JP3180180B2 - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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JP3180180B2
JP3180180B2 JP20277495A JP20277495A JP3180180B2 JP 3180180 B2 JP3180180 B2 JP 3180180B2 JP 20277495 A JP20277495 A JP 20277495A JP 20277495 A JP20277495 A JP 20277495A JP 3180180 B2 JP3180180 B2 JP 3180180B2
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和典 夏目
秀昭 薩川
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な車輌用灯具に
関する。詳しくは、奥行感のある外観を醸出することが
できる新規な車輌用灯具を提供しようとするものであ
る。
【0002】
【従来の技術】車輌用灯具、例えば、自動車のストップ
ランプ、テールランプ等において奥行感のある外観を醸
出するものとして、レンズに凸状魚眼ステップ群と凹状
魚眼ステップ群とを形成したものが提案されている。
【0003】これは、凸状魚眼ステップ群を透して見え
る灯室内の見え方と凹状魚眼ステップ群を透して見える
灯室内の見え方との差によって立体感を醸し出そうとす
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の車輌用灯具にあっては、凸状魚眼ステップや凹状魚
眼ステップに写し出されるのは灯室内であり、そのた
め、今一つ立体感に乏しいという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、より立体感を強調で
き、それによって、十分に奥行感のある外観を呈するこ
とができるようにすることを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用灯具は、上
記した課題を解決するために、光源が配置された灯室の
前面が外側に位置するアウターレンズと内側に位置する
インナーレンズとによって覆われた車輌用灯具であっ
て、アウターレンズには凸状魚眼ステップ群と凹状魚眼
ステップ群とが形成され、インナーレンズには水玉ステ
ップ、即ち、正面形状で円形をしたステップが形成され
たものである。
【0007】従って、本発明車輌用灯具にあっては、ア
ウターレンズの2つの魚眼ステップ群にはインナーレン
ズの水玉ステップがそれぞれ異なった状態で見える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明車輌用灯具の詳細
を図示した実施の形態に従って説明する。
【0009】図1乃至図5は本発明車輌用灯具の実施形
態を示すものである。尚、この実施形態は、本発明を自
動車用の標識灯に適用したものである。
【0010】1が自動車用標識灯であり、前方に開口し
た腕状をしたランプボデイ2の前面開口が2つのレン
ズ、即ち、外側に位置したアウターレンズ3と、内側に
位置したインナーレンズ4とによって覆われて灯室5が
形成され、該灯室5内に光源用電球6が配置されて成
る。
【0011】アウターレンズ3は上下方向に幾つかの領
域に区分され、領域7、7、7の裏面には凸状魚眼ステ
ップ8、8、・・・が形成され、領域9、9の裏面には
凹状魚眼ステップ10、10、・・・が形成されてい
る。各魚眼ステップ8、8、・・・、10、10、・・
・は正面形状で四角形を為し、そして、凸状魚眼ステッ
プ8、8、・・・は断面形状で凸曲面を為し、凹状魚眼
ステップ10、10、・・・は断面形状で凹曲面を為し
ている。
【0012】インナーレンズ4の裏面にはその全面に亘
って水玉ステップ11、11、・・・が形成されてい
る。該水玉ステップ11、11、・・・は正面形状で円
形を為し、断面形状で凸状の半円形を為している。
【0013】そして、このような水玉ステップ11、1
1、・・・はこれを正面から見ると、図3(b)に示す
ように、輪状に見える。これは、図3(a)に示すよう
に、水玉ステップ11に平行光束12が入射すると、該
平行光束12は収束するように屈折されるため、水玉ス
テップ11の周縁部に透過光線の無い暗部13が生じ、
この暗部13を正面から見ると、輪状に見えるからであ
る。
【0014】そして、このような水玉ステップ11、1
1、・・・によって見える輪状暗部13、13、・・・
をアウターレンズ3を通して見た場合、、図4(b)に
示すように、凸状魚眼ステップ8の部分では、凸レンズ
の作用により拡大されて見え、凹状魚眼ステップ10の
部分では縮小されて見える。そして、このような見え方
の差異により、アウターレンズ3全体として見た場合、
立体感のある外観を呈することになる。
【0015】尚、水玉ステップ11、11、・・・の配
列は、種々考えられるが、図5(a)に示すように上下
で互い違いに配列する場合と、図5(b)に示すように
上下で整列させる場合が一般的である。
【0016】図6はインナーレンズの変形例4Aを示す
ものである。
【0017】インナーレンズ4Aにおいて、その外面の
水玉ステップ11、11、・・・に対応した箇所には、
正面形状で水玉ステップの円形より小さな円形をし、断
面形状で凹状の半円形をした凹部14、14、・・・が
形成されている。
【0018】上記したインナーレンズ4にあっては、そ
の外面が平面であるため、水玉ステップ11、11、・
・・によって屈折された光はそのままアウターレンズ3
に入射するため、拡散され過ぎる場合がある。そこで、
上記したように凹部14、14、・・・を形成すること
により、水玉ステップ11、11、・・・によって収束
傾向を持たされた光は凹部14、14、・・・を透過す
る時に平行光束15とされるので、拡散され過ぎること
を防止して、配光効率を良くすることができる。更に、
輪状暗部13Aに入る拡散光が減少するため、明暗の差
が大きくなり、それがアウターレンズ3を透してはっき
りと見え、立体感がより強調される。
【0019】図7及び図8は水玉ステップの変形例11
Bを示すものである。
【0020】水玉ステップ11Bは断面形状で凸状の半
円形の周縁部16を除いた部分17を平坦面にした形状
を有する。
