JPH05203207A - 建屋換気システム - Google Patents

建屋換気システム

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Publication number
JPH05203207A
JPH05203207A JP1441692A JP1441692A JPH05203207A JP H05203207 A JPH05203207 A JP H05203207A JP 1441692 A JP1441692 A JP 1441692A JP 1441692 A JP1441692 A JP 1441692A JP H05203207 A JPH05203207 A JP H05203207A
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JP
Japan
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building
air
exhaust
air supply
differential pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP1441692A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Sugano
俊哉 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp, Toshiba Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
Priority to JP1441692A priority Critical patent/JPH05203207A/ja
Publication of JPH05203207A publication Critical patent/JPH05203207A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】原子力プラントの建屋換気空調系において、要
求される風量は給気系により、また建屋内の負圧は排気
系において夫々自動的に制御して、信頼性が高く運転員
の負担を軽減した建屋換気システムを提供する。 【構成】原子力プラントに係わる建屋に給気系と排気系
を結合した建屋換気において、給気系が外気を取入れる
給気処理装置に給気風量調整器および給気ファンを直列
にして建屋に連結すると共に前記給気ファンの出口側に
接続した流量トランスミッタと、この流量トランスミッ
タからの風量信号により前記給気風量調整器を調整して
給気風量を制御する流量コントローラからなり、排気系
を前記建屋に結合した排気処理装置に排気風量調整器と
排気ファンおよび排気筒を直列に連結すると共に前記建
屋内外の圧力差を検出する差圧トランスミッタと、この
差圧トランスミッタからの差圧信号により前記排気風量
調整器を調整し、排気風量を制御して建屋内の負圧を維
持する差圧コントローラを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力プラントにおけ
る建屋の換気空調系の換気システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より原子力プラントに係わる建屋に
おいては、プラントの運転に必要な機器からの除熱およ
び、内部で作業を行なう作業員の被曝防護に必要な換気
量が定められており、この換気量を満足する風量で換気
するように換気空調系が設計されている。
【0003】また原子力プラントに係わる建屋内は、外
部への放射性物質の漏洩が生じないように、常に外気に
対し負圧にすることが必要であり、換気空調系に対し、
この建屋内を負圧に維持をすることが要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来は、上記要求を満
たすために、給気風量を検出し、建屋内の換気量が一定
となるように排気ファンからの風量の制御を行なってい
た。
【0005】すなわち、給気ダクトに流量トランスミッ
タを取付け、このトランスミッタの信号を流量コントロ
ーラにて、制御信号とし、この制御信号により排気ファ
ンの風量調整器であるサクションベーンあるいは、ダン
パの開度を調整して風量の制御をしていた。
【0006】しかしながら、この換気システムでは、建
屋の負圧に対して直接的な制御は行なっておらず、初期
設定により満足させた後は、建屋内の圧力を監視して必
要に応じて排気風量を増減して対処していたため、運転
員に多くの負担がかかっていた。
【0007】本発明の目的とするところは、原子力プラ
ントの建屋換気空調系において、要求される風量は給気
系により、また建屋内の負圧は排気系において夫々自動
的に制御して、信頼性が高く運転員の負担を軽減した建
