JP3178713B2 - コンバインの穀粒排出装置 - Google Patents

コンバインの穀粒排出装置

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JP3178713B2
JP3178713B2 JP37209498A JP37209498A JP3178713B2 JP 3178713 B2 JP3178713 B2 JP 3178713B2 JP 37209498 A JP37209498 A JP 37209498A JP 37209498 A JP37209498 A JP 37209498A JP 3178713 B2 JP3178713 B2 JP 3178713B2
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道一 吉田
邦彦 林
慶人 宇佐見
仁 佐村木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は収穫作業中グレンタ
ンクに一時的に貯留した穀粒をトラックなどに排出する
コンバインの穀粒排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平1−121340号公報、
または実開昭63−201427号公報、または特開昭
63−279719号公報に示す如く、グレンタンク内
に下端を連通接続させる縦排出オーガの上端に横排出オ
ーガを連設させ、横排出オーガのオーガ筒を伸縮自在に
形成し、オーガ筒を伸縮させる伸縮機構を設ける技術が
ある
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、排出
始端側のオーガ筒に内設させるスパイラ及びスパイラ軸
に対し、排出終端側のオーガ筒に内設させるスパイラ及
びスパイラ軸を伸縮自在に連結させるように構成し、各
スパイラを連結部でラップさせ、また各スパイラ軸を軸
芯方向に伸縮させる二重軸構造に形成しているから、伸
縮機構によってオーガ筒を伸縮させるだけでは、各スパ
イラの連結ラップ部が衝突によって損傷する不具合があ
り、各スパイラの回転速度とオーガ筒の伸縮速度を同期
させて各スパイラを回転させ乍らオーガ筒を伸縮させる
必要があり、また伸縮機構の単独操作を阻止する必要が
あり、構造簡略化並びに操作性向上などを容易に行い得
ない等の問題がある。また、伸縮機構を作動させる前に
スパイラを回転させることによってスパイラの破損を防
止できるが、伸縮機構の操作によってオーガ筒が伸張し
てトラック荷台などの放出位置に到達する前に、スパイ
ラの回転によって穀粒が搬出され、トラック荷台以外の
場所に穀粒が放出される不具合がある。そこで、スパイ
ラを伸縮自在な弾性変形板によって形成し、スパイラを
回転させることなく伸縮させて排出オーガ全長を伸縮さ
せる技術もあるが、スパイラを弾性変形によって伸縮さ
せることにより、スパイラのピッチ及び外径が変化し、
特にスパイラを伸張させたときにスパイラのピッチが大
きくなりかつ外径が小さくなるから、スパイラの穀粒搬
送力が低下し、またスパイラとオーガ筒の間に大きな隙
間が形成されて籾などの穀粒を噛込み、スパイラによっ
て搬送途中の穀粒を損傷させる不具合がある。また、ス
パイラを伸張させたときにスパイラのピッチ及びオーガ
筒との隙間を適正大きさに形成すると、排出オーガを縮
少させて使用するとき、スパイラのピッチが小さくなっ
て搬送速度が低下し、またスパイラの外径が大きくなっ
てオーガ筒との隙間が小さくなり、かつスパイラの内径
が大きくなってスパイラの偏心量が大きなり、スパイラ
とオーガ筒が接触して損傷する不具合がある
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、グレ
ンタンク内に下端を連通接続させる縦排出オーガの上端
に横排出オーガを連設させ、横排出オーガのオーガ筒を
伸縮自在に形成し、オーガ筒を伸縮させる伸縮機構を設
けるコンバインの穀粒排出装置において、横排 出オーガ
のスパイラ軸並びにスパイラを軸方向に複数に分割形成
