JP3177013B2 - 自動合焦装置 - Google Patents

自動合焦装置

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JP3177013B2
JP3177013B2 JP26817292A JP26817292A JP3177013B2 JP 3177013 B2 JP3177013 B2 JP 3177013B2 JP 26817292 A JP26817292 A JP 26817292A JP 26817292 A JP26817292 A JP 26817292A JP 3177013 B2 JP3177013 B2 JP 3177013B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像信号を利用して合
動作を行う自動合焦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来から知られているインナー
フォーカス型のレンズシステムの構成図である。図8に
示したように、インナーフォーカス型のレンズシステム
1は、同図の左側の被写体側から右側に向かって順次光
軸に沿って配設された第1固定レンズ2と、光軸と平行
に移動して変倍を行う変倍レンズ3と、絞り4と、第2
固定レンズ5と、光軸と平行に移動して焦点調節を行う
と共に、変倍が行われて焦点面が移動した場合の補正を
行ういわゆるコンペ機能を兼ね備えたフォーカスコンペ
レンズ6とを有している。そして、このレンズシステム
1による光学的被写体像は、撮像素子7の撮像面7aに
結像され、光電変換されて映像信号として出力される。
【0003】このようなインナーフォーカス型のレンズ
システム1では、上記のようにフォーカスコンペレンズ
6がコンペ機能と焦点調節機能とを兼ね備えているた
め、焦点距離が等しくても、撮像面7aに合焦するため
のフォーカスコンペレンズ6の位置は、被写体距離によ
って異なってしまう。
【0004】すなわち、各焦点距離において被写体距離
を変化させたとき、撮像面7aに合焦させるためのフォ
ーカスコンペレンズ6の位置を連続してプロットする
と、図9のようになる。従って、ボケのないズーミング
を行うためには、ズーミング中は、被写体距離に応じて
図8に示された合焦レンズ軌跡を選択し、選択した合焦
レンズ軌跡どおりにフォーカスコンペレンズ6を移動さ
せる必要がある。
【0005】なお、前玉フォーカス型のレンズシステム
では、変倍レンズに対して独立したコンペレンズが設け
られており、さらに変倍レンズとコンペレンズが機械的
なカム環で結合されている。従って、たとえばカム環に
マニュアルズーム用のツマミを設け、手動で焦点距離を
変えようとした場合、ツマミをいくら速く動かしても、
カム環はこれに追従して回転し、変倍レンズとコンペレ
ンズはカム環のカム溝に沿って移動するので、フォーカ
スレンズのピントが合っていれば、上記動作によってボ
ケを生じることはない。
【0006】一方、インナーフォーカス型のレンズシス
テム1では、上記のように、ボケのないズーミングを行
うためには図9に示された軌跡どおりにフォーカスコン
ペレンズ6を移動させる必要がある。このため、図9の
ような被写体距離に対応する複数の合焦レンズ軌跡情報
を何らかの形(軌跡そのものでも、レンズ位置を変数と
した関数でも良い)でレンズ制御用マイコンに記憶させ
ておき、フォーカスレンズ6と変倍レンズ3との位置に
よって合焦レンズ軌跡を選択して、この選択した合焦レ
ンズ軌跡上を辿りながらズーミングを行う軌跡追従方式
が一般に採用されている。なお、軌跡追従方式の詳細は
後述する。
【0007】この際、フォーカスコンペレンズ6による
合焦制御を正確にしてボケを完全に無くすには、変倍レ
ンズ3、およびフォーカスコンペレンズ6の位置をある
程度正確に検知する必要がある。特に、図9からも明ら
かなように、変倍レンズ3が等速度またはそれに近い速
度で移動する場合、焦点距離の変化によって刻々とフォ
ーカスコンペレンズ6が辿るべき合焦レンズ軌跡の傾き
が変化している。これは、フォーカスコンペレンズ6の
移動速度と移動の向きが刻々と変化することを示してお
り、換言すれば、フォーカスコンペレンズ6用のアクチ
ュエータは、1Hz〜数100Hzまでの精度良い速度
応答をしなければならないことになる。
【0008】このような要求を満たすため、フォーカス
コンペレンズ6用のアクチュエータとしては、ステッピ
ングモータを用いるのが一般的になりつつある。ステッ
ピングモータは、レンズ制御用のマイコン等から出力さ
れる歩進パルスに完全に同期しながら回転し、1パルス
当たりの歩進角度が一定なので、高い速度応答性と停止
精度、位置精度が得られるからである。さらに、ステッ
ピングモータを用いる場合、歩進パルス数に対する歩進
