JP3179173U - 三味線の糸巻きの緩み止め構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 糸巻きの緩みを、確実に防止できるよう形成した三味線の糸巻きの緩み止め構造を提供する。
【解決手段】 糸巻き1の先端の側からネジ2を糸巻き1の軸方向に沿って締め込んで棹3に糸巻き1を固定する、三味線4の糸巻き1の緩み止め構造である。糸巻き1の先端の側に、糸巻き1の軸方向に沿って棒状のナット5を埋め込む。上記のネジ2が、ネジ頭2aの内側にクッション部6を備える。このクッション部6を介してネジ2を、上記のナット5に締め込み、棹3の外側面部にネジ頭2aを密着させる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、三味線に関し、更に詳しくは三味線の糸巻きの緩みを防止できるよう形成した三味線の糸巻きの緩み止め構造に関するものである。
三味線の糸巻きは、通常、棹の穴に差し込まれただけで止まっている。そのため、三味線は、使用するのに連れ、糸巻きが摩耗して穴の内面と糸巻きとの間に隙間が生じ、糸巻きの止まりが悪くなって演奏中、糸巻きが滑って糸が緩んでしまう、という問題がある。
この種の問題を解消する従来品としては、例えば特許文献1に記載の発明がある。
この従来技術は、糸巻きの先端にボルトを締め込み、糸巻きを棹の穴に引き寄せ、糸巻きと穴のテーパー面との摩擦抵抗を高めて糸巻きの緩みを防止する構造である。
而して、特許文献1に記載の従来技術は、ボルトの締め付け力が、そのまま糸巻きの緩み防止に反映される構造であった。
換言すると、この従来技術の場合は、ボルトの締め付け力だけで糸巻きの緩みを防止する構造のため、糸巻きを緩める力が、ボルトの締め付け力を超えると、直ちに糸巻きの緩め作用に反映された。
従って、この従来構造によると、糸巻きの緩みを確実に防止できない、という問題点があった。
特開2006−154694号公報
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑み、提案されたものである。
従って本考案の解決しようとする技術的課題は、糸巻きの緩みを、確実に防止できるよう形成した三味線の糸巻きの緩み止め構造を提供することにある。
本考案は、上記の課題を解決するため、次のような技術的手段を採る。
即ち、本考案は、図1等に示されるように、糸巻き1の先端の側からネジ2が糸巻き1の軸方向に沿って締め込まれて棹3に糸巻き1が固定される三味線4の糸巻き1の緩み止め構造であって、糸巻き1の先端の側に、糸巻き1の軸方向に沿って棒状のナット5が埋め込まれ、上記のネジ2がネジ頭2aの内側にクッション部6を備えて形成され、このクッション部6を介してネジ2が棹3の外側面部にネジ頭2aを密着させて上記のナット5に締め込まれることを特徴とする(請求項1)。
ここで、クッション部6とは、弾発力をきかせてネジ頭2aを棹3の外側面部に密着させることのできる部材や機構を意味する。三味線4は、図1、図4、図5等に示されるように、糸巻き1の差込穴3aに、補強と装飾を兼ねた筒形状金具7が嵌め込まれることが多い。従って、ここで、棹3の外側面部には、この種の金具7の外部に露出する環状の鍔状部7aも含まれる。
而して本考案は、クッション部6の弾性が調節可能に形成されているのが好ましい(請求項2)。
なぜならこれによると、ネジ2の締め付け力を適宜加減でき、使い勝手が一層良くなるからである。
また本考案は、クッション部6が、ネジ頭2aの内面側に配置されるバネ6aと、このバネ6aの弾発力を受ける座金状の受け板6bと、ネジ2の軸2bに螺合され、受け板6bをネジ2の軸2bに沿って移動させてバネ6aの弾発力を調節するためのナット状部材6cとで形成されているのが好ましい(請求項3)。
なぜならこれによると、クッション部6の弾発力を、ナット状部材6cを締め付けたり緩めたりすることで、簡単、迅速に調節できるからである。
本考案は、このように糸巻きの先端の側に、糸巻きの軸方向に沿って棒状のナットが埋め込まれ、ネジがネジ頭の内側にクッション部を備え、このクッション部を介してネジが棹の外側面部にネジ頭を密着させて上記のナットに締め込まれることを特徴とする。
