JP3251371B2 - 画像形成装置及びその方法 - Google Patents

画像形成装置及びその方法

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JP3251371B2
JP3251371B2 JP6720193A JP6720193A JP3251371B2 JP 3251371 B2 JP3251371 B2 JP 3251371B2 JP 6720193 A JP6720193 A JP 6720193A JP 6720193 A JP6720193 A JP 6720193A JP 3251371 B2 JP3251371 B2 JP 3251371B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の記録要素を備
え、同一色で記録を行う記録ヘッドを走査方向に複数配
設し前記記録ヘッドを走査して記録媒体に画像を形成す
る画像形成装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、記録信号に
応じてノズルよりインク滴を記録媒体に吐出することに
より、その記録信号に応じた画像を記録するものであ
り、ランニングコストが安く、静かな記録方式として広
く用いられている。このようなインクジェット法による
記録ヘッドを走査して記録を行うプリンタでは、記録媒
体と記録ヘッドとの相対移動方向にほぼ直交する方向に
直線状に配設された複数のノズルを有する記録ヘッドを
走査して記録することにより、記録ヘッドの1回の走査
で、そのノズル数に対応した幅のデータを1度に記録す
ることができ、比較的容易に高速化を達成できる。
【0003】このようなインクジェット記録方式によっ
て、階調画像を表現する場合には、その階調度に応じて
吐出する液滴の大きさを変化させれば良い。しかし、そ
のような階調記録方法としては未だ実用的なものが無い
のが現状である。そこで通常は、疑似中間調画像処理に
より単位面積当たりの打ち込みインク滴数を制御するこ
とにより階調表現を行っている。また、1つのインク滴
の大きさを小さくしてほぼ同じ位置に複数のインク滴を
打ち込み(着弾させて)1つの画素を形成し、その打ち
込み数(着弾数)を制御することにより階調を表現す
る、所謂マルチドロップレット方式がある。この方式は
解像度を低下させることなく階調記録を行うことができ
るものであり、1つ1つのインク滴の大きさを大きく変
化させることが困難なインクジェット記録には特に有効
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のマ
ルチドッロプレット方式では、1つの画素を1つのノズ
ルから吐出する複数のインク滴で形成するため、各ノズ
ル毎のインク滴容量のバラツキがあると、本来均一であ
るべき画像にスジが生じたり濃度ムラが生じるという問
題があった。このような問題は、高速で記録を行うこと
ができるように記録ヘッドのノズル数を多くし、記録ヘ
ッドと記録紙との1回の相対走査で記録できる記録幅を
大きくした場合に顕著になる。即ち、このように記録幅
が大きくなると濃度ムラの低周波空間周波数成分が多く
なって、よりムラが目立ち易くなり記録される画像品位
が低下する。特に階調表現を行う場合はムラが目立ち易
く、ノズル間のインク吐出バラツキが例え数パーセント
程度でも、記録された画像における濃度ムラやスジを認
識できるようになる。
【0005】このような不具合を避けるためには、従来
のマルチドロップレット方式により吐出されるインク滴
容量のノズル間バラツキを極力抑えるべく、記録ヘッド
の製造を非常に精密に行わなければならなかった。これ
により、製造コストが高くなったり、製造の歩留が悪く
なる等の問題があった。また、記録濃度ムラをソフトウ
ェア的に解消する方法として、誤差拡散法などの画像処
理を用いてノズル間のインク滴容量のノズル間バラツキ
を打ち消すような画像処理を記録データに施すと、シス
テム全体のコストを引き上げるという問題があった。ま
た、このような画像処理を行ったとしても、吐出される
インク滴容量のバラツキがノズル間で経時的に変化した
場合、打ち込むインク滴数を再調整する必要があり、保
守性が悪くなるという問題を有している。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録ヘッドの各記録要素間の記録特性のバラツキに
よるスジや濃度ムラの発生を抑えた画像形成装置及びそ
の方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は以下のような構成を備える。
即ち、複数の記録要素を備え、同一色で記録を行う記録
ヘッドを走査方向に複数配設し前記記録ヘッドを走査し
て記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、前
記同一色で記録を行う複数の記録ヘッドを走査させる走
査手段と、前記複数の記録ヘッドの1走査で記録される
