JP2001171153A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2/14016—Structure of bubble jet print heads
- B41J2/14032—Structure of the pressure chamber
- B41J2/14056—Plural heating elements per ink chamber
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/21—Ink jet for multi-colour printing
- B41J2/2103—Features not dealing with the colouring process per se, e.g. construction of printers or heads, driving circuit adaptations
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- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2002/14475—Structure thereof only for on-demand ink jet heads characterised by nozzle shapes or number of orifices per chamber
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブラック画像を高速かつ高解像度で記録す
る。 【解決手段】 ブラックインク吐出口から吐出したブラ
ックインクを黒丸で示す６００ｄｐｉの位置に付与し、
黒丸で示されるドットに対して１２００ｄｐｉずれた位
置にシアン、マゼンタ、イエロー色を選択的に使用した
混色によるブラック色のドット（斜線で示されるドッ
ト）を付与することで高解像度のブラック画像を形成す
る。
る。 【解決手段】 ブラックインク吐出口から吐出したブラ
ックインクを黒丸で示す６００ｄｐｉの位置に付与し、
黒丸で示されるドットに対して１２００ｄｐｉずれた位
置にシアン、マゼンタ、イエロー色を選択的に使用した
混色によるブラック色のドット（斜線で示されるドッ
ト）を付与することで高解像度のブラック画像を形成す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録手段から被記
録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置に関する。
録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】プリンター、複写機、ファクシミリ等の
機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワー
ドプロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーシ
ョンなどの出力機器として用いられる記録装置は、画像
情報（文字情報等を含む）に基づいて用紙やプラスチッ
ク薄板等の被記録媒体に画像（文字等を含む）を記録し
ていくように構成されている。前記記録装置は、記録方
式により、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマ
ル式、レーザービーム式等に分けることができる。前記
記録装置のうち、インクジェット式の記録装置（インク
ジェット記録装置）は、記録手段（記録ヘッド）から被
記録媒体にインクを吐出して記録を行うものであり、他
の記録方式に比べて高精細化が容易でしかも高速で静粛
性に優れ、かつ安価であるという優れた特徴を有する。
一方で、カラーのニーズも高まりつつあり、カラーイン
クジェット記録装置も数多く開発されている。インクジ
ェット記録装置は、記録速度の向上のため、複数の記録
素子を集積配列してなる記録ヘッドとして、インク吐出
部としてのインク吐出口及び液路を複数集積したものを
用い、さらにカラー対応として、複数個の前記記録ヘッ
ドを備えたものが一般的である。
機能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワー
ドプロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーシ
ョンなどの出力機器として用いられる記録装置は、画像
情報（文字情報等を含む）に基づいて用紙やプラスチッ
ク薄板等の被記録媒体に画像（文字等を含む）を記録し
ていくように構成されている。前記記録装置は、記録方
式により、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマ
ル式、レーザービーム式等に分けることができる。前記
記録装置のうち、インクジェット式の記録装置（インク
ジェット記録装置）は、記録手段（記録ヘッド）から被
記録媒体にインクを吐出して記録を行うものであり、他
の記録方式に比べて高精細化が容易でしかも高速で静粛
性に優れ、かつ安価であるという優れた特徴を有する。
一方で、カラーのニーズも高まりつつあり、カラーイン
クジェット記録装置も数多く開発されている。インクジ
ェット記録装置は、記録速度の向上のため、複数の記録
素子を集積配列してなる記録ヘッドとして、インク吐出
部としてのインク吐出口及び液路を複数集積したものを
用い、さらにカラー対応として、複数個の前記記録ヘッ
ドを備えたものが一般的である。
【０００３】図１は前記記録ヘッドで記録紙面上を印字
していく際のプリンタ部の構成を示したものである。同
図において、１０１はインクカートリッジである。これ
らは、４色のカラーインク、ブラック、シアン、マゼン
タ、イエローがそれぞれ詰め込まれたインクタンクと、
１０２の同一の記録ヘッドより構成されている。この記
録ヘッド上に配列する吐出口の様子をｚ方向から示した
ものが図２であり、２０１は記録ヘッド１０２上に複数
配列された吐出口である。再び図１に戻ると、１０３は
紙送りローラで１０４の補助ローラとともに記録紙Ｐを
抑えながら図の矢印の方向に回転し、記録紙Ｐをｙ方向
に随時送っていく。また１０５は給紙ローラーであり記
録紙の給紙を行うとともに、１０３、１０４と同様、記
録紙Ｐを抑える役割も果たす。１０６は４つのインクカ
ートリッジを支持し、印字とともにこれらを移動させる
キャリッジである。これは印字を行っていないとき、あ
るいは記録ヘッドの回復作業などを行うときには図の点
線で示した位置のホームポジション（ｈ）に待機するよ
うになっている。
していく際のプリンタ部の構成を示したものである。同
図において、１０１はインクカートリッジである。これ
らは、４色のカラーインク、ブラック、シアン、マゼン
タ、イエローがそれぞれ詰め込まれたインクタンクと、
１０２の同一の記録ヘッドより構成されている。この記
録ヘッド上に配列する吐出口の様子をｚ方向から示した
ものが図２であり、２０１は記録ヘッド１０２上に複数
配列された吐出口である。再び図１に戻ると、１０３は
紙送りローラで１０４の補助ローラとともに記録紙Ｐを
抑えながら図の矢印の方向に回転し、記録紙Ｐをｙ方向
に随時送っていく。また１０５は給紙ローラーであり記
録紙の給紙を行うとともに、１０３、１０４と同様、記
録紙Ｐを抑える役割も果たす。１０６は４つのインクカ
ートリッジを支持し、印字とともにこれらを移動させる
キャリッジである。これは印字を行っていないとき、あ
るいは記録ヘッドの回復作業などを行うときには図の点
線で示した位置のホームポジション（ｈ）に待機するよ
うになっている。
【０００４】印字開始前、図の位置（ホームポジショ
ン）にあるキャリッジ（１０６）は、印字開始命令がく
ると、ｘ方向に移動しながら、記録ヘッド（１０２）上
の複数の吐出口（２０１）により印字を行う。記録紙面
端部までデータの印字が終了するとキャリッジは元のホ
ームポジションに戻り、再びｘ方向への印字を行う。
ン）にあるキャリッジ（１０６）は、印字開始命令がく
ると、ｘ方向に移動しながら、記録ヘッド（１０２）上
の複数の吐出口（２０１）により印字を行う。記録紙面
端部までデータの印字が終了するとキャリッジは元のホ
ームポジションに戻り、再びｘ方向への印字を行う。
【０００５】そして、前記のようにブラックとその他の
色で同一の吐出口間隔で同一の吐出口数となる同一の記
録ヘッドを使用した場合に、白黒画像を記録するモード
においてカラー画像を記録するモードより高速に記録す
る技術として、特許番号第２６５２４０５号公報に開示
されている。その方法を簡単に説明すると、ブラックイ
ンクを吐出する記録ヘッドによるブラック色と、混色イ
ンクによりブラック色を形成するインクを吐出する記録
ヘッドによるブラック色との記録を主走査方向（上記ｘ
方向）に交互に行う事で記録ヘッドの駆動周波数を上げ
ることなく高速記録を達成させている。
色で同一の吐出口間隔で同一の吐出口数となる同一の記
録ヘッドを使用した場合に、白黒画像を記録するモード
においてカラー画像を記録するモードより高速に記録す
る技術として、特許番号第２６５２４０５号公報に開示
されている。その方法を簡単に説明すると、ブラックイ
ンクを吐出する記録ヘッドによるブラック色と、混色イ
ンクによりブラック色を形成するインクを吐出する記録
ヘッドによるブラック色との記録を主走査方向（上記ｘ
方向）に交互に行う事で記録ヘッドの駆動周波数を上げ
