JP3178971U - 車椅子の後退防止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車椅子が上り傾斜面を前進する途中で停止及び停止直後に前進する際に傾斜面上を急に後退することを防止可能な、車椅子の後退防止装置を提供する。
【解決手段】ハブ本体11と、ハブ本体に回転可能且つ脱着可能に貫設された軸体12と、ハブ本体の内周面に螺合する装着ネジが外周面に形成され、つめ歯が内周面に形成されたつめ歯リング13と、つめ歯と噛合する止め歯が形成され、止め歯から同軸に延設された制限リング部を有し、制限リング部の外周面に軸方向に凹部が形成され、軸体が回転可能となるように嵌挿された止め歯リング14とを有するハブ部材とを備える。さらに、ハブ部材に取り付けられ、ハブ部材と対向する側に開口した開口端を有し、軸体12に装着されたシェル22と、凹部に進退可能に挿設されるべくシェル22に上下に貫設されたピン24と、シェルに設けられ索孔を有するフレーム25と、索孔を通過するようにピンに連結された制御索26とを有する止め部材とを備えてなる。
【選択図】図3
【解決手段】ハブ本体11と、ハブ本体に回転可能且つ脱着可能に貫設された軸体12と、ハブ本体の内周面に螺合する装着ネジが外周面に形成され、つめ歯が内周面に形成されたつめ歯リング13と、つめ歯と噛合する止め歯が形成され、止め歯から同軸に延設された制限リング部を有し、制限リング部の外周面に軸方向に凹部が形成され、軸体が回転可能となるように嵌挿された止め歯リング14とを有するハブ部材とを備える。さらに、ハブ部材に取り付けられ、ハブ部材と対向する側に開口した開口端を有し、軸体12に装着されたシェル22と、凹部に進退可能に挿設されるべくシェル22に上下に貫設されたピン24と、シェルに設けられ索孔を有するフレーム25と、索孔を通過するようにピンに連結された制御索26とを有する止め部材とを備えてなる。
【選択図】図3
Description
本考案は、車椅子の上り坂での後退を防止する後退防止機能を有する後退防止装置に関する。
従来の車椅子は、例えば、上り坂の坂道を上る途中で前進を止めると、同坂道を加速しつつ後退する虞があり、このため非常に危険であった。このような危険を回避するための既存の対応策として、従来の車椅子はブレーキなどの後退防止装置を備えていた。つまり、この後退防止装置は、車輪の回転を禁止して停止状態を維持するものであるため、車椅子は坂道を後退することなく、よって転倒事故などを防止できた。
しかしながら、前述した既存の後退防止装置は、車輪の停止状態で例えばブレーキなどを固定(ロック、LOCK)することによって同車輪の回転を禁止するものであったため、このブレーキなどの固定を解放(リリース、RELEASE)しないと車輪が前進できなかった。このため、車椅子を坂の途中で止めてブレーキなどをロックすると、前進する際にはその都度リリースする必要があるため、既存の後退防止装置は利便性が乏しかった。
また、このような既存の後退防止装置では、車輪の停止状態のロックをリリースした直後に、車椅子及び利用者の自重に相応した重力の作用を受けて車椅子は坂道を急に後退し始めるため、利用者である例えば高齢者や障害者などが事故に遭う虞があった。つまり、既存の後退防止装置は安全性が乏しかった。
また、このような既存の後退防止装置では、車輪の停止状態のロックをリリースした直後に、車椅子及び利用者の自重に相応した重力の作用を受けて車椅子は坂道を急に後退し始めるため、利用者である例えば高齢者や障害者などが事故に遭う虞があった。つまり、既存の後退防止装置は安全性が乏しかった。
本考案はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車椅子が上り傾斜面上を前進する途中で停止し、停止直後に再度前進する場合に、例えばブレーキなどのロック・リリースの操作を必要とせず、車椅子が傾斜面上を急に後退することを防止する後退防止装置を提供することにある。
前述した課題を解決するための本考案は、ハブ本体と、前記ハブ本体に対し軸方向の周りに回転可能且つ軸方向に沿って脱着可能に貫設された軸体と、前記ハブ本体における軸方向の周りの内周面に対し螺合する装着ネジが外周面に形成され、つめ歯が内周面に形成されたつめ歯リングと、前記つめ歯と噛合する止め歯が形成され、当該止め歯から同軸に延設された制限リング部を有し、当該制限リング部の外周面に対し軸方向に沿って凹部が形成され、前記軸体が軸方向の周りに回転可能となるように当該軸方向に沿って嵌挿された止め歯リングと、を有するハブ部材と、
