JP3176439B2 - 給紙トレイ - Google Patents
給紙トレイInfo
- Publication number
- JP3176439B2 JP3176439B2 JP20137592A JP20137592A JP3176439B2 JP 3176439 B2 JP3176439 B2 JP 3176439B2 JP 20137592 A JP20137592 A JP 20137592A JP 20137592 A JP20137592 A JP 20137592A JP 3176439 B2 JP3176439 B2 JP 3176439B2
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- JP
- Japan
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- back fence
- sheet
- sheet bundle
- tray
- fence
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機などの画像形成
装置に用紙を供給するための給紙トレイに関するもので
ある。
装置に用紙を供給するための給紙トレイに関するもので
ある。
【０００２】例えば、複写機の給紙トレイに関しては、
特開昭６４−２２７３３号公報及び実開平１−１５６１
３５号公報などがある。この種の給紙トレイにあって
は、トレイ内に収納された用紙束の後端（払出し側の反
対側端）位置を規制するためにがバックフェンスが設け
られている。このバックフェンスには、板金などの非弾
性体が用いられる。
特開昭６４−２２７３３号公報及び実開平１−１５６１
３５号公報などがある。この種の給紙トレイにあって
は、トレイ内に収納された用紙束の後端（払出し側の反
対側端）位置を規制するためにがバックフェンスが設け
られている。このバックフェンスには、板金などの非弾
性体が用いられる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術にあっては、バックフェンスが板金などの非磁性体
で構成されることが多く、用紙束の補給後にトレイ座板
が上昇する際、用紙束が規定位置にセットされなかった
場合（または用紙束に荷崩れが生じた場合）、用紙束上
面によりバックフェンス下端が持ち上げられ、バックフ
ェンスもしくはトレイ座板上昇機構に損傷を与える恐れ
があった。
技術にあっては、バックフェンスが板金などの非磁性体
で構成されることが多く、用紙束の補給後にトレイ座板
が上昇する際、用紙束が規定位置にセットされなかった
場合（または用紙束に荷崩れが生じた場合）、用紙束上
面によりバックフェンス下端が持ち上げられ、バックフ
ェンスもしくはトレイ座板上昇機構に損傷を与える恐れ
があった。
【０００４】本発明の目的は、用紙束が規定位置にセッ
トされなかった場合でもバックフェンス部材の変形やト
レイ座板上昇機構の損傷などが生じないようにすること
のできる給紙トレイを提供することにある。
トされなかった場合でもバックフェンス部材の変形やト
レイ座板上昇機構の損傷などが生じないようにすること
のできる給紙トレイを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、トレイ底板上に収納された用紙束の
最上面の１枚を給紙手段によって送り出すと共に、重送
の際に重送分離手段によって分離ならびに前記用紙束上
へ戻された用紙の後端を規制するバックフェンスを備え
た給紙トレイにおいて、前記バックフェンスは、剛性を
有する線状体を螺旋状に巻回して形成され、下端が自由
端で上端が支持された棒状の弾性体からなることを特徴
とする。
めに、この発明は、トレイ底板上に収納された用紙束の
最上面の１枚を給紙手段によって送り出すと共に、重送
の際に重送分離手段によって分離ならびに前記用紙束上
へ戻された用紙の後端を規制するバックフェンスを備え
た給紙トレイにおいて、前記バックフェンスは、剛性を
有する線状体を螺旋状に巻回して形成され、下端が自由
端で上端が支持された棒状の弾性体からなることを特徴
とする。
【０００６】また、バックフェンスの屈曲性を高めるた
めに、バックフェンスの先端部を粗いピッチで巻回し、
他の部分を密巻きにすることができる。
めに、バックフェンスの先端部を粗いピッチで巻回し、
他の部分を密巻きにすることができる。
【０００７】更に、紙面との摩擦抵抗を小さくするため
に、バックフェンスの下端にキャップを装着することが
できる。
に、バックフェンスの下端にキャップを装着することが
できる。
【０００８】
【作用】上記した手段によれば、重送が生じたときに重
送分離手段によって分離され且つ用紙束上へ戻された用
紙がバックフェンスの先端部によって規制されると共
に、用紙束が位置ずれのままセットされた場合には、バ
ックフェンス自身が弾性を有しているために屈曲する。
したがって、バックフェンスによってバックフェンスブ
ラケットやトレイ座板上昇機構が損傷されることはな
い。
送分離手段によって分離され且つ用紙束上へ戻された用
紙がバックフェンスの先端部によって規制されると共
に、用紙束が位置ずれのままセットされた場合には、バ
ックフェンス自身が弾性を有しているために屈曲する。
したがって、バックフェンスによってバックフェンスブ
ラケットやトレイ座板上昇機構が損傷されることはな
い。
【０００９】そして、バックフェンスの先端部を粗いピ
ッチで巻回することにより、曲げに対する障害が減少す
るので、その部分の屈曲性が他の部分に比べて向上す
る。
ッチで巻回することにより、曲げに対する障害が減少す
るので、その部分の屈曲性が他の部分に比べて向上す
る。
【００１０】また、バックフェンスの下端に取り付けら
れたキャップは、用紙束束上面とバックフェンス下端が
接触した際の滑りを良好なる。これにより、バックフェ
ンスが屈曲する際の抵抗を減じ、紙面などに対する損傷
を低減することができる。
れたキャップは、用紙束束上面とバックフェンス下端が
接触した際の滑りを良好なる。これにより、バックフェ
ンスが屈曲する際の抵抗を減じ、紙面などに対する損傷
を低減することができる。
【００１１】
【実施例】図１は本発明による給紙トレイの一実施例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【００１２】本発明による給紙トレイは、フレーム１を
骨格として、その外表面には前カバー２、左カバー３及
び上カバー４が取り付けられ、美観を考慮するとともに
埃などの侵入を防止している。フレーム１内の上部には
底板（不図示）が設けられており、この底板上に用紙束
５が収納され、この用紙束５は前側板６と後側板７とで
２方向の位置決めがなされ、通紙方向には規制手段が設
けられておらず、用紙束５の最上面の用紙を１枚だけ送
り出すための給紙手段８が設けられている。この給紙手
段８は、給紙ローラ、上ローラ及びこのローラに圧接さ
せて下部に配設される下ローラなどからなる。
骨格として、その外表面には前カバー２、左カバー３及
び上カバー４が取り付けられ、美観を考慮するとともに
埃などの侵入を防止している。フレーム１内の上部には
底板（不図示）が設けられており、この底板上に用紙束
５が収納され、この用紙束５は前側板６と後側板７とで
２方向の位置決めがなされ、通紙方向には規制手段が設
けられておらず、用紙束５の最上面の用紙を１枚だけ送
り出すための給紙手段８が設けられている。この給紙手
段８は、給紙ローラ、上ローラ及びこのローラに圧接さ
せて下部に配設される下ローラなどからなる。
【００１３】後側板７には、この後側板７に直交させた
状態でバックフェンスブラケット９が取り付けられてお
り、その先端部の下面に垂下させてバックフェンス１０
が取り付けられている。このバックフェンス１０は、図
２に示すように剛性を有する線材を螺旋状に巻回して加
工され、これによりバックフェンス１０はその長さ方向
に直交する方向に対して弾性を生じるように構成されて
いる。下端部はピッチを大きくした粗ピッチ部１０ａが
形成されており、さらに粗ピッチ部１０ａの先端（下
端）にはキャップ１１が取り付けられている。ここで、
粗ピッチ部１０ａは、バックフェンス１０の屈曲性を高
めるために設けられている。キャップ１１は用紙束５の
最上面に押圧接触が可能であり、その際の用紙束５の上
面とバックフェンス下端とが接触した際の相互間の滑り
を良好にし、かつバックフェンス１０が屈曲する際の抵
抗を低減する機能を有している。このバックフェンス１
０により、重送（同時に２枚以上が送り出されること）
分離手段（不図示）によって分離され、かつ用紙束５上
に戻された用紙の後端を規制することができる。
状態でバックフェンスブラケット９が取り付けられてお
り、その先端部の下面に垂下させてバックフェンス１０
が取り付けられている。このバックフェンス１０は、図
２に示すように剛性を有する線材を螺旋状に巻回して加
工され、これによりバックフェンス１０はその長さ方向
に直交する方向に対して弾性を生じるように構成されて
いる。下端部はピッチを大きくした粗ピッチ部１０ａが
形成されており、さらに粗ピッチ部１０ａの先端（下
端）にはキャップ１１が取り付けられている。ここで、
粗ピッチ部１０ａは、バックフェンス１０の屈曲性を高
めるために設けられている。キャップ１１は用紙束５の
最上面に押圧接触が可能であり、その際の用紙束５の上
面とバックフェンス下端とが接触した際の相互間の滑り
を良好にし、かつバックフェンス１０が屈曲する際の抵
抗を低減する機能を有している。このバックフェンス１
０により、重送（同時に２枚以上が送り出されること）
分離手段（不図示）によって分離され、かつ用紙束５上
に戻された用紙の後端を規制することができる。
【００１４】なお、図２は、用紙束５が規定位置に対し
ずれを生じた状態で補給（収納）された状態を示し、ト
レイ底板１２がトレイ底板上昇機構（不図示）によって
上昇し、用紙束５の最上面がキャップ１１に接触した状
態を示している。トレイ底板１２は、この状態から更に
用紙束５の最上面が給紙手段８に接する位置まで上昇可
能である。この状態では、点線図示のように、弾性を有
するバックフェンス１０が屈曲するため、バックフェン
スブラケット９やトレイ底板上昇機構に対し、損傷を与
えることはない。
ずれを生じた状態で補給（収納）された状態を示し、ト
レイ底板１２がトレイ底板上昇機構（不図示）によって
上昇し、用紙束５の最上面がキャップ１１に接触した状
態を示している。トレイ底板１２は、この状態から更に
用紙束５の最上面が給紙手段８に接する位置まで上昇可
能である。この状態では、点線図示のように、弾性を有
するバックフェンス１０が屈曲するため、バックフェン
スブラケット９やトレイ底板上昇機構に対し、損傷を与
えることはない。
【００１５】
【発明の効果】本発明は上記の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
で、次に記載する効果を奏する。
【００１６】請求項１の給紙トレイにおいては、前記バ
ックフェンスを剛性を有する線状体を螺旋状に巻回して
形成され、下端が自由端で上端が支持された棒状の弾性
体から構成したので、バックフェンスによってバックフ
ェンスブラケットやトレイ座板上昇機構が損傷されるこ
とはない。
ックフェンスを剛性を有する線状体を螺旋状に巻回して
形成され、下端が自由端で上端が支持された棒状の弾性
体から構成したので、バックフェンスによってバックフ
ェンスブラケットやトレイ座板上昇機構が損傷されるこ
とはない。
【００１７】請求項２の給紙トレイにおいては、前記棒
状体にしたバックフェンスは、その先端部を粗いピッチ
で巻回し、他の部分を密巻きにするようにしたので、バ
ックフェンスの屈曲性を更に向上させることができる。
状体にしたバックフェンスは、その先端部を粗いピッチ
で巻回し、他の部分を密巻きにするようにしたので、バ
ックフェンスの屈曲性を更に向上させることができる。
【００１８】請求項３の給紙トレイにおいては、前記バ
ックフェンスの下端にキャップを装着するようにしたの
で、バックフェンスが屈曲する際の抵抗を減じ、紙面な
どに対する損傷を低減することができる。
ックフェンスの下端にキャップを装着するようにしたの
で、バックフェンスが屈曲する際の抵抗を減じ、紙面な
どに対する損傷を低減することができる。
【図１】本発明による給紙トレイの一実施例を示す斜視
図である。
図である。
【図２】本発明にかかるバックフェンスの詳細構成を示
す正面図である。
す正面図である。
１ フレーム ２ 前カバー ４ 上カバー ５ 用紙束 ６ 前側板 ７ 後側板 ８ 給紙手段 ９ バックフェンスブラケット １０ バックフェンス １０ａ 粗ピッチ部 １１ キャップ １２ トレイ底板
Claims (3)
- 【請求項１】 トレイ底板上に収納された用紙束の最上
面の１枚を給紙手段によって送り出すと共に、重送の際
に重送分離手段によって分離ならびに前記用紙束上へ戻
された用紙の後端を規制するバックフェンスを備えた給
紙トレイにおいて、 前記バックフェンスは、剛性を有する線状体を螺旋状に
巻回して形成され、下端が自由端で上端が支持された棒
状の弾性体からなることを特徴とする給紙トレイ。 - 【請求項２】 前記棒状体にしたバックフェンスは、そ
の先端部を粗いピッチで巻回し、他の部分を密巻きにす
ることを特徴とする請求項１記載の給紙トレイ。 - 【請求項３】 前記バックフェンスの下端にキャップを
装着したことを特徴とする請求項１記載の給紙トレイ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20137592A JP3176439B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 給紙トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20137592A JP3176439B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 給紙トレイ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0648587A JPH0648587A (ja) | 1994-02-22 |
| JP3176439B2 true JP3176439B2 (ja) | 2001-06-18 |
Family
ID=16440033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20137592A Expired - Fee Related JP3176439B2 (ja) | 1992-07-28 | 1992-07-28 | 給紙トレイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3176439B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3066345U (ja) | 1999-08-04 | 2000-02-18 | 船井電機株式会社 | テ―プデッキのブレ―キ駆動装置 |
-
1992
- 1992-07-28 JP JP20137592A patent/JP3176439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0648587A (ja) | 1994-02-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |