JP3179948U - パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】絵画、写真等の掲示物を、より容易かつ迅速に装着することが可能なパネルを提供すること。
【解決手段】基台2と、基台2の上面及び左右側面を覆う透明体4を具備したパネルであって、基台2は上面に複数個のマグネット又は磁性体3を上面に配設し、透明体4は、基台の上面201を覆う平面部5と、平面部5の左右の端部のそれぞれに下方に連設されて基台2の左右の側面部202を覆う側壁部6を有し、平面部5の裏面における基台2に配設したマグネット又は磁性体3に対向する箇所に、基台2に配設したマグネット又は磁性体3に吸着可能なマグネット又は磁性体7を配設しており、これにより、透明体4を磁力によって基台2に吸着することで、基台2と透明体4の平面部5で絵画、写真等の掲示物を挟持可能にしたことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】基台2と、基台2の上面及び左右側面を覆う透明体4を具備したパネルであって、基台2は上面に複数個のマグネット又は磁性体3を上面に配設し、透明体4は、基台の上面201を覆う平面部5と、平面部5の左右の端部のそれぞれに下方に連設されて基台2の左右の側面部202を覆う側壁部6を有し、平面部5の裏面における基台2に配設したマグネット又は磁性体3に対向する箇所に、基台2に配設したマグネット又は磁性体3に吸着可能なマグネット又は磁性体7を配設しており、これにより、透明体4を磁力によって基台2に吸着することで、基台2と透明体4の平面部5で絵画、写真等の掲示物を挟持可能にしたことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本考案は、絵画、写真等を装着可能としたパネルに係り、より詳しくは、マグネットの磁力を用いることで、容易に絵画、写真等を装着可能にしたパネルに関する。
従来から、絵画、写真等を飾る場合には額縁が用いられている。即ち、この額縁は、長尺状のフレーム材を四角形状に枠組みすることにより構成された枠体と、この四角形状に枠組みされた枠体内に支持された透明体と、この透明体の裏面に重ね合わされる配置で枠体内に支持される裏板を備えており、透明体と裏板の間に絵画、写真等を挟み込むことにより額縁に絵画、写真等を額装し、その後この額縁を壁等に掛けることにより、絵画、写真等を所望する箇所に飾ることを可能としている。
ここで、従来から一般的に用いられている額縁について図面を参照して説明すると、図4は一般的な額縁の縦断側面を示す図であり、また、図5は一般的な額縁の背面図であり、図において31が一般的な額縁である。
そして、この従来から用いられている額縁31では、長尺状のフレーム材を四角形状に枠組みした枠体32を備えている。
また、この枠体32は、裏面における内周側全域に載置棚部33が形成されているとともに、この載置棚部33に周縁部が載置される配置において、前記枠体32の内周側には、透明体34が係止されている。
更に、この透明体34の裏面には、透明体34とほぼ同一の形状寸法を有する裏板35が重ね合わされており、この裏板35は、その裏面において、前記枠体32の裏面に回動自在に備えた、「トンボ」と呼ばれる係止部材37によって前記枠体32の内周側に支持されており、これにより、前記枠体32内には透明体34及び裏板35が、重ね合わされた状態で係止されている。
そして、使用に際しては、透明体34及び裏板35によって絵画、写真等を挟み込んだ状態において、透明体34、および裏板35を前記枠体32内に係止することで絵画、写真等を額装し、この状態で額縁31を壁等に引っ掛け、これにより絵画、写真等を所望する箇所に装着して飾ることを可能としている。
しかしながら、前述した一般的な額縁31に写真等を額装する場合には、絵画、写真等を挟持した透明体34及び裏板35を枠体32に係止し、その後に、係止部材37を回動して裏板35を枠体に固定しなければならないために、写真等の額装作業が繁雑にならざるを得なかった。
また、トンボ等の係止部材37を用いて裏板35を枠体に固定する方法においては、絵画、写真等の入れ替えを繰り返した場合には係止部材37にガタが生じてきてしまい、係止部材として確実に裏板35を固定することが困難になってしまう場合も考えられる。
