JP2012135459A - 車椅子の後輪回転止め装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】転倒の恐れがなく、折りたたんでも移動でき、回転止め装置の安全な解除のできる、個別の調整のいらない、低コストの車椅子の後輪回転止め装置を提供する。
【解決手段】回転軸に回転可能に支持され、車椅子の後輪110内に進入してそのスポーク7を係止する係止位置と前記後輪内から退避して前記スポークの係止を解除する解除位置との間で揺動するフック3と、前記フックを前記スポークの係止位置に向けて常時付勢するバネ部材と、水平状態と起立状態との間で回動し水平状態で足乗台として機能するフットレストと、前記フックと前記フットレストとを連結するケーブルとを有し、前記フットレストを起立状態にすると前記ケーブルを介して前記フックが前記スポークを係止する前記係止位置に回動し、前記フットレストを水平状態にすると前記ケーブルを介して前記フックが前記スポークの係止を解除する前記解除位置に回動することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、車椅子の後輪回転止め装置に関するものである。
従来の自走式車椅子は、利用者が車椅子停止装置を掛けずに、又は掛け忘れたまま、車椅子から立ち上がることがあると、バランスを崩すことがある。このとき、車椅子に頼ろうと車椅子をつかむと、車椅子が動き、利用者が転倒してしまう危険があった。これを解決しようとした先行技術がある。
特許文献1の先行技術においては、車輪を制動するブレーキ機構が、ブレーキシューと、ブレーキハンドルと、操作部材を備えている。フットレストの足板に、操作部材が連結されている。利用者がフットレストの上に立上ると、操作部材により、ブレーキハンドルが回される。その結果、ブレーキシューが車輪に押付けられ、車輪が制動される。
特許文献2の先行技術においては、車輪に固定された係合穴が環状に配置された円板(実施形態ではスポークを円板と他の円板と挟んで円板同士をネジ止めと説明)と、制動ピンを係合穴に係脱させ、係合時には車輪をロックする装置本体とで構成され、装置本体は車椅子のフレームに固定される支持部材と、座面の上下に連動して上下に回動する回転部材と、同回転部材に連動して上下動する作動部材とを備え、作動部材は制動ピンと支持部材の所定の位置に設けた係合部に係合するローラーとを設け、回動部材の回動に連動して作動部材が作動してローラーが係合部に係合した時には制動ピンによる円板の係止を解除する。
特開2009−279120
特開2010−99314
特許文献1の先行技術においては、次のような問題があった。
1)利用者が、フットレストの足板の上に立上ったとき以外の、車椅子が勝手に動くことによる転倒事故の防止はできない。
2)利用者の体重に合わせて、足板のブレーキ開始圧を個別に設定する必要があり、他者との共用はできない。
3)フットレストの足板の上に利用者の全体重が掛かり、ブレーキが車輪を押圧、制動したとしても、利用者の体重移動の瞬間にブレーキの押圧、制動は外れてしまい、利用者は転倒する危険性がある。
5)斜めに立上った足板や斜めに走ったワイヤーは、利用者が乗り降りする際、足をかけて転倒する危険性ある。
特許文献2の先行技術においては、次のような問題があった。
1)利用者が搭乗してないとき、車椅子は折りたたまないと後輪の回転停止状態を解除できないので、車椅子を移動できず不便である。
2)制動ピンの前記円板の穴への係合を塞ぎ、車輪のロックを解除する手動の小さなシャッターがある。同シャッターの復帰を忘れると、車輪ロック装置が機能せず、利用者が転倒する恐れがある。
3)体重により座面の位置が異なるので、利用者ごと調整が必要である。他者との共用はできない
4)装置が複雑なので高価である。
本発明の課題は、転倒の恐れがなく、折りたたんでも移動でき、回転止め装置の安全な解除のできる、個別の調整のいらない、低コストの車椅子の後輪回転止め装置を提供することにある。