角度が一定であるから、歩進パルスをそのままインクリ
メント型の位置エンコーダとして用いることができ、特
別な位置エンコーダを追加しなくても良いという利点も
ある。
【0009】次に、インナーフォーカス型のレンズシス
テム1において合焦を保ちながら変倍動作を行うための
上記の軌跡追従方式の従来例を、図10に基づいて説明
する。
【0010】図10において、縦軸はフォーカスコンペ
レンズ6の位置、横軸は変倍レンズ3の位置を示してい
る。また、z0、z1、z2、…z11は変倍レンズ3の位
置を示しており、a0、a1、a2、…a11と、b0、b
1、b2、…b11とは、異なる2つの被写体距離に対応し
ており、変倍レンズ3の移動に追従してフォーカスコン
ペレンズ6が辿るべき代表的な合焦レンズ軌跡を示して
いる。これら合焦レンズ軌跡情報は、合焦レンズ軌跡テ
ーブルとして制御用マイコンに記憶されている。
【0011】図10に示したように、合焦レンズ軌跡テ
ーブルには、離散的な被写体距離に対応する代表的な合
焦レンズ軌跡しか記憶されていないため、記憶されてい
ない被写体距離の場合には、記憶された合焦レンズ軌跡
をそのまま辿ったのでは、合焦を保ちながら変倍動作を
行うことができなくなる。そこで、記憶されていない被
写体距離の場合には、記憶された合焦レンズ軌跡に基づ
いて、記憶されていない被写体距離に対応する合焦レン
ズ軌跡を算出している。図10のp0、p1、p2、…p1
1は、算出された合焦レンズ軌跡である。このp0、p
1、p2、…p11のような合焦レンズ軌跡は、次式
【0012】
【数1】 p(n+1)= b(n+1)−a(n+1) × p(n)−a(n) / b(n)−a(n) +a(n+1) により算出される。
【0013】数式1によれば、例えば図10において、
フォーカスコンペレンズ6がp0の位置に在る場合、p0
が線分「b0−a0」を内分する比を求め、この内分比に
従って「b1−a1」を内分する点をp1としている。こ
の点p1と点p0との位置差と、変倍レンズ3がz0から
z1まで移動するのに要する時間から、合焦を保つため
のフォーカスコンペレンズ6の移動速度が求められる。
【0014】ところで、変倍レンズ3がテレからワイド
方向に移動する場合には、図9から明らかなように、バ
ラけている合焦レンズ軌跡が収束する方向なので、上述
した軌跡追従方式でも合焦は維持できる。しかし、ワイ
ドからテレ方向では、収束点にいたフォーカスコンペレ
ンズ6がどの合焦レンズ軌跡を辿るべきかが判らないの
で、同様な軌跡追従方式では合焦を維持できない。
【0015】そこで、撮像素子7から出力される映像信
号の高周波成分(鮮鋭度信号)を利用したコントラスト
方式(山登り方式)の自動焦点調節動作(AF)時に得
られる前ピン、後ピン情報(ボケ情報)が最も小さくな
るような合焦レンズ軌跡を選択し、その合焦レンズ軌跡
に基づいてフォーカスコンペレンズ6を追従させながら
ズーミングする方式が提案されている。
【0016】しかし、この方式ではAF機能オフ時には
合焦レンズ軌跡を選択できないため、AF機能をオフし
た状態でズーミングを行った場合には、次のようにして
合焦を維持している。
【0017】すなわち、AF機能がオフ状態では、合焦
を維持できるテレからワイド方向のズーミングを行う度
に、図10の変倍レンズ3のz0、z1、z2、…z11の
位置毎のフォーカスコンペレンズ6の位置p0、p1、p
2、…p11…(合焦レンズ軌跡)を演算してマイコン内
のメモリに順次記憶していき、次に、ワイドからテレ方
向のズーミングの際には、記憶したフォーカスコンペレ
ンズ6の位置を読出しながら、テレからワイド方向のズ
ーミングの際に辿った軌跡を逆方向に辿るようにしてい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来例
では、スローシャッター時にズーミングを行なうと、シ
ャッター速度が遅くなり単位時間当たりの映像信号情報
量が減少し、映像信号の高周波成分(鮮鋭度信号)の抽
出が遅れたり欠落するため、鮮鋭度信号から前ピン、後
ピン情報が正しく得られなくなり、追従すべき合焦レン
ズ軌跡を正しく選択できず、大ボケ状態となっていた。
【0019】また、前ピン、後ピン情報を正しく得るた
めには、シャッター速度が遅くなる割合に応じて、ズー
ミング時間を長くしなければならず、高速ズームが行な
えなくなっていた。
【0020】本発明は、以上の事情に鑑みなされたもの
で、撮像信号に基づいて合焦動作を行う自動合焦装置に
おいて、撮像手段の電荷蓄積時間が変更された場合であ
っても不適切な動作をすることのない自動合焦装置を提
供しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による自動合焦装置は、変倍機能及び合焦機
