JP3175435U - 水門開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本水門開閉装置は、扉体の昇降に伴って回転する第2主回転軸と、該第2主回転軸に連結されるウォームギヤ37、38と、該ウォームギヤ37、38に連結されるハンドル側軸36と、該ハンドル側軸36に連結される手動ハンドル8とを備え、ハンドル側軸36の他端部36bの外周面を、例えば正面視六角形状に形成したので、手動で扉体を上昇させる際には、ハンドル側軸36の他端部36bに電動ドライバ、電動インパクトレンチまたは電動ドリルを装着して、電動ドライバ、電動インパクトレンチまたは電動ドリルを駆動させることにより、扉体を上昇させることができる。これにより、手動操作に要する時間を大幅に短縮させることができる。
【選択図】図3
Description
しかしながら、作業員が手動ハンドルを操作して扉体を昇降させる際、開閉荷重(扉体の昇降荷重)が大きい場合や水門の揚程(開閉高さ)が高い場合など、手動による操作時間が相当長くなり容易に水門を開閉することが困難になる。しかも、予備操作として手動ハンドルを備えていることからウォームギヤなど高減速機能を採用している場合が多く、この場合、ウォームギヤにより機械効率が悪くなることと、手動力の制限とから減速比を大きくするために、結果として手動操作に多大な時間を要することになる。
請求項1の考案では、手動ハンドルのハンドル側軸の端部に、市販の電動ドライバ、電動インパクトレンチまたは電動ドリルを装着して駆動させることにより手動ハンドルを容易に回転させて扉体を昇降させることができるので、手動操作に要する時間を大幅に短縮することができる。
請求項3に記載した考案は、請求項1に記載した考案において、前記ハンドル側軸の一端側の端部を前記手動ハンドルから外方に突設させ、該一端側の端部の外周面を正面視六角形状または四角形状、あるいは前記端部を円筒状に形成しその内周面を正面視六角形状または四角形状に形成することを特徴とするものである。
請求項2及び3の考案では、水門開閉装置の構造を簡素化することができる。
請求項4の考案では、電動ドライバ、電動インパクトレンチまたは電動ドリルは簡単に入手することができ、しかも、持ち運びや操作が容易であるので、特に、緊急時の対応を迅速に行うことができる。
本考案の実施形態に係る水門開閉装置1は、図1に示すように、扉体(図示略)に連結されるラック棒2を昇降させて扉体を昇降させるラック式が採用されている。
本水門開閉装置1は、図1に示すように、電動機9と、該電動機9に連結される第1遊星歯車5と、第1遊星歯車5と連結される第2遊星歯車6と、第1遊星歯車5と連結される遠心ブレーキ10と、第1遊星歯車5と連結される乾式無励磁作動電磁ブレーキ11と、該第2遊星歯車6と連結される手動ハンドル8と、第2遊星歯車6に連結され、扉体に連結されるラック棒2に噛み合い連結されたピン歯車3とを備えている。
ハンドル側軸36の他端部36bはハウジング14から外部に露出している。但し、ハンドル側軸36の他端部36bを使用しない時には、他端部36bが外部に露出しないようハウジング14に取り付けられたカバー90により被覆するようにしている。そして、第2遊星歯車6の第2リングギヤ33と手動ハンドル8のハンドル側軸36とがウォームギヤ37、38により連結される。詳しくは、第2遊星歯車6の第2リングギヤ33にウォームホイール37が一体的に固定される。一方、ハンドル側軸36にウォーム38が一体的に固定される。そして、第2遊星歯車6の第2リングギヤ33のウォームホイール37と、手動ハンドル8のハンドル側軸36のウォーム38とが噛み合っている。この結果、手動ハンドル8からの回転駆動はハンドル側軸36のウォーム38からウォームホイール37を介して第2遊星歯車6の第2リングギヤ33に伝達される。しかしながら、第2遊星歯車6の第2リングギヤ33からの回転駆動はハンドル側軸36のウォーム38には伝達されない。要するに、手動ハンドル8を回転させない限り、第2遊星歯車6の第2リングギヤ33は回転されないようになっている(セルフロック機能)。
なお、ハンドル側軸36の一端部36aを、上述したように、例えば、その外周面を正面視四角形状に形成しても良いし、一端部36aを円筒状に形成して、その内周面を正面視六角形状または四角形状に形成してもよい。
そして、図2に示すように、駆動軸83側のまがりばかさ歯車76と、第1遊星歯車5の第1リングギヤ48側の円板状まがりばかさ歯車75とが、それぞれの軸心が交差しないように噛み合うハイポイドギヤ(登録商標)として構成される。この結果、電動機9の駆動軸83からの回転駆動はハイポイドギヤ75、76を介して第1遊星歯車5の第1リングギヤ48に伝達されるが、第1遊星歯車5の第1リングギヤ48からの回転駆動は駆動軸83側には伝達されない。要するに、電動機9を駆動させない限り、第1遊星歯車5の第1リングギヤ48は回転されないようになっている(セルフロック機能)。
まず、乾式無励磁作動電磁ブレーキ11への通電を遮断することで、第4主回転軸20dを拘束保持した状態とする。
次に、電動機9を、扉体を上昇させる方向に回転駆動させる。すると、その回転駆動が電動機側軸80から各平歯車81、82、ハイポイドギヤ75、76を経て第1遊星歯車5に伝達される。続いて、第1遊星歯車5へ伝達された回転駆動は、該第1遊星歯車5では第1サンギヤ49(第4主回転軸20d)が乾式無励磁作動電磁ブレーキ11により固定されていることから、第1リングギヤ48から各第1プラネタリギヤ47(第1キャリア45)を経て第1主回転軸20aに伝達される。