回転軸に回転可能に支持され、車椅子の後輪内に進入してそのスポークを係止する係止位置と前記後輪内から退避して前記スポークの係止を解除する解除位置との間で揺動するフックと、前記フックを前記スポークの係止位置に向けて常時付勢するバネ部材と、水平状態と起立状態との間で回動し水平状態で足乗台として機能するフットレストと、前記フックと前記フットレストとを連結するケーブルとを有し、前記フットレストを起立状態にすると前記ケーブルを介して前記フックが前記スポークを係止する前記係止位置に回動し、前記フットレストを水平状態にすると前記ケーブルを介して前記フックが前記スポークの係止を解除する前記解除位置に回動することを特徴とする車椅子の後輪回転止め装置。
本発明の車椅子回転止装置は、車椅子搭乗の際フットレストを起立状態にすると車椅子の後輪が確実に回転止めとなり転倒防止になる。車椅子を畳んだときは解除レバーを操作することにより車椅子を自由に移動できる。車椅子回転止め解除の解除レバーの復帰を忘れていても(回転停止解除のままでも)、フットレストを起立状態から水平状態にすると解除レバーの復帰は自動的に行われるので安全。体格や体重による個別の調整は不要なので共用できる。可動部品はケーブル、スプリングを除いて4点の簡単構造なので低コストで利用できる。
実施形態1の車椅子の後輪回転止め装置の全体構成図 図1の後輪回転止め装置の要部断面拡大図 図2のA矢視図 図2の後輪回転止め装置の動作後の図 図2の後輪回転止め解除レバーの動作後の図 図2のB矢視図 図4のC矢視図 図5のD矢視図 実施形態2の車椅子の後輪回転止め装置の全体構成図 図9の後輪回転止め装置の要部断面拡大図 図10のE矢視図 図10の後輪回転止め装置の動作後の図 図10の後輪回転止め解除レバーの動作後の図 図10のF矢視図 図12のG矢視図 図13のH矢視図 実施形態3の車椅子の後輪回転止め装置の全体構成図 図17の後輪回転止め装置の要部断面拡大図 図18のI矢視図 図18の後輪回転止め装置の動作後の図 図18の後輪回転止め解除レバーの動作後の図 図18のJ矢視図 図20のK矢視図 図21のL矢視図
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。まず、本発明の実施形態1について図面を使って説明する。
実施形態1の車椅子の後輪回転止め装置は後輪回転止め装置本体部A130と後輪回転止め装置駆動部B140とより構成されている。
実施形態1を図により説明する。図1は後輪回転止め装置の全体構成図である。
図2は後輪回転止め装置図1の、動作前を示す要部断面拡大図であり、図3は図2のA矢視図でフック回動中心の軸受部の図である。
図4は後輪回転止め装置図2の、動作後を示す要部断面拡大図であり、図5は手動による解除レバー動作後を示す要部断面拡大図である。
図6は図2のB矢視図で、解除レバーの動作前の状態を示す図であり、図7は図4のC矢視図で、解除レバーの動作前の状態を示す図である。
図8は図5のD矢視図で、解除レバーの動作後の状態を示す図である。
図2、図3及び図6により後輪回転止め装置本体部A130の構成を説明する。
後輪回転止め装置本体部A130は、2個の軸受1で支持される回転軸2を中心に回動し、後輪110内に進入してそのスポーク7を係止する係止位置と前記後輪110内から退避して前記スポーク7の係止を解除する解除位置との間で揺動し、前記スポーク7を係止する前側先端部3aを設けたフック3と、前記軸受1と、前記回転軸2と、前記フック3の係止位置に向けて前記フック3と固定連結した回転軸2を常時付勢するねじりスプリング4と、前記フック3の後側腰部3bに取付けられた取付けネジ5と、前記取付けネジ5にケーブル6の先端部6aが取付けられフットレスト12と連結するケーブル6と、前記フットレスト12が起立状態の時に、前記フック3を前記係止位置と前記フック3の前記解除位置との中間の解除位置に移動させる解除レバー10と、前記解除レバー10の回転中心となる軸9とよりなる。
図2及び図4により後輪回転止め装置駆動部B140の構成を説明する。図2の前記フットレスト12の位置が起立状態を示し、図4の前記フットレスト12が水平状態を示す。
後輪回転止め装置駆動部B140は、フットレスト回転軸11を中心に起立状態と水平状態の間で回動し水平状態で足乗台として機能するする前記フットレスト12と、前記フットレスト回転軸11と、前記フットレスト12の回転ケース端面12aに取付けられた前記ケーブル6のエンド6bと前記エンド6bを固定する押え金具13と、前記ケーブル6のガイドチューブ端6cを止めるL金具14と、前記L金具14を取付けるL金具サポート15と、前記フットレス12を前記フットレスト回転軸11のボールプランジャー落ち込み穴11a,11bの位置に固定するためのボールプランジャー16とよりなる。前記ボールプランジャー落ち込み穴11aは前記フットレスト12の図2の起立状態時に使用し、前記ボールプランジャー落ち込み穴11bは前記フットレスト12の図4の水平状態時に使用する。
