JP2018206607A - 中継端子モジュールおよび中継端子 - Google Patents

中継端子モジュールおよび中継端子 Download PDF

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Abstract

【課題】温度の測定精度を向上させることができる中継端子モジュールを提供する。【解決手段】中継端子モジュール1は、電源側の端子部および電気負荷側の端子部が挿入され、端子部同士を電気的に接続する本体30と、本体と一体に形成された収容部40と、を有する中継端子3と、収容部に収容された温度検出部5と、を備える。本体は、壁部31aと、壁部と対向して配置され、壁部との間に挿入された端子部を壁部に押し付けるバネ部32と、を有していてもよい。収容部は、壁部に対してバネ部側と反対側の位置に設けられ、かつ壁部と近接していてもよい。【選択図】図1

Description

本発明は、中継端子モジュールおよび中継端子に関する。
従来、導電部の温度を検出する技術がある。特許文献1には、温度検出素子と、樹脂製プレートに一体成形された断面U字状のひんじ部と、バスバーに一体形成された断面L字状の接触片とを有し、接触片とひんじ部とにより形成されたすきまに、温度検出素子がひんじ部の弾力性により接触片に圧接されるようにして挟着されている電気接続箱の技術が開示されている。
特開2003−189444号公報
測温の精度を向上させる点において、なお改良の余地がある。例えば、測温対象に対して温度検出素子を圧接させる構成では、圧力が安定しないと測温誤差が大きくなる可能性がある。
本発明の目的は、温度の測定精度を向上させることができる中継端子モジュールおよび中継端子を提供することである。
本発明の中継端子モジュールは、電源側の端子部および電気負荷側の端子部が挿入され、前記端子部同士を電気的に接続する本体と、前記本体と一体に形成された収容部と、を有する中継端子と、前記収容部に収容された温度検出部と、を備えることを特徴とする。
本発明の中継端子は、電源側の端子部および電気負荷側の端子部が挿入され、前記端子部同士を電気的に接続する本体と、前記本体と一体に形成され、温度検出部を収容する収容部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る中継端子モジュールは、電源側の端子部および電気負荷側の端子部が挿入され、端子部同士を電気的に接続する本体と、本体と一体に形成された収容部と、を有する中継端子と、収容部に収容された温度検出部と、を備える。本発明に係る中継端子モジュールでは、端子部同士を電気的に接続する本体と、温度検出部を収容する収容部とが一体に形成されている。よって、本発明に係る中継端子モジュールは、温度の測定精度を向上させることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る中継端子モジュールの斜視図である。 図2は、実施形態に係る中継端子モジュールの平面図である。 図3は、中継端子モジュールが収容される電気接続箱の一例を示す分解斜視図である。 図4は、実施形態に係る中継端子の斜視図である。 図5は、実施形態に係る中継端子の平面図である。 図6は、実施形態に係る中継端子の側面図である。 図7は、実施形態に係る温度検出部の内部構成を示す斜視図である。 図8は、実施形態に係る温度検出部の斜視図である。 図9は、実施形態に係る中継端子モジュールの断面図である。 図10は、実施形態の第1変形例に係る中継端子モジュールの断面図である。 図11は、実施形態の第2変形例に係る中継端子モジュールの断面図である。 図12は、第1参考例に係る温度検出装置が中継端子に組み付けられた状態を示す斜視図である。 図13は、第1参考例に係る係合部材の斜視図である。 図14は、第2参考例に係る温度検出装置が中継端子に組み付けられた状態を示す斜視図である。 図15は、第2変形例に係る係合部材の斜視図である。 図16は、第3参考例に係る温度検出装置の斜視図である。 図17は、第3参考例に係るバスバの斜視図である。