前記ハブ部材に対し取り付けられ、前記軸体に環装されたチューブと、前記ハブ部材と対向する側に開口した開口端を有し、前記軸体に対し軸方向に沿って装着されたシェルと、前記凹部に対し進退可能に挿設されるべく前記シェルに対し軸方向と略直交する上下方向に貫設されたピンと、前記シェルに設けられ索孔を有するフレームと、前記索孔を通過するように前記ピンに連結された制御索と、を有する止め部材と、を備えた車椅子の後退防止装置である。
前記ハブ部材に対し取り付けられ、前記軸体に環装されたチューブと、前記ハブ部材と対向する側に開口した開口端を有し、前記軸体に対し軸方向に沿って装着されたシェルと、前記凹部に対し進退可能に挿設されるべく前記シェルに対し軸方向と略直交する上下方向に貫設されたピンと、前記シェルに設けられ索孔を有するフレームと、前記索孔を通過するように前記ピンに連結された制御索と、を有する止め部材と、を備えた車椅子の後退防止装置である。
また、かかる車椅子の後退防止装置において、前記止め部材は、前記フレームの前記索孔に取り付けられた方向管と、前記フレームの内部に位置しつつ前記シェルに嵌挿され貫通孔を有するリングと、前記貫通孔に摺動可能に貫設され前記ピンに含まれるヘッドに下端が当接し且つ前記フレームに上端が当接するバネとをさらに備え、前記ピンは、前記フレームの内部に位置するように前記ヘッドに設けられ当該ヘッドより外径が大きいシリンダーをさらに備えることが好ましい。
また、かかる車椅子の後退防止装置において、前記方向管がバネの上端部分に挿設されることが好ましい。
また、かかる車椅子の後退防止装置において、前記ピンのシリンダーに、軸方向及び上下方向の双方と略直交する横方向に収容孔が形成され、
前記収容孔に前記制御索を押止するネジブロックが螺合されることが好ましい。
前記収容孔に前記制御索を押止するネジブロックが螺合されることが好ましい。
また、かかる車椅子の後退防止装置において、前記フレームの上面にキャップが取り付けられ、前記キャップに対し、前記フレームの前記索孔を通過しつつ螺合固定するネジ管体が連結されることが好ましい。
また、かかる車椅子の後退防止装置において、前記制限リング部の外周面に対し軸方向に沿って形成された前記凹部は、前記外周面に対し複数の前記凹部が当該外周面の周方向に間隔をおいて形成されることが好ましい。
本考案に係る車椅子の後退防止装置によれば、車椅子における、例えばレバーなどの所定の制御部材の切り替えにより、止め部材においてこの制御部材と制御索を介して連結されたピンが、止め歯リングの凹部に差し込まれて、止め歯リングの回転が停止する。これにより、車椅子が坂道を上る途中でもし車輪が坂道を後退しようとしても、ハブ本体のつめ歯リングは、回転禁止された止め歯リングに噛合しているが故に回転不能となり、車椅子の後退を防止できる。
一方、止め歯リングが回転を禁止されているとき、車椅子の車輪が前方へ回転しようとする場合、つめ歯リングのつめ歯が止め歯を乗り越えて、つめ歯リングに螺合されているハブ本体の回転が許容されることによって、車輪は前方へ回転できる。これにより、坂道でも車椅子Wを前進させることができるため、利便性が向上する。
このような後退防止装置によれば、前述した所定の制御部材を切り替えて後退防止状態とするだけの操作で事足りるため、例えばレバーやロック装置などを介して例えばブレーキなどをリリースする操作が不要となる。また、リリース操作した直後に車椅子が坂道を急に後退する虞はないため、特に高齢者や障害者などの利用者が転倒事故などにあう事故が抑制され、安全性が向上する。
以下、明細書の内容及び図面を参照しつつ、車椅子の後退防止装置の実施の形態を説明する。
図1乃至図3に示すように、本考案に係る車椅子の後退防止装置における第一実施例は、ハブ部材10及び止め部材20を有する。
ハブ部材10は、ハブ本体11と、軸体12と、つめ歯リング13と、止め歯リング14とを備えている。
軸体12は、その軸方向の周りに回転可能、且つ、その軸方向に沿って脱着可能にハブ本体11に貫設され、つめ歯リング13は、その外周面にはハブ本体11に螺合される装着ネジ131が形成され、その内周面にはつめ歯132が形成されている。
