JP4428109B2 - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4428109B2
JP4428109B2 JP2004089789A JP2004089789A JP4428109B2 JP 4428109 B2 JP4428109 B2 JP 4428109B2 JP 2004089789 A JP2004089789 A JP 2004089789A JP 2004089789 A JP2004089789 A JP 2004089789A JP 4428109 B2 JP4428109 B2 JP 4428109B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
gate electrode
gate insulating
gate
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004089789A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005277190A (ja
Inventor
浩司 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2004089789A priority Critical patent/JP4428109B2/ja
Publication of JP2005277190A publication Critical patent/JP2005277190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4428109B2 publication Critical patent/JP4428109B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Non-Volatile Memory (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

本発明は不揮発性の半導体記憶装置及びその製造方法に関し、とくにゲート絶縁膜の両端部にキャリアを蓄積して1トランジスタに多ビットを記憶するトランジスタに関する。
ゲート絶縁膜にキャリアを蓄積して記憶する不揮発性半導体記憶装置、例えばSONOS(Silicon Oxide Nitride Oxide Silicon )メモリは、ゲート絶縁膜の両端部にキャリアを蓄積して1トランジスタ2ビットメモリセルを構成することができるので、高集積化が容易である。加えて、フラッシュメモリ等のフローティングゲート型メモリに比べて動作電圧が低く、ロジック混載メモリとしての利用に適している。さらに、ゲート酸化膜が薄いのでロジックと混載して同時に製造するのに適している。かかる利点から、ゲート絶縁膜にキャリアを蓄積して記憶する不揮発性半導体記憶装置(以下、便宜のためゲート絶縁膜に窒化膜を含まない場合をも含めて「MNOS(Metal Nitride Oxide Semiconductor)メモリ」という。)は、ロジック混載用の記憶装置として重要とされている。
従来のMNOSメモリでは、トランジスタのゲート長を短くするとゲート絶縁膜の両端(ゲート長方向の両端)が接近するため、ゲート絶縁膜の両端部に蓄積されたキャリアが互いに干渉してメモリ動作が不安定になる。このため、素子の微細化が制限されていた。以下、この事情を従来例を参照して説明する。
図10は従来の半導体記憶装置断面図であり、MNOSメモリに用いられるトランジスタの断面を表している。このトランジスタは、図10を参照して、半導体基板1上面に、トンネル酸化膜3−1、窒化膜3−2及び酸化膜3−3の3層(ONO膜)からなる第1ゲート絶縁膜3を介してゲート電極13が設けられている。そして、ゲート電極13の両外側に表出する基板1表面に、ソース及びドレインを構成する2つの不純物領域2−1、2−2が形成されている。この不純物領域2−1、2−2は、ゲート電極13とセルフアラインに形成され、ゲート電極の外側からゲート電極13の端近傍乃至ゲート電極13の下面にまで延在する。
このMNOSトランジスタへの書込は、例えば不純物領域2−1がソース、不純物領域2−2がドレインとなるようにソース電圧Vs及びドレイン電圧Vdを印加し、同時にゲート電極13に書込電圧Vwr(ドレイン電圧と同極性)を印加することでなされる。このとき、チャネルを走行するキャリア(例えば電子)はドレイン近傍で加速されホットキャリアを生成する。このホットキャリアは、チャネル上面に設けられたトンネル酸化膜3−1を透過して窒化膜3−2のトラップ準位に捕獲され、記憶用の電荷として蓄積される。このキャリアが蓄積される領域(以下「キャリア蓄積部」という。)は、ホットキャリアが生成されるドレイン(不純物領域2−2)近傍のチャネル直上、即ち、第1ゲート絶縁膜3中の窒化膜3−2のドレイン端に近い部分(キャリア蓄積部3B)である。
他方、上記と逆に不純物領域2−1がドレイン、不純物領域2−2がソースとなるようにソース電圧Vs及びドレイン電圧Vdを上記と逆方向に印加すると、ホットキャリアの生成はドレインとなる不純物領域2−1近傍で起こり、上記のキャリア蓄積部3Bとは反対側のゲート電極13端に位置するキャリア蓄積部3Aにキャリアが蓄積される。このように、不純物領域2−1、2−2のいずれか一方をソース、他方をドレインとして選択することで、第1ゲート絶縁膜3の両端に形成されるキャリア蓄積部3A、3Bの一方を選択してキャリアを蓄積することができる。従って、1トランジスタで2ビットの情報を記録することができる。(特許文献1を参照。)
上述したように従来のMNOSトランジスタでは、チャネルのドレイン近傍でキャリアが加速されて生ずるホットキャリア(例えばチャネルホットエレクトロン)をゲート絶縁膜へ注入してキャリアを蓄積する。従って、蓄積部の形成位置は、キャリアが加速されホットキャリアが生成する領域に対応している。
このキャリアが加速される位置は、ドレイン電圧及びドレイン領域の構造(例えばドレインとなる不純物領域とチャネルとの接合位置、あるいは不純物領域及び基板の不純物濃度。)に強く依存する。このため、キャリア蓄積部3A、3Bはドレイン電圧及びドレイン領域の構造に応じて移動する。その結果、半導体基板、配線及び不純物領域の製造過程におけるばらつき(例えば、基板の不純物濃度、トランジスタ特性及び配線抵抗のばらつき、又は不純物イオン注入及び熱処理のばらつき。)に起因して、キャリア蓄積部3A、3Bの形成位置がばらつく。
このようなキャリア蓄積部3A、3Bの形成位置のばらつきは、とくに短チャネルのトランジスタにおいて、キャリア蓄積部3A、3Bの接近に伴う蓄積キャリアの干渉による読出動作の不安定性を招来する。従って、かかる動作の不安定性を回避するために、チャネル長を長くしなければならず、素子の微細化・高集積化が制限されていた。とくに、SONOSメモリを構成するMNOSトランジスタでは、キャリアを蓄積する第1ゲート絶縁膜として厚いONO膜が用いられており、この厚いONO膜を通して注入される不純物イオンの散乱が大きいため、不純物領域を精密に形成することが難しい。その結果、キャリア蓄積部3A、3Bの形成位置のばらつきが大きく、微細化の障害となっている。
特開2002−164449号公報(図45及び段落(0002)〜(0004))