し、一体的に回転させる複数組のスパイラ及びスパイラ
軸を回転軸上で接離自在に一列に連結させ、ストッパの
規制範囲で摺動自在に連結中間のスパイラ軸を回転軸に
係合軸支させ、回転軸上をスパイラ軸が摺動することに
より、縮少時に隣接するスパイラがラップし、かつ伸張
時に隣接するスパイラが1条の螺旋形に連続するように
構成したもので、伸縮機構によってオーガ筒を伸縮さ
せ、複数組のスパイラ及びスパイラ軸の取付け間隔を回
転軸上の摺動によって変化させ、横排出オーガの全長を
変更させるから、スパイラを搬送始端側と搬送終端側と
に2分割するだけの従来構造に比べ、スパイラを回転さ
せ乍らオーガ筒を伸縮させる必要がなく、伸縮機構の単
独操作によってスパイラ全長を変化させて横排出オーガ
を伸縮させ得、横排出オーガを伸張させてトラック荷台
などの放出位置に移動させた後でスパイラを回転させて
グレンタンクの穀粒を搬出させる作業を行い得ると共
に、スパイラを弾性変形させて伸縮させる従来構造に比
べ、スパイラ軸にスパイラを固定させてスパイラの外径
及びピッチを一定に維持し得、スパイラを変形させるこ
となく横排出オーガを伸縮させ得、穀粒排出作業性の向
上並びに横排出オーガ伸縮機能の向上などを容易に図り
得るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は穀粒排出状態のコンバインの全体
平面図、図2は同側面図であり、図中(1)は走行クロ
ーラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記
トラックフレーム(1)上に架設する機台、(4)はフ
ィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理
胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び穀稈
搬送機構などを備える刈取部、(9)は排藁チェン(1
0)終端を臨ませる排藁処理部、(11)は運転席(1
2)及び運転操作部(13)を備える運転台、(14)
は機台(3)の右側後部に配備してエンジン(15)を
内設するエンジン部、(16)は前記エンジン部(1
4)前方に配設して脱穀部(4)からの穀粒を溜めるグ
レンタンク、(17)(18)は前記タンク(16)内
の穀粒を外側に取出す縦及び横排出オーガであり、連続
的に刈取り・脱穀作業を行うように構成している。
【0006】また、前記縦排出オーガ(17)はグレン
タンク(16)後側に垂設させるオーガ筒(17a)内
で回転軸(17b)と一体にスパイラ(17c)が回転
し、前記横排出オーガ(18)は縦排出オーガ(17)
のオーガ筒(17a)上端に継手ケース(19)を介し
て連結させるオーガ筒(18a)内で回転軸(18b)
と一体にスパイラ(18c)が回転するもので、グレン
タンク(16)底部の横送りオーガ(図示省略)に縦排
出オーガ(17)下端を連通接続させると共に、横排出
オーガ(18)先端に穀粒排出口(20)を形成し、グ
レンタンク(16)内の穀粒を前記排出口(20)から
排出するように構成している。
【0007】また、前記縦排出オーガ(17)に設けた
電動モータ(21)により継手ケース(19)を垂直軸
回りに回動させて横排出オーガ(18)を水平旋回させ
ると共に、前記横排出オーガ(18)と継手ケース(1
9)間に張架した油圧シリンダ(22)により横排出オ
ーガ(18)を上下に揺動させ、トラック(23)の荷
台(24)上方に前記排出口(20)を臨ませ、グレン
タンク(16)内の穀粒をトラック(23)の荷台(2
4)積込むように構成している。
【0008】なお、横送りオーガの回転軸に前記縦排出
オーガ(17)の回転軸(17b)下端が連動連結され
ると共に、縦排出オーガ(17)の回転軸(17b)上
端に継手ケース(19)内で前記横排出オーガ(18)
の回転軸(18b)が連動連結され、横送りオーガの回
転軸に伝達されるエンジン(15)動力により各オーガ
(17)(18)を同期駆動している。
【0009】そして、図3乃至図5に示す如く、前記横
排出オーガ(18)の先端側を部分的にこの軸芯方向に