画像データの各画素を、前記走査方向及び前記記録要素
の配設方向に隣接する同一色の画素が互いに異なる記録
ヘッドで記録されるように各記録ヘッドに割り当てる割
当手段と、前記走査手段による前記複数の記録ヘッドの
走査に同期して前記割当手段により割り当てられた画像
データを前記複数の記録ヘッドのそれぞれに出力して記
録する記録手段と、を有することを特徴とする。複数の
ノズルを有するインクジェット方式の記録ヘッドを用い
て画像を形成する画像形成装置であって、同一色のイン
クを吐出する複数の記録ヘッドと、前記複数の記録ヘッ
ドを走査させる走査手段と、前記複数の記録ヘッドの1
走査で記録される画像データの各画素を、前記記録ヘッ
ドの走査方向及び前記記録ヘッドのノズルの配設方向に
隣接する同一色の画素が互いに異なる記録ヘッドで記録
されるように各記録ヘッドに割り当てる割当手段と、前
記複数の記録ヘッドの各ノズルのインク吐出量に応じて
前記各記録ヘッドのノズルを駆動する駆動エネルギーを
変更して、同一色のインクを吐出する各記録ヘッドから
の吐出インク滴量を同じにする様に制御する制御手段
と、を有することを特徴とする。
【0008】上記目的を達成するために本発明の画像形
成方法は以下のような工程を備える。即ち、複数の記録
要素を備え、同一色で記録を行う記録ヘッドを走査方向
に複数配設し前記記録ヘッドを走査して記録媒体に画像
を形成する画像形成方法であって、前記複数の記録ヘッ
ドの1走査で記録される画像データの各画素を、前記走
査方向及び前記記録要素の配設方向に隣接する同一色の
画素が互いに異なる記録ヘッドで記録されるように各記
録ヘッドに割り当て、前記複数の記録ヘッドの走査に同
期して、割り当てられた画像データを前記複数の記録ヘ
ッドのそれぞれに出力して記録することを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の画像形成方法は以下
のような工程を備える。即ち、複数のノズルを有するイ
ンクジェット方式の記録ヘッドを用いて画像を形成する
画像形成方法において、同一色のインクを吐出する複数
の記録ヘッドを設け、前記複数の記録ヘッドを走査させ
て同一色の画素を記録する際、前記複数の記録ヘッドの
それぞれにより記録する記録画素に対して、前記記録ヘ
ッドの走査移動方向及び記録ヘッドのノズル列方向に隣
接する画素を前記複数の記録ヘッドにより記録し、更
に、前記複数の記録ヘッドの各ノズルのインク吐出量に
応じて前記各記録ヘッドのノズルを駆動する駆動エネル
ギーを変更して、同一色のインクを吐出する各記録ヘッ
ドからの吐出インク滴量を同じにすることを特徴とす
る。
【0009】
【作用】以上の構成において、同一色で記録を行う複数
の記録ヘッドを走査させて記録する際、複数の記録ヘッ
ドの1走査で記録される画像データの各画素を、その走
査方向及び記録要素の配設方向に隣接する同一色の画素
が互いに異なる記録ヘッドで記録されるように各記録ヘ
ッドに割り当て、その割り当てられた画像データを、複
数の記録ヘッドの走査に同期して複数の記録ヘッドのそ
れぞれに出力して記録を行う。また本発明によれば、複
数の記録ヘッドを走査させて同一色の画素を記録する
際、複数の記録ヘッドのそれぞれにより記録する記録画
素に対して、記録ヘッドの走査移動方向及び記録ヘッド
のノズル列方向に隣接する画素を複数の記録ヘッドによ
り記録し、更に、複数の記録ヘッドの各ノズルのインク
吐出量に応じて各記録ヘッドのノズルを駆動する駆動エ
ネルギーを変更して、同一色のインクを吐出する各記録
ヘッドからの吐出インク滴量を同じにするように動作す
る。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例の画像形成装置の
概略構成を説明するためのブロック図で、この画像形成
装置では、カラー原稿画像を読み取り、デジタルカラー
画像データを出力するカラーイメージスキャナ部(以
下、リーダ部と略す)1と、リーダ部1から出力される
デジタルカラー画像データに基づいて記録紙4にカラー
画像を記録するプリンタ部2で構成されている。
【0012】リーダ部1においては、図示していない露
光ランプより光が原稿台上の原稿に照射され、その原稿
よりの反射光がレンズ(図示せず)を介してイメージセ
ンサ3(本実施例ではCCDセンサを採用)に入力され
る。このイメージセンサ3はフルカラーでライン単位に
原稿を読取ることができる。このリーダ部1はメインC
PU100により制御されている。また、メインCPU
100にはプリンタ部2の制御動作を司るプリンタ制御
CPU102、リーダ部1の読取り制御動作を司るリー
ダ制御CPU104、リーダ部1で画像処理動作を制御
するメイン画像処理部106、オペレータにより各種制
御情報が入力される操作部108が接続されている。
【0013】上述したメイン画像処理部106は、マス
キング、黒抽出、多値化、γ補正等の画像処理を行う。
また、メイン画像処理部106の出力側には同期メモリ
110が接続されており、この同期メモリ110は、入
力動作の時間バラツキの吸収及び前述した記録ヘッド1
0の機構上の配置に起因する遅延補正を行うためのもの
である。そして、この同期メモリ110の出力はヘッド
ドライバ115に送られ、プリンタ制御CPU102の
制御の下に記録ヘッド10に出力されて記録紙に印刷さ
れる。また、プリンタ制御CPU102はプリンタ部2
の入力駆動の制御を行うプリンタ部駆動系114に接続
されている。102aはプリンタ制御CPU102によ
り実行される制御プログラム(図6のフローチャートで
示す)を記憶しており、102bはCPU102のワー
クエリアとして使用され、後述するフラグF1,F2等
を記憶しているRAMである。
【0014】また、リーダ部1において、リーダ制御C
PU104はシェーディング補正、色補正、γ補正等の
読み取り系で必要な補正処理を行う入力系画像処理部1
16と、リーダ部1の入力駆動の制御を行うリーダ部駆
動系118とに接続されている。更に、入力系画像処理
部116はCCDセンサ3に接続されており、この入力
系画像処理部116はメイン画像処理部106に接続さ
れている。
【0015】図2は本実施例の画像形成装置のプリンタ
部2を説明するための概略図で、2本のガイドレール1
5a,15b、記録ヘッド(インクジェットヘッド)1
0とそのキャリッジ11、インク供給装置12〜14と
ヘッド回復装置20及び図示していない電送系を備えて
いる。
【0016】インク供給装置12〜14は、インクを貯
留して記録ヘッド10に必要量インクを供給するための
ものであり、インクタンク14やインクポンプ13及び
インク供給用チューブ12等を有し、インク供給用チュ
ーブ12を通して強制的にインクを記録ヘッド10に供
給している。記録ヘッド10及びインク供給装置12〜
14はそれぞれヘッドキャリッジ11、インクキャリッ
ジに搭載されている。これらキャリッジにはベルト16
が固定されており、このベルト16はプーリ17a及び
モータ19の回転軸18に取り付けられたプーリ17b
との間に張架されている。これによりモータ19の回転
に応じてベルト16が移動することにより、ガイドレー
ル15a,15bに沿って矢印S方向への往復移動され
る様に構成されている。
【0017】ヘッド回復装置20は、記録ヘッド10の
インク吐出の安定性を維持するためにホームポジション
HPに位置した記録ヘッド10に対向するように設けら
れており、具体的には次に述べる様な動作を行う。非動
作時において、矢印f方向に前進移動させて、ヘッドノ
ズル内からインクの蒸発を防ぐために記録ヘッド10の
キャッピングを行う(キャッピング動作)。また、画像
記録の開始前に記録ヘッド10のノズル内の気泡やごみ
等を排出するために、インクポンプ13を用いて記録ヘ
ッド10のインク流路を加圧してノズルから強制的にイ
ンクを排出する(加圧回復動作)際に、ノズルより排出
されるインクを回収する等の機能を果たしている。
【0018】図3は本実施例のインクジェット記録ヘッ
ド10の概略構成を示した斜視図で、この記録ヘッド1
0は、例えばエッチング・蒸着・スパッタリング等の半
導体製造プロセス工程を経て、基板21上に製膜された
電気熱変換対22、電極23、ノズル壁24、天板25
から構成されている。記録用インクは、図2のインクタ
ンク14からインク供給用チューブ12を通して記録ヘ
ッド10の共通液室26内に供給される。図中、27は
供給間用コネクタである。こうして共通液室26内に供
給されたインクは、毛管現象によりノズル28内に供給
され、ノズル先端の吐出口面でメニスカスを形成するこ
とにより安定に保持される。ここで電気熱変換体22に
通電することにより電気熱変換体面上のインクが加熱さ
れて発泡現象が発生し、その発泡エネルギーにより吐出
口面29からインク液滴が吐出される。
【0019】上述した様な構成により、ノズル密度16
ノズル/mmといった高密度のノズル配置でのインクジ
ェット記録ヘッド10を製造することが可能となる。
【0020】図4及び図5は本実施例の画像形成装置に
よる記録用紙4上への記録方法を説明するための説明図
である。本実施例においては、図4に示した様に、移動
速度Vで矢印S方向に往復移動するヘッドキャリッジ1
1上に同一インク色の記録ヘッド10を複数個(本実施
例では各色2個とし、以下同一インク色の記録ヘッド1
0が各色とも2個の場合で説明する)搭載し、この同一
インク色の記録ヘッド101 ,102 によるインク滴の
吐出動作を制御することにより、記録用紙4上へ画像を
記録するようにしている。なお、図4において、1
Y2,10Y1はイエローを記録するヘッド、10M2,1
M1はマゼンタを記録するヘッド、10C2,10C1はシ
アンを記録するヘッド、10B2,10B1は黒色を記録す
るヘッドを示している。
【0021】そして本実施例においては、図5に示した
様に、記録用紙4上にインク滴を記録する際に、ヘッド
キャリッジ11を矢印S方向に走査移動しながら、まず
先行する第1の黒色のヘッド10B1により記録用紙4上
に記録を行う。図5において、500は第1の黒色のヘ
ッド10B1により印刷されたドットを示し、501は第
