順次異方性エッチングして、コントロールゲート電極1
06を形成する。このコントロールゲート電極106の
ゲート長およびゲート幅はそれぞれ0.8μmおよび
0.8μmである。
により、フォトレジスト膜を除去し、露出した部分のト
ンネル酸化膜103をエッチングした後、コントロール
ゲート電極105、フローティングゲート電極104の
側面に10〜20nmの酸化シリコン膜(図示せず)が
熱酸化により形成される。続いて、隣接する2つの素子
形成領域の第2の方向に平行な部分の間に設けられた2
つのコントロールゲート電極106に挟まれた素子形成
領域を被う状態にフォトレジスト膜パターン(図示せ
ず)が形成され、このフォトレジスト膜パターンをマス
クにして、露出したフィールド酸化膜102をエッチン
グし、さらにリン及びヒ素のイオン注入を行う。このフ
ォトレジスト膜パターンを除去した後、熱処理を行って
ソース領域108を形成する。N型ソース領域108の
接合の深さは、0.4μm弱であり、N型ソース領域1
08とフローティングゲート電極104とのオーバーラ
ップ(N型ソース領域108の横方向の接合の深さ)は
0.25μm程度である。前工程とは逆の領域を被うよ
うなフォトレジスト膜パターン(図示せず)を形成し
て、ヒ素のイオン注入を行う。さらにこのフォトレジス
ト膜パターンを除去して、熱処理を行いドレイン領域1
07を形成する。N型ドレイン領域107の接合探さ
は、0.15μm程度であり、N型ドレイン領域107
とフローティングゲート電極104とのオーバーラップ
は0.1μm軽度である。(図示は省略するが)さら
に、層間絶縁膜の形成、ドレイン領域に達するビット線
コンタクト109の形成、ディジット線の形成などが行
われ、前記した不揮発性メモリセルが作成される。
は、前記した図7(c)の工程においてポリシリコン/
シリサイド積層膜206、電極間絶縁膜105、N型ポ
リシリコン膜204を順次異方性エッチングして、コン
トロールゲート電極106を形成する連続エッチング工
程により、図6(c)に示したように、ドレイン領域1
07を分離するフイールド酸化膜102は表面が過度に
エッチングされて凹型になる。この連続エツチングの工
程の中でも、電極間絶縁膜105のエッチングは、電極
間絶縁膜105の膜厚分のエッチングではなく、フロー
ティングゲート電極104の側壁部分を除去するため
に、フローティングゲート電極104の膜厚分のエッチ
ングを行う必要があり、その時に露出しているフィール
ド酸化膜102をエッチングしてしまう。酸化直後に
は、0.6μm程度あったフィールド酸化膜は、このた
めに、中央部で0.4μm程度まで膜厚が減少してい
る。したがって、メモリセルが微細化され、素子分離幅
が狭くなり、フィールド酸化膜厚を薄膜化する場合に
は、連続エツチ後に残ったフィールド酸化膜厚が更に薄
くなり、ドレイン形成のためのイオン注入時に、フィー
ルド酸化膜の下部にまでN型不純物が注入されてしま
い、ドレイン間分離が不可能になる。
ロールゲート電極106は、フィールド酸化膜102か
らなる素子分離の段差、フローティングゲート電極10
4の膜厚分の段差を乗り越えて成膜されている。したが
って、コントロールゲート電極106を形成するための
リソグラフイを行う時には、0.6μm程度の焦点深度
が必要となる。0.8μm程度の線幅であれば、問題は
無いが、セル面積が縮小され、ゲート長が短くなった場
合には、焦点深度が確保できず、コントロールゲート電
極が形成できないという問題がある。
極に使用されるポリシリコンを素子分離酸化膜と同じ高
さにまで平坦化し、電極間絶縁膜エッチングの時間を短
縮することにより、上に述べたような従来例の問題点で
ある素子分離絶縁膜の膜厚減少を抑制すること、コント
ロールゲート電極の下地の段差を軽減することが可能な
不揮発性メモリとその製造方法を提供することを目的と
する。
方法は、半導体基板表面のメモリセルのドレイン領域を
分離する領域にフイールド絶縁膜を形成する工程と、前
記半導体基板表面のメモリセルとなる領域にトンネル絶
縁膜を形成する工程と、全面に導電膜を形成する工程
と、この導電膜を前記フイールド絶縁膜の表面と同じ高
さになるまで研磨してフローティングゲート電極を形成
する工程と、その上に電極間絶縁膜、コントロールゲー
ト電極を順次形成する工程と、前記コントロールゲート
電極をパターニングする工程と、前記フィールド絶縁膜
の膜厚減少を抑制しながらドレイン領域の前記電極間絶
縁膜を除去する工程とを含むことを特徴とする。ここ
で、前記研磨工程を選択研磨法により、あるいは、等速
エツチバック法によりフイールド絶縁膜の表面と同じ高
さになるまでエツチバックする方法が採用可能である。
参照して説明する。図1は本発明のフラッシュメモリの
メモリセルを示しており、同図(a)は平面図、同図
(b),(c)は同図(a)のAA線、BB線に沿う断
面図である。1ビットのメモリセルは、(100)の面
方位で表面不純物濃度が2×1017cm-3程度のP型シ
リコン基板101の表面に設けられた1つのEEPRO
Mからなる。このEEPROMは、N型ソース領域10
8と、N型ドレイン領域107と、積層されてスタック
ト構造とされたたトンネル酸化膜103、フローティン
グゲート電極104、電極間絶縁膜105およびコント
ロールゲート電極106とから構成されている。フィー
ルド酸化膜102の膜厚は、0.6μmである。トンネ
ル酸化膜103は熱酸化により形成され、その膜厚は1
1nm程度である。
厚150nm程度のポリシリコンにリンをドーピングし
て形成され、不純物濃度は、1×1020cm-3程度以下
にする。ドーピング方法は、リンの熱拡散法、リンのイ
オン注入法のいずれを用いてもよい。イオン注入法を用
いる場合は、150nmのポリシリコンに対して5×1
014cm-2程度の注入密度で行う。この時の注入エネル
ギは、30keVとした。POCl3 を用いたリンの熱
拡散を用いる場合には、850℃以下の温度で、10分
以下の時間で拡散させる。時間制御の困難さを考慮する
と、低温化するほうが制御性がよい。但し、イオン注入
法の方が、制御性の点からも容易に上記条件を実現でき
る。このような条件で、製造したフローティングゲート
電極104は、ポリシリコングレインの直径が50nm
以下になっている。
前記トンネル酸化膜103上に延在されているが、その
端部は前記フィールド酸化膜102のバーズビーク上に
のみ延在している。このため、フローティングゲート電
極104の最も高い表面高さとフィールド酸化膜102
の表面高さは略等しくされており、この結果図1(a)
のAA線に沿った領域の表面は凹凸のない平坦面に形成
される。前記電極間絶縁膜105は、高温気相成長法
(HTO)による膜厚7nm程度の酸化シリコン膜、減
圧気相成長法(LPCVD)による膜厚9nm程度の窒
化シリコン膜およびHTOによる膜厚7nm程度の酸化
シリコン膜が積層された3層絶縁膜である。したがっ
て、この電極間絶縁膜105は平坦に形成されている。
さらに、最上層は、HTOの代わりにLPCVD窒化シ
リコン膜を熱酸化した膜でもよい。このメモリセルにお
けるコントロールゲート電極106のゲート長およびゲ
ート幅はそれぞれ0.8μmおよび0.8μmであり、
膜厚150nm程度のN型ポリシリコン膜と膜厚200
nm程度のタングステンシリサイド膜とを積層して形成
している。
型ドレイン領域107は、それぞれコントロールゲート
電極106に自己整合的に、P型シリコン基板101表
面の素子形成領域に設けられている。この素子形成領域
は、図1(a)の縦方向および横方向に直行する2つの
方向にそれぞれ所要の間隔を有して設けられた格子状の
領域からなり、この素子形成領域に囲まれた素子分離領
域にはフィールド酸化膜102が設けられている。N型
ソース領域108の接合の深さは、0.4μm弱であ
り、N型ソース領域108とフロ←ティングゲート寧極
104とのオーバーラップ(N型ソース領域108の横
方向の接合の探さ)は0.25μm程度である。N型ド
レイン領域107の接合探さは、0.15μm程度であ
り、N型ドレイン領域107とフローティングゲート電
極104とのオーバーラップは0.1μm程度である。
となり、同一のワード線に属するメモリセルのN型ソー
ス領域108は共通になっている。隣接する2つのN型
ソース領域108の間には2つのコントロールゲート電
極106が設けられ、これら2つのコントロール電極1
08の間にはN型ドレイン領域107が設けられてい
る。2つのN型ソース領域108の間に設けられた縦方
向に隣接する2つのメモリセルは、1つのN型ドレイン
領域107を共有している。図示は省略するが、それぞ
れのN型ドレイン領域107に接続されるそれぞれのデ
ィジット線(ビット線)は、ワード線に直交するように
設けられている。
図2ないし図4を参照して説明する。なお、図2は図1
(a)のAA線での断面図、図3は同じくCC線での断
面図、図4は同じくDD線での断面図である。先ず、図
2ないし図4の各図(a)において、(100)の面方
位を有し、2×1017cm-3程度の表面不純物濃度を有
するP型シリコン基板101表面の第1の方向(横方
向)に所要の間隔を有し、第2の方向(縦方向)に延ば
して配置された縞状の素子分離領域に、膜厚0.6μm
のLOCOS型のフィールド酸化膜102が形成され
る。素子分離領域の間の素子形成領域に、熱酸化により
膜厚11nm程度のトンネル酸化膜103が形成され
る。この素子分離領域の第1の方向の幅は、0.8μm
である。続いて、CVD法により150nmの膜厚で、
ポリシリコン膜203を成長させる。成長させたポリシ
リコン膜に対して、30keVのエネルギ、5×1014
cm-3の濃度でリンのイオン注入を行い、N型ポリシリ
コン膜204を形成する。
して表面からの研磨を行い、各図(b)のように、フィ
ールド酸化膜102上のN型ポリシリコン膜204を除
去し、図1の第2の方向(縦方向)に延在する縞状の形
状にN型ポリシリコン膜204を残す。この研磨によ
り、N型ポリシリコン膜204の端部はフィールド酸化
膜102のバーズビーク上にのみ残されることになり、
その結果として、フィールド酸化膜102の表面とN型
ポリシリコン膜204の最も高い表面は同一平面高さと
なる。
長法(HTO)による膜厚8nm程度の酸化シリコン
膜、減圧気相成長法(LPCVD)による膜厚9nm程
度の窒化シリコン膜およびLPCVD窒化シリコン膜を
熱酸化した酸化シリコン膜が積層された電極間絶縁膜1
05を形成する。膜厚150nm程度のポリシリコン膜
を成長させた後、リン拡散を行って低抵抗化し、その表
面にタングステンシリサイドをスパッタして、ポリシリ
コン/シリサイド積層膜206を形成する。
ト膜パターン(図示せず)をマスクにして、ポリシリコ
ン/シリサイド積層膜206、電極間絶縁膜105、N
型ポリシリコン膜204を順次異方性エッチングして、
コントロールゲート電極106を形成する。なお、コン
トロールゲート電極106を構成する導電体膜は、膜厚
も含めてポリシリコン/シリサイド膜に限定されるもの
ではない。
により、フォトレジスト膜を除去し、露出した部分のト
ンネル酸化膜103をエッチングした後、コントロール
ゲート電極106、フローティングゲート電極104の
側面に10〜20nmの酸化シリコン膜(図示せず)が
熱酸化により形成される。続いて、各図(e)のよう
に、隣接する2つの素子形成領域の第1の方向に平行な
部分の間に設けられた2つのコントロールゲート電極1
06に挟まれた素子形成領域を覆う姿態を有するフォト
レジスト膜パターン(図示せず)が形成され、このフォ
トレジスト膜パターンをマスクにして、露出したフイー
ルド酸化膜102をエッチングし、さらにリン及びヒ素
のイオン注入を行う。このフォトレジスト膜パターンを
除去した後、熱処理を行ってソース領域108を形成す
る。前工程とは逆の領域を覆うようなフォトレジスト膜
パターン(図示せず)を形成して、ヒ素のイオン注入を
行う。さらにこのフォトレジスト膜パターンを除去し
て、熱処理を行いドレイン領域107を形成する。次い
で、図示は省略するが、層間絶縁膜の形成、ドレイン領
域に達するビット線コンタクト109の形成、ディジッ
ト線の形成などが行われ、本実施例による不揮発性メモ
リセルが作成される。
に、フィールド酸化膜102上には、コントロールゲー
ト電極106となるN型ポリシリコン膜204の膜厚に
よる段差が生じてはいない。したがって、その上に形成
されたポリシリコン/シリサイド積層膜206と電極間
絶縁膜105を連続してエッチングする際に、特に電極
間絶縁膜105のエッチング時には電極間絶縁膜105
のみをエッチングすればよく、従来のような下側のコン
トロールゲート電極106の段差の側壁部分をエッチン
グする必要がない。したがって、このエッチング時にフ
ィールド酸化膜102の表面がエッチングされることが
防止され、従来のような表面に凹部が生じることはな
い。これにより、フィールド酸化膜102の表面凹部が
原因とされているドレイン間分離が不可能になるという
問題や、必要とされる焦点深度が確保できずにコントロ
ールゲート電極が形成できないという問題が解消され
る。
の実施形態を示す図であり、前記実施形態の図2に対応
する断面図である。この実施形態では、図5(a)のよ
うに、P型シリコン基板101上にトンネル酸化膜10
2を形成した後、N型ポリシリコン膜204を推積させ
る。その後、リンのイオン注入を第1の実施例と同様の
条件で行う。次いで、図5(b)のように、十分に厚く
フォトレジスト膜210を塗布した後、図5(c)のよ
うにフォトレジスト膜210とN型シリコン膜204の
エッチング速度が同じになるような条件でエッチングす
ることにより平坦化し、N型ポリシリコン膜204を素
子分離絶縁膜と同じ高さにする。しかる後、図5(d)
のように、残ったフォトレジスト膜210をO2 プラズ
マによるアッシング等により除去する。以後の製造方法
は、前記実施形態と同様である。
ローティングゲート電極の表面とフィールド酸化膜の表
面の高さが同一になっていることにより、フィールド絶
縁膜の上に形成される電極間絶縁膜が平坦化され、コン
トロールゲート電極をエッチングして形成する際のフィ
ールド酸化膜の膜厚減少が抑制され、素子分離酸化膜
(フィールド絶縁膜)が薄膜化されても、各メモリセル
のドレイン同士の分離ができるようになる。また、コン
トロールゲート電極の下地の段差が軽減されるために、
リソグラフイーを行う際の焦点深度を浅くすることが可
能になり、微細なセル面積を製造することができる。
