JP2016044482A - ゲート駆動設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源喪失時、手動ハンドルによるよりも速くゲートの上昇が可能なゲート駆動設備を提供する。【解決手段】出力軸11を回転させてゲート12を昇降するゲート駆動設備10において、遊星ギア27及び第1、第2の入力ギア23、28を有する遊星歯車機構αと、ゲート12を昇降させる回転力を、第1の入力ギア23、遊星ギア27及び動力伝達手段13を介して、出力軸11に与える電動モータ14と、ゲート12を上昇させる回転力を、第2の入力ギア28、遊星ギア27及び動力伝達手段13を介して、出力軸11に与える燃料エンジン48と、ゲート12を上昇させる回転力を動力伝達手段13を介して出力軸11に与える手動ハンドル41と、第1、第2の入力ギア23、28をそれぞれ固定する第1、第2のブレーキ手段22、55と、ゲート12を自重で降下させる解放状態への切り替えを、電力供給なしで行うロック解除手段44aとを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、ゲートを昇降させるゲート駆動設備に関する。
電動モータの駆動力を利用してゲートを昇降させるゲート駆動設備は、電源供給が停止して電動モータが作動しない状況でも、ゲートを上昇させて開いた状態にすることが求められ、その具体例が特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載のゲート駆動設備は、手動ハンドルを備え、人力でゲートを上昇することができる。ゲートと手動ハンドルの間には、複数の減速機が設けられているため、人力によってもゲートを上昇するのに十分なトルクを発現することが可能である。
特開昭52−118928号公報
しかしながら、手動ハンドルによる作業では、ゲートの上昇を短時間で完了することはできない。そのため、例えば、ゲートの内側に流入した海水を、高潮が引いた後、早急にゲートの外側に排水する必要がある際には、手動ハンドルによってゲートを上昇する時間的余裕がなく、早急な対応が十分とはいえなかった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、電源喪失時に、手動ハンドルによるよりも速くゲートを上昇させることが可能なゲート駆動設備を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係るゲート駆動設備は、出力軸を回転させて外部のゲートを昇降するゲート駆動設備において、前記出力軸に回転力を伝える動力伝達手段と、前記動力伝達手段に連結された遊星ギアA、及び、該遊星ギアAにそれぞれ噛み合った第1、第2の入力ギアを有する遊星歯車機構αと、前記ゲートを昇降させる回転力を、前記第1の入力ギア、前記遊星ギアA及び前記動力伝達手段を介して、前記出力軸に与える電動モータと、前記ゲートを上昇させる回転力を、前記第2の入力ギア、前記遊星ギアA及び前記動力伝達手段を介して、前記出力軸に与える燃料エンジンと、前記ゲートを上昇させる回転力を前記動力伝達手段を介して前記出力軸に与える手動ハンドルと、前記第1、第2の入力ギアをそれぞれ固定する第1、第2のブレーキ手段と、前記ゲートを自重で降下させる解放状態への切り替えを、電力供給なしで行うロック解除手段とを備え、電力供給が停止の際は、前記ゲートの降下を、前記解放状態への切り替えで行い、前記ゲートの上昇を、前記手動ハンドルの回転、又は、前記第1の入力ギアを固定した状態での前記燃料エンジンの作動により行う。
本発明に係るゲート駆動設備において、前記第2のブレーキ手段は、前記燃料エンジンの作動により回転する回転部材から切り離されて、前記第2の入力ギアを固定し、前記回転部材に接続されて前記燃料エンジンの駆動力を前記第2の入力ギアに伝達するのが好ましい。
本発明に係るゲート駆動設備において、前記第2のブレーキ手段を前記回転部材に接続する切替レバーと、前記回転部材に前記第2のブレーキ手段が接続されて、前記電動モータを強制的に停止状態にする安全装置とを、更に、備えるのが好ましい。
本発明に係るゲート駆動設備において、前記第2の入力ギアの前記ゲートを降下させる方向への回転を防止するワンウェイクラッチを、更に、備えるのが好ましい。
本発明に係るゲート駆動設備において、前記動力伝達手段は、前記遊星ギアAと共に回転する軸Pと、前記ロック解除手段を介して前記軸Pに接続されて前記出力軸に該軸Pの回転力を伝達する軸Qとを備え、前記ロック解除手段は、前記軸Pから前記軸Qを切り離すクラッチを有するのが好ましい。
