JP2008288567A - 半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フロントゲートとは独立に制御可能なバックゲートを有するFETをメモリセルとして備え、かつコストの低廉な半導体記憶装置を提供する。
【解決手段】半導体記憶装置は、絶縁膜20と、絶縁膜の上方に設けられたFin型半導体16、18と、Fin型半導体内を貫通する貫通口40の内壁に設けられた第1のゲート絶縁膜50と、貫通口内を貫通し、第1のゲート絶縁膜によってFin型半導体から絶縁された第1のゲート電極BGと、第1のゲート電極上にあるFin型半導体の側面上および上面上に形成された第2のゲート絶縁膜60と、Fin型半導体の側面上および上面上に第2のゲート絶縁膜を介して設けられた第2のゲート電極FGとを備えている。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体記憶装置およびその製造方法に係わり、例えば、フローティングボディに電荷を蓄積することによってデータを記憶するFBC(Floating Body Cell)メモリおよびその製造方法に関する。
近年、1T(Transistor)−1C(Capacitor)型のDRAMに代わるメモリと期待されている半導体記憶装置として、FBCメモリ装置がある。FBCメモリ装置は、SOI(Silicon On Insulator)構造上にフローティングボディ(以下、ボディともいう)を備えたFET(Field Effect Transistor)を形成し、このボディに蓄積されている多数キャリアの数の多少によってデータ“1”またはデータ“0”を記憶する。
FBCの中でも、完全空乏化型FBC(FD−FBC(Full-Depletion Floating Body Cell))が開発されている。FD−FBCは、データ“0”とデータ“1”との信号差(電位差)を増大させるためにバックゲートを有する。バックゲートがボディのバイアスを制御し易くするために、埋込み酸化膜(BOX(Buried Oxide)層の膜厚は薄い方が好ましい(例えば、25nm以下)。しかしながら、BOX層の膜厚は、通常、約150nmであり、50nm以下に薄膜化することは技術的に困難である。
これに対処するために、FBCとしてFin型FETを用いる技術が開発されている。Fin型FETをFBCに用いた場合、Fin型半導体の両側面に薄いゲート絶縁膜を形成し、そのゲート絶縁膜上にフロントゲート電極を形成する。フロントゲート電極がFin型半導体の両側面に形成されるので、データの信号差(電位差)を増大させることができる。この場合、BOX層の厚さはFBCの特性に影響を与えない。
フロントゲート電極がFin型半導体の両側面に設けられている場合(フロントゲート電極がΩ型またはπ型ゲート電極である場合)、フロントゲート電極はFin型半導体の上面で接続されているため、Fin型半導体に同じ電位しか印加できない。従って、フロントゲート電極がΩ型またはπ型ゲート電極である場合、データ保持時にフロントゲート電極とは異なる電位をボディに印加することができるバックゲート電極を形成することが困難であった。また、従来のFinFETは、SOI基板を用いていたので、コスト高であった。
特開2006−100600号公報
フロントゲートとは独立に制御可能なバックゲートを有するFETをメモリセルとして備え、かつコストの低廉な半導体記憶装置およびその製造方法を提供する。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置は、基板と、前記基板上に設けられた絶縁膜と、前記絶縁膜の上方に設けられ、前記基板の表面に対して平行に延伸する半導体層と、前記半導体層内を貫通する貫通口の内壁に設けられた第1のゲート絶縁膜と、前記貫通口内を貫通し、前記第1のゲート絶縁膜によって前記半導体層から絶縁された第1のゲート電極と、前記第1のゲート電極上にある前記半導体層の側面上および上面上に形成された第2のゲート絶縁膜と、前記半導体層の側面上および上面上に前記第2のゲート絶縁膜を介して設けられ、前記第1のゲート電極から絶縁されかつ該第1のゲート電極上に重畳する第2のゲート電極とを備えている。
本発明に係る実施形態に従った半導体記憶装置の製造方法は、シリコンに対して選択エッチング可能なエッチング材料層をバルクシリコン基板上のゲート電極形成領域に形成し、前記バルクシリコン基板上および前記エッチング材料層上に、前記エッチング材料層の延伸方向に対して交差するように半導体層を形成し、前記半導体層によって被覆されていない前記エッチング材料層および前記バルクシリコン基板をエッチングすることによって、前記エッチング材料層を貫通し、前記バルクシリコン基板に達するトレンチを形成し、前記トレンチの側面に側壁膜を形成し、前記トレンチの底部にある前記バルクシリコン基板を酸化することによって、前記半導体層および前記エッチング材料層の下方に埋込み酸化膜を形成し、前記エッチング材料層を除去することによって、前記半導体層内を貫通する貫通口を形成し、前記貫通口の内壁に第1のゲート絶縁膜を形成し、前記貫通口内に第1のゲート電極を形成し、前記第1のゲート電極上にある前記半導体層の側面上および上面上に第2のゲート絶縁膜を形成し、前記第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成することを具備する。
