JP3175435B2 - 負圧制御システム - Google Patents

負圧制御システム

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JP3175435B2 JP26574993A JP26574993A JP3175435B2 JP 3175435 B2 JP3175435 B2 JP 3175435B2 JP 26574993 A JP26574993 A JP 26574993A JP 26574993 A JP26574993 A JP 26574993A JP 3175435 B2 JP3175435 B2 JP 3175435B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は負圧制御システムに係
り、特に、原子力発電所または放射性廃棄物処理設備等
の設備室内を所定の負圧範囲に制御する負圧制御システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所または放射性廃棄物処理設
備等の設備室を空調する場合、放射性物質を含むチリが
設備室外に漏洩しないように設備室への給気と設備室か
らの排気のバランスを制御して設備室の圧力を大気圧に
対して常に所定の負圧範囲に維持する負圧制御システム
が採用されている。
【0003】従来の負圧制御システムは、給気・排気バ
ランスを維持し易くする為に、一つの設備室に対して、
一つの給気系統及び一つの排気系統を備えていた。しか
し、各設備室に給気系統、排気系統を夫々設けることは
設備的に高価になる為、図2に示すように一つの給気系
統からエアを複数の設備室に給気する一方、各設備室の
エアを排気する排気系統が複数の排気系統で構成された
負圧制御システムが提案されている。
【0004】図2に従ってこの負圧制御システムの動作
を説明すると、外気取入口1から取り入れられた外気2
は外気処理設備3で温湿度が調整された後、調節弁4
a、給気ファン5aを介して給気メインダクト6に送気
され、給気メインダクト6から分岐した複数の給気サブ
ダクト7、8、9、10を経て複数の設備室11、1
2、13、14内に給気される。また、給気メインダク
ト6には、風量測定器15が設けられ、この風量測定器
15で測定された測定値が風量調節計16に入力され、
風量調節計16が調整弁4aの開度を制御することによ
り、各設備室11、12、13、14内に一定風量の空
調エアを給気する。
【0005】一方、設備室11、12に給気されて空調
したエアは、夫々の排気サブダクト17、18を通り、
排気メインダクト19経た後、HEPAフィルタ20、
調整弁21a、排気ファン22a及び排気ダクト23を
経て外部に排気される。また、設備室13に給気されて
空調したエアは、排気サブダクト24を経て設備室14
に入り、設備室14から延びた排気メインダクト25経
た後、HEPAフィルタ26、調整弁27a、排気ファ
ン28a及び排気ダクト29を経て外部に排気される。
【0006】また、夫々の排気メインダクト19、25
に属する設備室11、12、13、14のうち、代表設
備室12、14内の圧力と大気圧との差圧が差圧測定器
30、31により測定されて圧力調整計32、33に入
力される。そして、圧力調整計32、33が夫々の排気
系統に設けられている調整弁21a、27aの開度を制
御して排気ファン22a、28aで排気する。このよう
に、設備室11、12、13、14内の給気、排気バラ
ンスを調整することにより設備室11、12、13、1
4内が所定の負圧範囲になるようにしている。
【0007】また、給気系統の給気ファン4aが停止し
た場合には、給気ファン4aと並列に設けられた予備給
気ファン4bが自動的に瞬時に起動し、各排気系統の排
気ファン22a、28aが停止した場合には排気ファン
22a、28aと並列に設けられた予備排気ファン22
b、28bが自動的に瞬時に起動するようになってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一つの
給気系統からエアを複数の設備室11、12、13、1
4に給気する一方、各設備室11、12、13、14の
エアを排気する排気系統が複数の排気系統で構成された
従来の負圧制御システムの場合、各設備室11、12、
13、14内の圧力が安定している場合は問題ないが、
例えば、複数の排気系統のうち一つの排気系統の排気フ
ァン22aが停止して予備ファン22bに切り換わる等
の外乱発生時には、設備室11、12、13、14内の
圧力が所定の負圧範囲を逸脱してしまうという欠点があ
る。
【0009】即ち、排気ファン22aが停止した排気系
統の設備室11、12の圧力変化は他の排気系統の設備
室13、14の圧力にも敏感に反映する為、各排気系統
に設けられた圧力調整計32、33が動作して各排気系
統同志の干渉現象を引き起こす。これにより、各設備室
11、12、13、14内の測定圧力がハンチングして
正しい制御ができなくなり、設備室11、12、13、
14内の圧力が次第に所定の負圧範囲から逸脱してしま
う。
【0010】また、給気系統の給気ファン5aが停止し
て予備給気ファン5bに切り換わる場合も同様のハンチ
ングが生じる。本発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、一つの給気系統からエアを複数の室に給気す
る一方、各室のエアを排気する排気系統が複数の排気系
統で構成された負圧制御システムにおいて、排気ファン
が停止して予備ファンに切り換わる等の外乱発生時で
も、各室内の圧力を所定の負圧範囲に精度良く制御でき
る負圧制御システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、一つの給気系統からエアを複数の室に給気
する一方、各室のエアを排気する排気系統が複数の排気
系統で構成され、給気・排気バランスにより前記各室内
を所定の負圧範囲に制御する負圧制御システムにおい
て、前記給気系統に設けられ、前記各室内に一定風量の
エアを給気する給気手段と、前記各排気系統に設けら
れ、室内のエアを排気する排気ファンと、前記排気ファ
ンの排気風量を調整する調整手段と、前記各排気系統に
設けられ、排気系統の排気風量を測定する風量測定手段
と、前記各室内の圧力を測定する圧力測定手段と、前記
風量測定手段での測定風量及び前記圧力測定手段での測
定圧力が入力されると共に予め設定風量及び前記所定の
負圧範囲が設定され、測定圧力が所定の負圧範囲内にあ
る時には測定風量が設定風量になるように測定風量と設
定風量の偏差をPID演算により求めて偏差をなくすよ
うに前記調整手段を制御する風量制御方式を行い、測定
圧力が所定の負圧範囲を逸脱した時には測定圧力が所定
の負圧範囲に回復するように測定圧力と負圧範囲の偏差
をPID演算により求めて偏差をなくすように前記調整
手段を制御する圧力制御方式で行うPID式風量・圧力
調整手段と、から成ることを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によれば、複数の排気系統の測定風量及
び室内の測定圧力をPID風量・圧力調整手段に逐次入
力させて室内圧力を監視しながら、各室内の測定圧力が
所定の負圧範囲内で安定している正常運転時、及び外乱
(例えば、複数の排気系統のうち、一つの排気系統の排
気ファンが停止して予備排気ファンに切り換わる)が発
生して測定圧力が多少変動しても所定の負圧範囲内にお
さまっている時には、PID風量・圧力調整手段は、外
乱が発生した排気系統以外の排気系統に影響を及ぼしに
くく、ハンチングの起こりにくい風量制御方式を選択し
て、排気ファンの排気風量を調整するように調整手段を
制御する。
【0013】そして、外乱により測定圧力が所定の負圧
範囲内を逸脱した時のみ、PID風量・圧力調整手段
は、逸脱した圧力と所定の負圧範囲の偏差を明確に把握
できる圧力制御方式に切り換わり調整手段を制御して所
定の負圧範囲内に回復させるようにした。これにより、
一つの給気系統からエアを複数の室に給気する一方、各
室のエアを排気する排気系統が複数の排気系統で構成さ
れた負圧制御システムにおいて、排気ファンが停止して
予備排気ファンに切り換わる等の外乱発生時でも各室内
の圧力を所定の負圧範囲内に精度良く制御できる。
【0014】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る負圧制御
システムの好ましい実施例を詳述する。図1に従って本
発明の負圧制御システムについて説明するが、従来の負
圧制御システムを示した図2と同じ給気系統については