能を有する撮像光学系を介して被写体光を撮像する撮像
手段と、前記撮像手段の電荷蓄積時間を変更する電荷蓄
時間変更手段と、前記撮像光学系の変倍駆動を行う変
倍駆動手段と、前記変倍駆動手段の変倍駆動に伴って前
記撮像手段から出力される画像信号に基づき前記撮像光
学系の合焦駆動を行う合焦駆動手段と、前記電荷蓄積
間変更手段により変更された電荷蓄積時間に応じて前記
変倍駆動手段の変倍駆動中に前記撮像手段から出力され
る画像信号に基づいて前記合焦駆動手段の動作を行うか
否かを決定する決定手段とを有している。
【0022】
【0023】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0024】図1は本発明の一実施例によるカメラの概
要を示すブロック図である。
【0025】図1において、10はインナーフォーカス
型のレンズシステムであり、上述した従来例と同様に、
図において左側の被写体側から右側に向かって順次光軸
に沿って配設された第1固定レンズ11、光軸と平行に
移動して変倍を行う変倍レンズ12、絞り(機能を備え
た絞り兼シャッター)13、第2固定レンズ14、光軸
と平行に移動して焦点調節を行うと共に、変倍が行われ
て焦点面が移動した場合の補正を行ういわゆるコンペ機
能を兼ね備えたフォーカスコンペレンズ15を有してい
る。
【0026】そして、このレンズシステム10による光
学的被写体像は、CCD等により構成された撮像素子1
6の撮像面16aに結像され、光電変換されて映像信号
として出力される。この映像信号(電気信号)は、第1
増幅器(またはインピーダンス変換器)17により増幅
され、AGC(自動利得制御)回路18により出力の振
幅が一定に保持され、フィルタ19により高周波成分の
みが抽出される。そして、ゲート回路39は、レンズ制
御用マイコン21の制御の下に、フィルタ19からの高
周波成分に基づいてAF(オートフォーカス)処理を行
うための測距枠を作り、信号処理回路20は、AF処理
を行うために、フィルタ19により抽出された高周波成
分のうち、ゲート回路39にて作られた測距枠の範囲内
の高周波成分について、強度、或いはボケ幅検出強度を
求めるなどの信号処理を行い、レンズ制御用マイコン2
1に出力する。この際、撮像素子16の電荷蓄積時間
は、レンズ制御用マイコン21の指令の下に電子シャッ
タ40により制御される。
【0027】変倍レンズ12、フォーカスコンペレンズ
15は、それぞれレンズ移動手段22、23により移動
される。レンズ移動手段22、23は、ステッピングモ
ータ22a、23aと、ドライバ22b,23bとを有
している(以下、変倍レンズ12移動用のステッピンク
モータをズームモータ、フォーカスコンペレンズ15)
駆動用のステッピンクモータをフォーカスモータとい
う)。これらズームモータ22a、フォーカスモータ2
3aに各々直結された出力軸22c、23cには、それ
ぞれラック22d、23dが噛合され、これらラック2
2d、23dは、それぞれ変倍レンズ12、フォーカス
コンペレンズ15に固定されている。
【0028】そして、レンズ制御用マイコン21から出
力される移動命令信号(方向信号s1、s2、速度信号s
3、s4)に従ってドライバ22b、23bから駆動エネ
ルギーが出力され、ズームモータ22a、フォーカスモ
ータ23aにそれぞれ供給されて出力軸22c、23c
が回転することにより、ラック22d、23dと一体に
変倍レンズ12、フォーカスコンペレンズ15が、光軸
と平行(図中、矢印A、B方向)に移動する。
【0029】変倍レンズ12、フォーカスコンペレンズ
15の位置は、それぞれレンズ位置検出手段24、25
により検出される。レンズ位置検出手段24、25は、
フォトセンサ24a、25aと、遮光板24b、25b
とを有しており、フォトセンサ24a、25aは、発光
部と受光部(図示省略)とに構成され、遮光板24b、
25bは、それぞれ変倍レンズ12、フォーカスコンペ
レンズ15に固定されている。
【0030】そして、変倍レンズ12、フォーカスコン
ペレンズ15が光軸と平行に移動すると、それと一体に
遮光板24b、25bが移動し、フォトセンサ24a、
25aの発光部と受光部との間の光路を遮ったとき、受
光部の出力信号はロー(Low)レベルになり、遮らな
いときはハイ(High)レベルになる。
【0031】従って、受光部の出力信号が変化する位置
を基準位置として、変倍レンズ12、フォーカスコンペ
レンズ15が基準位置に存在するか否かを検知すること
ができる。そして、レンズ制御用マイコン21は、この
基準位置と、レンズ移動速度、レンズ移動方向などによ
り、各レンズの位置を認識することができる。
【0032】絞り13は、適性露光量を維持するように
ドライバ26により駆動される。すなわち、絞り制御回