ることなく高速記録を達成させている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、黒文字
等のジャギーを目立たなくしたり、カラーのイメージ画
像をより写真調の高画質な画像として出力するのにブラ
ック色の階調数を増やすためには、従来の吐出量より小
液滴の吐出量にして記録画素密度を高くする必要がでて
きた。
等のジャギーを目立たなくしたり、カラーのイメージ画
像をより写真調の高画質な画像として出力するのにブラ
ック色の階調数を増やすためには、従来の吐出量より小
液滴の吐出量にして記録画素密度を高くする必要がでて
きた。
【０００７】その方法の１つとして、従来と同一の３０
０ｄｐｉや６００ｄｐｉの吐出口密度で、従来と同一の
吐出口数の記録ヘッドを使用して吐出量を小さくする方
法があるが、この方法では副走査方向の隙間を埋めるた
めに主走査方向への移動回数が増えることで従来より記
録速度が低下するといった問題点がある。
０ｄｐｉや６００ｄｐｉの吐出口密度で、従来と同一の
吐出口数の記録ヘッドを使用して吐出量を小さくする方
法があるが、この方法では副走査方向の隙間を埋めるた
めに主走査方向への移動回数が増えることで従来より記
録速度が低下するといった問題点がある。
【０００８】別の方法として、従来の吐出口密度よりも
高くして１２００ｄｐｉとし、従来の記録幅と同一にな
るまで吐出口数を増やした記録ヘッドを使用して吐出量
を小さくする方法があるが、記録速度の低下を押さえる
ことはできるが、吐出口数が従来より４倍または２倍相
当増えるためコストが大幅に上昇するといった問題点が
ある。
高くして１２００ｄｐｉとし、従来の記録幅と同一にな
るまで吐出口数を増やした記録ヘッドを使用して吐出量
を小さくする方法があるが、記録速度の低下を押さえる
ことはできるが、吐出口数が従来より４倍または２倍相
当増えるためコストが大幅に上昇するといった問題点が
ある。
【０００９】そこで、本発明は上述の課題を解決するた
めになされたもので、特にブラック画像に対して記録速
度の低下なく高解像度の画像を記録することが可能なイ
ンクジェット記録装置を提供することを目的とする。
めになされたもので、特にブラック画像に対して記録速
度の低下なく高解像度の画像を記録することが可能なイ
ンクジェット記録装置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決する本
発明は、記録媒体に対して記録ヘッドを相対的に走査さ
せながらインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置であって、前記走査方向とは異なる方向に並ぶ複
数のブラックインク吐出口を備える第１の吐出口列と前
記第１の吐出口列の吐出口密度より高い吐出口密度を有
し前記走査方向とは異なる方向に並び混色によりブラッ
クを形成可能なカラーインクを吐出する複数のカラーイ
ンク吐出口を備える第２の吐出口列を備え、前記第１の
吐出口列によりブラック画像を記録するとともに前記第
１の吐出口列により記録されないブラック画像領域を前
記第２の吐出口列からのインクの混色により記録するこ
とで前記第１の吐出口列のみにより記録される画像の解
像度よりも高い解像度でブラック画像を記録することを
特徴とする。
発明は、記録媒体に対して記録ヘッドを相対的に走査さ
せながらインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置であって、前記走査方向とは異なる方向に並ぶ複
数のブラックインク吐出口を備える第１の吐出口列と前
記第１の吐出口列の吐出口密度より高い吐出口密度を有
し前記走査方向とは異なる方向に並び混色によりブラッ
クを形成可能なカラーインクを吐出する複数のカラーイ
ンク吐出口を備える第２の吐出口列を備え、前記第１の
吐出口列によりブラック画像を記録するとともに前記第
１の吐出口列により記録されないブラック画像領域を前
記第２の吐出口列からのインクの混色により記録するこ
とで前記第１の吐出口列のみにより記録される画像の解
像度よりも高い解像度でブラック画像を記録することを
特徴とする。
【００１１】また、本発明により、記録媒体に対して記
録ヘッドを相対的に走査させながらインクを吐出して記
録を行うインクジェット記録装置であって、前記走査方
向とは異なる方向に並ぶ複数のブラックインク吐出口を
備える第１の吐出口列と前記第１の吐出口列の吐出口密
度より高い吐出口密度を有し前記走査方向とは異なる方
向に並び混色によりブラックを形成可能なカラーインク
を吐出する複数のカラーインク吐出口を備える第２の吐
出口列を備え、前記第１の吐出口列のみによりブラック
画像を記録する第１記録モードと、前記第１の吐出口列
によりブラック画像を記録するとともに前記第１の吐出
口列により記録されないブラック画像領域を前記第２の
吐出口列からインクの混色により記録することで前記第
１の吐出口列のみにより記録される画像の解像度よりも
高い解像度でブラック画像を記録する第２の記録モード
を選択的に実行することを特徴とするインクジェット記
録装置が提供される。
録ヘッドを相対的に走査させながらインクを吐出して記
録を行うインクジェット記録装置であって、前記走査方
向とは異なる方向に並ぶ複数のブラックインク吐出口を
備える第１の吐出口列と前記第１の吐出口列の吐出口密
度より高い吐出口密度を有し前記走査方向とは異なる方
向に並び混色によりブラックを形成可能なカラーインク
を吐出する複数のカラーインク吐出口を備える第２の吐
出口列を備え、前記第１の吐出口列のみによりブラック
画像を記録する第１記録モードと、前記第１の吐出口列
によりブラック画像を記録するとともに前記第１の吐出
口列により記録されないブラック画像領域を前記第２の
吐出口列からインクの混色により記録することで前記第
１の吐出口列のみにより記録される画像の解像度よりも
高い解像度でブラック画像を記録する第２の記録モード
を選択的に実行することを特徴とするインクジェット記
録装置が提供される。
【００１２】また、本発明により、記録媒体に対して記
録ヘッドを相対的に走査させながらインクを吐出して記
録を行うインクジェット記録装置であって、前記走査方
向とは異なる方向に並ぶ複数のブラックインク吐出口を
備える第１の吐出口列と前記第１の吐出口列の吐出口密
度より高い吐出口密度を有し前記走査方向とは異なる方
向に並び混色によりブラックを形成可能なカラーインク
を吐出する複数のカラーインク吐出口を備える第２の吐
出口列を備え、前記第１の吐出口列により記録可能なブ
ラック画像領域を前記第１の吐出口列からのブラックイ
ンクにより記録するとともに前記第２の吐出口列からの
インクの混色により記録し、前記第１の吐出口列により
記録されないブラック画像領域を前記第２の吐出口列か
らのインクの混色により記録することで前記第１の吐出
口列のみにより記録される画像の解像度よりも高い解像
度でブラック画像を記録することを特徴とするインクジ
ェット記録装置が提供される。
録ヘッドを相対的に走査させながらインクを吐出して記
録を行うインクジェット記録装置であって、前記走査方
向とは異なる方向に並ぶ複数のブラックインク吐出口を
備える第１の吐出口列と前記第１の吐出口列の吐出口密
度より高い吐出口密度を有し前記走査方向とは異なる方
向に並び混色によりブラックを形成可能なカラーインク
を吐出する複数のカラーインク吐出口を備える第２の吐
出口列を備え、前記第１の吐出口列により記録可能なブ
ラック画像領域を前記第１の吐出口列からのブラックイ
ンクにより記録するとともに前記第２の吐出口列からの
インクの混色により記録し、前記第１の吐出口列により
記録されないブラック画像領域を前記第２の吐出口列か
らのインクの混色により記録することで前記第１の吐出
口列のみにより記録される画像の解像度よりも高い解像
度でブラック画像を記録することを特徴とするインクジ
ェット記録装置が提供される。
【００１３】また、本発明により、記録媒体に対して記
録ヘッドを相対的に走査させながらインクを吐出して記
録を行うインクジェット記録装置であって、前記走査方
向とは異なる方向に並ぶ複数のブラックインク吐出口を
備える第１の吐出口列と前記第１の吐出口列の吐出口密
度より高い吐出口密度を有し前記走査方向とは異なる方
向に並び混色によりブラックを形成可能なカラーインク
を吐出する複数のカラーインク吐出口を備える第２の吐
出口列を備え、前記第１の吐出口列のみによりブラック
画像を記録する第１記録モードと、前記第１の吐出口列
により記録可能なブラック画像領域を前記第１の吐出口
列からのブラックインクにより記録するとともに前記第
２の吐出口列からのインクの混色により記録し、前記第
１の吐出口列により記録されないブラック画像領域を前
記第２の吐出口列からのインクの混色により記録するこ
とで前記第１の吐出口列のみにより記録される画像の解
像度よりも高い解像度でブラック画像を記録する第２記
録モードを選択的に実行することを特徴とするインクジ
ェット記録装置が提供される。
録ヘッドを相対的に走査させながらインクを吐出して記
録を行うインクジェット記録装置であって、前記走査方
向とは異なる方向に並ぶ複数のブラックインク吐出口を
備える第１の吐出口列と前記第１の吐出口列の吐出口密
度より高い吐出口密度を有し前記走査方向とは異なる方
向に並び混色によりブラックを形成可能なカラーインク
を吐出する複数のカラーインク吐出口を備える第２の吐
出口列を備え、前記第１の吐出口列のみによりブラック