前記フック3の係止位置に向けて常時付勢する前記ねじりスプリング4がない場合でも、前記フットレスト12を水平状態から起立状態にすることよるケーブル6の駆動で、前記フック3の前側先端部3aは、後輪110内に進入してそのスポーク7を係止する係止位置の保持ができる。
フットレストの起立状態及びフットレストの水平状態の維持ができる既設のフットレストに、前記後輪回転止め装置の駆動部B140を後付けで取付ける場合は、前記ボールプランジャー16と前記ボールプランジャー落ち込み穴11a,11bは不要である。
図4により機能の説明をする。
後輪回転止め装置駆動部B140において、前記フットレスト回転軸11を中心にして前記フットレスト12を起立状態から水平状態に90度回動すると、前記ケーブル6の前記エンド6bも回動し、前記ケーブル6は前記フットレスト回転軸11外径の1/4周長分引っ張られる。
後輪回転止め装置本体部A130において、前記ケーブル6と連結している前記フック3は回転軸2を中心に係止を解除する方向に回動し、前記スポーク7を係止する係止位置と前記後輪110内から退避して、前記スポーク7の係止を解除する前記解除位置まで回動する。車椅子の後輪110は回転自由となる。
後輪回転止めの解除の機能について
車椅子は前記フットレス12が水平状態では折りたためないので、前記フットレスト12を起立状態にする。このとき、後輪回転止めになるので車椅子を移動するには、後輪回転止めの前記解除10の機能が必要になる。
後輪回転止め解除の解除レバーの機能について、図2、図5、図6、図7及び図8により説明する。
前記フットレスト12起立状態の時、後輪回転止め装置本体部A130は図2のように後輪回転止め状態であり、図2のB矢視図である図6に示すように前記フック3を引き戻す前記解除レバー10のカム部10bは常時前記フック3の下の定位置にある。
図5は前記解除レバー10を操作し、後輪回転止めを解除した前記解除レバー10の動作後の図であり、前記フック3は前記フットレスト12起立時のフック3の係止位置と前記フットレスト12水平時の前記フック3の解除位置との中間の解除位置にある。符号3dは前記フットレスト12水平時の前記フック3の解除位置を2点鎖線で示す。
図5のD矢視図である図8に示すように前記解除レバー10は前記フック3と噛合って、フック3の係止解除を前記中間の解除位置にて保持している。
前記フック3が係止位置にある前記フットレスト12起立時の図2のB矢視図である図6の前記解除レバー10を、図8の前記解除レバー10の位置のように、軸9を回動中心に前記解除レバー10の握り部10aを時計方向に回動させると、前記解除レバー10のカム部10bはせり上がり、前記フック3のカム部3cを引き戻し、前記フック3の前側先端部3aが前記スポーク7を係止している前記係止位置から前記中間の解除位置まで回動する。この時、前記解除レバー10のカム部の終端にある噛合部10cと、前記フック3のカム部3cが噛合って、車椅子回転止め解除を保持した状態となる。車椅子の移動は自由である。
前記解除レバー10の動作後の復帰(後輪回転止めに戻す)は、手動以外に自動復帰できる機構とした。
後輪回転止めを解除した前記解除レバー10の動作後の図である図5の前記フットレスト12を、前記フットレスト回転軸11を中心に起立状態から図4に示すように水平状態に回動すると、前記ケーブル6のたるみがなくなり、前記フック3は前記ケーブル6により、図5の位置よりさらに図4ように、反時計方向に引き戻される。この時、前記解除レバー10の噛合部10cは前記フック3のカム部3cの下支えを失うので、自重で図7に示すように前記フック3に干渉しない定位置にさがる。前記解除レバー10の自動復帰完了である。
前記解除レバー10は、自重によらずに、ばね部材を使用し定位置に保持してもよい。
実施形態2の車椅子の後輪回転止め装置は後輪回転止め装置本体部C150と後輪回転止め装置駆動部D160とより構成されている。
実施形態2を図により説明する。図9は後輪回転止め装置の全体構成図である。