突出又は退入自在に形成し、横排出オーガ(18)を直
線的に伸縮させるように構成している。
【0010】即ち、オーガ筒(18a)先端に外筒(2
5)を嵌合し、その外筒(25)先端に前記排出口(2
0)を形成すると共に、オーガ筒(18a)と外筒(2
5)との間に送り筒(26)を設け、送り筒(26)外
周面に形成した雌ネジ(27)に、外筒(25)内周面
に固設した雄ネジであるボール(28)を嵌合し、オー
ガ筒(18a)に設けた電動モータ(29)によりウォ
ームギヤ(30)(31)を介して送り筒(26)を回
転させてオーガ筒(18a)に対して外筒(25)を摺
動させ、オーガ筒(18a)を伸縮させるように構成し
ている。
【0011】また、スパイラ(18c)を軸方向に複数
に分割し、各分割スパイラ(32)のスパイラ軸管(3
3)を回転軸(18b)上に嵌合すると共に、最先端側
のスパイラ軸管(33a)を前記外筒(25)先端に回
転自在に軸受けし、オーガ筒(18a)内に連続したス
パイラ(18c)を形成するもので、回転軸(18b)
とスパイラ軸管(33)との間で各スパイラ軸管(3
3)の切れ目に接続管(34)を設け、回転軸(18
b)に対しキー(35)及びキー溝(36)を介して接
続管(35)を一定幅だけ摺動自在に連動連結すると共
に、その接続管(34)に対し、隣接する一方のスパイ
ラ軸管(33)を締結部材(37)を介して一体連結さ
せ、他方のスパイラ軸管(33)をピン(38)及び長
孔(39)を介して摺動自在に連結させ、オーガ筒(1
8a)の伸縮動作により各スパイラ軸(33)を回転軸
(18b)上で接離させてオーガ筒(18a)の伸縮に
連動してスパイラ(18c)を伸縮させるように構成し
ている。さらに、スパイラ(18c)の各継ぎ目部のピ
ッチ(P1)は、オーガ(18)縮小時に他の部分のピ
ッチ(P2)より小さく、オーガ(18)伸長時に他の
部分のピッチ(P2)と同一(送り始端から終端まで同
一)になるようにしている。
【0012】上記から明らかなように、グレンタンク
(16)内に下端を連通接続させる縦排出オーガ(1
7)の上端に横排出オーガ(18)を連設させ、横排出
オーガ(18)のオーガ筒(18a)及び外筒(25)
を伸縮自在に形成し、オーガ筒(18a)及び外筒(2
5)を伸縮させる伸縮機構である電動モータ(29)を
設けるコンバインの穀粒排出装置において、横排出オー
ガ(18)のスパイラ軸であるスパイラ軸管(33)並
びにスパイラ(32)を軸方向に複数に分割形成し、一
体的に回転させる複数組のスパイラ(32)及びスパイ
ラ軸管(33)を回 転軸(186)上で接離自在に一列
に連結させ、ストッパであるピン(38)の規制範囲で
摺動自在に連結中間のスパイラ軸管(33)を回転軸
(18b)に係合軸支させ、回転軸(18b)上をスパ
イラ軸管(33)が摺動することにより、縮少時に隣接
するスパイラ(32)がラップし、かつ伸張時に隣接す
るスパイラ(32)が1条の螺旋形に連続するように構
成する。そして、伸縮機構(29)によってオーガ筒
(18a)及び外筒(25)を伸縮させ、複数組のスパ
イラ(32)及びスパイラ軸管(33)の取付け間隔を
回転軸(18b)上の摺動によって変化させ、横排出オ
ーガ(18)の全長を変更させ、スパイラ(32)を搬
送始端側と搬送終端側とに2分割するだけの従来構造に
比べ、スパイラ(32)を回転させ乍らオーガ筒(18
a)及び外筒(25)を伸縮させる必要がなく、伸縮機
構(29)の単独操作によってスパイラ(32)全長を
変化させて横排出オーガ(18)を伸縮させ、横排出オ
ーガ(18)を伸張させてトラック荷台(24)などの
放出位置に移動させた後でスパイラ(32)を回転させ
てグレンタンク(16)の穀粒を搬出させる作業を行
う。また、スパイラ(32)を弾性変形させて伸縮させ
る従来構造に比べ、スパイラ軸管(33)にスパイラ
(32)を固定させてスパイラ(32)の外径及びピッ
チを一定に維持し、スパイラ(32)を変形させること
なく横排出オーガ(18)を伸縮させ、穀粒排出作業性
の向上並びに横排出オーガ(18)伸縮機能の向上など
を図る。
【0013】本実施例は上記の如く構成しており、圃場