まず、乾式無励磁作動電磁ブレーキ11への通電が遮断されることで、第4主回転軸20dが拘束保持された状態となる。この結果、第1遊星歯車5の回転が規制されるために、第2遊星歯車6の第2サンギヤ34の回転が規制された状態となる。
次に、手動ハンドル8を、扉体を上昇させる方向に回転させるが、ここで、カバー90を取り外して、ハンドル側軸36の他端部36b(正面視六角形状)を外部に露出させる。そして、ハンドル側軸36の他端部36bに電動ドライバ(図示略)、電動インパクトレンチ(図示略)または電動ドリル(図示略)を装着して、電動ドライバ、電動インパクトレンチまたは電動ドリルを駆動させることにより、ハンドル側軸36(手動ハンドル8)を、扉体を上昇させる方向に回転させる。すると、ハンドル側軸36からの回転駆動は、第2リングギヤ33から各第2プラネタリギヤ32(第2キャリア30)を経て第2主回転軸20bに伝達される。続いて、第2遊星歯車6から第2主回転軸20bに伝達された回転駆動は、小歯車26及び平歯車25を経て第3主回転軸20c及びピン歯車3に伝達される。その結果、ピン歯車3に噛み合ったラック棒2が上昇されて扉体が上昇するようになる。
Claims (4)
- 水門を開閉する扉体を昇降させる水門開閉装置であって、
該水門開閉装置は、前記扉体の昇降に伴って回転する主回転軸と、該主回転軸に連結されるハンドル側軸と、該ハンドル側軸に連結される手動ハンドルとを備え、
前記ハンドル側軸の端部の外周面を正面視六角形状または四角形状、あるいは前記端部を円筒状に形成しその内周面を正面視六角形状または四角形状に形成することを特徴とする水門開閉装置。 - 前記ハンドル側軸の一端側に前記手動ハンドルが連結され、前記ハンドル側軸の他端側の端部の外周面を正面視六角形状または四角形状、あるいは前記端部を円筒状に形成しその内周面を正面視六角形状または四角形状に形成することを特徴とする請求項1に記載の水門開閉装置。
- 前記ハンドル側軸の一端側の端部を前記手動ハンドルから外方に突設させ、該一端側の端部の外周面を正面視六角形状または四角形状、あるいは前記端部を円筒状に形成しその内周面を正面視六角形状または四角形状に形成することを特徴とする請求項1に記載の水門開閉装置。
- 前記ハンドル側軸の端部には、電動ドライバ、電動インパクトレンチまたは電動ドリルが装着可能であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の水門開閉装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2012000978U JP3175435U (ja) | 2012-02-23 | 2012-02-23 | 水門開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2012000978U JP3175435U (ja) | 2012-02-23 | 2012-02-23 | 水門開閉装置 |
Publications (1)
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JP3175435U true JP3175435U (ja) | 2012-05-10 |
Family
ID=48002479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012000978U Expired - Lifetime JP3175435U (ja) | 2012-02-23 | 2012-02-23 | 水門開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3175435U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015052226A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 前澤工業株式会社 | 開閉機の可搬型駆動装置 |
JP2016044482A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 西部電機株式会社 | ゲート駆動設備 |
JP2016113778A (ja) * | 2014-12-12 | 2016-06-23 | 一身 谷 | 水門開閉器の補助駆動装置 |
JP2016160650A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 一身 谷 | 水門開閉器の補助駆動装置 |
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2012
- 2012-02-23 JP JP2012000978U patent/JP3175435U/ja not_active Expired - Lifetime
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---|---|---|---|---|
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JP2016044482A (ja) * | 2014-08-25 | 2016-04-04 | 西部電機株式会社 | ゲート駆動設備 |
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