JP3180228U - 皮むき器 - Google Patents
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Abstract
【課題】野菜や果物の皮むきや、キャベツの千切りなどを熟練しなくとも、均一に力を要せず、より効率的に、安全に行う、便利な手動式の皮むき器を提供する。
【解決手段】皮を剥く刃5aと、刃5aを保持するヘッド部2と、柄3を備え、ヘッド部2と柄3を撓み屈曲する屈曲部4で接続した。また、ヘッド部2と屈曲部4と柄3を、一体成形した。さらに、柄3周辺に操作時に指を掛ける指掛け部6や、指を通す貫通穴7を設けた。また、屈曲部4に板バネやコイルバネを使用した。さらに、刃先を略三角形の複数刃とした。また、刃5aを湾曲させた皮むき器である。
【選択図】図4
【解決手段】皮を剥く刃5aと、刃5aを保持するヘッド部2と、柄3を備え、ヘッド部2と柄3を撓み屈曲する屈曲部4で接続した。また、ヘッド部2と屈曲部4と柄3を、一体成形した。さらに、柄3周辺に操作時に指を掛ける指掛け部6や、指を通す貫通穴7を設けた。また、屈曲部4に板バネやコイルバネを使用した。さらに、刃先を略三角形の複数刃とした。また、刃5aを湾曲させた皮むき器である。
【選択図】図4
Description
本考案は、野菜等の皮むき器に関する。
従来から根菜の皮を剥く手動の皮むき器が有る。
近年健康志向などから、野菜を調理する機会が増え、一般家庭でのキャベツの千切り需要や、トマトの皮むき需要が増えている。しかしながら、皮むき作業は刃先が食い込みすぎたり、食い込みが足りなかったり、均一な力で均一に皮むきをするのには微妙な調整が必要とされ、技術が必要とされた。また、強く握り強く引く力を要し、女性や高齢者には使いにくかった。
特許文献1に、三角刃の並びが湾曲した野菜の皮むきが開示されている。
特許文献2には、首刃が左右両側に傾斜可能な作業者の腕等にかかる負担を低減でき、作業効率が向上する皮むき器が開示されている。特許文献3には、触感が温かく指等を挟む危険をなくす目的の、高分子化合物よりなる摘み部材を設けたものが公開されている。
それぞれ、野菜に食い込む角度や、野菜に対する加圧を調整するものではないと共に、指を掛けて引く皮むき器は無かった。
特許文献1に、三角刃の並びが湾曲した野菜の皮むきが開示されている。
特許文献2には、首刃が左右両側に傾斜可能な作業者の腕等にかかる負担を低減でき、作業効率が向上する皮むき器が開示されている。特許文献3には、触感が温かく指等を挟む危険をなくす目的の、高分子化合物よりなる摘み部材を設けたものが公開されている。
それぞれ、野菜に食い込む角度や、野菜に対する加圧を調整するものではないと共に、指を掛けて引く皮むき器は無かった。
本考案は、野菜や果物の皮むきや、キャベツの千切りなどを熟練しなくとも、均一に力を要せず、より効率的に、安全に行う、便利な手動式の皮むき器を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、本考案に係る皮むきは、皮を剥く刃と、刃を保持するヘッド部と、柄を備え、前記ヘッド部と前記柄を撓み屈曲する屈曲部で接続したことを特徴とする皮むき器である。
また、ヘッド部と屈曲部と柄を、一体成形したことを特徴とする皮むき器である。
また、柄周辺に操作時に指を掛ける指掛部や、指を通す貫通穴を設けたことを特徴とする皮むき器である。
また、屈曲部に板バネを使用したことを特徴とする皮むき器である。
また、屈曲部にコイルバネを使用したことを特徴とする皮むき器である。
また、刃の刃先を略三角形の複数の三角刃で構成したことを特徴とする皮むき器である。
また、刃を湾曲させたことを特徴とする皮むき器である。
本考案によれば、野菜や果物、キャベツの千切りが均一に楽に出来ることにより、一般家庭で野菜が手軽に食すことで健康促進につなげる事が出来る。また、高齢化によるお年寄りの使用に対応する事が出来る。
本考案の実施の形態について、以下、図に基づいて説明する。
図1は、本考案の実施形態における皮むき器1を示し、皮むき器1は、ヘッド部2と屈曲部4と柄3で構成され、例えばプラスチック樹脂、(ABS樹脂やポリプロピレン樹脂)で一体成形されている。また、ヘッド部2には皮を剥く刃5(例えばステンレス鋼のストレートな刃)が設けられている。刃5は稍回動する様にヘッド部2に対し遊びを持って取り付けられている。屈曲部4はヘッド部2と柄3を繋ぎ、ヘッド部2の刃5を野菜にあて、柄3を握り押しつける事により、屈曲部4が撓みにより湾曲(屈曲)するものである。