2の黒色ヘッド10B2により印刷されたドットを示して
いる。このようにここでは、画素列kに対してはノズル
番号がn,n+2,n+4,…(n;整数)のノズルと
いった様に、1ノズルおきにノズルを使用して記録を行
う。次の画素列(k+1)に対しては、今度は、前の画
素列kのノズルにより記録を行わなかったノズル番号n
+1,n+3,n+5,…(n;整数)のノズルを使用
して記録を行い、更に次の画素列(k+2)に対しては
再び画素列kへの記録時と同様に、ノズル番号n,n+
2,n+4,…(n;整数)のノズルにより記録を行う
ようにしている。
【0022】そして次に、後続の第2の黒色のヘッド1
B2により記録用紙4上に記録を行う場合には、第1の
黒色のヘッド10B1により記録されなかった画素を補完
するようにしている。即ち、画素列kに対しては、ノズ
ル番号n+1,n+3,n+5,…(n;整数)のノズ
ルを使用して記録し、次の画素列(k+1)に対して
は、ノズル番号n,n+2,n+4、…(n;整数)の
ノズルにより記録を行っている。また、その次の画素列
(k+2)に対しては、再びノズル番号n+1,n+
3,n+5…(n;整数)のノズルにより記録を行い、
結果として、ヘッドキャリッジ11の1回のスキャン動
作により、記録データに対応する全ての画素を記録用紙
4上に記録するようにしている。
【0023】そして本実施例の様に、記録用紙4上に画
像を記録する際に、ヘッドキャリッジ11の走査方向の
画素列の各画素を、同じ黒色を記録する複数のヘッド1
B1,10B2の各ノズルから吐出されたインク滴により
交互に黒画素を記録し、またヘッド10B1、10B2のノ
ズル列方向の各画素に対しても、黒インクのヘッド10
B1、10B2の各記録ノズルから吐出されたインク滴によ
り交互に黒画素を記録する。このようにして記録用紙4
上に記録する各記録画素に対して、ヘッドキャリッジ1
1の走査移動方向及び記録ヘッド10のノズル列方向に
隣接する画素を同一インク色の異なる記録ヘッド10に
より交互に記録することにより、記録ヘッド10の各ノ
ズルから吐出されるインク滴の特性差に起因するすじ状
の記録濃度差をなくし、画像劣化の少ない高品位な画像
を記録できるにようになる。
【0024】また、記録ヘッド10の駆動最大周波数が
opの時に、記録ヘッド10の数が1個の場合には、記
録画素ピッチdの各画素を記録するためにヘッドキャリ
ッジ11の走査スピードV1 を、 V1 =d/T=d・fop(1/T=fop,T;記録ノズ
ル駆動時間) として走査しなければならない。しかし本実施例の様
に、同一インク色の2個の記録ヘッドを用いて画素ピッ
チdの各画素を記録する場合は、記録ヘッド10の各記
録ノズルの記録画素ピッチは“2d”でよいことから、
この場合にはヘッドキャリッジ11を走査スピードV
2 、即ち、 V2 =2d/T=2d・fop=2V1 とできる。このように2個の記録ヘッドにより記録を行
う場合には、1個の場合に比べて2倍の速さで走査して
記録できる様になり、記録用紙4上への画像記録のため
の時間を半分に短縮できる様にもなる。
【0025】そして、同様にシアン色の記録ヘッド10
C1,10C2、マゼンタ色の記録ヘッド10M1,10M2
イエロー色の記録ヘッド10Y1,10Y2を使用して記録
を行い、各ヘッドにおけるインク滴の吐出動作を制御す
ることにより、各ノズルから吐出されるインク滴量のバ
ラツキが平均化されて、スジ状あるいはムラ状の画像劣
化を抑え、高品質なフルカラー画像を記録できる様にな
る。
【0026】このように同じ色を記録する複数の記録ヘ
ッドを用いて1走査ラインを記録する動作例を図6のフ
ローチャートを参照して説明する。図6に示す処理はプ
リンタ制御CPU102により実行され、この処理を行
う制御プログラムはCPU102のプログラムメモリ1
02aに記憶されている。なお、図6では、黒色ヘッド
10B1,10B2を用いた記録制御例を示しているが、他
の色の場合も同様にして実現できることはもちろんであ
る。
【0027】図6の処理はリーダ部1よりの処理済みの
画像データが同期メモリ110に入力されることにより
開始され、まずステップS1でキャリッジモータ19の
回転駆動を開始して、キャリッジ11の搬送を開始する
とともに、フラグF1,F2(RAM102bに設けら
れている)を共に“0”にセットする。次にステップS
2に進み、先行するヘッド10B1が記録位置に到達して
インクを吐出するタイミングになったかを調べ、そうで
あればステップS3に進みフラグF1が“0”かどうか
を判断する。“0”であればステップS4に進み、記録
データに奇数ノズルのデータをマスクするマスクデータ
を掛け、そのデータをステップS6でヘッド10B1に出
力する。一方、フラグF1が“0”でない時はステップ
S5に進み、記録データに偶数ノズルのデータをマスク
するマスクデータを掛け、そのデータをステップS6で
ヘッド10B1に出力する。またこのステップS6ではフ
ラグF1の値を反転する。
【0028】次にステップS7に進み、後続のヘッド1