以下に、本発明の実施形態に係る中継端子モジュールおよび中継端子につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図9を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、中継端子モジュールおよび中継端子に関する。図1は、実施形態に係る中継端子モジュールの斜視図、図2は、実施形態に係る中継端子モジュールの平面図、図3は、中継端子モジュールが収容される電気接続箱の一例を示す分解斜視図、図4は、実施形態に係る中継端子の斜視図、図5は、実施形態に係る中継端子の平面図、図6は、実施形態に係る中継端子の側面図、図7は、実施形態に係る温度検出部の内部構成を示す斜視図、図8は、実施形態に係る温度検出部の斜視図、図9は、実施形態に係る中継端子モジュールの断面図である。図9には、図2のIX−IX断面が示されている。
図1および図2に示すように、本実施形態に係る中継端子モジュール1は、中継端子3および温度検出部5を有する。中継端子モジュール1は、例えば、図3に示す電気接続箱100の内部に配置される。電気接続箱100は、例えば、自動車等の車両に搭載された高圧バッテリ等の電源に接続される。高圧バッテリは、車両の走行用の電源であり、走行用のモータジェネレータ等の電気負荷に対して電力を供給する。電気接続箱100は、電源と電気負荷との間に介在し、電気負荷に対する電力供給を制御する。中継端子3は、電源側の端子部と電気負荷側の端子部とを接続する。本実施形態の中継端子3は、所謂メス−メス端子であり、二つのオス端子部を電気的に接続する。
電気接続箱100は、図3に示すケース101および図示しないカバーを有する。カバーは、ケース101の開口部を閉塞してケース101と共に筐体を構成する。ケース101は、絶縁性の合成樹脂等で成型されている。バスバ2は、ケース101の内部に配置され、ケース101によって保持される。バスバ2は、銅等の導電性の金属板から形成された導電部材である。バスバ2は、本体21および端子部22を有する。本体21および端子部22は、金属板の母材に対する折り曲げ等の加工により形成されている。本体21は、平板状の構成部であり、ケース101によって保持される。端子部22は、本体21に対して直交するように折り曲げられている。端子部22は、平板状の構成部であり、中継端子3と係合する係合部を有する。
端子部22は、中継端子3に差し込まれて中継端子3と係合する。中継端子3は、バスバ2を介してケース101によって保持され、かつケース101と係合するカバー(図示せず)によって保持される。中継端子3には、図9に示すように、端子部22に加えて、電気負荷側の端子部6が接続される。この端子部6は、例えば、リレーのオス端子である。リレーは、電気接続箱100のカバーに設けられた保持部によって保持される。端子部6は、カバーに設けられた挿通孔に挿通されて中継端子3に挿入される。図9に示すように、端子部6は、端子部22とは反対側から中継端子3に差し込まれて中継端子3と係合する。つまり、中継端子3には、二つのオス端子部(端子部22、端子部6)が互いに異なる方向に向けて挿入される。
図4から図6に示すように、中継端子3は、本体30および収容部40を有する。本体30および収容部40は、一体に形成されている。本実施形態の中継端子3は、導電性の金属板から形成されている。中継端子3は、例えば、銅板に対する折り曲げ等の加工により形成されている。中継端子3には、スズ等のメッキがなされていてもよい。本体30は、筒状部31およびバネ部32を有する。筒状部31は、断面形状が矩形の角筒状の構成部である。筒状部31は、第一壁部31a、第二壁部31b、第三壁部31c、および第四壁部31dを有する。壁部31a,31b,31c,31dは、金属板を折り曲げて形成されている。第一壁部31aと第二壁部31bとが互いに対向しており、第三壁部31cと第四壁部31dとが互いに対向している。