従って、本考案の場合は、ネジの締め付け力にクッション部の弾発力が加わるため、これによれば、ネジの締め付け力とクッション部の弾発力との相乗作用により、糸巻きの緩みを確実に防止できる。
本考案構造の好適な一実施形態を示し、Aは要部断面図、Bは要部拡大断面図である。 三味線の正面図である。 三味線の要部正面図である。 三味線の要部左側面図である。 三味線の要部右側面図である。 本考案構造の要部斜視図である。 本考案構造の要部断面図である。
以下、本考案を実施するための好適な一実施形態を、添付図面に従って説明する。
本考案は、図1等に示されるように、糸巻き1の先端の側からネジ2が糸巻き1の軸方向に沿って締め込まれて棹3に糸巻き1が固定される三味線4の糸巻き1の緩み止め構造である。
5は、棒状のナットである。この棒状のナット5は、糸巻き1の先端の側に、糸巻き1の軸方向に沿って埋め込まれている。この棒状のナット5は、この実施形態では長さが25mmに選定され、糸巻き1の軸心に糸巻き1と同心状に形成されている丸穴1a(図6、図7参照)に埋め込まれている。
また本考案の場合、上記のネジ2は、ネジ頭2aの内側にクッション部6を備えて形成されている。ネジ2は、このクッション部6を介して棹3の外側面部に、ネジ頭2aを密着させて上記のナット5に締め込まれるものである。
上記のクッション部6は、この実施形態ではその弾性が調節可能に形成されている。クッション部6は、具体的には、図1、図6、図7に示されるように、ネジ頭2aの内面側に配置されるバネ6aと、このバネ6aの弾発力を受ける座金状の受け板6bと、ネジ2の軸2bに螺合され、受け板6bをネジ2の軸2bに沿って移動させてバネ6aの弾発力を調節するためのナット状部材6cとで形成されている。
この実施形態の場合、上記のネジ頭2aは、内面が凹段差状に凹まれ、図1B、図7に示されるように、バネ6aの収納部2a1を備えて形成されている。バネ6aは、この実施形態では環状の板バネで形成されている。
糸巻き1の差込穴3a(図1、図4等参照)は、糸巻き1の外周面との磨耗を防止できるよう、ブシュ状の金属製筒状金具7を備えて形成されている。この実施形態の場合、ネジ頭2aは、この金具7の外面に露出する鍔状部7aに密着される。
次に、この実施形態の本考案の作用を説明する。
使用者は、クッション部6の弾発力を、予めナット状部材6cの位置を変えて調節しておく。次に、使用者は、図1に示されるように、糸巻き1を棹3の差込穴3aに差し込み、先端の側からネジ2を棒状のナット5に捻じ込む。
ネジ2が締め込まれ、ネジ頭2aが棹3の外側面部(この実施形態では金属製筒状金具7の鍔状部7a)に当たった状態で、使用者がバネ6aの弾発力に抗して更に締め込むと、ネジ頭2aが棹3の外側面部に密着される。これにより、糸巻き1は、ネジ2の締め付け力とクッション部6の弾発力とで棹3にきつく固定され、緩みが防止される。
以上の処において、本考案の場合、上記のクッション部6は、例えば単にゴム板やバネ座金等で形成されているのでも良く、上例に限定されるものではない。
1 糸巻き
2 ネジ
2a ネジ頭
2b 軸
3 棹
4 三味線
5 ナット
6 クッション部
6a バネ
6b 受け板
6c ナット状部材

Claims (3)

  1. 糸巻きの先端の側からネジが糸巻きの軸方向に沿って締め込まれて棹に糸巻きが固定される三味線の糸巻きの緩み止め構造であって、糸巻きの先端の側に、糸巻きの軸方向に沿って棒状のナットが埋め込まれ、上記のネジがネジ頭の内側にクッション部を備え、このクッション部を介してネジが棹の外側面部にネジ頭を密着させて上記のナットに締め込まれることを特徴とする三味線の糸巻きの緩み止め構造。
  2. 請求項1記載の三味線の糸巻きの緩み止め構造であって、クッション部の弾性が調節可能に形成されていることを特徴とする三味線の糸巻きの緩み止め構造。
  3. 請求項2記載の三味線の糸巻きの緩み止め構造であって、クッション部が、ネジ頭の内面側に配置されるバネと、このバネの弾発力を受ける座金状の受け板と、ネジの軸に螺合され、受け板をネジの軸に沿って移動させてバネの弾発力を調節するためのナット状部材とで形成されていることを特徴とする三味線の糸巻きの緩み止め構造。
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