画像を記録する第１記録モードと、前記第１の吐出口列
により記録可能なブラック画像領域を前記第１の吐出口
列からのブラックインクにより記録するとともに前記第
２の吐出口列からのインクの混色により記録し、前記第
１の吐出口列により記録されないブラック画像領域を前
記第２の吐出口列からのインクの混色により記録するこ
とで前記第１の吐出口列のみにより記録される画像の解
像度よりも高い解像度でブラック画像を記録する第２記
録モードを選択的に実行することを特徴とするインクジ
ェット記録装置が提供される。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【００１５】図３は、本発明の一実施形態に係るインク
ジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。
なお、本実施形態のインクジェット記録装置の機械的構
成は図１に示したものと同様とする。
ジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。
なお、本実施形態のインクジェット記録装置の機械的構
成は図１に示したものと同様とする。
【００１６】図３で、メインバスライン３０５に対して
夫々アクセスする画像入力部３０３、それに対応する画
像信号処理部３０４、中央制御部ＣＰＵ３００といった
ソフト系処理手段と、操作部３０６、回復系制御回路３
０７、インクジェットヘッド温度制御回路３１４、ヘッ
ド駆動制御回路３１５、主走査方向へのキャリッジ駆動
制御回路３１６、副走査方向への紙送り制御回路３１７
といったハード系処理手段とに大別される。ＣＰＵ３０
０は、通常ＲＯＭ３０１とランダムメモリ（ＲＡＭ）３
０２を有し、入力情報に対して適正な記録条件を与えて
記録ヘッド３１３を駆動して記録を行う。又、ＲＡＭ３
０２内には、予めヘッド回復タイミングチャートを実行
するプログラムが格納されており、必要に応じて予備吐
出条件等の回復条件を回復系制御回路３０７、記録ヘッ
ド、保温ヒータ等に与える。回復系モータ３０８は、前
述したような記録ヘッド３１３とこれに対向離間するク
リーニングブレード３０９やキャップ３１０、吸引ポン
プ３１１を駆動する。ヘッド駆動制御回路３１５は、記
録ヘッド３１３のインク吐出用電気熱変換体の駆動条件
を実行するもので、通常予備吐出や記録用インク吐出を
記録ヘッド３１３に行わせる。
夫々アクセスする画像入力部３０３、それに対応する画
像信号処理部３０４、中央制御部ＣＰＵ３００といった
ソフト系処理手段と、操作部３０６、回復系制御回路３
０７、インクジェットヘッド温度制御回路３１４、ヘッ
ド駆動制御回路３１５、主走査方向へのキャリッジ駆動
制御回路３１６、副走査方向への紙送り制御回路３１７
といったハード系処理手段とに大別される。ＣＰＵ３０
０は、通常ＲＯＭ３０１とランダムメモリ（ＲＡＭ）３
０２を有し、入力情報に対して適正な記録条件を与えて
記録ヘッド３１３を駆動して記録を行う。又、ＲＡＭ３
０２内には、予めヘッド回復タイミングチャートを実行
するプログラムが格納されており、必要に応じて予備吐
出条件等の回復条件を回復系制御回路３０７、記録ヘッ
ド、保温ヒータ等に与える。回復系モータ３０８は、前
述したような記録ヘッド３１３とこれに対向離間するク
リーニングブレード３０９やキャップ３１０、吸引ポン
プ３１１を駆動する。ヘッド駆動制御回路３１５は、記
録ヘッド３１３のインク吐出用電気熱変換体の駆動条件
を実行するもので、通常予備吐出や記録用インク吐出を
記録ヘッド３１３に行わせる。
【００１７】一方、記録ヘッド３１３のインク吐出用の
電気熱変換体が設けられている基板には、保温ヒータが
設けられており、記録ヘッド内のインク温度を所望設定
温度に加熱調整することができる。又、サーミスタ３１
２は、同様に前記基板に設けられているもので、実質的
な記録ヘッド内部のインク温度を測定するためのもので
ある。サーミスタ３１２も同様に、基板ではなく外部に
設けられていても良く記録ヘッドの周囲近傍にあっても
良い。
電気熱変換体が設けられている基板には、保温ヒータが
設けられており、記録ヘッド内のインク温度を所望設定
温度に加熱調整することができる。又、サーミスタ３１
２は、同様に前記基板に設けられているもので、実質的
な記録ヘッド内部のインク温度を測定するためのもので
ある。サーミスタ３１２も同様に、基板ではなく外部に
設けられていても良く記録ヘッドの周囲近傍にあっても
良い。
【００１８】以上の装置構成に基づく、本発明のいくつ
かの実施形態について以下に説明する。
かの実施形態について以下に説明する。
【００１９】（第１の実施形態）図４は、本発明の第１
の実施形態に係る記録ヘッドを示す図である。図４に示
した第１の記録ヘッドは、１インチ当たりＮ＝６００個
の密度で（６００ｄｐｉ）ｎ＝８個の吐出口（８ノズ
ル）を有している。また、図４に示した第２の記録ヘッ
ドは、第１の記録ヘッドの吐出口密度のｍ＝２倍にあた
る１インチ当たりＮ＝１２００個の密度で（１２００ｄ
ｐｉ）ｎ＝１６個の吐出口（１６ノズル）を有してお
り、１走査あたりの記録幅は、第１の記録ヘッドの１走
査あたりの記録幅と等しい。
の実施形態に係る記録ヘッドを示す図である。図４に示
した第１の記録ヘッドは、１インチ当たりＮ＝６００個
の密度で（６００ｄｐｉ）ｎ＝８個の吐出口（８ノズ
ル）を有している。また、図４に示した第２の記録ヘッ
ドは、第１の記録ヘッドの吐出口密度のｍ＝２倍にあた
る１インチ当たりＮ＝１２００個の密度で（１２００ｄ
ｐｉ）ｎ＝１６個の吐出口（１６ノズル）を有してお
り、１走査あたりの記録幅は、第１の記録ヘッドの１走
査あたりの記録幅と等しい。
【００２０】図５は、図１のキャリッジ１０６上にイエ
ロー、マゼンタ、シアン色に対して図４の第２の記録ヘ
ッドを、ブラック色に対して図４の第１の記録ヘッドを
適用した図であり、各記録ヘッド間の吐出口（ノズル）
の位置関係も示している。副走査方向（ｙ方向）につい
ては、３個の第２の記録ヘッドの間で図３に示した同じ
吐出口番号の位置で一致して配置され、３個の第２の記
録ヘッドと１個の第１の記録ヘッドの間では図３に示し
た第２の記録ヘッドの奇数の吐出口番号（ｎ１，ｎ３，
…，ｎ１３，ｎ１５）の位置と第１の記録ヘッドの吐出
口番号（ｎ１，ｎ２，…，ｎ７，ｎ８）の位置で一致し
て配置されている。主走査方向（ｘ方向）については、
４つの各記録ヘッドが所定の間隔をおいて配置されてい
る。尚、前記３個の第２の記録ヘッドと前記１個の第１
の記録ヘッドは図６に示すように一体の記録ヘッドとし
て構成されてもよい。また図７（ａ）の分離型や（ｂ）
の一体型に示すように吐出口（ノズル）列が１列でなく
千鳥状に配列されていてもよく、この時の駆動信号は、
先行する偶数番号の吐出口群が後追する奇数番号の吐出
口群よりもｄ／ｖ〔秒〕だけ早いタイミングで与えられ
る。ｄ〔インチ〕は奇数番号と偶数番号の吐出口群の間
の距離であり、ｖ〔インチ／秒〕は記録ヘッドの主走査
方向（ｘ方向）への速度である。
ロー、マゼンタ、シアン色に対して図４の第２の記録ヘ
ッドを、ブラック色に対して図４の第１の記録ヘッドを
適用した図であり、各記録ヘッド間の吐出口（ノズル）
の位置関係も示している。副走査方向（ｙ方向）につい
ては、３個の第２の記録ヘッドの間で図３に示した同じ
吐出口番号の位置で一致して配置され、３個の第２の記
録ヘッドと１個の第１の記録ヘッドの間では図３に示し
た第２の記録ヘッドの奇数の吐出口番号（ｎ１，ｎ３，
…，ｎ１３，ｎ１５）の位置と第１の記録ヘッドの吐出
口番号（ｎ１，ｎ２，…，ｎ７，ｎ８）の位置で一致し
て配置されている。主走査方向（ｘ方向）については、
４つの各記録ヘッドが所定の間隔をおいて配置されてい
る。尚、前記３個の第２の記録ヘッドと前記１個の第１
の記録ヘッドは図６に示すように一体の記録ヘッドとし
て構成されてもよい。また図７（ａ）の分離型や（ｂ）
の一体型に示すように吐出口（ノズル）列が１列でなく
千鳥状に配列されていてもよく、この時の駆動信号は、
先行する偶数番号の吐出口群が後追する奇数番号の吐出
口群よりもｄ／ｖ〔秒〕だけ早いタイミングで与えられ
る。ｄ〔インチ〕は奇数番号と偶数番号の吐出口群の間
の距離であり、ｖ〔インチ／秒〕は記録ヘッドの主走査
方向（ｘ方向）への速度である。
【００２１】本発明の第１の実施形態における第１の記
録方法（第１の記録モード）を図８を用いて説明する。
図８（ａ）は、本実施形態における記録ヘッドを示して
おり、図８（ｂ）は主走査方向及び副走査方向の解像度
が６００ｄｐｉのブラック色の画像データ「ｘ」の文字
を本実施形態における第１の記録方法により１回の主走
査で形成され得るドットの配置を示している。第１の記
録ヘッドのｎ１からｎ８までの各吐出口から吐出したド
ットにより形成された黒丸は、主走査方向及び副走査方
向の解像度が６００ｄｐｉの位置に配置されているのが
わかる。
録方法（第１の記録モード）を図８を用いて説明する。
図８（ａ）は、本実施形態における記録ヘッドを示して
おり、図８（ｂ）は主走査方向及び副走査方向の解像度
が６００ｄｐｉのブラック色の画像データ「ｘ」の文字
を本実施形態における第１の記録方法により１回の主走
査で形成され得るドットの配置を示している。第１の記
録ヘッドのｎ１からｎ８までの各吐出口から吐出したド
ットにより形成された黒丸は、主走査方向及び副走査方
向の解像度が６００ｄｐｉの位置に配置されているのが
わかる。
【００２２】本実施形態における第２の記録方法（第２
の記録モード）を図９を用いて説明する。図９（ａ）
