JP3173869U - 水門開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本水門開閉装置1aは、電動機9からの駆動軸83に連結される第1遊星歯車5と、該第1遊星歯車5に連結される第2遊星歯車6と、該第2遊星歯車6の第2リングギヤに連結されるウォームギヤ37と、該ウォームギヤ37に連結される手動ハンドル8と、第2遊星歯車6の各第2プラネタリギヤに連結され扉体を昇降させる第3回転軸20cとを備え、電動機9からの駆動軸83と第1遊星歯車5の第1リングギヤ(動力伝達部材)とは、ハイポイドギヤによって連結されているので、装置本体をコンパクト化することができ、そのコストを削減することができる。
【選択図】図1
Description
例えば、電動機の動力伝達経路にセルフロックと減速を兼ねてウォームギヤを備えた水門用開閉装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、電動機の動力伝達経路にネジブレーキ機構を用いた機械式セルフロック装置を備えた水門開閉装置が提案されている(特許文献2参照)。
また、特許文献2に係る水門開閉装置では、ネジブレーキ機構であれば機械効率が向上するために電動機の出力を小さくすることが可能であるが、減速するための構成部材、例えば平歯車、軸及び軸受等を多数備える必要があり、コンパクトに構成することができず、コスト削減に繋がらない。
請求項1の考案では、電動機からの駆動軸と動力伝達部材とは、駆動軸に設けたまがりばかさ歯車と、動力伝達部材に設けた円板状まがりばかさ歯車とがそれぞれの軸心が交差しないように噛み合う、一般にハイポイドギヤ(登録商標)により連結されており、該ハイポイドギヤは減速比1/40を越える高減速が可能であるので、減速のための多数の構成部材を備える必要がなく装置本体をコンパクトにすることができ、ひいてはコストを削減することができる。しかも、ハイポイドギヤはウォームギヤよりも機械効率が良くセルフロックが可能になるので、電動機の要求仕様を低く抑えることができる。
また、遊星歯車はウォームギヤにより手動ハンドルと連結されているので、扉体を上昇させる際、電動操作と手動操作との切り替え操作及びその構造が不要となるため、効果的である。
請求項3に記載した考案は、請求項1または2に記載した考案において、前記遊星歯車はそのサンギヤが前記動力伝達部材に連結され、また、そのリングギヤが前記ウォームギヤに連結され、さらに、その各プラネタリギヤが前記回転軸に連結されることを特徴とするものである。
請求項2及び3の考案では、電動機からの駆動軸を回転させると、その回転駆動がハイポイドギヤにより高減速されると共に回転トルクが大幅に増加されて第1遊星歯車に伝達される。続いて、その回転駆動が第1遊星歯車のリングギヤ及び各プラネタリギヤ(サンギヤが例えば電磁ブレーキにより固定)を経て第2遊星歯車に伝達され、また、その回転駆動が第2遊星歯車のサンギヤ及び各プラネタリギヤ(リングギヤがウォームギヤにより固定)を経て最終的に回転軸に伝達されて扉体が上昇する。
また、扉体を手動で上昇させるには、第1遊星歯車のサンギヤを例えば電磁ブレーキにより拘束保持した状態として、手動ハンドルを回転させれば、その回転駆動がウォームギヤから第2遊星歯車のリングギヤ及び各プラネタリギヤを経て回転軸に伝達されて扉体が上昇する。
本考案の第1及び第2実施形態に係る水門開閉装置1a、1bは、図1及び図4に示すように、扉体(図示略)に連結されるラック棒2を昇降させて扉体を昇降させるラック式が採用されている。
本水門開閉装置1aは、図1に示すように、電動機9と、該電動機9に連結される第1遊星歯車5と、第1遊星歯車5と連結される第2遊星歯車6と、第1遊星歯車5と連結される遠心ブレーキ10と、第1遊星歯車5と連結される乾式無励磁作動電磁ブレーキ11と、該第2遊星歯車6と連結される手動ハンドル8と、第2遊星歯車6に連結され、扉体に連結されるラック棒2に噛み合い連結したピン歯車3と、該ピン歯車3、第1及び第2遊星歯車5、6等を収容して、手動ハンドル8、電動機9、遠心ブレーキ10及び乾式無励磁作動電磁ブレーキ11をユニット化するハウジング14とを備えている。
なお、図1及び図2に示すように、第3ハウジング14cと第4ハウジング14dとを接続する支持部材50は、一方側に設けた小径円筒部50aと他方側に設けた大径円筒部50bとを一体的に連結してなる截頭円錐状筒体で構成される。そして、支持部材50を、第3ハウジング14c内を延びる第1回転軸20aと平行となるように、且つ第1遊星歯車5を囲むように配置して、支持部材50の大径円筒部50bを介して第3ハウジング14cと第4ハウジング14dとを接続する。
まず、乾式無励磁作動電磁ブレーキ11への通電を遮断することで、第4回転軸20dを拘束保持した状態とする。
次に、電動機9を、扉体を上昇させる方向に回転駆動させる。すると、その回転駆動が電動機側軸80から各平歯車81、82、ハイポイドギヤ75、76を経て第1遊星歯車5に伝達される。この時、第1遊星歯車5へ伝達された回転駆動は、ハイポイドギヤ75.76によりその回転速度が高減速されると共にその回転トルクが大幅に増加して伝達されるようになる。続いて、第1遊星歯車5へ伝達された回転駆動は、該第1遊星歯車5では第1サンギヤ49(第4回転軸20d)が乾式無励磁作動電磁ブレーキ11により固定されていることから、第1リングギヤ48から各第1プラネタリギヤ47(第1キャリア45)を経て第1回転軸20aに伝達される。ここでも、第1回転軸20aへ伝達された回転駆動は、第1遊星歯車5によりその回転速度がさらに減速されると共に回転トルクがさらに増加して伝達されるようになる。
まず、乾式無励磁作動電磁ブレーキ11への通電が遮断されることで、第4回転軸20dが拘束保持された状態となる。この結果、第1遊星歯車5の回転が規制されるために、第2遊星歯車6の第2サンギヤ34の回転が規制された状態となる。
