JP2578662Y2 - コンバインの穀粒排出装置 - Google Patents
コンバインの穀粒排出装置Info
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- JP2578662Y2 JP2578662Y2 JP1991092230U JP9223091U JP2578662Y2 JP 2578662 Y2 JP2578662 Y2 JP 2578662Y2 JP 1991092230 U JP1991092230 U JP 1991092230U JP 9223091 U JP9223091 U JP 9223091U JP 2578662 Y2 JP2578662 Y2 JP 2578662Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は収穫作業中グレンタンク
に一時的に貯留した穀粒をトラックなどに排出するコン
バインの穀粒排出装置に関する。
に一時的に貯留した穀粒をトラックなどに排出するコン
バインの穀粒排出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、グレンタンクから穀粒を排出する
オーガは、グレンタンク内に下端を連通接続する縦排出
オーガと、縦排出オーガ上端に連設する横排出オーガと
から成り、横排出オーガ先端に穀粒排出口が形成され、
穀粒排出方向及び高さは縦排出オーガを支点とする横排
出オーガの旋回及び上下動作によって調節されるが、横
排出オーガ自体の長さは不変であった。
オーガは、グレンタンク内に下端を連通接続する縦排出
オーガと、縦排出オーガ上端に連設する横排出オーガと
から成り、横排出オーガ先端に穀粒排出口が形成され、
穀粒排出方向及び高さは縦排出オーガを支点とする横排
出オーガの旋回及び上下動作によって調節されるが、横
排出オーガ自体の長さは不変であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来技術にあって
は、穀粒排出位置調節がコンバイン又はトラックの移動
なくしては行い得す、穀粒排出作業に非常に手間取る。
この問題は横排出オーガを伸縮させることにより解決で
きるが、横排出オーガを関節継手を介して折曲げ自在に
分割形成して伸縮させる方式、並びに横排出オーガを軸
方向でパラレルに伸縮させる方式では、構造が複雑で、
コストアップ及び大型化及び大幅な重量アップによる機
体バランスの変化などを招く許りでなく、特に接続部で
穀粒の詰まりが発生するという課題があった。
は、穀粒排出位置調節がコンバイン又はトラックの移動
なくしては行い得す、穀粒排出作業に非常に手間取る。
この問題は横排出オーガを伸縮させることにより解決で
きるが、横排出オーガを関節継手を介して折曲げ自在に
分割形成して伸縮させる方式、並びに横排出オーガを軸
方向でパラレルに伸縮させる方式では、構造が複雑で、
コストアップ及び大型化及び大幅な重量アップによる機
体バランスの変化などを招く許りでなく、特に接続部で
穀粒の詰まりが発生するという課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】然るに、本考案は、グレ
ンタンク内に下端を連通接続させる縦排出オーガの上端
に横排出オーガを連設させたコンバインにおいて、横排
出オーガの先端側を部分的にこの軸芯方向で突出又は退
入自在に形成したもので、穀粒排出位置調節の際のコン
バイン又はトラックの移動を不要とし、穀粒排出作業の
簡易化を図るための横排出オーガの伸縮を直線的に行わ
せることにより、従来の横排出オーガの伸縮方式に比
べ、構造が著しく簡単になり、従来のようなコストアッ
プ及び大型化及び大幅な重量アップによる機体バランス
の変化などを招くのを防止し得る許りでなく、特に穀粒
の詰まりを確実に防止し得るものである。
ンタンク内に下端を連通接続させる縦排出オーガの上端
に横排出オーガを連設させたコンバインにおいて、横排
出オーガの先端側を部分的にこの軸芯方向で突出又は退
入自在に形成したもので、穀粒排出位置調節の際のコン
バイン又はトラックの移動を不要とし、穀粒排出作業の
簡易化を図るための横排出オーガの伸縮を直線的に行わ
せることにより、従来の横排出オーガの伸縮方式に比
べ、構造が著しく簡単になり、従来のようなコストアッ
プ及び大型化及び大幅な重量アップによる機体バランス
の変化などを招くのを防止し得る許りでなく、特に穀粒
の詰まりを確実に防止し得るものである。