図10は後輪回転止め装置図9の、動作前を示す要部断面拡大図であり、図11は図10のE矢視図でフック回動中心の軸受部の図である。
図12は後輪回転止め装置図10の、動作後を示す要部断面拡大図であり、図13は手動による解除レバー動作後を示す要部断面拡大図である。
図14は図10のF矢視図で、解除レバーの動作前の状態を示す図であり、図15は図12のG矢視図で、解除レバーの動作前の状態を示す図である。
図16は図13のH矢視図で、解除レバーの動作後の状態を示す図である。
図10、図11及び図14により後輪回転止め装置本体部C150の構成を説明する。
後輪回転止め装置本体部C150は、車椅子の後輪のリム8に取付けられた金具17によって前記後輪110と同軸的に設けられた円板18と、前記円板18に複数の位置に設けられた複数個の外周切欠き溝18aと、前記金具17と、2個の軸受1で支持される回転軸2を中心に回動し、いずれかの前記外周切欠き溝18a内に進入して前記外周切欠き溝18aを係止する係止位置と前記外周切欠き溝18a内から退避して係止を解除する解除位置との間で揺動するフック19と、前記軸受1と、前記回転軸2と、前記フック19を前記外周切欠き溝18aの係止位置に向けて前記フック19と固定連結した前記回転軸2を常時付勢するねじりスプリング4と、前記フック19の前側頭部19bに取付けられた取付けネジ5と、前記取付けネジ5にケーブル6の先端部6aが取付けられフットレスト12と連結するケーブル6と、前記フットレスト12が起立状態の時に、前記フック19を前記係止位置と前記フック19の前記解除位置との中間の解除位置に移動させる解除レバー21と、前記解除レバー21の回転中心となる軸20とよりなる。
図10及び図12により後輪回転止め装置駆動部D160の構成を説明する。図10の前記フットレスト12の位置が起立状態を示し、図12の前記フットレストが水平状態を示す。後輪回転止め装置駆動部D160はフットレスト回転軸22を中心に起立状態と水平状態の間で回動し水平状態で足乗台として機能するする前記フットレスト12と、前記フットレスト12の回転ケース端面12aに取付けられた前記ケーブル6のエンド6bと前記エンド6bを固定する押え金具13と、前記ケーブル6のガイドチューブ端6cを止めるL金具14と、前記L金具14を取付けるL金具サポート15と、前記フットレスト回転軸22に押しつけられた弾性体23と、同弾性体23を押しつけるための前記フットレスト回転ケース12aに設けられた押しネジ24とより構成されている。
前記フック19の係止位置に向けて常時付勢する前記ねじりスプリング4がない場合でも、前記フットレスト12を水平状態から起立状態にすることよるケーブル6の駆動で、前記フック19の前側先端部19aは、前記後輪と同軸的に設けられた円板18の外周切欠き溝内に進入してその前記外周切欠き溝18aを係止する係止位置の保持ができる。
フットレスト起立状態及びフットレスト水平状態が維持できる既設のフットレストに、前記後輪回転止め装置駆動部D160を後付けで取付ける場合は、前記弾性体23と押しネジ24は不要である。
図12により機能の説明をする。
後輪回転止め装置駆動部D160において、前記フットレスト回転軸22を中心にして前記フットレスト12を起立状態から水平状態に90度回動させると、前記ケーブル6の前記エンド6bも回動し、前記ケーブル6は前記フットレスト回転軸22外径の1/4周長分引っ張られる。
後輪回転止め装置本体部C150において、前記ケーブル6と連結している前記フック19は回転軸2を中心に係止を解除する方向に回動し、前記後輪110と同軸的に設けられた円板18の前記外周切欠き溝部18aを係止する位置から退避して前記外周切欠き溝部18aの係止を解除する位置まで回動する。車椅子の後輪110は回転自由となる。
後輪回転止めの解除の機能について
車椅子は前記フットレス12が水平状態では折りたためないので、前記フットレスト12を起立状態にする。このとき、後輪回転止めになるので車椅子を移動するには、後輪回転止めの解除の機能が必要になる。
後輪回転止め解除の前記解除レバー21の機能について、図10、図13、図14、図15及び図16により説明する。
