JP2019140875A - 減速機付きモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】電磁クラッチを小型化できる減速機付きモータを提供すること。【解決手段】減速機付きモータ1は、回転軸を回転駆動するモータ本体と、回転軸の回転を減速して出力軸17に伝達する減速部12と、回転軸と出力軸17との間で動力を伝達又は非伝達する電磁クラッチ31とを備える。減速部12は、回転軸の回転を2段階で減速する第1減速機構21と第2減速機構22とを有し、電磁クラッチ31は、第1減速機構21と第2減速機構22との間で動力を伝達又は非伝達する。【選択図】図2
Description
本発明は、減速機付きモータに関するものである。
従来から車両用スライドドア等を駆動するための減速機付きモータとしては、回転軸を回転駆動するモータ本体と、回転軸の回転を減速して出力軸に伝達するウォーム機構からなる減速部と、ウォーム機構のウォームホイールと出力軸との間で動力を伝達又は非伝達する電磁クラッチとを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。このような減速機付きモータは、電磁クラッチを伝達状態とすればモータ本体の駆動力にて車両用スライドドアを(電動で)開閉できるとともに、例えば、手動で車両用スライドドアを駆動する場合には電磁クラッチを非伝達状態として出力軸の空転(小さい負荷での回転)を許容して手動での車両用スライドドアの開閉を容易とすることができる。
しかしながら、上記した減速機付きモータでは、電磁クラッチがウォームホイールと出力軸との間で動力を伝達又は非伝達するように設けられ、ウォーム機構にて減速された後の高トルクの動力伝達が可能な電磁クラッチを用いる必要があり、電磁クラッチが大型化してしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、電磁クラッチを小型化できる減速機付きモータを提供することにある。
上記課題を解決する減速機付きモータは、回転軸を回転駆動するモータ本体と、前記回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速部と、前記回転軸と前記出力軸との間で動力を伝達又は非伝達する電磁クラッチとを備えた減速機付きモータであって、前記減速部は、前記回転軸の回転を複数段階で減速する複数の減速機構を有し、前記電磁クラッチは、前記減速機構同士の間で動力を伝達又は非伝達する。
同構成によれば、減速部は、回転軸の回転を複数段階で減速する複数の減速機構を有し、電磁クラッチは、減速機構同士の間で動力を伝達又は非伝達するため、最も減速されて高トルクとされた回転体と出力軸との間で動力を伝達するものに比べて、小さな動力を伝達可能な電磁クラッチとすることができる。よって、電磁クラッチの小型化を図ることができる。
上記減速機付きモータであって、前記減速機構は、前記回転軸の回転を減速する第1減速機構と、該第1減速機構で減速された回転を減速して前記出力軸に伝達する第2減速機構とからなり、前記第2減速機構は、前記第1減速機構よりも伝達効率が高く設定されることが好ましい。
同構成によれば、前記減速機構は、前記回転軸の回転を減速する第1減速機構と、該第1減速機構で減速された回転を減速して前記出力軸に伝達する第2減速機構とからなるため、回転軸の回転が2段階で減速されて出力軸に伝達される。そして、第2減速機構は、第1減速機構よりも伝達効率が高く設定されるため、電磁クラッチが伝達状態では伝達効率の低い第1減速機構を利用して外力による出力軸の回転を阻止し、電磁クラッチが非伝達状態では伝達効率の高い第2減速機構により小さな外力での出力軸の回転を許容する構成とすることができる。
上記減速機付きモータであって、前記第1減速機構は、ウォームとウォームホイールよりなるウォーム機構であることが好ましい。
同構成によれば、第1減速機構は、ウォームとウォームホイールよりなるウォーム機構であるため、伝達効率の低い第1減速機構とすることができ、電磁クラッチが伝達状態では外力による出力軸の回転を強く阻止することができる。
同構成によれば、第1減速機構は、ウォームとウォームホイールよりなるウォーム機構であるため、伝達効率の低い第1減速機構とすることができ、電磁クラッチが伝達状態では外力による出力軸の回転を強く阻止することができる。
上記減速機付きモータであって、前記第2減速機構の一部を構成する駆動側回転体は、前記ウォームホイールを貫通するように設けられ、その軸方向一方側に前記電磁クラッチの一部を構成する後段クラッチ面を有し、その軸方向他方側に前記第2減速機構の一部を構成する従動側回転体の従動側ギヤと噛合する駆動側ギヤを有することが好ましい。
同構成によれば、第2減速機構の一部を構成する駆動側回転体は、ウォームホイールを貫通するように設けられ、その軸方向一方側に電磁クラッチの一部を構成する後段クラッチ面を有し、その軸方向他方側に第2減速機構の一部を構成する従動側回転体の従動側ギヤと噛合する駆動側ギヤを有するため、後段クラッチ面と駆動側ギヤとが離間する。よって、例えば、駆動側ギヤに塗布される潤滑油が後段クラッチ面に付着してしまうことを低減することができる。よって、後段クラッチ面を正常な状態に保って電磁クラッチの機能を正常に保ち易くなる。
上記減速機付きモータであって、前記ウォームホイールの軸方向一端側には、径方向外側に延びる鍔部が設けられ、該鍔部の軸方向一端面に前記電磁クラッチの一部を構成して前記後段クラッチ面と対向する前段クラッチ面が設けられることが好ましい。
同構成によれば、ウォームホイールの軸方向一端側には、径方向外側に延びる鍔部が設けられ、該鍔部の軸方向一端面に電磁クラッチの一部を構成して後段クラッチ面と対向する前段クラッチ面が設けられるため、鍔部によってウォームホイールに塗布される潤滑油が前段クラッチ面及び後段クラッチ面に付着してしまうことを低減することができる。よって、前段クラッチ面及び後段クラッチ面を正常な状態に保って電磁クラッチの機能を正常に保ち易くなる。
上記減速機付きモータであって、前記電磁クラッチを構成するコイルは、その少なくとも一部が前記ウォームホイールの内側に配置されることが好ましい。
同構成によれば、前記電磁クラッチを構成するコイルは、その少なくとも一部が前記ウォームホイールの内側に配置されるため、全てがウォームホイールの外側に配置されたものに比べて、小型化を図ることができる。
同構成によれば、前記電磁クラッチを構成するコイルは、その少なくとも一部が前記ウォームホイールの内側に配置されるため、全てがウォームホイールの外側に配置されたものに比べて、小型化を図ることができる。
本発明の減速機付きモータは、電磁クラッチを小型化できる。
以下、車両用スライドドア装置用の減速機付きモータの一実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、減速機付きモータ1は、モータ本体11と、減速部12とを備える。モータ本体11は、略有底筒状のモータケース(ヨーク)13と、モータケース13の内周面に固着された永久磁石14と、モータケース13内に回転可能に配置されたロータ(電機子)15とを有し、外部電源からの駆動電流が供給されることによりロータ15を回転駆動する。減速部12は、前記モータケース13に固定されたギヤハウジング16と、ギヤハウジング16の内部に収容され前記ロータ15の回転軸15aの回転を減速して出力軸17に伝達する減速機構(後述する第1減速機構21と第2減速機構22)とを有する。本実施形態の減速機付きモータ1は、図示しない車両用スライドドアを駆動するためのものであって、出力軸17は、車両用スライドドアに駆動連結されることになる。
図1に示すように、減速機付きモータ1は、モータ本体11と、減速部12とを備える。モータ本体11は、略有底筒状のモータケース(ヨーク)13と、モータケース13の内周面に固着された永久磁石14と、モータケース13内に回転可能に配置されたロータ(電機子)15とを有し、外部電源からの駆動電流が供給されることによりロータ15を回転駆動する。減速部12は、前記モータケース13に固定されたギヤハウジング16と、ギヤハウジング16の内部に収容され前記ロータ15の回転軸15aの回転を減速して出力軸17に伝達する減速機構(後述する第1減速機構21と第2減速機構22)とを有する。本実施形態の減速機付きモータ1は、図示しない車両用スライドドアを駆動するためのものであって、出力軸17は、車両用スライドドアに駆動連結されることになる。
図1及び図2に示すように、本実施形態の減速機構は、回転軸15aの回転を2段階で減速すべく、回転軸15aの回転を減速する第1減速機構21と、該第1減速機構21で減速された回転を減速して出力軸17に伝達する第2減速機構22とからなる。第2減速機構22は、第1減速機構21よりも伝達効率が高く設定されている。本実施形態では、第1減速機構21は、回転軸15aと一体回転するウォーム23と該ウォーム23に噛合されるウォームホイール24よりなるウォーム機構とされている。また、第2減速機構22は、駆動側ギヤとしての小径平歯車25aを有する駆動側回転体25と、小径平歯車25aと噛合される従動側ギヤとしての大径平歯車26aを有する従動側回転体26とを有する。
また、減速機付きモータ1は、第1減速機構21と第2減速機構22との間で動力を伝達又は非伝達する電磁クラッチ31を備えている。
詳しくは、まず、電磁クラッチ31は、コイル32が保持された略円盤状のコイル部材33を有し、該コイル部材33は第1ギヤハウジングカバー16aに固定されてギヤハウジング16内に収容保持されている。
詳しくは、まず、電磁クラッチ31は、コイル32が保持された略円盤状のコイル部材33を有し、該コイル部材33は第1ギヤハウジングカバー16aに固定されてギヤハウジング16内に収容保持されている。
前記駆動側回転体25は、前記ウォームホイール24を貫通する貫通部25bと、貫通部25bの軸方向一方側(図2中、下側)から突出し径方向外側に延びる回転体鍔部25cと、貫通部25bの軸方向他方側(図2中、上側)から突出した前記小径平歯車25aとを有する。回転体鍔部25cの軸方向一端面は、前記コイル部材33と対向するように配置され、回転体鍔部25cの軸方向他端面(ウォームホイール24側の面)は、電磁クラッチ31の一部を構成する後段クラッチ面25dとされている。そして、駆動側回転体25は、その軸方向両端から突出した軸部がコイル部材33とギヤハウジング16とにそれぞれ固定された軸受34に回転可能に支持されている。なお、前記ウォームホイール24は、その内周面に固定された軸受24aを介して前記貫通部25bの外周面に回転可能に支持されて前記ウォーム23に噛合されている。
また、ウォームホイール24は略円筒状に形成され、その軸方向一端側には、径方向外側に延びる鍔部24bが設けられ、該鍔部24bを含む軸方向一端面は前記後段クラッチ面25dと対向する前段クラッチ面24cとされている。そして、電磁クラッチ31は、コイル32が通電状態されると、前段クラッチ面24cと後段クラッチ面25dとが相対回転不能に密着して動力を伝達可能な伝達状態となり、コイル32が非通電状態とされると、前段クラッチ面24cと後段クラッチ面25dとが相対回転可能となり非伝達状態となる。また、回転体鍔部25cの径方向外側の端部と鍔部24bの径方向外側の端部とは、ウォームホイール24の軸方向から見て、ウォーム23とウォームホイール24との噛み合い位置よりも径方向外側まで延びている。
前記従動側回転体26は、略円盤状に形成されてその外周に前記大径平歯車26aが設けられ、その軸中心に前記出力軸17が圧入固定され、該出力軸17は、ギヤハウジング16と第2ギヤハウジングカバー16bとにそれぞれ固定された軸受35に回転可能に支持されている。
次に上記のように構成された車両用スライドドア装置用の減速機付きモータ1の作用について説明する。
例えば、コイル32が通電状態(電磁クラッチ31が伝達状態)でモータ本体11のロータ15(回転軸15a)が駆動されると、第1減速機構21及び第2減速機構22にて回転軸15aの回転が2段階で減速されて出力軸17に伝達される。すると、出力軸17に駆動連結された図示しない車両用スライドドアが開閉駆動される。
例えば、コイル32が通電状態(電磁クラッチ31が伝達状態)でモータ本体11のロータ15(回転軸15a)が駆動されると、第1減速機構21及び第2減速機構22にて回転軸15aの回転が2段階で減速されて出力軸17に伝達される。すると、出力軸17に駆動連結された図示しない車両用スライドドアが開閉駆動される。
また、コイル32が非通電状態にあるとき、例えば、手動で車両用スライドドアが開閉操作されると、その外力により出力軸17が回転する。このとき、電磁クラッチ31が非伝達状態であるため、出力軸17の回転に伴って第2減速機構22(駆動側回転体25及び従動側回転体26)が回転するが、第1減速機構21(ウォーム23及びウォームホイール24)は回転せず、出力軸17の空転(小さい負荷での回転)が許容される。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)減速部12は、回転軸15aの回転を複数段階で減速する複数の減速機構(第1減速機構21及び第2減速機構22)を有し、電磁クラッチ31は、減速機構同士の間で動力を伝達又は非伝達する。よって、例えば、最も減速されて高トルクとされた回転体と出力軸17との間で動力を伝達するもの(従来技術)に比べて、小さな動力を伝達可能な電磁クラッチ31とすることができる。よって、電磁クラッチ31の小型化(小規模化)を図ることができる。