本発明に係るゲート駆動設備において、前記動力伝達手段は、前記軸Qと同期して回転する出力ギアと、前記手動ハンドルからウォームギアを介して回転力を与えられる第3の入力ギアと、前記出力ギア及び前記第3の入力ギアに噛み合い前記出力軸に回転力を伝達する遊星ギアBとを有する遊星歯車機構βを備え、前記第3の入力ギアは、前記手動ハンドルが回転されていないときに、前記ウォームギアのセルフロックにより固定されるのが好ましい。
本発明に係るゲート駆動設備は、出力軸に回転力を伝える動力伝達手段と、動力伝達手段に連結された遊星ギアA、及び、遊星ギアAにそれぞれ噛み合った第1、第2の入力ギアを有する遊星歯車機構αと、ゲートを上昇させる回転力を、第2の入力ギア、遊星ギアA及び動力伝達手段を介して、出力軸に与える燃料エンジンとを備えるので、電源喪失時に、燃料エンジンの駆動力を利用して、手動ハンドルによるよりも速く、ゲートを上昇させることが可能である。
本発明の一実施の形態に係るゲート駆動設備の説明図である。 同ゲート駆動設備の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2に示すように、本発明の一実施の形態に係るゲート駆動設備10は、出力軸11を回転させて外部のゲート12を昇降する設備であり、出力軸11に回転力を伝える動力伝達手段13と、ゲート12を昇降させる回転力を動力伝達手段13を介して出力軸11に与える電動モータ14とを備えている。以下、詳細に説明する。
ゲート駆動設備10は、図1に示すように、出力軸11に取り付けられたピニオン15及びピニオン15に噛み合ったピンラック16を備え、河川や海岸に設けられた基礎17に固定されている。
ゲート12は、ジョイント18を介して、ピンラック16の下端に連結され、ピンラック16及びゲート12は、電動モータ14の作動により出力軸11及びピニオン15が回転することによって昇降する。
電動モータ14の出力軸19には、図2に示すように、複数の減速機からなる減速機群20が連結され、減速機群20は、歯車21が取り付けられた電磁ブレーキ22(第1のブレーキ手段の一例)に接続されている。電磁ブレーキ22は、電力供給により励磁されて非固定状態となり、電力供給の停止により非励磁となって固定状態となる。なお、電磁ブレーキ22の代わりに他のブレーキ、例えば、ねじブレーキを、第1のブレーキ手段に採用してもよい。
歯車21は、一側に内歯車23(第1の入力ギアの一例)が連結された筒体24の他側に噛み合っている。筒体24は、複数の軸受け部材25によって回転自在に支持され、筒体24及び内歯車23は、歯車21と共に回転する。
歯車21、筒体24及び内歯車23は、電磁ブレーキ22の固定によって固定され、電磁ブレーキ22が非固定状態の際に回転可能となる。
内歯車23には、遊星キャリア26に回転可能に支持された複数の遊星ギア27(遊星ギアA)がそれぞれ噛み合っており、複数の遊星ギア27には、太陽歯車28(第2の入力ギアの一例)が噛み合っている。
動力伝達手段13は、遊星キャリア26と一体的に回転する軸29(軸P)、及び、軸29の延長線上に配置され、クラッチ30を介して軸29に連結される軸31(軸Q)を備えている。即ち、複数の遊星ギア27は、遊星キャリア26を介して、動力伝達手段13に連結されている。太陽歯車28の中心は、軸29、31の延長線上に配置され、クラッチ30は、軸29、31を接続すること、及び、軸29から軸31を切り離すことが可能である。
軸31は、クラッチ30に接続された側(一側)の反対側(他側)に、太陽歯車33(出力ギアの一例)が連結され、太陽歯車33には、遊星キャリア34に回転自在に支持された複数の遊星ギア35(遊星ギアB)がそれぞれ噛み合っている。太陽歯車33は、軸31と同期して(一体的に)回転する。
複数の遊星ギア35には、内歯車36(第3の入力ギアの一例)が噛み合っている。
遊星キャリア34は、他側に歯車37が装着された筒体38の一側に連結され、内歯車36は、ウォームホイール39が装着された筒体40に連結されている。回転可能に設けられた筒体38は、略半分が、同じく回転可能に設けられた筒体40によって覆われ、遊星キャリア34及び筒体38、40の各回転中心は同心上(軸31上)に配されている。
ウォームホイール39には、図示しないウォームが噛み合っており、主として、ウォームホイール39とウォームとによってウォームギアが構成されている。
ウォームには、手動ハンドル41の回転軸42が連結され、筒体40及び内歯車36は、回転軸42の回転により回転する。即ち、内歯車36は、手動ハンドル41から、ウォーム、ウォームホイール39及び筒体40を介して回転力を与えられる。ウォームは、ウォームギアのセルフロックにより、ウォームホイール39から与えられる力によっては回転しないため、筒体40及び内歯車36は、手動ハンドル41が回転されていないときに、ウォームギアのセルフロックによって固定されている。
