JP3173541U - 料理保温保冷保管庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】調理後又は再加熱後の決められた時間内に喫食を確実に実施できる料理保温保冷保管庫を提供する。
【解決手段】料理保温保冷保管庫は、複数の食器トレイを保温しつつ収容することが可能な第1の収容室13jと、複数の食器トレイを冷蔵しつつ収容することが可能な第2の収容室13kと、この第1の収容室に食器トレイが収容された時点から計時開始が可能な第1のタイマ手段と、この第1のタイマ手段が計時を開始してから所定時間経過した際にあらかじめ定めた通知を行う手段とを備えている。
【選択図】図2

Description

本考案は、配食された料理を保温及び/又は保冷した状態で一時的に保管するための料理保温保冷保管庫に関する。
例えば病院等の医療施設、学校、ホテル及び宴会場のような施設において、多人数に料理を運搬及び供給する場合、配膳車が利用される。配膳車は、厨房で調理した料理を温かい状態又は冷たい状態を維持して各部屋へ運び、配膳するものであり、その温度管理や消毒方法については、従来より種々の提案がなされている(例えば、特許文献1及び2)。
一方、このように運ばれた料理を直ちに配膳することなく一時的に保管した後に、配膳する必要の生じることがある。
このような料理の保管を行う場合、運ばれてきた料理を冷蔵庫等に一時的に保管しておき、食事提供時間に合わせて冷蔵庫より料理を取り出し、電子レンジ等で温め直して提供することが一般的に行われている。
特開平11−127975号公報 特開2001−128754号公報
しかしながら、このような冷蔵庫による保管及び電子レンジによる加温を行って食事を再セットすることは非常に煩雑であり、作業者の負担が大きく、また、配膳ミスが生じやすいことのみならず、衛生的にも安全であるとは言えない。しかも、温蔵庫によって料理を保管できる時間には限度があり、その限度を超えて長時間の保管を行うことは、食中毒の発生等、衛生上及び安全上に問題が生じる。また、厚生労働省発行の「大量調理衛生管理マニュアル」には、調理後2時間以内の喫食が望ましいとの記載があり、これは遵守しなければならない。
従って、本考案の目的は、調理後又は再加熱後の決められた時間内に喫食を確実に実施できる料理保温保冷保管庫を提供することにある。
本考案によれば、複数の食器トレイを保温しつつ収容することが可能な第1の収容室と、複数の食器トレイを冷蔵しつつ収容することが可能な第2の収容室と、この第1の収容室に食器トレイが収容された時点から計時開始が可能な第1のタイマ手段と、この第1のタイマ手段が計時を開始してから所定時間経過した際にあらかじめ定めた通知を行う手段とを備えた料理保温保冷保管庫が提供される。
第1のタイマ手段は、第1の収容室に食器トレイが収容された時点から計時を開始し、計時開始から所定時間(2時間以内の設定時間)経過した際に、あらかじめ定めた通知が行われる。これにより、料理保温保冷保管庫で料理を温蔵して保管する時間、従って調理した後、喫食までの時間を所定時間である2時間に確実に管理することができる。
あらかじめ定めた通知を行う手段が、所定時間経過した際に光及び/又は音を発生する手段を含むことが好ましい。
あらかじめ定めた通知を行う手段が、所定時間経過した際に管理サーバに無線により通知する手段を含むことも好ましい。
本考案によれば、料理保温保冷保管庫で料理を保管する時間、従って調理した後、喫食までの時間を所定時間(2時間以内の設定時間)に確実に管理することができるので、料理保管を行った場合にも食事の安全性を確保することができる。
料理保温保冷保管庫を用いた保管時の動作を説明する斜視図である。 本考案における料理保温保冷保管庫の一実施形態の概略的な構成を示す一部破断正面図である。 図2の料理保温保冷保管庫の再加熱のための構成を説明する図である。 図2の料理保温保冷保管庫の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 図2の料理保温保冷保管庫におけるコンピュータの制御動作の一部を説明するフローチャートである。 図2の料理保温保冷保管庫におけるコンピュータの制御動作の一部を説明するフローチャートである。 図2の料理保温保冷保管庫におけるコンピュータの制御動作の一部を説明するフローチャートである。
まず、図1を参照して、料理保温保冷保管庫を用いた料理保管時の動作について説明する。なお、以下の説明は、病院の病棟において料理保管する例であるが、本考案の料理保温保冷保管庫は病院以外の医療施設、学校、ホテル又は宴会場において、料理保管を行う場合にも、同様に利用できることはもちろんである。
厨房で調理された料理が盛りつけられた種々の食器10が各患者用のトレイ11の所定位置に載せられ、このように用意された複数のトレイ11が温冷配膳車12内の収容棚12aに収容されて温蔵及び/又は冷蔵された状態で各病棟へ運ばれる。病棟においては、看護師等によって、温冷配膳車12から各トレイ11が取り出され、該当する患者に配られることによって通常は配膳が行われる。
手術や検査のために、料理保管が要求される場合、その患者用のトレイ11は温冷配膳車12から料理保温保冷保管庫13へ移され、温蔵状態及び/又は冷蔵(チルド)状態で一時的に保管される。患者への食事提供の際は、該当するトレイ11が必要に応じて再加熱された後、料理保温保冷保管庫13から取り出されて配膳される。
図2は本考案における料理保温保冷保管庫の一実施形態の概略的な構成を示している。
本実施形態の料理保温保冷保管庫13は、その外壁13a及び内壁13bが共に主にステンレス板材料で構成されており、外壁13a及び内壁13b間に例えばウレタン、グラスウール等の断熱材が設けられている。一例であるが、本実施形態における料理保温保冷保管庫13の外形寸法は、幅740(mm)、奥行550(mm)、及び高さ1700(mm)である。料理保温保冷保管庫13の正面には、アルミニウム製の扉枠13c内に例えばポリカーボネート樹脂製の透明板を二重に設けてなる両開き扉13dが形成されている。
料理保温保冷保管庫13の上部には操作表示部13eが設けられており、下部の内部には、圧縮機、凝縮機及び冷却器等を含む冷却機器13fが設けられており、この冷却機器13fの駆動を制御する冷却機器用電源駆動部40f(図4)が設けられている。料理保温保冷保管庫13には、さらに、収容室を自然対流で昇温し加熱するための図示しない電気ヒータ及びこの電気ヒータの駆動を制御するヒータ用電源駆動部40g(図4)が設けられている。また、料理保温保冷保管庫13には、食品を再加熱するための後述する誘導加熱用コイル13m及びこの誘導加熱用コイル13mの駆動を制御するIH用電源駆動部40h(図4)が設けられている。さらにまた、料理保温保冷保管庫13の底部には、キャスタ13g及びアジャスタ13hが設けられている。
料理保温保冷保管庫13の収容部は、仕切壁13iによって隔離され、互いに独立した第1の収容室13jと第2の収容室13kとを備えている。第1の収容室13jは温蔵室又は冷蔵室として選択的に切り換えて使用できるように構成されており、第2の収容室13kは冷蔵室専用に使用するように構成されている。
料理保温保冷保管庫13には、図示されていないが、第1の収容室13jを温蔵室として機能させるための電気ヒータ及びそのヒータ用電源が設けられている。料理保温保冷保管庫13には、さらに、料理を再加熱するための構成として、第1の収容室13j内のトレイを載せる複数の収容棚13l内に誘導加熱用コイル13mが設けられている。
図3は本実施形態におけるこの料理保温保冷保管庫13の再加熱のための構成を表しており、同図に示すように、収容棚13l内に誘導加熱用コイル13mが埋め込まれている。一方、食器10は一般に樹脂製又は陶磁器製であり、一部の食器10の底面には、誘導加熱用の金属箔を貼着するか又は銀ペーストを蒸着することにより金属層10aが形成されている。
この収容棚13l上に食器10を載せたトレイ11を置き、誘導加熱用コイル13mに高周波電流を流すと、樹脂製のトレイ11を透過した磁力線により金属層10aにうず電流が生じて誘導加熱(IH)が行われるので、金属層10aが形成されている食器10については料理が再加熱される。もちろん、同じトレイ11上に置かれていても、金属層10aが形成されていない食器10については再加熱は行われない。なお、トレイ11の上面には、粗面加工やシール貼着等により食器載置位置表示部11aが形成されているため、食器10の載置位置を誤ることはない。
図4は本実施形態における料理保温保冷保管庫13の電気的構成を概略的に示している。
同図に示すように、料理保温保冷保管庫13には、操作表示部40e(13e)と電気的に接続されている制御盤40が設けられており、操作表示部40eの操作に従って、制御盤40内のコンピュータが制御動作を行うように構成されている。
図4に示すように、制御盤40には、マイクロプロセッサ(MPU)40a、リードオンリメモリ(ROM)40b、ランダムアクセスメモリ(RAM)40c及び入出力ポート(I/O)40dを含むコンピュータが設けられており、操作表示部40eはI/O40dを介してこのコンピュータに電気的に接続されている。コンピュータには、さらに、冷却機器用電源駆動部40f、ヒータ用電源駆動部40g、誘導加熱(IH)用電源駆動部40hがI/O40dを介して電気的に接続されている。
料理保温保冷保管庫13には、さらに、操作表示部13e内又はこれとは別個の見易い位置に設けられた点滅可能な表示ランプ等からなる通知光発生器40iが取り付けられており、ブザー音又はチャイム音等を発することが可能な通知音発生器40jや、離れた位置、例えば看護ステーション又は看護師の所持する携帯端末に無線通信して通知が可能な無線送信機40kが設けられている。これら通知光発生器40i、通知音発生器40j及び無線送信機40kもI/O40dを介してこのコンピュータに電気的に接続されている。
料理保温保冷保管庫13には、さらにまた、庫内又は周囲の温度を検知する温度センサ40lが設けられており、この温度センサ40lもI/O40dを介してこのコンピュータに電気的に接続されている。本明細書では、説明を省略しているが、この温度センサ40lによって検出した庫内温度及び/又は周囲温度を操作表示部40eに表示するように構成可能である。また、その検出温度情報を栄養管理室へ送出し、集中温度監視を行うように構成することも可能である。
料理提供方式には、一般に、クックサーブ方式とクックチル方式とがあり、本実施形態の料理保温保冷保管庫13では、いずれの方式を行うか選択できるように構成されている。クックサーブ方式を選択した場合、料理保温保冷保管庫13の第1の収容室13jは電気ヒータを用いた温蔵室となり、第2の収容室13kは冷却機器を用いた冷蔵室となるように制御される。クックチル方式を選択した場合、料理保温保冷保管庫13の第1の収容室13j及び第2の収容室13kの両方が冷却機器を用いた冷蔵室となるように制御される。その後、食事提供の時刻の所定時間(例えば1分)前となると、第1の収容室13jは冷蔵状態から再加熱状態となる。再加熱は、本実施形態では誘導加熱(IH)方式を用いているが、電気ヒータ加熱(EH)方式、温風加熱方式、飽和蒸気加熱方式、過熱蒸気加熱方式又はマイクロ波加熱方式を用いても良い。再加熱した後は、第1の収容室13jは電気ヒータを用いた温蔵室となる。第2の収容室13kは冷蔵室のままに維持される。
図5〜図7は本実施形態における料理保温保冷保管庫13のコンピュータの制御動作の一部を表しており、以下これらの図を参照して本実施形態における料理保温保冷保管庫13の制御動作を説明する。
図5に示すように、コンピュータは、最初に、第1のタイマを初期設定する(ステップS1)。この第1のタイマは、プログラム上で構成されているソフトタイマであり、温蔵期間を計時するために用いられる。この初期設定において、第1のタイマが減算式の場合には2時間以内の所定時間を設定するようにし、加算式の場合には例えばゼロにリセットする。なお、この第1のタイマの設定時間を、使用の都度、操作者が2時間以内の任意の値に設定できるようにしても良い。
次いで、クックチル方式を選択するかどうかが判別される(ステップS2)。この判別は、操作者(例えば看護師)が操作表示部40e(13e)を操作してクックサーブ方式を選択したか、クックチル方式を選択したかを判別するものである。クックサーブ方式を選択したと判別した場合(NOの場合)、第1のタイマをスタートする(ステップS3)。この第1のタイマのスタートは、クックサーブ方式を選択した際にコンピュータが自動的に計時を開始するように構成しても良いし、操作者がスタートボタンを押すことにより開始するように構成しても良い。
次いで、ヒータ用電源駆動部40gを介して電気ヒータを駆動することにより第1の収容室13jに温風を送って温蔵室とし(ステップS4)、一方、冷却機器用電源駆動部40fを介して冷却機器13fを駆動することにより第2の収容室13kを冷却して冷蔵室とする(ステップS5)。なお、本実施形態の料理保温保冷保管庫13では、温蔵の場合に駆動開始から30分で約65℃(室温25℃の場合)となり、上限が75℃に設定されている。また、冷蔵の場合に駆動開始から30分で約3℃(室温25℃の場合)となり、下限が3℃に設定されている。
図6に示すように、コンピュータは第1のタイマの計時した時間が所定時間である2時間となったかどうか常に判別しており(ステップS11)、2時間となった場合(YESの場合)に、例えば点滅する表示ランプである通知光発生器40iを駆動し(ステップS12)、温蔵開始後2時間が経過したことを料理保温保冷保管庫13の周囲に通知する。または、例えばブザー音又はチャイム音等を発する通知音発生器40jを駆動するか、無線送信機40kを駆動して、離れた位置、例えば看護ステーション又は看護師の所持する携帯端末に無線通信して温蔵開始後2時間が経過したことを通知する。通知光発生器40i、通知音発生器40j及び無線送信機40kのいずれか1つを駆動しても良いし、これらの2つ又は全てを駆動して通知を行っても良い。その後、第1のタイマを初期設定する(ステップS13)。
以上の制御動作により、クックサーブ方式を選択した場合は、料理保温保冷保管庫13が冷蔵室と温蔵室との両方を提供する構成となっており、食器10を載せたトレイ11を冷蔵室(この場合第1の収容室13j)及び温蔵室(この場合第2の収容室13k)に適宜収容して後、2時間が経過すると表示ランプの点滅等によって通知が行われるので、料理保温保冷保管庫13で料理を温蔵して保管する時間、従って調理した後、喫食までの時間を2時間以内に確実に管理することができる。
一方、図5のステップS2において、クックチル方式を選択したと判別した場合(YESの場合)、第2のタイマに食事の提供時間が設定されているどうかを判別する(ステップS6)。この第2のタイマも、プログラム上で構成されているソフトタイマであり、第2のタイマはクックチル方式を選択した場合に再加熱を行う時点を特定するために用いられる。
第2のタイマが設定されていないと判別した場合(NOの場合)、この操作者に食事の提供時間を設定するように要求する(ステップS7)。これにより、操作者(例えば看護師)は操作表示部40e(13e)を操作して食事の提供時間を設定する。この設定は、例えば、食事を提供する予定の実際の時刻を入力しても良いし、食事を提供する予定時刻までの時間を入力するようにしても良い。
このようにして食事の提供時間が第2のタイマに設定された後、冷却機器用電源駆動部40fを介して冷却機器13fを駆動することにより第1の収容室13jを冷却して冷蔵室とする(ステップS8)。さらに、第2の収容室13kも冷却して冷蔵室とする(ステップS9)。なお、本実施形態の料理保温保冷保管庫13では、冷蔵の場合に駆動開始から30分で約3℃(室温25℃の場合)となり、下限が3℃に設定されている。
図7に示すように、コンピュータは第2のタイマの計時した時間が設定された食事提供時間(実際には再加熱時間分だけ手前の時間)となったかどうか常に判別しており(ステップS21)、設定された時間となった場合(YESの場合)に、第1の収容室13jの冷蔵を止めて再加熱する(ステップS22)。この再加熱は、IH用電源駆動部40hを介して誘導加熱用コイル13mに高周波電流を流すことにより、金属層10aが形成されている食器10について誘導加熱(IH)を行うものである。金属層10aが形成されていない食器10については、再加熱は行われない。この場合の再加熱は、料理の中心温度が約75℃以上となることを1分間以上継続させるものである。
次いで、時間の経過から再加熱が終了か否かを判別し(ステップS23)、再加熱が終了したと判別した場合は、再加熱が終了したことを表示する、図示しない表示ランプ(例えば操作表示部40eに設けられているランプ)を点灯させ(ステップS24)、次いで、第1のタイマをスタートする(ステップS25)。この第1のタイマのスタートは、再加熱を終了した際に、コンピュータが自動的に計時を開始するように構成しても良いし、操作者がスタートボタンを押すことにより開始するように構成しても良い。次いで、ヒータ用電源駆動部40gを介して電気ヒータを駆動することにより第1の収容室13jに温風を送って温蔵室とする(ステップS26)。なお、第2の収容室13kは冷却されたままの冷蔵室となっている。