路27は、AGC回路18の出力信号のレベルを検出
し、このレベルが一定レベル(適性露光量)でないとき
は、一定レベルにするための絞り量制御信号を発生す
る。この絞り量制御信号は、第2増幅器28により増幅
されてドライバ26に出力され、ドライバ26により適
性露光量となるように絞り13が駆動される。
【0033】絞り13の絞り状態は、エンコーダ29に
より検出され、その検出信号は、第3増幅器30により
増幅され、信号変換回路31によりレンズ制御用マイコ
ン21が読取可能な信号に変換された後、該レンズ制御
用マイコン21に出力される。
【0034】レンズ制御用マイコン21には、変倍レン
ズ12をワイド方向、テレ方向にそれぞれ移動させるた
めのワイドスイッチ32、テレスイッチ33、フォーカ
スコンペレンズ15を無限遠方向、至近方向にそれぞれ
移動させるための無限スイッチ34、至近スイッチ3
5、AFモードを設定するAFスイッチ36が接続され
ている。これら各スイッチとレンズ制御用マイコン21
との接続ラインには、プルアップ抵抗37を介して電源
38が接続されている。
【0035】レンズ制御用マイコン21には、図9の合
焦レンズ軌跡内容をテーブル化した図2のような合焦レ
ンズ軌跡テーブルTがプリセットされている。すなわ
ち、図2の合焦レンズ軌跡テーブルTは、変倍レンズ1
2の離散的な位置に対応するフォーカスコンペレンズ1
5の合焦位置を被写体距離別に記録したテーブルであ
り、列方向(図の横方向)のn(0、1、…、k,…
m)は離散的な被写体距離を示し、行方向(図の縦方
向)のz(0、1、…、k,…l)は離散的な変倍レン
ズ12の位置を示し、列と行との交点位置には、離散的
な変倍レンズ12の位置、および被写体距離に対応する
フォーカスコンペレンズ15の合焦位置が記録されてい
る。なお、被写体距離は、図中右方向に進むにしたがっ
て短くなり、「0」は無限遠を示し、「m」は最至近の
1cmを示している。また、変倍レンズ位置は、図中下
方向に進むにしたがってズーム領域が広くなり、「0」
はテレ端を示し、「l」はワイド端を示している。そし
て、フォーカスコンペレンズ15の合焦位置、例えばA
0kは、被写体距離「0」で変倍レンズ12の位置が
「k」の場合のフォーカスコンペレンズ15の合焦位置
を示している。
【0036】レンズ制御用マイコン21は、スローシャ
ター以外のAFモード時のワイドからテレ方向のズーミ
ングを行う場合は、前ピン、後ピン情報を利用して合焦
レンズ軌跡テーブルT内の合焦レンズ軌跡を順次選択し
ながら(被写体距離、軌跡パラメータを更新しなが
ら)、或いは上記合焦レンズ軌跡に基づいて合焦レンズ
位置を演算しながら、フォーカスコンペレンズ15を追
従させる。ズーミングを行う。一方、スローシャター時
にワイドからテレ方向のズーミングを行う場合は、ズー
ミング前にマニュアルで合焦操作が行われた際に特定し
た被写体距離、軌跡パラメータに基づいて、フォーカス
コンペレンズ15を追従させる。
【0037】次に、ズーミングを行う場合のレンズ制御
を図3、図4のフローチャートに基づいて説明する。な
お、図3、図4のフローはサブルーチン化されており、
このフローが実行される前に焦点電圧(映像信号の鮮鋭
度)に応じて自動焦点調節の制御を行うコントラスト方
式(山登り方式)によるAFモード処理が実行されてい
る。また、図3、図4のフローは、変倍レンズ12は、
図2の合焦レンズ軌跡テーブルTに記録された離散的な
位置にのみ停止することを前提としている。
【0038】レンズ制御用マイコン21は、まず、ワイ
ドスイッチ32、テレスイッチ33のオン/オフを判別
することにより、ズーミング中であるか否かを判断する
(ステップS1)。その結果、ワイドスイッチ32、テ
レスイッチ33のいずかがオンされ、ズーミング中であ
れば、後述のステップS6に進む。一方、ワイドスイッ
チ32、テレスイッチ33のいずれもオンされておら
ず、ズーミング中でなければ、カウンタCに「3」をセ
ットし(ステップS2)、AFスイッチ36のオン/オ
フを判別することにより、AFモードが設定されている
か否かを判断する(ステップS3)。その結果、AFス
イッチ36がオンされAFモードが設定されておれば、
後述のステップS10に進む。なお、このようにAFモ
ードが設定されている場合には、図示省略したAFモー
ド処理ルーチンにより合焦制御が行われる。一方、AF
スイッチ36がオフされAFモードが設定されていなけ
れば、現在、マニュアル合焦モードが設定されているこ
とを意味し、そのマニュアル合焦モードがAFモードか
ら切換えられて設定されたのか、或いは以前からずっと
マニュアル合焦モードが設定されていたのかを判断する
(ステップS4)。その結果、以前からずっとマニュア
ル合焦モードが設定されていたのであれば、無限スイッ
チ34、至近スイッチ35のオン/オフを判別すること
により、パワーフォーカス状態か否かを判断する(ステ
ップS5)。その結果、無限スイッチ34、至近スイッ
チ35のいずれかがオンされ、パワーフォーカス状態で
あれば、マニュアルで合焦制御されていることを意味
し、この場合はステップS10に進む。一方、無限スイ
ッチ34、至近スイッチ35のいずれもオンされておら
ず、パワーフォーカス状態でなければ、マニュアルで合
焦制御された後にステップS10以降の処理を行うた
め、メインフローにリターンする。
【0039】ステップS4にてAFモードからマニュア
ル合焦モードに切換えられたのであれば、切換えられる
前のAFモードにて既に自動的に合焦制御されているこ
とを意味するので、ステップS5をスキップしてステッ
プS10に進む。
【0040】ステップS1にてズーミング中であると判
断されたときは、図示省略したスイッチにより選択され
たシャッタースピードが所定値Sより大きいか否か、換
言すれば、電子シャッター40にて制御されるべき撮像
素子16の電荷蓄積時間が所定値Sより長いか否かを判
断する(ステップS6)。この場合、例えば、図2に示
したようなシャッタースピードを選択できるときは、1
/30(sec)のシャッタースピードを所定値Sとす
る。
【0041】ステップS6にて、シャッタースピードが
所定値S=1/30(sec)より大きいと判断された
とき、すなわちスローシャッターで撮像素子16の電荷
蓄積時間が1/30(sec)より長いときは、ワイド
スイッチ32がオンされており、テレからワイド方向へ
のズーミングが指示されているか否かを判断する(ステ
ップS7)。その結果、テレからワイド方向へのズーミ
ングが指示されておれば、カウンタCのカウント値が
「0」になったか否かを判断する(ステップS8)。そ
の結果、カウンタCのカウント値が「0」になっていな
ければ、カウンタCのカウント値を1だけデクリメンシ
して(ステップS9)、ステップS10に進む。
【0042】ステップS10〜S19では、ズーム時の
変倍レンズ12の移動に追従してフォーカスコンペレン
ズ15が移動すべき合焦レンズ軌跡を記憶するために、
被写体距離と、数式1における内分比を特定するルーチ
ンである。このルーチンを通るのは、上記の説明から明
らかなように、ズーミング停止時におけるAFモード、
AFモードから切り替わった場合のマニュアル合焦モー
ド、パワーフォーカスが成された場合である。また、後
述するように、シャッタースピードが所定値S=1/3
0(sec)より小さく、撮像素子16の電荷蓄積時間
が1/30(sec)より短いときは、AF時にワイド
からテレ方向にズーミングしている最中にもステップS
10〜S19のルーチンを通る。さらに、シャッタース
ピードが所定値S=1/30(sec)より大きく、撮
像素子16の電荷蓄積時間が1/30(sec)より長
いときは、テレからワイド方向へズーミングされる直前
にも、カウンタCにより3カウントされる間、ステップ
S10〜S19のルーチンを通る。つまり、スローシャ
ッター時には、テレからワイド方向のズーミングで辿っ
た合焦レンズ軌跡を、ワイドからテレ方向のズーミング
で逆に辿ることになり、その合焦レンズ軌跡は、次のテ
レからワイド方向のズーミングの前には更新される。
【0043】すなわち、ステップS10では、被写体距
離用の変数nに初期値「0」をセットする。次に、A
(n、k)、A(n+1、k)、すなわち被写体距離n
と現在の変倍レンズ位置k、および被写体距離n+1と
現在の変倍レンズ位置kに対応するフォーカスコンペレ
ンズ位置を、それぞれ合焦レンズ軌跡テーブルTから読
出す(ステップS11)。
【0044】そして、現在のフォーカスコンペレンズ位
置fがA(n、k)以上であるか否かを判断する(ステ
ップS12)。ここで、図9に示したように、所定の変
倍レンズ位置において、フォーカスコンペレンズ位置f
は、被写体距離が至近に近付くにしたがって大きくなっ
ているので、ステップS12は、現在のフォーカスコン
ペレンズ位置fが被写体距離nより至近側に在るか否か
を判断していることを意味している。ステップS12に
て現在のフォーカスコンペレンズ位置fが被写体距離n
より至近側に在ると判断されたときは、現在のフォーカ
スコンペレンズ位置fがA(n+1、k)より小さいか
否か、すなわち、現在のフォーカスコンペレンズ位置f
が被写体距離n+1より無限遠側に在るか否かを判断す
る(ステップS13)。その結果、現在のフォーカスコ
ンペレンズ位置fが被写体距離n+1より無限遠側に在
ると判断されたときは、現在のフォーカスコンペレンズ
位置fは、被写体距離nとn+1との間に存在すること
を意味し、この場合は、f−A(n、k)を演算し、そ
の演算結果を定数αとして記憶する(ステップS1
4)。そして、A(n+1、k)−A(n、k)を演算
し、その演算結果を定数βとして記憶する(ステップS
15)。次に、現在の変数nの内容(被写体距離)を定
数γとして記憶して(ステップS16)、メインフロー
にリターンする。
【0045】ステップS12にて、現在のフォーカスコ
ンペレンズ位置fが被写体距離nより無限遠側に在ると
判断されたときは、現在のフォーカスコンペレンズ位置
fが超無限遠の被写体距離に在ることを意味し、この場
合は、被写体距離用の定数αとして「0」を記憶して
(ステップS17)、ステップS15に進む。
【0046】ステップS13にて、現在のフォーカスコ
ンペレンズ位置fが被写体距離n+1より至近側に在る
と判断されたときは、被写体距離用の変数nの内容が、
合焦レンズ軌跡テーブルT上での最至近であるm以上で
あるか否かを判断する(ステップS18)。その結果、
m以上でなければ、変数nの内容を1だけインクリメン
トして(ステップS19)、ステップS11に戻ること
により、上記のように現在のフォーカスコンペレンズ位
置fがどの被写体距離間に存在するかを調べる。
【0047】一方、被写体距離用の変数nの内容がm以
上であれば、現在のフォーカスコンペレンズ位置fが超
至近の被写体距離に在ることを意味し、この場合は、超
無限遠の被写体距離に在る場合と同様に、被写体距離用
の定数αとして「0」を記憶して(ステップS17)、
ステップS15に進む。これら定数α、β、γは、後述
するように、軌跡追従パラメータとして活用されるもの
である。
【0048】以上のようにして、ズーミングが行われる
前に、フォーカスコンペレンズ15が辿るべき合焦レン
ズ軌跡に対応する被写体距離の特定、および軌跡追従パ
ラメータの特定が行われる。
【0049】被写体距離と軌跡追従パラメータとを特定
した後は、フォーカスモータ23aをフォーカス速度V
fで駆動させて(ステップS31)、メインフローにリ
ターンする。なお、このフォーカス速度Vfは、別のA
Fモード処理ルーチンにより、AF時およびマニュアル
時のフォーカス速度が算出され、定数Vfとして記憶さ
れたものである。また、このAFモード処理ルーチンで
は、AF時のワイドからテレ方向のズーミング時に、前
ピン、後ピン情報からピント面のズレを補正する補正速
度VAFも算出しており、スローシャッター時のテレから
ワイド方向のズーミング開始前、すなわちカウントCが
「3」から「0」までカウントダウンする間には、フォ
ーカス速度Vf=0とし、フォーカスコンペレンズ15
の移動を停止している。
【0050】ズーミング中において、ステップS6にて
シャッタースピードが所定値S=1/30(sec)よ
り大きいと判断されたとき、およびステップS7にてワ
イドからテレ方向のズーミングであると判断されたと
き、およびステップS8にてカウンタCが3カウントし
終えたと判断されたときは、ステップS20に進む。
【0051】このステップS20では、現在の変倍レン
ズ位置z=kが合焦レンズ軌跡テーブルTに記録された
離散的な位置(境界位置)であるか否かを判断する。こ
のフローでは、前述のように、変倍レンズ12は境界位
置にのみ停止することを前提としているので、ズーミン
グ開始時には変倍レンズ12は境界位置に在ることにな
り、ステップS21に進み、ワイドからテレ方向のズー
ミング中であるか否かを判断する。その結果、ワイドか
らテレ方向のズーミング中であれば、被写体距離γ、お
よび変倍レンズ位置k+1に対応するフォーカスコンペ
レンズ位置A(γ,k+1)を合焦レンズ軌跡テーブル
Tから読出して定数aとして記憶し、被写体距離γ+
1、および変倍レンズ位置k+1に対応するフォーカスコ
ンペレンズ位置A(γ+1,k+1)を合焦レンズ軌跡テ
ーブルTから読出して定数bとして記憶する(ステップ
S22)。すなわち、合焦レンズ軌跡テーブルT上の、
被写体距離γの合焦レンズ軌跡データと、その被写体距
離γより1つ至近側の合焦レンズ軌跡データとから、そ
れぞれ現在の変倍レンズ位置kより1つテレ側のフォー
カスコンペレンズ位置データを読出し、定数a、bとし
て記憶する。一方、テレからワイド方向へのズーミング
中であれば、被写体距離γ、および変倍レンズ位置k−
1に対応するフォーカスコンペレンズ位置A(γ,k−
1)を合焦レンズ軌跡テーブルTから読出して定数aと
して記憶し、被写体距離γ+1、および変倍レンズ位置
k−1に対応するフォーカスコンペレンズ位置A(γ+
1,k−1)を合焦レンズ軌跡テーブルTから読出して定
数bとして記憶する(ステップS23)。すなわち、合
焦レンズ軌跡テーブルT上の、被写体距離γの合焦レン
ズ軌跡データと、その被写体距離γより1つ至近側の合
焦レンズ軌跡データとから、それぞれ現在の変倍レンズ
位置kより1つワイド側のフォーカスコンペレンズ位置
データを読出し、定数a、bとして記憶する。
【0052】次に、変倍レンズ位置z=k+1、または
z=k−1に対応するフォーカスコンペレンズ15の合
焦位置(合焦のために追従して移動すべき位置)yを、
数式1に相当する式である、
【0053】
【数2】y=(b−a)α/β+a により求め、追従先のフォーカスコンペレンズ位置yと
現在のフォーカスコンペレンズ位置fとの差分値(y−
f)、すなわち、フォーカスコンペレンズ15の移動距
離と、z=kとz=k+1、またはz=k−1の変倍レ
ンズ位置間を変倍レンズ12が移動するのに要する時間
とにより、ズーミング時の変倍レンズ12の移動に追従
してフォーカスコンペレンズ15が移動する際の速度
(フォーカスコンペ速度)Vcpを算出する(ステップS
24)。なお、定数α,βは前述のようにズーミング開
始前に決定されているので、追従する合焦レンズ軌跡は
一意に決まっている。
【0054】次に、シャッタースピードが所定値S=1
/30(sec)より大きいか否かを判断する(ステッ
プS25)。その結果、所定値S=1/30(sec)
より小さいときは、AFモード下でワイドからテレ方向
のズーミング中であるか否かを判断する(ステップS2
6)。その結果、AFモード下でワイドからテレ方向の
ズーミング中であれば、すなわち、シャッタースピード
が所定値S=1/30(sec)以下のスローシャッタ
ー以外のAFモード下でワイドからテレ方向のズーミン
グを行う際には、撮像素子16の電荷蓄積時間が1/3
0(sec)より短く、鮮鋭度信号の遅れや欠落がな
く、鮮鋭度信号から前ピン、後ピン情報が正しく得られ
るため、追従すべき合焦レンズ軌跡をズーミング中に選
択しながら追従を行うべく、ステップS28、S29を
通ってステップS30に進む。
【0055】すなわち、ステップS28では、鮮鋭度信
号の変化をもとに判断された前ピン、後ピン情報から求
められた前述の補正速度VAFを読出し、フォーカス速度
Vf=Vcp+VAFとする。そして、上記ステップS11
〜19のルーチンを実行することにより、現在の変倍レ
ンズ位置、フォーカスコンペレンズ位置から再度、定数
α、β、γを求める(ステップS29)。定数α、β、
γを求め直した後は、ズームモータ22aを駆動した後
(ステップS30)、フォーカスモータ23aを駆動し
て(ステップS31)、メインフローにリターンする。
【0056】ステップS25にて、シャッタースピード
が所定値S=1/30(sec)より大きいスローシャ
ッターであると判断されたときは、ステップS28、S
29の処理を行うことなく、すなわち、ズーミング中に
合焦レンズ軌跡を選択しながら追従を行わずに、ズーミ
ング開始前に特定した被写体距離に対応する合焦レンズ
軌跡のみに基づいて追従すべく、ステップS24にて算
出したフォーカスコンペ速度Vcpをフォーカス速度Vf
として(ステップS27)、ステップS30以降に進
む。
【0057】このように、撮像素子16の電荷蓄積時間
が長く、単位時間当たりの映像信号量が減少するなどし
て鮮鋭度信号の遅れや欠落が発生し、鮮鋭度信号から前
ピン、後ピン情報が正しく得られないスローシャッター
時には、鮮鋭度信号を利用せず、ズーミング開始前に特
定した被写体距離に対応する合焦レンズ軌跡のみに基づ
いてフォーカスコンペレンズ15を追従させることによ
り、大ボケ状態を回避することができる。また、シャッ
タースピートが遅くなる割合に応じてズーミング時間を
長くする必要もないので、高速ズーミングを行うことも
できる。
【0058】ステップS205にて、変倍レンズ位置が
合焦レンズ軌跡テーブルTに記録された離散的な位置
(境界位置)でないと判断されたときは、ステップS2
1〜S29をスキップしてステップS30以降に進む。
すなわち、ズーミング中のフォーカス速度Vfの更新
は、変倍レンズ12が境界位置に存在する場合にのみ行
われ、フォーカスコンペレンズ15は、それ以外の位置
では前回決定されたフォーカス速度Vfで移動してい
る。
【0059】ここで、ステップS22、23にて行われ
るフォーカスモータ23a、ズームモータ22aの駆動
方法について説明する。
【0060】ズームモータ22a、フォーカスモータ2
3aを駆動するためのドライバ22b、23bは、レン
ズ制御用マイコン21から出力されるH/Lの方向信号
S1、S2と、クロック波形の回転周波数信号としての
速度信号S3、S4により制御される。ズームモータ2
2aに対する方向信号S1は、ワイドスイッチ32、テ
レスイッチ33のいずれがオンされているかによってH
/Lが決定される。また、フォーカスモータ23aに対
する方向信号S2は、フォーカス速度Vfが正/負のい
ずれであるかにかによってH/Lが決定される。
【0061】ドライバ22b、23bは、方向信号S
1、S2に応じて4相のモータ励磁相の位相を順回転、
或いは逆回転に設定し、かつ速度信号S3、S4に応じ
て4相のモータ励磁相の印加電圧(または電流)を変化
させながら出力することにより、モータの回転方向と回
転周波数とを制御している。
【0062】次に、上記のフローチャートでは、変倍レ
ンズ12は境界位置だけに停止するものとして説明した
が、変倍レンズ12が境界位置だけでなく任意の位置に
停止し得る場合について説明する。
【0063】この場合、図4のステップS11におい
て、図7に示したような内挿法によりフォーカスコンペ
レンズ位置を補間すればよい。
【0064】すなわち、図7において、縦軸はフォーカ
スコンペレンズ位置、横軸は変倍レンズ位置をそれぞれ
示しており、合焦レンズ軌跡テーブルTに記憶された合
焦レンズ軌跡位置(変倍レンズ位置に対するフォーカス
コンペレンズ位置)を、変倍レンズ位置は、z0,…,
zk,zk+1,…,znとし、その時のフォーカスコン
ペレンズ位置は、被写体距離に応じて、a0,…,ak,
ak+1,…,an、またはb0,…,bk,bk+1,
…,bn、またはc0,…,ck,ck+1,…,cnと
している。
【0065】今、変倍レンズ位置が合焦レンズ軌跡テー
ブルTに記憶されていない位置zxに在り、フォーカス
コンペレンズ位置がpxに在る場合、その変倍レンズ位
置zxに対する2つの合焦レンズ軌跡上のフォーカスコ
ンペレンズ位置ax、bxは、以下の式により求められ
る。
【0066】
【数3】 ax=(zx−zk)×(ak+1−ak)/(zk+1−zk)+ak bx=(zx−zk)×(bk+1−bk)/(zk+1−zk)+bk すなわち、記憶されていない変倍レンズ位置とそれを挾
む2つの記憶された変倍レンズ位置(例えば図7のz=
kとz=k+1)とから内分比を求め、その内分比に基
づいて、記憶されていない変倍レンズ位置を挾む2つの
記憶されたフォーカスコンペレンズ位置の差分値を内分
することにより、記憶されていない変倍レンズ位置に対
する2つの合焦レンズ軌跡上のフォーカスコンペレンズ
位置ax、bxを求めて、図4のステップS12以降の
処理を行えばよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮像信号に基づいて合焦動作を行う自動合焦装置におい
て、撮像手段の電荷蓄積時間が変更された場合であって
も不適切な動作をすることがない自動合焦装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるカメラの概要を示すブ
ロック構成図である。
【図2】合焦レンズ軌跡テーブルのデータ内容を示す図
である。
【図3】ズーミングを行う場合のレンズ制御を示すフロ
ーチャートである。
【図4】図3の続きのフローチャートである。
【図5】図4の続きのフローチャートである。
【図6】選択可能なシャッタースピードの例を示す図で
ある。
【図7】変倍レンズ位置方向の内挿方法を説明するため
の図である。
【図8】インナーフォーカス型のレンズシステムを示す
図である。
【図9】合焦を維持するための変倍レンズ位置とフォー
カスコンペレンズ位置との関係を被写体距離別に示した
図である。
【図10】合焦レンズ軌跡追従方法を説明するための図
である。
【符号の説明】
12 変倍レンズ 15 フォーカスコンペレンズ 16 撮像素子 19 フィルタ 20 信号処理回路 21 レンズ制御用マイコン 22 レンズ移動手段 23 レンズ移動手段 22a ズームモータ 23a フォーカスモータ 32 ワイドスイッチ 33 テレスイッチ 34 無限スイッチ 35 至近スイッチ 36 AFスイッチ 39 ゲート回路 40 電子シャッタ T 合焦レンズ軌跡テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/232 G02B 7/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変倍機能及び合焦機能を有する撮像光学
    系を介して被写体光を撮像する撮像手段と、前記撮像手
    段の電荷蓄積時間を変更する電荷蓄積時間変更手段と、
    前記撮像光学系の変倍駆動を行う変倍駆動手段と、前記
    変倍駆動手段の変倍駆動に伴って前記撮像手段から出力
    される画像信号に基づき前記撮像光学系の合焦駆動を行
    う合焦駆動手段と、前記電荷蓄積時間変更手段により変
    更された電荷蓄積時間に応じて前記変倍駆動手段の変倍
    駆動中に前記撮像手段から出力される画像信号に基づい
    て前記合焦駆動手段の動作を行うか否かを決定する決定
    手段とを有することを特徴とする自動合焦装置。
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