は、図８（ａ）と同様の本実施形態における記録ヘッド
を示しており、図９（ｂ）は主走査方向の解像度が６０
０ｄｐｉ、副走査方向の解像度が１２００ｄｐｉのブラ
ック色の画像データ「ｘ」の文字を本実施形態における
第２の記録方法により１回の主走査で形成され得るドッ
トの配置を示している。第１の記録ヘッドのｎ１からｎ
８までの各吐出口から吐出したドットにより形成された
黒丸は、主走査方向及び副走査方向の解像度が６００ｄ
ｐｉの位置に配置されている。第２の記録ヘッドの偶数
番号の吐出口であるｎ２，…，ｎ１６までの８個の各吐
出口から吐出したシアン、マゼンタ、イエロー色を選択
的に使用した混色によるブラック色のドット（１色又は
２色又は３色からなるドット）により形成された斜線で
塗りつぶされた丸は、主走査方向の解像度が前記第１の
記録ヘッドから吐出したドットにより形成された黒丸と
同じ６００ｄｐｉの位置に、副走査方向の解像度が前記
第１の記録ヘッドから吐出したドットにより形成された
黒丸に対して１２００ｄｐｉずれた位置に配置されてい
る。
の記録モード）を図９を用いて説明する。図９（ａ）
は、図８（ａ）と同様の本実施形態における記録ヘッド
を示しており、図９（ｂ）は主走査方向の解像度が６０
０ｄｐｉ、副走査方向の解像度が１２００ｄｐｉのブラ
ック色の画像データ「ｘ」の文字を本実施形態における
第２の記録方法により１回の主走査で形成され得るドッ
トの配置を示している。第１の記録ヘッドのｎ１からｎ
８までの各吐出口から吐出したドットにより形成された
黒丸は、主走査方向及び副走査方向の解像度が６００ｄ
ｐｉの位置に配置されている。第２の記録ヘッドの偶数
番号の吐出口であるｎ２，…，ｎ１６までの８個の各吐
出口から吐出したシアン、マゼンタ、イエロー色を選択
的に使用した混色によるブラック色のドット（１色又は
２色又は３色からなるドット）により形成された斜線で
塗りつぶされた丸は、主走査方向の解像度が前記第１の
記録ヘッドから吐出したドットにより形成された黒丸と
同じ６００ｄｐｉの位置に、副走査方向の解像度が前記
第１の記録ヘッドから吐出したドットにより形成された
黒丸に対して１２００ｄｐｉずれた位置に配置されてい
る。
【００２３】以上のように図８に示した第１の記録方法
で記録するよりも図９に示した第２の記録方法で記録す
ることで主走査方向への移動回数が増えることなく副走
査方向への記録解像度を向上させることが可能となり、
黒文字等のジャギーを低減させることができる。また、
ブラック色の画像データの解像度が、主走査方向及び副
走査方向で６００ｄｐｉの場合は第１の記録方法で記録
を行い、主走査方向で６００ｄｐｉ、副走査方向で１２
００ｄｐｉの場合は第２の記録方法を選択して記録を行
うことで、画像データに応じて記録速度の低下なく最適
な記録を行うことができる。
で記録するよりも図９に示した第２の記録方法で記録す
ることで主走査方向への移動回数が増えることなく副走
査方向への記録解像度を向上させることが可能となり、
黒文字等のジャギーを低減させることができる。また、
ブラック色の画像データの解像度が、主走査方向及び副
走査方向で６００ｄｐｉの場合は第１の記録方法で記録
を行い、主走査方向で６００ｄｐｉ、副走査方向で１２
００ｄｐｉの場合は第２の記録方法を選択して記録を行
うことで、画像データに応じて記録速度の低下なく最適
な記録を行うことができる。
【００２４】なお、本実施形態では、第２の記録ヘッド
の吐出口密度が第１の記録ヘッドの吐出口密度の２倍と
したが、３倍以上として本実施例同様に第１の記録ヘッ
ドの吐出口の位置を除くブラック色の画像データは第２
の記録ヘッドによるインクを選択的に使用した混色によ
るブラック色のみで記録を行っても良い。さらに、本実
施形態では、第２の記録ヘッドを３個使用してシアン、
マゼンタ、イエロー色の３色を選択的に使用した混色に
よるブラック色を形成したが、２色以上の混色によりブ
ラック色を形成する色インクであれば良い。
の吐出口密度が第１の記録ヘッドの吐出口密度の２倍と
したが、３倍以上として本実施例同様に第１の記録ヘッ
ドの吐出口の位置を除くブラック色の画像データは第２
の記録ヘッドによるインクを選択的に使用した混色によ
るブラック色のみで記録を行っても良い。さらに、本実
施形態では、第２の記録ヘッドを３個使用してシアン、
マゼンタ、イエロー色の３色を選択的に使用した混色に
よるブラック色を形成したが、２色以上の混色によりブ
ラック色を形成する色インクであれば良い。
【００２５】（第２の実施形態）上述の第１の実施形態
では、画像データの解像度が主走査方向で６００ｄｐ
ｉ、副走査方向では１２００ｄｐｉの場合に、副走査方
向の記録ヘッドの吐出口密度が６００ｄｐｉである第１
の記録ヘッドの副走査方向の吐出口位置と同じブラック
色の画像データは、ブラックインクを吐出する第１の記
録ヘッドのみで記録をおこなっていたが、本実施形態で
は第２の記録ヘッドによるシアン、マゼンタ、イエロー
色の混色によるブラック色での記録も行う場合について
説明する。
では、画像データの解像度が主走査方向で６００ｄｐ
ｉ、副走査方向では１２００ｄｐｉの場合に、副走査方
向の記録ヘッドの吐出口密度が６００ｄｐｉである第１
の記録ヘッドの副走査方向の吐出口位置と同じブラック
色の画像データは、ブラックインクを吐出する第１の記
録ヘッドのみで記録をおこなっていたが、本実施形態で
は第２の記録ヘッドによるシアン、マゼンタ、イエロー
色の混色によるブラック色での記録も行う場合について
説明する。
【００２６】本実施形態における第１の記録方法（第１
の記録モード）は、図８に示した本発明の第１の実施形
態における第１の記録方法とする。
の記録モード）は、図８に示した本発明の第１の実施形
態における第１の記録方法とする。
【００２７】本実施形態における第２の記録方法（第２
の記録モード）を図１０を用いて説明する。図１０
（ａ）は、本実施形態における記録ヘッドを示してお
り、第１の実施形態における記録ヘッドと同様の記録ヘ
ッドを用いる。図１０（ｂ）は主走査方向の解像度が６
００ｄｐｉ、副走査方向の解像度が１２００ｄｐｉのブ
ラック色の画像データ「ｘ」の文字を本実施形態におけ
る第２の記録方法により１回の主走査で形成され得るド
ットの配置を示している。ブラックインクを吐出する第
１の記録ヘッドの副走査方向の吐出口位置と同じブラッ
ク色の画像データは、第１の記録ヘッドのｎ１からｎ８
までの各吐出口から吐出したドットにより形成された黒
丸と、シアン、マゼンタ、イエロー色を各々吐出する３
個の第２の記録ヘッドの奇数番号の吐出口であるｎ１，
…，ｎ１５までの８個の各吐出口から吐出したシアン、
マゼンタ、イエロー色を選択的に使用した混色によるブ
ラック色のドット（１色又は２色又は３色からなるドッ
ト）により形成された斜線で塗りつぶされた丸により、
主走査方向及び副走査方向の解像度が６００ｄｐｉの位
置に配置されている。前記ブラックインクを吐出する第
１の記録ヘッドの副走査方向の吐出口位置から副走査方
向に１２００ｄｐｉずれた位置のブラック色の画像デー
タは、シアン、マゼンタ、イエロー色を各々吐出する３
個の第２の記録ヘッドの偶数番号の吐出口であるｎ２，
…，ｎ１６までの８個の各吐出口から吐出したシアン、
マゼンタ、イエロー色を選択的に使用した混色によるブ
ラック色のドット（１色又は２色又は３色からなるドッ
ト）により形成された斜線で塗りつぶされた丸のみによ
り、主走査方向の解像度が６００ｄｐｉの位置に、副走
査方向の解像度が前記第１の記録ヘッドから吐出したド
ットにより形成された黒丸の位置に対して１２００ｄｐ
ｉずれた位置に配置されている。
の記録モード）を図１０を用いて説明する。図１０
（ａ）は、本実施形態における記録ヘッドを示してお
り、第１の実施形態における記録ヘッドと同様の記録ヘ
ッドを用いる。図１０（ｂ）は主走査方向の解像度が６
００ｄｐｉ、副走査方向の解像度が１２００ｄｐｉのブ
ラック色の画像データ「ｘ」の文字を本実施形態におけ
る第２の記録方法により１回の主走査で形成され得るド
ットの配置を示している。ブラックインクを吐出する第
１の記録ヘッドの副走査方向の吐出口位置と同じブラッ
ク色の画像データは、第１の記録ヘッドのｎ１からｎ８
までの各吐出口から吐出したドットにより形成された黒
丸と、シアン、マゼンタ、イエロー色を各々吐出する３
個の第２の記録ヘッドの奇数番号の吐出口であるｎ１，
…，ｎ１５までの８個の各吐出口から吐出したシアン、
マゼンタ、イエロー色を選択的に使用した混色によるブ
ラック色のドット（１色又は２色又は３色からなるドッ
ト）により形成された斜線で塗りつぶされた丸により、
主走査方向及び副走査方向の解像度が６００ｄｐｉの位
置に配置されている。前記ブラックインクを吐出する第
１の記録ヘッドの副走査方向の吐出口位置から副走査方
向に１２００ｄｐｉずれた位置のブラック色の画像デー
タは、シアン、マゼンタ、イエロー色を各々吐出する３
個の第２の記録ヘッドの偶数番号の吐出口であるｎ２，
…，ｎ１６までの８個の各吐出口から吐出したシアン、
マゼンタ、イエロー色を選択的に使用した混色によるブ
ラック色のドット（１色又は２色又は３色からなるドッ
ト）により形成された斜線で塗りつぶされた丸のみによ
り、主走査方向の解像度が６００ｄｐｉの位置に、副走
査方向の解像度が前記第１の記録ヘッドから吐出したド
ットにより形成された黒丸の位置に対して１２００ｄｐ
ｉずれた位置に配置されている。
【００２８】以上のように図８に示した第１の記録方法
で記録するよりも図１０に示した第２の記録方法で記録