歯車37は、出力軸11に中心が連結された歯車43に噛み合っている。従って、複数の遊星ギア35が太陽歯車33を中心に公転して筒体38を回転させることによって、出力軸11は、歯車37、43と共に回転する。
本実施の形態において、動力伝達手段13は、軸29、31、太陽歯車33、複数の遊星ギア35、遊星キャリア34、内歯車36、筒体38、40及び歯車37、43を備えているが、これに限定されない。そして、遊星歯車機構αが、主として、内歯車23、複数の遊星ギア27、遊星キャリア26及び太陽歯車28によって構成され、遊星歯車機構βが、主として、内歯車36、複数の遊星ギア35、遊星キャリア34及び太陽歯車33によって構成されている。
この構成により、電動モータ14の作動により、電動モータ14の出力軸19が回転すると、その回転力は、減速機群20、電磁ブレーキ22、歯車21及び筒体24(即ち、内歯車23)を介して、複数の遊星ギア27に伝達される。
このとき、太陽歯車28及び内歯車36が固定され、軸29、31がクラッチ30によって接続された状態であると、各遊星ギア27は、太陽歯車28を中心に公転して、遊星キャリア26、軸29、31及び太陽歯車33をそれぞれ回転させ、各遊星ギア35は、太陽歯車33を中心に公転し、遊星キャリア34、筒体38、歯車37、43及び出力軸11はそれぞれ回転する。
電動モータ14は、出力軸19の回転方向を切り替え可能であり、出力軸19を時計回りに回転することで、ゲート12を上昇させ、出力軸19を反時計回りに回転することで、ゲート12を降下させる。即ち、電動モータ14は、ゲート12を昇降させる回転力を、内歯車23、複数の遊星ギア27及び動力伝達手段13を介して、出力軸11に与えることが可能である。
そして、電動モータ14が停止の際(電力供給が停止の際)に、手動ハンドル41の回転によって、ゲート12を上げ下げするには、内歯車23及び太陽歯車28の固定により、軸29に接続された軸31及び太陽歯車33を固定する。この状態で、人力により手動ハンドル41が回転されると、筒体40及び内歯車36が回転し、複数の遊星ギア35それぞれが太陽歯車33を中心に公転する。複数の遊星ギア35の公転によって、筒体38、歯車37、43及び出力軸11が回転し、ゲート12を昇降させる。即ち、手動ハンドル41は、ゲート12を上昇させる回転力及び降下する回転力を、動力伝達手段13を介して出力軸11に与えることができる。
本実施の形態では、手動ハンドル41を時計回りに回転することで、ゲート12は上昇し、手動ハンドル41を反時計回りに回転することで、ゲート12は降下する。
また、クラッチ30には、図2に示すように、軸29、31の接続状態を切り替える図示しない遠隔操作手段、及び、軸29、31の接続状態を切り替える切替レバー44が連結されている。
遠隔操作手段及び切替レバー44は 共に、クラッチ30を、軸29、31を接続した状態から、軸31を軸29から切り離した状態に切り替えることが可能であり、遠隔操作手段は、この切り替えを、電力供給がなされている状態でのみ行うことができ、電力供給が停止した環境下では、この切り替えを行えない。
これに対し、切替レバー44は、人力により操作されることから、電力供給が停止された環境下で、クラッチ30の切り替えを行うことができる。
そして、軸31が軸29から切り離されると、太陽歯車33は回転自在となり、複数の遊星ギア35は公転自在となり、筒体38、歯車37、43及び出力軸11は回転自在となって、ゲート12は、自重により降下する。ここで、ゲート12が自重で降下するクラッチ30の状態を、解放状態と定義すると、切替レバー44は、クラッチ30の解放状態への切り替えを、電力供給なしで行うことができるといえる。
本実施の形態では、主として、切替レバー44及びクラッチ30によって、ロック解除手段44aが構成されている。
従って、電力供給が停止された際には、ゲート12の降下を、切替レバー44によるクラッチ30の解放状態への切り替えで行うことが可能であり、本実施の形態では、手動ハンドル41を人力で回転して行うこともできる。ゲート12の降下速度は、手動ハンドル41の回転によるものに比べ、クラッチ30の解放状態への切り替えによるものの方が速い。
本実施の形態では、歯車43には、歯車45が噛み合っており、歯車45には、歯車45に対して抵抗を与える速度調整機構46が連結されている。速度調整機構46は、軸31が軸29から切り離された際に、歯車45、43を介して出力軸11の回転に抵抗を与えるように設計され、ゲート12の自重による降下速度を減速させる。