屋換気システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】原子力プラントに係わる
建屋に給気系と排気系を結合した建屋換気において、給
気系が外気を取入れる給気処理装置に給気風量調整器お
よび給気ファンを直列にして建屋に連結すると共に前記
給気ファンの出口側に接続した流量トランスミッタと、
この流量トランスミッタからの風量信号により前記給気
風量調整器を調整して給気風量を制御する流量コントロ
ーラからなり、排気系を前記建屋に結合した排気処理装
置に排気風量調整器と排気ファンおよび排気筒を直列に
連結すると共に前記建屋内外の圧力差を検出する差圧ト
ランスミッタと、この差圧トランスミッタからの差圧信
号により前記排気風量調整器を調整し、排気風量を制御
して建屋内の負圧を維持する差圧コントローラを備えた
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】建屋に供給する空気は、給気系の給気ファンを
運転することにより、外気が給気処理装置と給気ファン
を経由して導入される。この給気風量は、流量トランス
ミッタにより検出され、流量コントローラにおいて設定
値との比較を行ない、給気風量調整器を調整して所定値
に制御する。さらに排気系の排気ファンの運転により、
建屋内より排気処理装置と排気風量調整器、および排気
ファンを経由して排気筒より大気に放出される。
【0010】この際に建屋内の圧力と外気圧力を排気系
の差圧トランスミッタにより検出し、この差圧信号によ
り差圧コントローラにおいて設定差圧との比較を行な
い、排気風量調整器を調整して排気風量の制御をし、建
屋内における負圧を一定の設定値に維持する。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。
【0012】図1の系統構成図は本発明の第1の実施例
を示し、本発明は原子力プラントの建屋1に対して、外
気を取入れる給気処理装置2に2台の風量調整器である
サクションベーン付給気ファン3,3を並列に連結して
結合する。
【0013】さらにこのサクションベーン付給気ファン
3,3の出口側に流量トランスミッタ4を接続し、この
流量トランスミッタ4からの風量信号により前記サクシ
ョンベーン付給気ファン3のサクションベーン開度を変
化させて給気風量を制御する流量コントローラ5とで給
気系を形成する。
【0014】また前記建屋1に結合した排気処理装置6
に、風量調整器であるサクションベーン付排気ファン
7,7を2台並列にし、これに排気筒8を連結する。さ
らに前記建屋1内外の圧力差を検出する差圧トランスミ
ッタ9と、この差圧信号により前記サクションベーン付
排気ファン7,7のサクションベーン開度を変化させて
排気風量を制御する差圧コントローラ10を接続して形成
する排気系により構成されている。次に上記構成による
作用について説明する。建屋1への給気は、給気系のサ
クションベーン付給気ファン3,3を運転し、給気処理
装置2を介して外気を供給することによって行なわれ
る。
【0015】この時の風量はサクションベーン付給気フ
ァン3,3の出口に設けられている流量トランスミッタ
4により検出され、この風量信号を入力した流量コント
ローラ5では、予め設定されている建屋1への必要風量
の設定値と比較を行なう。
【0016】流量コントローラ5は、建屋1への供給風
量が設定風量となるように、サクションベーン付給気フ
ァン3,3における給気風量調整器であるサクションベ
ーンの開度を調整する信号を発して、建屋1へ設定風量
を供給する。
【0017】また建屋1からの排気は、排気系であるサ
クションベーン付排気ファン7,7を運転し、建屋1か
ら内気を排気処理装置6を介して吸引し、排気筒8から
大気に放出している。
【0018】この際に、差圧トランスミッタ9により建
屋1の内、外気の差圧を検出すると共に、この差圧トラ
ンスミッタ9で検出した差圧信号を差圧コントローラ10
に伝達し、差圧コントローラ10では設定値である所定の
建屋負圧との比較を行い、必要に応じてサクションベー
ン付排気ファン7,7の排気風量調整器であるサクショ
ンベーンの開度を調整する。これによりサクションベー
ン付排気ファン7,7による建屋1からの排気風量は、
建屋1内の圧力が一定負圧を維持するように制御され
る。
【0019】以上のように、給気系により建屋に供給す
る換気量を一定に制御することで、建屋1内の機器から
発生する除熱、並びに作業員の被曝防護に対し必要とす
る換気量を常時満足することができ、さらに排気系によ
り建屋1内の圧力を常に一定負圧に自動的に維持するの
で、建屋1から外部に対する放射能の漏洩を防止するこ
とができる。
【0020】また図2の系統構成図は、本発明の第2の
実施例を示すもので、制御系を構成する計装品である流
量トランスミッタ4,4、流量コントローラ5,5、差