することで主走査方向への移動回数が増えることなく副
走査方向への記録解像度を向上させることが可能とな
り、黒文字等のジャギーを低減させることができる。ま
た、ブラック色の画像データの解像度が、主走査方向及
び副走査方向で６００ｄｐｉの場合は第１の記録方法で
記録を行い、主走査方向で６００ｄｐｉ、副走査方向で
１２００ｄｐｉの場合は第２の記録方法を選択して記録
を行うことで、画像データに応じて記録速度の低下なく
最適な記録を行うことができる。
で記録するよりも図１０に示した第２の記録方法で記録
することで主走査方向への移動回数が増えることなく副
走査方向への記録解像度を向上させることが可能とな
り、黒文字等のジャギーを低減させることができる。ま
た、ブラック色の画像データの解像度が、主走査方向及
び副走査方向で６００ｄｐｉの場合は第１の記録方法で
記録を行い、主走査方向で６００ｄｐｉ、副走査方向で
１２００ｄｐｉの場合は第２の記録方法を選択して記録
を行うことで、画像データに応じて記録速度の低下なく
最適な記録を行うことができる。
【００２９】なお、本実施形態では、各記録ヘッドの吐
出口の位置が副走査方向にそって一定の間隔で一直線上
に配置されていたが、図７（ａ）の様に千鳥状に配列し
た記録ヘッドを用いても良く、図６や図７の（ｂ）のよ
うに一体の構成でも良い。また、本実施形態では、第２
の記録ヘッドの吐出口密度が第１の記録ヘッドの吐出口
密度の２倍としたが、３倍以上として本実施例同様に第
１の記録ヘッドの吐出口の位置を除くブラック色の画像
データは第２の記録ヘッドによるインクを選択的に使用
した混色によるブラック色のみで記録を行っても良い。
さらに、第２の記録ヘッドを３個使用してシアン、マゼ
ンタ、イエロー色の３色を選択的に使用した混色による
ブラック色を形成したが、２色以上の混色によりブラッ
ク色を形成する色インクであれば良い。
出口の位置が副走査方向にそって一定の間隔で一直線上
に配置されていたが、図７（ａ）の様に千鳥状に配列し
た記録ヘッドを用いても良く、図６や図７の（ｂ）のよ
うに一体の構成でも良い。また、本実施形態では、第２
の記録ヘッドの吐出口密度が第１の記録ヘッドの吐出口
密度の２倍としたが、３倍以上として本実施例同様に第
１の記録ヘッドの吐出口の位置を除くブラック色の画像
データは第２の記録ヘッドによるインクを選択的に使用
した混色によるブラック色のみで記録を行っても良い。
さらに、第２の記録ヘッドを３個使用してシアン、マゼ
ンタ、イエロー色の３色を選択的に使用した混色による
ブラック色を形成したが、２色以上の混色によりブラッ
ク色を形成する色インクであれば良い。
【００３０】（第３の実施形態）上述の第１及び第２の
実施形態では、ブラックインクを吐出する第１の記録ヘ
ッドの吐出量が主走査方向及び副走査方向の解像度が６
００ｄｐｉの格子を埋められる固定の吐出量であった
が、本実施形態では吐出量が可変の場合について説明す
る。
実施形態では、ブラックインクを吐出する第１の記録ヘ
ッドの吐出量が主走査方向及び副走査方向の解像度が６
００ｄｐｉの格子を埋められる固定の吐出量であった
が、本実施形態では吐出量が可変の場合について説明す
る。
【００３１】本実施形態における第１の記録方法（第１
の記録モード）は、図８に示した本発明の第１の実施形
態における第１の記録方法とする。
の記録モード）は、図８に示した本発明の第１の実施形
態における第１の記録方法とする。
【００３２】本実施形態における第２の記録方法（第２
の記録モード）を図１１を用いて説明する。図１１
（ａ）は、本実施形態における記録ヘッドを示してお
り、記録ヘッドの構成が第１及び第２の実施形態の構成
であり、吐出量が可変の記録ヘッドを用いる。図１１
（ｂ）は主走査方向及び副走査方向の解像度が１２００
ｄｐｉのブラック色の画像データ「ｘ」の文字を本実施
形態における第２の記録方法により１回の主走査で形成
され得るドットの配置を示している。ブラックインクを
吐出する第１の記録ヘッドの副走査方向の吐出口位置と
同じブラック色の画像データは、第１の記録ヘッドのｎ
１からｎ８までの各吐出口から主走査方向及び副走査方
向の解像度が１２００ｄｐｉの格子を埋められる吐出量
のドットにより形成された黒丸により、主走査方向の解
像度が１２００ｄｐｉの位置に、副走査方向の解像度が
６００ｄｐｉの位置に配置されている。前記ブラックイ
ンクを吐出する第１の記録ヘッドの副走査方向の吐出口
位置から副走査方向に１２００ｄｐｉずれた位置のブラ
ック色の画像データは、シアン、マゼンタ、イエロー色
を各々吐出する３個の第２の記録ヘッドの偶数番号の吐
出口であるｎ２，…，ｎ１６までの８個の各吐出口から
選択された色数合わせて主走査方向及び副走査方向の解
像度が１２００ｄｐｉの格子を埋められる吐出量による
シアン、マゼンタ、イエロー色を選択的に使用した混色
によるブラック色のドット（１色又は２色又は３色から
なるドット）により形成された斜線で塗りつぶされた丸
のみにより、主走査方向の解像度が１２００ｄｐｉの位
置に、副走査方向の解像度が前記第１の記録ヘッドから
吐出したドットにより形成された黒丸の位置に対して１
２００ｄｐｉずれた位置に配置されている。
の記録モード）を図１１を用いて説明する。図１１
（ａ）は、本実施形態における記録ヘッドを示してお
り、記録ヘッドの構成が第１及び第２の実施形態の構成
であり、吐出量が可変の記録ヘッドを用いる。図１１
（ｂ）は主走査方向及び副走査方向の解像度が１２００
ｄｐｉのブラック色の画像データ「ｘ」の文字を本実施
形態における第２の記録方法により１回の主走査で形成
され得るドットの配置を示している。ブラックインクを
吐出する第１の記録ヘッドの副走査方向の吐出口位置と
同じブラック色の画像データは、第１の記録ヘッドのｎ
１からｎ８までの各吐出口から主走査方向及び副走査方
向の解像度が１２００ｄｐｉの格子を埋められる吐出量
のドットにより形成された黒丸により、主走査方向の解
像度が１２００ｄｐｉの位置に、副走査方向の解像度が
６００ｄｐｉの位置に配置されている。前記ブラックイ
ンクを吐出する第１の記録ヘッドの副走査方向の吐出口
位置から副走査方向に１２００ｄｐｉずれた位置のブラ
ック色の画像データは、シアン、マゼンタ、イエロー色
を各々吐出する３個の第２の記録ヘッドの偶数番号の吐
出口であるｎ２，…，ｎ１６までの８個の各吐出口から
選択された色数合わせて主走査方向及び副走査方向の解
像度が１２００ｄｐｉの格子を埋められる吐出量による
シアン、マゼンタ、イエロー色を選択的に使用した混色
によるブラック色のドット（１色又は２色又は３色から
なるドット）により形成された斜線で塗りつぶされた丸
のみにより、主走査方向の解像度が１２００ｄｐｉの位
置に、副走査方向の解像度が前記第１の記録ヘッドから
吐出したドットにより形成された黒丸の位置に対して１
２００ｄｐｉずれた位置に配置されている。
【００３３】図１３乃至図１５は、本第３の実施形態の
インクジェットヘッドにおけるヒータ（電気熱変換体）
の配置列を説明するための図である。
インクジェットヘッドにおけるヒータ（電気熱変換体）
の配置列を説明するための図である。
【００３４】図１３は、吐出口内１３０にほぼ同じ発熱
量のヒータ（電気熱変換体）１３１，１３２を、上下方
向に互いに水平方向に位置をずらして配置した例を示
し、よりインク吐出口１３３に近い方のヒータ（電気熱
変換体）１３１のみを発熱駆動した場合、及びヒータ
（電気熱変換体）１３１，１３２の両方を同時に駆動し
た場合とで、それぞれ異なるインク吐出量（ドット径）
が得られる場合を示している。
量のヒータ（電気熱変換体）１３１，１３２を、上下方
向に互いに水平方向に位置をずらして配置した例を示
し、よりインク吐出口１３３に近い方のヒータ（電気熱
変換体）１３１のみを発熱駆動した場合、及びヒータ
（電気熱変換体）１３１，１３２の両方を同時に駆動し
た場合とで、それぞれ異なるインク吐出量（ドット径）
が得られる場合を示している。
【００３５】図１４（Ａ）乃至（Ｃ）のそれぞれは、１
つの吐出口内１４０に互いに異なる発熱量の小ヒータ
（電気熱変換体）１４１，大ヒータ（電気熱変換体）１
４２（大ヒータ（電気変換体）１４２の方が発熱量が大
きい）を設け、それらを図１４（Ａ）乃至（Ｃ）に示す
ように、それぞれ位置を変えて配置した例を示す。この
場合も、小ヒータ（電気熱変換体）１４１のみ、大ヒー
タ（電気熱変換体）１４２のみ、更には小ヒータ（電気
熱変換体）１４１と大ヒータ（電気熱変換体）１４２と
を同時に発熱駆動することにより、小ドット、中ドット
及び大ドットを記録するのに相当する量のインク滴を吐
出口１４３より吐出させることができる。
つの吐出口内１４０に互いに異なる発熱量の小ヒータ
（電気熱変換体）１４１，大ヒータ（電気熱変換体）１
４２（大ヒータ（電気変換体）１４２の方が発熱量が大
きい）を設け、それらを図１４（Ａ）乃至（Ｃ）に示す
ように、それぞれ位置を変えて配置した例を示す。この
場合も、小ヒータ（電気熱変換体）１４１のみ、大ヒー
タ（電気熱変換体）１４２のみ、更には小ヒータ（電気
熱変換体）１４１と大ヒータ（電気熱変換体）１４２と
を同時に発熱駆動することにより、小ドット、中ドット
及び大ドットを記録するのに相当する量のインク滴を吐
出口１４３より吐出させることができる。
【００３６】また図１５（Ａ）は、１つの吐出口内１５
０にほぼ同じ発熱量のヒータ（電気熱変換体）１５１，
１５２を吐出口１５３から奥の方に順に並べて配置した
例を示す。ここでヒータ（電気熱変換体）１５１のみ、
或はヒータ（電気熱変換体）１５１，１５２を同時に発
