JP2002209428A - コンバインの穀粒排出装置 - Google Patents

コンバインの穀粒排出装置

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JP2002209428A
JP2002209428A JP2001372419A JP2001372419A JP2002209428A JP 2002209428 A JP2002209428 A JP 2002209428A JP 2001372419 A JP2001372419 A JP 2001372419A JP 2001372419 A JP2001372419 A JP 2001372419A JP 2002209428 A JP2002209428 A JP 2002209428A
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auger
spiral
spiral body
cylinder
shaft
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JP2001372419A
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English (en)
Inventor
Michiichi Yoshida
道一 吉田
Kunihiko Hayashi
邦彦 林
Yasuto Usami
慶人 宇佐見
Hitoshi Samuragi
仁 佐村木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
Original Assignee
Seirei Industry Co Ltd
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オーガ筒(18a)(25)を縮少さ
せるときに隣り合う螺旋体(32)の干渉を防止し、螺
旋体(32)が停止していても、螺旋体(32)の伸張
または縮少をスムーズに行わせる。 【解決手段】 グレンタンク(16)の穀粒を取出す
オーガ筒(18a)(25)に螺旋体(32)を内設さ
せ、螺旋体(32)を軸芯方向に複数に分割して伸縮自
在に設け、かつオーガ筒(18a)(25)を伸縮させ
る伸縮機構(29)を設けるコンバインの穀粒排出装置
において、螺旋体(32)を軸受(33)端部より延出
して構成し、接続手段(34)を介して中心軸(18
b)上で接離自在に一列に連結させ、1条の螺旋形に連
続する螺旋体(32)に中心軸(18b)から回転力を
伝えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は収穫作業中グレンタ
ンクに一時的に貯留した穀粒をトラックなどに排出する
コンバインの穀粒排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平1−121340号公報、
または実開昭63−201427号公報、または特開昭
63−279719号公報に示す如く、グレンタンク内
に下端を連通接続させる縦排出オーガの上端に横排出オ
ーガを連設させ、横排出オーガのオーガ筒を伸縮自在に
形成し、オーガ筒を伸縮させる伸縮機構を設ける技術が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、排出
始端側のオーガ筒に内設させる螺旋体及び螺旋軸に対
し、排出終端側のオーガ筒に内設させる螺旋体及び螺旋
軸を伸縮自在に連結させるように構成し、各螺旋体を連
結部でラップさせ、また各螺旋軸を軸芯方向に伸縮させ
る二重軸構造に形成しているから、伸縮機構によってオ
ーガ筒を伸縮させるだけでは、各螺旋体の連結ラップ部
が衝突によって損傷する不具合があり、各螺旋体の回転
速度とオーガ筒の伸縮速度を同期させて各螺旋体を回転
させ乍らオーガ筒を伸縮させる必要があり、また伸縮機
構の単独操作を阻止する必要があり、構造簡略化並びに
操作性向上などを容易に行い得ない等の問題がある。ま
た、伸縮機構を作動させる前に螺旋体を回転させること
によって螺旋体の破損を防止できるが、伸縮機構の操作
によってオーガ筒が伸張してトラック荷台などの放出位