圧トランスミッタ9,9、差圧コントローラ10,10等を
多重化した構成として、一部の計装品について必要に応
じてメンテナンスを行う時にも、他の計装品の作動によ
り建屋1に対する所定の風量供給と負圧を正常に維持す
ることができると共に、一部の計装品の故障に際して
も、他の計装品の正常作動により正常な制御が継続で
き、上記第1の実施例の建屋換気システムの信頼性を更
に向上させたものである。
【0021】次に本発明の第3の実施例を図3の系統構
成図に示す。この第3の実施例においては上記図1に示
した第1の実施例における前記サクションベーン付給気
ファン3,3、およびサクションベーン付排気ファン
7,7を、夫々給気ファン20と給気風量調整器である給
気調整ダンパ21、および排気ファン22と排気風量調整器
である排気調整ダンパ23に置換えた構成のものである。
【0022】これにより給気ファン20、および排気ファ
ン22に一般のファンの採用を可能とし、給気および排気
の風量制御は、夫々給気調整ダンパ21、および排気調整
ダンパ23により実施するもので、既設のプラントについ
ても給気調整ダンパ21、および排気調整ダンパ23を設置
することにより、上記第1の実施例と同様の作用と効果
が得られる。
【0023】また第4の実施例としては、図4の系統構
成図に示すように、サクションベーン付給気ファン3、
およびサクションベーン付排気ファン7を夫々3台並列
運転とする構成として処理能力を増加すると共に、2棟
の建屋1,24を統合して1組の給、排気系により運転を
行うもので、得られる作用と効果は変わらず、給、排気
系、および計装系が簡素化できる特徴がある。
【0024】
【発明の効果】以上本発明によれば、原子力プラントの
建屋における換気空調系に要求される必要換気風量、お
よび建屋負圧の維持が自動的に運転することができるの
で、原子力プラント運転の信頼性と放射能の漏洩防止に
よる安全性の向上、さらに運転員の負担を軽減できる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す系統構成図。
【図2】本発明の第2の実施例を示す系統構成図。
【図3】本発明の第3の実施例を示す系統構成図。
【図4】本発明の第4の実施例を示す系統構成図。
【符号の説明】
1,24…建屋、2…給気処理装置、3…サクションベー
ン付給気ファン、4…流量トランスミッタ、5…流量コ
ントローラ、6…排気処理装置、7…サクションベーン
付排気ファン、8…排気筒、9…差圧トランスミッタ、
10…差圧コントローラ、20…給気ファン、21…給気調整
ダンパ、22…排気ファン、23…排気調整ダンパ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力プラントに係わる建屋に給気系と
    排気系を結合した建屋換気において、給気系が外気を取
    入れる給気処理装置に給気風量調整器および給気ファン
    を直列にして建屋に連結すると共に前記給気ファンの出
    口側に接続した流量トランスミッタと、この流量トラン
    スミッタからの風量信号により前記給気風量調整器を調
    整して給気風量を制御する流量コントローラからなり、
    排気系を前記建屋に結合した排気処理装置に排気風量調
    整器と排気ファンおよび排気筒を直列に連結すると共に
    前記建屋内外の圧力差を検出する差圧トランスミッタ
    と、この差圧トランスミッタからの差圧信号により前記
    排気風量調整器を調整し、排気風量を制御して建屋内の
    負圧を維持する差圧コントローラを備えたことを特徴と
    する建屋換気システム。
JP1441692A 1992-01-30 1992-01-30 建屋換気システム Pending JPH05203207A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100439808C (zh) * 2005-02-15 2008-12-03 Lg电子株式会社 通风系统
JP2012251730A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Azbil Corp 室圧制御システム
JP2015052415A (ja) * 2013-09-06 2015-03-19 アズビル株式会社 風量制御装置および方法
JP2016099265A (ja) * 2014-11-25 2016-05-30 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 原子力発電所の換気空調設備
CN111360017A (zh) * 2020-03-17 2020-07-03 珠海科艺普实验室设备有限公司 一种排气系统及排气方法

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