(1)減速部12は、回転軸15aの回転を複数段階で減速する複数の減速機構(第1減速機構21及び第2減速機構22)を有し、電磁クラッチ31は、減速機構同士の間で動力を伝達又は非伝達する。よって、例えば、最も減速されて高トルクとされた回転体と出力軸17との間で動力を伝達するもの(従来技術)に比べて、小さな動力を伝達可能な電磁クラッチ31とすることができる。よって、電磁クラッチ31の小型化(小規模化)を図ることができる。
(2)減速機構は、回転軸15aの回転を減速する第1減速機構21と、該第1減速機構21で減速された回転を減速して出力軸17に伝達する第2減速機構22とからなるため、回転軸15aの回転が2段階で減速されて出力軸17に伝達される。そして、第2減速機構22は、第1減速機構21よりも伝達効率が高く設定されるため、電磁クラッチ31が伝達状態では伝達効率の低い第1減速機構21を利用して外力による出力軸17の回転を阻止し、電磁クラッチ31が非伝達状態では伝達効率の高い第2減速機構22により小さな外力での出力軸17の回転を許容する構成とすることができる。
(3)第1減速機構21は、ウォーム23とウォームホイール24よりなるウォーム機構であるため、伝達効率の低い第1減速機構21とすることができ、電磁クラッチ31が伝達状態では外力による出力軸17の回転を強く阻止することができる。すなわち、本実施形態では、電磁クラッチ31を伝達状態とすれば、手動等による車両用スライドドアの自由な可動を阻止し、十分に保持することが可能となる。
(4)第2減速機構22の一部を構成する駆動側回転体25は、ウォームホイール24を貫通するように設けられ、その軸方向一方側に電磁クラッチ31の一部を構成する後段クラッチ面25dを有し、その軸方向他方側に小径平歯車25aを有するため、後段クラッチ面25dと小径平歯車25aとが離間する。よって、例えば、小径平歯車25aに塗布される潤滑油が後段クラッチ面25dに付着してしまうことを低減することができる。よって、後段クラッチ面25dを正常な状態に保って電磁クラッチ31の機能(伝達力)を正常に保ち易くなる。
(5)ウォームホイール24の軸方向一端側には、径方向外側に延びる鍔部24bが設けられ、該鍔部24bの軸方向一端面に前段クラッチ面24cが設けられるため、鍔部24bによってウォームホイール24(その歯)に塗布される潤滑油が前段クラッチ面24c及び後段クラッチ面25dに付着してしまうことを低減することができる。よって、前段クラッチ面24c及び後段クラッチ面25dを正常な状態に保って電磁クラッチ31の機能(伝達力)を正常に保ち易くなる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第2減速機構22の一部を構成する駆動側回転体25が、第1減速機構21の一部を構成するウォームホイール24を貫通するように設けられるとしたが、これに限定されず、第2減速機構22の一部がウォームホイール24を貫通していない構成としてもよい。
・上記実施形態では、第2減速機構22の一部を構成する駆動側回転体25が、第1減速機構21の一部を構成するウォームホイール24を貫通するように設けられるとしたが、これに限定されず、第2減速機構22の一部がウォームホイール24を貫通していない構成としてもよい。
例えば、図3に示すように構成してもよい。この例(図3参照)では、略円筒状のウォームホイール24の軸方向他端部に径方向内側に延びる円盤部24dが設けられ該円盤部24dの軸中心には軸方向両方に延びる軸部24eが設けられ、該軸部24eの両端がコイル部材33とギヤハウジング16とにそれぞれ固定された軸受34に回転可能に支持されている。そして、前記円盤部24dの他端面(図3中、上側の端面)に前段クラッチ面24fが設けられている。また、この例では、第2減速機構22の一部を構成する駆動側回転体41が略円盤状に形成され、その外周が小径平歯車25aとされている。そして、駆動側回転体41は、前段クラッチ面24fと対向する位置に配置され、その内周が前記軸部24eに回転可能に支持されている。また、駆動側回転体25における前段クラッチ面24fとの対向面は後段クラッチ面41aとされている。また、この例では、コイル部材33の一部であってコイル32の全体は、ウォームホイール24(その歯の部分)の内側に配置されている。
このようにしても、電磁クラッチ31は、コイル32が通電状態されると、前段クラッチ面24fと後段クラッチ面41aとが相対回転不能に密着して動力を伝達可能な伝達状態となり、コイル32が非通電状態とされると、前段クラッチ面24fと後段クラッチ面41aとが相対回転可能となり非伝達状態となる。これにより、上記実施形態の効果と同様の効果を得ることができる。また、この例では、コイル32は、ウォームホイール24の内側に配置されるため、ウォームホイール24の外側に配置されたものに比べて、減速機付きモータ1の小型化(薄型化)を図ることができる。
・上記実施形態では、減速部12は、第1減速機構21と第2減速機構22とを有する構成としたが、これに限定されず、3段階以上で回転軸15aの回転を減速するように、3つ以上の減速機構を有する構成としてもよい。なお、この場合も電磁クラッチは、減速機構同士の間(すなわち1段目と2段目との間、若しくは2段目と3段目との間)で動力を伝達又は非伝達するように設ける必要がある。
・上記実施形態では、第2減速機構22は、ウォーム23とウォームホイール24よりなるウォーム機構であるとされ、第1減速機構21よりも伝達効率が高く設定されるとしたが、これに限定されず、例えば、平歯車減速機構とする等、他の構成の減速機構としてもよい。また、第1減速機構21においても他の構成の減速機構としてもよい。
・上記実施形態では、車両用スライドドア装置用の減速機付きモータ1としたが、これに限定されず、出力軸17に他の負荷が駆動連結される他の装置用の減速機付きモータとして具体化してもよい。
11…モータ本体、12…減速部、15a…回転軸、17…出力軸、21…第1減速機構(減速機構)、22…第2減速機構(減速機構)、23…第1減速機構の一部を構成するウォーム、24…第1減速機構の一部を構成するウォームホイール、24b…鍔部、24c…前段クラッチ面、25…第2減速機構の一部を構成する駆動側回転体、25a…小径平歯車(駆動側ギヤ)、25d…後段クラッチ面、26…第2減速機構の一部を構成する従動側回転体、26a…大径平歯車(従動側ギヤ)、31…電磁クラッチ、32…コイル。
Claims (6)
- 回転軸を回転駆動するモータ本体と、
前記回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速部と、
前記回転軸と前記出力軸との間で動力を伝達又は非伝達する電磁クラッチと
を備えた減速機付きモータであって、
前記減速部は、前記回転軸の回転を複数段階で減速する複数の減速機構を有し、
前記電磁クラッチは、前記減速機構同士の間で動力を伝達又は非伝達することを特徴とする減速機付きモータ。 - 前記減速機構は、前記回転軸の回転を減速する第1減速機構と、該第1減速機構で減速された回転を減速して前記出力軸に伝達する第2減速機構とからなり、
前記第2減速機構は、前記第1減速機構よりも伝達効率が高く設定されたことを特徴とする請求項1に記載の減速機付きモータ。 - 前記第1減速機構は、ウォームとウォームホイールよりなるウォーム機構であることを特徴とする請求項2に記載の減速機付きモータ。
- 前記第2減速機構の一部を構成する駆動側回転体は、前記ウォームホイールを貫通するように設けられ、その軸方向一方側に前記電磁クラッチの一部を構成する後段クラッチ面を有し、その軸方向他方側に前記第2減速機構の一部を構成する従動側回転体の従動側ギヤと噛合する駆動側ギヤを有することを特徴とする請求項3に記載の減速機付きモータ。
- 前記ウォームホイールの軸方向一端側には、径方向外側に延びる鍔部が設けられ、該鍔部の軸方向一端面に前記電磁クラッチの一部を構成して前記後段クラッチ面と対向する前段クラッチ面が設けられたことを特徴とする請求項4に記載の減速機付きモータ。
- 前記電磁クラッチを構成するコイルは、その少なくとも一部が前記ウォームホイールの内側に配置されたことを特徴とする請求項3に記載の減速機付きモータ。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020060205A (ja) * | 2018-10-05 | 2020-04-16 | シロキ工業株式会社 | 減速機 |
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Date | Code | Title | Description |
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A711 | Notification of change in applicant |
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