置に到達する前に、螺旋体の回転によって穀粒が搬出さ
れ、トラック荷台以外の場所に穀粒が放出される不具合
がある。そこで、螺旋体を伸縮自在な弾性変形板によっ
て形成し、螺旋体を回転させることなく伸縮させて排出
オーガ全長を伸縮させる技術もあるが、螺旋体を弾性変
形によって伸縮させることにより、螺旋体のピッチ及び
外径が変化し、特に螺旋体を伸張させたときに螺旋体の
ピッチが大きくなりかつ外径が小さくなるから、螺旋体
の穀粒搬送力が低下し、また螺旋体とオーガ筒の間に大
きな隙間が形成されて籾などの穀粒を噛込み、螺旋体に
よって搬送途中の穀粒を損傷させる不具合がある。ま
た、螺旋体を伸張させたときに螺旋体のピッチ及びオー
ガ筒との隙間を適正大きさに形成すると、排出オーガを
縮少させて使用するとき、螺旋体のピッチが小さくなっ
て搬送速度が低下し、また螺旋体の外径が大きくなって
オーガ筒との隙間が小さくなり、かつ螺旋体の内径が大
きくなって螺旋体の偏心量が大きなり、螺旋体とオーガ
筒が接触して損傷する不具合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、グレ
ンタンクの穀粒を取出すオーガ筒に螺旋体を内設させ、
螺旋体を軸芯方向に複数に分割して伸縮自在に設け、か
つオーガ筒を伸縮させる伸縮機構を設けるコンバインの
穀粒排出装置において、螺旋体を軸受端部より延出して
構成し、接続手段を介して中心軸上で接離自在に一列に
連結させ、1条の螺旋形に連続する螺旋体に中心軸から
回転力を伝えるもので、オーガ筒を伸縮させるとき、例
えば螺旋体を回転させて穀粒を排出させる不具合をなく
し得ると共に、オーガ筒の伸縮により、軸芯方向に螺旋
体を弾性変形してピッチ及び直径が変化する不具合をな
くし得、しかもオーガ筒を縮少させるときに隣り合う螺
旋体の干渉を防止し得、中心軸を介して螺旋体を回転さ
せていても、また螺旋体が停止していても、螺旋体の伸
張または縮少をスムーズに行わせ得るものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて詳述する。図1は穀粒排出状態のコンバインの全体
平面図、図2は同側面図であり、図中(1)は走行クロ
ーラ(2)を装設するトラックフレーム、(3)は前記
トラックフレーム(1)上に架設する機台、(4)はフ
ィードチェン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理
胴(7)を内蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び穀稈
搬送機構などを備える刈取部、(9)は排藁チェン(1
0)終端を臨ませる排藁処理部、(11)は運転席(1
2)及び運転操作部(13)を備える運転台、(14)
は機台(3)の右側後部に配備してエンジン(15)を
内設するエンジン部、(16)は前記エンジン部(1
4)前方に配設して脱穀部(4)からの穀粒を溜めるグ
レンタンク、(17)(18)は前記タンク(16)内
の穀粒を外側に取出す縦及び横排出オーガであり、連続
的に刈取り・脱穀作業を行うように構成している。
【0006】また、前記縦排出オーガ(17)はグレン
タンク(16)後側に垂設させるオーガ筒(17a)内
で回転軸(17b)と一体に螺旋体(17c)が回転
し、前記横排出オーガ(18)は縦排出オーガ(17)
のオーガ筒(17a)上端に継手ケース(19)を介し
て連結させるオーガ筒(18a)内で回転軸(18b)
と一体に螺旋体(18c)が回転するもので、グレンタ
ンク(16)底部の横送りオーガ(図示省略)に縦排出
オーガ(17)下端を連通接続させると共に、横排出オ
ーガ(18)先端に穀粒排出口(20)を形成し、グレ
ンタンク(16)内の穀粒を前記排出口(20)から排
出するように構成している。
【0007】また、前記縦排出オーガ(17)に設けた
電動モータ(21)により継手ケース(19)を垂直軸
回りに回動させて横排出オーガ(18)を水平旋回させ
ると共に、前記横排出オーガ(18)と継手ケース(1
9)間に張架した油圧シリンダ(22)により横排出オ
ーガ(18)を上下に揺動させ、トラック(23)の荷
台(24)上方に前記排出口(20)を臨ませ、グレン