説明を省略し、以下に排気系統の構成を説明する。ま
た、図2と同じ機器、部材については同じ符号を付して
説明する。
【0015】図1に示すように、設備室11、12から
延びた排気サブダクト17、18は排気メインダクト1
9に統合され、排気メインダクト19は風量測定器3
6、HEPAフィルタ20、調整弁21a、排気ファン
22aを介して排気ダクト23に接続されている。ま
た、設備室13から延びた排気サブダクト24は設備室
14に接続され、設備室14から延びた排気メインダク
ト25は風量測定器37、HEPAフィルタ26、調整
弁27a、排気ファン28aを介して排気ダクト29に
接続されている。また、夫々の排気メインダクト19、
25に属する設備室のうち、代表設備室12、14内の
圧力と大気圧との差圧が差圧測定器30、31により測
定されてPID式風量・圧力調整計34、35に入力さ
れると共に、風量測定器36、37で測定された風量が
PID式風量・圧力調整計34、35に入力される。
【0016】また、PID風量・圧力調整計34、35
には、所定の負圧範囲と設定風量(給気系統から給気さ
れる一定風量との兼ね合いで決まる)とが予め設定され
ており、差圧測定器30、31での代表設備室12、1
4内の測定圧力が所定の負圧範囲内にある時には、風量
制御方式を選択して風量測定器36、37で測定される
測定風量が予め設定された設定風量になるように測定風
量と設定風量の偏差をPID演算により求めて偏差をな
くすように調整弁21a、27aの開度を制御する。ま
た、差圧測定器30、31で測定される測定圧力が所定
の負圧範囲を逸脱した時のみ、風量制御方式から圧力制
御方式に切り換わり測定圧力が所定の負圧範囲に回復す
るように測定圧力と負圧範囲の偏差をPID演算により
求めて偏差をなくすように調整弁21a、27aの開度
を制御するようにセットされている。
【0017】また、PID式風量・圧力調整計34、3
5は、PID演算のリセット機能を有し、風量制御方式
から圧力制御方式に切り換わる場合には、風量にもとづ
くPID演算をリセットして新たに圧力にもとづくPI
D演算を行うようになっている。同様に、圧力制御方式
から風量制御方式に切り換わる場合もリセットされる。
【0018】また、各排気系統には従来の負圧制御シス
テムと同様に、調整弁21a、27a及び排気ファン2
2a、28aの回路と並列に予備調整弁21b、27b
及び予備排気ファン22b、28bの回路が設けられ、
排気ファン22a、28aが停止した場合、瞬時に予備
排気ファン22b、28bが起動するようになってい
る。
【0019】次に、本発明の負圧制御システムを発明す
るに至った理論的根拠につい説明する。本発明の発明者
等は圧力制御方式と風量制御方式について実験を重ねた
結果、圧力制御方式のように測定圧力に基づいて制御す
る場合、例えば、複数の排気系統のうち一つの排気系統
の排気ファン22aが停止して予備排気ファン22bに
切り換わる等の外乱発生時には、排気ファン22aが停
止した排気系統の設備室11、12の圧力変化は他の排
気系統の設備室13、14の圧力にも敏感に反映し、各
排気系統に設けられた圧力調整計32、33(図2参
照)が動作して各排気系統同志の干渉現象を引き起こす
ということを確認した。これにより、各設備室11、1
2、13、14内の測定圧力がハンチングするので、正
しい圧力制御ができなくなり、ハンチングした状態でそ
のまま圧力制御方式を続けると異常制御を起こし、各設
備室11、12、13、14内の圧力が所定の負圧範囲
から逸脱し易くなる。
【0020】これに対し、各排気系統の風量を測定して
測定風量に基づいて制御する風量制御方式の場合は、排
気ファン22aが停止した排気系統以外の排気系統で行
われる風量制御に対して殆ど影響を与えない為、排気系
統同志による干渉現象が殆ど発生しないことを確認し
た。このことから、一つの給気系統からエアを複数の設
備室11、12、13、14に給気する一方、各設備室
11、12、13、14のエアを排気する排気系統が複
数の排気系統で構成された負圧制御システムにおいて、
各設備室11、12、13、14内の圧力を所定の負圧
範囲に精度良く制御する為には、設備室11、12、1
3、14内の圧力が多少変動しても所定の負圧範囲を逸
脱しない限り風量制御方式で行い、所定の負圧範囲を逸
脱した時に限り、逸脱した圧力と所定の負圧範囲を明確
