JP3179032B2 - 照明器具及び電子機器 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、人体センサー部を
備えた照明器具及び電子機器に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種の照明器具においては、人体セン
サー部と制御回路部とを中継する電線は半田付けやコネ
クターで接続されていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の場合は
半田付け作業が面倒であり、後者の場合は照明器具の設
置や移転などの場合に電線に力が加わって接続が外れる
おそれがあった。本発明はこのような解決すべき課題を
鑑み、組立作業が容易で不用意に電線の接続が外れるこ
とがない照明器具及び電子機器を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明を要約すると、人
体センサー部と、人体センサー部の出力が供給される制
御回路部と、制御回路部により制御されるランプとを備
え、人体センサー部を構成するケースの一側に回動自在
となる開閉蓋を一体に形成し、人体センサー部と組み付
けられる制御回路部を構成するケースの孔に前記開閉蓋
の一端を挿入係止し、人体センサー部のケース内には前
記開閉蓋に対向する箇所に人体センサー部の出力コネク
ターを備え、出力コネクターに接続される電線は制御回
路部を構成するケースの孔に通されて制御回路部に供給
される照明器具である。また、別観点から見ると、第一
ブロックを構成するケースの一側に回動自在となる開閉
蓋を一体に形成し、第一ブロックと組み付けられる第二
ブロックを構成するケースの孔に前記開閉蓋の一端を挿
入係止し、第一ブロックのケース内には前記開閉蓋に対
向する箇所に第一ブロックの出力コネクターを備え、出
力コネクターに接続される電線は第二ブロックを構成す
るケースの孔に通されて第二ブロックに供給される電子
機器である。

【０００５】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を説明す
るが、それはあくまで本発明に基づいて採択された例示
的な実施形態であり、本発明をその実施形態のみに特有
な事項に基づいて限定解釈してはならず、本発明の技術
的範囲は、請求項に示した事項あるいはその事項と実質
的に等価である事項に基づいて定めなければならない。

【０００６】図示の実施形態は、人体センサー部１と、
人体センサー部１の出力が供給される制御回路部２と、
制御回路部２の出力により制御されるランプ３とを備え
るとともに、絶縁板４が制御回路部２を構成するプリン
ト基板５と制御回路部２のケースとなる金属板６との間
に介在されている。人体センサー部１の出力を制御回路
部２のケースとなる金属板７に形成した孔８に通して制
御回路部２に接続する電線９は、前記金属板７の内面側
に位置した前記絶縁板４の一部に形成された孔１０に通
されて前記金属板７に形成した孔８の縁に触れないよう
に構成されている。

【０００７】さらに詳述すれば、人体センサー部１は、
合成樹脂製のケース１１の下面側に設けられ図示されな
い人体センサーを覆う赤外線透過カバー１２と、ケース
１１内に収めたプリント基板１３及びプリント基板１３
に接続固定されたコネクター１４とを備えている。人体
センサー部１はビス１５により金属板７に螺合固定され
る。ケース１１のコネクター１４に対向する箇所は薄肉
ヒンジ１６を介して回動自在となる開閉蓋１７を構成し
ており、開閉蓋１７が上向きに位置した閉じた状態で金
属板７に組み付けられる。この状態では開閉蓋１７の上
端が孔８に入り込んで金属板６の内面に位置されて開閉
蓋１７が開かない構造としている。電線９はテープ電線
であり、その絶縁皮膜は極めて薄い。電線９の一端は開
閉蓋１７が図５の点線のように開いた状態でコネクター
１４に接続され、しかる後に開閉蓋１７を閉じて図１の
ように開閉蓋１７が金属板６の内面に係止されて開かな
い状態を維持している。

【０００８】制御回路部２は、断面略Ｌ字状に一体に形
成された金属板６，７と、金属板６の内面側に位置する
絶縁板４と、絶縁板４の内面側に位置するプリント基板
５と、金属板６に取付けられる金属カバー１８とを備え
ている。プリント基板５及び絶縁板４には金属板６の外
側から通された複数の止め具１９が通されて金属板６に
取付けられる。プリント基板５にはコネクター２０が接
続固定されコネクター２０には前述の電線９が接続され
ている。金属カバー１８は金属板６に組み付けられるも
のであるが、金属カバー１８の両側片１８ａは金属板６
の両側片６ａの内面側に入り込み、金属板６の両側片６
ａに形成した内側への小突部２１が金属カバー１８の両
側片１８ａの孔２２に係止される。そして、弾性のある
絶縁板４の両側片４ａは金属カバー１８の両側片１８ａ
の内面に適度な圧力を付与しており、金属カバー１８が
金属板６から外れにくく作用している。なお、図２の小
突部２１は突き出した膨出部、図３の小突部２１は切り
起し片によるものである。