内で機体を走行移動させ乍ら刈取部(8)で穀稈を刈取
り、脱穀部(4)で脱穀処理して収穫作業を行うもの
で、この収穫作業中、脱穀した穀粒はグレンタンク(1
6)に一時的に貯留され、グレンタンク(16)が満杯
になるまで連続的に収穫作業を行うことができる。
【0014】そして、グレンタンク(16)が満杯にな
ると例えば圃場際の路上に駐車したトラック(23)に
機体を横付けすると共に、横排出オーガ(18)を旋回
及び上下動作させてオーガ(18)先端の穀粒排出口
(20)をトラック(23)の荷台(24)上方に臨ま
せ、縦排出オーガ(17)及び横排出オーガ(18)を
介してグレンタンク(16)の穀粒を前記排出口(2
0)からトラック(23)の荷台(24)に積込み、グ
レンタンク(16)を略空状態にすることにより、再び
収穫作業を開始することができる。
【0015】また、穀粒排出の際、コンバインとトラッ
ク(23)の位置関係が不適当で、そのままでは排出穀
粒がトラック(23)の荷台(24)外へこぼれてしま
う場合や、トラック(23)の荷台(24)に略均一に
穀粒を排出する場合には、横排出オーガ(18)の伸縮
による穀粒排出位置調節で対処できるから、そのために
コンバイン又はトラック(23)を移動させる必要がな
くなると共に、最初にコンバインとトラック(23)の
位置関係を厳密に得る必要もなくなるものである。
【0016】また、横排出オーガ(18)は不使用時に
は最小長さに縮小した状態で機体上面に格納するもの
で、この格納状態で機体からはみ出ない長さが従来の横
排出オーガ長さであるが、本案横排出オーガ(18)は
格納状態からさらに伸長させて使用することができるの
で、従来に比べ穀粒排出可能距離を拡大することができ
るものである。
【0017】また、図6及び図7は横排出オーガ(1
8)の伸縮構造の第1の変形例を示すもので、即ち、オ
ーガ筒(18a)先端に外筒(40)を嵌合し、その外
筒(40)先端に前記排出口(20)を形成すると共
に、オーガ筒(18a)に固設したピン(41)を外筒
(40)に形成した長孔(42)に係入させ、オーガ筒
(18a)に対し外筒(40)を長孔(42)の範囲で
摺動させるようにしている。そして、回転軸(18b)
先端から出入れさせる回転支軸(43)を設け、その回
転支軸(43)の先端を前記外筒(25)先端に回転自
在に軸受けすると共に、スパイラ(18c)先端部に重
合させる軸無しスパイラ(44)を設け、その軸無しス
パイラ(44)先端を前記外筒(25)先端に回転自在
に設けた回転板(45)に一体連結し、また前記回転支
軸(43)又は回転板(45)にクラッチ等を介して択
一的に連動連結させる駆動軸(46)と、その駆動軸
(46)にベベルギヤ(47)(48)を介して連動連
結させるクラッチ内蔵のギヤモータ(49)と、前記回
転板(45)に形成したロック孔(50)に対し係脱さ
せる軸無しスパイラ回転規制用ソレノイド(51)とを
前記外筒(40)に備え、前記駆動軸(46)を回転板
(45)に連動連結すると共に、前記ソレノイド(5
1)によりピン(51a)をロック孔(50)から引抜
いた状態で、クラッチ入状態の前記ギヤモータ(49)
を作動させて軸無しスパイラ(44)自体を回転させ、
スパイラ(18c)に対し軸無しスパイラ(44)を巻
出し又は巻込むことにより、モータ(49)駆動による
横排出オーガ(18)の伸縮を行う一方、前記駆動軸
(46)を回転支軸(43)に連動連結すると共に、前
記ソレノイド(51)によりピン(51a)をロック孔
(50)に挿入して軸無しスパイラ(44)を外筒(4
0)と一体とし、また前記ギヤモータ(49)のクラッ
チを切状態とした状態で、回転軸(18b)と一体にス
パイラ(18c)を回転させ、このスパイラ(18c)
に対し軸無しスパイラ(44)を巻出し又は巻込むこと
により、エンジン(15)駆動による横排出オーガ(1
8)の伸縮を行い、さらに横排出オーガ(18)の伸縮
速度をモータ(49)駆動のときとエンジン(15)駆
動のときとで異らせ、例えば横排出オーガ(18)を一
気に伸縮させるときに高速で行い、微調節時に低速に変