次に、手動ハンドル8を、扉体を上昇させる方向に回転させる。すると、ハンドル側軸36からの回転駆動は、第2リングギヤ33から各第2プラネタリギヤ32(第2キャリア30)を経て第2回転軸20bに伝達される。続いて、第2遊星歯車6から第2回転軸20bに伝達された回転駆動は、小歯車26及び平歯車25を経て第3回転軸20c及びピン歯車3に伝達される。その結果、ピン歯車3に噛み合ったラック棒2が上昇されて扉体が上昇するようになる。
該第2実施形態に係る水門開閉装置1bを説明する際には、第1実施形態に係る水門開閉装置1aとの相違点のみを説明する。
第2実施形態に係る水門開閉装置1bでは、乾式無励磁作動電磁ブレーキ11の代わりに機械式多板クラッチ105を備え、第1遊星歯車5を取り除いた構成である。すなわち、貫通孔100aを有する円板状の動力伝達部材100の一端面に、円板状まがりばかさ歯車75がその歯部が一方側を向くように一体的に形成されている。そして、駆動軸83側のまがりばかさ歯車76と、動力伝達部材の円板状まがりばかさ歯車75とが、それぞれの軸心が交差しないように噛み合うハイポイドギヤとして構成される。動力伝達部材100の貫通孔100a内に第1回転軸20aが挿通され、該第1回転軸20aは各軸受21、21を介して回転自在に動力伝達部材100に支持される。動力伝達部材100には連結部材101が固定され、該連結部材101と第1回転軸20aとの間に機械式多板クラッチ105が配置されている。機械式多板クラッチ105から他方側に延びる第1回転軸20aには平歯車106が一体的に固定される。第1回転軸20aの他端部は第4ハウジング14dに各軸受21、21を介して回転自在に支持されている。第1回転軸20aの平歯車106に第5回転軸20eの他端部に一体的に固定された平歯車53が噛み合っている。第5回転軸20eの一端部にかさ歯車55が一体的に固定され、該かさ歯車55が、遠心ブレーキ10からの遠心ブレーキ側軸71に一体的に固定されたかさ歯車56に噛み合っている。なお、支持部材50は、第1回転軸20aを第2遊星歯車6と動力伝達部材100との間の位置で回転自在に支持している。
次に、電動機9を、扉体を上昇させる方向に回転駆動させる。すると、その回転駆動が電動機側軸80から各平歯車81、82、ハイポイドギヤ75、76、動力伝達部材100及び機械式多板クラッチ105を経て第1回転軸20aに伝達される。その後、第1回転軸20aからの回転駆動は、第1実施形態に係る水門開閉装置1aと同様にピン歯車3に伝達され、その結果、ピン歯車3に噛み合ったラック棒2が上昇されて扉体が上昇する。
次に、手動ハンドル8を、扉体を上昇させる方向に回転させれば、第1実施形態に係る水門開閉装置1aと同様に、ハンドル側軸36からの回転駆動は、第2遊星歯車6及び第2回転軸20bを経てピン歯車3に伝達される。その結果、ピン歯車3に噛み合ったラック棒2が上昇されて扉体が上昇するようになる。
また、図6に示すように、チェーン式の水門開閉装置を採用してもよい。すなわち、扉体にチェーン95を連結して、該チェーン95をスプロケット3に噛み合わせて扉体を昇降させるようにする。
Claims (3)
- 水門を開閉する扉体を昇降させる水門開閉装置であって、
電動機からの駆動軸に連結される動力伝達部材と、
該動力伝達部材に連結される遊星歯車と、
該遊星歯車に連結されるウォームギヤと、
該ウォームギヤに連結される手動ハンドルと、
前記遊星歯車に連結され前記扉体を昇降させる回転軸と、を備え、
前記電動機からの駆動軸と前記動力伝達部材とは、前記駆動軸に設けたまがりばかさ歯車と、前記動力伝達部材に設けた円板状まがりばかさ歯車とが、それぞれの軸心が交差しないように噛み合って連結されることを特徴とする水門開閉装置。 - 前記動力伝達部材は、前記遊星歯車とは別に備えた遊星歯車のリングギヤであることを特徴とする請求項1に記載の水門開閉装置。
- 前記遊星歯車はそのサンギヤが前記動力伝達部材に連結され、また、そのリングギヤが前記ウォームギヤに連結され、さらに、その各プラネタリギヤが前記回転軸に連結されることを特徴とする請求項1または2に記載の水門開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011007356U JP3173869U (ja) | 2011-12-13 | 2011-12-13 | 水門開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011007356U JP3173869U (ja) | 2011-12-13 | 2011-12-13 | 水門開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3173869U true JP3173869U (ja) | 2012-02-23 |
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ID=48001070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2011007356U Expired - Lifetime JP3173869U (ja) | 2011-12-13 | 2011-12-13 | 水門開閉装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3173869U (ja) |
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2011
- 2011-12-13 JP JP2011007356U patent/JP3173869U/ja not_active Expired - Lifetime
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