そのために本考案は過去において、マグネットの磁力を用いることにより、絵画、写真等の額装作業を容易にすることが可能であるとともに、絵画等の入れ替えを繰り返した場合でも挟持している絵画等の脱落を防止することも可能としたフレームを提案した。
即ち、このフレームでは、表面側フレームとこの表面側フレームの裏面に重ね合わされる支持側フレームを有して、表面側フレームと支持側フレームで2枚の透明体を挟持する構成として、表面側フレームと支持側フレームを互いに、磁力により吸着可能にしたことを特徴としている。
また他の形態では、フレーム本体の内周に2枚の透明体を支持する構成にし
フレーム本体を複数のフレーム片に分割するとともに、磁力によってフレーム片を互いに吸着可能としたことを特徴としている。
フレーム本体を複数のフレーム片に分割するとともに、磁力によってフレーム片を互いに吸着可能としたことを特徴としている。
従ってこれらのフレームによれば、絵画、写真等の額装に際して、係止部材を回動して裏板を固定する必要がないために、写真等の額装作業が容易であるとともに、係止部材を用いずに磁力により透明体を支持しているために、絵画、写真等の入れ替えを繰り返した場合でも透明体を確実に支持することが可能である。
しかしながら、前述のマグネットを用いたフレームにおいても、表面側フレームと支持側フレーム間に透明体を挟持し、あるいはフレーム本体の内周に透明体を支持する構成であるために、透明体を挟持しつつ表面側フレームと支持側フレームを互いに吸着させ、あるいは、フレーム片を互いに吸着させながらフレーム本体の内周に2枚の透明体を支持させていく必要があるために、更に容易かつ迅速に、絵画、写真等を装着して飾ることが可能な製品が望まれていた。
そこで、本考案は、絵画、写真等の掲示物を、より容易かつ迅速に装着することが可能なパネルを提供することを課題としている。
本考案のパネルは、
基台と、該基台の上面及び左右側面を覆う透明体と、を具備したパネルであって、
前記基台は、上面に複数個のマグネット又は磁性体を上面に配設し、
前記透明体は、
前記基台の上面を覆う平面部と、該平面部の左右の端部のそれぞれに下方に連設されて前記基台の左右の側面部を覆う側壁部と、を有して、
前記平面部の裏面における前記基台に配設したマグネット又は磁性体に対向する箇所に、前記基台に配設したマグネット又は磁性体に吸着可能なマグネット又は磁性体を配設し、
前記透明体を磁力によって前記基台に吸着することで、前記基台と透明体の平面部で絵画、写真等の掲示物を挟持可能にしたことを特徴としている。
基台と、該基台の上面及び左右側面を覆う透明体と、を具備したパネルであって、
前記基台は、上面に複数個のマグネット又は磁性体を上面に配設し、
前記透明体は、
前記基台の上面を覆う平面部と、該平面部の左右の端部のそれぞれに下方に連設されて前記基台の左右の側面部を覆う側壁部と、を有して、
前記平面部の裏面における前記基台に配設したマグネット又は磁性体に対向する箇所に、前記基台に配設したマグネット又は磁性体に吸着可能なマグネット又は磁性体を配設し、
前記透明体を磁力によって前記基台に吸着することで、前記基台と透明体の平面部で絵画、写真等の掲示物を挟持可能にしたことを特徴としている。
本考案のパネルでは、基台とこの基台の上面及び左右側面を覆う透明体を有しているとともに、基台の上面における周縁部分に複数個のマグネット又は磁性体を配設し、透明体の裏面において前記基台に配設したマグネット又は磁性体に対向する箇所には、基台に配設したマグネット又は磁性体に吸着可能なマグネット又は磁性体を配設し、これにより、透明体を磁力によって基台に吸着することで、基台と透明体で絵画、写真等の掲示物を挟持可能にしている。
そのために、本考案のパネルでは、基台上に絵画、写真等の掲示物を配置した状態で、透明体を基台の上方から基台に被せるのみで、磁力によって透明体を基台に装着して絵画、写真等の掲示物を支持することができる。
従って、本考案のパネルによれば、絵画、写真等の掲示物を、より容易かつ迅速に装着することが可能であり、更に、本考案のパネルは透明体を基台に被せるとともに、磁力によって透明体を基台に吸着しているために、絵画、写真等の入れ替えを繰り返した場合でも透明体を確実に支持することが可能である。
本考案のパネルでは、直方体状の基台を有しており、この基台の上面には、複数個のマグネット又は磁性体が配設されている。
また、基台の上部には透明体が配置されており、この透明体は、基台の上面を覆う平面部と、この平面部の左右の端部のそれぞれに下方に連設されて、前記基台の左右の側面部を覆う側壁部を有している。