に把握して制御できる圧力制御方式で行うことが得策で
あり、本発明はこの知見に基づいて上記の如くシステム
を構成したものである。
【0021】次に、上記の如く構成された本発明の負圧
制御システムの作用について説明する。給気系統により
各設備室11、12、13、14内に一定風量の空調エ
アを給気し、各設備室11、12、13、14のエアは
排気系統を通って外気に排気されるエアの流れは従来の
負圧制御システムと同じである。このエアの流れにおい
て、各排気系統の代表設備室12、14の圧力と大気圧
の差圧が差圧測定器30、31で測定されてPID風量
・圧力調整計34、35に逐次入力されて設備室11、
12、13、14内の圧力が監視されると共に、各排気
系統に設けられた風量測定器36、37により設備室1
1、12、13、14から排気されるエアの風量が測定
されてPID風量・圧力調整計34、35に逐次入力さ
れている。
【0022】そして、例えば、各設備室11、12、1
3、14内の測定圧力が所定の負圧範囲内で安定してい
る正常運転時、及び、例えば、複数の排気系統のうち一
つの排気系統の排気ファン22aが停止して予備排気フ
ァン22bに切り換わる等の外乱が発生して測定圧力が
多少変動しても所定の負圧範囲内におさまっている時に
は、PID風量・圧力調整計34、35は風量制御方式
を選択して測定風量が予め設定された設定風量になるよ
うに測定風量と設定風量の偏差をPID演算により求め
て偏差をなくすように調整弁(正常運転の場合は21
a、排気ファン22aが停止して予備排気ファン22b
に切り換わる外乱発生時は21b)の開度を調整する。
これにより、各排気系統が互いに干渉現象を引き起こす
ことなく、外乱が発生した排気系統は測定圧力が安定す
るように制御され、外乱の発生しなかった排気系統は安
定した測定圧力がそのまま維持されるように制御され
る。従って、各設備室11、12、13、14を所定の
負圧範囲に正しく制御することができる。
【0023】また、外乱等が発生して測定圧力が所定の
負圧範囲を逸脱した場合には、PID風量・圧力調整計
34、35は圧力制御方式を選択して測定圧力が予め設
定された所定の負圧範囲に回復するように測定圧力と負
圧範囲の偏差をPID演算にり求めて偏差をなくすよう
に圧力調整弁21bの開度を調整する。この時、外乱が
発生しなかった排気系統は風量制御方式を続行する。そ
して、外乱が発生した排気系統は測定圧力が所定の負圧
範囲に復帰したら再び風量制御方式に切り換える。これ
により、測定圧力が所定の負圧範囲を逸脱した時のみ、
逸脱した圧力と所定の負圧範囲の偏差を明確に把握して
制御できる圧力制御方式に切り換わるので、圧力制御方
式による各排気系統の干渉現象を最小限に抑えることが
できる。従って、各設備室11、12、13、14を所
定の負圧範囲に正しく制御することができる。
【0024】また、別の外乱要因として、給気ファン5
aが停止して予備給気ファン5bに切り換わる場合があ
り、この場合は各排気系統の設備室11、12、13、
14内の圧力が一次的に低下するが、前記と同様に測定
圧力が所定の負圧範囲を逸脱しない限り風量制御方式で
行い、測定圧力が負圧範囲を逸脱した場合のみ、圧力制
御方式に切り換える。また、負圧範囲を逸脱した排気系
統のみを圧力制御に切り換えるようにし、その他の排気
系統はそのまま風量制御で行う。
【0025】このように、本発明の負圧制御システムで
は、各排気系統が互いに殆ど干渉しあわない風量制御方
式を主として行い、測定圧力が所定の負圧範囲を逸脱し
た時のみ圧力制御方式を行うようにしたので、一つの給
気系統からエアを複数の設備室に給気する一方、各設備
室のエアを排気する排気系統が複数の排気系統で構成さ
れた負圧制御システムでも、各設備室11、12、1
3、14内の圧力を所定の負圧範囲内に精度良く制御で
きる。
【0026】また、PID式風量・圧力調整計34、3
5は、PID演算のリセット機能を有し、風量制御方式
から圧力制御方式に切り換わる場合、或いは圧力制御方
式から風量制御方式に切り換わる場合には、切換前に行
われていた制御のPID演算をリセットして切換後の制
御にもとづくPID演算を行うようにした。これによ
り、切換後のPID演算をスムーズに行うことができる
と共に、切換前のPID演算の影響が無くなるので、制