前記フットレスト12起立状態の時、後輪回転止め装置本体部C150は図10のように後輪回転止め状態であり、図10のF矢視図である図14に示すように前記フック19を押し戻す前記解除レバー21のカム部21bは常時前記フック19の下の定位置にある。図13は前記解除レバー19を操作し、後輪回転止めを解除した前記解除レバー21の動作後の図であり、前記フック19は前記フットレスト起立時のフック19の係止位置と前記フットレスト水平時の前記フック19の解除位置との中間の解除位置にある。符号19dは前記フットレスト水平時の前記フック19の解除位置を2点鎖線で示す。図13のH矢視図である図16に示すように前記解除レバー21は前記フック19と噛合って、フック19の係止解除を前記中間の解除位置にて保持している。前記フック19が係止位置にある前記フットレスト12起立時の図10のF矢視図である図14の前記解除レバー21を、図16の前記解除レバー21の位置のように、軸20を回動中心に前記解除レバー21の握り部21aを時計方向に回動させると、前記解除レバー21のカム部21bはせり上がり、前記フック19のカム部19cを押し戻し前記フック19の前側先端部19aが
前記後輪と同軸的に設けられた円板18の前記外周切欠き溝部18aを係止している前記係止位置から前記中間の解除位置まで回動する。この時、前記解除レバー21のカム部の終端にある噛合部21cと、前記フック19のカム部19cが噛合って、車椅子回転止め解除を保持した状態となる。車椅子の移動は自由である。
前記解除レバー21の動作後の復帰(後輪回転止めに戻す)は、手動以外に自動復帰できる機構とした。
後輪回転止めを解除した前記解除レバー21の動作後の図である図13の前記フットレスト12を、前記フットレスト回転軸22を中心に起立状態から図12に示すように水平状態に回動すると、前記ケーブル6のたるみがなくなり、前記フック19は前記ケーブル6により、図13の位置よりさらに図12ように、時計方向に引き戻される。この時、前記解除レバー21の噛合部21cは前記フック19のカム部の下支えを失うので、自重で図15に示すように前記フック19に干渉しない定位置にさがる。前記解除レバー21の自動復帰完了である。
解除レバーは、自重によらずに、ばね部材を使用し定位置に保持してもよい。
実施形態3の車椅子の後輪回転止め装置は後輪回転止め装置本体部E170と後輪回転止め装置駆動部D160とより構成されている。後輪回転止め装置駆動部D160は実施形態2と全く同じである。
実施形態3を図により説明する。図17は後輪回転止め装置の全体構成図である。
図18は後輪回転止め装置図17の、動作前を示す要部断面拡大図であり、図19は図18のI矢視図でフック回動中心の軸受部の図である。
図20は後輪回転止め装置図18の、動作後を示す要部断面拡大図であり、図21は手動による解除レバー動作後を示す要部断面拡大図である。
図22は図18のJ矢視図で、解除レバーの動作前の状態を示す図であり、図23は図20のK矢視図で、解除レバーの動作前の状態を示す図である。
図24は図21のL矢視図で、解除レバーの動作後の状態を示す図である。
図18、図19及び図22により後輪回転止め装置本体部E170の構成を説明する
後輪回転止め装置本体部E170は、車椅子の前記後輪110のリム8に取付けられた金具17によって前記後輪110と同軸的に設けられた円板25と、前記円板25に複数の位置に設けられた複数個の係止穴25aと、前記金具17と、2個の軸受1で支持される回転軸2を中心に回動し、いずれかの前記係止穴25a内に進入して前記係止穴25aを係止する係止位置と前記係止穴25a内から退避して係止を解除する解除位置との間で揺動するフック26と、前記軸受1と、前記回転軸2と、前記フック26を前記係止穴25aの係止位置に向けて前記フック26と固定連結した前記回転軸2を常時付勢するねじりスプリング4と、前記フック26の後側腰部26bに取付けられた取付けネジ5と、前記取付けネジ5にケーブル6の先端部6aが取付けられ前記フットレスト12と連結する前記ケーブル6と、前記フットレスト12が起立状態の時に、前記フック26を前記係止位置と
前記フック26の前記解除位置との中間の解除位置に移動させる解除レバー28と、前記解除レバー28の回転中心となる軸27とよりなる。
図18及び図20により後輪回転止め装置駆動部D160の構成を説明する。図18の前記フットレスト12の位置が起立状態を示し、図20の前記フットレストが水平状態を示す。
後輪回転止め装置駆動部D160は、フットレスト回転軸22を中心に起立状態と水平状態の間で回動し水平状態で足乗台として機能するする前記フットレスト12と、前記フットレスト12の回転ケース端面12aに取付けられた前記ケーブル6のエンド6bと前記エンド6bを固定する押え金具13と、前記ケーブル6のガイドチューブ端6cを止めるL金具14と、前記L金具14を取付けるL金具サポート15と、前記フットレスト回転軸22に押しつけられた弾性体23と、同弾性体23を押しつけるための前記フットレスト回転ケース12aに設けられた押しネジ24とより構成されている。前記フック26の係止位置に向けて常時付勢する前記ねじりスプリング4がない場合でも、前記フットレスト12を水平状態から起立状態にすることよるケーブル6の駆動で、前記フック26の前側先端部26aは、前記後輪110と同軸的に設けられた円板25の係止穴25a内に進入してその前記係止穴25aを係止する係止位置の保持ができる。
フットレスト起立状態及びフットレスト水平状態が維持できる既設のフットレストに、前記後輪回転止め装置駆動部D160を後付けで取付ける場合は、前記弾性体23と押しネジ24は不要である。
図20により機能の説明をする。
後輪回転止め装置駆動部D160において、前記フットレスト回転軸22を中心にして前記フットレスト12を起立状態から水平状態に90度回動させると、前記ケーブル6の前記エンド6bも回動し、前記ケーブル6は前記フットレスト回転軸22外径の1/4周長分引っ張られる。
後輪回転止め装置本体部E170において、前記ケーブル6と連結している前記フック26は回転軸2を中心に係止を解除する方向に回動し、前記後輪と同軸的に設けられた前記円板25の複数個の係止穴25aを係止する位置から退避して前記係止穴25aの係止を解除する位置まで回動する。車椅子の後輪110は回転自由となる。
後輪回転止めの解除の機能について
車椅子は前記フットレス12が水平状態では折りたためないので、前記フットレスト12を起立状態にする。このとき、後輪回転止めになるので車椅子を移動するには、後輪回転止めの解除の機能が必要になる。
後輪回転止め解除の前記解除レバー28の機能について、図18、図21、図22、図23及び図24により説明する。
前記フットレスト12起立状態の時、後輪回転止め装置本体部E170は図18のように後輪回転止め状態であり、図18のJ矢視図である図22に示すように前記フック26を引き戻す前記解除レバー28のカム部28bは常時前記フック26の下の定位置にある。図21は前記解除レバー28を操作し、後輪回転止めを解除した前記解除レバー28の動作後の図であり、前記フック26は前記フットレスト起立時のフック26の係止位置と前記フットレスト水平時の前記フック26の解除位置との中間の解除位置にある。符号26dは前記フットレスト水平時の前記フック26の解除位置を2点鎖線で示す。図21のL矢視図である図24に示すように前記解除レバー28は前記フック26と噛合って、フック26の係止解除を前記中間の解除位置にて保持している。前記フック26が係止位置にある前記フットレスト12起立時の図18のJ矢視図である図22の前記解除レバー28を、図24の前記解除レバー28の位置のように、軸27を回動中心に前記解除レバー28の握り部28aを時計方向に回動させると、前記解除レバー28のカム部28bはせり上がり、前記フック26のカム部26cを引き戻し前記フック26の前側先端部26aが前記円板25の係止穴25aを係止している状態から解除し、前記解除レバー28のカム部の終端にある噛合部28cと、前記フック26のカム部26cが噛合って、噛合い状態を保持する。車椅子回転止め解除を保持した状態となる。車椅子の移動は自由である。
前記解除レバー28の動作後の復帰(後輪回転止めに戻す)は、手動以外に自動復帰できる機構とした。
後輪回転止めを解除した前記解除レバー28の動作後の図である図21の前記フットレスト12を、前記フットレスト回転軸22を中心に起立状態から図20に示すように水平状態に回動すると、前記ケーブル6のたるみがなくなり、前記フック26は前記ケーブル6により、図21の位置よりさらに図20ように、反時計方向に引き戻される。この時、前記解除レバー28の噛合部28cは前記フック26のカム部の下支えを失うので、自重で図23に示すように前記フック26に干渉しない定位置にさがる。前記解除レバー28の自動復帰完了である。
前記解除レバー28は、自重によらずに、ばね部材を使用し定位置に保持してもよい。
