JP3596070B2 - コンバインの排穀オ−ガ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインの排穀オーガに関し、グレンタンクに収容された収穫穀粒を機外へ取出搬送するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンバインの排穀オーガを伸縮するために螺旋の一部を重合させるようにする形態がある。(特開昭63ー279719号、実開平1ー121340号等)
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成では螺旋が二重に重合するものであるから、特殊な螺旋構成であることを要し、伸縮時の駆動抵抗が大きく円滑な伸縮作動が行われ難い。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、穀稈を刈取搬送する刈取装置7と、該刈取装置7によって搬送される穀稈を受けて脱穀する脱穀装置8と、該脱穀装置8によって脱穀された穀粒を収容するグレンタンク9とを設けたコンバインにおいて、前記グレンタンク9の底部の底部オ−ガ10によって排出される穀粒を上方へ移送する縦オ−ガ11の上端部に排穀オ−ガ12を設けるにあたり、該排穀オ−ガ12を、前記縦オ−ガ11の上に連結する基部筒15と該基部筒15の先端側外周に嵌合して伸縮できる筒16とから構成し、前記基部筒15内には外周面に螺旋17を有した螺旋軸18を軸装する一方、該基部筒15の先端側外周に嵌合する筒16内には、前記基部筒15内の螺旋軸18内に嵌挿して伸縮自在の角軸乃至スプライン軸からなる螺旋軸4を軸装して、該角軸乃至スプライン軸からなる螺旋軸4を筒16と 一体的に伸縮できるように構成すると共に、一定長さの螺旋ボス2を、前記角軸乃至スプライン軸からなる螺旋軸4の軸方向へは移動自在であるが回転方向へは一体的に回転するように複数嵌挿し、各螺旋ボス2の間には一定長さのばね3を介装し、各螺旋ボス2の外周には螺旋1を形成し、各螺旋ボス2の終端側の先端24には、前記螺旋ボス2の外周に形成した螺旋1の延長面上に沿うように羽根板26を延伸させて、該羽根板26を前方の螺旋ボス2との間隔部に位置するばね3の外周部に突出させて螺旋1としての穀粒の送り力を維持させて、前記ばね3の張発力に抗する複数の螺旋ボス2間の間隔部の拡縮に拘らず穀粒の搬送力を維持するように構成すると共に、各螺旋ボス2間の間隔部を最小に縮めた状態において、各螺旋ボス2に設ける羽根板26の先端部が隣接の螺旋ボス2のボス先端24に接近乃至接続しうるように構成したことを特徴とするコンバインの排穀オ−ガの構成とする。
【0004】
排穀オーガを伸縮するときは、螺旋ボス2を軸装する筒16と螺旋軸4とを共に軸方向へ伸縮移動することによって、この螺旋軸4の各螺旋ボス2の間隔がばね3の張圧力で又は張圧力に抗して拡縮されて、長さの調節乃至収納長さ等変更することができる。各螺旋ボス2間の間隔を長くした場合も、短かくした場合も、螺旋軸4を回転することによって穀粒移送を行わせることができる。
また、各螺旋ボス2間の間隔部を最小に縮めた状態で、該羽根板26の先端部が隣接の螺旋ボス2の先端24に接近乃至接続しうる。
【0005】
【発明の効果】
螺旋軸4に軸装する各螺旋ボス2をばね3に抗して伸縮移送することによって、各螺旋ボス2間隔を各拡縮するものであるから、螺旋軸4及び螺旋ボス2の伸縮移動が円滑、迅速に行われ、構成も簡単化し、安価な構成とすることができる。しかも、各螺旋ボス2にはばね3の拡縮による間隔部を生じ、螺旋ボス2間の切れ目を生ずるが、各螺旋ボス2の先端部であるボス先端24からこのばね3の位置する間隔部に羽根板26が螺旋1の一部として延伸形成されるものであるから、この羽根板26の移送力によって間隔部における穀粒の移送を助長して、排穀オーガ12における円滑な排穀を行わせることができる。更に、各螺旋ボス2間の間隔部を最小に縮めた状態で、該羽根板26の先端部が隣接の螺旋ボス2の先端24に接近乃至接続しうるため、搬送を一層効果的に行わせるこができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
コンバインは、クローラ5を有する車台6上に、穀稈を刈取搬送する刈取装置7、この搬送される穀稈を受けて脱穀する脱穀装置8、脱穀された穀粒を収容するグレンタンク9、このグレンタンク9の底部の底部オーガ10によって後方へ排出される穀粒を上方へ移送する縦オーガ11、及びこの上端部に連接されて水平方向へ移送しうる排穀オーガ12等を設ける。13は操縦席である。
【0007】
縦オーガ11は旋回可能で、排穀オーガ12の水平方向の位置を決定することができ、又、この上端部には排穀オーガ12が伸縮シリンダ14によって上下方向に角度変更することができる。縦オーガ11、及び底部オーガ10が螺旋を内装している。
該排穀オーガ12は、縦オーガ11の上に連結する基部筒15と、この先端側外周に嵌合して伸縮できるズーム筒(筒)16とを有し、これら基部筒15内には外周面に螺旋17を有した螺旋軸18を軸装し、ズーム筒16内には、該螺旋軸18内に嵌挿して伸縮自在の角軸乃至スプライン軸からなる螺旋軸4を軸装し、該ズーム筒16と一体的に伸縮できる。
【0008】
この螺旋軸4に沿って、一定長さの螺旋ボス2を嵌挿して、螺旋軸4の方向へは移動自在であるが回転方向へは一体的に回転するように構成している。又、各螺旋ボス2の間には一定長さのばね3を介装している。各螺旋ボス2の外周には螺旋1を形成している。
各螺旋ボス2の終端側のボス先端24には、前記螺旋1の延長面上に沿うように羽根板26を延伸させて、前方の螺旋ボス2との間隔部に位置するばね3の外周部に突出させて、螺旋1としての穀粒の送り力を維持させる構成としている。この羽根板26は、図4、図5のような平板面を形成したもので、螺旋1部の先端部に溶接等により一体的に取付けられる構成とするもよい。又、図6、図7のように羽根板26を螺旋1と同曲面に形成するもよい。又、このように羽根板26は、各螺旋ボス2の始端側のボス先端24において、始端側へ向けて突出させるもよい。