B2がプリント領域に来たかどうかを判断し、そうでな
ければステップS13に進み、ヘッド10B1を駆動して
記録を行う。ヘッド10B2がプリント領域に来ている時
はステップS8に進み、ヘッド10B2のプリントタイミ
ングとなったかどうかを判断し、そうであればステップ
S9に進み、フラグF2の値を調べる。ここでフラグF
2の値が“0”であればステップS10に進み、前述の
ステップS4とは逆に記録データに偶数ノズルデータを
マスクするマスクデータを掛け、ステップS12でその
データをヘッド10B2に出力する。一方、ステップS9
でフラグF2の値が“0”でない時はステップS11に
進み、前述のステップS5と逆に、記録データに奇数ノ
ズルデータをマスクするためのマスクデータを掛け、そ
の結果をヘッド10B2に出力する。更にステップS12
において、フラグF2を反転し、ステップS13でヘッ
ド10B1,10B2を駆動して記録を行う。
【0029】次にステップS14に進み、先行するヘッ
ド10B1がプリント領域よりも外に出たかどうかを判断
し、そうでなければステップS2に戻り前述の処理を実
行する。現在走査中のラインにおける先行ヘッド10B1
による記録が終了するとステップS14よりステップS
15に進み、後続のヘッド10B2がまだプリント領域に
あるかどうかを判断し、そうであればステップS8に戻
り、前述した処理を行う。こうしてステップS15で、
ヘッド10B2がプリント領域外に出ると現在走査中のラ
インの記録が終了したことになるのでステップS16に
進み、キャリッジ11をホーム位置に戻し、記録用紙4
を記録された幅に応じた分だけ搬送して1走査分の記録
を終了する。
【0030】このようにしてヘッド10B1,10B2のそ
れぞれの奇数番目と偶数番目のノズルを交互に使用し、
先行するヘッド10B1で記録された画素を補完するよう
に後続の10B2で記録することにより、濃度ムラのない
高品位の画像を記録できる効果がある。
【0031】ところで本実施例の装置の様に、記録用紙
4上の各画素を、同一インク色を記録する複数の記録ヘ
ッド10から吐出されたインク滴により記録する場合、
複数の記録ヘッド10の製造上のバラツキ等により、各
記録ヘッド10の記録インク滴の吐出量に違いが生ずる
場合がある。
【0032】例えば図7(A)(B)に示した様に、記
録画素ピッチd(記録画素密度400dpiの場合はd
=63.5μm)で記録用紙4上に画素を記録する場
合、記録用紙4上での記録ドット径は、隣接記録ドット
との間にすき間ができないドット径d1 =21/2 d(記
録画素密度400dpiの場合はd0 =89.8μm)
となる吐出インク滴量P1 の記録ヘッドを選択すればよ
い。
【0033】一方、図7(C)、(D)に示した様に、
吐出インク滴量P2 がP1 よりも少ない(P1 >P2
記録ヘッドにより記録用紙4上に記録を行うと、記録用
紙4上での記録ドット径d2 は、(A)に示すドット径
1 よりも小さくなってしまう(d1 >d2 )。その結
果、図8に示した様に、インク吐出量の少ない(インク
吐出量P2 )第2の記録ヘッドにより記録された画像濃
度D2 は、インク吐出量P1 の第1の記録ヘッドにより
記録された画像濃度D1 よりも低くなってしまう場合が
ある。
【0034】そこで本実施例においては、同一インク色
の記録ヘッドを複数個設け、これら同一色を記録する記
録ヘッドにより、ヘッドキャリッジ11の走査移動する
方向の画素列の各画素を選択して記録する場合において
も、記録ヘッドの製造上のバラツキ等による記録濃度の
高低差(インク径の差)による画像品位の劣化が発生し
ないように、同一インク色の複数の記録ヘッドの各ノズ
ルからのインク吐出量が同じになるように制御してい
る。
【0035】図9及び図10は、同一インク色の複数の
記録ヘッドのそれぞれのノズルからの吐出インク滴量が
同じになるように制御するための第1の実施例を説明す
るためのモデル図である。
【0036】図3に示したようなインクジェット記録ヘ
ッド10からインク滴を吐出させる場合、各ノズルの電
気熱変換体22に、図9に示したような電圧がV(v)
でパルス幅がW(μ秒)のパルス信号を印加し、電気熱
変換体22の発熱面上での発泡現象により、各ノズルか
らインク滴を吐出させている。
【0037】ここで図10に示したように、記録ヘッド
10の電気熱変換体22に印加するパルス信号のパルス
電圧値を高くするにつれて、記録ヘッド10の各ノズル
からのインク吐出量Pを増加させることができることか
ら、例えばインク吐出量が多い目の第1の記録ヘッドの
各ノズルの電気熱変換体22に印加するパルス電圧値V
1 に対して、インク吐出量が少な目である第2の記録ヘ
ッドの各ノズルに印加するパルス電圧値V2 を大きくし
(V1 <V2 )、第1の記録ヘッド及び第2の記録ヘッ
ドから吐出されるインク滴量をP(pl)と同じ吐出イ
ンク滴量に合わせることにより、記録ヘッドにより記録
された画像濃度の高低差をなくすとともに、スジ状ある
いはムラ状部分をなくして高品位な画像を記録すること