【0005】また、横排出オーガのオーガ筒先端に外筒
を嵌合し、その外筒先端に穀粒排出口を下向きに開放形
成すると共に、オーガ筒と外筒との間に設ける送り筒
と、送り筒外周面に形成した雌ネジと、外筒内周面に固
設した雄ネジであるボールと、オーガ筒に設けた駆動源
とから成るねじ送り機構を設け、駆動源により送り筒を
回転させて外筒を横排出オーガの軸芯方向に往復摺動さ
せることにより、外筒をこじれ等を起こさせることなく
摺動させ得、横排出オーガの伸縮を円滑に行わしめ得る
と共に、オーガ筒先端部の外筒の継ぎ目部の強度アップ
を図り得、また穀粒排出口を形成する外筒は回転しない
ので、横排出オーガをどの長さに伸縮させても穀粒排出
口は下向きに開放され、横排出オーガを任意の長さに調
節して穀粒排出口から穀粒を適正に排出し得、さらに筒
体の内面に雌ネジを形成するといった非常にコストが高
くなる加工が不要となり、横排出オーガを伸縮させる際
のコストアップを押え得、またさらにねじ面を排出穀粒
から遮断し、ねじ面に排出穀粒や塵埃が付着したり詰っ
たりして横排出オーガの伸縮動作不良を起こすのを防止
し得るものである。
を嵌合し、その外筒先端に穀粒排出口を下向きに開放形
成すると共に、オーガ筒と外筒との間に設ける送り筒
と、送り筒外周面に形成した雌ネジと、外筒内周面に固
設した雄ネジであるボールと、オーガ筒に設けた駆動源
とから成るねじ送り機構を設け、駆動源により送り筒を
回転させて外筒を横排出オーガの軸芯方向に往復摺動さ
せることにより、外筒をこじれ等を起こさせることなく
摺動させ得、横排出オーガの伸縮を円滑に行わしめ得る
と共に、オーガ筒先端部の外筒の継ぎ目部の強度アップ
を図り得、また穀粒排出口を形成する外筒は回転しない
ので、横排出オーガをどの長さに伸縮させても穀粒排出
口は下向きに開放され、横排出オーガを任意の長さに調
節して穀粒排出口から穀粒を適正に排出し得、さらに筒
体の内面に雌ネジを形成するといった非常にコストが高
くなる加工が不要となり、横排出オーガを伸縮させる際
のコストアップを押え得、またさらにねじ面を排出穀粒
から遮断し、ねじ面に排出穀粒や塵埃が付着したり詰っ
たりして横排出オーガの伸縮動作不良を起こすのを防止
し得るものである。
【0006】横排出オーガのスパイラを軸方向に複数に
分割し、各分割スパイラのスパイラ軸管を接続管を介し
て接続すると共に、最先端側のスパイラのスパイラ軸管
を前記外筒先端に回転自在に軸受けし、スパイラの各継
ぎ目部のピッチをオーガ縮小時に他の部分のピッチより
小さく、オーガ伸長時に他の部分のピッチと同一になる
伸長自在なスパイラに構成することにより、オーガ筒の
伸縮に連動してスパイラを伸縮させ得ると共に、スパイ
ラの送り性能をオーガ伸長時に縮小時に比べて低下させ
るのを防止し得、またオーガ先端の重量増加を押えてス
パイラを伸縮させ得、オーガの穀粒排出性能をどの長さ
においても一定して得られるものである。
分割し、各分割スパイラのスパイラ軸管を接続管を介し
て接続すると共に、最先端側のスパイラのスパイラ軸管
を前記外筒先端に回転自在に軸受けし、スパイラの各継
ぎ目部のピッチをオーガ縮小時に他の部分のピッチより
小さく、オーガ伸長時に他の部分のピッチと同一になる
伸長自在なスパイラに構成することにより、オーガ筒の
伸縮に連動してスパイラを伸縮させ得ると共に、スパイ
ラの送り性能をオーガ伸長時に縮小時に比べて低下させ
るのを防止し得、またオーガ先端の重量増加を押えてス
パイラを伸縮させ得、オーガの穀粒排出性能をどの長さ
においても一定して得られるものである。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述す
る。図1は穀粒排出状態のコンバインの全体平面図、図
2は同側面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)
を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフ
レーム(1)上に架設する機台、(4)はフィードチェ
ン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を
内蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び穀稈搬送機構な
どを備える刈取部、(9)は排藁チェン(10)終端を
臨ませる排藁処理部、(11)は運転席(12)及び運
転操作部(13)を備える運転台、(14)は機台
(3)の右側後部に配備してエンジン(15)を内設す