止め歯リング14は、軸体12を回転可能に環装し、その軸方向の一方側の外周面には、つめ歯リング13のつめ歯132と噛合する止め歯141が形成され、その軸方向の他方側では、止め歯141から制限リング部142が同軸に延設され、この制限リング部142の外周面には、軸方向に沿って複数の凹部1421が形成されている。
なお、止め歯リング14の外周面には、揺動可能な6つの止め歯141が設けられ、制限リング部142の外周面には、6つの凹部1421が形成されることが好ましい。
軸体12は、その軸方向の周りに回転可能、且つ、その軸方向に沿って脱着可能にハブ本体11に貫設され、つめ歯リング13は、その外周面にはハブ本体11に螺合される装着ネジ131が形成され、その内周面にはつめ歯132が形成されている。
止め歯リング14は、軸体12を回転可能に環装し、その軸方向の一方側の外周面には、つめ歯リング13のつめ歯132と噛合する止め歯141が形成され、その軸方向の他方側では、止め歯141から制限リング部142が同軸に延設され、この制限リング部142の外周面には、軸方向に沿って複数の凹部1421が形成されている。
なお、止め歯リング14の外周面には、揺動可能な6つの止め歯141が設けられ、制限リング部142の外周面には、6つの凹部1421が形成されることが好ましい。
図2乃至図4に示すように、止め部材20は、チューブ21と、シェル22と、リング23と、ピン24と、フレーム25と、制御索26と、方向管27と、座金28と、バネ29とを備え、ハブ部材10に装着される。
チューブ21は、軸体12を環装している。
シェル22は、中空状のケースであって、その内部に円形の凹部が形成されて軸体12を環装し、ハブ部材10と対向する側に開口する開口端221が形成され、ハブ部材10と相対する側にチューブ21を装着するための装着孔222が形成されている。
チューブ21は、軸体12を環装している。
シェル22は、中空状のケースであって、その内部に円形の凹部が形成されて軸体12を環装し、ハブ部材10と対向する側に開口する開口端221が形成され、ハブ部材10と相対する側にチューブ21を装着するための装着孔222が形成されている。
リング23は、円環状を呈し、シェル22の外周面の上部に、軸方向と直交する上下方向に嵌挿され、中央に貫通孔231が形成されている。
ピン24は、貫通孔231を通過しつつ進退可能に制限リング部142の何れか1つの凹部1421に挿入される。また、ピン24は、ヘッド241と、シリンダー242と、収容孔243と、ネジブロック244とを備えている。ヘッド241は、円柱状を呈し、貫通孔231に摺動可能に貫設され、シリンダー242は、外径がヘッド241の外径より大きい円柱状を呈し、ヘッド241におけるシェル22と相対する端部に一体的に形成されている。
前述した構造によれば、シリンダー242を上下方向に移動する際に、リング23に当接して止まれば、最低位置を制限することができる。
ピン24は、貫通孔231を通過しつつ進退可能に制限リング部142の何れか1つの凹部1421に挿入される。また、ピン24は、ヘッド241と、シリンダー242と、収容孔243と、ネジブロック244とを備えている。ヘッド241は、円柱状を呈し、貫通孔231に摺動可能に貫設され、シリンダー242は、外径がヘッド241の外径より大きい円柱状を呈し、ヘッド241におけるシェル22と相対する端部に一体的に形成されている。
前述した構造によれば、シリンダー242を上下方向に移動する際に、リング23に当接して止まれば、最低位置を制限することができる。
収容孔243は、シリンダー242において軸方向及び上下方向の双方と直交する横方向に貫通するように形成され、ネジブロック244は、収容孔243に螺合されて位置する。
フレーム25は、くさび状を呈する中空のケースであり、ピン24をカバーするようにシェル22の外周面に一体的に形成され、上部に貫通孔231と対応する索孔251が形成される。制御索26は、索孔251を通過してピン24と連結され、その下端がシリンダー242の上面を通過して収容孔243に挿設されてネジブロック244に押止される。
方向管27は、索孔251に挿設されてフレーム25の内部に突出する。この方向管27では、フレーム25の上部に位置するキャップ271の底面にネジ管体272が一体に形成され、このネジ管体272が索孔251に螺合されてフレーム25の上部に挿設される。また、キャップ271及びネジ管体272における一方側にスリット273が形成され、このスリット273を介して制御索26が方向管27に押し込まれる。