ができるようになる。
【0038】そして、このように各記録ヘッドに対して
印加されるパルス電圧値は、操作部108よりオペレー
タが手動で入力して調整できるようにしても良い。また
は、予め記録ヘッドの各ノズルからのインク吐出量がP
(pl)となるパルス電圧値Vを測定しておき、このパ
ルス電圧値Vを示すデータを記録ヘッドに設けられたデ
ータ格納用ROM10a(図1参照)等に記憶させてお
く。そして、この記録ヘッドが画像形成装置本体に搭載
された後、プリンタ制御CPU102により、このパル
ス電圧値Vのデータを読み取り、その読み取った電圧値
に応じてヘッドドライバ115に駆動電圧を指示するよ
うにも構成できる。 [実施例2]図11は同一色で記録する複数の記録ヘッ
ドのそれぞれのヘッドのノズルからの吐出インク滴量が
同じになるように制御するための第2の実施例を説明す
るためのモデル図である。この第2実施例においては、
記録ヘッドの各ノズルの電気熱変換体22に図11に示
したように、インク吐出量が多い目の第1の記録ヘッド
の各ノズルに印加する電圧のパルス幅W1 (μ秒)に対
して、インク吐出量が少な目な第2の記録ヘッドの各ノ
ズルに印加するパルス幅W2 (μ秒)を大きくなるよう
に制御し(W1 <W2 )、同一インク色の第1の記録ヘ
ッド及び第2の記録ヘッドから吐出されるインク滴量を
P(pl)と同じ吐出量となるようにしている。 [実施例3]図12及び図13は、同一インク色の複数
の記録ヘッドのそれぞれのヘッドのノズルからの吐出イ
ンク滴量が同じになるように制御するための第3の実施
例を説明するためのモデル図で、この第3実施例におい
ては、各記録ヘッドの各ノズルの電気熱変換体22に図
12に示したような2つのパルス信号からなるパルス電
圧を印加するようにしている。
【0039】そして、このパルス電圧のうち最初に電気
熱変換体22に印加する第1のパルス電圧としては、電
気熱変換体面上でインクの発泡現象が発生しない程度の
エネルギーを与えるパルス幅wを設定している。このパ
ルス電圧により電気熱変換体22の発熱面上のインクが
加熱されて温度が上昇した後に、メインヒートパルスと
しての第2のパルス電圧としてパルス幅W(W>w)の
パルス電圧を電気熱変換体22に印加してインクを発泡
させて記録ヘッドからインク滴を吐出するようにしてい
る。
【0040】そして、同一インク色で記録する複数の記
録ヘッドのそれぞれに対して、インク吐出量が多い目の
記録ヘッドに対して印加するサブヒートパルス幅W1
(μ秒)よりも、インク吐出量が少な目である記録ヘッ
ドに対して印加するサブヒートパルス幅w2 (μ秒)を
大きくすることにより(w1 <w2 )、同一インク色の
第1の記録ヘッド及び第2の記録ヘッドから吐出される
インク滴量をP(pl)と同じ吐出量となるように制御
するようにしている。
【0041】また、さらに、同一インク色の各記録ヘッ
ドに対して、インクの発泡現象を引き起こさせる第2の
パルス電圧のパルス幅Wと第1のパルス電圧のパルス幅
wの両方のパルス電圧のパルス幅を制御する構成、さら
には、第1のパルス電圧と第2のパルス電圧の印加間隔
時間t(μ秒)の大小をも制御する構成を採用すること
により、各記録ヘッドの各ノズルからの吐出インク滴量
をより精度よく制御することができるようになる。 [実施例4]図14及び図15は、同一インク色を記録
する複数の記録ヘッドの各記録ヘッドのノズルからの吐
出インク滴量が同じになるように制御するための第4の
実施例を説明するためのモデル図である。この第4実施
例においては、各記録ヘッドの各ノズルの電気熱変換体
22に図14に示すような複数のサブヒートパルス電圧
とメインヒートパルス電圧からなるパルス電圧を印加す
るようにしている。
【0042】即ち、この第4実施例では、各記録ヘッド
の電気熱変換体22にインクの発泡現象が発生しない程
度のエネルギーのパルス幅w(μ秒)のサブヒートパル
ス電圧をMパルス印加した後、パルス幅W(μ秒)のメ
インヒートパルス電圧を印加している。そして、このパ
ルス幅w(μ秒)のサブヒートパルス電圧のパルス数M
の大小を各記録ヘッド毎に制御し、インク吐出量が多い
目の記録ヘッドに対して印加するサブヒートパルス数M
1 よりも、インク吐出量が少な目である記録ヘッドに対
して印加するサブヒートパルス数M2 を多くなるよう
に、各記録ヘッドの駆動条件を制御することにより、各
記録ヘッドからのインク吐出量を同じにするようにして
いる。
【0043】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッド、記録装置に
おいて優れた効果をもたらすものである。
【0044】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0045】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、優れた記録を行うことができる。