上述したように従来のゲート絶縁膜の両端にキャリアを蓄積して記憶する不揮発性半導体記憶装置では、製造過程のばらつきに起因して生ずるドレイン電圧又は不純物領域構造の変動により、ゲート絶縁膜に形成されるキャリア蓄積部の位置が大きくばらつく。その結果、チャネル長が短いとゲート絶縁膜の両端に形成されたキャリア蓄積部の離間間隔が短くなり読出不良を起こすという問題があった。この読出不良を回避するために半導体記憶装置の微細化が制限されていた。
本発明は、ゲート絶縁膜の両端にキャリアを蓄積して記憶する不揮発性半導体記憶装置において、製造過程のばらつきに起因するドレイン電圧又は不純物領域構造のばらつきがあっても、キャリア蓄積部の位置のばらつきが抑制され、常にキャリア蓄積部がゲート絶縁膜の両端近傍に位置のばらつきが小さく形成される半導体記憶装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するための本発明の第1の構成に係る半導体記憶装置では、半導体基板上にキャリアを蓄積可能な第1絶縁膜を挟み第1ゲート電極が設けられ、この第1ゲート電極の両側に第1ゲート電極から離してソース・ドレインとして機能する第1及び第2不純物領域が形成されている。そして、第1ゲート電極と第1及び第2不純物領域の間の基板上に、第2ゲート絶縁膜を挟み第2ゲート電極が設けられる。本構成では、この第2ゲート電極は、第1ゲートと電極と容量結合するフローティングゲートとされる。
初めに、上記第1の構成の半導体記憶装置の書込動作について説明する。まず、第1及び第2不純物領域のいずれか一方をソース、他方をドレインとして選択し、それぞれの不純物領域に選択に応じてソース及びドレイン電圧を印加し、同時に第1ゲート電極に書込電圧を印加する。この第1ゲート電極に印加された書込電圧は、第1ゲート電極直下にチャネルを形成する。一方、第2ゲート電極にも第1ゲート電極との容量結合を通して電圧が誘導され、第2ゲート電極直下にもチャネルが形成される。その結果、ソースとドレイン間にチャネルが形成され、第1ゲート絶縁膜のドレインに近い端部にホットキャリアが注入され蓄積される。ソース及びドレインの選択を逆にすることで、第1ゲート絶縁膜の他方の端部にホットキャリアが蓄積される。この動作は、第2ゲート電極の関与を除き、上述した従来例の半導体記憶装置と同様である。
上述した本第1の構成では、第1及び第2不純物領域は、第1ゲート電極から距離をおいて,例えばチャネルがカットされる距離をおいて設けられる。このため、これら不純物領域の電位が第1ゲート電極直下のチャネルの電界に及ぼす影響は小さい。これに対して、第2ゲート電極は、これらの不純物領域と第1ゲート電極間に設けられ、第1ゲート電極に隣接している。このため、第2ゲート電極の電位は第1ゲート電極端近傍のチャネルに大きな電界を生じさせる。即ち、第2ゲート電極に誘導された電圧により、ドレイン側の第1ゲート電極端近傍に大きな電界を発生する。この第2ゲート電極は薄い第2ゲート絶縁膜を介して基板表面に近接して設けられる。このため、第2ゲート電極から発生した電界は、第2ゲート電極と隣接する第1ゲート電極端の近傍に集中し、第1ゲート電極の中央には殆ど到達しない。チャネルを走行するキャリアは主にこの第1ゲート電極端近傍の電界中で加速されホットキャリアを生成するので、第1絶縁膜中へのキャリア注入は第1ゲート電極端近傍の端部領域に制限される。従って、第1絶縁膜の中央部へのキャリア注入が少ないので、第1絶縁膜の両端部に形成されるキャリア蓄積部(キャリアが蓄積される部位)は読出不良を起こさないほど十分に分離して形成される。
このように本第1の構成では、チャネルを走行するキャリアを加速する電界強度は、主に第2ゲート電極の電位により定まり、ドレイン電位の影響は小さい。従って、ドレインの不純物濃度のばらつき、印加電圧のばらつき及びドレイン端位置・深さ等のばらつきがあっても、チャネル内のキャリアの加速へ及ぼす影響は小さい。従って、不純物領域の製造過程におけるばらつきが、キャリア蓄積部の形成位置に及ぼす影響は小さい。また、第2ゲート電極から発生する電界は第1ゲート電極端近傍に集中し中央部には僅かしか影響しないので、キャリア蓄積部の位置、言い換えればキャリアがホットキャリアを生成するまで加速される位置は第2ゲート電極の近傍の狭い領域に制限される。従って、第1絶縁膜の両端に形成されたキャリア蓄積部が読出時に干渉することがなく、短チャネルでも安定して動作する半導体記憶装置となる。
なお、書込時に第2ゲート電極に誘導される電圧は、第1ゲート電極との容量結合の他、ドレインとの容量、その他の浮遊容量あるいはドレイン電圧により変動する。しかし、第2ゲート電極からの電界は第1ゲート電極端近傍に集中するから、第2ゲート電極電圧の変動がキャリア蓄積部の位置に及ぼす影響は小さい。また、第2ゲート電極の容量は、おもに第2ゲート電極の形状と、容量絶縁膜及び第2絶縁膜の厚さ及び誘電率で定まる。通常の製造プロセスでは、これら容量の決定要素のばらつきに起因する第2ゲート電極の誘導電圧の変動は無視し得る程度にすぎない。さらに、第1ゲート電極とドレイン電圧には書込時に同極性の電圧が印加されるから、ドレイン電圧の変動が第2ゲート電極の誘導電圧に与える影響も小さく、本構成において実用上問題にならない。
本発明の第2の構成は、上述した第1の構成の書込電圧が印加されるゲート電極とフローティングゲートとされるゲート電極とを入れ換えたものである。即ち、第2の構成では、第1ゲート電極をフローティング状態とし、第2ゲート電極に書込電圧を印加する。
本第2の構成では、第1ゲート電極に誘導される電圧よりもキャリアを加速するための第2ゲート電極の電圧が高いので、書込電圧を低くすることができる。また、本構成では、第2ゲート電極の電位が書込電圧により決定され、第2ゲート電極の浮遊容量、形状あるいはソース電圧により影響されないので、キャリア蓄積部の位置変動が小さい。
第1及び第2の構成の第2ゲート電極は、第1ゲート電極の側面に容量絶縁膜を介して形成されたサイドウォールから構成することができる。このように第2ゲート電極をセルフアライメントに形成することができるので、第2ゲート電極を精密な形状に形成することができる。
また、第2の構成において、第2ゲート電極を、第1ゲート電極上をチャネル方向に横切り、その第1ゲート電極の両側の基板上に延在させることもできる。例えば、チャネルと垂直方向に延在する第1ゲート電極と直交する第2ゲート電極を、書込電圧が印加される制御ゲート電極として基板上に配置する。このとき、第1ゲート電極の側面に形成されたダミーサイドウォール及びその第1ゲート電極をマスクとするイオン注入により、ソース・ドレインとなる第1及び第2不純物領域を形成し、その後、ダミーサイドウォールを除去して、そこへ第2ゲート電極を配置することができる。この製造方法により製造された半導体記憶装置は、第1ゲート電極と不純物領域の距離がセルフアラインにより精密に形成される。
本発明の第3の構成は、第2の構成の第1ゲート電極を高誘電体膜に代えたものである。この構成では、第2の構成の第2ゲート電極は、書込電圧の印加により第1ゲート絶縁膜直下にチャネルを形成する制御ゲート電極として機能する。この制御ゲート電極(第2ゲート電極)に書込電圧を印加すると、高誘電体上に設けられた制御ゲート電極からの電界が高誘電体膜直下(即ち、第1ゲート絶縁膜直下)にチャネルを形成し、第2の構成と同様の書込動作がなされる。本第3の構成では、ゲート電極は制御ゲート電極のみで足りるから、製造が容易である。