座金28は、フレーム25の上面と方向管27のキャップ271との間に挟装されるが、装着時には、方向管27を回すことによって、ネジ管体272を索孔251に沿って下方へ移動させ、キャップ271が座金28を押止するように締め付けるようになっている。
バネ29は、圧縮ばねであり、下端がシリンダー242に当接されるとともに、上端が方向管27のネジ管体272を環装してフレーム25の内周面に当接される。
図2及び図3に示すように、止め部材20のシェル22におけるハブ本体11と相対する側に組立ベース2Aが取り付けられ、この組立ベース2Aは、U字形の断面を有し、装着孔222と対応する箇所に組立孔2A1が形成され、チューブ21が組立孔2A1に挿設される。
図2及び図6に示すように、本考案に係る車椅子の後退防止装置を装着時には、組立ベース2Aを車椅子Wの柱W1に取り付け、ハブ部材10の軸体12が装着孔222及び組立孔2A1を通過しつつ柱W1を貫設し、ナットNを軸体12の外端に螺合されることによって、組立ベース2Aを車椅子Wに装着する。また、ハブ本体11を車椅子Wの車輪W2に取り付け、車椅子Wに例えばレバーなどの制御部材に制御索26を連結し、その制御部材を切り替えると、制御索26をロック状態または移動可能なリリース状態に制御できる。
本考案に係る車椅子の後退防止装置では、制御部材を操作して通常状態または後退防止状態の何れかに切り替えるが、以下、各状態を説明する。
図3乃至図6に示すように、車椅子Wを例えば平地で使用する通常状態では、制御索26が牽引状態にあり、ピン24はバネ29を圧縮しながら制御索26に牽引されてヘッド241が制限リング部142の凹部1421から離脱して貫通孔231に位置した状態にある。したがって、ハブ部材10の止め歯リング14は自由回転をすることができる。
また、車輪W2を前方へ回して車椅子Wを平地で前進させる場合には、ハブ本体11が図5の時計回りに回転し、つめ歯132が止め歯141を乗り越えるため、つめ歯リング13と止め歯リング14とが連動して回転しない。一方、車輪W2を後方へ回して車椅子Wを平地で後退させる場合には、ハブ本体11が図5の逆時計回りに回転し、止め歯141がつめ歯132に食い込むため、つめ歯リング13と止め歯141とが連動して回転する。
車椅子Wを例えば坂道で使用する場合のように後退防止状態では、図5及び図7に示すように、図示しない制御部材を切り替えて、制御索26を移動可能にするとバネ29のばね力により圧縮状態から伸長状態に切り替わり、ピン24のヘッド241が凹部1421に差し込まれることから、ハブ部材10の止め歯リング14の回転を停止する。
車椅子Wが坂道を上る途中で、もし車輪W2が坂道を後退しようとすると、ハブ本体11は図5の逆時計回りに回転しようとするが、止め歯141がつめ歯132に食い込むとともにピン24が止め歯リング14の回転を停止させるため、ハブ本体11の回転は禁止されてロック状態となる。これにより、車輪W2は後方への回転が禁止されるため、車椅子Wは後退防止される。
一方、車椅子Wを坂道で前進させる場合、車輪W2を前方へ回してハブ本体11を図5の時計回りに回転させようとすると、止め歯リング14はロック状態で回転が禁止されているが、つめ歯132が止め歯141を乗り越えることによって、ハブ本体11は時計回りに回転可能となり、車輪W2を前方へ回転させて坂道でも車椅子Wを前進させることができる。
本考案に係る後退防止装置は、車椅子Wの片側の車輪W2に装着してもよく、或いは車椅子Wの両側の車輪W2にそれぞれ装着してもよい。
図8に示すように、本考案に係る車椅子の後退防止装置における第二実施例は、第一実施例と略同一であるが、構成部材の形状が異なる。つまり、第二実施例は、第一実施例に対応するハブ本体11Aと、軸体12Aと、つめ歯リング13Aと、止め歯リング14Aと、チューブ21Aと、シェル22Aと、リング23Aと、ピン24Aと、フレーム25Aと、制御索26Aと、方向管27Aと、バネ29Aとを備える。
また、その止め歯リング14Aは、制限リング部142Aを含み、ピン24Aは、シリンダー242Aを含む。
第二実施例の操作方法及び効果が第一実施例と略同一であるため、詳細な説明は省略する。
また、その止め歯リング14Aは、制限リング部142Aを含み、ピン24Aは、シリンダー242Aを含む。