以下の説明では、第三壁部31cと第四壁部31dとが対向する方向を「幅方向X」と称し、第一壁部31aと第二壁部31bとが対向する方向を「奥行き方向Y」と称する。幅方向Xと奥行き方向Yとは直交している。幅方向Xおよび奥行き方向Yのそれぞれと直交する方向を「高さ方向Z」と称する。高さ方向Zは、筒状部31の軸方向である。
第三壁部31cは、奥行き方向Yに延在しており、第一壁部31aと第二壁部31bとをつないでいる。第一壁部31aは、第三壁部31cによって片持ち梁状に支持されている。第四壁部31dは、第二壁部31bの端部から第一壁部31a側に向けて奥行き方向Yに沿って延在している。第四壁部31dは、第一壁部31aよりも収容部40側に突出している。幅方向Xにおける第一壁部31aの先端面は、第四壁部31dの近傍に位置しており、幅方向Xにおいて第四壁部31dと対向している。
バネ部32は、母材である金属板の一部を折り曲げて形成されている。バネ部32は、図9に示すように、先端部分32bがU字形状に折り返されており、更に、筒状部31側の端部(以下、「基端部」と称する。)32aがU字形状に折り返されている。より詳しくは、バネ部32は、U字形状の先端部分32bが筒状部31の内部空間に位置するように基端部32aにおいて折り曲げられている。基端部32aは、第二壁部31bにつながっている。
筒状部31は、第一挿入口33および第二挿入口34を有する。第一挿入口33は、筒状部31における一方側の開口部である。第二挿入口34は、筒状部31における他方側の開口部である。図9に示すように、第一挿入口33には、電気負荷側の端子部6が挿入される。端子部6は、筒状部31の第一壁部31aとバネ部32との間に挿入される。バネ部32は、端子部6を第一壁部31aに押し付け、第一壁部31aと協働して端子部6を保持する。第一壁部31aは、突起35を有する。突起35は、第二壁部31bに向けて奥行き方向Yに突出している。図5に示すように、第一壁部31aは二つの突起35を有する。一方の突起35は、第三壁部31c側の端部に設けられており、他方の突起35は、第四壁部31d側の端部に設けられている。
図9に示すように、第二挿入口34には、端子部22、すなわち電源側の端子部が挿入される。バネ部32は、端子部22を第二壁部31bに向けて押し付け、第二壁部31bと協働して端子部22を保持する。なお、端子部6が電源側に接続され、端子部22が電気負荷側に接続されていてもよい。
図4および図5に示すように、収容部40は、傾斜壁部31fおよび接続壁部31eを介して第四壁部31dとつながっている。接続壁部31eは、第四壁部31dにおける第一壁部31a側の端部につながっている。接続壁部31eは、第四壁部31dから第三壁部31c側に向けて幅方向Xに延在している。本実施形態の接続壁部31eは、第一壁部31aと平行である。
収容部40は、対向壁部41、底壁部42、側壁部43、頂壁部44、端部壁部45、および支持壁部46を有する。対向壁部41は、傾斜壁部31fを介して接続壁部31eとつながっている。図5に示すように、傾斜壁部31fは、接続壁部31eから対向壁部41へ向かうに従って第一壁部31aに近づくように傾斜している。対向壁部41は、幅方向Xに沿って延在している。対向壁部41は、奥行き方向Yにおいて第一壁部31aと対向している。本実施形態の対向壁部41は、第一壁部31aと平行であり、かつ第一壁部31aと近接している。対向壁部41は、第一壁部31aと接触していてもよい。
接続壁部31eは、第一壁部31aに向けて突出する突起31gを有する。本実施形態の中継端子3は、図9に示すように、二つの突起31gを有する。二つの突起31gは、高さ方向Zに並んで配置されている。突起31gの先端は、第一壁部31aに接触する。幅方向Xにおける突起31gの位置は、第一壁部31aの突起35の位置に対応している。すなわち、突起31gは、突起35の近傍の位置において第一壁部31aに接触する。突起31gは、常に第一壁部31aに接触していてもよく、筒状部31に端子部6および端子部22が挿入されているときに第一壁部31aに接触してもよい。筒状部31に端子部6および端子部22が挿入されると、第一壁部31aは、バネ部32によって接続壁部31e側へ向けて押圧される。本実施形態の第一壁部31aは、バネ部32の押圧力により撓み変形して突起31gに当接するように構成されている。
図4に示すように、対向壁部41、底壁部42、側壁部43、および頂壁部44は、角柱状の収容空間47を形成している。より詳しくは、対向壁部41と側壁部43とは奥行き方向Yにおいて互いに対向している。底壁部42と頂壁部44とは高さ方向Zにおいて互いに対向している。底壁部42は、対向壁部41と側壁部43とをつないでいる。頂壁部44は、側壁部43における底壁部42側とは反対側の端部から対向壁部41に向けて延在している。端部壁部45は、収容空間47の一端を閉塞する。具体的には、端部壁部45は、側壁部43における接続壁部31e側の端部から対向壁部41側に向けて延在している。端部壁部45の先端は、接続壁部31eに近接している。支持壁部46は、底壁部42から幅方向Xに向けて延出している。支持壁部46は、底壁部42から遠ざかるに従って頂壁部44側へ向かうように傾斜している。
図7および図8に示すように、温度検出部5は、素子部51、リード52,54、および被覆部58を有する。温度検出部5は、被覆電線53,55およびコネクタ57と共に温度検出ユニットを構成している。素子部51は、温度検出素子51aおよび素子被覆部51bを有する。温度検出素子51aは、温度に応じて抵抗値等の電気的な特性が変化する素子であり、例えば、サーミスタである。温度検出素子51aには、一対のリード52,54が電気的に接続されている。温度検出素子51aおよびリード52,54の先端部は、素子被覆部51bによって覆われている。素子被覆部51bは、例えば、ガラスで構成されている。リード52,54には、それぞれ半田56によって被覆電線53,55の芯線53a,55aが電気的に接続されている。被覆電線53,55は、コネクタ57に接続されている。コネクタ57には、温度監視装置側のコネクタが接続される。なお、素子被覆部51bは、ガラスに代えて樹脂等によって構成されてもよい。
素子部51およびリード52,54は、図8に示すように、被覆部58によって覆われる。被覆部58は、エポキシ樹脂等の絶縁性の合成樹脂で形成された絶縁被覆である。被覆部58は、素子部51、リード52,54、半田56、および芯線53a,55aを一体に覆う。被覆部58は、芯線53a,55aが露出しないように、被覆電線53,55の被覆も覆う。つまり、被覆部58は、リード52,54、半田56、および芯線53a,55a等の導体部を収容部40から電気的に遮蔽する。
被覆部58は、先端部58a、中央部58b、および基端部58cを有する。先端部58aは、素子部51を覆う部分である。中央部58bは、被覆部58におけるくびれ部分であり、リード52,54を覆っている。基端部58cは、半田56および芯線53a,55aおよび被覆電線53,55の被覆を覆う部分である。被覆部58は、以下に説明するように、収容部40に封入され、収容部40に固定される。
温度検出部5は、被覆部58の先端部58aを端部壁部45に向けて収容部40の収容空間47に挿入される。収容空間47には、樹脂が充填される。充填される樹脂は、絶縁性の合成樹脂であり、例えば、エポキシ樹脂である。注入される樹脂は、伝熱性の高い樹脂であることが好ましい。被覆部58と収容部40との間に充填される合成樹脂は、被覆部58を構成する合成樹脂と同じ特性値の樹脂であっても、別の特性値の樹脂であってもよい。注入された樹脂が固化して、図1に示す充填部7となる。充填部7は、温度検出部5を保持する。充填部7は、収容部40によって保持される。図9に示すように、被覆部58は、充填部7と協働して素子部51およびリード52,54を保持する保持部8となる。
温度検出部5が収容部40に固定されると、本実施形態の中継端子モジュール1が完成する。中継端子モジュール1は、電気接続箱100のバスバ2に組み付けられる。中継端子モジュール1は、バスバ2を介してケース101によって保持されると共に、電気接続箱100のカバーによって保持される。温度検出部5は、コネクタ57を介して温度監視装置に電気的に接続される。
電源側の端子部22から電気負荷側の端子部6への通電によって本体30が発熱すると、その熱が本体30から接続壁部31eおよび傾斜壁部31fを介して収容部40に伝わる。熱は、収容部40から充填部7を介して温度検出部5に伝わる。温度検出部5による温度検出の結果を示す情報は、温度監視装置によって取得される。温度監視装置は、検出された温度に基づいて電気負荷に対する給電量を制御する。
本実施形態の中継端子モジュール1では、収容部40が本体30と一体に形成されている。従って、本体30から収容部40まで熱伝導によって熱が伝わる。収容部40が本体30と一体に形成されていることから、温度検出部5が精度よく本体30の温度を検出することができる。比較例として、収容部40が本体30とは別な部材である場合を想定する。この場合、収容部40と本体30との間の伝熱は、熱伝達となる。このような構成では、収容部40と本体30との接触状態のバラツキ等によって熱伝達率がばらついてしまう可能性がある。これに対して、本実施形態の中継端子モジュール1では、熱伝導により本体30から収容部40まで安定して熱が伝わる。よって、本実施形態の中継端子モジュール1は、中継端子3の発熱部の温度を検出する検出精度を向上させることができる。
また、本実施形態の中継端子モジュール1では、接続壁部31eの突起31gが第一壁部31aに接触している。従って、第一壁部31aの熱が突起31g、接続壁部31e、および傾斜壁部31fを介して収容部40に伝わる。従って、本体30から収容部40への総括的な伝熱係数が高くなる。その結果、温度検出部5による中継端子3の温度検出精度が向上する。
以上説明したように、本実施形態に係る中継端子モジュール1は、中継端子3と温度検出部5とを有する。中継端子3は、電源側の端子部22および電気負荷側の端子部6が挿入される本体30と、本体30と一体に形成された収容部40と、を有する。本体30は、電源側の端子部22と電気負荷側の端子部6とを電気的に接続する。温度検出部5は、収容部40に収容される。本実施形態の中継端子モジュール1は、発熱部である本体30の温度を精度よく検出することができる。
本実施形態の中継端子モジュール1において、本体30は、壁部31a,31bと、壁部31a,31bと対向して配置されたバネ部32とを有する。バネ部32は、壁部31a,31bとバネ部32との間に挿入された端子部6,22を壁部31a,31bに押し付ける。収容部40は、第一壁部31aに対してバネ部32側と反対側の位置に設けられ、かつ第一壁部31aと近接している。バネ部32によって端子部6が第一壁部31aに押し付けられることで、第一壁部31aの温度が端子部6やバネ部32の温度と近くなる。また、第一壁部31aと収容部40とが近接していることで、第一壁部31aの熱が収容部40に伝わりやすい。従って、本実施形態の中継端子モジュール1は、本体30の温度を精度よく検出することができる。
本実施形態の中継端子モジュール1は、更に、熱伝達部を有する。本実施形態の熱伝達部は、第一壁部31aと突起31gを含む。第一壁部31aおよび突起31gは、少なくとも本体30に端子部6,22が挿入された状態において互いに接触して本体30の熱を収容部40に伝達する。よって、本実施形態の中継端子モジュール1は、本体30の温度を精度よく検出することができる。
[実施形態の第1変形例]
実施形態の第1変形例について説明する。図10は、実施形態の第1変形例に係る中継端子モジュール1の断面図である。第1変形例の中継端子3において、収容部40は、第一壁部31aと一体に形成されている。