なお、高誘電体膜は、その直下にチャネルが形成される程度に大きな誘電率と薄い膜厚を有するものでなければならない。他方、高誘電体膜は、その後の不純物領域形成のためのイオン注入の際に、イオン注入防止として第1ゲート絶縁膜を保護する程度の厚さを有する必要がある。この高誘電体膜は、高誘電体からなる下層とより誘電率は小さいがイオン注入防止の効果が大きな上層とから構成されてもよい。これにより、チャネル形成が低い書込電圧でなされ、かつ良質の第1ゲート絶縁膜を有する半導体記憶装置が提供される。
また、本発明の第3の構成において、高誘電体膜の側面にダミーサイドウォールを形成してイオン注入し、その後ダミーサイドウォールを除去して制御ゲート電極を形成することもできる。これにより、高誘電体膜と不純物領域の距離がセルフアラインにより精密に形成される。
本発明の第4の構成は、第3の構成において、第2ゲート絶縁膜上、高誘電体膜の側面にフローティング電極を形成してこれを第2ゲート電極とする。さらに、制御ゲート電極を高誘電体膜上及び第2ゲート電極上を横切るように配設する。この構成では、結合容量により、書込電圧に対する第2ゲート電極の誘導電圧を容易に制御することができる。
上述したように本発明によれば、製造過程のばらつきに起因してドレイン電圧又は不純物領域構造のばらつきがあっても、キャリア蓄積部の形成位置のばらつきが小さく、常にキャリア蓄積部がゲート絶縁膜の両端近傍に精密に形成される不揮発性半導体記憶装置を提供することができる。
(1)本発明の第1実施形態
本発明の第1実施形態は、第1ゲート電極を制御ゲート電極とし、第2ゲート電極をフローティングゲート電極とする実施形態に関する。なお、本明細書の制御ゲート電極とは、書込電圧が印加されて第1ゲート絶縁膜の直下にチャネルを形成するゲート電極をいう。以下、その製造工程を参照しつつ本実施形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態断面工程図であり、製造工程途中のMNOSトランジスタの断面を表している。図7は本発明の第1実施形態平面図であり、複数のMNOSトランジスタを集積したレイアウトを表している。
図1(a)および図7を参照して、まず、半導体基板1上にトランジスタ形成領域を画定するSTI(シャロートレンチ分離帯)11を形成して、格子状に配列されたトランジスタ形成領域を形成する。次いで、トランジスタのしきい値を決める不純物をイオン注入した後、例えば1000℃で10秒間のRTA処理をして不純物を活性化する(図示せず)。
次いで、熱酸化により厚さ2〜10nmのトンネル酸化膜3−1を、CVD法により厚さ2〜10nmの窒化膜3−2を、CVD法により厚さ5〜20nmの酸化膜3−3を順次成膜する(これらの膜3−1〜3−3は、のちにパターニングされて窒化膜3−2にキャリアを蓄積する第1ゲート絶縁膜3となる。)。続いて、CVD法により厚さ50〜150nmの多結晶シリコン膜(この膜は、のちにパターニングされ第1ゲート電極4となる。)を堆積する。その後、多結晶シリコン膜へ不純物をイオン注入し、1000℃で5秒間のRTA処理をして多結晶シリコン膜中の不純物を活性化する。次いで、リソグラフィとドライエッチングを用いて多結晶シリコン膜、酸化膜3−3、窒化膜3−2及びトンネル酸化膜3−1をパターニングし、ONO構造の第1ゲート絶縁膜3及び第1ゲート電極4を形成する。なお、この時点で、トンネル酸化膜3−1は残すこともできる。この結果、図7を参照して、紙面の上下に配列されたトランジスタ形成領域を横断し、紙面の上下に延在する第1ゲート電極4(その下に第1ゲート絶縁膜3が配置されている。)が形成される。
次いで、図1(b)を参照して、熱酸化又はCVD法により、第1ゲート電極4及び第1ゲート絶縁膜3の表出面を被覆する酸化膜からなる容量絶縁膜7と、第1ゲート電極4の外側に延在する基板1の表出面を被覆する酸化膜からなる第2ゲート絶縁膜6を形成する。
次いで、図1(c)を参照して、CVD法により基板1上面に厚さ30〜150nmの不純物ドープされた多結晶シリコン膜を成膜し、1000℃で5秒間のRTA処理で活性化する。その後、多結晶シリコン膜を全面エッチバックして、第1ゲート電極4の側面に容量絶縁膜7を介して多結晶シリコンのサイドウォールからなる第2ゲート電極5を形成する。なお、この第2ゲート電極5は第2ゲート絶縁膜6上に設けられる。この第2ゲート電極5はフローティングゲートであり、図7を参照して、第1ゲート電極4の両側に容量絶縁膜7を挟んで第1ゲート電極4に沿って延在する。さらに、この第2ゲート電極5の上端は第1ゲート電極4の上端より低くする。これにより、層間絶縁膜のサイドウォールを形成する際に、第2ゲート電極5の上部に層間絶縁膜を残すことができる。従って、第1ゲート電極4上面にサリサイド構造を形成する際、第1ゲート電極4と第2ゲート電極5間の絶縁不良を回避することができる。
次いで、第1ゲート電極4、容量絶縁膜7及び第2ゲート電極5をマスクとするイオン注入により、ソース及びドレインの一部を構成する低濃度不純物領域2−3、2−4を形成する。
次いで、図1(d)を参照して、CVD法により基板1上全面に厚さ50〜100nmの絶縁膜を成膜し、これをエッチバックして第2ゲート電極5を被覆する絶縁性サイドウォール14を形成する。次いで、第1ゲート電極4、容量絶縁膜7、第2ゲート電極5及び絶縁性サイドウォール14をマスクとする不純物のイオン注入後に、1000℃で5秒間のRTA処理による活性化を行い、高濃度不純物領域2−5、2−6を形成する。この高濃度不純物領域2−5、2−6は、それぞれ低濃度不純物領域2−3、2−4と合わせてソース又はドレイン領域となる第1及び第2不純物領域2−1、2−2を形成する。
次いで、通常の半導体装置の配線工程と同様に、PVD(物理気相堆積)法により厚さ5〜30nmのCo膜及び厚さ5〜50nmのTiN膜を成膜し、次いで500〜550℃で30秒間のRTAと硫酸過水によるエッチングを用いたサリサイド工程により、第1ゲート電極4及び不純物領域2−1、2−2上にシリサイドを形成する。その後、800〜900℃で30秒間のシリサイドの低抵抗化処理を行う。さらに、層間絶縁膜を堆積し、それぞれ第1及び第2不純物領域に接続される配線12−1、12−2及びその他の配線を形成して半導体記憶装置が製造される。
配線12−1、12−2は、図7を参照して、トランジスタの行(図7の紙面の左右方向に配設されたトランジスタ。)毎に設けられ、第1及び第2ゲート電極4、5と直交している。この配線12−1、12−2の一組を選択し、その一方にドレイン電圧Vd、他方にソース電圧Vsを印加し、さらに一つの第1ゲート電極4を選択して書込電圧Vwrを印加する。これにより、選択された配線12−1、12−2と選択された第1ゲート電極4との交点に位置する1個のトランジスタが選択され、そのトランジスタのドレインとして選択された側の第1ゲート絶縁膜3端部にキャリアが注入され書込みがなされる。本実施形態では、各トランジスタのそれぞれがSTI11により分離されているが、さらに、隣接するトランジスタの第1及び第2不純物領域2−1、2−2を共通にして、フラッシュメモリのNOR型セルと同様の構成にすることもできる。この場合、STIのチャネルに垂直方向のパターンは不要である。
次に、上述した本第1実施形態のトランジスタの書込特性について説明する。図2は本発明の第1実施形態書込特性説明図である。図2(a)は第1実施形態のトランジスタの第1ゲート電極のドレイン近傍の部分拡大断面を表している。図2(b)は、ドレインにそれぞれ5V、6V及び7Vを印加したときの計算により求められた、チャネルとドレイン近傍のエネルギーバンド図を表している。なお、図2(b)の横軸は第1ゲート電極4の端からの距離を、縦軸はチャネルの伝導帯下端エネルギーを表している。
図2(a)を参照して、第2不純物領域2−2(隣接する低濃度不純物領域2−4を含む。)がドレインとして選択され、ドレイン電圧Vdが印加される(以下ドレインとして選択された第2不純物領域2−2を「ドレイン2−2」と表示する。)。第1ゲート電極4に書込電圧Vwrが印加され、その直下にチャネル21が形成される。第2ゲート絶縁膜6上の第2ゲート電極5には容量絶縁膜7を通して誘導電圧が印加される。その結果、ドレイン2−2と第1ゲート電極4間のオフセット領域22にもチャネルが形成され、チャネル21をキャリア23が走行する。
図2(b)を参照して、伝導帯下端エネルギーはチャネル21の第1ゲート電極4端近傍で急激に低下し、第1ゲート電極4の外側(オフセット領域22)では低下が緩やかになりドレイン2−2電位に至る。ホットキャリアの第1ゲート絶縁膜3への注入は、伝導帯下端エネルギーが急激に低下しキャリア23(図2(a))が加速される領域、即ち第1ゲート電極4端近傍のチャネル21で生ずる。この範囲は図2(b)の円内で示すように極めて狭い範囲に限られる。そのため、ホットキャリアが蓄積キャリア24として注入される領域(キャリア蓄積部)は、第1ゲート電極4の端部の狭い範囲に制限される。
さらに、ドレイン2−2の電圧が5〜7Vの範囲で変動しても、この伝導帯下端エネルギーが急激に低下する位置は殆ど変化していない。これは、ドレイン2−2電圧が、ホットキャリアの発生位置、即ちキャリア蓄積部の形成位置には殆ど影響を及ぼさないことを示している。
上述したように、キャリア蓄積部は、第1ゲート電極の端部の狭い領域に形成され、かつその形成位置はドレイン電圧の影響を殆ど受けない。本発明の発明者は、その理由を図2の計算結果から以下のように推考している。
図2(b)を参照して、ドレイン2−2電圧の差異は、オフセット領域22内でドレイン2−2から離れるにつれ徐々に小さくなり、オフセット領域22とチャネル21との境界ではその差は極めて小さい。このことは、本実施形態では第2ゲート電極5がなければチャネルが形成されずオフセット領域となる程に第1ゲート電極4とドレイン2−2が離れているため、ドレイン2−2からの電界がオフセット領域を超えてチャネル21まで到達しないことを示唆している。従って、ドレイン2−2の形状(例えばドレインの深さ・平面形状、第1ゲート電極4との距離)又はドレイン2−2若しくは基板1の不純物濃度がチャネル内の電界に及ぼす影響も小さい。
加えて、この境界近傍では、チャネル21内の伝導帯下端エネルギーの勾配が大きいので、境界において電位差(伝導帯下端エネルギーの差)が存在しても、その電位差により引き起こされる伝導帯下端エネルギーの最大勾配位置の変化は僅かなものにすぎない。このため、ドレイン2−2の電圧及び構造の相違による電界の変化がチャネルまで及んだとしても、その変化がホットキャリアの発生位置の変動に及ぼす影響は小さい。
このように、ドレイン2−2が第1ゲート電極4から離れていること、及び、第1ゲート電極4の端面近傍で急激な伝導帯下端エネルギーの勾配を生ずることから、本実施形態ではキャリア蓄積位置の変動が少なくかつその形成領域も狭い範囲に制限される。
(2)本発明の第2実施形態
本発明の第2実施形態は、第1ゲート電極をフローティングゲートとし、第2ゲート電極に書込電圧を印加する実施形態に関する。図3は本発明の第2実施形態工程断面図であり、製造工程におけるトランジスタの断面を表している。
まず、図3(a)を参照して、STIを形成し、しきい値を決める不純物ドープをした後、トンネル酸化膜3−1、窒化膜3−2、酸化膜3−3及び厚さ50〜150nmの多結晶シリコン膜(後に第1ゲート電極4となる)を順次堆積し、さらに多結晶シリコン膜に不純物をドープする。以上の工程(図示せず)は第1実施例と同様である。次いで、厚さ30〜100nmの窒化膜を堆積し、パターニングして窒化膜マスク25を形成する。次いで、窒化膜マスク25を用いて上記積層膜をパターニングし、第1ゲート絶縁膜3、第1ゲート電極4及び窒化膜マスク25からなる3層パターンを形成する。なお、この3層パターンは、記述の第1実施形態の第1ゲート電極と同じ平面形状のパターンとした。
次いで、図3(b)を参照して、厚さ5〜20nmの酸化膜を熱酸化又はCVD法により基板1全面に形成する。この酸化膜は、第1ゲート電極4の側面に形成された部分は容量絶縁膜7に、基板1表面に形成された部分が第2ゲート絶縁膜6になる。
次いで、図3(c)を参照して、第1実施形態と同様の工程により、第1ゲート電極4の側面に多結晶シリコンのサイドウォールからなる第2ゲート電極5を形成する。この第2ゲート電極5の上端を窒化膜マスク25の上端と揃えることが、第2ゲート電極5にシリサイドを形成できる面積を大きくするために好ましい。次いで、第1及び第2ゲート電極4、5をマスクとするイオン注入及び活性化熱処理により、低濃度不純物領域2−3、2−4を形成する。
次いで、図3(d)を参照して、CVD法により絶縁膜を堆積し、エッチバックして第2ゲート電極5の側面に絶縁性サイドウォール14を形成する。この絶縁性サイドウォール14は、第2ゲート電極5の上部が表出するようにエッチバック量を調整して形成される。その後、第1ゲート電極4、第2ゲート電極5及び絶縁性サイドウォール14をマスクとするイオン注入により、高濃度不純物領域2−5、2−6を形成し、第1及び第2不純物領域2−1、2−2とする。
次いで、第1実施形態と同様のサリサイド工程を経て、第2ゲート電極5の表出面及び基板1の表出面にシリサイド膜を形成する。次いで、層間絶縁膜を形成し、必要な配線を形成して第2実施形態に係る半導体記憶装置が製造される。なお、本実施形態でもフラッシュメモリのNOR型セルと同様の構造にすることができる。
本第2実施形態では、第2ゲート電極5に書込電圧が印加され、第1ゲート電極4はフローティングゲート電極とされる。この第2ゲート電極5の表面にはシリサイド膜が形成されて低抵抗化されるので、遅延が小さい。
(3)本発明の第3実施形態
本発明の第3実施形態は、高誘電体膜の側面にフローティング状態の第2ゲート電極を設け、第1ゲート絶縁膜の直交方向(チャネル方向)に延在する制御ゲート電極を設けた実施形態に関する。以下、その製造工程に沿って説明する。図4は本発明の第3実施形態断面工程図であり、トランジスタの断面構造を表している。図8は本発明の第3実施形態平面図であり、層間絶縁膜を堆積する前の電極配置を表している。
まず、図8を参照して、第1実施形態と同様のSTI11を形成し、しきい値調整用の不純物をドープする。次いで、図4(a)を参照して、トンネル酸化膜3−1、窒化膜3−2及び酸化膜3−3を順次積層した第1ゲート絶縁膜3を形成し、その上に厚さ30〜100nmの高誘電体膜である窒化膜マスク25を形成する。次いで、窒化膜マスク25を用いたドライエッチングにより、第1ゲート絶縁膜3と窒化膜マスク25との積層パターン15を形成する。この積層パターン15は、図8を参照して、紙面の上下方向に延在する。なお、トンネル酸化膜3−1を残してもよい。
次いで、図4(b)を参照して、CVD法又は熱酸化により基板1上全面に厚さ5〜20nmの酸化膜を形成する。この酸化膜は、基板1の表出面に形成された部分が第2ゲート絶縁膜6を構成する。なお、積層パターン15の表面に形成された酸化膜は、第1ゲート絶縁膜3の保護膜となる。
次いで、図4(c)を参照して、ドープされた多結晶シリコンのサイドウォールからなる第2ゲート電極5を積層パターン15の側面に形成する。この第2ゲート電極5及び窒化膜マスク25をマスクとするイオン注入により、第1及び第2不純物領域2−1、2−2を形成する。
次いで、図4(d)を参照して、CVD法又は熱酸化により第2ゲート電極5の側面を被覆する厚さ5〜20nmの酸化膜26を形成する。この酸化膜26は、単独で又は第2ゲート絶縁膜6と共に積層パターン15及び第2ゲート電極5の外側に延在する基板1表面を被覆することもできる。
次いで、図4(e)を参照して、CVD法により基板1上全面に厚さ50〜150nmの多結晶シリコン膜を堆積し、不純物ドープをした後、これをリソグラフィとドライエッチングによりパターニングして制御ゲート電極8とする。この制御ゲート電極8は、図8を参照して、窒化膜マスク25及び第1ゲート絶縁膜3の延在方向(紙面の上下方向)と直交する方向に複数のトランジスタ上を横断して延在している。
次いで、層間絶縁膜を堆積し、その上に窒化膜マスク25に沿って延在し第1及び第2不純物領域2−1、2−2とそれぞれ接続する配線、及びその他の配線を形成して、AND型の半導体記憶装置が製造される。
この実施形態では、書込電圧は制御ゲート電極8に印加され、フローティングゲートである第2ゲート電極に酸化膜26を誘電体膜とする容量結合を通して電圧を誘起する。かかる本実施形態のトランジスタの書込動作は、上述した第1実施形態と同様である。即ち、第1ゲート絶縁膜3の上に、第1実施形態の第1ゲート電極に代えて、高誘電体膜である窒化膜マスク25を介して制御ゲート電極8が設けられている。そして、制御ゲート電極8に印加された書込電圧により、第1ゲート絶縁膜の下にチャネルが形成され書込がなされる。ここで、窒化膜マスク25の誘電率は高いから、窒化膜マスク25にイオン注入を防止するに十分な厚さをもたせても、チャネルを形成するに十分な電界を低い書込電圧により発生することができる。
この制御ゲート電極8のパターニングの際、制御ゲート電極8の外側に表出する酸化膜26、第2ゲート絶縁膜6及びこれと同時に形成された酸化膜、及び第2ゲート電極5をエッチングして除去することが好ましい。図4(e)は図8中のAB断面図、図4(f)は図8中のCD断面図である。その結果、図4(f)を参照して、制御ゲート電極8がない場所では第2ゲート電極5が除去されている。このように、第2ゲート電極5の幅(延長方向の長さ)を制御ゲート電極8の直下に制限することで、制御ゲート電極8の外側に延在する部分から生ずる第2ゲート電極5の浮遊容量を遮断し、浮遊容量に起因する第2ゲート電極5の誘導電圧の低下を回避することができる。
上述した本第3実施形態では、各トランジスタはそれぞれSTI11で分離されている。これをフラッシュメモリのAND型セルと同様に構成することもできる。例えば、図8を参照して、紙面の上下に隣接する第1不純物領域2−1及び第2不純物領域2−2をそれぞれ連続する領域として形成することで、第1及び第2不純物領域2−1、2−2へ接続する配線を省略することができる。さらに、紙面の左右に隣接する不純物領域2−1、2−2を共通にして面積を小さくすることもできる。これらの隣接セルの不純物領域が連続する領域として形成されるAND型セルにおいて、電荷を導電性のフローティングゲートに蓄積するフラッシュメモリと異なり、絶縁膜に蓄積する本発明の半導体記憶装置ではSTIによる分離を設ける必要はない。従って、最初のSTIの形成工程を省略することができる。
(4)本発明の第4実施形態
本発明の第4実施形態は、第1ゲート電極をフローティングゲートとし、書込電圧が印加される第2ゲート電極を第1ゲート電極上をチャネル方向に横切り延在した実施形態に関する。以下、その製造工程に沿って説明する。図5は本発明の第4実施形態断面工程図であり、トランジスタの断面構造を表している。図9は本発明の第4実施形態平面図であり、AND型セル構造の層間絶縁膜を堆積する前の電極配置を表している。
まず、しきい値を調整するためにイオン注入及び活性化処理をする。なお、本実施形態はAND型セル構造を採るため、STIを形成する必要はない。次いで、図5(a)を参照して、第1実施形態と同様にトンネル酸化膜3−1、窒化膜3−2及び酸化膜3−3の積層膜からなる第1ゲート絶縁膜3、その上に厚さ30〜100nmの多結晶シリコン膜を順次堆積してパターニングし、第1ゲート絶縁膜3上に第1ゲート電極4が設けられたパターンを形成する。このパターンは、図9の紙面の上下方向に互いに平行に延在する複数のパターンとする。
次いで、図5(b)を参照して、熱酸化又はCVD法により第1ゲート電極4及び基板の表出面を被覆する厚さ5〜20nmの酸化膜を形成する。この酸化膜は、第1ゲート電極4の上面及び側面で容量絶縁膜7となり、また基板1の表出面で第2ゲート絶縁膜6となる。
次いで、図5(c)を参照して、CVD法により厚さ30〜150nmの窒化膜を堆積し、エッチバックして第1ゲート電極4の側面に窒化膜からなるダミーサイドウォール10を形成する。次いで、第1ゲート電極4及びダミーサイドウォール10をマスクとするイオン注入により、第1及び第2不純物領域2−1、2−2を形成する。図9を参照して、この第1及び第2不純物領域2−1、2−2は、第1ゲート電極4と平行に、第1ゲート電極4からダミーサイドウォール10の厚さで決まるオフセット領域の幅だけ離れて形成される。このダミーサイドウォール10の使用により、オフセット幅を容易かつ精密に画定することができる。
次いで、図5(d)を参照して、燐酸をエッチャントとしてダミーサイドウォール10をエッチングして除去する。
次いで図5(e)を参照して、全面にCVD法により厚さ50〜150nmの多結晶シリコン膜を堆積し、この多結晶シリコン膜へ不純物をイオン注入後、1000℃で5秒間のRTA処理により活性化する。次いで、この多結晶シリコン膜をパターニングして第2ゲート電極5を形成する。同時に、第2ゲート電極5の外側に延在する第1ゲート電極4をその上面の酸化膜と共にエッチングして除去する。このとき、第2ゲート電極5の外側に延在する第2ゲート絶縁膜6も同時に除去される。次いで、第2ゲート電極5を絶縁膜で埋め込みCMP(化学的機械的研磨)により平坦化したのち、第2ゲート電極5上面にシリサイド層を形成する。
この第2ゲート電極は、図9を参照して、第1ゲート絶縁膜3及び第1ゲート電極4と直交する方向(図9の紙面の左右方向)に延在する帯状のパターンとして形成される。そして、図9中のEF断面を表す図5(e)及びGH断面を表す図5(f)を参照して、フローティングゲートである第1ゲート電極4は、第2ゲート電極5と重なる部分にのみ形成され、隣接する第2ゲート電極5の間には存在しない。このように、隣接する第2ゲート電極5直下の第1ゲート電極4を互いに分離することで、第1ゲート電極4に結合する静電容量を小さくし、第2ゲート電極5に印加された書込電圧により第2ゲート電極へ誘起される電圧を大きくすることができる。
上述した本第4実施形態はSTIを形成しないAND型セル構造としたが、全てのトランジスタをSTIで絶縁分離し、必要な配線を形成することもできる。この構造で、一つの第2ゲート電極5とこれに直交する第1及び第2不純物領域2−1、2−2と接続する配線の一つとを選択して、その交点のトランジスタに書き込む半導体記憶装置とすることができる。