第二実施例の操作方法及び効果が第一実施例と略同一であるため、詳細な説明は省略する。
10・・・ハブ部材
11・・・ハブ本体
12・・・軸体
13・・・つめ歯リング
131・・装着ネジ
132・・つめ歯
14・・・止め歯リング
141・・止め歯
142・・制限リング部
1421・凹部
20・・・止め部材
21・・・チューブ
22・・・シェル
221・・開口端
222・・装着孔
23・・・リング
231・・貫通孔
24・・・ピン
241・・ヘッド
242・・シリンダー
243・・収容孔
244・・ネジブロック
25・・・フレーム
251・・索孔
26・・・制御索
27・・・方向管
271・・キャップ
272・・ネジ管体
273・・スリット
28・・・座金
29・・・バネ
2A・・・組立ベース
2A1・・組立孔
W・・・・車椅子
W1・・・柱
W2・・・車輪
N・・・・ナット
11・・・ハブ本体
12・・・軸体
13・・・つめ歯リング
131・・装着ネジ
132・・つめ歯
14・・・止め歯リング
141・・止め歯
142・・制限リング部
1421・凹部
20・・・止め部材
21・・・チューブ
22・・・シェル
221・・開口端
222・・装着孔
23・・・リング
231・・貫通孔
24・・・ピン
241・・ヘッド
242・・シリンダー
243・・収容孔
244・・ネジブロック
25・・・フレーム
251・・索孔
26・・・制御索
27・・・方向管
271・・キャップ
272・・ネジ管体
273・・スリット
28・・・座金
29・・・バネ
2A・・・組立ベース
2A1・・組立孔
W・・・・車椅子
W1・・・柱
W2・・・車輪
N・・・・ナット
Claims (6)
- ハブ本体と、前記ハブ本体に対し軸方向の周りに回転可能且つ軸方向に沿って脱着可能に貫設された軸体と、前記ハブ本体における軸方向の周りの内周面に対し螺合する装着ネジが外周面に形成され、つめ歯が内周面に形成されたつめ歯リングと、前記つめ歯と噛合する止め歯が形成され、当該止め歯から同軸に延設された制限リング部を有し、当該制限リング部の外周面に対し軸方向に沿って凹部が形成され、前記軸体が軸方向の周りに回転可能となるように当該軸方向に沿って嵌挿された止め歯リングと、を有するハブ部材と、
前記ハブ部材に対し取り付けられ、前記軸体に環装されたチューブと、前記ハブ部材と対向する側に開口した開口端を有し、前記軸体に対し軸方向に沿って装着されたシェルと、前記凹部に対し進退可能に挿設されるべく前記シェルに対し軸方向と略直交する上下方向に貫設されたピンと、前記シェルに設けられ索孔を有するフレームと、前記索孔を通過するように前記ピンに連結された制御索と、を有する止め部材と、
を備えたことを特徴とする車椅子の後退防止装置。 - 前記止め部材は、前記フレームの前記索孔に取り付けられた方向管と、前記フレームの内部に位置しつつ前記シェルに嵌挿され貫通孔を有するリングと、前記貫通孔に摺動可能に貫設され前記ピンに含まれるヘッドに下端が当接し且つ前記フレームに上端が当接するバネとをさらに備え、
前記ピンは、前記フレームの内部に位置するように前記ヘッドに設けられ当該ヘッドより外径が大きいシリンダーをさらに備える
ことを特徴とする請求項1に記載の車椅子の後退防止装置。 - 前記方向管がバネの上端部分に挿設されることを特徴とする請求項2に記載の車椅子の後退防止装置。
- 前記ピンのシリンダーに、軸方向及び上下方向の双方と略直交する横方向に収容孔が形成され、
前記収容孔に前記制御索を押止するネジブロックが螺合される
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の車椅子の後退防止装置。 - 前記フレームの上面にキャップが取り付けられ、
前記キャップに対し、前記フレームの前記索孔を通過しつつ螺合固定するネジ管体が連結される
ことを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の車椅子の後退防止装置。 - 前記制限リング部の外周面に対し軸方向に沿って形成された前記凹部は、前記外周面に対し複数の前記凹部が当該外周面の周方向に間隔をおいて形成されることを特徴とする請求項1乃至3及び5の何れかに記載の車椅子の後退防止装置。
Applications Claiming Priority (2)
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