タンク(16)内の穀粒をトラック(23)の荷台(2
4)積込むように構成している。
【0008】なお、横送りオーガの回転軸に前記縦排出
オーガ(17)の回転軸(17b)下端が連動連結され
ると共に、縦排出オーガ(17)の回転軸(17b)上
端に継手ケース(19)内で前記横排出オーガ(18)
の回転軸(18b)が連動連結され、横送りオーガの回
転軸に伝達されるエンジン(15)動力により各オーガ
(17)(18)を同期駆動している。
【0009】そして、図3乃至図5に示す如く、前記横
排出オーガ(18)の先端側を部分的にこの軸芯方向に
突出又は退入自在に形成し、横排出オーガ(18)を直
線的に伸縮させるように構成している。
【0010】即ち、オーガ筒(18a)先端に外筒(2
5)を嵌合し、その外筒(25)先端に前記排出口(2
0)を形成すると共に、オーガ筒(18a)と外筒(2
5)との間に送り筒(26)を設け、送り筒(26)外
周面に形成した雌ネジ(27)に、外筒(25)内周面
に固設した雄ネジであるボール(28)を嵌合し、オー
ガ筒(18a)に設けた電動モータ(29)によりウォ
ームギヤ(30)(31)を介して送り筒(26)を回
転させてオーガ筒(18a)に対して外筒(25)を摺
動させ、オーガ筒(18a)を伸縮させるように構成し
ている。
【0011】また、螺旋体(18c)を軸方向に複数に
分割し、各分割螺旋体(32)の螺旋軸管(33)を回
転軸(18b)上に嵌合すると共に、最先端側の螺旋軸
管(33a)を前記外筒(25)先端に回転自在に軸受
けし、オーガ筒(18a)内に連続した螺旋体(18
c)を形成するもので、回転軸(18b)と螺旋軸管
(33)との間で各螺旋軸管(33)の切れ目に接続管
(34)を設け、回転軸(18b)に対しキー(35)
及びキー溝(36)を介して接続管(35)を一定幅だ
け摺動自在に連動連結すると共に、その接続管(34)
に対し、隣接する一方の螺旋軸管(33)を締結部材
(37)を介して一体連結させ、他方の螺旋軸管(3
3)をピン(38)及び長孔(39)を介して摺動自在
に連結させ、オーガ筒(18a)の伸縮動作により各螺
旋軸(33)を回転軸(18b)上で接離させてオーガ
筒(18a)の伸縮に連動して螺旋体(18c)を伸縮
させるように構成している。
【0012】なお、螺旋体(18c)の各継ぎ目部のピ
ッチ(P1)は、オーガ(18)縮小時に他の部分のピ
ッチ(P2)より小さく、オーガ(18)伸長時に他の
部分のピッチ(P2)と同一(送り始端から終端まで同
一)になるようにしている。
【0013】上記のように、グレンタンク(16)の穀
粒を取出す縦排出オーガ(17)と横排出オーガ(1
8)を設け、横排出オーガ(18)のオーガ筒(18
a)とオーガ筒である外筒(25)を伸縮自在に設け、
オーガ筒(18a)及び外筒(25)を伸縮させる伸縮
機構である電動モータ(29)を設けるコンバインの穀
粒排出装置において、横排出オーガ(18)の螺旋体
(32)を軸方向に複数に分割し、一体的に回転させる
複数の螺旋体(32)を中心軸である回転軸(18b)
上で接離自在に一列に連結させ、ストッパであるピン
(38)の規制範囲で螺旋体(32)を中心軸(18
b)に摺動自在に係合軸支させ、中心軸である回転軸
(18b)上を螺旋体(32)が摺動して隣接する螺旋
体(32)がラップしたり螺旋形に連続するように構成
する。そして、伸縮機構である電動モータ(29)によ
ってオーガ筒(18a)及び外筒(25)を伸縮させ、
複数の螺旋体(32)の間隔を中心軸である回転軸(1
8b)上の摺動によって変化させ、横排出オーガ(1
8)の全長を変更させるから、螺旋体(32)を搬送始
端側と搬送終端側とに2分割するだけの従来構造に比
べ、螺旋体(32)を回転させ乍らオーガ筒(18a)
及び外筒(25)を伸縮させる必要がなく、伸縮機構で
ある電動モータ(29)の単独操作によって螺旋体(3
2)全長を変化させて横排出オーガ(18)を伸縮さ
せ、横排出オーガ(18)を伸張させてトラック荷台
(24)などの放出位置に移動させた後で螺旋体(3
2)を回転させてグレンタンク(16)の穀粒を搬出さ
せる作業を行うと共に、螺旋体(32)を弾性変形させ
て伸縮させる従来構造に比べ、前記複数に分割した分割