御精度を向上させることができ、設備室11、12、1
3、14内をより精度良く所定の負圧範囲に制御するこ
とができる。
【0027】尚、本実施例では、外乱の要因として、排
気ファン或いは給気ファンの停止による予備ファンへの
切り換えの例で説明したが、これに限定されるものでは
ないく、要は給気・排気バランスがくずれる場合の全て
に適用される。また、排気系統の数を2系統で説明した
がこの排気系統数に限定されるものではなく、排気系統
が多い場合ほど、本発明の効果が期待できる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の負圧制御
システムによれば、各排気系統が互いに殆ど干渉しあわ
ない風量制御方式を主として行い、測定圧力が所定の負
圧範囲を逸脱した時のみ圧力制御方式を行うようにした
ので、一つの給気系統からエアを複数の設備室に給気す
る一方、各設備室のエアを排気する排気系統が複数の排
気系統で構成された負圧制御システムでも各設備室内の
圧力を所定の負圧範囲内に精度良く制御できる。
【0029】また、PID式風量・圧力調整手段は、P
ID演算のリセット機能を有しているので、風量制御か
ら圧力制御への切り換え、或いは圧力制御から風量制御
へ切り換えた場合、切換後のPID演算をスムーズに行
うことができると共に、切換前のPID演算の影響が無
くなるので、制御精度を向上させることができ、設備室
内をより精度良く所定の負圧範囲に制御することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る負圧制御システムの構成図
【図2】図2は従来の負圧制御システムの構成図
【符号の説明】
4a…給気系統の調整弁 4b…給気系統の予備調整弁 5a…給気ファン 5b…予備の給気ファン 11、12、13、14…設備室 15…給気系統の風量測定器 21a、27a…排気系統の調整弁 21b、27b…排気系統の予備調整弁 22a、28a…排気系統の排気ファン 22b、28b…排気系統の予備排気ファン 30、31…差圧測定器 34、35…PID風量・圧力調整計 36、37…排気系統の風量測定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 7/08 F24F 7/007

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つの給気系統からエアを複数の室に給気
    する一方、各室のエアを排気する排気系統が複数の排気
    系統で構成され、給気・排気バランスにより前記各室内
    を所定の負圧範囲に制御する負圧制御システムにおい
    て、 前記給気系統に設けられ、前記各室内に一定風量のエア
    を給気する給気手段と、 前記各排気系統に設けられ、室内のエアを排気する排気
    ファンと、 前記排気ファンの排気風量を調整する調整手段と、 前記各排気系統に設けられ、排気系統の排気風量を測定
    する風量測定手段と、 前記各室内の圧力を測定する圧力測定手段と、 前記風量測定手段での測定風量及び前記圧力測定手段で
    の測定圧力が入力されると共に予め設定風量及び前記所
    定の負圧範囲が設定され、測定圧力が所定の負圧範囲内
    にある時には測定風量が設定風量になるように測定風量
    と設定風量の偏差をPID演算により求めて偏差をなく
    すように前記調整手段を制御する風量制御方式を行い、
    測定圧力が所定の負圧範囲を逸脱した時には測定圧力が
    所定の負圧範囲に回復するように測定圧力と負圧範囲の
    偏差をPID演算により求めて偏差をなくすように前記
    調整手段を制御する圧力制御方式で行うPID式風量・
    圧力調整手段と、 から成ることを特徴とする負圧制御システム。
  2. 【請求項2】前記PID式風量・圧力調整手段は、PI
    D演算のリセット機能を有し、風量制御から圧力制御に
    切り換わる場合、或いは圧力制御から風量制御に切り換
    わる場合には、切換前の制御方式のPID演算をリセッ
    トして切換後の制御方式にもとづくPID演算を行うこ
    とを特徴とする請求項1の負圧制御システム。
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