図10に示すように、第一壁部31aと収容部40の対向壁部41とは接続壁部31hを介してつながっている。接続壁部31hにおける高さ方向Zの一端につながっている。接続壁部31hは、第一壁部31aと対向壁部41との間に位置しており、かつ第一壁部31aおよび対向壁部41と平行である。接続壁部31hにおける高さ方向の一端は第一壁部31aにつながっており、他端は対向壁部41につながっている。
第1変形例の中継端子モジュール1では、第一壁部31aから接続壁部31hを介して収容部40に熱が伝わる。端子部6と接触する第一壁部31aから収容部40までの伝熱経路の短縮が可能である。接続壁部31hは、突起31gと同様の、第一壁部31aに接触する突起を有してもよい。
[実施形態の第2変形例]
実施形態の第2変形例について説明する。図11は、実施形態の第2変形例に係る中継端子モジュールの断面図である。収容部40と本体30との接続態様は、上記実施形態や実施形態の第1変形例で例示した態様には限定されない。例えば、図11に示すように、第一壁部31aと収容部40の底壁部42とがつながっていてもよい。第2変形例の中継端子モジュール1によれば、第一壁部31aから収容部40までの伝熱経路が短くなる。よって、中継端子モジュール1は、本体30の温度を精度よく検出することができる。
本体30および収容部40の形状や構成、相対的な位置関係等は、例示したものには限定されない。また、温度検出部5の構成要素は、例示したものには限定されない。例えば、温度検出素子51aとして、サーミスタ以外の素子が用いられてもよい。言い換えると、温度検出素子51aは、温度に応じて特性や出力値が変化するものであればよい。
[第1参考例]
第1参考例について説明する。図12は、第1参考例に係る温度検出装置が中継端子に組み付けられた状態を示す斜視図、図13は、第1参考例に係る係合部材の斜視図である。第1参考例の温度検出装置60は、中継端子9の温度を検出する装置である。中継端子9は、例えば、上記実施形態の本体30と同様に構成されている。
温度検出装置60は、係合部材61および温度検出部5を有する。係合部材61は、係合部62および収容部63を有する。係合部62および収容部63は、銅等の金属板によって一体に形成されている。係合部62は、中継端子9の一端に係合して中継端子9を保持する。係合部62は、覆い部62a、側壁部62b、第一クリップ部62c、第二クリップ部62d、および第三クリップ部62eを有する。覆い部62aは、中継端子9の一方の開口部を覆う板状の構成部である。側壁部62bは、中継端子9の壁部61aを支持する壁部である。側壁部62bは、覆い部62aにおける奥行き方向Yの一方の縁部から高さ方向Zに沿って延在している。
第一クリップ部62cおよび第二クリップ部62dは、幅方向Xの両側から中継端子9を保持する。第一クリップ部62cは、覆い部62aにおける幅方向Xの一端から高さ方向Zに突出している。第二クリップ部62dは、覆い部62aにおける幅方向Xの他端から高さ方向Zに突出している。クリップ部62c,62dは、それぞれ相手側に向けて湾曲しており、かつ可撓性を有する。クリップ部62c,62dは、中継端子9の外壁面に設けられた凹部に係合する。
第三クリップ部62eは、覆い部62aにおける側壁部62b側と反対側の端部から高さ方向Zに突出している。第三クリップ部62eは、側壁部62b側に向けて湾曲しており、かつ可撓性を有する。第三クリップ部62eは、中継端子9の外壁面に設けられた凹部に係合し、側壁部62bと協働して中継端子9を保持する。覆い部62aには、端子部6が挿通される貫通孔62fが設けられている。
収容部63は、第一側壁部63a、底壁部63b、第二側壁部63c、端部壁部63d、および支持壁部63eを有する。第一側壁部63aは、側壁部62bとつながっており、高さ方向Zに延在している。第二側壁部63cは、奥行き方向Yにおいて第一側壁部63aと互いに対向している。底壁部63bは、第一側壁部63aと第二側壁部63cとをつないでいる。二つの側壁部63a,63cと底壁部63bによって断面形状が矩形の収容空間64が形成されている。端部壁部63dは、収容空間64の一端を閉塞する。端部壁部63dは、第二側壁部63cにおける幅方向Xの一端とつながっている。端部壁部63dは、第二側壁部63cから第一側壁部63aに向けて奥行き方向Yに延在している。支持壁部63eは、底壁部63bから幅方向Xに向けて延出している。支持壁部63eは、底壁部63bから遠ざかるに従って覆い部62a側へ向かうように傾斜している。
図12に示すように、温度検出部5は、収容部63に収容される。収容部63には、例えば、エポキシ樹脂等の絶縁性の合成樹脂が充填される。充填された樹脂が固化して充填部7となる。
第1参考例の温度検出装置60の収容部40は、中継端子9と接触している。従って、第1参考例の温度検出装置60は、中継端子9の温度を精度よく検出することができる。また、第1参考例の温度検出装置60は、様々な形状の既存の中継端子9に対応可能である。
[第2参考例]
第2参考例について説明する。図14は、第2参考例に係る温度検出装置が中継端子に組み付けられた状態を示す斜視図、図15は、第2変形例に係る係合部材の斜視図である。第2変形例の温度検出装置70は、中継端子10の温度を検出する装置である。中継端子10は、例えば、上記実施形態の本体30と同様に構成されている。
温度検出装置70は、係合部材71および温度検出部5を有する。係合部材71は、係合部72、支持部73、および収容部74を有する。係合部72および収容部74は、銅等の金属板によって一体に形成されている。支持部73は、溶接等によって収容部74に接続されている。係合部72は、覆い部72a、側壁部72b、第一クリップ部72c、および第二クリップ部72dを有する。覆い部72aは、中継端子10の一方の開口部を覆う板状の構成部である。側壁部72bは、中継端子10の壁部71aを支持する壁部である。側壁部72bは、覆い部72aにおける奥行き方向Yの一方の縁部から高さ方向Zに沿って延在している。
第一クリップ部72cは、覆い部72aにおける幅方向Xの一端から高さ方向Zに突出している。第一クリップ部72cは、幅方向Xに向けて湾曲しており、かつ可撓性を有する。第二クリップ部72dは、覆い部72aにおける側壁部72b側と反対側の端部から高さ方向Zに突出している。第二クリップ部72dは、側壁部72bに向けて湾曲しており、かつ可撓性を有する。覆い部72aには、端子部6が挿通される貫通孔72eが設けられている。
支持部73は、高さ方向Zにおいて覆い部72aと互いに対向している。支持部73は、中継端子10の他方の開口部を覆う板状の構成部である。支持部73は、係止部73aを有する。係止部73aは、支持部73における幅方向Xの一端部である。係止部73aは、覆い部72a側へ向けて高さ方向Zに突出している。係止部73aは、支持部73の一端が折り曲げられて形成されている。支持部73には、端子部6が挿通される貫通孔73b、および端子部22が挿通される貫通孔73cが設けられている。
中継端子10は、図15に矢印Y1で示す方向で係合部72と支持部73との間に挿入される。中継端子10は、例えば、係止部73aに当接する位置まで挿入される。第二クリップ部72dは、中継端子10の外壁面に設けられた凹部に係合し、側壁部72bと協働して中継端子10を保持する。第一クリップ部72cは、中継端子10の外壁面に当接して中継端子10のガタツキを抑制する。
収容部74は、第一側壁部74a、底壁部74b、第二側壁部74c、端部壁部74d、および支持壁部74eを有する。第一側壁部74aは、側壁部72bとつながっており、高さ方向Zに延在している。第二側壁部74cは、奥行き方向Yにおいて第一側壁部74aと互いに対向している。底壁部74bは、第一側壁部74aと第二側壁部74cとをつないでいる。二つの側壁部74a,74cと底壁部74bによって断面形状が矩形の収容空間75が形成されている。端部壁部74dは、収容空間75の一端を閉塞する。端部壁部74dは、第二側壁部74cにおける幅方向Xの一端とつながっている。端部壁部74dは、第二側壁部74cから第一側壁部74aに向けて奥行き方向Yに延在している。支持壁部74eは、底壁部74bから幅方向Xに向けて延出している。支持壁部74eは、底壁部74bから遠ざかるに従って覆い部72a側へ向かうように傾斜している。