螺旋体(32)の外径及びピッチを一定に維持させ、前
記複数に分割した分割螺旋体(32)を変形させること
なく横排出オーガ(18)を伸縮させ、穀粒の搬送速度
及び性能の向上と穀粒排出作業性の向上並びに横排出オ
ーガ(18)伸縮機能の向上などを図る。
【0014】さらに、グレンタンク(16)の穀粒を取
出すオーガ筒(18a)とオーガ筒である外筒(25)
に螺旋体(32)を内設させ、螺旋体(32)を軸芯方
向に複数に分割して伸縮自在に設け、かつオーガ筒(1
8a)と外筒(25)を伸縮させる伸縮機構である電動
モータ(29)を設けるコンバインの穀粒排出装置にお
いて、螺旋体(32)を軸受である螺旋軸管(33)端
部より延出して構成し、螺旋体(32)間に設けた接続
手段である接続管(34)を介して中心軸である回転軸
(18b)上で接離自在に一列に連結させ、1条の螺旋
形に連続する螺旋体(32)に回転軸(18b)から回
転力を伝えるもので、オーガ筒(18a)と外筒(2
5)を伸縮させるとき、例えば螺旋体(32)を回転さ
せて穀粒を排出させる不具合をなくすと共に、オーガ筒
(18a)と外筒(25)の伸縮により、軸芯方向に螺
旋体(32)を弾性変形してピッチ及び直径が変化する
不具合をなくし、しかもオーガ筒(18a)と外筒(2
5)を縮少させるときに隣り合う螺旋体(32)の干渉
を防止し、回転軸(18b)を介して螺旋体(32)を
回転させていても、また螺旋体(32)が停止していて
も、螺旋体(32)の伸張または縮少をスムーズに行わ
せる。
【0015】本実施例は上記の如く構成しており、圃場
内で機体を走行移動させ乍ら刈取部(8)で穀稈を刈取
り、脱穀部(4)で脱穀処理して収穫作業を行うもの
で、この収穫作業中、脱穀した穀粒はグレンタンク(1
6)に一時的に貯留され、グレンタンク(16)が満杯
になるまで連続的に収穫作業を行うことができる。
【0016】そして、グレンタンク(16)が満杯にな
ると例えば圃場際の路上に駐車したトラック(23)に
機体を横付けすると共に、横排出オーガ(18)を旋回
及び上下動作させてオーガ(18)先端の穀粒排出口
(20)をトラック(23)の荷台(24)上方に臨ま
せ、縦排出オーガ(17)及び横排出オーガ(18)を
介してグレンタンク(16)の穀粒を前記排出口(2
0)からトラック(23)の荷台(24)に積込み、グ
レンタンク(16)を略空状態にすることにより、再び
収穫作業を開始することができる。
【0017】また、穀粒排出の際、コンバインとトラッ
ク(23)の位置関係が不適当で、そのままでは排出穀
粒がトラック(23)の荷台(24)外へこぼれてしま
う場合や、トラック(23)の荷台(24)に略均一に
穀粒を排出する場合には、横排出オーガ(18)の伸縮
による穀粒排出位置調節で対処できるから、そのために
コンバイン又はトラック(23)を移動させる必要がな
くなると共に、最初にコンバインとトラック(23)の
位置関係を厳密に得る必要もなくなるものである。
【0018】また、横排出オーガ(18)は不使用時に
は最小長さに縮小した状態で機体上面に格納するもの
で、この格納状態で機体からはみ出ない長さが従来の横
排出オーガ長さであるが、本案横排出オーガ(18)は
格納状態からさらに伸長させて使用することができるの
で、従来に比べ穀粒排出可能距離を拡大することができ
るものである。
【0019】また、図6及び図7は横排出オーガ(1
8)の伸縮構造の第1の変形例を示すもので、即ち、オ
ーガ筒(18a)先端に外筒(40)を嵌合し、その外
筒(40)先端に前記排出口(20)を形成すると共
に、オーガ筒(18a)に固設したピン(41)を外筒
(40)に形成した長孔(42)に係入させ、オーガ筒
(18a)に対し外筒(40)を長孔(42)の範囲で
摺動させるようにしている。そして、回転軸(18b)
先端から出入れさせる回転支軸(43)を設け、その回
転支軸(43)の先端を前記外筒(25)先端に回転自
在に軸受けすると共に、螺旋体(18c)先端部に重合
させる軸無し螺旋体(44)を設け、その軸無し螺旋体
(44)先端を前記外筒(25)先端に回転自在に設け
た回転板(45)に一体連結し、また前記回転支軸(4
3)又は回転板(45)にクラッチ等を介して択一的に
