JP3176122B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3176122B2
JP3176122B2 JP13917292A JP13917292A JP3176122B2 JP 3176122 B2 JP3176122 B2 JP 3176122B2 JP 13917292 A JP13917292 A JP 13917292A JP 13917292 A JP13917292 A JP 13917292A JP 3176122 B2 JP3176122 B2 JP 3176122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の吐出口を有する
記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置
およびインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【背景の技術】複数のインク滴を被記録材上の実質的同
一箇所に着弾させて1つの画素を形成し、着弾させるイ
ンク滴数を変えることによって階調を表現するいわゆる
マルチドロップレット方式は、特に1つ1つのインク滴
自体の大きさを大きく変調することの困難な、熱作用に
よる気泡の生成によりインクを吐出する方式の記録にお
いて、階調を表現する方法として有効である。
【0003】ところで、上記マルチドロップレット方式
は、一般に1つの画素を1つの吐出口から吐出する複数
のインク滴で形成する方式であるため、吐出口毎の吐出
インク量にバラツキがあると、本来均一であるべき濃度
が不均一となり、画像にスジが生じたり濃度むらが生じ
るという問題点があった。
【0004】このようなマルチドロップレット方式の問
題点を解消するため、従来は、吐出口間のばらつきを極
力押さえるべく記録ヘッドの製造を非常に精密に行った
り、濃度むらをソフトウェア的に解消していた。しかし
ながら、これらの問題解決のための構成は、装置のコス
トが上昇するなどの多くの問題点があった。
【0005】そこで、本出願人は、1つの画素を複数の
吐出口から吐出する複数のインク滴によって形成すると
いう方式を提案した。即ち、この方式は、1つの画素に
対してその画素を構成するための複数の吐出口の吐出を
それぞれ異なる走査時に行うことで、各吐出口のインク
吐出量バラツキを軽減するものであり、いわゆるマルチ
スキャンという方式である。
【0006】図1はこの方式の概念を示す模式図であ
る。
【0007】図1において、801は複数の吐出口を有
する記録ヘッドを示し、ここでは128個の吐出口を有
しているものとする。この記録ヘッド801は図中左か
ら右へ走査を行い必要に応じてインクを吐出し画像を形
成する。801Aは記録ヘッド801の被記録材に対す
る最初の走査の位置を表したものであり、以下801
B、801C、および801Dはそれぞれ順次にその後
の走査の位置を表したものである。802は1つの画素
を表している。また記録ヘッド801の#のついた番号
は記録ヘッド801の128個の各吐出口の番号であ
る。上記構成において、いま1つの注目画素802は記
録ヘッド801の4回の走査801A、801B、80
1Cおよび801Dのそれぞれにおいてそれぞれ吐出口
番号#100、#68、#36、#4の吐出または非吐
出によってはじめて注目画素(x、y)802の階調が
表現される。即ち、例えば、全ての吐出口が非吐出であ
れば注目画素(x、y)802は最小濃度であるし、全
吐出口が吐出すれば濃度は最大となる。また、最小濃度
と最大濃度の中間濃度は、各吐出口の吐出があるなしの
組み合せで表現されることはいうまでもない。即ち、本
従来例では5値の濃度を有する画素形成法について説明
しており、1画素に対する吐出数0から4の値は、誤差
拡散法やディザ法等の擬似中間調処理により得られたも
のでメモリ等に記憶されており、各走査ごとに読み出さ
れてこのデータに応じて記録ヘッドが駆動されることに
より、画素形成がなされてゆく。
【0008】ところで、記録ヘッド801の各走査位置
801A、801B、801Cおよび801Dにおける
各吐出口#100、#68、#36および#4の画素8
02に対する吐出タイミングは、記録ヘッド801と被
記録材との位置関係を示すエンコーダなどのパルスに基
づいて得られる。また、各走査801A、801B、8