るエンジン部、(16)は前記エンジン部(14)前方
に配設して脱穀部(4)からの穀粒を溜めるグレンタン
ク、(17)(18)は前記タンク(16)内の穀粒を
外側に取出す縦及び横排出オーガであり、連続的に刈取
り・脱穀作業を行うように構成している。
る。図1は穀粒排出状態のコンバインの全体平面図、図
2は同側面図であり、図中(1)は走行クローラ(2)
を装設するトラックフレーム、(3)は前記トラックフ
レーム(1)上に架設する機台、(4)はフィードチェ
ン(5)を左側に張架し扱胴(6)及び処理胴(7)を
内蔵している脱穀部、(8)は刈刃及び穀稈搬送機構な
どを備える刈取部、(9)は排藁チェン(10)終端を
臨ませる排藁処理部、(11)は運転席(12)及び運
転操作部(13)を備える運転台、(14)は機台
(3)の右側後部に配備してエンジン(15)を内設す
るエンジン部、(16)は前記エンジン部(14)前方
に配設して脱穀部(4)からの穀粒を溜めるグレンタン
ク、(17)(18)は前記タンク(16)内の穀粒を
外側に取出す縦及び横排出オーガであり、連続的に刈取
り・脱穀作業を行うように構成している。
【0008】また、前記縦排出オーガ(17)はグレン
タンク(16)後側に垂設させるオーガ筒(17a)内
で回転軸(17b)と一体にスパイラ(17c)が回転
し、前記横排出オーガ(18)は縦排出オーガ(17)
のオーガ筒(17a)上端に継手ケース(19)を介し
て連結させるオーガ筒(18a)内で回転軸(18b)
と一体にスパイラ(18c)が回転するもので、グレン
タンク(16)底部の横送りオーガ(図示省略)に縦排
出オーガ(17)下端を連通接続させると共に、横排出
オーガ(18)先端に穀粒排出口(20)を形成し、グ
レンタンク(16)内の穀粒を前記排出口(20)から
排出するように構成している。
タンク(16)後側に垂設させるオーガ筒(17a)内
で回転軸(17b)と一体にスパイラ(17c)が回転
し、前記横排出オーガ(18)は縦排出オーガ(17)
のオーガ筒(17a)上端に継手ケース(19)を介し
て連結させるオーガ筒(18a)内で回転軸(18b)
と一体にスパイラ(18c)が回転するもので、グレン
タンク(16)底部の横送りオーガ(図示省略)に縦排
出オーガ(17)下端を連通接続させると共に、横排出
オーガ(18)先端に穀粒排出口(20)を形成し、グ
レンタンク(16)内の穀粒を前記排出口(20)から
排出するように構成している。
【0009】また、前記縦排出オーガ(17)に設けた
電動モータ(21)により継手ケース(19)を垂直軸
回りに回動させて横排出オーガ(18)を水平旋回させ
ると共に、前記横排出オーガ(18)と継手ケース(1
9)間に張架した油圧シリンダ(22)により横排出オ
ーガ(18)を上下に揺動させ、トラック(23)の荷
台(24)上方に前記排出口(20)を臨ませ、グレン
タンク(16)内の穀粒をトラック(23)の荷台(2
4)積込むように構成している。
電動モータ(21)により継手ケース(19)を垂直軸
回りに回動させて横排出オーガ(18)を水平旋回させ
ると共に、前記横排出オーガ(18)と継手ケース(1
9)間に張架した油圧シリンダ(22)により横排出オ
ーガ(18)を上下に揺動させ、トラック(23)の荷
台(24)上方に前記排出口(20)を臨ませ、グレン
タンク(16)内の穀粒をトラック(23)の荷台(2
4)積込むように構成している。
【0010】なお、横送りオーガの回転軸に前記縦排出
オーガ(17)の回転軸(17b)下端が連動連結され
ると共に、縦排出オーガ(17)の回転軸(17b)上
端に継手ケース(19)内で前記横排出オーガ(18)
の回転軸(18b)が連動連結され、横送りオーガの回
転軸に伝達されるエンジン(15)動力により各オーガ
(17)(18)を同期駆動している。
オーガ(17)の回転軸(17b)下端が連動連結され
ると共に、縦排出オーガ(17)の回転軸(17b)上
端に継手ケース(19)内で前記横排出オーガ(18)
の回転軸(18b)が連動連結され、横送りオーガの回
転軸に伝達されるエンジン(15)動力により各オーガ
(17)(18)を同期駆動している。
【0011】そして、図3乃至図5に示す如く、前記横
排出オーガ(18)の先端側を部分的にこの軸芯方向に
突出又は退入自在に形成し、横排出オーガ(18)を直
線的に伸縮させるように構成している。
排出オーガ(18)の先端側を部分的にこの軸芯方向に
突出又は退入自在に形成し、横排出オーガ(18)を直
線的に伸縮させるように構成している。