以後は、クックサーブ方式の場合と同様に、図6の処理が行われる。即ち、コンピュータは第1のタイマの計時した時間が所定時間である2時間となったかどうか常に判別しており(ステップS11)、2時間となった場合(YESの場合)に、例えば点滅する表示ランプである通知光発生器40iを駆動し(ステップS12)、再加熱して温蔵開始後2時間が経過したことを料理保温保冷保管庫13の周囲に通知する。または、例えばブザー音又はチャイム音等を発する通知音発生器40jを駆動するか、無線送信機40kを駆動して、離れた位置、例えば看護ステーション又は看護師の所持する携帯端末に無線通信して温蔵開始後2時間が経過したことを通知する。通知光発生器40i、通知音発生器40j及び無線送信機40kのいずれか1つを駆動しても良いし、これらの2つ又は全てを駆動して通知を行っても良い。その後、第1のタイマを初期設定する(ステップS13)。
以上の制御動作により、クックチル方式を選択した場合は、料理保温保冷保管庫13が食事提供時間(厳密には、これから再加熱処理時間を減算した時間)までは冷蔵室のみの構成となる。食器10を載せたトレイ11のうち、再加熱処理するトレイは第1の収容室13jによる冷蔵室に、再加熱処理せず冷蔵のままとするトレイは第2の収容室13kによる冷蔵室にそれぞれ収容する。食事提供時間となると、第1の収容室13jのみについて再加熱処理が自動的に行われ、その後、この第1の収容室13jは温蔵室となる。食事提供時間となると、再加熱処理が自動的に行われるので、食事の再セット等の手間が不要となり、操作者(看護師等)の煩雑な業務が大幅に軽減され、また、間違い発生も防止できる。第1の収容室13jが温蔵室となって2時間が経過すると表示ランプの点滅等によって通知が行われるので、料理保温保冷保管庫13の温蔵室で料理を温蔵して保管する時間、即ち再加熱した後、喫食までの時間を2時間以内に確実に管理することができる。なお、食事提供に調理後2時間以上の経過が避けられない場合は、このクックチル方式を選択する(ただし、再加熱処理後は2時間以内に喫食する)。
以上詳細に説明したように、本実施形態によれば、料理保管の適温給食を実現すると同時に、調理(再加熱)後2時間以内の喫食を確実に励行可能となり、また、厚生労働省発行の「大量調理衛生管理マニュアル」の内容も遵守できる。しかも、食中毒等の発生を防止できると共に、食事の再セット等の配膳業務が非常に容易となり、料理保管における間違い発生も確実に防止できる。
以上述べた実施形態は全て本考案を例示的に示すものであって限定的に示すものではなく、本考案は他の種々の変形態様及び変更態様で実施することができる。従って本考案の範囲は実用新案登録請求の範囲及びその均等範囲によってのみ規定されるものである。
10 食器
10a 金属層
11 トレイ
11a 食器載置位置表示部
12 温冷配膳車
12a、13l 収容棚
13 料理保温保冷保管庫
13a 外壁
13b 内壁
13c 扉枠
13d 両開き扉
13e、40e 操作表示部
13f 冷却機器
13g キャスタ
13h アジャスタ
13i 仕切壁
13j 第1の収容室
13k 第2の収容室
13m 誘導加熱用コイル
40 制御盤
40a MPU
40b ROM
40c RAM
40d I/O
40f 冷却機器用電源駆動部
40g ヒータ用電源駆動部
40h IH用電源駆動部
40i 通知光発生器
40j 通知音発生器
40k 無線送信機
40l 温度センサ

Claims (3)

  1. 複数の食器トレイを保温しつつ収容することが可能な第1の収容室と、複数の食器トレイを冷蔵しつつ収容することが可能な第2の収容室と、該第1の収容室に食器トレイが収容された時点から計時開始が可能な第1のタイマ手段と、該第1のタイマ手段が計時を開始してから所定時間経過した際にあらかじめ定めた通知を行う手段とを備えていることを特徴とする料理保温保冷保管庫。
  2. 前記あらかじめ定めた通知を行う手段が、所定時間経過した際に光及び/又は音を発生する手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の料理保温保冷保管庫。
  3. 前記あらかじめ定めた通知を行う手段が、所定時間経過した際に管理サーバに無線により通知する手段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の料理保温保冷保管庫。
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