01Cおよび801Dにおける、記録ヘッド801また
は被記録材の記録ヘッド走査方向と直角方向の送りは1
28/4=32吐出口分に相当する量が送られる。即
ち、4回の記録ヘッドの走査により128吐出口に相当
する分の画像が記録される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図2は、上記図1の構
成における各走査位置801A、801B、801Cお
よび801Dにおいて各吐出口#100、#68、#3
6および#4からの吐出によって形成される画素のヘッ
ド走査方向配列の任意の一部を表した模式図である。
【0010】同図において901から909は各画素を
表しており、各画素901〜909の内部の数値は各画
素に対する吐出の回数を表す。また、各画素の下部に
は、それぞれ各画素において使用される図1で示した吐
出口番号とそれぞれの吐出口が吐出する各走査の番号と
が記されている。例えば、画素904の吐出回数は1回
であり、801Aの走査で吐出口#100からの吐出で
画素が形成され、また画素905の吐出回数は2回であ
り、801Aの走査で吐出口#100からの吐出と80
1Bの走査で吐出口#68からの吐出により画素が形成
される。
【0011】図2によれば、吐出回数が画素901、画
素902および画素904のように1回であれば、常に
吐出口#100が801Aの走査の吐出で使用され、ま
た吐出回数が画素905、画素906および画素909
のように2回であれば、常に吐出口#100が走査80
1Aの吐出で、かつ吐出口#68が走査801Bの吐出
でそれぞれ使用される。同様に吐出回数が画素908の
ように3回であれば、常に吐出口#100が走査801
Aの吐出で、吐出口#68が走査801Bの吐出で、か
つ吐出口#36が走査801Cの吐出でそれぞれ使用さ
れる。吐出回数4回の場合においては、常に全ての吐出
口がそれぞれ対応する走査で用いられ画素が形成され
る。
【0012】しかしながら、以上のようにして画像が形
成されると、例えば常に用いられる吐出口#100に、
不吐出や吐出量不足、さらには吐出の偏向等の吐出不良
を生じていると、最終的に形成される画像に濃度むらや
スジを生じることになる。このように、1つの画素を複
数の吐出口から吐出する複数のインク滴によって形成し
ても、画質の向上を得られない場合があり、かえって画
像形成の時間を長引かせているだけである。また、この
場合、吐出口#100だけが多く使用され、他の吐出口
はあまり使用されず全体の吐出口使用頻度に大きな片寄
りがでて記録ヘッドの寿命が低下するという問題点もあ
る。
【0013】本発明は以上のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、複数の吐出口の中に吐出不良を生じて
いる吐出口があっても良好な複数の吐出口が均一に用い
られるようにして画像の記録を行うことができ、また、
記録ヘッドの寿命を向上させることが可能なインクジェ
ット記録装置およびインクジェット記録方法を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
インクを吐出するための複数の吐出口を有する記録ヘッ
ドを用い、該記録ヘッドから被記録媒体にインクを吐出
して画素を形成し、複数の該画素の集合によって記録を
行うインクジェット記録装置であって、吐出データに基
づき前記記録ヘッドに吐出を行わせるための駆動手段
と、複数の異なる吐出口から吐出されるインクによって
前記各画素を形成するよう当該複数の異なる吐出口に所
定の順序で前記吐出データを割当てるための手段であっ
て、前記各画素のそれぞれで最初に割当てられる吐出口
を前記被記録媒体上において当該画素が形成される主走
査方向における位置に応じて異ならせるデータ設定手段
と、を具えたことを特徴とする。
【0015】また、インクを吐出するための複数の吐出
口を有する記録ヘッドを用い、該記録ヘッドから被記録
媒体にインクを吐出して画素を形成し、複数の該画素の
集合によって記録を行うインクジェット記録方法であっ
て、吐出データに基づき前記記録ヘッドに吐出を行わせ
るための駆動工程と、複数の異なる吐出口から吐出され
るインクによって前記各画素を形成するよう当該複数の
異なる吐出口に所定の順序で前記吐出データを割当てる
ための工程であって、前記各画素のそれぞれで最初に割