【0012】即ち、オーガ筒(18a)先端に外筒(2
5)を嵌合し、その外筒(25)先端に前記排出口(2
0)を形成すると共に、オーガ筒(18a)と外筒(2
5)との間に送り筒(26)を設け、送り筒(26)外
周面に形成した雌ネジ(27)に、外筒(25)内周面
に固設した雄ネジであるボール(28)を嵌合し、オー
ガ筒(18a)に設けた電動モータ(29)によりウォ
ームギヤ(30)(31)を介して送り筒(26)を回
転させてオーガ筒(18a)に対して外筒(25)を摺
動させ、オーガ筒(18a)を伸縮させるように構成し
ている。
5)を嵌合し、その外筒(25)先端に前記排出口(2
0)を形成すると共に、オーガ筒(18a)と外筒(2
5)との間に送り筒(26)を設け、送り筒(26)外
周面に形成した雌ネジ(27)に、外筒(25)内周面
に固設した雄ネジであるボール(28)を嵌合し、オー
ガ筒(18a)に設けた電動モータ(29)によりウォ
ームギヤ(30)(31)を介して送り筒(26)を回
転させてオーガ筒(18a)に対して外筒(25)を摺
動させ、オーガ筒(18a)を伸縮させるように構成し
ている。
【0013】また、スパイラ(18c)を軸方向に複数
に分割し、各分割スパイラ(32)のスパイラ軸管(3
3)を回転軸(18b)上に嵌合すると共に、最先端側
のスパイラ軸管(33a)を前記外筒(25)先端に回
転自在に軸受けし、オーガ筒(18a)内に連続したス
パイラ(18c)を形成するもので、回転軸(18b)
とスパイラ軸管(33)との間で各スパイラ軸管(3
3)の切れ目に接続管(34)を設け、回転軸(18
b)に対しキー(35)及びキー溝(36)を介して接
続管(35)を一定幅だけ摺動自在に連動連結すると共
に、その接続管(34)に対し、隣接する一方のスパイ
ラ軸管(33)を締結部材(37)を介して一体連結さ
せ、他方のスパイラ軸管(33)をピン(38)及び長
孔(39)を介して摺動自在に連結させ、オーガ筒(1
8a)の伸縮動作により各スパイラ軸(33)を回転軸
(18b)上で接離させてオーガ筒(18a)の伸縮に
連動してスパイラ(18c)を伸縮させるように構成し
ている。
に分割し、各分割スパイラ(32)のスパイラ軸管(3
3)を回転軸(18b)上に嵌合すると共に、最先端側
のスパイラ軸管(33a)を前記外筒(25)先端に回
転自在に軸受けし、オーガ筒(18a)内に連続したス
パイラ(18c)を形成するもので、回転軸(18b)
とスパイラ軸管(33)との間で各スパイラ軸管(3
3)の切れ目に接続管(34)を設け、回転軸(18
b)に対しキー(35)及びキー溝(36)を介して接
続管(35)を一定幅だけ摺動自在に連動連結すると共
に、その接続管(34)に対し、隣接する一方のスパイ
ラ軸管(33)を締結部材(37)を介して一体連結さ
せ、他方のスパイラ軸管(33)をピン(38)及び長
孔(39)を介して摺動自在に連結させ、オーガ筒(1
8a)の伸縮動作により各スパイラ軸(33)を回転軸
(18b)上で接離させてオーガ筒(18a)の伸縮に
連動してスパイラ(18c)を伸縮させるように構成し
ている。
【0014】なお、スパイラ(18c)の各継ぎ目部の
ピッチ(P1)は、オーガ(18)縮小時に他の部分の
ピッチ(P2)より小さく、オーガ(18)伸長時に他
の部分のピッチ(P2)と同一(送り始端から終端まで
同一)になるようにしている。
ピッチ(P1)は、オーガ(18)縮小時に他の部分の
ピッチ(P2)より小さく、オーガ(18)伸長時に他
の部分のピッチ(P2)と同一(送り始端から終端まで
同一)になるようにしている。
【0015】本実施例は上記の如く構成しており、圃場
内で機体を走行移動させ乍ら刈取部(8)で穀稈を刈取
り、脱穀部(4)で脱穀処理して収穫作業を行うもの
で、この収穫作業中、脱穀した穀粒はグレンタンク(1
6)に一時的に貯留され、グレンタンク(16)が満杯
になるまで連続的に収穫作業を行うことができる。
内で機体を走行移動させ乍ら刈取部(8)で穀稈を刈取
り、脱穀部(4)で脱穀処理して収穫作業を行うもの
で、この収穫作業中、脱穀した穀粒はグレンタンク(1
6)に一時的に貯留され、グレンタンク(16)が満杯
になるまで連続的に収穫作業を行うことができる。
【0016】そして、グレンタンク(16)が満杯にな
ると例えば圃場際の路上に駐車したトラック(23)に
機体を横付けすると共に、横排出オーガ(18)を旋回
及び上下動作させてオーガ(18)先端の穀粒排出口
(20)をトラック(23)の荷台(24)上方に臨ま