また、柄3には柄3を中心に左右に人差し指と親指をかける指掛部6が設けられ、ヘッド部2を野菜にあて、図1中で右方向に柄3を操作する際に指Fが掛かる事を示す。これにより柄3を操作する際に柄を強く握らなくとも、指が掛かることにより楽に皮むき作業が出来るものである。従来の皮むきの柄は棒状や板状となっており、柄形状の表面に多少の起伏は有るものの左右に明確に指を掛ける突起を設けたものは無かった。このため皮むき器の刃が強く食い込むと柄を強く握り引くことを強いられ、強い握りと強く引く力の両方を強要される事となっていた。これにより危険も生じた。一方、本考案の指掛部6に指を掛けることにより、引く力は強くとも、握る力は少なく、それでも同じ効果が発揮できる。また、指を掛けることにより引く力がダイレクトに柄3、そしてヘッド部2、刃5に伝わる事となる。
また、柄3には柄3を中心に左右に人差し指と親指をかける指掛部6が設けられ、ヘッド部2を野菜にあて、図1中で右方向に柄3を操作する際に指Fが掛かる事を示す。これにより柄3を操作する際に柄を強く握らなくとも、指が掛かることにより楽に皮むき作業が出来るものである。従来の皮むきの柄は棒状や板状となっており、柄形状の表面に多少の起伏は有るものの左右に明確に指を掛ける突起を設けたものは無かった。このため皮むき器の刃が強く食い込むと柄を強く握り引くことを強いられ、強い握りと強く引く力の両方を強要される事となっていた。これにより危険も生じた。一方、本考案の指掛部6に指を掛けることにより、引く力は強くとも、握る力は少なく、それでも同じ効果が発揮できる。また、指を掛けることにより引く力がダイレクトに柄3、そしてヘッド部2、刃5に伝わる事となる。
図2は、第1の実施形態における皮むき器の使用例を示し、約半分にしたキャベツ9の切断面において、皮むき器1の刃5をあて、手で引いた状態を示す。刃先の向き8で示すようにキャベツの切断面と刃先の角度d1(例えば15°)を構成する。このとき屈曲部4は殆ど屈曲していない状態を示し、柄を引くことによりスムーズに千切りキャベツ9aが出来る。
図3は、第1の実施形態における皮むき器の他の使用例を示し、図2で示したと同じ様に約半分にしたキャベツ9の切断面において、皮むき器1の刃5をあて、手で引いた状態を示す。図2と異なるのは、刃先の向き8で示すようにキャベツの切断面と刃先の角度d2であり、角度(例えば25°)は刃先の角度d1に比べ大きい。さらに、屈曲部4が屈曲している。これは、刃5の付いたヘッド部2をキャベツ切断面に強く押し当てすぎた状態である。このため、刃先がキャベツ面に深く食い込む方向に力が働く。この状態で、皮むき1を曳くと、キャベツ面に食い込む刃の抵抗力で引く力が強要される事になる。すると、柄3を強く引こうとする事により、屈曲部4は直線状(図2の状態)となり、押しつける力が解消され図2の様にスムーズに千切りキャベツ9aが出来る状態に戻る。この様に、ヘッド部と柄を繋ぐ様に屈曲部を設けることにより、野菜などを削る際に削る面にヘッド部を押しつけ過ぎると、屈曲部が撓み屈曲するが、柄を引くことで屈曲を解消する力が働き、削る面への適度な押しつけ状態に戻す力が自然に働く事で、均一に皮むきが可能となる。またここで示すキャベツの千切りにおいては均一な厚さの千切りが可能になり、トマトの皮むきにおいては薄く均一な皮むきが可能となる。
以降、上記の説明と同じ部分は省略する。
以降、上記の説明と同じ部分は省略する。
図4は、第2の実施形態における皮むき器の図を示し、皮むき器1aは、略三角形状の複数の三角刃で構成された刃全体が外側に湾曲した刃5aとしたものである。略三角形状の複数の三角刃とする事により、一つ一つの三角刃の先端が野菜に刺さり食い込みやすくなる事により、切れ味が良くなる。また、横ブレや横滑りが減る。
また、刃全体を外側に湾曲する事により、平面状の食材の平面を削る際に、削る位置を変えながら凹みを付ける様に削ることにより、平面でも削る事が可能になる。また、柄に穴を設け、指掛穴7を柄の屈曲部4側に設けたもので、例えば人差し指を掛けて引く操作に便利としたもので、柄を強く握らずとも引くことが出来るものである。ここでは、一本の指を掛けるものを示すが、複数の指に対して指掛穴を設けても良いものである。また、指掛部は柄の横や、縦方向に指が掛かる様に設けても良いものである。
また、屈曲部4はヘッド部2より図中上部方向に段差を設けたものであり、指掛穴7から出た指先を切削面から遠ざける効果や、屈曲部を延長し、撓みを増す効果が有る。
また、刃全体を外側に湾曲する事により、平面状の食材の平面を削る際に、削る位置を変えながら凹みを付ける様に削ることにより、平面でも削る事が可能になる。また、柄に穴を設け、指掛穴7を柄の屈曲部4側に設けたもので、例えば人差し指を掛けて引く操作に便利としたもので、柄を強く握らずとも引くことが出来るものである。ここでは、一本の指を掛けるものを示すが、複数の指に対して指掛穴を設けても良いものである。また、指掛部は柄の横や、縦方向に指が掛かる様に設けても良いものである。
また、屈曲部4はヘッド部2より図中上部方向に段差を設けたものであり、指掛穴7から出た指先を切削面から遠ざける効果や、屈曲部を延長し、撓みを増す効果が有る。
図5は、第3の実施形態における皮むき器1bの図を示し、ヘッド部2と柄3はU字状に湾曲した板バネで形成した屈曲部4bにより繋いだものであり、ヘッド部2を切削面に押しつける事により、屈曲部4bが屈曲(ここではU字部が開く)を起こすことを示す。
図6は第4の実施形態における皮むき器1cの図を示し、ヘッド部2と柄3をコイル状にした屈曲部4cで繋いだものを示す。また、柄にジャガイモの芽を取るなどに使用する芽とり部Mを設けたものを示す。また、刃全体を内側に湾曲する事により、大根や、トマトなどを剥く際に、表面を包み込むように剥くために、効率良くむけると共に、例えば空振りした際に掌を傷つけにくくする事が出来る。
以上、本考案の実施形態例を説明した。屈曲部は、板バネ、コイルバネを利用したもの以外にも、線材を用いる。これらを複数用いるなどでも良い。本考案は、これらに制限されることなく、その技術的思想の範囲内でさらに様々な変形が可能であり、それらは全て本考案に含まれる。
1・1a・1b・1c:皮むき器、2:ヘッド部、3:柄、4・4a・4b・4c:屈曲部、5・5a・5b:刃、6:指掛部、7:指掛穴、8:刃先の向き、9:キャベツ、9a:千切りキャベツ、d1・d2:刃先の角度、F:指、M:芽とり部
Claims (7)
- 皮を剥く刃と、前記刃を保持するヘッド部と、柄を備え、
前記ヘッド部と前記柄を撓み屈曲する屈曲部で接続した
ことを特徴とする皮むき器。 - 請求項1に記載の皮むき器であって
前記ヘッド部と前記屈曲部と前記柄を、一体成形した
ことを特徴とする皮むき器。 - 請求項1から2のいずれかに記載の皮むき器であって
前記柄周辺に、少なくとも前記柄を引く操作時に指の掛かる指掛け部、または、指を通す貫通した指掛穴を設けた
ことを特徴とする皮むき器。 - 請求項1又は3のいずれかに記載の皮むき器であって
前記屈曲部に板バネを使用した
ことを特徴とする皮むき器 - 請求項1又は3のいずれかに記載の皮むき器であって
前記屈曲部にコイルバネを使用した
ことを特徴とする皮むき器 - 請求項1から5のいずれかに記載の皮むき器であって
前記刃の刃先を略三角形の複数の三角刃で構成した
ことを特徴とする皮むき器 - 請求項1から6のいずれかに記載の皮むき器であって
前記刃を湾曲させた
ことを特徴とする皮むき器
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005912U JP3180228U (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 皮むき器 |
PCT/JP2013/076380 WO2014051095A1 (ja) | 2012-09-27 | 2013-09-27 | 皮むき器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005912U JP3180228U (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 皮むき器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3180228U true JP3180228U (ja) | 2012-12-06 |
Family
ID=48006816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012005912U Expired - Fee Related JP3180228U (ja) | 2012-09-27 | 2012-09-27 | 皮むき器 |
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JP (1) | JP3180228U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017018531A (ja) * | 2015-07-15 | 2017-01-26 | プラスワン株式会社 | ピーラ |
CN107019231A (zh) * | 2017-05-15 | 2017-08-08 | 东莞市农业科学研究中心 | 刨瓜器 |
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2012
- 2012-09-27 JP JP2012005912U patent/JP3180228U/ja not_active Expired - Fee Related
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