熱駆動することにより、２種類の異なるインク吐出量で
記録を行うことができる。図２５（Ｂ）は、それぞれ互
いに発熱量の異なる小ヒータ（電気熱変換体）１５４，
大ヒータ（電気熱変換体）１５５を、吐出口１５３から
奥のほうに順に並べて配置した例を示しており、ここで
小ヒータ（電気熱変換体）１５４のみ、或は大ヒータ
（電気熱変換体）１５５のみ、或は小ヒータ（電気熱変
換体）１５４と大ヒータ（電気熱変換体）１５５とを同
時に発熱駆動することにより、３種類の異なるインク吐
出量で記録することができる。
０にほぼ同じ発熱量のヒータ（電気熱変換体）１５１，
１５２を吐出口１５３から奥の方に順に並べて配置した
例を示す。ここでヒータ（電気熱変換体）１５１のみ、
或はヒータ（電気熱変換体）１５１，１５２を同時に発
熱駆動することにより、２種類の異なるインク吐出量で
記録を行うことができる。図２５（Ｂ）は、それぞれ互
いに発熱量の異なる小ヒータ（電気熱変換体）１５４，
大ヒータ（電気熱変換体）１５５を、吐出口１５３から
奥のほうに順に並べて配置した例を示しており、ここで
小ヒータ（電気熱変換体）１５４のみ、或は大ヒータ
（電気熱変換体）１５５のみ、或は小ヒータ（電気熱変
換体）１５４と大ヒータ（電気熱変換体）１５５とを同
時に発熱駆動することにより、３種類の異なるインク吐
出量で記録することができる。
【００３７】以上のように吐出量が可変の記録ヘッドを
使用することで、ブラック色の画像データの解像度が、
主走査方向及び副走査方向で６００ｄｐｉの場合は図８
に示した第１の記録方法で記録を行い、主走査方向及び
副走査方向で１２００ｄｐｉの場合は図１１に示した第
２の記録方法で黒文字等のジャギーをより低減させた記
録を行うことができる。さらに、主走査方向への移動回
数が第１の記録方法と第２の記録方法で変わることなく
副走査方向及び主走査方向への記録解像度を向上させる
ことが可能となり、記録速度の低下なく画像データに応
じた最適な記録を行うことができる。
使用することで、ブラック色の画像データの解像度が、
主走査方向及び副走査方向で６００ｄｐｉの場合は図８
に示した第１の記録方法で記録を行い、主走査方向及び
副走査方向で１２００ｄｐｉの場合は図１１に示した第
２の記録方法で黒文字等のジャギーをより低減させた記
録を行うことができる。さらに、主走査方向への移動回
数が第１の記録方法と第２の記録方法で変わることなく
副走査方向及び主走査方向への記録解像度を向上させる
ことが可能となり、記録速度の低下なく画像データに応
じた最適な記録を行うことができる。
【００３８】なお、本実施形態では、各記録ヘッドの吐
出口の位置が副走査方向にそって一定の間隔で一直線上
に配置されていたが、図７（ａ）の様に千鳥状に配列し
た記録ヘッドを用いても良く、図６や図７の（ｂ）のよ
うに一体の構成でも良い。また、本実施形態では、第２
の記録ヘッドの吐出口密度が第１の記録ヘッドの吐出口
密度の２倍としたが、３倍以上として本実施例同様に第
１の記録ヘッドの吐出口の位置を除くブラック色の画像
データは第２の記録ヘッドによるインクを選択的に使用
した混色によるブラック色のみで記録を行っても良い。
さらに、第２の記録ヘッドを３個使用してシアン、マゼ
ンタ、イエロー色の３色を選択的に使用した混色による
ブラック色を形成したが、２色以上の混色によりブラッ
ク色を形成する色インクであれば良いまた、第１の記録
ヘッドの吐出口の位置のブラック色の画像データを、前
記第２の実施形態の様に第１の記録ヘッドと第２の記録
ヘッドにより画像を記録しても良い。
出口の位置が副走査方向にそって一定の間隔で一直線上
に配置されていたが、図７（ａ）の様に千鳥状に配列し
た記録ヘッドを用いても良く、図６や図７の（ｂ）のよ
うに一体の構成でも良い。また、本実施形態では、第２
の記録ヘッドの吐出口密度が第１の記録ヘッドの吐出口
密度の２倍としたが、３倍以上として本実施例同様に第
１の記録ヘッドの吐出口の位置を除くブラック色の画像
データは第２の記録ヘッドによるインクを選択的に使用
した混色によるブラック色のみで記録を行っても良い。
さらに、第２の記録ヘッドを３個使用してシアン、マゼ
ンタ、イエロー色の３色を選択的に使用した混色による
ブラック色を形成したが、２色以上の混色によりブラッ
ク色を形成する色インクであれば良いまた、第１の記録
ヘッドの吐出口の位置のブラック色の画像データを、前
記第２の実施形態の様に第１の記録ヘッドと第２の記録
ヘッドにより画像を記録しても良い。
【００３９】（第４の実施形態）上述の第３の実施形態
において、ブラック色の画像データの解像度に対する量
子化数が全て２値のデータであったが、本実施形態では
量子化数が多値のデータの場合について説明する。
において、ブラック色の画像データの解像度に対する量
子化数が全て２値のデータであったが、本実施形態では
量子化数が多値のデータの場合について説明する。
【００４０】本実施形態における第１及び第２の記録ヘ
ッドは、本発明の第３の実施形態に用いた吐出量が可変
の記録ヘッドを用いた同一の記録ヘッド構成とする。
ッドは、本発明の第３の実施形態に用いた吐出量が可変
の記録ヘッドを用いた同一の記録ヘッド構成とする。
【００４１】ブラック色の画像データが、主走査方向及
び副走査方向の解像度が６００ｄｐｉで階調数である量
子化数が２の場合には、ブラックインクを吐出する第１
の記録ヘッドのみにより主走査方向及び副走査方向の解
像度が６００ｄｐｉの格子を埋められる吐出量のドット
により形成し、その時の量子化された画素パターンを図
１２の（ａ）に示す。
び副走査方向の解像度が６００ｄｐｉで階調数である量
子化数が２の場合には、ブラックインクを吐出する第１
の記録ヘッドのみにより主走査方向及び副走査方向の解
像度が６００ｄｐｉの格子を埋められる吐出量のドット
により形成し、その時の量子化された画素パターンを図
１２の（ａ）に示す。
【００４２】ブラック色の画像データが、主走査方向及
び副走査方向の解像度が６００ｄｐｉで階調数である量
子化数が５の場合には、ブラックインクを吐出する第１
の記録ヘッドにより主走査方向及び副走査方向の解像度
が１２００ｄｐｉの格子を埋められる吐出量のドットと
シアン、マゼンタ、イエロー色を各々吐出する３個の第
２の記録ヘッドの偶数番号の吐出口であるｎ２，…，ｎ
１６までの８個の各吐出口から選択された色数合わせて
主走査方向及び副走査方向の解像度が１２００ｄｐｉの
格子を埋められる吐出量によるシアン、マゼンタ、イエ
ロー色を選択的に使用した混色によるブラック色のドッ
ト（１色又は２色又は３色からなるドット）により形成
し、その時の量子化された画素パターンを図１２の
（ｂ）に示す。図１２の（ｂ）に示された０から４まで
の５値（レベル）の画素パターンは、第１の記録ヘッド
のｎ１と第２の記録ヘッドのｎ２、第１の記録ヘッドの
ｎ２と第２の記録ヘッドのｎ４，…，第１の記録ヘッド
のｎ８と第２の記録ヘッドのｎ１６の様に、第１の記録
ヘッドの吐出口番号と第２の記録ヘッドの吐出口番号が
第１の記録ヘッドの吐出口番号×２となる組み合わせの
画素に値する。
び副走査方向の解像度が６００ｄｐｉで階調数である量
子化数が５の場合には、ブラックインクを吐出する第１
の記録ヘッドにより主走査方向及び副走査方向の解像度
が１２００ｄｐｉの格子を埋められる吐出量のドットと
シアン、マゼンタ、イエロー色を各々吐出する３個の第
２の記録ヘッドの偶数番号の吐出口であるｎ２，…，ｎ
１６までの８個の各吐出口から選択された色数合わせて
主走査方向及び副走査方向の解像度が１２００ｄｐｉの
格子を埋められる吐出量によるシアン、マゼンタ、イエ
ロー色を選択的に使用した混色によるブラック色のドッ
ト（１色又は２色又は３色からなるドット）により形成
し、その時の量子化された画素パターンを図１２の
（ｂ）に示す。図１２の（ｂ）に示された０から４まで
の５値（レベル）の画素パターンは、第１の記録ヘッド
のｎ１と第２の記録ヘッドのｎ２、第１の記録ヘッドの
ｎ２と第２の記録ヘッドのｎ４，…，第１の記録ヘッド
のｎ８と第２の記録ヘッドのｎ１６の様に、第１の記録
ヘッドの吐出口番号と第２の記録ヘッドの吐出口番号が
第１の記録ヘッドの吐出口番号×２となる組み合わせの
画素に値する。
【００４３】以上のように吐出量が可変の記録ヘッドを
使用し、ブラック色の画像データの解像度が、主走査方
向及び副走査方向で６００ｄｐｉで階調数である量子化
数が２の場合は上記第１の記録方法を使用し、階調数で
ある量子化数が５の場合は第２の記録方法を使用するこ
とでカラーのイメージ画像をより写真調の高画質な画像
として出力するのにブラック色の階調数を増やした記録
を行うことができる。さらに、主走査方向への移動回数
が第１の記録方法と第２の記録方法で変わることなくブ
ラック色の階調数を向上させることが可能となり、記録
速度の低下なく画像データに応じた最適な記録を行うこ
とができる。
使用し、ブラック色の画像データの解像度が、主走査方
向及び副走査方向で６００ｄｐｉで階調数である量子化
数が２の場合は上記第１の記録方法を使用し、階調数で
ある量子化数が５の場合は第２の記録方法を使用するこ
とでカラーのイメージ画像をより写真調の高画質な画像
として出力するのにブラック色の階調数を増やした記録
を行うことができる。さらに、主走査方向への移動回数
が第１の記録方法と第２の記録方法で変わることなくブ
ラック色の階調数を向上させることが可能となり、記録
速度の低下なく画像データに応じた最適な記録を行うこ
とができる。
【００４４】なお、本実施形態では、各記録ヘッドの吐
出口の位置が副走査方向にそって一定の間隔で一直線上
に配置されていたが、図７（ａ）の様に千鳥状に配列し
た記録ヘッドを用いても良く、図６や図７の（ｂ）のよ
うに一体の構成でも良い。また、本実施形態では、第２
の記録ヘッドの吐出口密度が第１の記録ヘッドの吐出口
密度の２倍としたが、３倍以上として本実施例同様に第
１の記録ヘッドの吐出口の位置を除くブラック色の画像
データは第２の記録ヘッドによるインクを選択的に使用
した混色によるブラック色のみで記録を行っても良い。
さらに、第２の記録ヘッドを３個使用してシアン、マゼ
ンタ、イエロー色の３色を選択的に使用した混色による
ブラック色を形成したが、２色以上の混色によりブラッ
ク色を形成する色インクであれば良い。また、第１の記
録ヘッドの吐出口の位置のブラック色の画像データを、
前記第２の実施形態の様に第１の記録ヘッドと第２の記
録ヘッドにより画像を記録しても良い。
出口の位置が副走査方向にそって一定の間隔で一直線上
に配置されていたが、図７（ａ）の様に千鳥状に配列し
た記録ヘッドを用いても良く、図６や図７の（ｂ）のよ
うに一体の構成でも良い。また、本実施形態では、第２
の記録ヘッドの吐出口密度が第１の記録ヘッドの吐出口
密度の２倍としたが、３倍以上として本実施例同様に第
１の記録ヘッドの吐出口の位置を除くブラック色の画像
データは第２の記録ヘッドによるインクを選択的に使用
した混色によるブラック色のみで記録を行っても良い。
さらに、第２の記録ヘッドを３個使用してシアン、マゼ
ンタ、イエロー色の３色を選択的に使用した混色による
ブラック色を形成したが、２色以上の混色によりブラッ
ク色を形成する色インクであれば良い。また、第１の記
録ヘッドの吐出口の位置のブラック色の画像データを、
前記第２の実施形態の様に第１の記録ヘッドと第２の記
録ヘッドにより画像を記録しても良い。
【００４５】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【００４６】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第４７２３１２９号明細書、同第４７４０
７９６号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体（インク）
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
（インク）内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体（イン
ク）を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体（イン
ク）の吐出が達成でき、より好ましい。
ば、米国特許第４７２３１２９号明細書、同第４７４０
７９６号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体（インク）
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体
（インク）内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体（イン
ク）を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体（イン
ク）の吐出が達成でき、より好ましい。
【００４７】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第４４６３３５９号明細書、同第４３４５２６２号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第４３１３１２４号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
特許第４４６３３５９号明細書、同第４３４５２６２号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第４３１３１２４号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【００４８】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成（直線状液流路または直角液流路）の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第４５５８３３３号明細書、米国特許第
４４５９６００号明細書を用いた構成としてもよい。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成（直線状液流路または直角液流路）の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第４５５８３３３号明細書、米国特許第
４４５９６００号明細書を用いた構成としてもよい。
【００４９】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭５９−１２３６７０号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭５９−１３８４６１号公報に基づいた構成
とすることもできる。
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭５９−１２３６７０号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭５９−１３８４６１号公報に基づいた構成
とすることもできる。
【００５０】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジの記録ヘッドを用いてもよい。
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジの記録ヘッドを用いてもよい。
【００５１】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるはこれらの組み合わせによる予
備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
行うことも安定した記録を行うために有効である。
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニング
手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるいはこ
れとは別の加熱素子あるはこれらの組み合わせによる予
備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
行うことも安定した記録を行うために有効である。
【００５２】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を３０℃以上７０℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を３０℃以上７０℃以下の範囲内で温度調
整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温
度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付与
時にインクが液状をなすものであればよい。
【００５３】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭５４−５６８４
７号公報あるいは特開昭６０−７１２６０号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭５４−５６８４
７号公報あるいは特開昭６０−７１２６０号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【００５４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、特
にブラック画像に対して記録速度の低下がなく高解像度
及び高階調の画像を記録することが可能になった。
にブラック画像に対して記録速度の低下がなく高解像度
及び高階調の画像を記録することが可能になった。
【図１】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
概略説明図である。
概略説明図である。
【図２】本発明に適用可能な記録ヘッドの部分説明図で
ある。
ある。
【図３】本発明を適用可能なインクジェット記録装置の
制御構成を示すブロック図である。
制御構成を示すブロック図である。
【図４】本発明に適用可能な記録ヘッドの概略説明図で
ある。
ある。
【図５】本発明に適用可能な記録ヘッドの別体型の構成
図である。
図である。
【図６】本発明に適用可能な記録ヘッドの一体型の構成
図である。
図である。
【図７】本発明に適用可能な記録ヘッドの吐出口列が千
鳥状に配列された一体及び別体型の構成図である。
鳥状に配列された一体及び別体型の構成図である。
【図８】本発明の第１の実施形態における第１の記録方
法を示した図である。
法を示した図である。
【図９】本発明の第１の実施形態における第２の記録方
法を示した図である。
法を示した図である。
【図１０】本発明の第２の実施形態における第２の記録
方法を示した図である。
方法を示した図である。
【図１１】本発明の第３の実施形態における第２の記録