せ、縦排出オーガ(17)及び横排出オーガ(18)を
介してグレンタンク(16)の穀粒を前記排出口(2
0)からトラック(23)の荷台(24)に積込み、グ
レンタンク(16)を略空状態にすることにより、再び
収穫作業を開始することがてきる。
ると例えば圃場際の路上に駐車したトラック(23)に
機体を横付けすると共に、横排出オーガ(18)を旋回
及び上下動作させてオーガ(18)先端の穀粒排出口
(20)をトラック(23)の荷台(24)上方に臨ま
せ、縦排出オーガ(17)及び横排出オーガ(18)を
介してグレンタンク(16)の穀粒を前記排出口(2
0)からトラック(23)の荷台(24)に積込み、グ
レンタンク(16)を略空状態にすることにより、再び
収穫作業を開始することがてきる。
【0017】また、穀粒排出の際、コンバインとトラッ
ク(23)の位置関係が不適当で、そのままでは排出穀
粒がトラック(23)の荷台(24)外へこぼれてしま
う場合や、トラック(23)の荷台(24)に略均一に
穀粒を排出する場合には、横排出オーガ(18)の伸縮
による穀粒排出位置調節で対処できるから、そのために
コンバイン又はトラック(23)を移動させる必要がな
くなると共に、最初にコンバインとトラック(23)の
位置関係を厳密に得る必要もなくなるものである。
ク(23)の位置関係が不適当で、そのままでは排出穀
粒がトラック(23)の荷台(24)外へこぼれてしま
う場合や、トラック(23)の荷台(24)に略均一に
穀粒を排出する場合には、横排出オーガ(18)の伸縮
による穀粒排出位置調節で対処できるから、そのために
コンバイン又はトラック(23)を移動させる必要がな
くなると共に、最初にコンバインとトラック(23)の
位置関係を厳密に得る必要もなくなるものである。
【0018】また、横排出オーガ(18)は不使用時に
は最小長さに縮小した状態で機体上面に格納するもの
で、この格納状態で機体からはみ出ない長さが従来の横
排出オーガ長さであるが、本案横排出オーガ(18)は
格納状態からさらに伸長させて使用することができるの
で、従来に比べ穀粒排出可能距離を拡大することができ
るものである。
は最小長さに縮小した状態で機体上面に格納するもの
で、この格納状態で機体からはみ出ない長さが従来の横
排出オーガ長さであるが、本案横排出オーガ(18)は
格納状態からさらに伸長させて使用することができるの
で、従来に比べ穀粒排出可能距離を拡大することができ
るものである。
【0019】
【考案の効果】以上実施例から明らかなように本考案
は、グレンタンク(16)内に下端を連通接続させる縦
排出オーガ(17)の上端に横排出オーガ(18)を連
設させたコンバインにおいて、横排出オーガ(18)の
先端側を部分的にこの軸芯方向で突出又は退入自在に形
成したもので、穀粒排出位置調節の際のコンバイン又は
トラック(23)の移動を不要とし、穀粒排出作業の簡
易化を図るための横排出オーガ(18)の伸縮を直線的
に行わせることにより、従来の横排出オーガの伸縮方式
に比べ、構造が著しく簡単になり、従来のようなコスト
アップ及び大型化及び大幅な重量アップによる機体バラ
ンスの変化などを招くのを防止できる許りでなく、特に
穀粒の詰まりを確実に防止できる顕著な効果を奏するも
のである。
は、グレンタンク(16)内に下端を連通接続させる縦
排出オーガ(17)の上端に横排出オーガ(18)を連
設させたコンバインにおいて、横排出オーガ(18)の
先端側を部分的にこの軸芯方向で突出又は退入自在に形
成したもので、穀粒排出位置調節の際のコンバイン又は
トラック(23)の移動を不要とし、穀粒排出作業の簡
易化を図るための横排出オーガ(18)の伸縮を直線的
に行わせることにより、従来の横排出オーガの伸縮方式
に比べ、構造が著しく簡単になり、従来のようなコスト
アップ及び大型化及び大幅な重量アップによる機体バラ
ンスの変化などを招くのを防止できる許りでなく、特に
穀粒の詰まりを確実に防止できる顕著な効果を奏するも
のである。
【0020】また、横排出オーガ(18)のオーガ筒
(18a)先端に外筒(25)を嵌合し、その外筒(2
5)先端に穀粒排出口(20)を下向きに開放形成する
と共に、オーガ筒(18a)と外筒(25)との間に設
ける送り筒(26)と、送り筒(26)外周面に形成し
た雌ネジ(27)と、外筒(25)内周面に固設した雄
ネジであるボール(28)と、オーガ筒(18a)に設
けた駆動源(29)とから成るねじ送り機構を設け、駆
動源(29)により送り筒(26)を回転させて外筒
