JP3177461B2 - 内燃機関用オイルトラッパ - Google Patents

内燃機関用オイルトラッパ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関用オイル
トラッパに関し、特にPCVバルブを備え、ブローバイ
ガス内のオイルミストを分離しPCVバルブを介して内
燃機関に戻すブローバイガス還元装置用のオイルトラッ
パに係る。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のクランクケース内には、燃焼
室から漏洩するブローバイガスが存在し、そのガス成分
によってエンジンオイルの劣化等を惹起するため、ブロ
ーバイガスを吸気系に戻し燃焼室内で再燃焼させるブロ
ーバイガス還元装置が用いられている。この装置は、例
えばクランクケースとエアクリーナをホースで連通する
シールドシステムと、PCV(Positive Crankcase Ven
tilation:即ち、クランクケースの強制換気)バルブを
介してクランクケースと吸気系を連通し、吸気負圧によ
ってブローバイガスを流量制御しつつ強制的にクランク
ケースを換気するPCVシステムに大別される。
【0003】上記ブローバイガス中には、エンジンオイ
ルが霧化したオイルミストが存在するので、そのままの
状態では再燃焼に適さず、またエンジンオイルの消費量
が増大することになる。このため、ブローバイガスを吸
気系に戻す前に、ブローバイガス中のオイルミストを分
離する必要があり、オイルトラッパ、オイルセパレータ
等と呼ばれる油滴分離装置が設けられている。このよう
なオイルトラッパとしては、種々の方式のものが知られ
ているが、エンジンブロックの外側に装着する外付型の
オイルトラッパ(図示せず)と、シリンダヘッドカバー
内に収容する内蔵型のオイルトラッパ(図示せず)が知
られている。
【0004】ところで、一般的なPCVバルブはクラン
クケースとインテークマニホールドの間に装着され、全
ての運転条件に対して常に適切にクランクケース内の換
気を行ない得るように流量を制御する流量制御弁で構成
されている。ブローバイガス中には水分も存在するた
め、内燃機関が停止後もPCVバルブに水分が残留する
ことがあり、寒冷時にはこれが凍結し所期のバルブ機能
を奏することができない場合がある。このため、例えば
実開平4−117129号公報には、PCVバルブにヒ
ータを組み込み、外気温度を検出する温度センサを設け
て、該温度センサが検出する温度に係らしめてヒータの
通電制御を行なうようにしたPCVバルブの凍結防止装
置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載のよう
に、従来の凍結防止装置は加熱源としてエンジンの冷却
水を使用しており、ホースを引き回す複雑な構造となっ
ていた。しかし、これを解決するために温度センサ、ヒ
ータ等を設けたのでは、必ずしも簡単な構造とはいえ
ず、高価な装置となる。一方、前述の外付型のオイルト
ラッパにPCVバルブを直接接続する構成とすればホー
スの接続作業等が不要となるが、PCVバルブに対し何
等かの凍結防止手段を設ける必要がある。
【0006】そこで、本発明は、PCVバルブを備える
と共に、このPCVバルブを簡単な構造で適切に加熱し
得るように構成した内燃機関用オイルトラッパを提供す
ることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、内側に円筒面を有し分離室を郭成すると
共に、中心軸を略鉛直に配置する第1の筒体と、両端に
開口部を有し、前記第1の筒体内に下方の開口部が開口
し上方の開口部が前記第1の筒体の分離室外に延出する
ように前記第1の筒体の上方に配置する第2の筒体と、
前記第1の筒体に対し前記円筒面の接線方向に開口する
入口ポートを備え、該入口ポートを内燃機関に連通接続
する内燃機関用オイルトラッパにおいて、前記第2の筒
体の前記上方の開口部に接続するPCVバルブと、該P
CVバルブに一端部を接続すると共に、他端部を前記内
燃機関に近接配置する伝熱部材を備えることとしたもの
である。
【0008】前記内燃機関用オイルトラッパにおいて、
前記第1の筒体の外側に少くとも前記導入路を囲繞する
導入室を郭成し、該導入室内の前記導入路の他端から下
方に所定距離隔てた位置に導入口を形成し、前記伝熱部
材の他端部を前記導入口に配置すると共に、前記導入口
を前記内燃機関に連通接続するように構成するとよい。
また、前記伝熱部材の他端部は前記内燃機関のクランク
ケース内に配置してもよい。尚、前記伝熱部材として
は、伝熱性を有する板体、即ち熱伝達板を用いることが
できる。
【0009】而して、本発明の内燃機関用オイルトラッ
パにおいては、入口ポートが内燃機関に連通接続される
と共に、伝熱部材の他端部が内燃機関に近接配置され
る。例えば、伝熱部材の他端部がクランクケース内に配
置される。そして、PCVバルブが内燃機関の吸気系に
連通接続される。これにより、内燃機関のクランクケー
ス内のブローバイガスは入口ポートから分離室内に接線
方向に導入され、旋回運動をしながら第2の筒体の下方
の開口部から上方の開口部方向に排出され、PCVバル
ブを介して内燃機関の負荷状態に応じた流量に調節さ
れ、内燃機関の吸気系に吸引される。
【0010】このときの旋回運動によりブローバイガス
中のオイルミストに遠心力が加わり、分離室の内壁面に
沿って分離され、分離オイルは第1の筒体の内壁面に沿
って下降し、外部に排出される。尚、第1の筒体の外部
に排出された分離オイルは別途内燃機関内に戻すことが
できる。また、上記PCVバルブには伝熱部材の一端部
が接続され、他端部が内燃機関に近接配置されているの
で、内燃機関の熱が伝熱部材を介してPCVバルブに伝
達され、PCVバルブが加熱される。従って、内燃機関
が停止中にPCVバルブが凍結しても、内燃機関の始動
により直ちに解凍される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内燃機関用オイル
トラッパの望ましい実施形態を図面を参照して説明す
る。図1及び図2は本発明の一実施形態に係り、エンジ
ンブロック外付型のサイクロン式オイルトラッパを示す
もので、本発明にいう第1の筒体を含む本体1が、その
中心軸が略鉛直となるように配置され、本体1の上方
に、本発明にいう第2の筒体を構成する出口管2が接続
されている。
【0012】本体1は略円筒体で、図1に示すように、
上方の内径より下方の内径が小径に形成されており、上
方から下方に向かってテーパ部1cが形成されている。
本体1の軸方向端部1a側には、その中心軸上に出口管
2が設けられており、これに対向する本体1の側面には
入口ポート3が形成され、本体1の内側の円筒面の接線
方向に開口している。この入口ポート3の開口端面は図
1に示すように矩形に形成されている。
【0013】出口管2は、図1に示すように、その中間
部で本体1の軸方向端部1aに接合された円筒体で、小
径の開口部2aが本体1内で下方に向かって開口し、大
径の開口部2bを有する延出部2eが本体1の上方に延
出した状態に形成されている。この延出部2eの開口部
2bに、後述するPCVバルブ7が嵌着されている。そ
して、PCVバルブ7を囲繞するように本体1の外側に
導入部5が形成されており、入口ポート3に連通する導
入室TRが郭成されると共に、入口ポート3の他端から
下方に所定距離隔てた位置に導入口4が形成されてい
る。
【0014】PCVバルブ7は、図2及び図3に示すよ
うに、筒体のロアケース71とアッパケース72から成
るハウジング内に、先端部にテーパ面を有するピン形状
のバルブ73が収容されている。アッパケース72の上
端には開口部72aが形成され、ロアケース71の下端
には開口部71aが形成されている。アッパケース72
の中空部の内径はロアケース71の中空部の内径より小
とされ、アッパケース72の中空部内にバルブ73のテ
ーパ面の先端部が侵入し、両部間の間隙がバルブ73の
鉛直方向の位置に応じて増減するように構成されてい
る。ロアケース71の中空部内にはスプリング74が収
容され、バルブ73が開口部71a方向に付勢されてい
る。また、アッパケース72の中空部内にはスプリング
75が収容されており、これにバルブ73の先端が当接
したときに緩衝するように配設されている。
【0015】このPCVバルブ7は、ロアケース71側
がオイルトラッパの延出部2eの開口部2bに嵌着さ
れ、開口部71aが出口管2に連通するように配置され
る。尚、図2は、後述するようにブローバイガスを吸引
している状態を示し、図3は、ブローバイガスの流路を
遮断している状態を示している。
【0016】更に、導入室TR内には伝熱部材6が配設
されており、その一端部6bがPCVバルブ7に接続さ
れ、他端部6cが内燃機関EG内、特にクランクケース
CC内に配置されている。この伝熱部材6としては、伝
熱性を有する板体、即ち熱伝達板が用いられ、一端部6
bはロアケース71の外面を囲繞するようにPCVバル
ブ7に接続されている。そして、伝熱部材6の他端部6
cは導入口4を介してクランクケースCC内に延出して
いる。
【0017】本実施形態における本体1の下方はオイル
溜め(図示せず)に接続されているが、本体1の中心軸
に対して直交するように円筒状のオイル排出管(図示せ
ず)を配置し、例えばゴムホース(図示せず)を介して
オイル溜め部に接続することとしてもよい。而して、図
1に示すように、本体1内に分離室SRが形成され、こ
の分離室SRは導入口4及び出口管2(更に、PCVバ
ルブ7)を介して夫々内燃機関EGのクランクケースC
C及び吸気系(図示せず)に連通接続され、下方の端部
1b側からオイル溜めに連通するように構成される。
【0018】上記の構成になる本実施形態のオイルトラ
ッパは、図1に示すように導入口4を介して内燃機関E
GのクランクケースCCに連通接続されると共に、PC
Vバルブ7のアッパケース72側が内燃機関EGの吸気
系(図示せず)に連通接続される。そして、クランクケ
ースCC内のブローバイガスは、本体1の下方の導入口
4から導入室TR内に導入され、上方の入口ポート3か
ら分離室SR内に接線方向に導入され、同室内で旋回運
動をしながら出口管2の開口部2bから上方に排出さ
れ、PCVバルブ7にて所定の流量に調整されて内燃機
関EGの吸気系に吸引される。このときの旋回運動によ
りブローバイガス中のオイルミストに遠心力が加わり、
分離室SRの内壁面に沿って分離され、分離オイルは端
部1bから外部に排出される。本体1外に排出された分
離オイルはオイル溜め(図示せず)に貯留され、例えば
ゴムホース(図示せず)等を介して適宜オイルパン(図
示せず)内に戻される。
【0019】また、上記PCVバルブ7には伝熱部材6
の一端部6bが接続され、他端部6cが内燃機関EG
内、特にクランクケースCC内に配置されているので、
内燃機関EGの熱が伝熱部材6を介してPCVバルブ7
に伝達され、PCVバルブ7が加熱される。従って、内
燃機関EGが停止中にPCVバルブ7が凍結しても、内
燃機関EGの始動により直ちに解凍される。
【0020】尚、上記の実施形態では、本体1、出口管
2及び導入部5を一体的に示しているが、図4の実施形
態に示すように、これらを複数の部分に分割して形成
し、接合することとしてもよい。即ち、図4の実施形態
においては、オイルトラッパの本体1を上下方向に二分
割しアッパメンバUとロアメンバLを形成し、これらを
接合したときに前述の本体1が形成されるように構成さ
れている。尚、図4において、アッパメンバUに属する
出口管2と本体1の一部、並びに導入部5を夫々U2,
U1,U5で示し、ロアメンバLに属する本体1の一部
をL1で示している。
【0021】図5は更に他の実施形態に係るオイルトラ
ッパを示すもので、導入室TR内に配設される伝熱部材
6は図6に示すように構成されており、その中間に拡幅
部6dが形成されている。この伝熱部材6は本体U1,
L1側に配設されており、一端部6bがPCVバルブ7
に接続されている。他端部6cは導入口L4に配設さ
れ、その先端が内燃機関EGに対向するように配置され
ている。尚、その他の構成は図4(及び図1)の構成と
同様である。
【0022】上記の構成になる本実施形態のオイルトラ
ッパは、図5に示すように導入口L4を介して内燃機関
EGのクランクケースCCに連通接続されると共に、P
CVバルブ7が内燃機関EGの吸気系(図示せず)に連
通接続される。そして、クランクケースCC内のブロー
バイガスは、本体1の下方の導入口L4から導入室TR
内に導入され、ブローバイガスに含まれるオイル成分の
うち粒子の大きいオイルは伝熱部材6の拡幅部6dに衝
突し導入室TR内で分離される。このとき、オイルの熱
が伝熱部材6を介してPCVバルブ7に伝達されるの
で、一層効果的にPCVバルブ7が加熱される。
【0023】図7は別の実施形態に係るオイルトラッパ
を示すもので、PCVバルブ7はグロメット9を介して
延出部2eの開口部2bに嵌着されているが、導入部5
に囲繞されておらず、伝熱部材6は本体1の外側に配置
されている。この伝熱部材6も板体で形成されており、
一端部6bがPCVバルブ7に接続されると共に、他端
部6cが導入部5と内燃機関EGとの間に介装されるよ
うに構成されている。そして、伝熱部材6を介した内燃
機関EGからPCVバルブ7への良好な熱伝達を確保す
べく、伝熱部材6には断熱部材8が付着されている。
【0024】図8乃至図11に示す伝熱部材60は、図
5のオイルトラッパに供する伝熱部材6の他の実施形態
に係り、図5の導入室TR内に配設される。伝熱部材6
0は図11に示すように、L字状に屈曲形成された管6
1と、その一端に接合された接続部材62と、管61の
他端に接合された折曲板63とから成る。図8、図9及
び図11から明らかなように、接続部材62には凹部6
2a及び連通孔62bが形成されており、PCVバルブ
7のロアケース71が凹部62a内に収容され、連通孔
62bを介して図5の出口管U2と連通するように配設
される。一方、折曲板63は、内燃機関EGに対向する
ように導入口L4に配設される先端部63cと、これに
直交する板状の拡幅部63dを有する。従って、接続部
材62が図5の伝熱部材6の一端部6bに相当し、折曲
板63の拡幅部63dが拡幅部6dに、先端部63cが
他端部6cに夫々相当する。
【0025】本実施形態の伝熱部材60においては、管
61は良好な熱伝導が得られるアルミニウム製のパイプ
で形成され、接続部材62及び折曲板63もアルミニウ
ムによって形成されており、これらが溶接によって接合
されたものであるが、他の熱伝導性に優れた材料によっ
て形成することとしてもよい。尚、伝熱部材60が収容
されるオイルトラッパの構成は図5(及び図4)の構成
と同様である。
【0026】上記の構成になる伝熱部材60を備えたオ
イルトラッパは、図5の実施形態と同様に、先端部63
c側が導入口L4を介して内燃機関EGのクランクケー
スCCに連通接続されると共に、PCVバルブ7が内燃
機関EGの吸気系(図示せず)に連通接続される。而し
て、熱伝導性に優れたアルミニウム製の管61、接続部
材62及び折曲板63から成る伝熱部材60を介して、
クランクケースCC内のブローバイガスの熱がPCVバ
ルブ7に伝達され、PCVバルブ7が一層効果的に加熱
される。尚、上記実施形態においては伝熱部材をアルミ
ニウム製のパイプで形成したものを例示したが、パイプ
ではなく、アルミニウム製の棒材で形成しても、上記実
施形態と同等或いはそれ以上にPCVバルブを効果的に
加熱することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載する効果を奏する。即ち、本発明の内燃機
関用オイルトラッパにおいては、第2の筒体の上方の開
口部にPCVバルブを接続し、このPCVバルブに伝熱
部材の一端部を接続すると共に、他端部を内燃機関に近
接配置するように構成されているので、簡単な構造でP
CVバルブを適切に加熱し、バルブの凍結を防止するこ
とができる。
【0028】特に、請求項2に記載のように導入室を郭
成し、伝熱部材の他端部を導入口に配置すると共に、導
入口を内燃機関に連通接続するように構成すれば、伝熱
部材の放熱を確実に抑えることができ、内燃機関からP
CVバルブへの良好な熱伝達を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る内燃機関用オイルト
ラッパの縦断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る内燃機関用オイルト
ラッパに供するPCVバルブのの断面図で、ブローバイ
ガスを吸引している状態を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る内燃機関用オイルト
ラッパに供するPCVバルブのの断面図で、ブローバイ
ガスの流路を遮断している状態を示す断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係る内燃機関用オイル
トラッパの縦断面図である。
【図5】本発明の更に他の実施形態に係る内燃機関用オ
イルトラッパの縦断面図である。
【図6】図5の内燃機関用オイルトラッパに供する伝熱
部材の斜視図である。
【図7】本発明の別の実施形態に係る内燃機関用オイル
トラッパの縦断面図である。
【図8】図5の内燃機関用オイルトラッパに供する伝熱
部材の他の実施形態を示す斜視図である。
【図9】図8に示す伝熱部材の平面図である。
【図10】図8に示す伝熱部材の正面図である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1,U1,L1 本体(第1の筒体) SR 分離室 2,U2 出口管(第2の筒体) 3 入口ポート 4,L4 導入口 5,U5 導入部 TR 導入室 6,60 伝熱部材 7 PCVバルブ 8 断熱部材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側に円筒面を有し分離室を郭成すると
    共に、中心軸を略鉛直に配置する第1の筒体と、両端に
    開口部を有し、前記第1の筒体内に下方の開口部が開口
    し上方の開口部が前記第1の筒体の分離室外に延出する
    ように前記第1の筒体の上方に配置する第2の筒体と、
    前記第1の筒体に対し前記円筒面の接線方向に開口する
    入口ポートを備え、該入口ポートを内燃機関に連通接続
    する内燃機関用オイルトラッパにおいて、前記第2の筒
    体の前記上方の開口部に接続するPCVバルブと、該P
    CVバルブに一端部を接続すると共に、他端部を前記内
    燃機関に近接配置する伝熱部材を備えたことを特徴とす
    る内燃機関用オイルトラッパ。
  2. 【請求項2】 前記第1の筒体の外側に少くとも前記導
    入路を囲繞する導入室を郭成し、該導入室内の前記導入
    路の他端から下方に所定距離隔てた位置に導入口を形成
    し、前記伝熱部材の他端部を前記導入口に配置すると共
    に、前記導入口を前記内燃機関に連通接続するように構
    成したことを特徴とする請求項1記載の内燃機関用オイ
    ルトラッパ。
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