連動連結させる駆動軸(46)と、その駆動軸(46)
にベベルギヤ(47)(48)を介して連動連結させる
クラッチ内蔵のギヤモータ(49)と、前記回転板(4
5)に形成したロック孔(50)に対し係脱させる軸無
し螺旋体回転規制用ソレノイド(51)とを前記外筒
(40)に備え、前記駆動軸(46)を回転板(45)
に連動連結すると共に、前記ソレノイド(51)により
ピン(51a)をロック孔(50)から引抜いた状態
で、クラッチ入状態の前記ギヤモータ(49)を作動さ
せて軸無し螺旋体(44)自体を回転させ、螺旋体(1
8c)に対し軸無し螺旋体(44)を巻出し又は巻込む
ことにより、モータ(49)駆動による横排出オーガ
(18)の伸縮を行う一方、前記駆動軸(46)を回転
支軸(43)に連動連結すると共に、前記ソレノイド
(51)によりピン(51a)をロック孔(50)に挿
入して軸無し螺旋体(44)を外筒(40)と一体と
し、また前記ギヤモータ(49)のクラッチを切状態と
した状態で、回転軸(18b)と一体に螺旋体(18
c)を回転させ、この螺旋体(18c)に対し軸無し螺
旋体(44)を巻出し又は巻込むことにより、エンジン
(15)駆動による横排出オーガ(18)の伸縮を行
い、さらに横排出オーガ(18)の伸縮速度をモータ
(49)駆動のときとエンジン(15)駆動のときとで
異らせ、例えば横排出オーガ(18)を一気に伸縮させ
るときに高速で行い、微調節時に低速に変速可能に構成
している。
【0020】また、図8及び図9は横排出オーガ(1
8)の伸縮構造の第2の変形例を示すもので、即ち、オ
ーガ筒(18a)先端に外筒(52)を嵌合し、その外
筒(52)先端に前記排出口(20)を形成すると共
に、オーガ筒(18a)に固設したピン(53)を外筒
(52)に形成した長孔(54)に係入し、またオーガ
筒(18a)に固設した油圧シリンダ(55)のピスト
ンロッド(56)を外筒(52)に連結させ、シリンダ
(55)の伸縮によりオーガ筒(18a)に対し外筒
(52)を長孔(54)の範囲で摺動させるようにして
いる。また、略1ピッチ分の分割螺旋体(57)と、こ
の分割螺旋体(57)を巻付ける螺旋軸(58)と、螺
旋軸(58)の螺旋体巻始め端に固設する多条の送り雄
ネジ(59)と、螺旋軸(58)の螺旋体巻終り端側か
らこの螺旋軸(58)に送り雄ネジ(59)を螺入させ
る雌ネジ軸孔(60)から成る螺旋体ブロック(61)
を備え、複数個の螺旋体ブロック(61)を送り雄ネジ
(59)及び雌ネジ軸孔(60)を介して継ぎ合せ、送
り雄ネジ(59)を雌ネジ軸孔(60)に全てねじ込み
螺旋軸(58)を隙間なく接続した状態で、各分割螺旋
体(57)の巻始め端と巻終り端とを所定角度重合させ
て前記螺旋体(18c)と同じ連続した螺旋体を形成す
ると共に、回転軸(18b)先端にも前記雌ネジ軸孔
(60)を形成し、螺旋体ブロック(61)郡の一端を
送り雄ネジ(59)及び雌ネジ軸孔(60)を介して継
ぎ合せ、螺旋体ブロック(61)郡の最先端に継ぎ合せ
る最終螺旋体ブロック(61a)の長尺螺旋軸(58
a)端を前記外筒(52)に回転自在に軸受けし、オー
ガ筒(18)内に送り始端から終端に連続した螺旋体
(18c)を形成している。そして、前記送り雄ネジ
(59)と雌ネジ軸孔(60)の送りピッチを螺旋体
(18c)(57)の送りピッチに一致させると共に、
各螺旋体ブロック(61)を所定角度だけ回転させるよ
うに形成することにより、オーガ筒(18a)の摺動に
よって送り雄ネジ(59)及び雌ネジ軸孔(60)を介
して各螺旋体ブロック(61)をそれぞれ所定角度回転
させ乍ら相互に一定幅内で接近又は引き離し、横排出オ
ーガ(18)の伸縮を行わせるように構成している。
【0021】上記の第1及び第2変形例を含め横排出オ
ーガ(18)はその先端部のオーガ筒(18a)及び回
転軸(18b)及び螺旋体(18c)が一体となって軸
芯方向に直線的に伸縮するだけであるから、長さが不変
の従来の横排出オーガと外形的及び重量的に殆んど変わ
るところがなく、また単一の駆動源(15)(29)
(49)(55)などにより伸縮動作を行わせることが
できると共に、横排出オーガ(18)に折曲部が形成さ
れないため、オーガ(18)内での動力伝達を簡単に行