1 軸受
2 回転軸
3 フック
3a 前側先端部
3b 後側腰部
3c カム部
3d フットレスト水平状態時のフック3の解除位置
4 ねじりスプリング
5 取付けネジ
6 ケーブル
6a ケーブル先端部
6b エンド
6c ガイドチューブ端
7 スポーク
8 リム
9 軸
10 解除レバー
10a 握り部
10b カム部
10c 噛合い部
11 フットレスト回転軸
11a ボールプランジャー落ち込み穴
11b ボールプランジャー落ち込み穴
12 フットレスト
12a 回転ケース端面
13 押え金具
14 L金具
15 L金具サポート
16 ボールプランジャー
17 金具
18 円板
18a 外周切り欠き溝部
19 フック
19a 前側先端部
19b 前側頭部
19c カム部
19d フットレスト水平状態時のフック19の解除位置
20 軸
21 解除レバー
21a 握り部
21b カム部
21c 噛合い部
22 フットレスト回転軸
23 弾性体
24 押しネジ
25 円板
25a 係止穴
26 フック
26a 前側先端部
26b 後側腰部
26c カム部
26d フットレスト水平状態時のフック26解除位置
27 軸
28 解除レバー
28a 握り部
28b カム部
28c 噛合い部
100 車椅子
110 後輪
120 フットレスト部
130 後輪回転止め装置本体部A
140 後輪回転止め装置駆動部B
150 後輪回転止め装置本体部C
160 後輪回転止め装置駆動部D
170 後輪回転止め装置本体部E

Claims (3)

  1. 回転軸に回転可能に支持され、車椅子の後輪内に進入してそのスポークを係止する係止位置と前記後輪内から退避して前記スポークの係止を解除する解除位置との間で揺動するフックと、前記フックを前記スポークの係止位置に向けて常時付勢するバネ部材と、水平状態と起立状態との間で回動し水平状態で足乗台として機能するフットレストと、前記フックと前記フットレストとを連結するケーブルとを有し、前記フットレストを起立状態にすると前記ケーブルを介して前記フックが前記スポークを係止する前記係止位置に回動し、前記フットレストを水平状態にすると前記ケーブルを介して前記フックが前記スポークの係止を解除する前記解除位置に回動することを特徴とする車椅子の後輪回転止め装置。
  2. 車椅子の後輪のリムに前記後輪と同軸的に設けられた円板と、前記円板にその周方向の複数の位置に設けられた複数個の係止溝又は係止穴と、回転軸に回転可能に支持され、いずれかの前記係止溝内又は係止穴内に進入して前記係止溝又は係止穴を係止する係止位置と前記係止溝内又は係止穴内から退避して係止を解除する解除位置との間で揺動するフックと、前記フックを前記係止溝又は係止穴の係止位置に向けて常時付勢するバネ部材と、水平状態と起立状態との間で回動し水平状態で足乗台として機能するフットレストと、前記フックと前記フットレストとを連結するケーブルとを有し、前記フットレストを起立状態にすると前記ケーブルを介して前記フックが前記係止溝又は係止穴を係止する係止位置に回動し、前記フットレストを水平状態にすると前記ケーブルを介して前記フックが前記係止溝又は係止穴の係止を解除する前記解除位置に回動することを特徴とする車椅子の後輪回転止め装置。
  3. 前記フットレストが起立状態の時に、前記フックをその前記係止位置と前記フットレストの水平状態時の前記フックの前記解除位置との中間の解除位置に移動させる解除レバーを有し、前記フットレストを起立状態から水平状態に回動すると、前記ケーブルを介して前記フックは前記中間の解除位置から前記フットレストの水平状態時の前記フックの前記解除位置に移動し、前記解除レバーが前記フックに連動して、前記解除レバーの位置を前記フックの前記中間の解除位置に移動させる以前の位置に復帰することを特徴とする請求項1または2に記載の車椅子の後輪回転止め装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5240744B1 (ja) * 2012-08-30 2013-07-17 和宏 亀田 車椅子の補助ブレーキ装置
CN110236813A (zh) * 2014-11-20 2019-09-17 刘荣培 轮椅制动系统

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