【0009】
このように、各螺旋ボス2の先端24かばね3の在する間隔部に向けて羽根板26を突出させて設けるものであるから、このばね3の張発力に抗する螺旋ボス2間の間隔部の拡縮に拘らず穀粒の搬送力が維持されて、円滑な排穀作用を行わせることができる。又、各螺旋ボス2間の間隔部を最小に縮めた状態で、該羽根板26の先端部を隣接の螺旋ボス2のボス先端24に接近乃至接続しうるように設定することによって、搬送力を一層効果的に行わせることができる。
【0010】
19はズーム筒16先端の排出口、20はズーム筒16を基部筒15に対して伸縮する螺杆で、モータM1の正逆回転によって駆動され、先端側をズーム筒16側のブラケット21に螺合させている。23は軸受メタルで、基部筒5の先端部内に設けられて、螺旋軸18の先端部を軸受けする。
図4、図5において、基部筒5の先端部の前後二箇所に若干径の大きいスライド筒体25を設け、ズーム筒16をこれらのスライド筒体25の外周に亘って嵌挿して円滑に伸縮案内させる。前記軸受メタル23はこの先端側のスライド筒体25の内周に取付けている。
【0011】
図8において、上例と異なる点は、最終端部の螺旋ボス2の一部を排出口19に対向させるように、この排出口19からの排穀作用を確実化して、排穀抵抗を小さくし、円滑な排穀を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】排穀オ−ガ部の側面図。
【図2】その作用を示す側面図。
【図3】コンバインの側面図。
【図4】その一部拡大側面図。
【図5】その一部拡大側面図、正面図。
【図6】その一部別実施例を示す側面図。
【図7】その作用を示す側面図。
【図8】一部別実施例を示す側面図。
【符号の説明】
1 螺旋
2 螺旋ボス
3 ばね
4 螺旋軸
7 刈取装置
8 脱穀装置
9 グレンタンク
10 底部オ−ガ
11 縦オ−ガ
12 排穀オ−ガ
15 基部筒
16 ズ−ム筒(筒)
17 螺旋
18 螺旋軸
24 先端
26 羽根板
Claims (1)
- 穀稈を刈取搬送する刈取装置7と、該刈取装置7によって搬送される穀稈を受けて脱穀する脱穀装置8と、該脱穀装置8によって脱穀された穀粒を収容するグレンタンク9とを設けたコンバインにおいて、前記グレンタンク9の底部の底部オ−ガ10によって排出される穀粒を上方へ移送する縦オ−ガ11の上端部に排穀オ−ガ12を設けるにあたり、該排穀オ−ガ12を、前記縦オ−ガ11の上に連結する基部筒15と該基部筒15の先端側外周に嵌合して伸縮できる筒16とから構成し、前記基部筒15内には外周面に螺旋17を有した螺旋軸18を軸装する一方、該基部筒15の先端側外周に嵌合する筒16内には、前記基部筒15内の螺旋軸18内に嵌挿して伸縮自在の角軸乃至スプライン軸からなる螺旋軸4を軸装して、該角軸乃至スプライン軸からなる螺旋軸4を筒16と一体的に伸縮できるように構成すると共に、一定長さの螺旋ボス2を、前記角軸乃至スプライン軸からなる螺旋軸4の軸方向へは移動自在であるが回転方向へは一体的に回転するように複数嵌挿し、各螺旋ボス2の間には一定長さのばね3を介装し、各螺旋ボス2の外周には螺旋1を形成し、各螺旋ボス2の終端側の先端24には、前記螺旋ボス2の外周に形成した螺旋1の延長面上に沿うように羽根板26を延伸させて、該羽根板26を前方の螺旋ボス2との間隔部に位置するばね3の外周部に突出させて螺旋1としての穀粒の送り力を維持させて、前記ばね3の張発力に抗する複数の螺旋ボス2間の間隔部の拡縮に拘らず穀粒の搬送力を維持するように構成すると共に、各螺旋ボス2間の間隔部を最小に縮めた状態において、各螺旋ボス2に設ける羽根板26の先端部が隣接の螺旋ボス2のボス先端24に接近乃至接続しうるように構成したことを特徴とするコンバインの排穀オ−ガ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03727495A JP3596070B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | コンバインの排穀オ−ガ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03727495A JP3596070B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | コンバインの排穀オ−ガ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08228582A JPH08228582A (ja) | 1996-09-10 |
JP3596070B2 true JP3596070B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=12493113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP03727495A Expired - Lifetime JP3596070B2 (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | コンバインの排穀オ−ガ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3596070B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106973621B (zh) * | 2017-03-30 | 2023-08-22 | 南充富牌农机有限公司 | 一种微型联合收割机 |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP03727495A patent/JP3596070B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08228582A (ja) | 1996-09-10 |
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