うことができ、しかも穀粒の詰まりが発生しないもので
ある。
【0022】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、グレンタンク(16)の穀粒を取出すオーガ筒(1
8a)(25)に螺旋体(32)を内設させ、螺旋体
(32)を軸芯方向に複数に分割して伸縮自在に設け、
かつオーガ筒(18a)(25)を伸縮させる伸縮機構
(29)を設けるコンバインの穀粒排出装置において、
螺旋体(32)を軸受(33)端部より延出して構成
し、接続手段(34)を介して中心軸(18b)上で接
離自在に一列に連結させ、1条の螺旋形に連続する螺旋
体(32)に中心軸(18b)から回転力を伝えるもの
で、オーガ筒(18a)(25)を伸縮させるとき、例
えば螺旋体(32)を回転させて穀粒を排出させる不具
合をなくすことができると共に、オーガ筒(18a)
(25)の伸縮により、軸芯方向に螺旋体(32)を弾
性変形してピッチ及び直径が変化する不具合をなくすこ
とができ、しかもオーガ筒(18a)(25)を縮少さ
せるときに隣り合う螺旋体(32)の干渉を防止でき、
中心軸(18b)を介して螺旋体(32)を回転させて
いても、また螺旋体(32)が停止していても、螺旋体
(32)の伸張または縮少をスムーズに行わせることが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】穀粒排出状態のコンバインの全体平面図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】横排出オーガの縮小状態の断面説明図。
【図4】回転軸の説明図。
【図5】横排出オーガの伸長状態の断面説明図。
【図6】第1の変形例の横排出オーガの縮小状態の断面
説明図。
【図7】第1の変形例の横排出オーガの伸長状態の断面
説明図。
【図8】第2の変形例の横排出オーガの縮小状態の断面
説明図。
【図9】第2の変形例の横排出オーガの伸長状態の断面
説明図。
【符号の説明】
(16) グレンタンク (18a) オーガ筒 (18b) 回転軸 (25) 外筒(オーガ筒) (29) 電動モータ(伸縮機構) (32) 螺旋体 (33) 螺旋軸管(軸受) (34) 接続管(接続手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 邦彦 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 (72)発明者 宇佐見 慶人 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 (72)発明者 佐村木 仁 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 2B396 JA04 JC07 KC05 LA07 LC07 LE04 LE19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グレンタンク(16)の穀粒を取出すオ
    ーガ筒(18a)(25)に螺旋体(32)を内設さ
    せ、螺旋体(32)を軸芯方向に複数に分割して伸縮自
    在に設け、かつオーガ筒(18a)(25)を伸縮させ
    る伸縮機構(29)を設けるコンバインの穀粒排出装置
    において、螺旋体(32)を軸受(33)端部より延出
    して構成し、接続手段(34)を介して中心軸(18
    b)上で接離自在に一列に連結させ、1条の螺旋形に連
    続する螺旋体(32)に中心軸(18b)から回転力を
    伝えることを特徴とするコンバインの穀粒排出装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7983601B2 (en) * 2008-10-14 2011-07-19 Xerox Corporation Telescopic auger dispense drop tube

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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