本発明による半導体記憶装置は、フロントゲートとは独立に制御可能なバックゲートを有するFETをメモリセルとして備え、かつ低コストで製造することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る第1の実施形態に従ったFBCメモリの平面図である。図2は、図1の2−2線に沿った断面図である。図3は、図1の3−3線に沿った断面図である。図1では、コンタクトより下層の構造を示している。FBCメモリは、ストライプ状に形成され第1の方向に延伸するFin型半導体30を有する。Fin型半導体30は、基板10に対して平行に延伸するように細長く形成され、基板10の表面に対して或る程度の高さを有する半導体である。フロントゲート電極FGおよびバックゲート電極BGは、Fin型半導体30の延伸方向に対してほぼ直交する方向に延伸している。フロントゲート電極FGは、Fin型半導体30の両側面上および上面上に設けられている。バックゲート電極BGは、Fin型半導体30内を貫通するように設けられている。図1に示す平面図では、フロントゲート電極FGがバックゲート電極BG上に重複しているため、バックゲート電極BGが充分に図1に現れていないが、実際には、図3に示すように、バックゲート電極BGは、Fin型半導体30内を貫通して、フロントゲートコンタクトFGCの手前まで伸びている。フロントゲート電極FGおよびバックゲート電極BGは、図2および図3に示すようにゲート間絶縁膜21によって互いに絶縁されている。ゲート間絶縁膜21は、例えば、シリコン酸化膜からなる。
図2および図3に示すように、Fin型半導体30は、シリコン基板10上に設けられた絶縁膜としてのLOCOS−BOX(Local Oxidized Silicon−Buried Oxide)層(以下、BOX層)20の上方に設けられている。BOX層20は、LOCOSプロセスを用いて形成されるので、Fin型半導体30の下にバーズビークが形成されている。BOX層20は、Fin型半導体30およびバックゲート電極BGをシリコン基板10から確実に絶縁するために比較的厚く形成されている。
BOX層20上に設けられたFin型半導体30には、図3に示すように、貫通口40が設けられている。第1のゲート絶縁膜50が貫通口40の内壁に設けられている。第1のゲート電極としてのバックゲート電極BGは、この貫通口40内を貫通している。バックゲート電極BGは、ゲート絶縁膜50によってFin型半導体30から絶縁されている。また、バックゲート電極BGは、BOX層20によって、シリコン基板10からも絶縁されている。第2のゲート絶縁膜60がFin型半導体30の側面上および上面上に設けられている。第2のゲート電極としてのフロントゲート電極FGは、Fin型半導体30の側面上および上面上に第2のゲート絶縁膜60を介して設けられている。このように、フロントゲート電極FGは、Fin型半導体30の側面上および上面上を這うように形成されており、その形状から“Ω型またはπ型ゲート電極”とも呼ばれる。
図3に示すように、フロントゲート電極FGの直下のFin型半導体30にはボディBが形成されており、データを格納するために多数キャリアを蓄積あるいは放出する。ボディBの両側に隣接するFin型半導体30には、図2に示すように、ソース層Sおよびドレイン層Dが設けられている。
フロントゲート電極FGは、フロントゲートコンタクトFGCを介して配線(図示せず)に接続され、バックゲート電極BGは、バックゲートコンタクトBGCを介して配線(図示せず)に接続される。フロントゲートコンタクトFGCおよびバックゲートコンタクトBGCは、図1に示すようにFin型半導体30を挟んで反対側に設けられており、それにより、それぞれ異なる電圧をフロントゲート電極FGおよびバックゲート電極BGへ印加することを可能とする。また、ソース層Sは、ソースコンタクトSCを介してソース線(図示せず)に接続されている。ドレイン層Dは、ドレインコンタクトDCを介してビット線(図示せず)に接続されている。ビット線は、フロントゲート電極FGおよびバックゲート電極BGの延伸方向に対して直交方向へ延伸する。即ち、ビット線の延伸方向は、Fin型半導体30の延伸方向に平行方向である。ソース線は、フロントゲート電極FGおよびバックゲート電極BGの延伸方向に対して平行方向に延伸する。
Fin型半導体30は、例えば、シリコン単結晶からなる。第1および第2のゲート絶縁膜50、60は、例えば、シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜、あるいは、シリコン酸化膜よりも高い比誘電率を有する高誘電体(例えば、HfSiO)からなる。フロントゲート電極FGおよびバックゲート電極BGは、例えば、ポリシリコンからなる。
本実施形態によれば、Fin型半導体30の下部に貫通口40を設け、この貫通口40にバックゲート電極BGを通している。これにより、バックゲート電極BGは、フロントゲート電極FGからの絶縁を保ちつつもフロントゲート電極FGに重畳することができる。さらに、バックゲートコンタクトBGCおよびフロントゲートコンタクトFGCは、互いにメモリセルアレイの反対側に設けられている。その結果、バックゲート電極BGおよびフロントゲート電極FGは、それぞれ第1のゲート絶縁膜50および第2のゲート絶縁膜60を介して互いに異なる電圧をボディBに印加することができる。例えば、メモリセルがN型MISFETで構成されている場合、データ書込み動作に、フロントゲート電極FGが高レベル電位をボディBへ印加し、ビット線(図示せず)がドレイン層Dに高レベル電位を印加する。これにより、ドレイン層DとボディBとの界面においてインパクトイオン化を引き起こし、ボディBにホールを蓄積する。データ保持時には、バックゲート電極BGが低レベル電位をボディBに印加する。これによって、ボディBにポテンシャルウェルを形成し、ボディB内のホールが保持される。
本実施形態によれば、バックゲート電極BGおよびフロントゲート電極FGが重複しているので、メモリセルの微小化に優れている。例えば、本実施形態では、図1に示すように、1つのセルユニットは、4Fの領域に形成され得る。ここで、Fは、Feafure siseであり、リソグラフィを用いて形成可能な最小線幅を意味する。
次に、本実施形態によるFBCメモリの製造方法を説明する。図4から図22は、第1の実施形態によるFBCメモリの製造方法を示す断面図または平面図である。まず、バルクシリコン基板(以下、基板)10を準備する。基板10は、不純物濃度1×1016cm−3〜1×1017cm−3であるP型単結晶シリコンを用いる。基板10は、そのままN型MISのチャネル領域としても用いられ得る。厚み約200nmのシリコン酸化膜12を基板10上に堆積する。リソグラフィおよびRIE(Reactive Ion Etching)を用いて、基板10の表面のうちバックゲート電極BGが形成される表面領域にあるシリコン酸化膜12を除去する。このとき、シリコン酸化膜12はストライプ状に形成され、そのライン幅およびスペース幅は、ともにF(Feature size)である。
次に、図5に示すように、露出された基板10の表面領域に、厚み約200nmの単結晶シリコンゲルマニウム層13を選択エピタキシャル成長させる。
高さ2F程度のシリコン酸化膜14を、図5に示す構造上に堆積する。シリコン酸化膜14上にマスク材としてのシリコン窒化膜15を堆積する。15は、シリコン窒化膜に代えてポリシリコン層であってもよい。次に、リソグラフィおよびRIEを用いて、図6の平面図に示すように、シリコン窒化膜15をストライプ状に加工する。このとき、シリコン窒化膜15の延伸方向は、シリコンゲルマニウム層13の延伸方向に対して直交する方向である。さらに、シリコン窒化膜15のライン幅およびスペース幅はともにFである。図7は、図6の7−7線に沿った断面図である。図8は、図6の8−8線に沿った断面図である。図9は、図6の9−9線に沿った断面図である。
次に、シリコン窒化膜15をマスクとして用いて、RIEでシリコン酸化膜14をシリコンゲルマニウム層13および基板10が露出するまでエッチングする。これにより、図8に示した構造は、図10(A)に示す構造になる。図9に示した構造は、図10(B)に示す構造になる。
続いて、図11(A)および図11(B)に示すように、露出されたシリコン基板10およびシリコンゲルマニウム層13上に厚み1.5Fの単結晶シリコン層16を選択的にエピタキシャル成長させる。図11(A)および図11(B)は、それぞれ図10(A)および図10(B)に続く製造方法を示す断面図である。シリコン層16は、後の工程でFin型半導体として用いられる。
次に、CMP(Chemical Mechanical Polish)技術を用いて、シリコン窒化膜15を除去する。これにより、図12(A)および図12(B)に示す構造が得られる。このとき、シリコン層16の上面は、基板10の表面を基準としてシリコン酸化膜14の上面よりも低い位置にある。
次に、シリコン窒化膜をシリコン層16およびシリコン酸化膜14上に堆積し、このシリコン窒化膜をCMPで研磨する。これにより、図13(A)および図13(B)に示すように、シリコン層16上にシリコン窒化膜17を残置させる。
次に、弗化アンモニウム溶液を用いて、シリコン酸化膜14を除去する。シリコン窒化膜17をマスクとして用いて、異方性プラズマエッチング(RIE)でシリコンゲルマニウム層13をエッチングし、さらに、約400nmほど基板10をエッチングする。これにより、図14(A)および図14(B)に示すように、トレンチ35がシリコンゲルマニウム層13を貫通し、シリコン基板10に達するように形成される。また、シリコン柱18がシリコンゲルマニウム層13の下に形成される。シリコン柱18は、シリコン層16と同じ平面領域に設けられている。従って、シリコンゲルマニウム層13がない領域では、図14(B)に示すように、シリコン柱18はシリコン層16と一体になっている。従って、シリコン層16、または、シリコン層16およびシリコン柱18をFin型半導体30とも呼ぶ。Fin型半導体30は、シリコンゲルマニウム層13の延伸方向に対して直交する方向に延伸している。従って、この段階で、シリコンゲルマニウム層13がFin型半導体30上のシリコン窒化膜17をマスクとしてエッチングされることによって、シリコンゲルマニウム層13は、図15の平面図で示す斜線部分にのみ残存する。
次に、図16(A)および図16(B)に示すように、シリコン窒化膜からなる側壁膜19を、シリコン柱18、シリコンゲルマニウム層13、シリコン層16およびシリコン窒化膜17の側面に形成する。即ち、側壁膜19をトレンチ35の側面に形成する。続いて、図17(A)および図17(B)に示すように、隣接するシリコン層16の間で露出されたシリコン基板10の表面を熱酸化する。つまり、シリコン窒化膜17および側壁膜19をマスクとして用いて、トレンチ35底部のシリコン基板10をLOCOS酸化する。これにより、シリコン柱18の下部が酸化され、シリコン柱18の下にバーズビークが形成される。LOCOS酸化は、隣接するバーズビークがシリコン柱18の下で接触し、シリコン柱18を基板10から絶縁するまで実行される。これにより、Fin型半導体30およびシリコンゲルマニウム層13の下方にLOCOS−BOX20が形成される。
このLOCOS酸化において、シリコンゲルマニウム層13を酸化した場合、層13の体積膨張によりFin型半導体30が倒れてしまうおそれがある。従って、LOCOS−BOX20は、シリコンゲルマニウム層13に達しないようにする必要がある。図14に示す工程で、シリコン柱18をシリコンゲルマニウム層13の下に形成することによって、シリコンゲルマニウム層13を酸化することなくFin型半導体30の下にLOCOS−BOX20を形成ことが可能となる。
次に、図18(A)および図18(B)に示すように、熱燐酸溶液を用いてシリコン窒化膜17および側壁膜19を除去する。図18(C)は、図6の7−7線(Fin型半導体30)に沿った断面に相当する。図18(C)のA−A線に沿った断面が図18(A)に示され、B−B線に沿った断面が図18(B)に示されている。理解しやすいように、以降の図19から図22では、図18(A)に続く断面を(A)とし、図18(C)に続く断面を(B)として示す。
次に、弗硝酢酸混合液を用いて、シリコン層16とシリコン柱18との間に露出されているシリコンゲルマニウム層13を除去する。これにより、図19(A)および図19(B)に示すように、Fin型半導体30内を貫通する貫通口40を形成する。さらに、熱酸化により、貫通口40の内壁に第1のゲート絶縁膜50を形成する。第1のゲート絶縁膜50は、約5nmの膜厚のシリコン酸化膜である。この熱酸化により、図19(A)のシリコン層16およびシリコン柱18の側面にも同様にシリコン酸化膜が形成される。
次に、図20に示すように、バックゲート電極BGの材料を図19(A)および図19(B)に示した構造上に堆積する。このとき、この電極材料(BG)が貫通口40内を充填するように堆積する。電極材料(BG)は、燐が高濃度にドープされたポリシリコンであり、その堆積膜厚は、約100nmである。続いて、リソグラフィおよびRIEを用いて、図20(B)に示すように電極材料(BG)をストライプ状にエッチングする。このとき、電極材料(BG)のライン幅およびスペース幅は、ともにFである。電極材料(BG)のラインは貫通口40を含むようにする。ここで、電極材料(BG)の延伸方向は、Fin型半導体30の延伸方向に直交する方向である。
次に、図21(A)および図21(B)に示すように、フォトレジスト61を塗布した後に、このフォトレジスト61をエッチバックする。このとき、レジスト61の上面が貫通口40の上端の高さレベルよりも高いレベルに位置するようにフォトレジスト61をエッチバックする。
次に、フォトレジスト61をマスクとして用いて、等方性プラズマエッチング(CDE(Chemical Dry Etching))で電極材料(BG)をエッチングする。さらに、レジスト61を除去することによって、図22(A)および図22(B)に示すように、バックゲート電極BGが形成される。
次に、再度、熱酸化を行うことによって、図2および図3に示すように、バックゲート電極BGの表面にゲート間絶縁膜21を形成し、かつ、第2のゲート絶縁膜60をFin型半導体30の上面および側面に形成する。さらに、フロントゲート電極FGの材料をFin型半導体30およびバックゲート電極BG上に堆積する。フロントゲート電極FGの材料は、燐が高濃度にドープされたポリシリコンであり、その堆積膜厚は、約100nmである。続いて、リソグラフィおよびRIEを用いて、図2に示すようにフロントゲート電極FGの材料をストライプ状にエッチングする。このとき、この電極材料のライン幅およびスペース幅は、ともにFである。この電極材料のラインはバックゲート電極FGと重畳する。これにより、図2および図3に示すフロントゲート電極FGが形成される。
次に、フロントゲート電極FGをマスクとして用いて、n型不純物をイオン注入する。これにより、ソース層Sおよびドレイン層Dが自己整合的に形成される、ソース層Sおよびドレイン層Dの不純物濃度は、約1×1020cm−3である。続いて、1000度以上の高温アニールを施すことによって、ソース層Sおよびドレイン層Dの不純物を活性化させる。
その後、従来の方法を用いて、層間絶縁膜、コンタクト、配線等を形成する。このとき、ビット線はFin型半導体30の延伸方向に対して平行に延びるように形成され、ソース線はFin型半導体30の延伸方向に対して垂直な方向に延びるように形成される。ここで、フロントゲートコンタクトFGCおよびバックゲートコンタクトBGCは、互いにFin型半導体30(メモリセルアレイ)の反対側に形成される。さらに、フロントゲート電極FGおよびバックゲート電極BGは重畳しているものの、ゲート間絶縁膜21によって互いに絶縁されている。従って、フロントゲート電極FGおよびバックゲート電極BGには異なる電圧を印加することができる。
本実施形態は、LOCOS−BOXを用いることによって、バルクシリコン基板からFin型半導体を形成可能としながら、フロントゲート電極FGとは独立に電圧制御可能なバックゲート電極BGを、フロントゲート電極FGの下にフロントゲート電極FGに重畳するように形成することができる。SOI基板を用いることなく、バルクシリコン基板10を用いることによって、本実施形態は、Fin型FBCメモリを安価に製造することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、Fin型半導体の形成方法が第1の実施形態のそれと異なる。第2の実施形態のその他の構成および製造方法は、第1の実施形態のそれらと同様である。
図23から図25に第2の実施形態の製造方法を示す。まず、バルクシリコン基板10を用いて、図5に示す構造を形成する。弗化アンモニウム水溶液等を用いて、シリコン酸化膜12を除去する。
次に、図23に示すように、高さ2Fの単結晶シリコン層104を基板10およびシリコンゲルマニウム層13上にエピタキシャル成長させる。続いて、厚み約200nmのシリコン窒化膜105をシリコン層104上に堆積し、さらに、厚み約300nmのシリコン酸化膜106をシリコン窒化膜105上に堆積する。尚、シリコン窒化膜105およびシリコン酸化膜106は、ともにハードマスクとして用いられるために形成されている。従って、シリコン酸化膜106を設けることなく、膜厚の厚いシリコン窒化膜105をシリコン層104上に堆積するだけでもよい。
次に、リソグラフィおよびRIEを用いて、図24(A)および図24(B)に示すように、シリコン酸化膜106およびシリコン窒化膜105をストライプ状に加工する。このとき、シリコン酸化膜106およびシリコン窒化膜105は、図6のシリコン窒化膜15と同様に、コンゲルマニウム層13の延伸方向に対して直交する方向に延伸する。さらに、シリコン酸化膜106およびシリコン窒化膜105のライン幅およびスペース幅はともにFである。即ち、シリコンゲルマニウム層13とシリコン酸化膜106、シリコン窒化膜105との関係は、第1の実施形態におけるシリコンゲルマニウム層13とシリコン窒化膜15との関係と同様である。従って、この段階での平面構造は、図6に示す平面図と同様である。ただし、第2の実施形態では、シリコン酸化膜106がシリコン窒化膜15に代わり表面に現れている。図24(A)は、図6の8−8線に沿った断面に相当し、図24(B)は、図6の9−9線に沿った断面に相当する。
次に、図25に示すように、シリコン酸化膜106およびシリコン窒化膜105をマスクとして用いて、シリコン層104、シリコンゲルマニウム層13およびシリコン基板10をRIEでエッチングする。このとき、シリコン基板10は、シリコン基板10の表面から約400nmの深さにエッチングされる。これにより、図25(A)および図25(B)に示すように、Fin型半導体16、18が形成されるとともに、トレンチ35がシリコンゲルマニウム層13を貫通し、シリコン基板10に達するように形成される。Fin型半導体16、18は、第1の実施形態と同様にシリコンゲルマニウム層13(バックゲート電極BG)の延伸方向に対して直交する方向に延伸している。
次に、シリコン酸化膜106を除去することによって、図14(A)および図14(B)に示したFin型半導体構造が得られる。このとき、単結晶シリコン層104がFin型半導体層30の役目を果たす。その後、第1の実施形態と同様の製造工程を経ることによって、FIBメモリが完成する。第2の実施形態による製造方法は、第1の実施形態によるFBCメモリを製造することができる。
第2の実施形態による製造方法は、第1の実施形態による製造方法よりも少ない工程数でFBCメモリを製造することができる。第2の実施形態では、図23に示すように、基板10およびシリコンゲルマニウム層13上の全面に単結晶シリコン層104をエピタキシャル成長させる。このため、第2の実施形態は、選択エピタキシャル成長法が不要となる。第2の実施形態は、さらに第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
上記実施形態において、貫通口14の形成のために、シリコンゲルマニウム層を用いた。シリコンゲルマニウム層に代えて、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜を用いてもよい。その場合、単結晶シリコンをエピタキシャル成長させるときに、ポリシリコンがシリコン酸化膜またはシリコン酸化膜上に成長する。しかし、このポリシリコンは、熱処理によって単結晶化することができる。さらに、電子ビーム再結晶化等の方法を用いて、ポリシリコンを単結晶化してもよい。
(第3の実施形態)
まず、図26に示すように、シリコン基板301、BOX(Buried Oxide)層302および単結晶シリコンからなるSOI層303を備えたSOI基板を準備する。シリコン基板301は、1×1014cm−3であるP型単結晶シリコンからなる。活性層としてのSOI層303は、不純物濃度1×1016cm−3〜1×1017cm−3であるP型単結晶シリコンである。SOI層303は、そのままN型MISのチャネル領域としても用いられ得る。
厚み約50nmのシリコン酸化膜304を基板301上に堆積する。リソグラフィおよびRIEを用いて、図27に示すように、基板301の表面のうち後の工程でバックゲートBGが形成される表面領域にあるシリコン酸化膜304を除去する。このとき、シリコン酸化膜301はストライプ状に形成され、そのライン幅およびスペース幅は、ともにFである。
次に、図28に示すように、露出された基板301の表面領域に、厚み約50nmの単結晶シリコンゲルマニウム層305を選択エピタキシャル成長させる。
次に、弗化アンモニウム溶液を用いて、図29に示すようにシリコン酸化膜304を除去する。
次に、図30(B)に示すように、高さ2F程度のシリコン酸化膜306を、図29に示す構造上に堆積する。次に、リソグラフィおよびRIEを用いて、図30(A)の平面図に示すように、シリコン酸化膜306をストライプ状に加工する。このとき、シリコン酸化膜306の延伸方向は、シリコンゲルマニウム層305の延伸方向に対して直交する方向である。さらに、シリコン酸化膜306のライン幅およびスペース幅はともにFである。尚、図30(B)、図31(B)、図32(B)、図33(B)、図34(B)、図35(B)および図36(B)は、図30(A)、図31(A)、図32(A)、図33(A)、図34(A)、図35(A)および図36(A)のA−A線に沿った断面図である。図30(C)、図31(C)、図32(C)、図33(C)、図34(C)、図35(C)および図36(C)は、図30(A)、図31(A)、図32(A)、図33(A)、図34(A)、図35(A)および図36(A)のB−B線に沿った断面図である。
次に、図31(A)および図31(C)に示すように、露出されたSOI層303およびシリコンゲルマニウム層305の上にのみ選択的に単結晶シリコン307をエピタキシャル成長させる。これにより、図31(C)に示す断面構造が得られる。図31(C)に示すように、単結晶シリコン307は、その下にあるシリコンゲルマニウム層305およびSOI層303の段差をそのまま反映させるように形成される。単結晶シリコン307の高さは、シリコン酸化膜306の上面以上の高さにする。そのために、単結晶シリコン307をシリコン酸化膜306よりも高い位置まで成長させ、その後、CMPを用いて単結晶シリコン307をシリコン酸化膜306の上面の高さレベルまで研磨する。
次に、シリコン窒化膜308をシリコン酸化膜306および単結晶シリコン307上に堆積する。CMPを用いてシリコン窒化膜308をエッチングバックすることによって、図32(A)および図32(C)に示すように、シリコン窒化膜308を単結晶シリコン307の凹部に選択的に残置する。これにより、図32(C)に示すように、シリコンゲルマニウム層305上には単結晶シリコン307のみが存在し、隣接するシリコンゲルマニウム層305間のSOI層303上には単結晶シリコン307の他にシリコン窒化膜308が存在する。
異方性プラズマエッチング(RIE)技術を用いて、露出された単結晶シリコン307をシリコン窒化膜308の厚さとほぼ同じ厚さだけ選択的にエッチングする。これにより、図33(C)に示すように、単結晶シリコン307の上面はほぼ平坦となり、単結晶シリコン307上にシリコン窒化膜308が凸状に張り出す。
次に、単結晶シリコン307、シリコン酸化膜306およびシリコン窒化膜308上に約50nmの厚さのシリコン窒化膜309を堆積する。RIEを用いて、シリコン窒化膜309を異方的にエッチングし、シリコン窒化膜308の側壁にシリコン窒化膜309をサイドウォールとして残置させる。これにより、図34(C)に示す断面構造が得られる。
次に、シリコン窒化膜308、309をマスクとして用いて、シリコンゲルマニウム層305が露出されるまで単結晶シリコン307をRIEで異方的にエッチングする。これにより、図35(C)に示す断面構造が得られる。このとき、単結晶シリコン307は、Fin型半導体としてライン&スペース状(ストライプ状)に形成され、その中にボディB、ソース層Sおよびドレイン層Dが形成される。
次に、熱燐酸溶液を用いて、シリコン窒化膜308および309を除去する。これにより、図36(A)〜図36(C)に示す構造が得られる。
次に、弗化アンモニウムを用いて、図37(A)〜図37(D)に示すように、シリコン酸化膜306を除去する。尚、図37(B)〜図37(D)は、それぞれ図37(A)のA−A線、B−B線およびC−C線に沿った断面図である。
次に、弗硝酢酸混合液を用いて、図38(A)〜図38(D)に示すように、シリコンゲルマニウム層305を除去する。シリコンゲルマニウム層305は、単結晶シリコン307の側面において露出されているので、その露出部分からシリコンゲルマニウム層305をエッチングする。これにより、空洞310が単結晶シリコン層307に形成される。さらに、RIEを用いて、SOI層303を異方的にエッチングする。このとき、単結晶シリコン層307も同時にエッチングされるが、SOI層303の厚みは、単結晶シリコン層307の厚みよりも非常に薄いので、単結晶シリコン層307のエッチングは問題とならない。SOI層303のエッチングにより、図38(A)および図38(C)に示すように、空洞310はBOX層302に達し、BOX層302が露出される。
この段階における構造の鳥瞰図を図39に示す。空洞310は、単結晶シリコン層307の上面からBOX層302に達し、尚且つ、単結晶シリコン層307の側面において、単結晶シリコン層307の延伸方向に対してほぼ直交する方向に開口している。即ち、空洞310は、単結晶シリコン層307の上面から底面へ貫通する開口のほかに、単結晶シリコン層307の一方の側面から逆側の側面へ連通する貫通口をも含む。
次に、熱酸化により、図40(B)に示すように、約5nmの厚みの絶縁膜311を単結晶シリコン層307の表面に形成する。このとき、絶縁膜311は、第1のゲート絶縁膜として空洞310の内面の単結晶シリコン層307の表面にも形成される。尚、図40(B)、図41(B)および図42(B)は、それぞれ図40(A)、図41(A)および図42(A)のA−A線に沿った断面図である。
さらに、図40(A)および図40(B)に示すように、バックゲート電極となるドープトポリシリコン312を約50nm堆積する。ポリシリコン312は、高濃度に燐がドープされている。このとき、図40(B)に示すように、空洞310が埋め込まれる。
次に、ポリシリコン312上にレジスト313を塗布し、レジスト313をエッチバックする。このとき、レジスト313の上面の高さは、単結晶シリコン層307の側面に設けられた空洞310の開口の上端よりも高い位置になるようにレジスト313をエッチングバックする。
次に、レジスト313をマスクとして用いて、等方性プラズマエッチング(CDE)によってポリシリコン312を等方的にエッチングする。その後、レジスト313を除去することによって、図42(A)および図42(B)に示す構造が得られる。図42(A)に示すように、平面図では、ボディBとなる単結晶シリコン層307がバックゲートBG(ポリシリコン312)の周囲を取り囲むように形成されている。図42(B)に示すように、断面において、バックゲートBG(ポリシリコン312)は、ボディ(単結晶シリコン層307)囲まれた柱状の部分を含む。この段階での構造の鳥瞰図を図43に示す。
次に、2回目の熱酸化を実行し、図44(B)に示すようにポリシリコン312の表面上に約5nmの厚みの第2のゲート絶縁膜314を形成する。図44(B)および図44(C)に示すように、フロントゲート電極となるドープトポリシリコン315を約50nm堆積する。ポリシリコン315は、高濃度に燐がドープされている。さらに、リソグラフィおよびRIEを用いて、ポリシリコン315をポリシリコン312とともにライン&スペース状(ストライプ状)に異方的にエッチングする。このとき、ポリシリコン315およびポリシリコン312の幅はほぼFであり、単結晶シリコン層307(ボディB、ソース層S、ドレイン層D)の延伸方向に対してほぼ直交する方向に延伸する。ポリシリコン315は、図44(C)に示すように、ポリシリコン312の上に重複する。第2のゲート絶縁膜314は、ゲート絶縁膜としての機能のほか、重畳するポリシリコン315とポリシリコン312との間を絶縁する役目も果たす。
次に、フロントゲート電極としてのポリシリコン315をマスクとして用いて、約1020cm−3の濃度のN型不純物を、単結晶シリコン層307のソースおよびドレイン領域にイオン注入する。その後、1000℃以上の高温アニールを用いて、ソースおよびドレインの拡散層の不純物を活性化させる。
次に、LPCVD(Low Pressure CDV)法を用いて、層間絶縁膜をポリシリコン315、単結晶シリコン層307およびBOX層302上に堆積する。その後、各電極に対するコンタクトを形成する。このとき、図45に示すように、フロントゲートコンタクトFGCは、単結晶シリコン層307の延伸方向に対して垂直方向に引き出されたポリシリコン315に接続される。バックゲートコンタクトBGCは、単結晶シリコン層307の延伸方向に対して垂直方向に、かつ、フロントゲートコンタクトFGCに対して反対側に引き出されたポリシリコン312に接続される。
ビット線BLは単結晶シリコン層307の延伸方向とほぼ並行に延伸し、ビット線コンタクトBLCは、単結晶シリコン層307内に形成されたドレイン層Dに接続される。ソース線SLは単結晶シリコン層307の延伸方向とほぼ直行する方向に延伸し、ソース線コンタクトSLCは単結晶シリコン層307内に形成されたソース層Sに接続される。尚、図46は、図45のA−A線に沿った断面図である。
第3の実施形態では、バックゲートBG(ポリシリコン312)が単結晶シリコン層307を貫通して柱状に形成されている。ボディBがバックゲートBGの周囲を取り囲むように形成されている。よって、ボディBとバックゲートBGとの対向面積が非常に大きい。これにより、バックゲートBGによるボディB内の電荷の制御性が向上する。よって、第3の実施形態は、メモリセルの高速スイッチングを実現し、かつ、データ“0”とデータ“1”との信号差(電位差)を増大させることができる。
さらに、第3の実施形態は、Fin型半導体としての単結晶シリコン層307の下部に貫通口としての空洞310を有し、この空洞310を貫通するバックゲート電極BGを有している。さらに、バックゲートBGとフロントゲートFGとは第2のゲート絶縁膜で互いに絶縁されている。これにより、バックゲート電極BGは、フロントゲート電極FGからの絶縁を保ちつつもフロントゲート電極FGに重畳することができる。さらに、バックゲートコンタクトBGCおよびフロントゲートコンタクトFGCは、互いにメモリセルアレイの反対側に設けられている。その結果、バックゲート電極BGおよびフロントゲート電極FGは、それぞれ第1のゲート絶縁膜311および第2のゲート絶縁膜314を介して互いに異なる電圧をボディBに印加することができる。よって、第3の実施形態は、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
第3の実施形態によれば、バックゲート電極BGおよびフロントゲート電極FGが重複しているので、第1の実施形態と同様に、メモリセルの微小化に優れている。FBCメモリのセルユニットのサイズは、図45に示すように、4F2と非常に小さい。
本発明に係る第1の実施形態に従ったFBCメモリの平面図。 図1の2−2線に沿った断面図。 図1の3−3線に沿った断面図。 第1の実施形態によるFBCメモリの製造方法を示す断面図。 図4に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図5に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図。 図6の7−7線に沿った断面図。 図6の8−8線に沿った断面図。 図6の9−9線に沿った断面図。 図8および図9に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図10に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図11に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図12に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図13に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図14に示す構造の平面図。 図14に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図16に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図17に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図18に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図。 図19に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図。 図20に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図21に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 本発明に係る第2の実施形態に従ったFBCメモリの製造方法を示す断面図。 図23に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図24に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 本発明に係る第3の実施形態に従ったFBCメモリの製造方法を示す断面図。 図26に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図27に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図28に続く、FBCメモリの製造方法を示す断面図。 図29に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図30に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図31に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図32に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図33に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図34に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図35に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図36に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図37に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図38に示す構造の鳥瞰図。 図38に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図40に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図41に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 図42に示す構造の鳥瞰図。 図43に続く、FBCメモリの製造方法を示す平面図および断面図。 第3の実施形態によるFBCメモリの平面図。 図45のA−A線に沿った断面図。
符号の説明
10…バルクシリコン基板
20…LOCOS−BOX
16、18…Fin型半導体
40…貫通口
50…第1のゲート絶縁膜
60…第2のゲート絶縁膜
BG…フロントゲート電極
FG…バックゲート電極

Claims (5)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられた絶縁膜と、
    前記絶縁膜の上方に設けられ、前記基板の表面に対して平行に延伸する半導体層と、
    前記半導体層内を貫通する貫通口の内壁に設けられた第1のゲート絶縁膜と、
    前記貫通口内を貫通し、前記第1のゲート絶縁膜によって前記半導体層から絶縁された第1のゲート電極と、
    前記第1のゲート電極上にある前記半導体層の側面上および上面上に形成された第2のゲート絶縁膜と、
    前記半導体層の側面上および上面上に前記第2のゲート絶縁膜を介して設けられ、前記第1のゲート電極から絶縁されかつ該第1のゲート電極上に重畳する第2のゲート電極とを備えた半導体記憶装置。
  2. 前記第2のゲート電極の直下の前記半導体層の領域は、電気的に浮遊状態であり、データを格納するために多数キャリアを蓄積あるいは放出するフローティングボディとして機能し、
    前記フローティングボディに隣接する前記半導体層の領域に設けられたソース層およびドレイン層をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載半導体記憶装置。
  3. 前記絶縁膜は、前記半導体層の下においてバーズビーク状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記第1のゲート電極および前記第2のゲート電極のそれぞれの延伸方向は、前記半導体層の延伸方向に対して交差する方向であることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
  5. シリコンに対して選択エッチング可能なエッチング材料層をバルクシリコン基板上のゲート電極形成領域に形成し、
    前記バルクシリコン基板上および前記エッチング材料層上に、前記エッチング材料層の延伸方向に対して交差するように半導体層を形成し、
    前記半導体層によって被覆されていない前記エッチング材料層および前記バルクシリコン基板をエッチングすることによって、前記エッチング材料層を貫通し、前記バルクシリコン基板に達するトレンチを形成し、
    前記トレンチの側面に側壁膜を形成し、
    前記トレンチの底部にある前記バルクシリコン基板を酸化することによって、前記半導体層および前記エッチング材料層の下方に埋込み酸化膜を形成し、
    前記エッチング材料層を除去することによって、前記半導体層内を貫通する貫通口を形成し、
    前記貫通口の内壁に第1のゲート絶縁膜を形成し、
    前記貫通口内に第1のゲート電極を形成し、
    前記第1のゲート電極上にある前記半導体層の側面上および上面上に第2のゲート絶縁膜を形成し、
    前記第2のゲート絶縁膜上に第2のゲート電極を形成することを具備した半導体記憶装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017022358A (ja) * 2015-03-18 2017-01-26 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置およびその作製方法

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