【０００９】互いに組み付けられた人体センサー部１と
制御回路部２は、合成樹脂製の筒２３に収められて人体
センサーを覆う赤外線透過カバー１２が筒２３の下面の
孔を通じて露出される。制御回路部２の上面すなわち金
属板６の上端にはソケット支持板２４と連接された支持
板２５が取付けられ、ソケット支持板２４の下面にはソ
ケット支持具２４ａを介してソケット２６が取付けら
れ、ソケット２６には前述のランプ３が装着される。ソ
ケット２６の外周にはセードホルダー２７が螺合装着さ
れ、セードホルダー２７の上端にある鍔によってソケッ
ト２６が通されたセード２８が支持される。セード２８
の一側は筒２３と適宜手段で組み付けられており、セー
ドホルダー２７がセード２８を支持することで筒２３も
支持されている。

【００１０】本実施形態は、人体センサー部１と、人体
センサー部１の出力が供給される制御回路部２と、制御
回路部２により制御されるランプ３とを備え、人体セン
サー部１を構成するケース１１の一側に回動自在となる
開閉蓋１７を一体に形成し、人体センサー部１と組み付
けられる制御回路部２を構成するケース７の孔８に前記
開閉蓋１７の一端を挿入係止し、人体センサー部１のケ
ース１１内には開閉蓋１７に対向する箇所に人体センサ
ー部１の出力コネクター１４を備え、出力コネクター１
４に接続される電線９は制御回路部２を構成するケース
７の孔８に通されて制御回路部２に供給される照明器具
であり、開閉蓋１７を開いた状態で出力コネクター１４
に電線９を容易に接続でき、人体センサー部１と制御回
路部２とを組み付けると開閉蓋１７が開かないようにな
って、電線９に触れられないため、照明器具の設置や移
転などの場合に出力コネクター１４から電線９が外れる
のを防止している。

【００１１】また、本実施形態は、第一ブロック１を構
成するケース１１の一側に回動自在となる開閉蓋１７を
一体に形成し、第一ブロック１と組み付けられる第二ブ
ロック２を構成するケース７の孔８に前記開閉蓋１７の
一端を挿入係止し、第一ブロック１のケース１１内には
開閉蓋１７に対向する箇所に第一ブロック１の出力コネ
クター１４を備え、出力コネクター１４に接続される電
線９は第二ブロック２を構成するケース７の孔８に通さ
れて第二ブロック２に供給される電子機器でもあり、開
閉蓋１７を開いた状態で出力コネクター１４に電線９を
容易に接続でき、第一ブロック１と第二ブロック２とを
組み付けると開閉蓋１７が開かないようになって、電線
９に触れられないため、電子機器の設置や移転などの場
合に出力コネクター１４から電線９が外れるのを防止し
ている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態を示す縦断面図

【図２】簡略化して示した図１の部分横断面図

【図３】図２とは別例による簡略化して示した部分横断
面図

【図４】図１の要部分解斜視図

【図５】図１の部分縦断面図

【符号の説明】

１ 人体センサー部（第一ブロック） ２ 制御回路部（第二ブロック） ３ ランプ ７ ケース（金属板） ８ 孔 ９ 電線 １１ ケース １４ コネクター １７ 開閉蓋

Claims (2)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 人体センサー部と、人体センサー部の出
   力が供給される制御回路部と、制御回路部により制御さ
   れるランプとを備え、人体センサー部を構成するケース
   の一側に回動自在となる開閉蓋を一体に形成し、人体セ
   ンサー部と組み付けられる制御回路部を構成するケース
   の孔に前記開閉蓋の一端を挿入係止し、人体センサー部
   のケース内には前記開閉蓋に対向する箇所に人体センサ
   ー部の出力コネクターを備え、出力コネクターに接続さ
   れる電線は制御回路部を構成するケースの孔に通されて
   制御回路部に供給される照明器具。
2. 【請求項２】 第一ブロックを構成するケースの一側に
   回動自在となる開閉蓋を一体に形成し、第一ブロックと
   組み付けられる第二ブロックを構成するケースの孔に前
   記開閉蓋の一端を挿入係止し、第一ブロックのケース内
   には前記開閉蓋に対向する箇所に第一ブロックの出力コ
   ネクターを備え、出力コネクターに接続される電線は第
   二ブロックを構成するケースの孔に通されて第二ブロッ
   クに供給される電子機器。