当てられる吐出口を前記被記録媒体上において当該画素
が形成される主走査方向における位置に応じて異ならせ
るデータ設定工程と、を具えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】以上の構成によれば、画素を形成するために
用いられる複数の吐出口のうち最初に割当てられる吐出
口を当該画素が形成される記録媒体上の主走査方向にお
ける位置に応じて異ならせるため、主走査方向に並ぶ
数の画素を形成する場合に、上記複数の吐出口の使用頻
を均一化することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0018】図3は、本発明の一実施例に関するインク
ジェット記録装置の主要部を示す概略斜視図である。図
3において、記録ヘッド1には63.5μmの間隔で記
録紙2の搬送方向(以下、副走査方向ともいう)に配列
する例えば128個の吐出口が設けられ、各吐出口に対
応してこれに連通するインク路には吐出のために利用さ
れる熱エネルギーを発生するためのヒータを備える。ヒ
ータは駆動データに応じて印加される電気パルスに応じ
て熱を発生し、これにより、インク中に膜沸騰を生じさ
せ、この膜沸騰による気泡の生成にともなって上記吐出
口からインク滴が吐出される。なお、本例では、ヒータ
の駆動周波数、すなわち吐出周波数は2kHzである。
【0019】キャリッジ4は記録ヘッド1を搭載し、そ
の一部において摺動可能に係合する2本のガイド軸5
A,5Bに案内されながら移動する。なお、このキャリ
ッジ4の移動は、例えば、キャリッジ4の一部にプーリ
によって張設されたベルトが取付けられ、このベルトが
プーリを介したモータの回転によって移動することによ
り行われるが、その図示は省略する。インクチューブ6
は記録ヘッド1に接続し、これによりインクタンク(不
図示)から記録ヘッド1にインクを供給することができ
る。フレキシブルケーブル7は記録ヘッド1に接続し、
これにより、その一部に設けられるヘッド駆動回路(ヘ
ッドドライバ)へホスト装置あるいは本装置制御部から
の記録データに基づいた駆動信号や制御信号を送信する
ことができる。インク供給チューブ6およびフレキシブ
ルケーブル7は、ともにキャリッジ4の移動に追随でき
るように可撓性の部材によって構成されている。
【0020】プラテンローラ3は、その長手方向がガイ
ド軸5A,5Bと平行に延在し、不図示の紙送りモータ
によって回転し被記録媒体としての記録紙2を搬送する
とともに、記録紙2における記録面を規制する。以上の
構成において、記録ヘッド1は、キャリッジ4の移動に
ともない、記録紙2の記録面、すなわち上記吐出口に対
向する部分にインクを吐出して記録を行う。
【0021】図4は図3に示したインクジェット記録装
置の制御構成を示すブロック図である。
【0022】メインコントローラ100はCPU等から
なり、ホストコンピュータ200から送られてくる画像
データを、それぞれ階調データが付与された画素データ
に変換し、これをフレームメモリ100Mに格納する。
また、メインコントローラ100はフレームメモリ10
0Mに格納された画素毎の階調データを所定のタイミン
グでドライバコントローラ110へ供給する。ドライバ
コントローラ110は、この供給される階調データを、
吐出口番号(記録ヘッド1の吐出口配列において何番目
の吐出口かを表わすもの)とスキャン番号(何回目の主
走査かを表わすもの)に対応させた駆動データ(記録ヘ
ッド1におけるヒータのオン/オフを示すデータ)に変
換し、これを駆動データRAM110Mに格納する。ド
ライバコントローラ110は、メインコントローラ10
0からの制御信号に応じ、駆動データRAM110Mに
格納される駆動データを、吐出口番号およびスキャン番
号を参照して読出し、これをヘッドドライバ110Dに
供給するとともにその駆動のタイミングを制御する。
【0023】以上の構成において、メインコントローラ
100は、記録ヘッド1によるインク吐出,キャリッジ
送りモータ104の回転および紙送りモータ102の回
転をそれぞれドライバコントローラ110,モータドラ
イバ104Dおよびモータドライバ102Dを介して制
御する。これにより、記録紙2上に画像データに応じた
文字,画像等が記録されて行く。
【0024】なお、上述の構成では、ドライバコントロ
ーラ110が階調データを駆動データに変換するものと
したが、これをメインコントローラ100が行ってもよ
い。この場合、駆動データをフレームメモリ100Mに
格納することができ、これによりRAM110Mを省く
ことができる。
【0025】以上説明したインクジェット記録装置にお
いて行われる本発明にかかるいくつかの実施例を以下に
説明する。
【0026】[実施例1]図5は図4に示した構成の第
1実施例にかかる処理機能を表わすブロック図である。
【0027】図5において、111は本処理部分の入力
部であり、入力部111に入力する信号Ixyはある注
目画素(x、y)(xは記録ヘッドの走査方向のアドレ
ス、yは記録ヘッドの吐出口配列方向のアドレス)の8
ビット濃度データ(0〜255レベル)を表わし、一連
の画像処理、すなわちγ補正やカラー画像であれば色補
正などの各処理が終了した信号である。信号Ixyは、
擬似中間処理部112において、誤差拡散法等により8
ビットデータが本実施例で説明する5値のデータに変換
される。3bitのカウンタ113は擬似中間調処理部
112からの信号Mxyのデータをセットしカウントダ
ウンして行く。ポインタ114は、カウンタ113から
の出力に応じてメモリ115〜118のうちを指し示す
メモリを変化させていく。ランダムデータ信号発生器1
22は、処理が次の画素に移行する毎に1から4の値の
いずれかをランダムに発生する。これにより、ポインタ
114がその画素の処理で最初に指し示すメモリがラン
ダムに選択される。メモリ115〜118は、記録ヘッ
ドのそれぞれの走査で画素形成に用いられる吐出口の吐
出または非吐出を画素毎に1ライン分記憶する1ビット
ラインメモリである。図1に示した画素802を形成す
る場合の吐出口#100、#68、#36および#4に
ついては、メモリ115が吐出口#100の吐出または
非吐出を、メモリ116が吐出口#68の吐出または不
吐出を、メモリ117が吐出口#36の吐出または非吐
出を、メモリ118が吐出口#4の吐出または非吐出を
それぞれ記憶する。メモリセット119はポインタ11
4によって指定されたメモリ115〜118のいずれか
の1つのメモリに“1”をセットし、また、メモリリセ
ット120はメモリ115〜118の全てに“0”をセ
ットする。121はメモリ115〜118からの信号を
出力する出力部であり、記録ヘッドの走査における各吐
出口の吐出または非吐出のデータを出力する。また、信
号Xnは、後述されるように記録ヘッド走査方向の処理
すべき画素が変わったことを各部分に知らせる信号であ
る。
【0028】以上の構成は記録ヘッドの128個の吐出
口に対応してそれぞれ設けられるものであり、擬似中間
調処理されたデータがどのようにして吐出口毎のメモリ
115〜118に割当てられるかの機能を示しており、
以下にその詳細を説明する。
【0029】入力部111からの注目画素信号Ixyは
8ビット(0〜255レベル)の濃度(階調)データで
あり、擬似中間調処理部112では、このデータに基づ
き1画素につき256レベルのデータに周辺画素からの
誤差データを足しあわせ、所定のしきい値で5レベルの
データに変換し誤差を周辺画素に振り分ける処理が行わ
れる。即ち、擬似中間調処理部112からの出力Mxy
は3ビットで0から4の値を持っている。そしてこの5
値のデータは3ビットカウンタ113にロードされる。
カウンタ113はその値をチェックし、0であれば入力
部111に信号Xnを出力して次の画素(x+1、y)
の処理に移行するように知らせ、0以外であればデータ
がある旨の信号をポインタ114に出力して1つカウン
トダウンをする。メモリセット119は、カウンタ11
3からのデータがある旨の出力に応じて、ポインタ11
4が現在指し示しているメモリにその吐出口が吐出する
ように“1”をセットする。これとともにポインタ11
4は指し示すメモリを1つ進める。このとき、その処理
にかかる画素の最初のメモリへのセットでは、ランダム
信号発生器122によって選択されたメモリ115〜1
18のうちのいずれかに“1”がセットされる。
【0030】このポインタ114は、メモリ115〜1
18を順次に指し示すものであり、上述のように、その
指し示しているメモリに“1”がセットされた場合に限
り指し示すメモリを1つ進ませる。また、ポインタ11
4は最終段のメモリ118を指し示していた場合には、
メモリ118に“1”がセットされると、最初に戻って
メモリ115を指し示すように構成されている。このよ
うに、ポインタ114は、画素のヘッド走査方向のアド
レスxが変わっても、その指し示すメモリ(115〜1
18)に“1”がセットされない限り、その指し示すメ
モリは保持されつづける。また、メモリに“1”がセッ
トされると、メモリ115〜118を順次指し示す。以
上の処理はカウンタ113の値が0になるまで行われ、
0になった時点で入力部111に対して次の画素(x+
1、y)の処理に移行するように知らせる。
【0031】このようにして各画素での吐出(“1”)
または非吐出(“0”)のデータが吐出口毎のメモリ1
15〜118に1ライン分記憶され記録ヘッドの走査に
従い出力部121より各吐出口の駆動データとして出力
される。また、メモリリセット120はデータセットに
かかる注目画素がヘッド走査方向に1つ進む毎に、メモ
リ115〜118の1ライン分のうちデータ設定される
画素のメモリを予め全て“0”にセットする。
【0032】なお、メモリリセット120により1画素
のデータセット毎に各メモリが“0”にセットされるの
ではなく、データ設定にかかる1ライン分の画素全ての
データをそのラインのはじめにリセットするような構成
としてもよい。
【0033】図6は図5の構成による処理手順を示すフ
ローチャートである。
【0034】新しいラインの最初の画素にデータ設定処
理が移る毎に本処理が起動され、ステップS301で画
素アドレスにかかるパラメータxを初期化し、ステップ
S302でこのxに1を加える。これにより、メモリ1
15〜118のうちのデータ設定にかかるメモリは新し
い画素(x、y)のメモリに変わり、このメモリはメモ
リリセット120によりステップS303で“0”にセ
ットされる。次に、ステップS304で、ランダム信号
発生器122が発生する信号に応じてポインタ114が
指し示すメモリを設定する。次のステップS305で
は、入力部111は8ビットの入力信号Ixyを出力
し、擬似中間調処理部112はこの信号Ixyに基づ
き、ステップS306で、5値のいずれかの値をとる信
号Mxyを出力する。この信号Mxyのデータはカウン
タ113にロードされ(ステップS307)、ステップ
S308で、そのMxyの値が0か否かが判断される。
【0035】もしMxyの値が0の場合、すなわち、こ
のデータ設定にかかる画素(x、y)にインク滴が吐出
されない場合には何も処理は行わず、1ライン分のデー
タ設定が終了していなければ(ステップS312)、ス
テップS302へ戻ってヘッド走査方向に画素を1つ進
め次の画素(x+1、y)に処理が移り上記同様の処理
が繰り返される。
【0036】また、Mxyの値が0以外の場合には、ス
テップS309において、ポインタ114が現在指し示
しているメモリ115〜118のいずれかのうちの当該
データ設定にかかるメモリに、メモリセット119によ
って“1”をセットする。次に、ステップS310でカ
ウンタ113にロードされたMxyの値から1を減じ
(カウントダウンし)その値を新しいMxyとする。さ
らに、ステップS311では、ポインタ114がメモリ
115〜118のうちの次のメモリを指し示すようにす
る。そして処理はステップS308に戻り、Mxyの値
が0になるまでステップS309〜S311の処理が繰
り返される。
【0037】すなわち、データ設定にかかる画素(x、
y)に対応するメモリ115〜118の中のメモリは擬
似中間調処理の出力値Mxyの値により、Mxyが0の
場合すべてのメモリには“0”がセットされ、1の場合
にはノズルメモリ115〜118の中のそれぞれのメモ
リのいずれか1つに“1”がセットされ他は“0”とな
る。Mxyの値が2,3および4の場合も同様に4つの
メモリのうちそれぞれ2,3および4つのメモリに
“1”がセットされた他は“0”となる。
【0038】図7は、以上の本例によるデータ設定の結
果を示す画素列の模式図であり、図2と同様の内容を示
す図である。
【0039】すなわち、図7に示す例えば各画素30
5、306、307、308、309のデータ設定で
は、その最初に、それぞれ吐出口#4(すなわち、メモ
リ118、以下同様)、#68(メモリ116)、#1
00(メモリ115)、#4(メモリ118)、#36
(メモリ117)がポインタ114によって指し示さ
れ、その後、吐出インク滴数に応じて順次設定されるメ
モリがシーケンシャルに変化する。
【0040】このように、各画素で最初にデータ設定が
行われるメモリがランダムに選択される構成によれば、
吐出口#100、#68、#36、#4それぞれの使用
回数を同一の4回とすることができる。
【0041】[実施例1の変形例]図8は本例の記録方
式を説明するための模式図である。同図に示すように、
例えば、ある1つの画素(x、y)402は、128個
の吐出口を有する記録ヘッド401の2回の走査でそれ
ぞれ吐出口#74、#10からの吐出インク滴によって
形成される。ここで、各吐出口はその走査において最大
2回の吐出を可能とすることで、各画素は吐出されるイ
ンク滴の数が0〜4となって5階調を表現することがで
きる。また、記録ヘッド401に対する被記録材の走査
方向と直角方向の送りでは、128/2=64個の吐出
口分に相当する量が送られる。すなわち、2回の走査で
128個の吐出口分に相当する画像を記録する。
【0042】図9は、図5と同様の図であり、本変形例
にかかる吐出データ設定のための構成を示すブロック図
である。図5に示す要素と同様の要素には同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0043】図9において、ポインタ501は上記第1
の実施例で示したポインタ114と同等の機能を有する
ものである。すなわち、2つのメモリ502または50
3のいずれか1つをに指し示し、M系列信号発生器50
5からの信号によって、その指し示すメモリが変化す
る。M系列発生器505はフリップフロップ等によっ
て、構成され0または1をランダムに発生する。メモリ
502および503は各画素毎に2ビットを具えた1ラ
イン分メモリである。メモリ502は最初の走査にかか
る吐出口、例えば図8の例では吐出口#74等に対応す
るものであり、また、メモリ503は2回目の走査にか
かる吐出口、図8の例では吐出口#10等に対応するも
のである。また、504は各メモリ502および503
に記憶されているデータに1を加える加算器である。
【0044】以上の構成によれば、上記実施例1と同
様、データ設定の最初でポインタ501はメモリ502
または503をランダムに指し示すことになる。この結
果、例えば図8に示される吐出口#74および#10を
用いてそれぞれ最大2個のインク滴を吐出して各画素を
形成する場合、吐出口#14と#10はランダムに用い
られる。
【0045】図10は、この様子を示す画素列の模式図
であり、図7と同様の図である。同図から明らかなよう
に1つの画素を形成するための2つの吐出口がランダム
に用いられた場合にも、それぞれの使用回数(吐出回
数)をほぼ均一なものとすることができる。
【0046】[実施例2]図11は、本発明の第2の実
施例にかかる吐出データ設定のための構成を示すブロッ
ク図であり、実施例1にかかる図5と同様の図である。
図5に示した要素と同様の要素には同一の符号を付して
その説明は省略する。
【0047】図11に示す構成において図5に示す構成
と異なる点は、ポインタ114が指し示す値が、位置信
号発生器123からの信号に応じて変化することであ
る。位置信号発生器123は、データ設定にかかる画素
の位置に応じて導かれる0から3の値をポインタ114
に出力する。本例では、画素の走査方向の位置にかかる
値を4で割った余りを出力する。ポインタ114は、こ
れに応じて、上記値が0の場合メモリ115を指し示
し、同様に1の場合メモリ116を、2の場合メモリ1
17を、3の場合メモリ118を、それぞれ指し示す。
これは図6に示すステップS304の処理と同様、デー
タ設定の最初に行われるものであり、位置信号発生器1
23からの信号に応じてメモリ115〜118のいずれ
かのデータ設定にかかる画素のメモリが指し示される。
そして、最初にこのメモリが指示されると、さらにデー
タ設定される必要がある場合、すなわち、その画素に吐
出されるインク滴の数が2以上の場合、設定されるメモ
リは図6のステップS311と同様の処理によってシー
ケンシャルに変化する。
【0048】図12は、この様子を示す画素列の模式図
であり、図7と同様の図である。
【0049】図12において(512),(513),
・・・,(520)は、それぞれの画素の走査方向にお
ける位置にかかる数を示しており、例えば画素列の端か
らの順番を示すものである。ここで、例えば画素301
はその位置にかかる数は512であるから、これを4で
割った余りは0となる。この結果、画素301のデータ
設定の最初においては、ポインタ114はメモリ11
5、すなわち吐出口#100に対応したメモリを指し示
す。また、例えば、画素306の位置にかかる数は51
7であるからそれを4で割った余りは1となり、まず最
初にメモリ116(吐出口#68)が指し示され、以降
この画素の設定では、シーケンシャルにメモリ117
(吐出口#36)、メモリ118(吐出口#4)、メモ
リ115(吐出口#100)と指し示されてそれぞれデ
ータが設定される。
【0050】[実施例2の変形例]図13は、上記実施
例2の変形例にかかる吐出データ設定のための構成を示
すブロック図である。本例の場合は、図9に示す構成
に、上記実施例2にかかる図12に示した位置信号発生
器と同様のものを用いたものである。
【0051】図13に示される本例の位置信号発生器5
06は、データ設定にかかる画素の走査方向での位置に
かかる数が、偶数の場合には0を、奇数の場合には1を
出力する。ポインタ501は、この出力を受けて、0の
場合メモリ502を、また、1の場合、503のデータ
設定にかかる画素に対応したメモリを指し示す。各画素
のデータ設定でポインタ501が最初に指し示すメモリ
の設定は、図6に示されるステップS304の処理と同
様に行われる。
【0052】図14は上記変形例によるデータ設定の様
子を説明するための画素列の模式図である。
【0053】図において、例えば画素705は、その位
置にかかる数が516で偶数であるから、位置信号発生
器506は0を出力する。ポインタ501は、これに応
じてメモリ502の当該画素に対応したメモリを指し示
す。これにより画素705のデータ設定では、まず、吐
出口#74が割当てられ、以降シーケンシャルに吐出口
#10,#74と割当てられる。
【0054】この結果、画素701〜709を記録する
のに吐出口#74および#10はそれぞれ8回ずつ用い
られ、吐出口の均一な使用が可能となる。
【0055】なお、以上説明した各実施例では、1画素
の形成に用いられる複数の吐出口は、記録ヘッドの走査
によって異なるものとしたが、吐出口配列において連続
する複数の互いに異なる吐出口を1画素の形成に用いる
構成にも本発明を適用することができることは明らかで
あろう。
【0056】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0057】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0058】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0059】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0060】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0061】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0062】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0063】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0064】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0065】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、各画素を形成するために用いられる複数の
出口のうち最初に割当てられる吐出口を当該画素が形成
される記録媒体上の主走査方向における位置に応じて異
ならせるため、主走査方向に並ぶ複数の画素を形成する
場合に、上記複数の吐出口の使用頻度を均一化すること
ができる。
【0066】この結果、画素形成に用いられる複数の吐
出口の中に吐出不良を生じているものであっても、それ
程その画質を劣化させずに記録を行うことが可能とな
る。また、偏った吐出口の使用を防止でき、記録ヘッド
の寿命を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1つの画素を異なる吐出口からそれぞれ異なる
走査時に吐出される複数のインク滴により形成する方式
を説明するための模式図である。
【図2】上記方式を用いた従来の記録方式における各画
素とその形成に用いられる吐出口との対応を示す模式図
である。
【図3】本発明の一実施例に用いることができるインク
ジェット記録装置の要部を示す斜視図である。
【図4】上記装置の制御構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第1の実施例にかかる各吐出口に対す
る吐出データ設定のための構成を示すブロック図であ
る。
【図6】上記構成による吐出データ設定の処理手順を示
すフローチャートである。
【図7】上記処理による各画素の吐出データ設定の結果
の一例を示す模式図である。
【図8】上記第1の実施例の変形例に用いられる画素形
成方式を示す模式図である。
【図9】上記変形例にかかる各吐出口に対する吐出デー
タ設定のための構成を示すブロック図である。
【図10】図9に示す構成による各画素の吐出データ設
定の結果の一例を示す模式図である。
【図11】本発明の第2の実施例にかかるフレームメモ
リ100Mのデータを示す概念図である。
【図12】図11に示す構成による各画素の吐出データ
設定の結果の一例を示す模式図である。
【図13】上記第2の実施例の変形例にかかる各吐出口
に対する吐出データ設定のための構成を示すブロック図
である。
【図14】図13に示す構成による各画素の吐出データ
設定の結果の一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1,401,801 記録ヘッド 100 メインコントローラ 100M フレームメモリ 102,104 モータ 102D,104D モータドライバ 110 ドライバコントローラ 110D ヘッドドライバ 110M 駆動データRAM 111 入力部 112 擬似中間調処理 113 カウンタ 114 ポインタ 115,116,117,118,502,503 メ
モリ(ノズルメモリ) 119 メモリセット 120 メモリリセット 121 出力部 122 ランダムデータ信号発生器 123 位置信号発生器 504 加算器 505 M系列信号発生器 506 位置信号発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/205 B41J 2/52

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するための複数の吐出口を
    有する記録ヘッドを用い、該記録ヘッドから被記録媒体
    にインクを吐出して画素を形成し、複数の該画素の集合
    によって記録を行うインクジェット記録装置であって、 吐出データに基づき前記記録ヘッドに吐出を行わせるた
    めの駆動手段と、 複数の異なる吐出口から吐出されるインクによって前記
    各画素を形成するよう当該複数の異なる吐出口に所定の
    順序で前記吐出データを割当てるための手段であって、
    前記各画素のそれぞれで最初に割当てられる吐出口を
    記被記録媒体上において当該画素が形成される主走査方
    向における位置に応じて異ならせるデータ設定手段と、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクに気泡を生じさせ、該気泡の生成によってイ
    ンクを吐出することを特徴とする請求項1に記載のイン
    クジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 インクを吐出するための複数の吐出口を
    有する記録ヘッドを用い、該記録ヘッドから被記録媒体
    にインクを吐出して画素を形成し、複数の該画素の集合
    によって記録を行うインクジェット記録方法であって、 吐出データに基づき前記記録ヘッドに吐出を行わせるた
    めの駆動工程と、 複数の異なる吐出口から吐出されるインクによって前記
    各画素を形成するよう当該複数の異なる吐出口に所定の
    順序で前記吐出データを割当てるための工程であって、
    前記各画素のそれぞれで最初に割当てられる吐出口を前
    記被記録媒体上において当該画素が形成される主走査方
    向における位置に応じて異ならせるデータ設定工程と、 を具えたことを特徴とするインクジェット記録方法。
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