【0021】かかる水玉ステップ11Bに平行光束18
が入射すると、該平行光束18は、周縁部16では屈折
されるため、これによって輪状暗部13Bが形成され、
平坦面17に入射した光はそのまま平行光束として出射
される。
【0022】これによって、インナーレンズによる拡散
とアウターレンズ3による拡散との2重の拡散によって
光が拡散され過ぎて配光効率が低下することを避けるこ
とができると共に、明部と暗部との明暗差がはっきりと
した輪状暗部13Bが形成されて、立体感がより強調さ
れる。
【0023】尚、同じような目的を達成するために、図
6に示したように、インナーレンズ4Aの外面の水玉ス
テップ11に対応した箇所に凹部14を形成しても良い
ことは前述した通りであるが、かかるインナーレンズ4
Aは、図9に示したように、傾斜して配置された場合に
は、同図に示すように、インナーレンズ4Aからの出射
光の方向がばらばらになり、配光設計が非常にやり難い
し、また、配光効率も悪くなるという問題がある。
【0024】それに対し、上述したような水玉ステップ
11Bを用いると、図8に示すように、傾斜して配置し
た場合でも、平坦面17に入射した平行光束は略そのま
ま平行に出射されるため、2重の拡散による配光効率の
低下を防ぐことができる。
【0025】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用灯具は、光源が配置された灯室の前面
が外側に位置するアウターレンズと内側に位置するイン
ナーレンズとによって覆われた車輌用灯具であって、ア
ウターレンズには凸状魚眼ステップ群と凹状魚眼ステッ
プ群とが形成され、インナーレンズには水玉ステップ、
即ち、正面形状で円形をしたステップが形成されたこと
を特徴とする。
【0026】従って、本発明車輌用灯具にあっては、ア
ウターレンズの2つの魚眼ステップ群にはインナーレン
ズの水玉ステップがそれぞれ異なった状態で見える。そ
のため、立体感に優れ奥行感のある外嵌を醸出すること
ができる。
【0027】更に、請求項2の発明によれば、立体感を
より強調することができると共に、光の過度の拡散によ
る配光効率の低下を防止することができ、また、請求項
3の発明によれば、インナーレンズが傾斜して配置され
た場合でも、光の過度の拡散による配光効率の低下を防
止することができる。
【0028】尚、上記した実施の形態に示した各部の具
体的な形状及び構造は、何れも本発明を具体化するに際
しての形態のほんの一例を示したものにすぎず、これら
によって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるこ
とがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5と共に本発明車輌用灯具の実施の
形態を示すものであり、本図は縦断面図である。
【図2】正面図である。
【図3】水玉ステップの見え方を説明するための図であ
り、(a)は光跡を示す拡大断面図を右側に示し、それ
に対応した正面視図を左側に示す図であり、(b)はイ
ンナーレンズの一部を示す正面図である。
【図4】各魚眼ステップに写る水玉ステップの状態を示
す図であり、(a)は拡大断面図であり、(b)はアウ
ターレンズの(a)に対応した部分の正面図である。
【図5】(a)、(b)それぞれに異なる水玉ステップ
の配置例を示すインナーレンズの一部の背面図である。
【図6】インナーレンズの変形例を示すものであり、光
跡を示すインナーレンズの一部の拡大断面図を右側に示
し、それに対応した正面視図を左側に示すものである。
【図7】図8及び図9と共に水玉ステップの変形例を説
明するものであり、本図は光跡を示すインナーレンズの
一部の拡大断面図を右側に示し、それに対応した正面視
図を左側に示すものである。
【図8】インナーレンズを傾斜させた時の光跡を示す一
部の断面図である。
【図9】比較例における光跡を示すインナーレンズの一
部の断面図である。
【符号の説明】
1 車輌用標識灯(車輌用灯具) 3 アウターレンズ 4 インナーレンズ 5 灯室 6 電球(光源) 8 凸状魚眼ステップ 10 凹状魚眼ステップ 11 水玉ステップ 4A インナーレンズ 14 凹部 4B インナーレンズ 11B 水玉ステップ 16 周縁部 17 平坦面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源が配置された灯室の前面が外側に位
    置するアウターレンズと内側に位置するインナーレンズ
    とによって覆われた車輌用灯具であって、 アウターレンズには凸状魚眼ステップ群と凹状魚眼ステ
    ップ群とが形成され、 インナーレンズには水玉ステップ、即ち、正面形状で円
    形をしたステップが形成されたことを特徴とする車輌用
    灯具。
  2. 【請求項2】 水玉ステップは断面形状で凸状の半円形
    をしており、インナーレンズの裏面、即ち、光源側の面
    に形成され、 インナーレンズの外面の水玉ステップに対応した箇所に
    は、正面形状で水玉ステップの円形より小さな円形を
    し、断面形状で凹状の半円形をした凹部が形成されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の車輌用灯具。
  3. 【請求項3】 水玉ステップは断面形状で凸状の半円形
    の周縁部を除いた部分を平坦面にした形状を有し、イン
    ナーレンズの裏面に形成されたことを特徴とする請求項
    1に記載の車輌用灯具。
JP20277495A 1995-07-18 1995-07-18 車輌用灯具 Expired - Fee Related JP3180180B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3838564A1 (en) 2019-12-19 2021-06-23 Stanley Electric Co., Ltd. Vehicle lighting fixture

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EP3838564A1 (en) 2019-12-19 2021-06-23 Stanley Electric Co., Ltd. Vehicle lighting fixture

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