JP3176569B2 - 刈払機の減速機構 - Google Patents

刈払機の減速機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速回転をするエ
ンジンやモータの回転を減速して、相反する方向に低速
で回転する二枚の刃板を回転駆動する刈払機の減速機構
に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】二枚の刃板を相反する方向に低速で回転
させる減速機構には、特公平5−85785号に開示さ
れるように、小歯車の外方に内歯大歯車を、小歯車と内
歯大歯車の間に内外両歯の環状歯車を配置し、環状歯車
を公転させて小歯車と環状歯車の回転を刃板の回転とす
るものがある。また、実公平7−28818号公報に
は、サンギヤとリングギヤ及びサンギヤとリングギヤの
双方に噛合する遊星ギヤとで構成し、サンギヤをウォー
ム機構によって減速させて回転駆動し、サンギヤとリン
グギヤにそれぞれ刃板を形成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特公平5−85785
号公報に開示された従来の減速機構では、特殊な歯車を
使用しており構造が多少複雑になるとともに、高い組立
て精度や噛み合い精度が要求され、騒音が発生し易いと
いう問題があった。また、実公平7−28818号公報
に開示された減速機構では、サンギヤに対する入力のた
めに別の減速機構であるウォーム機構を設ける必要があ
り、それだけ構造が複雑になるという欠点があった。
【0004】本発明は、上記従来技術の欠点に鑑み、刈
払機の減速機構をなるべく簡単な構造で製造も容易なも
とし、従来の減速機構のように騒音の発生がない刈払機
の減速機構を実現し、なるべく安価に刈払機を提供でき
るようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る減速機構
は、刈刃の回転中心に位置するサンギヤ1と、サンギヤ
1の外周を形成する環状のリングギヤ2と、サンギヤ1
とリングギヤ2の間にあってサンギヤとリングギヤの双
方に噛合し複数の固定位置に配置した小歯車31〜3nとで
構成する。そして、小歯車31〜3nの一つを駆動歯車とし
てサンギヤとリングギヤを相反する方向に回転させ、サ
ンギヤとリングギヤに刈刃、すなわちサンギヤ1とリン
グギヤ2のいずれか一方に上刈刃4を、いずれか他方に
下刈刃5を形成する。
【0006】上記構成とすることによって、駆動ギヤで
ある小歯車が、刈刃の出力歯車であるサンギヤ1とリン
グギヤに直接噛合するという、最もシンプルな動力伝達
構造となるため、全体の構造が非常に簡単になり、動力
伝達の損失の少ない効率的な構造となる。また、刈刃に
対する入力は、刈刃の回転中心から離れた位置になるた
め、支持杆の先方に刈刃の作業状態を確認し易いものと
なる。
【0007】なお、サンギヤ1の外周部を下方に傾斜さ
せるとともに、リングギヤ2の内周部を上方に傾斜さ
せ、小歯車3を傾斜させてサンギヤ及びリングギヤに噛
合させると、動力軸11及びこれを保持する支持杆10を傾
斜させて直接入力することができる。また、中心部に支
持筒を形成した支持板に、円環状としたサンギヤを装着
すると、中心部に孔があるドーナツ状の刈払機とするこ
とができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明刈払機の減速機構の
好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて説明す
る。
【0009】図1は、本発明に係る構造の刈払機の縦断
面図、図2は減速機構のみの平面図である。減速機構
は、図2に示すように中心に位置するサンギヤ1と、サ
ンギヤ1の外周を形成するリングギヤ2と、サンギヤ1
とリングギヤ2の間にあってサンギヤとリングギヤの双
方に噛合する複数の小歯車3(図示例では31〜38の8
個)で構成する。
【0010】図1について、刈払機としての構造を説明
すると、円板状の支持板6の中心位置に取付軸7によっ
てサンギヤ1を軸支し、サンギヤ1の外方には取付軸
8、具体的には81〜88によってサンギヤ1と噛合する小
歯車31〜38を支持板6に装着する。また、小歯車31〜38
の外方には、小歯車に噛合させて環状の内歯歯車である
リングギヤ2を装着する。図示例では、リングギヤ2の
下方に補助リング9を配置し、リングギヤ2の一部を下
から支受させている。この補助リング9は、小歯車の取
付軸によって小歯車の下面に装着することができる。す
なわち、サンギヤ1は取付軸7によって、小歯車31〜38
は取付軸81〜88によってそれぞれ支持板6に支持され、
リングギヤ2は支持板6の外周部と補助リング9によっ
て保持させている。
【0011】複数の小歯車のうちの一つは駆動歯車とす
る。図示例では、小歯車31を駆動歯車としている。すな
わち、取付軸81はキーなどによって小歯車31に固定し、
取付軸81にエンジンやモータなどの回転を伝え、小歯車
31を回転駆動することによってサンギヤ1とリングギヤ
2が反対方向に回転するようにしている。小歯車31を回
転駆動させるには、刈払機の支持杆10内を貫通させた動
力軸11の先端に固定した傘歯車12を、取付軸81に固定し
た傘歯車13に噛合させるようにすることができる。
【0012】サンギヤ1の下面には、下刃取付板14を固
定してその外周部をリングギヤ2の外方に突出させて、
その上面に下刈刃5を固定する。また、リングギヤ2の
上面には上刃取付板15を固定してその外周部下面に上刈
刃4を固定している。しかして、上刈刃4と下刈刃5は
逆回転をして鋏の作用で刈払い作業を行う。なお、上刈
刃4と下刈刃5の具体的な形状、組合せは任意に選択す
ることができる。
【0013】図3は、別の実施形態を示す縦断面図であ
る。この実施形態は、小歯車3を傾斜方向に装着する点
と、環状のサンギヤを使用する点に特徴がある。すなわ
ち、支持板6の中心部に支持筒16を垂設し、支持筒16に
円環状のサンギヤ1を回転自在に装着する。支持筒16の
下端には、例えばロックナットのような固定部材17を螺
着してサンギヤ1の脱落を防止する。
【0014】サンギヤ1の外周部は、下方に傾斜させる
とともに、リングギヤ2の内周部は上方に傾斜させてサ
ンギヤ外周部の傾斜角度を一致させ、この傾斜面に小歯
車3を配置する。当然、小歯車3を支持する支持板6の
外周部も下方に傾斜させ、該傾斜面において取付軸8に
よって小歯車3を支持させている。この実施の形態で
は、駆動歯車である小歯車31を図3,図4に示すように
支持板6の傾斜面に直交する方向に設けた支持杆10内を
貫通させた動力軸11の先端に固定している。そして、動
力軸11は支持杆10の基端部に装着したエンジンやモータ
の駆動源18によって回転駆動している。したがって、刈
刃の回転軸に対して斜め方向に配置した支持杆に沿って
入力する回転力で、傘歯車やフレキシブルシャフトとい
った方向変更のための何らの機構を使うことなく、直接
小歯車31を回転駆動することができる。
【0015】図4は、図3に示す実施の形態による刈払
機全体の実施例の斜視図である。この刈払機は、刈刃の
回転中心部に貫通孔を形成したドーナツ状の機体の傾斜
面から斜め方向に支持杆10が突出し、該支持杆を持って
刈り払い作業を行う。支持杆10の基端部にはモータある
いはエンジンといった駆動源18を装着し、支持杆10の中
間部には操作ハンドル19を装着している。
【0016】図4に示す刈払機では、上刈刃4と下刈刃
5とで行われる刈り払いの状態を、支持杆10に邪魔され
ることなく全体を視認することができる。そして、刈刃
の回転中心には従来の刈払機のように軸などの突起物が
ないため、前方の刈刃によって刈り払われた草などが支
持杆や動力の入力軸に巻きつく可能性が少なくなる。ま
た、機体中心部の貫通孔から、前方の刈刃によって行わ
れた刈り払いの状態を見ながら刈り払い作業を行えるこ
とになる。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の本発明刈払機の減速機構
によれば、通常の平歯車であるサンギヤと小歯車及び環
状内歯車であるリングギヤといった簡単な構造によって
構成するため、その製作が容易である。ことに、歯車は
平歯車とすることができるため精度のよいものを簡単に
製造することができるとともに、駆動ギヤである小歯車
の回転を直接従動ギヤであるサンギヤとリングギヤに噛
合させることから、余分な動力伝達機構を必要とせず、
従来のものに比較して動力伝達効率がよく騒音を低減す
ることができる。また、刈刃の回転中心に突起物がな
く、支持杆は機体の後方に装着することになるため、草
などが中心軸に巻きつくことがなく、刈刃の作動状況が
視認し易い、操作性に優れた刈払機となる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、駆動ギヤと
なる小歯車の取付方向が傾斜面となり、その回転軸の方
向を刈払機の支持杆の方向と一致させることができる。
これにより、駆動源に直結している動力軸の先端に小歯
車を装着して動力伝達機構をより簡略かつ確実なものと
することができる。
【0019】請求項3記載の発明によれば、機体の中心
に貫通孔を形成することができる。そのため、従来の刈
払機のように機体上に刈り取った草などが溜まり、中心
軸に巻きつくということがない。また、貫通孔を通して
前方の刈刃による作業状況を見ることができるため、作
業が行い易いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る減速機構を使用した刈払機の縦断
面図、
【図2】図1の減速機構のみの平面図、
【図3】本発明に係る変形の減速機構を使用した刈払機
の縦断面図、
【図4】図3の刈払機全体の斜視図。
【符号の説明】
1…サンギヤ、 2…リングギヤ、 3(31〜38)…小
歯車、 4…上刈刃、5…下刈刃、 6…支持板、
7,8…取付軸、 9…補助リング、 10…支持杆、
11…動力軸、 12,13…傘歯車、 14…下刃取付板、
15…上刃取付板、 16…支持筒、 17…固定部材、 18
…駆動源、 19…操作ハンドル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 34/63 - 34/90 F16H 1/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刈刃の回転中心に位置するサンギヤと、該
    サンギヤの外周を形成する環状のリングギヤと、前記サ
    ンギヤとリングギヤの間にあってサンギヤとリングギヤ
    の双方に噛合し複数の固定位置に配置した小歯車とで構
    成し、小歯車の一つを駆動ギヤとしてサンギヤとリング
    ギヤを相反する方向に回転させ、サンギヤとリングギヤ
    に刈刃を形成することを特徴とする刈払機の減速機構。
  2. 【請求項2】サンギヤの外周部を下方に傾斜させるとと
    もに、リングギヤの内周部を上方に傾斜させ、サンギヤ
    及びリングギヤの回転軸に対して傾斜させた小歯車をサ
    ンギヤ及びリングギヤに噛合させてなる請求項1記載の
    刈払機の減速機構。
  3. 【請求項3】中心部に支持筒を形成したドーナツ状の支
    持板に、円環状としたサンギヤを装着してなる請求項1
    又は2記載の刈払機の減速機構。
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EP98113002A EP0891695B1 (en) 1997-07-14 1998-07-13 A mowing machine
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JP5924621B2 (ja) * 2013-09-24 2016-05-25 重井 晴雄 刈り払いの作業中、刃先が堅い異物等に接触しても大きく跳ね返らないような機能を備えた、新しい刈り払い機。
JP6651291B2 (ja) * 2015-02-27 2020-02-19 株式会社アイデック 草刈り機

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