(5)本発明の第5実施形態
本発明の第5実施形態は、第4実施形態の第1ゲート電極に代えて高誘電体膜を用い、かつ第4実施形態の第2ゲートを制御ゲート電極(書込電圧が印加されて第1ゲート絶縁膜直下にチャネルを形成する電極。)として用いる実施形態に関する。この高誘電体膜は隣接するセル間で連続であってよく、第4実施形態の第1ゲート電極のように分離する必要はない。以下、その製造工程に沿って説明する。図6は本発明の第5実施形態断面工程図であり、トランジスタの断面構造を表している。
まず、しきい値調整のイオン注入と活性化を行う。なお、本実施形態は図9に示す第4実施形態と同様、AND型セル構造を有し、従ってSTIの形成は不要である。もちろん、各トランジスタをSTIで分離する構造の半導体記憶装置とすることもできる。次いで、図6(a)を参照して、トンネル酸化膜3−1、窒化膜3−2及び酸化膜3−3を積層した第1ゲート絶縁膜3を第1実施形態と同様に堆積する。次いで、CVD法により厚さ30〜50nmのAl2 3 膜を堆積する。次いで、ドライエッチングによりAl2 3 膜及び第1ゲート絶縁膜3をパターニングして、図6の紙面に垂直方向に延在する第1ゲート絶縁膜3とAl2 3 とからなる高誘電体膜9の積層パターン15を形成する。
次いで、図6(b)を参照して、熱酸化又はCVD法により全面に厚さ5〜20nmの酸化膜を形成する。この酸化膜のうち基板1の表面に形成された部分が第2ゲート絶縁膜6となる。
次いで、図6(c)を参照して、全面に厚さ30〜150nmの窒化膜を堆積後、エッチバックして積層パターン15の側面に窒化膜からなるダミーサイドウォール10を形成する。次いで、積層パターン15及びダミーサイドウォール10をマスクとするイオン注入により第1及び第2不純物領域2−1、2−2を形成する。このとき、高誘電体膜9により第1ゲート絶縁膜へのイオン注入が有効に阻止されるので、キャリアを蓄積して記憶する第1ゲート絶縁膜3の特性の劣化が少ない。
次いで、図6(d)を参照して、燐酸をエッチャントとしてダミーサイドウォール10をエッチングし除去する。
次いで、図6(e)を参照して、全面に多結晶シリコン膜を堆積し、パターニングすることで、積層パターン15の直交方向(図9の紙面の左右方向)に延在する帯状パターン(図9の第2ゲート電極と同様のパターン)からなる制御ゲート電極8を形成する。本実施形態では、積層パターン15は、互いに平行に延在する複数の制御ゲート電極8を横断して延在するが、制御ゲート電極8直下と制御ゲート電極8の間とで同じ構造とすることができる。従って、制御ゲート電極8のパターニングのみ考慮すればよく、工程が簡単になる。なお、制御ゲート電極8を構成する多結晶シリコン膜が制御ゲート電極8間に残量しないよう、オーバエッチングをすることが望ましい。
また、本実施形態の高誘電体膜9の誘電率は大きいため、制御ゲート電極8からみた実効ゲート膜厚は薄いので、イオン注入防止に十分な厚い高誘電体膜9を用いてもチャネル形成に必要な電界を印加することができる。
次いで、絶縁膜を堆積しCMPにより制御ゲート電極8間を絶縁膜で埋めたのち、制御ゲート電極8上面にシリサイド膜を形成する。その後、層間絶縁膜帯び必要な配線を形成して半導体記憶装置が製造される。
上述した説明には、以下の付記記載の発明が開示されている。
(付記1)
半導体基板上に第1ゲート絶縁膜を介して設けられた第1ゲート電極と、前記第1ゲート電極の両側に形成された第1及び第2不純物領域とを備え、前記第1ゲート絶縁膜の両端部にチャネルから注入されたキャリアを蓄積可能な半導体記憶装置において、
前記第1ゲート絶縁膜と前記第1及び第2不純物領域との間に表出する前記基板上に形成された第2ゲート絶縁膜と、
前記第1ゲート電極の両側の前記基板上に前記第2ゲート絶縁膜を介して形成された、前記第1ゲート電極と容量結合する第2ゲート電極とを有し、
前記第1ゲート電極に書込電圧を印加してフローティング状態にある前記第2ゲート電極に電圧を誘起させ、前記第1及び第2不純物領域のうちドレインとして選択された前記不純物領域に近い側の前記第1ゲート絶縁膜の端部にキャリアを注入することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記2)
半導体基板上に第1ゲート絶縁膜を介して設けられた第1ゲート電極と、前記第1ゲート電極の両側に形成された第1及び第2不純物領域とを備え、前記第1ゲート絶縁膜の両端部にチャネルから注入されたキャリアを蓄積可能な半導体記憶装置において、
前記第1ゲート絶縁膜と前記第1及び第2不純物領域との間に表出する前記基板上に形成された第2ゲート絶縁膜と、
前記第1ゲート電極の両側の前記基板上に前記第2ゲート絶縁膜を介して形成された、前記第1ゲート電極と容量結合する第2ゲート電極とを有し、
前記第2ゲート電極に書込電圧を印加してフローティング状態にある前記第1ゲート電極に電圧を誘起させ、前記第1及び第2不純物領域のうちドレインとして選択された前記不純物領域に近い側の前記第1ゲート絶縁膜の端部にキャリアを注入することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記3)
前記第2ゲート電極は、前記第1ゲート電極の側面に設けられた容量絶縁膜を介して前記第1ゲート電極の側面に形成されたサイドウォールからなることを特徴とする付記1又は2記載の半導体記憶装置。
(付記4)
前記第2ゲート電極は、前記第1ゲート電極上を横断してチャネル長方向に延在することを特徴とする付記2記載の半導体記憶装置。
(付記5)
半導体基板に形成された第1及び第2不純物領域と、
前記第1及び第2不純物領域の間の前記基板上に形成され、両端部にチャネルから注入されたキャリアを蓄積可能な第1ゲート絶縁膜と、
前記第1及び第2不純物領域を形成するためのイオン注入時にイオン注入防止膜となる厚さを有する、前記第1ゲート絶縁膜上に形成された高誘電体膜と、
前記第1ゲート絶縁膜と前記第1及び第2不純物領域との間に表出する前記基板上に形成された第2ゲート絶縁膜と、
前記高誘電体膜上を横断して前記第2ゲート絶縁膜上に延在する制御ゲート電極とを有し、
前記制御ゲート電極に書込電圧を印加して、前記第1及び第2不純物領域のうちドレインとして選択された前記不純物領域に近い側の前記第1ゲート絶縁膜の端部にキャリアを注入することを特徴とする半導体記憶装置。
(付記6)
前記高誘電体膜に隣接して前記第2ゲート絶縁膜上に形成されたフローティング状態の第2ゲート電極を有し、
前記制御ゲート電極は、前記高誘電体膜上及び前記制御ゲート電極と容量結合する前記第2ゲート電極上を横断して前記基板上に延在することを特徴とする付記5記載の半導体記憶装置。
(付記7)
前記第1ゲート絶縁膜上に前記第1ゲート電極を形成する工程と、
次いで、前記第1ゲート電極の上面並びに側面及び前記第1絶縁膜の側面を覆う容量絶縁膜と、前記第1ゲート絶縁膜の外側に表出する前記基板表面を覆う前記第2ゲート絶縁膜とを形成する工程と、
次いで、前記第1ゲート電極の側面に前記容量絶縁膜を介して接するダミーサイドウォールを前記第2ゲート絶縁膜上に形成する工程と、
次いで、前記第1ゲート電極及び前記ダミーサイドウォールをマスクとするイオン注入により、前記第1及び第2不純物領域を形成する工程と、
次いで、前記ダミーサイドウォールを除去する工程と、
次いで、前記第1ゲート電極上を横断して前記第2ゲート絶縁膜上に延在する第2ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする付記4記載の半導体記憶装置の製造方法。。
(付記8)
前記第1ゲート絶縁膜上に前記高誘電体膜を形成する工程と、
次いで、前記高誘電体膜の外側に表出する前記基板表面を覆う前記第2ゲート絶縁膜とを形成する工程と、
次いで、前記第2ゲート絶縁膜上かつ前記高誘電体膜の側面にダミーサイドウォールをに形成する工程と、
次いで、前記高誘電体膜及び前記ダミーサイドウォールをマスクとするイオン注入により、前記第1及び第2不純物領域を形成する工程と、
次いで、前記ダミーサイドウォールを除去する工程と、
次いで、前記高誘電体膜上を横断して前記第2ゲート絶縁膜上に延在する制御ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする付記5記載の半導体記憶装置の製造方法。
本発明によれば、ソース・ドレインの形状、不純物濃度、ドレインへの印加電圧或いは基板濃度という製造工程で生ずるばらつきに対して、キャリアの書込位置が変動せずかつ第1ゲート絶縁膜の両端近くに書き込むことができるトランジスタを提供することができる。従って、チャネル長を短縮しても書き込まれたキャリアの干渉が少なく、セル面積が小さな不揮発性の半導体記憶装置の製造に利用することができる。
本発明の第1実施形態断面工程図 本発明の第1実施形態書込特性説明図 本発明の第2実施形態断面工程図 本発明の第3実施形態断面工程図 本発明の第4実施形態断面工程図 本発明の第5実施形態断面工程図 本発明の第1実施形態平面図 本発明の第3実施形態平面図 本発明の第4実施形態平面図 従来の半導体記憶装置断面図
符号の説明
1 基板
2−1、2−2 不純物領域
2−3、2−4 低濃度不純物領域
2−5、2−6 高濃度不純物領域
3 第1ゲート絶縁膜
3−1 トンネル酸化膜
3−2 窒化膜
3−3 酸化膜
3A、3B キャリア蓄積部
4 第1ゲート電極
5 第2ゲート電極
6 第2ゲート絶縁膜
7 容量絶縁膜
8 制御ゲート電極
9 高誘電体膜
10 ダミーサイドウォール
11 STI(シャロートレンチ分離帯)
12−1、12−2 配線
13 ゲート電極
14 絶縁性サイドウォール
15 積層パターン
21 チャネル
22 オフセット領域
23 キャリア
24 蓄積キャリア
25 窒化膜マスク
26 酸化膜
Vwr 書込電圧
Vs ソース電圧
Vd ドレイン電圧

Claims (5)

  1. 半導体基板上に第1ゲート絶縁膜を介して設けられた第1ゲート電極と、前記第1ゲート電極の両側に形成された第1及び第2不純物領域とを備え、前記第1ゲート絶縁膜の両端部にチャネルから注入されたキャリアを蓄積可能な半導体記憶装置において、
    前記第1ゲート絶縁膜と前記第1及び第2不純物領域との間に表出する前記基板上に形成された第2ゲート絶縁膜と、
    前記第1ゲート電極の両側の前記基板上に前記第2ゲート絶縁膜を介して形成された、前記第1ゲート電極と容量結合する第2ゲート電極とを有し、
    前記第1ゲート電極に書込電圧を印加してフローティング状態にある前記第2ゲート電極に電圧を誘起させ、前記第1及び第2不純物領域のうちドレインとして選択された前記不純物領域に近い側の前記第1ゲート絶縁膜の端部に、前記第1ゲート絶縁膜の中央部より多量に、前記第1ゲート絶縁膜及び前記第2ゲート絶縁膜の下に形成されたチャネル中に生成するホットキャリアを注入することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 半導体基板上に第1ゲート絶縁膜を介して設けられた第1ゲート電極と、前記第1ゲート電極の両側に形成された第1及び第2不純物領域とを備え、前記第1ゲート絶縁膜の両端部にチャネルから注入されたキャリアを蓄積可能な半導体記憶装置において、
    前記第1ゲート絶縁膜と前記第1及び第2不純物領域との間に表出する前記基板上に形成された第2ゲート絶縁膜と、
    前記第1ゲート電極の両側の前記基板上に前記第2ゲート絶縁膜を介して形成された、前記第1ゲート電極と容量結合する第2ゲート電極とを有し、
    前記第2ゲート電極に書込電圧を印加してフローティング状態にある前記第1ゲート電極に電圧を誘起させ、前記第1及び第2不純物領域のうちドレインとして選択された前記不純物領域に近い側の前記第1ゲート絶縁膜の端部に、前記第1ゲート絶縁膜の中央部より多量に、前記第1ゲート絶縁膜及び前記第2ゲート絶縁膜の下に形成されたチャネル中に生成するホットキャリアを注入することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 半導体基板に形成された第1及び第2不純物領域と、
    前記第1及び第2不純物領域の間の前記基板上に形成され、両端部にチャネルから注入されたキャリアを蓄積可能な第1ゲート絶縁膜と、
    前記第1及び第2不純物領域を形成するためのイオン注入時にイオン注入防止膜となる厚さを有する、前記第1ゲート絶縁膜上に形成された高誘電体膜と、
    前記第1ゲート絶縁膜と前記第1及び第2不純物領域との間に表出する前記基板上に形成された第2ゲート絶縁膜と、
    前記高誘電体膜上を横断して前記第2ゲート絶縁膜上に延在する制御ゲート電極とを有し、
    前記制御ゲート電極に書込電圧を印加して、前記第1及び第2不純物領域のうちドレインとして選択された前記不純物領域に近い側の前記第1ゲート絶縁膜の端部に、前記第1ゲート絶縁膜の中央部より多量に、前記第1ゲート絶縁膜及び前記第2ゲート絶縁膜の下に形成されたチャネル中に生成するホットキャリアを注入することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 前記第1ゲート絶縁膜上に前記第1ゲート電極を形成する工程と、
    次いで、前記第1ゲート電極の上面並びに側面及び前記第1絶縁膜の側面を覆う容量絶縁膜と、前記第1ゲート絶縁膜の外側に表出する前記基板表面を覆う前記第2ゲート絶縁膜とを形成する工程と、
    次いで、前記第1ゲート電極の側面に前記容量絶縁膜を介して接するダミーサイドウォールを前記第2ゲート絶縁膜上に形成する工程と、
    次いで、前記第1ゲート電極及び前記ダミーサイドウォールをマスクとするイオン注入により、前記第1及び第2不純物領域を形成する工程と、
    次いで、前記ダミーサイドウォールを除去する工程と、
    次いで、前記第1ゲート電極上を横断して前記第2ゲート絶縁膜上に延在する第2ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする請求項2記載の半導体記憶装置の製造方法。
  5. 前記第1ゲート絶縁膜上に前記高誘電体膜を形成する工程と、
    次いで、前記高誘電体膜の外側に表出する前記基板表面を覆う前記第2ゲート絶縁膜とを形成する工程と、
    次いで、前記第2ゲート絶縁膜上かつ前記高誘電体膜の側面にダミーサイドウォールをに形成する工程と、
    次いで、前記高誘電体膜及び前記ダミーサイドウォールをマスクとするイオン注入により、前記第1及び第2不純物領域を形成する工程と、
    次いで、前記ダミーサイドウォールを除去する工程と、