(25)を横排出オーガ(18)の軸芯方向に往復摺動
させることにより、外筒(25)をこじれ等を起こさせ
ることなく摺動させることができ、横排出オーガ(1
8)の伸縮を円滑に行わしめることができると共に、オ
ーガ筒(18a)先端部の外筒(25)の継ぎ目部の強
度アップを図ることができ、また穀粒排出口(20)を
形成する外筒(25)は回転しないので、横排出オーガ
(18)をどの長さに伸縮させても穀粒排出口(20)
は下向きに開放され、横排出オーガ(18)を任意の長
さに調節して穀粒排出口(20)から穀粒を適正に排出
でき、さらに筒体の内面に雌ネジを形成するといった非
常にコストが高くなる加工が不要となり、横排出オーガ
(18)を伸縮させる際のコストアップを押えることが
でき、またさらにねじ面を排出穀粒から遮断し、ねじ面
に排出穀粒や塵埃が付着したり詰ったりして横排出オー
ガ(18)の伸縮動作不良を起こすのを防止できるもの
である。
(18a)先端に外筒(25)を嵌合し、その外筒(2
5)先端に穀粒排出口(20)を下向きに開放形成する
と共に、オーガ筒(18a)と外筒(25)との間に設
ける送り筒(26)と、送り筒(26)外周面に形成し
た雌ネジ(27)と、外筒(25)内周面に固設した雄
ネジであるボール(28)と、オーガ筒(18a)に設
けた駆動源(29)とから成るねじ送り機構を設け、駆
動源(29)により送り筒(26)を回転させて外筒
(25)を横排出オーガ(18)の軸芯方向に往復摺動
させることにより、外筒(25)をこじれ等を起こさせ
ることなく摺動させることができ、横排出オーガ(1
8)の伸縮を円滑に行わしめることができると共に、オ
ーガ筒(18a)先端部の外筒(25)の継ぎ目部の強
度アップを図ることができ、また穀粒排出口(20)を
形成する外筒(25)は回転しないので、横排出オーガ
(18)をどの長さに伸縮させても穀粒排出口(20)
は下向きに開放され、横排出オーガ(18)を任意の長
さに調節して穀粒排出口(20)から穀粒を適正に排出
でき、さらに筒体の内面に雌ネジを形成するといった非
常にコストが高くなる加工が不要となり、横排出オーガ
(18)を伸縮させる際のコストアップを押えることが
でき、またさらにねじ面を排出穀粒から遮断し、ねじ面
に排出穀粒や塵埃が付着したり詰ったりして横排出オー
ガ(18)の伸縮動作不良を起こすのを防止できるもの
である。
【0021】横排出オーガ(18)のスパイラ(18
c)を軸方向に複数に分割し、各分割スパイラ(32)
のスパイラ軸管(33)を接続管(34)を介して接続
すると共に、最先端側のスパイラ(32)のスパイラ軸
管(33)を前記外筒(25)先端に回転自在に軸受け
し、スパイラ(18c)の各継ぎ目部のピッチをオーガ
(18)縮小時に他の部分のピッチより小さく、オーガ
(18)伸長時に他の部分のピッチと同一になる伸長自
在なスパイラ(18c)に構成するもので、オーガ筒
(18a)の伸縮に連動してスパイラ(18c)を伸縮
させることができると共に、スパイラ(18c)の送り
性能をオーガ(18)伸長時に縮小時に比べて低下させ
るのを防止でき、またオーガ(18)先端の重量増加を
押えてスパイラ(18c)を伸縮させることができ、オ
ーガ(18)の穀粒排出性能をどの長さにおいても一定
して得ることができるものである。
c)を軸方向に複数に分割し、各分割スパイラ(32)
のスパイラ軸管(33)を接続管(34)を介して接続
すると共に、最先端側のスパイラ(32)のスパイラ軸
管(33)を前記外筒(25)先端に回転自在に軸受け
し、スパイラ(18c)の各継ぎ目部のピッチをオーガ
(18)縮小時に他の部分のピッチより小さく、オーガ
(18)伸長時に他の部分のピッチと同一になる伸長自
在なスパイラ(18c)に構成するもので、オーガ筒
(18a)の伸縮に連動してスパイラ(18c)を伸縮
させることができると共に、スパイラ(18c)の送り
性能をオーガ(18)伸長時に縮小時に比べて低下させ
るのを防止でき、またオーガ(18)先端の重量増加を
押えてスパイラ(18c)を伸縮させることができ、オ
ーガ(18)の穀粒排出性能をどの長さにおいても一定
して得ることができるものである。
【図1】穀粒排出状態のコンバインの全体平面図。
【図2】コンバインの全体側面図。
【図3】横排出オーガの縮小状態の断面説明図。
【図4】回転軸の説明図。
【図5】横排出オーガの伸長状態の断面説明図。