速可能に構成している。
【0018】また、図8及び図9は横排出オーガ(1
8)の伸縮構造の第2の変形例を示すもので、即ち、オ
ーガ筒(18a)先端に外筒(52)を嵌合し、その外
筒(52)先端に前記排出口(20)を形成すると共
に、オーガ筒(18a)に固設したピン(53)を外筒
(52)に形成した長孔(54)に係入し、またオーガ
筒(18a)に固設した油圧シリンダ(55)のピスト
ンロッド(56)を外筒(52)に連結させ、シリンダ
(55)の伸縮によりオーガ筒(18a)に対し外筒
(52)を長孔(54)の範囲で摺動させるようにして
いる。また、略1ピッチ分の分割スパイラ(57)と、
この分割スパイラ(57)を巻付けるスパイラ軸(5
8)と、スパイラ軸(58)のスパイラ巻始め端に固設
する多条の送り雄ネジ(59)と、スパイラ軸(58)
のスパイラ巻終り端側からこのスパイラ軸(58)に送
り雄ネジ(59)を螺入させる雌ネジ軸孔(60)から
成るスパイラブロック(61)を備え、複数個のスパイ
ラブロック(61)を送り雄ネジ(59)及び雌ネジ軸
孔(60)を介して継ぎ合せ、送り雄ネジ(59)を雌
ネジ軸孔(60)に全てねじ込みスパイラ軸(58)を
隙間なく接続した状態で、各分割スパイラ(57)の巻
始め端と巻終り端とを所定角度重合させて前記スパイラ
(18c)と同じ連続したスパイラを形成すると共に、
回転軸(18b)先端にも前記雌ネジ軸孔(60)を形
成し、スパイラブロック(61)郡の一端を送り雄ネジ
(59)及び雌ネジ軸孔(60)を介して継ぎ合せ、ス
パイラブロック(61)郡の最先端に継ぎ合せる最終ス
パイラブロック(61a)の長尺スパイラ軸(58a)
端を前記外筒(52)に回転自在に軸受けし、オーガ筒
(18)内に送り始端から終端に連続したスパイラ(1
8c)を形成している。そして、前記送り雄ネジ(5
9)と雌ネジ軸孔(60)の送りピッチをスパイラ(1
8c)(57)の送りピッチに一致させると共に、各ス
パイラブロック(61)を所定角度だけ回転させるよう
に形成することにより、オーガ筒(18a)の摺動によ
って送り雄ネジ(59)及び雌ネジ軸孔(60)を介し
て各スパイラブロック(61)をそれぞれ所定角度回転
させ乍ら相互に一定幅内で接近又は引き離し、横排出オ
ーガ(18)の伸縮を行わせるように構成している。
【0019】上記の第1及び第2変形例を含め横排出オ
ーガ(18)はその先端部のオーガ筒(18a)及び回
転軸(18b)及びスパイラ(18c)が一体となって
軸芯方向に直線的に伸縮するだけであるから、長さが不
変の従来の横排出オーガと外形的及び重量的に殆んど変
わるところがなく、また単一の駆動源(15)(29)
(49)(55)などにより伸縮動作を行わせることが
できると共に、横排出オーガ(18)に折曲部が形成さ
れないため、オーガ(18)内での動力伝達を簡単に行
うことができ、しかも穀粒の詰まりが発生しないもので
ある。
【0020】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、グレンタンク(16)内に下端を連通接続させる縦
排出オーガ(17)の上端に横排出オーガ(18)を連
設させ、横排出オーガ(18)のオーガ筒(18a)
(25)を伸縮自在に形成し、オーガ筒(18a)(2
5)を伸縮させる伸縮機構(29)を設けるコンバイン
の穀 粒排出装置において、横排出オーガ(18)のスパ
イラ軸(33)並びにスパイラ(32)を軸方向に複数
に分割形成し、一体的に回転させる複数組のスパイラ
(32)及びスパイラ軸(33)を回転軸(186)上
で接離自在に一列に連結させ、ストッパ(38)の規制
範囲で摺動自在に連結中間のスパイラ軸(33)を回転
軸(18b)に係合軸支させ、回転軸(18b)上をス
パイラ軸(33)が摺動することにより、縮少時に隣接
するスパイラ(32)がラップし、かつ伸張時に隣接す
るスパイラ(32)が1条の螺旋形に連続するように構
成したもので、伸縮機構(29)によってオーガ筒(1
8a)(25)を伸縮させ、複数組のスパイラ(32)
及びスパイラ軸(33)の取付け間隔を回転軸(18
b)上の摺動によって変化させ、横排出オーガ(18)