そして、透明体の裏面において、前記基台に配設したマグネット又は磁性体に対向する箇所には、基台に配設したマグネット又は磁性体に吸着可能なマグネット又は磁性体が配設されている。
そしてこの構成によって、透明体を、平面部で基台の上面を覆うとともに側壁部で基台の左右側面を覆うような形態で基台に被せることで、磁力によって透明体を基台に吸着させ、透明体と基台で絵画、写真等の掲示物を挟持することを可能にしている。
ここで、透明体は、剛性を有するアクリル製にするとよく、また、基台を木製にするとよく、これにより、絵画、写真等をした本考案のパネルを安定させた状態で所望する箇所に置くことが可能である。
本考案のパネルの実施例について図面を参照して説明すると、図1は、本実施例のパネルの斜視図であり、また、図2は本実施例のパネルの分解図、図3は図1におけるA−A線断面構造を示した図であり、図において1が本実施例のパネルであり、また、図において8は、本実施例のパネル1に装着した絵画、写真等の掲示物である。
そして、本実施例のパネル1は、基台とこの基台の上部を覆った透明体を有しており、基台と透明体によって絵画、写真等の掲示物を挟持することで、絵画、写真等の掲示物を装着可能としている。
ここで、前記基台について説明すると、図において2が基台であり、本実施例において前記基台2は、木製の直方体形状としている。
また、前記基台2の上面には複数個のマグネットを配設しており、本実施例においては、長手方向に沿った両端部近傍部分のそれぞれに、等間隔をおいて3箇所ずつのマグネット3を配設し、合計で6個のマグネット3を、基台2の上面に配設している。
なお、前述の説明では、基台を木製としたが、必ずしも基台2を木製にする必要はなく、その他、金属製、アクリル製、紙製でもよい。
次に、図において4は透明体である。即ち、本実施例のパネル1では前記基台2の上面及び左右側面を透明体4が覆っており、前述したように、透明体4と前記基台2の上面とで、絵画、写真等の掲示物を挟持することとしている。
ここで、前記透明体4について説明すると、本実施例において前記透明体4は、透明なアクリル製で、前記基台2の上面とほぼ同一の形状で図における幅方向の寸法をわずかに大きくした平面部5を有しており、この平面部5の長手方向に沿った両端にはそれぞれ、下側に向けて側壁部6が連設されている。
そして、前記側壁部6は、前記基台2の高さ寸法とほぼ同一の長さとしており、そのため、前記透明体4を前記基台2の上面に被せると、透明体4の平面部5で基台2の上面を覆い、透明体4の側壁部6でそれぞれ、前記基台2の左右側面を覆うことを可能にしている。
次に、図2において7はマグネットである。即ち、本実施例において前記透明体4の平面部5の裏面には、前記基台2に配設したマグネット3に吸着可能なマグネット7が配設されており、本実施例においてこの透明体4の平面部5の裏面に配設したマグネット7は、前記基台2に配設したマグネットに対向する箇所に配設されている。従って、本実施例においては、合計で6個のマグネット7を、透明体4における平面部5の裏面に配設している。
そのために、本実施例のパネル1では、基台2の上面に絵画、写真等の掲示物を載置した状態で、透明体4を、平面部5で基台2の上面を覆うとともに側壁部6で基台2の側面を覆うようにして基台2に被せると、マグネット3、7の磁力によって前記透明体4を前記基台2に吸着し、これにより、前記基台2と透明体4の平面部5で絵画、写真等の掲示物を挟持することが可能である。
次に、このように構成される本実施例のパネルの作用について説明すると、本実施例のパネルに絵画、写真等の掲示物を装着する場合には、前記基台2の上面に絵画、写真等を配置し、この状態で、透明体4を、平面部5で基台2の上面を覆うとともに側壁部6で基台2の側面を覆うようにして基台2に被せる。
そうすると、透明体4は、マグネット3、7の磁力によって前記基台2に吸着され、これにより、前記基台2と透明体4の平面部5で絵画、写真等の掲示物を挟持してパネル1に装着することが可能である。
このように、本実施例のパネルでは、基台と透明体の双方にマグネットを配設してマグネットの磁力によって透明体を基台に係止することとしているために、基台上に絵画、写真等の掲示物を配置した状態で透明体を基台の上面に被せるのみで、絵画、写真等の掲示物を装着することができ、従って、絵画、写真等の掲示物を、より容易かつ迅速に装着することが可能であるとともに、絵画、写真等の入れ替えを繰り返した場合でも透明体を確実に支持することが可能である。