(16) グレンタンク (17) 縦排出オーガ (18) 横排出オーガ(18a) オーガ筒 (18c) スパイラ (20) 穀粒排出口 (25) 外筒 (26) 送り筒 (27) 雌ネジ (28) ボール(雄ネジ) (29) 電動モータ(駆動源) (32) 分割スパイラ (33) スパイラ軸管 (34) 接続管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 宇 佐 美 慶 人 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式 会社内 (72)考案者 佐 村 木 仁 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農 機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−64747(JP,A) 特開 平3−297323(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01F 12/46 - 12/60
Claims (2)
- 【請求項1】 グレンタンク内に下端を連通接続させる
縦排出オーガの上端に横排出オーガを連設させたコンバ
インの穀粒排出装置において、横排出オーガのオーガ筒
先端に外筒を嵌合し、その外筒先端に穀粒排出口を下向
きに開放形成すると共に、オーガ筒と外筒との間に設け
る送り筒と、送り筒外周面に形成した雌ネジと、外筒内
周面に固設した雄ネジであるボールと、オーガ筒に設け
た駆動源とから成るねじ送り機構を設け、駆動源により
送り筒を回転させて外筒を横排出オーガの軸芯方向に往
復摺動させることを特徴とするコンバインの穀粒排出装
置。 - 【請求項2】 横排出オーガのスパイラを軸方向に複数
に分割し、各分割スパイラのスパイラ軸管を接続管を介
して接続すると共に、最先端側のスパイラのスパイラ軸
管を前記外筒先端に回転自在に軸受けし、スパイラの各
継ぎ目部のピッチをオーガ縮小時に他の部分のピッチよ
り小さく、オーガ伸長時に他の部分のピッチと同一にな
る伸長自在なスパイラに構成したことを特徴とする請求
項1記載のコンバインの穀粒排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991092230U JP2578662Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | コンバインの穀粒排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991092230U JP2578662Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | コンバインの穀粒排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534835U JPH0534835U (ja) | 1993-05-14 |
JP2578662Y2 true JP2578662Y2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=14048638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991092230U Expired - Fee Related JP2578662Y2 (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | コンバインの穀粒排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578662Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0639564Y2 (ja) * | 1988-02-10 | 1994-10-19 | 三菱農機株式会社 | コンバインにおける穀粒排出装置 |
JP3317696B2 (ja) * | 1990-04-17 | 2002-08-26 | 井関農機株式会社 | コンバインの穀粒排出装置 |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP1991092230U patent/JP2578662Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0534835U (ja) | 1993-05-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |