JP3172818U - 卵の温風加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】長時間の鮮度保持や味の向上を図った卵の温風加熱装置を提供する。
【解決手段】温風発生手段と温風加熱庫からなる温風発生手段は、配管の流路に空気を送り込む送風ブロアまたは空気圧縮機と、流路に設けられ送風ブロア等で送り込んだ空気を通す複数の貫通孔を有する円板と、大気圧を除いた空気の吐出圧力を30Kpa以上150Kpa以下の範囲に調節するとともに、吐出温度を40℃以上250℃以下の範囲に調節する調節手段と、円板で仕切られた二つの空間を連結させた配管に設けられ空気の吐出圧力及び吐出温度を微調節する補助調節手段とを備え、マイナスイオンを含む温風を発生させて卵に当て、一定時間加熱処理することにより卵白及び卵黄を固溶体化させる。
【選択図】図1
【解決手段】温風発生手段と温風加熱庫からなる温風発生手段は、配管の流路に空気を送り込む送風ブロアまたは空気圧縮機と、流路に設けられ送風ブロア等で送り込んだ空気を通す複数の貫通孔を有する円板と、大気圧を除いた空気の吐出圧力を30Kpa以上150Kpa以下の範囲に調節するとともに、吐出温度を40℃以上250℃以下の範囲に調節する調節手段と、円板で仕切られた二つの空間を連結させた配管に設けられ空気の吐出圧力及び吐出温度を微調節する補助調節手段とを備え、マイナスイオンを含む温風を発生させて卵に当て、一定時間加熱処理することにより卵白及び卵黄を固溶体化させる。
【選択図】図1
Description
本考案は、規定の圧力と温度に調整されることによりテラヘルツ波様の共鳴波を発生する加熱圧縮空気による温風で、一定時間加熱処理することにより卵白及び卵黄を固溶体化させた卵の温風加熱装置に関するものである。
従来、鶏卵等の鳥類の卵を殻ごと調理する方法として、ゆで卵、燻製卵、焼き卵等があるが、いずれの加工方法でも、加工後、常温での長時間保存が困難で、蒸し暑い時期の弁当の食材等で使用する場合、腐敗による食中毒の危険性がある。
また上記の従来方法で加工された卵は、ほぼ無味のため、食べる際に、食塩等の調味料を振り掛けて食べる必要がある。
生卵を加熱加工したゆで卵や燻製卵や焼き卵は、手軽な食品として人気があるが、保存性や味を向上させるという点で改善の余地があった。
そこで、本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、規定の圧力と温度に調整されることによりテラヘルツ波様の共鳴波を発生する加熱圧縮空気の温風を卵に当てて、一定時間加熱処理することにより卵白及び卵黄を固溶体化させ、長時間の鮮度保持や味の向上を図った卵の温風加熱装置を提供することを目的としている。
このような課題を解決するために本考案者は、高圧ブロワーを用いて空気を圧縮することで発生させた加熱圧縮空気について、サーモグラフィ等により鋭意研究を重ねた結果、この加熱圧縮空気の発生条件を適宜変更することで、テラヘルツ波様の共鳴波を発生する温風が発生することを見出し、本考案をなすに至った。
すなわち、上記課題を解決するために、水分子の水素結合の固有振動数と共振するテラヘルツ波様の共鳴波を発生する温風を卵に当てることにより、卵内部に包含されている空気中や細胞内の水分中の窒素(N2)や水蒸気(H2O)の水素結合を切り離す。
そして水素結合から分離した水素から放出される電子を窒素の外殻に取り込むことで活性窒素となり、アミノ基(NH2)を卵内部で結合することにより旨み成分が凝縮される。
また上記のアミノ基(NH2)は、卵内部の水に溶解し、水酸基(OH−)を生成し、アルカリ性となり、酸化劣化に対する鮮度を保持する。
前述の活性窒素から結合されたアミノ基(NH2)が水溶し、水素ガスと水酸基OH−を発生し、水素はナノバブル化し、水のpHが上昇する事は、このテラヘルツ波様の共鳴波を発生する温風で曝気された水のpHが、長期間に渡り、通常水より1〜2.5上昇することで証明されている。
また本考案のテラヘルツ波様の共鳴波を発生する温風による卵の温風加熱装置では、前記吐出圧力は30kPa以上150kPa以下の範囲に調節するとともに、前記吐出温度は40℃以上250℃以下の範囲に調節するようにしたものである。従って卵を効率よく加工できる作用を有する。
本考案によれば、小型装置を用いて、容易に余分な水分を蒸発させアミノ基による旨みを凝縮した温風加熱卵を製造することができる。また、卵の常温での保存が容易となり、正保期限切れに近い卵の有効活用が可能となる。
以下、本考案の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本考案の温風加熱卵の製造装置を示す概略構成図である。
図2は、加熱圧縮空気調整装置の内部の空気調整用の円板を示す平面図である。
この加熱圧縮空気調整装置2は、卵の温風加熱装置である。加熱圧縮空気調整装置2は、図1に示すように、公知の送風ブロア1から空気を取り込み、この空気の吐出圧力及び吐出温度を調節することで、空気中の水分子の固有振動数と共振する共鳴波を発生する最適の熱衝撃波を発生させ、空気中の水分子の水素結合を分離させ、水素原子から電子を放出することにより、温風加熱卵を製造するように構成されている。
すなわち、加熱圧縮空気調整装置2は、金属製の円筒体からなる容器と、容器の内部であって、長さ方向中央部に設けられた金属製の円板(吐出圧力及び吐出温度の調節手段)3と、容器の外部に設けられ、円板3により容器の内部に形成された二つの空間を連結させる配管とを備えている。
加熱圧縮空気調整装置2をなす円筒体2Aは、その長さ方向一端部に送風ブロア1から空気が送り込まれる入口が設けられ、その長さ方向他端部に加熱圧縮空気調整装置2の外部に加熱圧縮空気を放出する出口が設けられている。そして、入口と送風ブロア1との間は配管10で接続されているとともに、出口には、加熱圧縮空気調整装置2の外部に加熱圧縮空気を放出させるための配管が接続されている。
ここで、各配管には、それぞれ調節バルブ5,6が設けられており、空気の流入量や加熱圧縮空気の放出量が調節できるように構成されている。