【0046】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成としても良い。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成とすることもで
きる。
【0047】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0048】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0049】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0050】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0051】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化するもの、もしくは
液体であるもの、あるいは上述のインクジェット方式で
はインク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温
度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるよう
に温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号
付与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0052】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで防止するか、またはイン
クの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインクを
用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信号
に応じた付与によってインクが液化し、液状インクとし
て吐出するものや、記録媒体に到達する時点では既に固
化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初め
て液化する性質のインクの使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状ま
たは固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対
して対向するような形態としてもよい。本発明において
は、上述した各インクに対して最も有効なものは、上述
した膜沸騰方式を実行するものである。
【0053】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、上述のようなリーダ等と組み合わせた複写
装置、更にはワードプロセッサやコンピュータ等の情報
処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けら
れるものの他、送受信機能を有するファクシミリ装置の
形態を取るものであっても良い。
【0054】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることはいうまでもない。
【0055】以上説明したように本実施例によれば、複
数のインク吐出口(ノズル)を有するインクジェット方
式の記録ヘッドを用いて画像を形成する画像形成装置に
おいて、同色で記録する複数の記録ヘッドを設け、これ
ら複数の記録ヘッドによる記録用紙上への記録方法、さ
らには複数の同一インク色の記録ヘッドの駆動条件を制
御することにより、各記録ヘッドのノズル間の吐出特性
のバラツキによる濃度ムラやスジ、及び濃度高低差に起
因する画像劣化を防止して、高品位な画像を記録するこ
とができるようになる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録ヘッドの各記録要素間の記録特性のバラツキによるス
ジや濃度ムラの発生を抑えることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施例の画像形成装置の概略構成を
説明するためのブロック図である。
【図2】本実施例の画像形成装置のインクジェット記録
部の概略図である。
【図3】本実施例のインクジェット記録ヘッドの概略図
である。
【図4】本実施例の画像形成装置の記録ヘッド部の説明
図である。
【図5】本実施例の画像形成装置による画像記録方法を
説明する図である。
【図6】本実施例の画像形成装置における黒画像の記録
処理を示すフローチャートである。
【図7】インクジェット記録法による記録ドットの形成
状態を示すモデル図である。
【図8】記録用紙上における画像データと記録濃度との
関係を示すグラフ図である。
【図9】記録ヘッドに印加するパルス信号のモデル図で
ある。
【図10】記録ヘッドによる吐出インク滴量とヘッド印
加電圧との関係を示すグラフ図である。
【図11】記録ヘッドによる吐出インク滴量とヘッド印
加パルス幅との関係を示すグラフ図である。
【図12】記録ヘッドに印加するパルス信号のモデル図
である。
【図13】記録ヘッドによる吐出インク滴量とヘッド印
加サブヒート電圧パルス幅との関係を示すグラフ図であ
る。
【図14】記録ヘッドに印加するパルス信号のモデル図
である。
【図15】記録ヘッドによる吐出インク滴量とサブマル
チパルス数との関係を示すグラフ図である。
【符号の説明】
1 リーダ部 2 プリンタ部 3 イメージセンサ 4 記録紙 10 記録ヘッド 11 キャリッジ 14 インクタンク 19 キャリッジモータ 100 メインCPU 102 プリンタ制御CPU 104 リーダ制御CPU 106 メイン画像処理部 108 操作部 110 同期メモリ 114 プリンタ部駆動系 115 ヘッドドライバ 116 入力系画像処理部 118 リーダ部駆動系
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/13 B41J 2/01 B41J 2/205 B41J 3/54

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録要素を備え、同一色で記録を
    行う記録ヘッドを走査方向に複数配設し前記記録ヘッド
    を走査して記録媒体に画像を形成する画像形成装置であ
    って、 前記同一色で記録を行う複数の記録ヘッドを走査させる
    走査手段と、 前記複数の記録ヘッドの1走査で記録される画像データ
    の各画素を、前記走査方向及び前記記録要素の配設方向
    に隣接する同一色の画素が互いに異なる記録ヘッドで記
    録されるように各記録ヘッドに割り当てる割当手段と、 前記走査手段による前記複数の記録ヘッドの走査に同期
    して前記割当手段により割り当てられた画像データを前
    複数の記録ヘッドのそれぞれに出力して記録する記録
    手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の記録要素を備え、同一色で記録を
    行う記録ヘッドを走査方向に複数配設し前記記録ヘッド
    を走査して記録媒体に画像を形成する画像形成方法であ
    って、 前記複数の記録ヘッドの1走査で記録される画像データ
    の各画素を、前記走査方向及び前記記録要素の配設方向
    に隣接する同一色の画素が互いに異なる記録ヘッドで記
    録されるように各記録ヘッドに割り当て、前記複数の
    録ヘッドの走査に同期して割り当てられた画像データ
    を前記複数の記録ヘッドのそれぞれに出力して記録する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  3. 【請求項3】 複数のノズルを有するインクジェット方
    式の記録ヘッドを用いて画像を形成する画像形成装置
    あって、同一色のインクを吐出する複数の記録ヘッドと、 前記複数の記録ヘッドを走査させる走査手段と、 前記複数の記録ヘッドの1走査で記録される画像データ
    の各画素を、前記記録ヘッドの走査方向及び前記記録ヘ
    ッドのノズルの配設方向に隣接する同一色の画素が互い
    に異なる記録ヘッドで記録されるように各記録ヘッドに
    割り当てる割当手段と、 前記複数の記録ヘッドの各ノズルのインク吐出量に応じ
    て前記各記録ヘッドの ノズルを駆動する駆動エネルギー
    を変更して、同一色のインクを吐出する各記録ヘッドか
    らの吐出インク滴量を同じにする様に制御する制御手段
    と、 を有することを特徴とする画像形成装置
  4. 【請求項4】 複数のノズルを有するインクジェット方
    式の記録ヘッドを用いて画像を形成する画像形成方法に
    おいて、 同一色のインクを吐出する複数の記録ヘッドを設け、
    記複数の記録ヘッドを走査させて同一色の画素を記録す
    る際、前記複数の記録ヘッドのそれぞれにより記録する
    記録画素に対して、前記記録ヘッドの走査移動方向及び
    記録ヘッドのノズル列方向に隣接する画素を前記複数の
    記録ヘッドにより記録し、更に、前記複数の記録ヘッド
    の各ノズルのインク吐出量に応じて前記各記録ヘッドの
    ノズルを駆動する駆動エネルギーを変更して、同一色の
    インクを吐出する各記録ヘッドからの吐出インク滴量を
    同じにすることを特徴とする画像形成方法。
  5. 【請求項5】 前記各記録ヘッドの駆動エネルギーは
    各記録ヘッドに印加するパルス電圧を変更することによ
    り変更されることを特徴とする請求項4に記載の画像形
    成方法。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは、インクを吐出して記
    録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項6に記載の画像形
    成装置。
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