の平面図およびそのAA線、BBB線に沿う断面図であ
る。
説明するための、図1のAA線に沿う断面図である。
説明するための、図1のCC線に沿う断面図である。
説明するための、図1のDD線に沿う断面図である。
の図1のAA線に沿う断面図である。
EE線、FF線に沿う断面図である。
6のEE線に沿う断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体基板表面のメモリセルのドレイン
領域を分離する領域にフイールド絶縁膜を形成する工程
と、前記半導体基板表面のメモリセルとなる領域にトン
ネル絶縁膜を形成する工程と、全面に導電膜を形成する
工程と、この導電膜を前記フイールド絶縁膜の表面と同
じ高さになるまで研磨してフローティングゲート電極を
形成する工程と、その上に平坦な電極間絶縁膜、および
コントロールゲート電極を順次形成する工程と、前記コ
ントロールゲート電極をパターニングする工程と、前記
フィールド絶縁膜の膜厚減少を抑制しながらドレイン領
域の前記電極間絶縁膜を除去する工程とを含むことを特
徴とする不揮発性メモリの製造方法。 - 【請求項2】 前記研磨工程を選択研磨法によって行う
請求項2記載の不揮発性メモリの製造方法。 - 【請求項3】 前記導電膜を等速エツチバック法により
フイールド絶縁膜の表面と同じ高さになるまでエツチバ
ックする請求項2記載の不揮発性メモリの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10864297A JP3180714B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 不揮発性メモリの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10864297A JP3180714B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 不揮発性メモリの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10303322A JPH10303322A (ja) | 1998-11-13 |
JP3180714B2 true JP3180714B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=14489983
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---|---|---|---|
JP10864297A Expired - Fee Related JP3180714B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 不揮発性メモリの製造方法 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3180714B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7019355B2 (en) | 2003-09-30 | 2006-03-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nonvolatile semiconductor memory and a fabrication method thereof |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP10864297A patent/JP3180714B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7019355B2 (en) | 2003-09-30 | 2006-03-28 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nonvolatile semiconductor memory and a fabrication method thereof |
US7393747B2 (en) | 2003-09-30 | 2008-07-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Nonvolatile semiconductor memory and a fabrication method thereof |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10303322A (ja) | 1998-11-13 |
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