また、ゲート駆動設備10は、電動モータ14及び手動ハンドル41に加えて、ゲート12を上昇させる力を発生させる燃料エンジン48を備えている。燃料エンジン48は、プーリ49に連結された出力軸50を有し、プーリ49には、タイミングベルト51が装着されている。タイミングベルト51は、プーリ49から離れた位置に配置されたプーリ52にも装着され、プーリ52には、一側に掛止部53が形成された回転部材54の他側が連結されている。燃料エンジン48は、手動操作によって作動を開始し、回転部材54は、燃料エンジン48の作動により出力軸50が回転することによって回転する。
回転部材54の掛止部53には、湿式多板クラッチ55(第2のブレーキ手段の一例)が連結可能であり、湿式多板クラッチ55は、太陽歯車28に、動力伝達機構56を介して連結されている。動力伝達機構56は、湿式多板クラッチ55と一体的に回転する回転軸57に加えて、複数の回転軸及び歯車を備え、湿式多板クラッチ55を介して与えられる回転部材54の回転力を太陽歯車28に伝える。
収容カバー58内に収められた湿式多板クラッチ55には、切替レバー59が掛止され、切替レバー59は、人力により回動されて、湿式多板クラッチ55を横移動させる。
収容カバー58は、湿式多板クラッチ55に密着して湿式多板クラッチ55を固定する掛止部60を有している。
湿式多板クラッチ55は、切替レバー59により一側に移動されて、回転部材54の掛止部53に接続され、回転部材54と一体的に回転する状態となり、動力伝達機構56を非固定状態にして、太陽歯車28を回転可能にする。このとき、燃料エンジン48の駆動力は、動力伝達機構56を介して、太陽歯車28に伝達される状態となる。即ち、湿式多板クラッチ55は、回転部材54に接続されて燃料エンジン48の駆動力を太陽歯車28に伝達可能となる。
そして、湿式多板クラッチ55は、切替レバー59により他側に移動されて、回転部材54の掛止部53から切り離され、掛止部60に噛み合って固定される。動力伝達機構56は、湿式多板クラッチ55が、係止部60に噛み合った際に、固定状態となって、太陽歯車28を固定する。
湿式多板クラッチ55が、回転部材54の掛止部53から切り離された際、燃料エンジン48の駆動力は、動力伝達機構56に伝わらないのはいうまでもない。
燃料エンジン48の出力軸50は、一方向にのみ回転でき、その回転方向は、ゲート12を上昇させる方向である。
湿式多板クラッチ55が回転部材54の掛止部53に接続され、電磁ブレーキ22により内歯車23が固定され、更に、軸29、31が接続された状態においては、燃料エンジン48の駆動力(即ち、ゲート12を上昇させる回転力)は、プーリ49、タイミングベルト51、プーリ52、回転部材54、湿式多板クラッチ55、動力伝達機構56、太陽歯車28、複数の遊星ギア27、遊星キャリア26及び動力伝達手段13を介して、出力軸11に与えられ、その結果、ピニオン15が回転して、ゲート12が上昇する。
従って、電力供給が停止した際のゲート12の上昇は、手動ハンドル41の回転、又は、内歯車23を固定した状態での燃料エンジン48の作動により行うことが可能である。
そして、ゲート駆動設備10は、回転部材54の掛止部53に湿式多板クラッチ55が接続された際に、電動モータ14への電力供給を遮断して、電動モータ14を強制的に停止する図示しない回路(安全装置の一例)を備えている。よって、湿式多板クラッチ55が回転部材54の掛止部53に接続された際に、電動モータ14が作動するのを防ぐことができる。
このように、遊星歯車機構α、湿式多板クラッチ55及び電磁クラッチ22を用いて、電動モータ14の駆動力及び燃料エンジン48の駆動力の一方を動力伝達手段13に伝達する機構を構成しているので、部品点数の増加を抑制することが可能である。また、電源喪失時のゲート12の降下を、燃料エンジン48の駆動力によることなく、ゲート12の自重により行うことにしているため、燃料エンジン48の駆動力によりゲート12を降下する場合に比べ、ゲート駆動設備10を簡素に設計することができる。
なお、本実施の形態では、燃料エンジン48の作動により回転部材54を回転させた後に、湿式多板クラッチ55が回転部材54の掛止部53に接続される。
また、回転軸57には、回転軸57の回転方向を制限するワンウェイクラッチ61が装着され、太陽歯車28は、ワンウェイクラッチ61によって、ゲート12を降下する方向への回転が防止されている。従って、湿式多板クラッチ55が回転部材54の掛止部53に接続され、軸29、31が接続された状態では、燃料エンジン48が停止しても、ゲート12は、自重で降下することなく、固定される。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、第1、第2の入力ギアは、それぞれ太陽歯車及び内歯車であってもよく、第3の入力ギア及び出力ギアは、それぞれ太陽歯車及び内歯車であってもよい。
また、電動モータを強制的に停止する安全装置は必ずしも必要ではない。
10:ゲート駆動設備、11:出力軸、12:ゲート、13:動力伝達手段、14:電動モータ、15:ピニオン、16:ピンラック、17:基礎、18:ジョイント、19:出力軸、20:減速機群、21:歯車、22:電磁ブレーキ、23:内歯車、24:筒体、25:軸受け部材、26:遊星キャリア、27:遊星ギア、28:太陽歯車、29:軸、30:クラッチ、31:軸、33:太陽歯車、34:遊星キャリア、35:遊星ギア、36:内歯車、37:歯車、38:筒体、39:ウォームホイール、40:筒体、41:手動ハンドル、42:回転軸、43:歯車、44:切替レバー、44a:ロック解除手段、45:歯車、46:速度調整機構、48:燃料エンジン、49:プーリ、50:出力軸、51:タイミングベルト、52:プーリ、53:掛止部、54:回転部材、55:湿式多板クラッチ、56:動力伝達機構、57:回転軸、58:収容カバー、59:切替レバー、60:掛止部、61:ワンウェイクラッチ

Claims (6)

  1. 出力軸を回転させて外部のゲートを昇降するゲート駆動設備において、
    前記出力軸に回転力を伝える動力伝達手段と、
    前記動力伝達手段に連結された遊星ギアA、及び、該遊星ギアAにそれぞれ噛み合った第1、第2の入力ギアを有する遊星歯車機構αと、
    前記ゲートを昇降させる回転力を、前記第1の入力ギア、前記遊星ギアA及び前記動力伝達手段を介して、前記出力軸に与える電動モータと、
    前記ゲートを上昇させる回転力を、前記第2の入力ギア、前記遊星ギアA及び前記動力伝達手段を介して、前記出力軸に与える燃料エンジンと、
    前記ゲートを上昇させる回転力を前記動力伝達手段を介して前記出力軸に与える手動ハンドルと、
    前記第1、第2の入力ギアをそれぞれ固定する第1、第2のブレーキ手段と、
    前記ゲートを自重で降下させる解放状態への切り替えを、電力供給なしで行うロック解除手段とを備え、
    電力供給が停止の際は、前記ゲートの降下を、前記解放状態への切り替えで行い、前記ゲートの上昇を、前記手動ハンドルの回転、又は、前記第1の入力ギアを固定した状態での前記燃料エンジンの作動により行うことを特徴とするゲート駆動設備。
  2. 請求項1記載のゲート駆動設備において、前記第2のブレーキ手段は、前記燃料エンジンの作動により回転する回転部材から切り離されて、前記第2の入力ギアを固定し、前記回転部材に接続されて前記燃料エンジンの駆動力を前記第2の入力ギアに伝達することを特徴とするゲート駆動設備。
  3. 請求項2記載のゲート駆動設備において、前記第2のブレーキ手段を前記回転部材に接続する切替レバーと、前記回転部材に前記第2のブレーキ手段が接続されて、前記電動モータを強制的に停止状態にする安全装置とを、更に、備えることを特徴とするゲート駆動設備。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のゲート駆動設備において、前記第2の入力ギアの前記ゲートを降下させる方向への回転を防止するワンウェイクラッチを、更に、備えることを特徴とするゲート駆動設備。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のゲート駆動設備において、前記動力伝達手段は、前記遊星ギアAと共に回転する軸Pと、前記ロック解除手段を介して前記軸Pに接続されて前記出力軸に該軸Pの回転力を伝達する軸Qとを備え、前記ロック解除手段は、前記軸Pから前記軸Qを切り離すクラッチを有することを特徴とするゲート駆動設備。
  6. 請求項5記載のゲート駆動設備において、前記動力伝達手段は、前記軸Qと同期して回転する出力ギアと、前記手動ハンドルからウォームギアを介して回転力を与えられる第3の入力ギアと、前記出力ギア及び前記第3の入力ギアに噛み合い前記出力軸に回転力を伝達する遊星ギアBとを有する遊星歯車機構βを備え、前記第3の入力ギアは、前記手動ハンドルが回転されていないときに、前記ウォームギアのセルフロックにより固定されることを特徴とするゲート駆動設備。
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