JP5997593B2 - サーミスタ付き端子台 - Google Patents

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Description

本発明は、基台に温度検出用のサーミスタを取り付けてなるサーミスタ付き端子台に関する。
従来、複数の熱電対が端子接続される端子台を具備する端子台の温度補償装置において、端子台に設けられ端子台の全ての端子の温度を類推できるように配置された複数の温度センサ(サーミスタ)と、この複数の温度センサからの信号から前記端子台の各端子の温度分布を類推し各端子に接続された熱電対の温度補償を行う補間演算回路とを具備したものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−99720号公報
しかしながら、上述した従来の端子台においては、端子台の内部における各サーミスタの収容状態にばらつきが生じやすく、これに起因して温度検出にもばらつきが生じる可能性が高いという問題がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、導電金具における発熱をばらつきなくサーミスタで確実に検出することが可能なサーミスタ付き端子台を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、絶縁性の基台(10)と、前記基台に固定される複数の導電金具(20)と、一又は複数のサーミスタ(41)が実装されて前記基台の基板収容部(17)内に収容されるサーミスタ基板(40)と有する端子台であって、前記基台は、隣接する前記導電金具間にこれらを絶縁するリブ(12)が設けられ、前記リブにおける前記基板収容部の一部を形成する面に、前記各サーミスタを個別に収容可能な収容溝(16)が形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、基台において、隣接する導電金具間にこれらを絶縁するリブが設けられ、リブにおける基板収容部の一部を形成する面に収容溝が形成されて、各サーミスタは各収容溝に個別に収容されているので、接続不良等によって通電時に導電金具で発熱が生じると、当該導電金具に隣接するリブに設けられた収容溝に収容されるサーミスタによって発熱が確実に検出される。すなわち、サーミスタを個別に収容する収容溝は、隣接する導電金具間に設けられるリブに形成されているので、サーミスタは、発熱源である導電金具の近傍に位置決めされる。よって、リブを挟む両側の導電金具における発熱をばらつきなく確実に検出することができる。また、リブは隣接する導電金具どうしを絶縁するために本来必要な構成であり、そのリブにサーミスタを収容するための収容溝を設けたので、省スペースでサーミスタを配設することができる。
請求項2に記載の発明は、前記サーミスタはチップ型サーミスタ(41)であり、前記収容溝の開口は前記チップ型サーミスタを収容した状態で前記サーミスタ基板によって塞がれることを特徴とする。
この構成によれば、サーミスタがチップ型サーミスタであるので、サーミスタを基台内部へコンパクトに配設することができると共に、サーミスタを収容する収容溝が小さくなり且つサーミスタ基板40によって収容溝16の開口が塞がれて略密閉状態となるため、より一層ばらつきの少ない温度検出が可能となる。
請求項3に記載の発明は、前記収容溝は、前記サーミスタの露出面全体が当該収容溝の内壁に面接触又は面近接するように形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、サーミスタは、露出面全体が当該収容溝の内壁に面接触又は面近接するので、サーミスタと内壁との間の大気による温度低下の影響が排除され、リブを介して発熱源である導電金具の温度により近い温度を検出することができる。なお、「収容溝」の内壁と「サーミスタ」とは、露出面全体で面接触または面近接する関係であればよく、両者の形状を問わない。例えば、サーミスタが直方体状である場合、収容溝をサーミスタの外形に略整合する矩形状の溝断面を有する溝形状とすることが好ましい。
請求項4に記載の発明は、前記収容溝の内壁とその収容溝内に収容される前記サーミスタとの隙間が0.1〜1.0mmであることを特徴とする。
この構成によれば、収容溝内壁とサーミスタとの隙間が微小であるため、大気による温度低下の影響を確実に排除することができる。また、当該隙間が確保されることにより、サーミスタを収容溝に収容し易く、またサーミスタ基板の交換が必要な場合でも容易に取り外すことができる。
請求項5に記載の発明は、複数の前記収容溝が直線状に配列されて形成され、前記サーミスタは、複数の前記収容溝に一つおきに収容されたことを特徴とする。
この構成によれば、収容溝が設けられたリブを挟んで隣接する二つの導電金具における温度を、一つのサーミスタで検出することにより、必要とするサーミスタの数を抑えてコストを低減しつつ、各導電金具における発熱を個別に検出することができる。
請求項6に記載の発明は、前記導電金具は、前記基台上面の台座部(11)に固定された金属板であり、その表面に複数の端子ネジ(30)が設けられ、前記基板収容部は、前記基台の底面側に形成されたものであって、前記基台の底面に着脱可能に取り付けられて前記基板収容部を含む前記基台底面全体を覆う底面カバー(60)を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、底面カバーによって基板収容部にサーミスタ基板を収容し且つ収容溝にサーミスタを収容した状態を保持することができる。さらに、外部からの衝撃によるサーミスタ基板及びサーミスタの損傷を防止できると共に、埃等の付着を防止することができる。
請求項7に記載の発明は、前記基板収容部の開口形状に略整合する板状を有し、前記基板収容部に着脱可能に取り付けられて内部に収容される前記サーミスタ基板を覆って保護する保護カバー(50)を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、基板収容部を含む基台底面全体を覆う底面カバーに加えて、基板収容部の開口形状に略整合する板状を有して基板収容部底面に取り付けられ、基板収容部内に収容されるサーミスタ基板を覆って保護する保護カバーがさらに取り付けられているため、基板収容部の密閉性を向上させて、より一層確実に発熱の検出を行うことができる。
請求項8に記載の発明は、前記保護カバーは、その上面に突起部(52)が設けられ、
前記保護カバーの突起部が、前記基板収容部内に収容された前記サーミスタ基板の下面に当接し、前記サーミスタ基板が前記基板収容部の前記収容溝が設けられる面に対して押し付けられることを特徴とする。
この構成によれば、突起部は、収容溝に収容したサーミスタを押し付けて収容溝に収容した状態を確実に保持するので、正確に温度の検出を行うことができる。
請求項9に記載の発明は、前記保護カバーは、温度変化によって色が不可逆的に変化する感温シール(55)が貼り付けられたことを特徴とする。
この構成によれば、導電金具において所定温度以上に発熱する事故が一度でもあった場合は、感温シールの色が変化して元に戻らないので、当該事故の発生を事後的に確認することができる。すなわち、サーミスタは、高温でヒューズが溶断して再使用が不可となる温度ヒューズとは異なり、一時的に高温となっても常温に戻れば再び使用が可能であるため、サーミスタ自体では事故発生の有無を判別できないが、感温シールの色を目視確認することにより事故発生の有無の判別が可能となる。
本発明の一実施形態のサーミスタ付き端子台を示す正面図である。 本実施形態のサーミスタ付き端子台を示す右側面図である。 本実施形態のサーミスタ付き端子台を示す平面図である。 本実施形態のサーミスタ付き端子台を示す底面図である。 本実施形態のサーミスタ付き端子台を示す図1のV−V線拡大断面図である。尚、図5では、V−V線方向視における各部の側面を併せて図示している。 本実施形態のサーミスタ付き端子台を示す図3のVI−VI線拡大断面図である。 本実施形態のサーミスタ付き端子台において底面カバー、保護カバー及びサーミスタ基板を外した状態を示す底面図である。 本実施形態のサーミスタ付き端子台において底面カバー及び保護カバーを外した状態を示す底面図である。 本実施形態のサーミスタ付き端子台において底面カバーを外した状態を示す底面図である。 本実施形態のサーミミスタ基板を示す平面図である。 本実施形態の保護カバーを示す平面図である。
以下、本発明のサーミスタ付き端子台を具体化した一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
サーミスタ付き端子台1は、電線の中継接続等に使用される端子台であって、図1〜図9に示すように、絶縁性の基台10と、基台10に固定される極数分(本実施形態では6個)の導電金具20と、導電金具20の極数分の2倍の数(入力側6個及び出力側6個の計12個)の端子ネジ30と、サーミスタ基板40と、保護カバー50と、底面カバー60と、記号板80とを備えて構成される。
基台10は、図1〜図9に示すように、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の絶縁性樹脂材料を成型した横長ブロック状を呈する部材であって、図1乃至5に示すように、左右方向へ一列に極数分(6個)配設された台座部11と、左右に隣接する台座部11間に立設された極数分−1個(5個)のリブ12と、6個の台座部11の前後方向中央に設けられて左右に延びる隔壁13と、左右両端から側方へ突設された取付部14と、底面側に設けられた基板収容部15とを有している。
台座部11は、導電金具20が1個ずつ固定される平坦部分であり、隔壁13を挟んで前方側領域と後方側領域とに亘って形成され、一方が入力側、他方が出力側として使用される。台座部11の前方側領域及び後方側領域には、それぞれ端子ネジ30の足部が挿通される孔が形成されている。
リブ12は、基台10上面において左右に隣接する台座部11間に立設された側面視略矩形状を呈する壁状部分である。
隔壁13は、基台10上面において6個の台座部11の前後方向中央に設けられて左右に延びるように立設された正面視横長矩形状を呈する壁状部分である。隔壁13は、各台座部11の正面側と背面側(入力側と出力側)とを仕切る役割を有している。また、隔壁13の上面は、記号板80が取り付けられる部分としての役割も有している。
取付部14は、左右両端の各台座部11の側方に立設されて隔壁としての役割を果たすと共に、基台10を、図示しない取付けネジを介して装置の筐体等の取付け対象に取付ける役割をも有しており、上下に貫通するネジ挿通溝14aがそれぞれ形成されている。
基板収容部15は、図5〜9に示すように、基台10底面側の前後方向中央にて下面が開口する横長直方体状を呈する空間部であり、内周はサーミスタ基板40の平面形状よりも僅かに大きく形成されている。基板収容部15は、その内部にサーミスタ基板40が収容される。
基板収容部15上部を形成する面であって各リブ12下面における隔壁13との交差位置には、収容溝16がそれぞれ形成されている。
すなわち、複数の収容溝16は、リブ12の下面にて左右方向へ直線状に配列形成されている。収容溝16は、サーミスタ基板40に実装された各サーミスタ41を個別に収容する。収容溝16は、サーミスタ41の外形よりも僅かに大きい矩形状の溝断面を有しており、収容溝16の内壁面がサーミスタ41と面接触又は面近接するように形成される。さらに、収容溝16にサーミスタ41が収容された状態で、所定の隙間(例えば0.1〜1.0mmであり、より好ましくは0.3〜0.5mm)があるように形成されるのが望ましい。収容溝16の数は任意に設定可能であるが、本実施形態ではリブ12の数と同数である5個の収容溝16を設けている。
導電金具20は、導電性の良好な金属(銅や黄銅など)を加工して作製した平面視略矩形の板状部材であり、基台10に取り付けた状態で隔壁13の前方側と後方側にそれぞれ端子ネジ30が螺合する雌ネジ孔21が1つずつ形成されている。
端子ネジ30は、鉄等の金属からなる雄ネジであって、導電金具20の各雌ネジ孔21に螺合される。電線は、端子ネジ30(具体的には頭部)と導電金具20の端面との間に挟まれて接続される。電線の端部は圧着端子や圧着スリーブなど備えるのが、接続作業性を向上させ、接続不良等を抑制する観点で望ましい。導電金具20と端子ネジ30との締結力が不十分だったり、外部要因(例えば振動等)によって締結が緩んだり、粉塵や油脂が挟まったりするなどの不適切な事態(いわゆる接続不良)が発生する場合がある。不適切な事態が発生すると、電線と導電金具20との間に接触抵抗が生じて発熱する可能性がある。接触抵抗を極力抑えるために、端子ネジ30と導電金具20とで挟んだ電線に対して接合(例えば溶接や半田付け等)を行ってもよい。
サーミスタ基板40は、サーミスタ41を実装してなるプリント回路基板であり、図5,6,10等に示すように、基板収容部15に略整合する横長の長方形状を呈している。本実施形態では3個のサーミスタ41が間隔を隔てて直線状に配置され、各サーミスタ41は、サーミスタ基板40上にプリントされた導体パターン42によって直列接続されている。左右両端のサーミスタ41は、一対のリード線43の一方と他方の各一端にそれぞれ接続され、各リード線43の各他端はコネクタ45にそれぞれ接続されている。
サーミスタ41は、温度変化に対して大きな抵抗変化を示す素子であり、例えば一辺が1〜3mm程度の直方体状を呈するチップ型サーミスタである。サーミスタ41として、例えば25℃における抵抗値に対して90℃で10倍以上の抵抗値を示すものを用いることができる。
保護カバー50は、図5,6,9,11等に示すように、基板収容部15の開口形状に略整合する板状を有し、基板収容部15底面に取り付けられて内部に収容されるサーミスタ基板40を覆って保護する樹脂製のカバー部材である。保護カバー50は、その上面に突起部52が設けられ、当該突起部52が、基板収容部15内に収容されたサーミスタ基板40の底面に当接し、サーミスタ基板40が基板収容部15の収容溝16が設けられる面に対して押し付けられる。また、保護カバー50の上面(サーミスタ基板40との対向面)には、温度変化によって色が不可逆的に変化する感温シール55が貼り付けられている。感温シール55は、例えば、初期状態で白色であって、所定温度(例えば100℃)以上で赤色へ不可逆的に変化するものを用いても良い。
底面カバー60は、基台10と同一の樹脂材料からなり、図4〜6に示すように、基板収容部15を含む基台10底面全体を覆うカバー部材であって、基台10に対して着脱自在に設けられている。
記号板80は、図1,3,5,6等に示すように、隔壁13の左右長さと略同一の長さを有する合成樹脂製の細長い長方形板であり、導電金具20に接続される複数の電線を識別するための記号が、上面に直接記入されたり又は記号を表示したシールが貼付されたりする。記号板80は、隔壁13及び隔壁13と各リブ12との交差部の上面に載置される。
以上詳述したことから明らかなように、本実施形態のサーミスタ付き端子台1は、絶縁性の基台10と、基台10に固定される複数の導電金具20と、3個のサーミスタ41が実装されて基台10の基板収容部15内に収容されるサーミスタ基板40とを有し、基台10は、隣接する導電金具20間にこれらを絶縁するリブ12が設けられ、リブ12における基板収容部15の一部を形成する下面に、各サーミスタ41を個別に収容可能な収容溝16が形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、基台10において、隣接する導電金具20間にこれらを絶縁するリブ12が設けられ、リブ12における基板収容部15の一部を形成する下面に収容溝16が形成されて、各サーミスタ41は各収容溝16に個別に収容されているので、接続不良等によって通電時に導電金具20で発熱が生じると、当該導電金具20に隣接するリブ12に設けられた収容溝16に収容されるサーミスタ41によって発熱が確実に検出される。すなわち、サーミスタ41を個別に収容する収容溝16は、隣接する導電金具20間に設けられるリブ12に形成されているので、サーミスタ41は、発熱源である導電金具20の近傍に位置決めされる。よって、リブ12を挟む両側の導電金具20における発熱をばらつきなく確実に検出することができる。また、リブ12は隣接する導電金具20どうしを絶縁するために本来必要な構成であり、そのリブ12にサーミスタ41を収容するための収容溝16を設けたので、省スペースでサーミスタ41を配設することができる。
また、本実施形態では、サーミスタ41はチップ型サーミスタであるので、サーミスタ41を基台10内部へコンパクトに配設することができると共に、サーミスタ41を収容する収容溝16が小さくなり且つサーミスタ基板40によって収容溝16の開口が塞がれて略密閉状態となるため、より一層ばらつきの少ない温度検出が可能となる。
また、本実施形態では、収容溝16は、サーミスタ41の露出面全体が当該収容溝16の内壁に面接触又は面近接するように形成されているので、サーミスタ41と内壁との間の大気による温度低下の影響が排除され、リブ12を介して発熱源である導電金具20の温度により近い温度を検出することができる。なお、収容溝16の内壁とサーミスタ41とは、露出面全体で面接触または面近接する関係であればよく、両者の形状を問わない。例えば、サーミスタ41が直方体状である場合、収容溝16をサーミスタ41の外形に略整合する矩形状の溝断面を有する溝形状とすることが好ましい。
また、本実施形態では、収容溝16の内壁とその収容溝16内に収容されるサーミスタ41との隙間が0.1〜1.0mmであり、より好ましくは0.3〜0.5mmである。よって、収容溝16内壁とサーミスタ41との隙間が微小であるため、大気による温度低下の影響を確実に排除することができる。また、当該隙間が確保されることにより、サーミスタ41を収容溝16に収容し易く、またサーミスタ基板40の交換が必要な場合でも容易に取り外すことができる。
尚、導電金具20の温度を耐熱温度の150℃まで上昇させた場合、収容溝16を設けない構造ではサーミスタ41配設位置において測定された温度が約60℃であるのに対し、収容溝16を設けた本実施形態の構造では約90℃の温度が測定された。このことから、収容溝16を設けた構造によって大気による温度低下の影響が大幅に排除されていることがわかる。
また、本実施形態では、複数(5個)の収容溝16が直線状に配列されて形成され、サーミスタ41は、複数の収容溝16に一つおきに、具体的には左から1番目、3番目、5番目の各収容溝16に収容されている。よって、収容溝16が設けられたリブ12を挟んで隣接する二つの導電金具20における温度を、一つのサーミスタ41で検出することにより、必要とするサーミスタ41の数を抑えてコストを低減しつつ、各導電金具20における発熱を個別に検出することができる。
また、本実施形態では、導電金具20は、基台10上面の台座部11に固定された金属板であり、その表面に複数の端子ネジ30が設けられ、基板収容部15は、基台10の底面側に形成されたものであって、基台10の底面に着脱可能に取り付けられて基板収容部15を含む基台10底面全体を覆う底面カバー60を備えている。よって、底面カバー60によって基板収容部15にサーミスタ基板40を収容し且つ収容溝16にサーミスタ41を収容した状態を保持することができる。さらに、外部からの衝撃によるサーミスタ基板40及びサーミスタ41の損傷を防止できると共に、埃等の付着を防止することができる。
また、本実施形態では、基板収容部15を含む基台10底面全体を覆う底面カバー60に加えて、基板収容部15の開口形状に略整合する板状を有して基板収容部15に着脱可能に取り付けられ、基板収容部15内に収容されるサーミスタ基板40を覆って保護する保護カバー50を備えている。この構成によれば、保護カバー50によって、基板収容部15の密閉性を向上させて、より一層確実に発熱の検出を行うことができる。
また、本実施形態では、保護カバー50は、その上面に突起部52が設けられ、保護カバー50の突起部52が、基板収容部15内に収容されたサーミスタ基板40の下面に当接し、サーミスタ基板40が基板収容部15の収容溝16が設けられる面に対して押し付けられている。よって、突起部52は、収容溝16に収容したサーミスタ41を押し付けて収容溝16に収容した状態を確実に保持するので、正確に温度の検出を行うことができる。
また、本実施形態では、保護カバー50は、温度変化によって色が不可逆的に変化する感温シール55が貼り付けられている。よって、導電金具20において所定温度以上に発熱する事故が一度でもあった場合は、感温シール55の色が変化して元に戻らないので、当該事故の発生を事後的に確認することができる。すなわち、サーミスタ41は、高温でヒューズが溶断して再使用が不可となる温度ヒューズとは異なり、一時的に高温となっても常温に戻れば再び使用が可能であるため、サーミスタ41自体では事故発生の有無を判別できないが、感温シール55の色を目視確認することにより事故発生の有無の判別が可能となる。
尚、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々に変更を施すことが可能である。
1 サーミスタ付き端子台
10 基台
11 台座部
12 リブ
13 隔壁
14 取付部
15 基板収容部
16 収容溝
20 導電金具
30 端子ネジ
40 サーミスタ基板
41 サーミスタ
42 導体パターン
43 リード線
45 コネクタ
50 保護カバー
52 突起部
55 感温シール
60 底面カバー
80 記号板

Claims (9)

  1. 絶縁性の基台(10)と、前記基台に固定される複数の導電金具(20)と、一又は複数のサーミスタ(41)が実装されて前記基台の基板収容部(15)内に収容されるサーミスタ基板(40)とを有する端子台であって、
    前記基台は、隣接する前記導電金具間にこれらを絶縁するリブ(12)が設けられ、
    前記リブにおける前記基板収容部の一部を形成する面に、前記各サーミスタを個別に収容可能な収容溝(16)が形成されたことを特徴とするサーミスタ付き端子台。
  2. 前記サーミスタはチップ型サーミスタ(41)であり、
    前記収容溝の開口は前記チップ型サーミスタを収容した状態で前記サーミスタ基板によって塞がれることを特徴とする請求項1に記載のサーミスタ付き端子台。
  3. 前記収容溝は、前記サーミスタの露出面全体が当該収容溝の内壁に面接触又は面近接するように形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のサーミスタ付き端子台。
  4. 前記収容溝の内壁とその収容溝内に収容される前記サーミスタとの隙間が0.1〜1mmであることを特徴とする請求項3に記載のサーミスタ付き端子台。
  5. 複数の前記収容溝が直線状に配列されて形成され、
    前記サーミスタは、複数の前記収容溝に一つおきに収容されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のサーミスタ付き端子台。
  6. 前記導電金具は、前記基台上面の台座部(11)に固定された金属板であり、その表面に複数の端子ネジ(30)が設けられ、
    前記基板収容部は、前記基台の底面側に形成されたものであって、
    前記基台の底面に着脱可能に取り付けられて前記基板収容部を含む前記基台底面全体を覆う底面カバー(60)を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のサーミスタ付き端子台。
  7. 前記基板収容部の開口形状に略整合する板状を有して前記基板収容部に着脱可能に取り付けられ、前記基板収容部内に収容される前記サーミスタ基板を覆って保護する保護カバー(50)を備えたことを特徴とする請求項6に記載のサーミスタ付き端子台。
  8. 前記保護カバーは、その上面に突起部(52)が設けられ、
    前記保護カバーの突起部が、前記基板収容部内に収容された前記サーミスタ基板の下面に当接し、前記サーミスタ基板が前記基板収容部の前記収容溝が設けられる面に対して押し付けられることを特徴とする請求項7に記載のサーミスタ付き端子台。
  9. 前記保護カバーは、温度変化によって色が不可逆的に変化する感温シール(55)が貼り付けられたことを特徴とする請求項8に記載のサーミスタ付き端子台。
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