また、透明体4は、基台2の上面を覆う平面部のほかに、基台2の左右側面を覆う側壁部を有しており、前記透明体4を前記基台2の上面に被せることで、透明体4の平面部5で基台2の上面を覆い、透明体4の側壁部6でそれぞれ前記基台2の左右側面を覆うことを可能にしているために、透明体の位置決めを容易に行うことも可能である。
更に、透明体を基台に磁力で吸着することとしているために、ネジ等によって透明体を基台に固定する場合と異なり、基台の上面の全面に絵画、写真等の掲示物を載置した場合でも透明体を基台に吸着することができ、基台の全面を有効に活用することが可能である。
更にまた、本実施例のように基台及び透明体の複数個所にマグネットを配置することで、このマグネットの配置をデザイン化することができ、単なるマグネットとしての作用以上の効果を得ることも可能となる。
なお、前述の実施例では、基台と透明体の双方にマグネットを配設した形態を説明したが、必ずしも基台と透明体の双方にマグネットを配設する必要は無く、基台と透明体のいずれかにマグネットを配設して、他方には、基台と透明体のいずれかに配設したマグネット吸着可能な磁性体を配設してもよい。また、マグネットの配設箇所は特に限定されず、透明体4を基台2に係止可能な箇所であればいずれの箇所でもよい。
また、前述の実施例では、透明体をアクリル製として基台を木製としたが、前述したように、必ずしも、透明体をアクリル製にして基台を木製する必要は無く、そのほかの素材で透明体、基台を構成してもよい。
本考案のパネルは、基台とともに絵画、写真等を挟持する透明体をマグネットの磁力によって基台に吸着することで、絵画、写真等を容易に装着可能としているために、基台と透明体で絵画、写真等を挟持するパネルの全般に適用可能である。
1 パネル
2 基台
3 マグネット(基台側)
4 透明体
5 平面部
6 側壁部
7 マグネット(透明体側)
8 絵画、写真
2 基台
3 マグネット(基台側)
4 透明体
5 平面部
6 側壁部
7 マグネット(透明体側)
8 絵画、写真
Claims (3)
- 基台(2)と、該基台(2)の上面及び左右側面を覆う透明体(4)と、を具備したパネルであって、
前記基台(2)は、上面(201)に複数個のマグネット又は磁性体(3)を上面に配設し、
前記透明体(4)は、
前記基台(2)の上面(201)を覆う平面部(5)と、該平面部(5)の左右の端部のそれぞれに下方に連設されて前記基台(2)の左右の側面部(202)を覆う側壁部(6)と、を有して、
前記平面部(5)の裏面における前記基台(2)に配設したマグネット又は磁性体(3)に対向する箇所に、前記基台(2)に配設したマグネット又は磁性体(3)に吸着可能なマグネット又は磁性体(7)を配設し、
前記透明体(4)を磁力によって前記基台(2)に吸着することで、前記基台(2)と透明体(4)の平面部(5)で絵画、写真等の掲示物を挟持可能にしたことを特徴とするパネル。 - 前記透明体(4)がアクリル製であることを特徴とする請求項1に記載のパネル。
- 前記基台(2)が木製であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005636U JP3179948U (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012005636U JP3179948U (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3179948U true JP3179948U (ja) | 2012-11-22 |
Family
ID=48006559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012005636U Expired - Lifetime JP3179948U (ja) | 2012-09-14 | 2012-09-14 | パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3179948U (ja) |
-
2012
- 2012-09-14 JP JP2012005636U patent/JP3179948U/ja not_active Expired - Lifetime
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