    次いで、前記高誘電体膜上を横断して前記第2ゲート絶縁膜上に延在する制御ゲート電極を形成する工程とを有することを特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置の製造方法。
JP2004089789A 2004-03-25 2004-03-25 半導体記憶装置及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4428109B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004089789A JP4428109B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 半導体記憶装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004089789A JP4428109B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 半導体記憶装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005277190A JP2005277190A (ja) 2005-10-06
JP4428109B2 true JP4428109B2 (ja) 2010-03-10

Family

ID=35176498

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004089789A Expired - Fee Related JP4428109B2 (ja) 2004-03-25 2004-03-25 半導体記憶装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4428109B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007109955A (ja) * 2005-10-14 2007-04-26 Sharp Corp 半導体記憶装置及びその製造方法
KR100772355B1 (ko) * 2006-04-14 2007-11-01 에스 초이 데이비드 메모리 셀 크기를 줄인 낸드 플래쉬 메모리 장치 및 그제조 방법
JP5358121B2 (ja) * 2008-05-09 2013-12-04 シャープ株式会社 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
CN106409838A (zh) * 2016-10-31 2017-02-15 上海华虹宏力半导体制造有限公司 Sonos存储器的工艺方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005277190A (ja) 2005-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100391985B1 (ko) 축소가능한 2개의 트랜지스터로 구성된 기억소자의 제조방법
US7384843B2 (en) Method of fabricating flash memory device including control gate extensions
KR100640616B1 (ko) 매몰 게이트 패턴을 포함하는 전계 효과 트랜지스터구조물 및 그것을 포함하는 반도체 소자의 제조방법
US7589374B2 (en) Semiconductor device and related fabrication method
KR20050060782A (ko) 자기정렬된 전하트랩층을 포함하는 반도체 메모리 소자 및그 제조방법
TW201817015A (zh) 半導體裝置
JP2009212398A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
US8546866B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device capable of preventing a silicide short
US8748978B2 (en) Sense-amp transistor of semiconductor device and method for manufacturing the same
JP4972918B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
KR20080048313A (ko) 비휘발성 메모리 소자 및 그 제조 방법
JP2009231300A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
KR20070049731A (ko) 플래시 메모리 및 그 제조방법
US20170256556A1 (en) Nonvolatile memory device and method for fabricating the same
JP2009212399A (ja) 不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法
JP4428109B2 (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
KR20070047572A (ko) 반도체 장치 및 그 형성 방법
JP2008288567A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JPWO2006035503A1 (ja) 半導体装置および半導体装置の製造方法
KR100866953B1 (ko) 반도체 소자 및 그 제조 방법
JP5264139B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US9882033B2 (en) Method of manufacturing a non-volatile memory cell and array having a trapping charge layer in a trench
JP2006012991A (ja) 半導体記憶装置
JP2009135214A (ja) 半導体記憶装置およびその製造方法
JP2002289706A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061117

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090812

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091023

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091124

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121225

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131225

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees