JP3172681U - 端子台 - Google Patents

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Abstract

【課題】導電金具における発熱をばらつきなく確実に温度検出器で検出できるようにした端子台を提供する。
【解決手段】絶縁性の基台12と、基台12に固定される複数の導電金具16と、温度を検出する温度ヒューズ30(温度検出器)とを有する端子台10において、基台12は、隣接する導電金具16間にこれらを絶縁するリブが設けられ、リブに温度検出器を個別に収容可能な収容溝17が形成される構成とする。この構成によれば、接続不良等によって通電時に導電金具16で発熱が生じると、当該導電金具16に隣接するリブに設けられた収容溝17に収容される温度ヒューズ30によって発熱が確実に検出される。
【選択図】図2

Description

本考案は、電線の中継等に用いる端子台、特に温度検出器を有する端子台に関する。
従来では、電線と端子金具の接続が緩んだ状態で通電されることによって端子金具が加熱された際、速やかに温度ヒューズを溶断させることのできる端子台に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。この端子台は、温度ヒューズを端子金具に当接させる構成である。
また、温度ヒューズを備えて、端子台に接続される電源線等の配線コードの緩みによる異常高温を阻止するとともに、温度ヒューズの組立て性の向上を図る空気調和機に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献2を参照)。この空気調和機は、第1の端子台と第2の端子台との間における空間部に温度ヒューズを設け、所定温度以上の熱影響を受けたとき溶断して室外機への電源供給を遮断する構成である。
さらに、端子台の接続部にて接続不安定等により異常発熱を生じた時に、温度ヒューズがより確実に溶断動作するようにした端子台用温度ヒューズ取付具に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献3を参照)。この端子台用温度ヒューズ取付具は、極間を絶縁するために設けた端子台リブに嵌合する溝を設け、その溝部分にて温度ヒューズを端子台リブに接合する構成である。
そして、リードの挿入性と接続性に優れ、異物によるショートを防止できる温度ヒューズ付き端子台に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献4を参照)。この温度ヒューズ付き端子台は、ハウジングの裏面側からコンタクトを収納し、ハウジングの表面側からリード接続する構成である。
それから、接続部材の接続不良による発熱に対し、温度ヒューズが従来のものより早く溶断する端子台に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献5を参照)。この端子台は、端子台本体の内室と蓋体と連通する空所を設け、当該空所内に温度ヒューズを設置する構成である。
特開2002−343459号公報 特開平07−324772号公報 特開平10−209654号公報 特開2006−079866号公報 実開平05−061978号公報
通電時に発熱するのは、接続が緩んだ状態等の条件下において、端子金具等のように電線を直接的に接続する部材や部品である。しかし、特許文献1〜5の技術を適用すると、発熱源たる端子金具等から離れた位置に温度ヒューズを備えている。端子金具等で発生した熱は端子台本体や端子金具を伝導するが、その伝導過程で温度が低下する。
例えば特許文献1の図1には、接続片(31)と連結片(32)とを有する端子金具(3)が記載されている。当該連結片(32)に温度ヒューズ(4)が備えられているが、端子金具(3)の全体が露出している。接続片(31)で発生する熱は連結片(32)に伝導する過程では、外部環境の温度(一般的には気温)との温度差に応じて放熱されるために低下する。温度ヒューズはその設定温度で作動するものの、端子金具等(上述した例では接続片(31))では設定温度よりも大幅に高くなる。そのため、端子金具等の発熱源では高い温度になり、端子台自体への影響(例えば早期の劣化やクラックの発生等)も大きくなるという問題点があった。
本考案はこのような点に鑑みてなしたものであり、導電金具における発熱をばらつきなく確実に温度検出器で検出できるようにした端子台を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の考案は、絶縁性の基台と、前記基台に固定される複数の導電金具と、温度を検出する温度検出器とを有する端子台において、前記基台は、隣接する前記導電金具間にこれらを絶縁するリブが設けられ、前記リブに前記温度検出器を個別に収容可能な収容溝が形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、接続不良等によって通電時に導電金具で発熱が生じると、当該導電金具に隣接するリブに設けられた収容溝に収容される温度検出器によって発熱が確実に検出される。すなわち、温度検出器を個別に収容する収容溝は、隣接する導電金具間に設けられるリブに形成されているので、温度検出器は、発熱源である導電金具の近傍に位置決めされる。よって、リブを挟む両側の導電金具における発熱をばらつきなく確実に検出することができる。また、リブは隣接する導電金具どうしを絶縁するために本来必要な構成であり、そのリブに温度検出器を収容するための収容溝を設けたので、省スペースで温度検出器を配設することができる。
なお、「基台」は端子台の本体に相当する。「温度検出器」には、所定温度に達すると通電を遮断する温度ヒューズや、検出した温度に対応する信号を出力する温度センサなどを含む。
請求項2に記載の考案は、前記収容溝は、前記温度検出器の本体においてリードが設けられるリード面を除いて、前記温度検出器本体の全面が当該収容溝の内壁に面接触又は面近接するように形成されたことを特徴とする。この構成によれば、温度検出器本体は、その全面が収容溝の内壁に面接触又は面近接するので、温度検出器本体と内壁との間の大気による温度低下の影響が排除され、リブを介して発熱源である導電金具の温度により近い温度を検出することができる。なお、「収容溝」の内壁と「温度検出器本体」とは、全面(ただし温度検出器のリード面を除く)で面接触または面近接する関係であればよく、両者の形状を問わない。例えば、温度検出器本体が直方体状である場合、収容溝を温度検出器本体の外形に略整合する矩形状の溝断面を有する溝形状とすることが好ましい。
請求項3に記載の考案は、前記収容溝の内壁と前記収容溝に収容される前記温度検出器本体との隙間が0.3〜0.5mmであることを特徴とする。この構成によれば、収容溝内壁と温度検出器本体との隙間が微小であるため、大気による温度低下の影響を確実に排除することができる。また、当該隙間が確保されることにより、温度検出器本体を収容溝に収容し易く、また溶断や故障等によって温度検出器の交換が必要な場合でも容易に取り出すことができる。
請求項4に記載の考案は、複数の前記収容溝が直線状に配列されて形成され、前記温度検出器は、複数の前記収容溝に一つおきに収容されたことを特徴とする。この構成によれば、収容された収容溝があるリブに接する二の導電金具にかかる温度を一の温度検出器で検出することにより、必要とする温度検出器の数が抑えられるので、コストを低減できる。
請求項5に記載の考案は、複数の前記収容溝のうちで二以上の前記収容溝にそれぞれ前記温度検出器を収容する場合には、二以上の前記温度検出器を直列接続することを特徴とする。この構成によれば、少なくとも一の温度検出器において設定温度に達した場合には、端子台に発熱が生じたことを検出することができる。
請求項6に記載の考案は、前記温度検出器は、所定温度に達すると通電を遮断する温度ヒューズであることを特徴とする。この構成によれば、温度検出器としての温度ヒューズは、導電金具の温度に近い設定温度で作動(一般的には溶断や断線)して、通電を遮断する。そのため、安価な構成で導電金具の発熱を確実に検出することができる。
請求項7に記載の考案は、前記導電金具は、前記基台を上下に貫通して固定され、前記基台から外部に露出する前記導電金具の上下両側の端部にそれぞれ端子ネジが設けられたものであって、前記収容溝は、前記リブの基台正面側又は背面側の側面に開口形成されたことを特徴とする。この構成によれば、電気機器の筐体等に取り付けられて外部配線用の電線と内部配線用の電線との接続に使用される、いわゆる上下ネジタイプの貫通端子台において、導電金具の発熱を確実に検出することができる。特に、収容溝が、リブの基台正面側又は背面側の側面に開口形成されているので、省スペースで温度検出器を配設することができる。
請求項8に記載の考案は、前記基台は、前記収容溝が開口形成されたリブ側面に、前記温度検出器を覆って保護する絶縁性の保護カバーが着脱可能に取り付けられたことを特徴とする。この構成によれば、収容溝に温度検出器を収容した状態を確実に保持できる。また、外部からの衝撃による温度検出器の損傷を防止できると共に、埃等の温度検出器への付着を防止することができる。
請求項9に記載の考案は、前記導電金具は、前記基台の上面に固定された金属板であり、その表面に複数の端子ネジが設けられたものであって、前記収容溝は、前記リブの基台底面側に開口形成されたことを特徴とする。この構成によれば、電線の中継等に使用される、いわゆる中継用端子台において、導電金具の発熱を確実に検出することができる。特に、収容溝が、リブの基台底面側に開口形成されているので、省スペースで温度検出器を配設することができる。
請求項10に記載の考案は、前記基台は、前記収容溝が開口形成されたリブ底面に、前記温度検出器を覆って保護する絶縁性の保護カバーが着脱可能に取り付けられたことを特徴とする。この構成によれば、収容溝に温度検出器を収容した状態を確実に保持できる。また、外部からの衝撃による温度検出器の損傷を防止できると共に、埃等の温度検出器への付着を防止することができる。
請求項11に記載の考案は、前記基台は、前記収容溝に収容された前記温度検出器を覆って保護する絶縁性の保護カバーが着脱可能に取り付けられたことを特徴とする。この構成によれば、収容溝に温度検出器を収容した状態を確実に保持できる。また、外部からの衝撃による温度検出器の損傷を防止できると共に、埃等の温度検出器への付着を防止することができる。
請求項12に記載の考案は、前記保護カバーは、前記基台に取り付けた状態で前記収容溝側へ突出し、前記収容溝に収容した前記温度検出器本体を押さえ付ける押付片を有することを特徴とする。この構成によれば、押付片は、収容溝に収容した温度検出器本体を押さえ付けて収容溝に収容した状態を確実に保持するので、正確に温度の検出を行うことができる。
請求項13に記載の考案は、前記保護カバーは、前記温度検出器のリードどうしが接触しないように分離する分離壁を有することを特徴とする。温度検出器のリードどうしが接触するとショート状態になり、当該リードを有する温度検出器が機能しなくなる。この構成によれば、分離壁はリードどうしが接触しないように分離するので、温度検出器が機能しなくなる事態を防止することができる。
請求項14に記載の考案は、前記基台および前記保護カバーのうちで一方または双方の長手方向端部またはその近傍には、前記温度検出器のリードを通すための穴または切欠きを有することを特徴とする。この構成によれば、穴や切欠きに温度検出器のリードを通すだけで、外部機器と簡単に電気的な接続を行うことができる。「外部機器」は、例えば温度検出器が接続される異常警報回路や電源遮断回路を備えた電気機器などが該当する。
本考案の実施形態の端子台を示す図であり、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は平面図、(D)は右側面図、(E)は左側面図である。 (A)は図1(A)に示すIIA−IIA線矢視の断面図であり、(B)は温度ヒューズの一例を示す斜視図である。 図1に示すIII−III線矢視の断面図である。 図1に示すIV−IV線矢視の断面図である。 保護カバーを外した状態の端子台を示す正面図である。 収容した複数の温度ヒューズにかかる第1接続例を示す正面図である。 保護カバーの構成例を示す図であり、(A)は第1構成例の裏面を示す図、(B)は第2構成例の裏面を示す図、(C)は(A)又は(B)に示すVIIC−VIIC矢視の断面図である。 コネクタを取り付けた状態の端子台を示す平面図である。 上部カバーと取り付けた状態の端子台を示す正面図である。 収容した複数の温度ヒューズにかかる第2接続例を示す側面図である。 本考案の他の実施形態の端子台を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図、(D)は右側面図である。 他の実施形態の端子台を示す底面図である。 他の実施形態において保護カバーを外した状態の端子台を示す底面図である。 図11(B)に示すXIV−XIV線矢視の断面図である。 図11(B)に示すXV−XV線矢視の断面図である。
以下、本考案を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的な接続を意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示してはいない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。
まず、本考案を具体化した第一の実施形態に係る端子台10の第1構成例を図1〜図8に示す。具体的には、図1(A)には正面図を示す。図1(B)には背面図を示す。図1(C)には平面図(上面図)を示す。図1(D)には右側面図を示す。図1(D)には左側面図を示す。図2(A)には図1(A)に示すIIA−IIA線矢視の断面図を示す。図2(B)には温度ヒューズの構成例を斜視図で示す。なお、図2(B)では温度ヒューズのリードの図示を省略している。図3には図1に示すIII−III線矢視の断面図を示す。図4には図1に示すIV−IV線矢視の断面図を示す。図5には保護カバーを外した状態における端子台の正面図を示す。図6には収容した複数の温度ヒューズにかかる第1接続例を正面図で示す。保護カバーの構成例について、図7(A)には第1構成例の裏面を示す図を示し、図7(B)には第2構成例の裏面を示す図を示し、図7(C)には図7(A)と図7(B)に示すVIIC−VIIC矢視の断面図を示す。図8にはコネクタを取り付けた状態の端子台を平面図で示す。
端子台10は、電気機器の筐体等に取り付けられて外部配線用の電線と内部配線用の電線との接続に使用される、いわゆる上下ネジタイプの貫通端子台である。端子台10は、図1(A)等に示すように、絶縁性の基台12を本体として、取付部11、リブ13、保護カバー14、切欠き15、端子ネジ20などを有する。さらに図2(A)等に示すように、導電金具16、収容溝17、温度ヒューズ30などをも有する。
取付部11は、端子台10の端部(図1(A)では図面の左右両端)に備えられ、端子台10自体を対象物(例えば電機機器の筺体等)に固定する際に用いられる。この取付部11は、図1(C)に図示するような「U」字状の凹部11a(切欠き)を有し、固定部材(例えばネジや、ボルトとナット等)を用いて固定が行われる。
基台12は、耐熱性の樹脂で形成され、絶縁性を有する。基台12の材質としては、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)などを好適に用いることができる。この基台12は、導電金具16、カバー装着部12a、凸部12b、リブ13などを有する。導電金具16は、基台12における所定方向(図1(A),図1(B),図2(A)では図面上下方向)に貫通するように固定される。導電金具16の数は任意に設定可能である。図1や図2に示す構成例では8つの導電金具16が一列状に固定され、一部(すなわち両方側端部)がそれぞれ基台12から外部に露出する。このように基台12が導電金具16を貫通して備え、後述するカバー装着部12a、凸部12bおよびリブ13を有する構造とするには、インサート成形を行うのが望ましい。
カバー装着部12aは、後述する保護カバー14を着脱可能(取り付け、取り外し)にする作用を有し、基台12の長手方向に形成される長溝状の凹部である。図2(A)や図3〜図5に示す構成例では、正面側側面のほぼ中央部に形成している。
凸部12bは絶縁性を有し、所定方向(図3では図面水平方向)に凸状に形成される基台12の構成部位(部分)である。複数の凸部12bは、導電金具16ごとに対応して形成される。本形態では基台12の一部として一体化させているが、凸部12bを別体に形成して基台12に固定する構成としてもよい。いずれの形態にせよ、電線の接続によって隣り合う電線どうしがショート(接触)するのを防止する機能を担う。
リブ13は絶縁性を有し、隣接する導電金具16間に設けられてこれらを絶縁する機能を担う基台12の構成部位(部分)である。複数のリブ13は、図1に示す外観図や図4の断面図で示すように、基台12の短手方向に形成される長板状部位である。ただし図4に示すように、リブ13の全体がややT字状に形成され、カバー装着部12aおよび収容溝17に対応する部分を凹ませて形成される。
保護カバー14は絶縁性を有し、収容溝17に収容された温度ヒューズ30を覆って保護する作用を有する(図2を参照)。この保護カバー14は、図3や図4等に示すように、基台12のカバー装着部12aに対して着脱可能な形状で形成される。一方、図1(B)に示すように長手方向の背面側側面に対しては取り付けることはできない。なお、保護カバー14の具体的な構成例については後述する(図7を参照)。
切欠き15は、図1(D)や図1(E)に示すように、基台12の長手方向端部(図1(A)では図面の左右両端)に設けられる。この切欠き15は、温度ヒューズ30のリード30aを通す作用を有する(図6を参照)。
導電金具16は、円筒形状に形成された導電体(例えば黄銅等の金属)である。本形態では、基台12を貫通するように導電金具16が固定され、当該導電金具16の一部(端面を含む)が外部に露出する。内筒側の全面には、雌ネジ16aが形成されている。この雌ネジ16aは、端子ネジ20の軸に形成された雄ネジ20aとで締結を行う。なお図3に示すように、接続不良等を抑制するため、端子ネジ20の頭部と導電金具16の端部との間に座金(ワッシャー)を挟むのが望ましい。
収容溝17はリブ13に設けられ、温度ヒューズ30の本体30cを個別に収容する機能を担う。この収容溝17は、温度ヒューズ本体30cの外形よりも僅かに大きい矩形状の溝断面を有しており、収容溝17の内壁面が温度ヒューズ本体30cと面接触又は面近接するように形成される。さらに、収容溝17に温度ヒューズ本体30cが収容された状態で、所定の隙間(例えば0.3〜0.5mm)があるように形成されるのが望ましい。具体的には、カバー装着部12aよりもさらに基台12の中心部に向かって凹状に形成される。収容溝17の数は任意に設定でき、図5に示す構成例では7つの収容溝17を設けている。複数の収容溝17は直線状に配列される構成が望ましいが、非直線状に配列する構成としてもよい。
端子ネジ20は、雄ネジ20aを有する鉄等の金属からなるビスやスクリュ等が該当し、導電金具16の端部(図1や図2では両端部)に取り付けられる。電線は、端子ネジ20(具体的には頭部)と導電金具16の端面との間に挟まれて接続される。電線の端部は圧着端子や圧着スリーブなど備えるのが、接続作業性を向上させ、接続不良等を抑制する観点で望ましい。導電金具16と端子ネジ20との締結力が不十分だったり、外部要因(例えば振動等)によって締結が緩んだり、粉塵や油脂が挟まったりするなどの不適切な事態(いわゆる接続不良)が発生する場合がある。不適切な事態が発生すると、電線と導電金具16との間に接触抵抗が生じて発熱する可能性がある。接触抵抗を極力抑えるために、端子ネジ20と導電金具16とで挟んだ電線に対して接合(例えば溶接や半田付け等)を行ってもよい。
温度ヒューズ30は、所定温度に達すると通電を遮断する機能を担う。所定温度は例えば98℃や111℃などが該当し、所定の温度範囲(例えば±3℃)内で許容される。この温度ヒューズ30は「温度検出器」に相当する。一の端子台10に収容する温度ヒューズ30の数は任意に設定可能である。図6に示す構成例では、4個の温度ヒューズ30を直列接続したうえで、7つの収容溝17に一つおきに収容している。複数の温度ヒューズ30の接続は任意であり、直列接続してもよく、並列接続してもよい。
また温度ヒューズ30は、図2(B)に示すように、本体30cと、二本のリード30aとで構成される。本体30cには所定温度に達すると溶断(切断)するヒューズが内蔵され、当該ヒューズと接続されたリード30aがリード面30bから出ている。本体30cは、一般に角型と称される直方体状の外形を呈している。このため、収容溝17はこの本体30cの外形に略整合する矩形状の溝断面を有する溝形状に形成されている。
次に保護カバー14の構成例について、図7を参照しながら説明する。図7(A)は第1構成例の裏面を示す図、(B)は第2構成例の裏面を示す図である。図7(C)には図7(A)および図7(B)に示すVIIC−VIIC矢視の断面図を示す。なお保護カバー14は、図7(A)に示す第1構成例または図7(B)に示す第2構成例のいずれか一方で構成される。
図7(A)および図7(C)に示す第1構成例による保護カバー14には、一面側(カバー装着部12aと対面する側)に複数の押付片14aが形成されている。押付片14aは、図2(A)に示すように、断面円形のピン状に形成され、収容溝17に収容した温度ヒューズ本体30cを収容溝17の溝底面側へ押し付けて固定する作用を有する。押付片14aの形成位置は、収容溝17に収容した温度ヒューズ30を押し付け可能な位置である。図7(A)に示す第1構成例では、一点鎖線で示す長手方向の中心線に沿って、複数の押付片14aを離散的に形成している。押付片14aの数は任意に設定可能であるが、図7(A)の例では、4個の温度ヒューズ30が配設される収容溝17の位置に対応して4個形成している。
図7(B)および図7(C)の第2構成例による保護カバー14には、一面側(カバー装着部12aと対面する側)に複数の分離壁14bが形成されている。分離壁14bは、押付片14aの押し付け機能とともに、温度ヒューズ30のリード30aどうしが接触しないように分離する作用を有する。図7(B)に示す第2構成例では、一点鎖線で示す長手方向の中心線に沿って、複数の分離壁14bを長手方向に一列状に形成している。分離壁14bの相互間はスリットの役割を果たし、リード30aを通すことができる。分離壁14bの数は任意に設定可能であるが、図7(B)の例では7個全ての収容溝17の位置に対応して7個形成している。
図6に示すように複数の温度ヒューズ30を直列接続し、各温度ヒューズ30の本体30cを収容溝17に収容した場合における左右両端のリード30aの処理例を図8に示す。直列接続されない残りのリード30aは、それぞれに対応する切欠き15を通す(図6を参照)。切欠き15を通した各リード30aは、それぞれに接続線31を接続する。各接続線31は、コネクタ40内の対応端子(図示せず)と接続する。このコネクタ40を用いることによって、外部機器と容易に接続が行える。「外部機器」は、例えば温度ヒューズ30の状態によって導電金具16を通じて通電を行う制御機器や配電盤などが該当する。なお、リード30aが接続線31に相当する長さを有する場合には、接続線31は不要である。
上述した実施の形態によれば、以下に示す各効果を得ることができる。まず、端子台10において、基台12は、隣接する導電金具16間にこれらを絶縁するリブ13が設けられ、リブ13に温度ヒューズ30を個別に収容可能な収容溝17が形成された構成とした(図1等を参照)。この構成によれば、接続不良等によって通電時に導電金具16で発熱が生じると、当該導電金具16に隣接するリブ13に設けられた収容溝17に収容される温度ヒューズ30によって発熱が確実に検出される。すなわち、温度ヒューズ30を個別に収容する収容溝17は、隣接する導電金具16間に設けられるリブ13に形成されているので、温度ヒューズ30は、発熱源である導電金具16の近傍に位置決めされる。よって、リブ13を挟む両側の導電金具16における発熱をばらつきなく確実に検出することができる。なお、本考案者は、実験により、導電金具16が135℃〜140℃となった時に温度ヒューズ30のヒューズが溶断して発熱が検出されることを確認している。また、リブ13は隣接する導電金具16どうしを絶縁するために本来必要な構成であり、そのリブ13に温度ヒューズ30を収容するための収容溝17を設けたので、省スペースで温度ヒューズ30を配設することができる。
また、収容溝17は、温度ヒューズ30のリード面30bを除いて、温度ヒューズ30の本体30cの全面が収容溝17の内壁に面接触又は面近接するように形成された構成とした(図2(A)を参照)。この構成によれば、温度ヒューズ30の本体30cは、その全面が収容溝17の内壁に面接触又は面近接するので、温度ヒューズ本体30cと内壁との間の大気による温度低下の影響が排除され、リブ13を介して発熱源である導電金具16の温度により近い温度を検出することができる。
また、収容溝17の内壁と収容溝17に収容される温度ヒューズ30の本体30cとの隙間が所定の間隔(0.3〜0.5mm)である構成とした。この構成によれば、収容溝17内壁と温度ヒューズ本体30cとの隙間が微小であるため、大気による温度低下の影響を確実に排除することができる。尚、当該隙間が1mm程度である場合には、60℃程度の温度低下が生じることが本考案者によって確認されている。また、当該隙間が確保されることにより、温度ヒューズ本体30cを収容溝17に収容し易く、また溶断や故障等によって温度ヒューズ30の交換が必要な場合でも容易に取り出せる。
また、複数の収容溝17が直線状に配列されて形成され、温度ヒューズ30は、複数の収容溝17に一つおきに収容された構成とした(図5,図6を参照)。この構成によれば、収容された収容溝17があるリブ13に接する二の導電金具16にかかる温度を一の温度ヒューズ30で検出することにより、必要とする温度ヒューズ30の数が抑えられるので、コストを低減できる。
また、複数の収容溝17のうちで二以上の収容溝17にそれぞれ温度ヒューズ30を収容する場合には、二以上の温度ヒューズ30を直列接続する構成とした(図6を参照)。この構成によれば、少なくとも一の温度ヒューズ30において設定温度に達した場合には、端子台10に発熱が生じたことを検出することができる。
また、導電金具16は、基台12を上下に貫通して固定され、基台12から外部に露出する導電金具16の上下両側の端部にそれぞれ端子ネジ20が設けられたものであって、収容溝17は、リブ13の基台正面側の側面に開口形成された構成とした(図6,図8を参照)。この構成によれば、電気機器の筐体等に取り付けられて外部配線用の電線と内部配線用の電線との接続に使用される、いわゆる上下ネジタイプの貫通端子台において、導電金具16の発熱を確実に検出することができる。尚、収容溝17は、基台背面側に設ける構成としてもよい。
また、温度検出器としての温度ヒューズ30は、所定温度(例えば98±3℃や111±3℃など)に達すると通電を遮断する構成とした(図2(B)を参照)。この構成によれば、温度ヒューズ30は、導電金具16の温度に近い設定温度で作動(一般的には溶断や断線)して、通電を遮断する。そのため、安価な構成で導電金具16の発熱を確実に検出することができる。
また、基台12は、収容溝17が開口形成された基台正面側のリブ側面に、収容溝17に収容された温度ヒューズ30を覆って保護する絶縁性の保護カバー14が着脱可能に取り付けられる構成とした(図1(A),図3,図4を参照)。この構成によれば、収容溝17に温度ヒューズ30を収容した状態を確実に保持でき、正確に温度を検出することができる。また、外部からの衝撃による温度ヒューズ30の損傷を防止できると共に、埃等の温度ヒューズ30への付着を防止することができる。
また、保護カバー14は、基台12に取り付けた状態で収容溝17側へ突出し、収容溝17に収容した温度ヒューズ30を押さえ付ける押付片14aを有する構成とした(図7(A)の第1構成例)。この構成によれば、押付片は、収容溝に収容した温度検出器本体を押さえ付けて収容溝に収容した状態を確実に保持するので、正確に温度の検出を行うことができる。

また、保護カバー14は、温度ヒューズ30のリード30aどうしが接触しないように分離する分離壁14bを有する構成とした(図7(B)の第2構成例)。また、分離壁14bはリード30aどうしが接触しないように分離するので、温度ヒューズ30が機能しなくなる事態を防止できる。
また、基台12の側面部の長手方向端部には、温度ヒューズ30のリード30aを通すための切欠き15を有する構成とした(図1(A),図5,図6を参照)。なお図示しないが、切欠き15に代えて、リード30aを通せる程度の穴を設ける構成としてもよく、切欠き15または穴を保護カバー14に設ける(あるいは加える)構成としてもよい。いずれの構成にせよ、切欠き15や穴に温度ヒューズ30のリード30aを通すだけで、外部機器と簡単に電気的な接続を行うことができる。尚、切欠き15は、基台12の側面部の長手方向端部の近傍に設ける構成としてもよい。
〔他の実施の形態〕
以上では本考案を実施するための形態について説明したが、本考案は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態では、隣接する導電金具16に接続する電線の接触を防止するため、端子台10にリブ13を設けた(図1等を参照)。この形態に加えて、図9に示すように、端子ネジ20の頭部側を覆うように保護する保護カバー18をさらに備える構成としてもよい。この保護カバー18は、8つの端子ネジ20について一部を保護する。図示しないが、全部の端子ネジ20を保護する形状としてもよい。また、図9の上部だけでなく下部にも同様に備えてもよい。リブ13に加えて保護カバー18を備えることで、隣り合う電線どうしがショート(接触)する事態をより確実に防止することができる。
上述した実施の形態では、複数の温度ヒューズ30を直列接続する場合、図6に示すように一部を斜めに接続する構成とした。この形態に代えて、図10に示すように全てを長手方向に沿って接続する構成としてもよい。単に接続形態の相違に過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、温度検出器として、所定温度に達すると通電を遮断する温度ヒューズ30を適用した(図2を参照)。この形態に代えて(あるいは加えて)、検出した温度に対応する信号を出力する一以上の温度センサを適用してもよい。複数の温度センサを備える場合には、個々の温度センサのリードを外部機器に接続する必要がある。この構成によれば、どの導電金具16で何℃になっているのかを的確に把握することができるので、端子台10にかかる一部または全体の発熱を検出することができる。
上述した実施の形態では、基台12を貫通して固定される導電金具16は、円筒形状に形成し、直線状に形成した(図2(A),図3を参照)。この形態に代えて、円筒形状以外の第1形状に形成してもよく、直線状以外の第2形状に形成してもよい。前者の第1形状は、導電金具16の端部(片端または両端)を凹形状に形成し、当該凹形状の内面側に雌ネジ16aを形成する構成である。後者の第2形状は任意であり、例えばL字状,U字状,E字状,曲線状などが該当する。一例としてU字状で形成する場合には、図1(A)の保護カバー14を含む図面上側部分の構造になる。またE字状で形成する場合には、一入力・複数出力となる分配機能が可能になる。端子台10を設置する周囲環境に合わせて第2形状を設定すればよい。いずれの構成にせよ導電金具16の形状が相違するに過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、図7(A)に示す複数の押付片14aや図7(B)に示す複数の分離壁14bを、それぞれ一点鎖線で示す長手方向の中心線に沿って形成する構成とした(図7を参照)。この形態に代えて、押付片14aがリード面30bを押し付けることができ、分離壁14bがリード30aどうしが接触しないように分離できれば、中心線に沿う以外の位置に形成してもよい。温度ヒューズ30や温度センサによってはリード30aの出る位置が異なり、必ずしも中心である必要はないからである。位置が異なる構成であっても、押付片14aおよび分離壁14bの機能を実現できるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、端子ネジ20の雄ネジ20a(係合部)をビスやスクリュ等の雄ネジで形成し、当該端子ネジ20と締結を行う導電金具16に雌ネジ16a(被係合部)を形成する構成とした(図3を参照)。この形態に代えて、電線を接続可能な他の係合部および被係合部で形成する構成としてもよい。第1構成例は上述した実施の形態とは逆の形態であり、端子ネジ20を雌ネジで形成し、雌ネジ16aを雄ネジで形成する。第2構成例は、端子ネジ20と導電金具16(特に雌ネジ16a)とをピンジャックのように形成する。すなわち一方をピン形状とし、他方をジャック形状とする。これらの構成によっても電線を接続できるので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、隣り合う二組の導電金具16および端子ネジ20の相互間の全てに収容溝17を設ける構成とした(図5,図6,図10を参照)。この形態に代えて、温度ヒューズ30を収容する箇所にのみ収容溝17を形成する構成としてもよい。例えば図5,図6,図10に示す構成では、温度ヒューズ30を収容していない3箇所の収容溝17は形成しない。単に収容溝17の数の相違に過ぎないので、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態では、いわゆる上下ネジタイプの貫通端子台に本考案を適用した例を示したが、これには限られない。例えば、基台を貫通する導電金具の一方側端部に端子ネジが設けられ且つ他方側端部にリード端子やタブ端子が設けられる貫通端子台に適用してもよい。また、貫通端子台以外のタイプの端子台、すなわち導電金具が基台の一方側の面にのみ露出し、電線の中継や分岐に用いられる端子台に本考案を適用してもよい。
以下、本考案の第二の実施形態に係る端子台110について、図11〜15を参照しつつ説明する。尚、第一の実施形態と同一部材には同一符号を付すと共に、対応又は類似する部材には下2桁に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図11は、端子台110を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図、(D)は右側面図である。図12は、端子台110を示す底面図である。図13は、保護カバー114を外した状態の端子台110を示す底面図である。図14は、図11(B)に示すXIV−XIV線矢視の断面図である。図15は、図11(B)に示すXV−XV線矢視の断面図である。尚、図11(B)〜(D)では、温度ヒューズ30用のコネクタ及びリードの図示を省略している。
端子台110は、電線の中継や分岐に用いられる、いわゆる中継用端子台であり、図11、14に示すように、基台112、記号板150及び保護カバー114を1つずつ備えると共に、極数分(本実施形態では6個)の導電金具116が基台112上に固定され、各導電金具116上面の基台正面側及び背面側にはそれぞれ端子ネジ120が取り付けられている。基台112には、隣接する各導電金具116間を絶縁するリブ113が設けられ、図13,15に示すように、各リブ113の基台112底面側には矩形断面を有する収容溝117が形成されている。収容溝117は、温度ヒューズ本体30cを個別に収容可能となっている。また、基台正面側の端子ネジ120と背面側の端子ネジ120との間には、図14、15に示すように、左右に延びる壁状のリブ119が設けられ、リブ119の上面には各端子を区別する記号を記入するための樹脂製の記号板150が取り付けられている。
保護カバー114は、図14,15に示すように、基台112の底面側に着脱可能に取り付けられ、収容溝117に収容された温度ヒューズ本体30cにピン状の突起部である押付片114a先端を当接させて固定支持すると共に、基台112底面全体を覆っている。
尚、収容溝117における温度ヒューズ30の収容態様(内壁との位置関係、隙間)、温度ヒューズ30の接続構成は、上述した第一の実施形態と同様である。
上述した実施の形態によれば、以下に示す各効果を得ることができる。すなわち、端子台110において、導電金具116は、基台112の上面に固定された前後に長い長方形状の金属板であり、その表面に複数(入力側及び出力側)の端子ネジ120が設けられたものであって、収容溝117は、リブ113の基台底面側に開口形成された構成を有する。この構成によれば、電線の中継等に使用される、いわゆる中継用端子台において、導電金具の発熱を確実に検出することができる。特に、収容溝117が、リブ113の基台底面側に開口形成されているので、省スペースで温度検出器としての温度ヒューズ30を配設することができる。また、収容溝117が、角型の温度ヒューズ本体30cの外形に整合する矩形断面を有しているため、空気抵抗を少なくして温度ヒューズ30を正確に動作させることができる。
また、基台112は、収容溝117が開口形成されたリブ底面に、温度ヒューズ30を覆って保護する絶縁性の保護カバー114が着脱可能に取り付けられた構成を有する。この構成によれば、収容溝117に温度ヒューズ30を収容した状態を確実に保持できる。また、外部からの衝撃による温度ヒューズ30の損傷を防止できると共に、埃等の温度検出器への付着を防止することができる。
また、保護カバー114は、基台112に取り付けた状態で収容溝117側へ突出し、収容溝117に収容した温度ヒューズ本体30cを押さえ付ける押付片114aを有している。この構成によれば、押付片114aは、収容溝117に収容した温度ヒューズ本体30cを押さえ付けて収容溝117に収容した状態を確実に保持するので、正確に温度の検出を行うことができる。
また、基台112の長手方向端部近傍には、温度ヒューズ30のリードを通すための切欠き115を有している。この構成によれば、切欠き115に温度ヒューズ30のリード31を通すだけで、外部機器と簡単に電気的な接続を行うことができる。
10、110 端子台
12、112 基台
12a カバー装着部
13、113 リブ
14、114 保護カバー
14a、114a 押付片
14b 分離壁
15、115 切欠き
16、116 導電金具
16a 雌ネジ(被係合部)
17、117 収容溝
20、120 端子ネジ
20a 雄ネジ(係合部)
30 温度ヒューズ
30a リード
30b リード面
30c 本体

Claims (14)

  1. 絶縁性の基台と、前記基台に固定される複数の導電金具と、温度を検出する温度検出器とを有する端子台において、
    前記基台は、隣接する前記導電金具間にこれらを絶縁するリブが設けられ、
    前記リブに前記温度検出器を個別に収容可能な収容溝が形成されたことを特徴とする端子台。
  2. 前記収容溝は、前記温度検出器の本体においてリードが設けられるリード面を除いて、前記温度検出器本体の全面が当該収容溝の内壁に面接触又は面近接するように形成されたことを特徴とする請求項1に記載の端子台。
  3. 前記収容溝の内壁と前記収容溝に収容される前記温度検出器本体との隙間が0.3〜0.5mmであることを特徴とする請求項2に記載の端子台。
  4. 複数の前記収容溝が直線状に配列されて形成され、
    前記温度検出器は、複数の前記収容溝に一つおきに収容されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の端子台。
  5. 複数の前記収容溝のうちで二以上の前記収容溝にそれぞれ前記温度検出器を収容する場合には、二以上の前記温度検出器を直列接続することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の端子台。
  6. 前記温度検出器は、所定温度に達すると通電を遮断する温度ヒューズであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の端子台。
  7. 前記導電金具は、前記基台を上下に貫通して固定され、
    前記基台から外部に露出する前記導電金具の上下両側の端部にそれぞれ端子ネジが設けられたものであって、
    前記収容溝は、前記リブの基台正面側又は背面側の側面に開口形成されたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の端子台。
  8. 前記基台は、前記収容溝が開口形成されたリブ側面に、前記温度検出器を覆って保護する絶縁性の保護カバーが着脱可能に取り付けられたことを特徴とする請求項7に記載の端子台。
  9. 前記導電金具は、前記基台の上面に固定された金属板であり、その表面に複数の端子ネジが設けられたものであって、
    前記収容溝は、前記リブの基台底面側に開口形成されたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の端子台。
  10. 前記基台は、前記収容溝が開口形成されたリブ底面に、前記温度検出器を覆って保護する絶縁性の保護カバーが着脱可能に取り付けられたことを特徴とする請求項9に記載の端子台。
  11. 前記基台は、前記収容溝に収容された前記温度検出器を覆って保護する絶縁性の保護カバーが着脱可能に取り付けられたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の端子台。
  12. 前記保護カバーは、前記基台に取り付けた状態で前記収容溝側へ突出し、前記収容溝に収容した前記温度検出器本体を押さえ付ける押付片を有することを特徴とする請求項8、10、11のいずれか一項に記載の端子台。
  13. 前記保護カバーは、前記温度検出器のリードどうしが接触しないように分離する分離壁を有することを特徴とする請求項8又は10乃至12のいずれか一項に記載の端子台。
  14. 前記基台および前記保護カバーのうちで一方または双方の長手方向端部またはその近傍には、前記温度検出器のリードを通すための穴または切欠きを有することを特徴とする請求項8又は10乃至13のいずれか一項に記載の端子台。
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