[第3参考例]
第3参考例について説明する。図16は、第3参考例に係る温度検出装置の斜視図、図17は、第3参考例に係るバスバの斜視図である。第3参考例の温度検出装置80では、中継端子11を保持するバスバ2に保持部23が設けられる。図16および図17に示すように、保持部23は、第一側壁部24、第二側壁部25、第三側壁部26、および底壁部27を有する。バスバ2は、測温対象の中継端子11に接続される端子部22を有する。保持部23は、この端子部22と一体に形成される。第一側壁部24と第三側壁部26とは互いに対向している。底壁部27は、第一側壁部24と第三側壁部26とをつないでいる。第一側壁部24、第三側壁部26、および底壁部27によって断面形状が矩形の収容空間が形成されている。第二側壁部25は、収容空間の一端を閉塞する。
図16に示すように、温度検出部5は、収容部23に収容される。収容部23には、例えば、エポキシ樹脂等の絶縁性の合成樹脂が充填される。充填された樹脂が固化して充填部7となる。第3参考例の温度検出装置80では、発熱部である端子部22と収容部23とが一体に形成されている。よって、温度検出装置80は、端子部22および中継端子11の温度を精度よく検出することができる。
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 中継端子モジュール
2 バスバ
3,9,10 中継端子
5 温度検出部
6 端子部
7 充填部
8 保持部
21 本体
22 端子部
23 保持部
24 第一側壁部
25 第二側壁部
26 第三側壁部
27 底壁部
30 本体
31 筒状部
31a 第一壁部(熱伝達部)
31b 第二壁部
31c 第三壁部
31d 第四壁部
31e 接続壁部
31f 傾斜壁部
31g 突起(熱伝達部)
31h 接続壁部
32 バネ部
32a 基端部
32b 先端部分
33 第一挿入口
34 第二挿入口
35 突起
40 収容部
41 対向壁部
42 底壁部
43 側壁部
44 頂壁部
45 端部壁部
46 支持壁部
47 収容空間
51 素子部
51a 温度検出素子
51b 素子被覆部
52,54 リード
53,55 被覆電線
56 半田
57 コネクタ
58 被覆部
60 温度検出装置
61 係合部材
62 係合部
62a 覆い部
62b 側壁部
62c 第一クリップ部
62d 第二クリップ部
62e 第三クリップ部
63 収容部
70 温度検出装置
71 係合部材
72 係合部
73 支持部
74 収容部
100 電気接続箱
101 ケース
X 幅方向
Y 奥行き方向
Z 高さ方向

Claims (4)

  1. 電源側の端子部および電気負荷側の端子部が挿入され、前記端子部同士を電気的に接続する本体と、前記本体と一体に形成された収容部と、を有する中継端子と、
    前記収容部に収容された温度検出部と、
    を備えることを特徴とする中継端子モジュール。
  2. 前記本体は、壁部と、前記壁部と対向して配置され、前記壁部との間に挿入された前記端子部を前記壁部に押し付けるバネ部と、を有し、
    前記収容部は、前記壁部に対して前記バネ部側と反対側の位置に設けられ、かつ前記壁部と近接している
    請求項1に記載の中継端子モジュール。
  3. 更に、少なくとも前記本体に前記端子部が挿入された状態において互いに接触して前記本体の熱を前記収容部に伝達する熱伝達部を有する
    請求項1または2に記載の中継端子モジュール。
  4. 電源側の端子部および電気負荷側の端子部が挿入され、前記端子部同士を電気的に接続する本体と、
    前記本体と一体に形成され、温度検出部を収容する収容部と、
    を備えることを特徴とする中継端子。
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