の全長を変更させるから、スパイラ(32)を搬送始端
側と搬送終端側とに2分割するだけの従来構造に比べ、
スパイラ(32)を回転させ乍らオーガ筒(18a)
(25)を伸縮させる必要がなく、伸縮機構(29)の
単独操作によってスパイラ(32)全長を変化させて横
排出オーガ(18)を伸縮させることができ、横排出オ
ーガ(18)を伸張させてトラック荷台(24)などの
放出位置に移動させた後でスパイラ(32)を回転させ
てグレンタンク(16)の穀粒を搬出させる作業を行う
ことができると共に、スパイラ(32)を弾性変形させ
て伸縮させる従来構造に比べ、スパイラ軸(33)にス
パイラ(32)を固定させてスパイラ(32)の外径及
びピッチを一定に維持でき、スパイラ(32)を変形さ
せることなく横排出オーガ(18)を伸縮させることが
でき、穀粒排出作業性の向上並びに横排出オーガ(1
8)伸縮機能の向上などを容易に図ることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】穀粒排出状態のコンバインの全体平面図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】横排出オーガの縮小状態の断面説明図。
【図4】回転軸の説明図。
【図5】横排出オーガの伸長状態の断面説明図。
【図6】第1の変形例の横排出オーガの縮小状態の断面
説明図。
【図7】第1の変形例の横排出オーガの伸長状態の断面
説明図。
【図8】第2の変形例の横排出オーガの縮小状態の断面
説明図。
【図9】第2の変形例の横排出オーガの伸長状態の断面
説明図。
【符号の説明】
(16) グレンタンク (17) 縦排出オーガ (18) 横排出オーガ (18a) オーガ筒 (18b) 回転軸 (25) 外筒(オーガ筒) (29) 電動モータ(伸縮機構) (32) スパイラ (33) スパイラ軸管(スパイラ軸) (38) ピン(ストッパ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇佐見 慶人 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工 業株式会社内 (72)発明者 佐村木 仁 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−141021(JP,A) 特開 平4−112721(JP,A) 特開 平4−4812(JP,A) 特開 昭63−279719(JP,A) 実開 平4−82930(JP,U) 実開 平1−121340(JP,U) 実開 昭63−201427(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01F 12/46

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グレンタンク(16)内に下端を連通接
    続させる縦排出オーガ(17)の上端に横排出オーガ
    (18)を連設させ、横排出オーガ(18)のオーガ筒
    (18a)(25)を伸縮自在に形成し、オーガ筒(1
    8a)(25)を伸縮させる伸縮機構(29)を設ける
    コンバインの穀粒排出装置において、横排出オーガ(1
    8)のスパイラ軸(33)並びにスパイラ(32)を軸
    方向に複数に分割形成し、一体的に回転させる複数組の
    スパイラ(32)及びスパイラ軸(33)を回転軸(1
    86)上で接離自在に一列に連結させ、ストッパ(3
    8)の規制範囲で摺動自在に連結中間のスパイラ軸(3
    3)を回転軸(18b)に係合軸支させ、回転軸(18
    b)上をスパイラ軸(33)が摺動することにより、縮
    少時に隣接するスパイラ(32)がラップし、かつ伸張
    時に隣接するスパイラ(32)が1条の螺旋形に連続す
    るように構成したことを特徴とするコンバインの穀粒排
    出装置。
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