方法を示した図である。
方法を示した図である。
【図１２】本発明の第４の実施形態における第１の記録
方法及び第２の記録方法での画素パターンを示した図で
ある。
方法及び第２の記録方法での画素パターンを示した図で
ある。
【図１３】本実施の形態のインクジェット記録ヘッドの
吐出口内のヒータ（電気熱変換体）の配置例を説明する
図である。
吐出口内のヒータ（電気熱変換体）の配置例を説明する
図である。
【図１４】本実施の形態のインクジェット記録ヘッドの
吐出口内のヒータ（電気熱変換体）の配置例を説明する
図である。
吐出口内のヒータ（電気熱変換体）の配置例を説明する
図である。
【図１５】本実施の形態のインクジェット記録ヘッドの
吐出口内のヒータ（電気熱変換体）の配置例を説明する
図である。
吐出口内のヒータ（電気熱変換体）の配置例を説明する
図である。
１０１ インクカートリッジ １０２、４１ マルチヘッド １０３ 紙送りローラ １０４ 搬送ローラ １０５ 給紙ローラ １０６ キャリッジ ２０１ マルチ吐出口 ３００ 中央制御部（ＣＰＵ） ３０１ ＲＯＭ ３０２ ＲＡＭ ３０３ 画像入力部 ３０４ 画像信号処理部 ３０５ バスライン ３０６ 操作部 ３０７ 回復系制御部 ３０８ 回復系モータ ３０９ ブレード ３１０ キャップ ３１１ ポンプ ３１２ サーミスタ ３１３ 記録ヘッド ３１４ ヘッド温度制御回路 ３１５ ヘッド駆動制御回路 ３１６ キャリッジ駆動制御回路 ３１７ 紙送り制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C056 EA01 EC80 ED09 EE09 EE14 2C057 AF39 CA04 CA09 5C074 AA02 AA12 BB16 CC26 DD03 DD24 DD28 FF15 GG09
Claims (14)
- 【請求項１】 記録媒体に対して記録ヘッドを相対的に
走査させながらインクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録装置であって、 前記走査方向とは異なる方向に並ぶ複数のブラックイン
ク吐出口を備える第１の吐出口列と前記第１の吐出口列
の吐出口密度より高い吐出口密度を有し前記走査方向と
は異なる方向に並び混色によりブラックを形成可能なカ
ラーインクを吐出する複数のカラーインク吐出口を備え
る第２の吐出口列を備え、 前記第１の吐出口列によりブラック画像を記録するとと
もに前記第１の吐出口列により記録されないブラック画
像領域を前記第２の吐出口列からインクの混色により記
録することで前記第１の吐出口列のみにより記録される
画像の解像度よりも高い解像度でブラック画像を記録す
ることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項２】 記録媒体に対して記録ヘッドを相対的に
走査させながらインクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録装置であって、 前記走査方向とは異なる方向に並ぶ複数のブラックイン
ク吐出口を備える第１の吐出口列と前記第１の吐出口列
の吐出口密度より高い吐出口密度を有し前記走査方向と
は異なる方向に並び混色によりブラックを形成可能なカ
ラーインクを吐出する複数のカラーインク吐出口を備え
る第２の吐出口列を備え、 前記第１の吐出口列のみによりブラック画像を記録する
第１記録モードと、前記第１の吐出口列によりブラック
画像を記録するとともに前記第１の吐出口列により記録
されないブラック画像領域を前記第２の吐出口列からイ
ンクの混色により記録することで前記第１の吐出口列の
みにより記録される画像の解像度よりも高い解像度でブ
ラック画像を記録する第２記録モードを選択的に実行す
ることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 【請求項３】 記録媒体に対して記録ヘッドを相対的に
走査させながらインクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録装置であって、 前記走査方向とは異なる方向に並ぶ複数のブラックイン
ク吐出口を備える第１の吐出口列と前記第１の吐出口列
の吐出口密度より高い吐出口密度を有し前記走査方向と
は異なる方向に並び混色によりブラックを形成可能なカ
ラーインクを吐出する複数のカラーインク吐出口を備え
る第２の吐出口列を備え、 前記第１の吐出口列により記録可能なブラック画像領域
を前記第１の吐出口列からのブラックインクにより記録
するとともに前記第２の吐出口列からのインクの混色に
より記録し、前記第１の吐出口列により記録されないブ
ラック画像領域を前記第２の吐出口列からのインクの混
色により記録することで前記第１の吐出口列のみにより
記録される画像の解像度よりも高い解像度でブラック画
像を記録することを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項４】 記録媒体に対して記録ヘッドを相対的に
走査させながらインクを吐出して記録を行うインクジェ
ット記録装置であって、 前記走査方向とは異なる方向に並ぶ複数のブラックイン
ク吐出口を備える第１の吐出口列と前記第１の吐出口列
の吐出口密度より高い吐出口密度を有し前記走査方向と
は異なる方向に並び混色によりブラックを形成可能なカ
ラーインクを吐出する複数のカラーインク吐出口を備え
る第２の吐出口列を備え、 前記第１の吐出口列のみによりブラック画像を記録する
第１記録モードと、前記第１の吐出口列により記録可能
なブラック画像領域を前記第１の吐出口列からのブラッ
クインクにより記録するとともに前記第２の吐出口列か
らのインクの混色により記録し、前記第１の吐出口列に
より記録されないブラック画像領域を前記第２の吐出口
列からのインクの混色により記録することで前記第１の
吐出口列のみにより記録される画像の解像度よりも高い
解像度でブラック画像を記録する第２記録モードを選択
的に実行することを特徴とするインクジェット記録装
置。 - 【請求項５】 前記混色によりブラックを形成可能なカ
ラーインクは、シアン、マゼンタ、イエローの３色であ
り、これらを選択的に使用した混色によりブラックを形
成することを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記
載のインクジェット記録装置。 - 【請求項６】 前記第１記録モードと第２記録モード
は、記録すべきブラック画像の解像度に応じて選択され
たことを特徴とする請求項２又は４記載のインクジェッ
ト記録装置。 - 【請求項７】 記録すべきブラック画像の解像度が前記
第１の吐出口列により記録可能である場合は前記第１記
録モードで記録を行い、記録すべきブラック画像の解像
度が前記第２の吐出口列により記録可能である場合は前
記第２記録モードで記録を行うことを特徴とする請求項
６記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項８】 前記第１記録モードと第２記録モード
は、記録すべきブラック画像の画素の最大階調数に応じ
て選択されることを特徴とする請求項２又は４記載のイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項９】 前記第１の記録モードで記録するブラッ
ク画像の画素の最大階調数は前記第２記録モードで記録
するブラック画像の画素の最大階調数より小さいことを
特徴とする請求項８に記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項１０】 前記第１の吐出口列からの１滴当りの
インク吐出量は前記第２の吐出口列からの１滴当りのイ
ンク吐出量と異なることを特徴とする請求項１乃至９の
いずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項１１】 前記第２の記録モードにおいて、前記
第１の吐出口列からの１滴当りのインク吐出量は前記第
２の吐出口列からの１滴当りのインク吐出量より大きい
ことを特徴とする請求項２、４乃至９のいずれかに記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項１２】 前記第２の記録モードにおいて、混色
によりブラックを形成するために選択されたカラーイン
クの前記第２の吐出口列からの各色１滴当りのインク吐
出量は、選択された色数に応じて異なることを特徴とす
る請求項１１記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項１３】 前記第２の記録モードにおいて、混色
によりブラックを形成するために選択されたカラーイン
クの１回当りの吐出量の合計が前記第１の吐出口列から
の１滴当りの吐出量に等しいことを特徴とする請求項１
０乃至１２のいずれかに記載のインクジェット記録装
置。 - 【請求項１４】 前記記録ヘッドは、吐出に用いられる
熱エネルギーを発生する熱エネルギー発生体を備えるこ
とを特徴とする請求項１ないし１３のいずれかに記載の
インクジェット記録装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35879999A JP2001171153A (ja) | 1999-12-17 | 1999-12-17 | インクジェット記録装置 |
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