また、加熱圧縮空気調整装置2の内部には、金属製の線状部材が巻きつけられてなるサイレンサー(防音手段)4が充填されている。
円板3は、図2に示すように、その厚さ方向に貫通する複数の貫通孔3Aを有し、その貫通孔3Aの貫通方向と空気の流出方向とが同一となるように、加熱圧縮空気調整装置2内部の長さ方向中央部に立てて配置されている。なお、円板3に形成する貫通孔3Aの個数や孔径は、加熱圧縮空気調整装置2の寸法や、空気の吐出圧力及び吐出温度の調節範囲に応じて、適宜変更可能である。
そして、この円板3の貫通孔3Aを通過する空気の吐出圧力及び吐出温度を調節することで、加熱圧縮空気を発生させるように構成されている。
配管10の一部には、加熱圧縮空気調整装置2の内部に形成された二つの空間に封入された空気の温度や圧力を調節し、円板3の貫通孔3Aを通過する空気の吐出圧力及び吐出温度を微調節するための調節バルブ(補助調節手段)5を備えている。
次に、この加熱圧縮空気調整装置2を用いて、加熱圧縮空気を発生させる方法について説明する。
まず、送風ブロア1から、配管10及び入口を経て、加熱圧縮空気調整装置2の内部に空気を送り込む。
次に、加熱圧縮空気調整装置2の内部に封入された空気を、所定の吐出圧力(例えば、30Kpa以上150Kpa以下)及び吐出温度(40℃以上250℃以下)に調節しつつ、円板3の貫通孔3Aを通過させることで、加熱圧縮空気を発生させる。つまり、円板3の貫通孔3Aを通過した後の空気が封入されるには温風加熱加工用の空気が存在する。これは加熱圧縮された高圧空気が円板3の貫通孔3Aを通過した際にジェット気流となって急激に拡散するため、空気中の水分子の固有振動数と共振すると推測される共鳴波が発生し、空気中の水分子を共振させて水素結合を分離させ、水素原子から放出された電子を窒素の外郭に取り込んでマイナスイオン化されるものと考えられる。そして、加熱圧縮空気調整装置2の出口から配管10を経て、適宜温風加工用加熱圧縮空気を放出させる。
本考案の実施例として、8時間加熱圧縮空気で温風加熱加工した卵と普通のゆで卵を常温で放置し、腐乱比較実験を行なったところ、温風加熱加工した卵は、通常の卵の4倍以上の保存が可能であることが確認できた。また10人に目隠しして両者の卵を試食してもらったところ全員が、温風加熱加工した卵のほうがおいしいと判定した。
1 送風ブロアまたは空気圧縮機
2 加熱圧縮空気調整装置
3 円板(空気の吐出圧力及び吐出温度の調節手段)
4 金属製網
5 空気流量調整弁
6 加熱圧縮空気供給弁
7 温風加熱庫
8 排気調整弁
9 加工用卵
10 加熱圧縮空気配管
11 棚
2 加熱圧縮空気調整装置
3 円板(空気の吐出圧力及び吐出温度の調節手段)
4 金属製網
5 空気流量調整弁
6 加熱圧縮空気供給弁
7 温風加熱庫
8 排気調整弁
9 加工用卵
10 加熱圧縮空気配管
11 棚
Claims (1)
- 空気の吐出圧力及び吐出温度を調節することによってマイナスイオンを含む温風を発生させる温風発生手段と、上記マイナスイオンを含む温風の導入口および排出口を有し内部に卵を保持する温風加熱庫とよりなり、
前記温風発生手段が、配管の流路に空気を送り込む送風ブロアまたは空気圧縮機と、前記流路に設けられ前記送風ブロア等で送り込んだ空気を通す複数の貫通孔を有する円板と、大気圧を除いた前記空気の吐出圧力を30Kpa以上150Kpa以下の範囲に調節するとともに、前記吐出温度を40℃以上250℃以下の範囲に調節する調節手段と、前記円板で仕切られた二つの空間を連結させた配管に設けられ前記空気の吐出圧力及び吐出温度を微調節する補助調節手段とを備え、
前記調節手段で前記空気の吐出圧力及び吐出温度を調節すると共に前記補助調節手段で前記空気の吐出圧力及び吐出温度を微調節することにより、水分子の固有振動数と共振する共鳴波を発生させて空気中の水分子の結合を分離させて原子から電子を放出させることでマイナスイオンを含む温風を発生させて卵に当て、一定時間加熱処理することにより卵白及び卵黄を固溶体化させることを特徴とする卵の温風加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006215U JP3172818U (ja) | 2011-10-24 | 2011-10-24 | 卵の温風加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011006215U JP3172818U (ja) | 2011-10-24 | 2011-10-24 | 卵の温風加熱装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008274070A Continuation JP2010099020A (ja) | 2007-11-02 | 2008-10-24 | 温風加熱卵とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3172818U true JP3172818U (ja) | 2012-01-12 |
Family
ID=48000135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011006215U Expired - Fee Related JP3172818U (ja) | 2011-10-24 | 2011-10-24 | 卵の温風加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3172818U (ja) |
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2011
- 2011-10-24 JP JP2011006215U patent/JP3172818U/ja not_active Expired - Fee Related
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