JP3175518U - ルアー - Google Patents

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和孝 赤瀬
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Abstract

【課題】所期の安定姿勢をとり得ると共に、キール部と止着部を一体の金属板で形成することにより、釣り人が着底を感じ易くしたルアーを提供する。
【解決手段】鋳造または焼結により形成された本体部1と、本体部1の表面を覆う樹脂の塗膜と、本体部1とは別の金属板3で互いに一体に形成され、釣り糸が止着される第1止着部31、釣り針が止着される第2止着部32および本体部1の左右の中心において下方に突出するキール部33とを備える。
【選択図】図3

Description

本考案は、鯛ラバやメタルジグと呼ばれるルアーに関する。
ルアーは着底後、所期の安定した姿勢をとると、釣れる確率が高くなる。
U3140485(要約)
前記特許文献1のルアーは鉛等の錘にステンレススチールの硬質金属板を設けて、ルアーが所期のアクションで動作するのを狙っている。
しかし、前記従来のルアーは、ルアー本体の下部にピンを介して小さな錘が取り付けられ、更に、前記錘の下端から前記金属板が突出している。そのため、ルアーが着底した際に、釣り人が着底を感じにくい。
したがって、本考案の目的は所期の安定姿勢をとり得ると共に、釣り人が着底を感じ易いルアーを提供することである。
前記目的を達成するために、本考案のルアーは、鋳造または焼結により形成された本体部と、
前記本体部の表面を覆う樹脂の塗膜と、
前記本体部とは別の金属板で互いに一体に形成され、釣り糸が止着される第1止着部、釣り針が止着される第2止着部および前記本体部の左右の中心において下方に突出するキール部とを備える。
本考案によれば、キール部が水切りの役割を果たし、そのため、ルアーの泳ぎがブレにくく、安定した姿勢を取り易い。
また、本体部とは別の金属板で第1および第2止着部とキール部とが一体に形成されているので、当該金属板が着底した際に、当該金属板の着底を感じ取り易い。
そのため、着底後に直ちにルアーを引き上げ安定した泳ぎを行わせることで、釣果をアップし得ると共に根掛かりも防止し得る。
また、金属板の部位が着底することにより、本体部の表面を覆う塗膜を傷付けにくい。
本考案の実施例1を示すルアーの斜視図である。 同ルアーの背面図および側面図である。 同ルアーの断面図である。 同ルアーの平面図および底面図である。 使用状況を示す概念図である。 本考案の実施例2を示すルアーの斜視図である。 同ルアーの側面図である。 同ルアーの正面図および背面図である。 同ルアーの平面図および底面図である。 使用状況を示す概念図である。
以下、本考案の実施例1のルアーを図面にしたがって説明する。
図1〜図5は実施例1を示す。
図1〜図3に示すように、本ルアーLはいわゆる鯛ラバであり、本体部1と金属板3とを備える。本実施例の場合、前記本体部1は鉛などの柔軟な金属製で金属板3がインサートされた状態で一体に鋳造されている。前記本体部1の表面は樹脂の塗膜2で覆われている。
図3の前記金属板3は前記本体部1とは別のスチールのような硬い金属で形成され、釣り糸F(図5)が止着される第1止着部31、仕掛けや釣り針N(図5)が止着される第2止着部32および前記本体部1の左右の中心において下方に突出するキール部33とを備える。前記第1止着部31、第2止着部32およびキール部33は金属板3により一体に形成されている。
なお、キール部33の長さは本体部1の長さの1/2以上が好ましい。
本実施例の場合、前記本体部1は側面から見た形状が円形状で、前記キール部33の反対側の上方の上端部に前記第1止着部31が突出して配置され、前記キール部33よりも後方の後端部に前記第2止着部32が突出して配置されている。前記キール部33は三日月形に形成されている。
なお、金属板3には本体部1と係合する貫通孔34が形成されている。
つぎに、前記ルアーLの使用方法について説明する。
図5の実線で示すように、船Sから釣り糸Fを垂らした状態で送り出し、ルアーLが着底すると、直後に釣り糸Fの送り出しを停止し、仮想線で示すように、釣り糸Fを若干量だけ巻き取る。これにより、着底後にルアーLが小魚が泳いだような姿勢を取り、それに鯛が喰い付く。
この際、三日月形のキール部33が着底しキール部33が第1止着部31と一体の金属板3で形成されているため、釣り人は着底を感じ取り易い。
図6〜図10は実施例2を示す。
本実施例2においては先の実施例1と相違する部分について主に説明し、同一又は相違部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
図6〜図9において、ルアーの本体部1は例えばタングステン合金が焼結されて形成されてもよい。金属板3は鉄、ステンレス、チタン合金などの金属製の板材からなる。
本実施例の場合、前記本体部1は側面から見た形状が前後に長い魚形で、前記キール部33よりも前方の前端部に前記第1止着部31が配置され、前記キール部33よりも後方の後端部に前記第2止着部32が配置されている。
なお、本体部1には、図示しない魚の目、鱗模様、色彩等を描き更に、全体を合成樹脂等の被覆層でコーティングしてメタルジグが仕上げられる。
図10に示すように本実施例の場合、金属板3の一部である第2止着部32が着底する。そのため、釣り人は実施例1と同様にルアーLの着底を感じ取り易い。
本考案は金属製のルアーに適応することができる。
1:本体部
2:塗膜
3:金属板
31:第1止着部
32:第2止着部
33:キール部
34:貫通孔
F:釣り糸
L:ルアー
N:釣り針
S:船

Claims (4)

  1. 鋳造または焼結により形成された本体部と、
    前記本体部の表面を覆う樹脂の塗膜と、
    前記本体部とは別の金属板で互いに一体に形成され、釣り糸が止着される第1止着部、釣り針が止着される第2止着部および前記本体部の左右の中心において下方に突出するキール部とを備えたルアー。
  2. 前記本体部は側面から見た形状が円形状で、前記キール部の反対側の上方の上端部に前記第1止着部が配置され、前記キール部よりも後方の後端部に前記第2止着部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のルアー。
  3. 前記キール部が三日月形に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のルアー。
  4. 前記本体部は側面から見た形状が前後に長い魚形で、前記キール部よりも前方の前端部に前記第1止着部が配置され、前記キール部よりも後方の後端部に前記第2止着部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載のルアー。
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