JP3171992B2 - 気泡発生給湯器 - Google Patents

気泡発生給湯器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、風呂の浴槽に湯を供給
する給湯器に関し、特に、微細な気泡を含有させた湯を
簡便に供給することができる気泡発生給湯器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各家庭や公衆浴場、宿泊施設等で
は、ガス等の燃料の燃焼熱により水道水や地下水等を加
熱し、風呂用の湯として浴室に供給するようにしてい
る。そして近年の健康ブームにより、種々の変種風呂が
浴場等で人気を集めるばかりでなく、一般家庭において
もかかる変種風呂を設置する例が増加している。この種
の変種風呂の一例として、気泡風呂が挙げられる。気泡
風呂は、湯中に微細な気泡を多数含有させたものであ
る。かかる気泡風呂の効果としては、湯の肌当りが同じ
温度の通常の湯と比較してマイルドになり入浴感がよい
ことが挙げられる。湯と皮膚との直接の接触面積が小さ
くなるからである。このため、通常の湯と比較してより
温度の高い湯に無理なくはいることができ、体が温まる
効果が大きくなる。特に、気泡が二酸化炭素ガス(CO
)である場合にかかる効果が大きい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
気泡風呂の実現には高圧に圧縮した空気(もしくは二酸
化炭素ガス)を湯中に注入するための加圧ポンプ等の機
器が必要となる等コストが高いことから、大規模な浴場
や宿泊施設等以外への設置が困難なため、広範な普及に
は不向きであった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、供給水圧そのもので熱交換器に
水道水を供給加熱し、その下流側の配管内に設けられた
絞りによりほぼ開放大気圧まで減圧することにより湯中
に気泡を発生させるようにした気泡発生給湯器を提供す
るものである。これにより、加圧ポンプ等の設備なくし
て安価に微細な気泡を湯中に発生させ、ソフトな入浴感
を奏する気泡風呂を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の気泡発生給湯器は、供給水圧により配管内を
流れる水を熱交換器により加熱して浴槽へ給湯する給湯
系を有し、この給湯系における熱交換器の上流側配管に
は、熱交換器の加熱に供されたバーナの燃焼生成ガスを
引き込み、配管内を流れる水に溶解させる気体溶解装置
が設けられると共に、この給湯系における熱交換器の下
流側配管には、熱交換器により加熱された湯を減圧させ
て湯中の溶存気体の気泡化を促す絞り備えられてい
ことを要旨とするものである。また、請求項2に記載の
ように、供給水圧により配管内を流れる水を熱交換器に
より加熱して浴槽へ給湯する給湯系を有し、この給湯系
における熱交換器の上流側配管には、配管内を流れる水
に空気を溶解させる気体溶解装置が設けられると共に、
この給湯系における熱交換器の下流側配管には、熱交換
器により加熱された湯を減圧させて湯中の溶存気体の気
泡化を促す絞りが備えられていることを要旨とするもの
である。
【0006】そして請求項に記載のように、前記絞り
は、その開口面積が少なくとも2段階に可変できる可変
オリフィスタイプのものであるか、あるいは請求項
記載のように、その開口面積が一定した固定オリフィス
タイプのものであって、その絞りの上流側と下流側とを
バイパス流路でバイパスさせるようにするとよい。そし
て請求項に記載のように、前記給湯系の出湯管が浴槽
の循環追い焚き加熱路に連通されているのがよい。
【0007】
【作用】上記の構成を有する請求項1に記載の気泡発生
給湯器において、熱交換器の加熱に供されたバーナの燃
焼生成ガス(主に二酸化炭素ガスを含む)は、気体溶解
装置により、供給水圧配管内を流れる水に溶解され
る。そしてこの加熱前に燃焼生成ガスが溶解された水
は、熱交換器にて加熱され、熱交換器の下流側配管に
えられた絞りを通過するときにほぼ開放大気圧まで減圧
される。そして加熱湯中に溶解されていた溶存気体が気
泡化されることで、無数の気泡が含有された湯が浴槽へ
給湯される。また、請求項2に記載の気泡発生給湯器に
おいても、大気中の空気は、気体溶解装置により、供給
水圧で配管内を流れる水に溶解される。 そしてこの加熱
前に空気が溶解された水は、熱交換器にて加熱され、熱
交換器の下流側配管に備えられた絞りを通過するときに
ほぼ開放大気圧まで減圧される。そして加熱湯中に溶解
されていた溶存気体が気泡化されることで、無数の気泡
が含有された湯が浴槽へ給湯される。特に、気体溶解装
置によって溶解される気体が空気より溶解度の高い二酸
化炭素ガスを含む燃焼生成ガスである場合には、浴槽へ
給湯される湯の気泡の発生より盛んなものとなる。そ
してまた、請求項に記載のように、絞りとして開口面
積が可変である可変オリフィスを用いるか、あるいは請
求項4に記載のように開口面積が一定した固定オリフィ
スを用い、その代わりに絞りの上流側と下流側とをバイ
パスさせれば、浴槽内の気泡量を調整でき、また気泡の
ない普通の湯を供給することもできる。さらに請求項
に記載のように、前記給湯系の出湯管が浴槽の循環追い
焚き加熱路に連通されておれば、追い焚き循環加熱中に
も気泡を発生させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、本実施例に係る気泡発生給
湯器1の概略構成を示す図である。図1に示す気泡発生
給湯器1は基本的に、給水口11から取り入れた上水も
しくは井戸水をボイラ装置2により加熱して入浴用の湯
となし、浴槽24に供給するものである。
【0009】かかる気泡発生給湯器1においては、給水
口11から浴槽24の給湯口25に至る配管9が配設さ
れており、配管9の途中には熱交換器8が設けられてい
る。熱交換器8はボイラ装置2内に配置されており、同
じくボイラ装置2内に配置されるバーナ7の燃焼熱にて
配管9内の水を加熱するものである。バーナ7に燃料ガ
スを供給するガス供給管12には燃料バルブ13が配設
され、バーナ7に供給される燃料ガスの流量を調節する
ことによりバーナ7の燃焼状態を調整できるようになっ
ている。配管9の熱交換器8より下流(浴槽24側)に
は分岐点Pがあり、浴槽24側と蛇口14側とに分かれ
る。蛇口14は、浴室で湯をシャワー等に使用するため
のものである。配管9の分岐点Pと浴槽24の給湯口2
5との間には、浴槽給湯弁15が設けられ、浴槽24へ
の給湯を開閉できるようになっている。
【0010】そして、配管9の熱交換器8と分岐点Pと
の間には、可変オリフィス3が設けられている。可変オ
リフィス3は、配管9の断面積を絞ることにより配管9
内を流れる水(又は湯)に流れに伴う圧力変化を惹起
し、もって溶存気体の気泡化を起こすものである。可変
オリフィス3には図示しない電磁アクチュエータが付設
されており、その駆動により可変オリフィス3の開口面
積が可変されるようになっている。可変オリフィス3の
開口面積を変更することにより、必要に応じて気泡発生
を起こしたり起こさなかったりすることができる。ま
た、図3に示すように、可変オリフィス3の代わりに固
定オリフィス10とそれをバイパスする副管4とを設け
てもよい。その場合、配管9と副管4との分岐点には三
方弁21が設けられる。三方弁21を切換えることによ
り、水(又は湯)の流路を固定オリフィス10の設けら
れていない副管4側へ変更することができる。
【0011】更に、配管9の熱交換器8より上流には、
公知の気体溶解装置5が設けられている。気体溶解装置
5は、連通管22を介してバーナ7の燃焼生成ガスを引
き込み、配管9内の水に燃焼生成ガスを溶解せしめるも
のである。連通管22にはエアポンプ23が備えられて
おり、バーナ7の燃焼生成ガスを気体溶解装置5に圧送
するようになっている。また、気体溶解装置5には、攪
拌装置が内蔵されており、引き込まれた燃焼生成ガスを
水とよく混合することにより効率よく溶解できるように
なっている。
【0012】また、浴槽24には循環管16、熱交換器
17、バーナ18を有する循環加熱装置26が設けられ
ている。循環加熱装置26において熱交換器17はバー
ナ18の燃焼熱により循環管16内の水を加熱するもの
である。そして循環管16にはポンプ19が設けられて
おり、ポンプ19を駆動することにより、浴槽24内の
湯を循環管16内に矢印の方向に引き込み、交換器17
で再加熱し浴槽24に還流できるようになっている。こ
れにより、浴槽24のいわゆる追い焚きをするものであ
る。そして燃料バルブ20は、バーナ18への燃料ガス
の供給量を調節することによりバーナ18の燃焼状態を
調整するものである。
【0013】また、気泡発生給湯器1は燃焼制御ユニッ
ト6を有しており、燃焼制御ユニット6は、燃料バルブ
13、可変オリフィス3もしくは三方弁21、浴槽給湯
弁15、燃料バルブ20、及びポンプ19に適宜指令を
出し、バーナ7及びバーナ18の燃焼制御等種々の制御
を行うものである。更に、燃焼制御ユニット6を遠隔操
作するためのリモコン27が備えられている。以上が本
実施例の気泡発生給湯器1の全体構成である。
【0014】次に、かかる気泡発生給湯器1における動
作を説明する。まず、本発明としての特徴的動作である
気泡を含有する湯の供給動作について説明する。浴槽2
4に気泡を含有する湯を供給する場合、燃料バルブ13
が開かれバーナ7に燃料ガスが供給され燃焼している。
そして、可変オリフィス3の開口部面積は絞られてい
る。また、エアポンプ23が駆動され、連通管22を介
してバーナ7の燃焼生成ガスが気体溶解装置5に連通さ
れている。そして、浴槽給湯弁15が開とされ、蛇口1
4は閉じられている。このとき、給水口11から取り入
れられた水は熱交換器8にてバーナ7における燃焼熱に
より加熱され湯となり、分岐点Pから浴槽給湯弁15を
経由して浴槽24の給湯口25に達する。
【0015】ここで、バーナ7の燃焼生成ガスが気体溶
解装置5に引き込まれていること及び可変オリフィス3
の開口部面積が絞られていることにより、以下の効果を
奏する。即ち、配管9内には、給水口11を介して水道
水の供給水圧が加わっており、可変オリフィス3の開口
部面積が絞られていると、可変オリフィス3より上流側
においてはかかる水圧が開放されないのでほぼ供給水圧
に近い高い水圧がかかった状態となる。気体溶解装置5
の部分にもこの水圧がかかっているので、通常より多く
の気体が水中に溶解することができる。気体の溶解度は
圧力にほぼ比例して増加するからである。
【0016】また、気体溶解装置5に引き込まれる燃焼
生成ガスの大部分が空気より溶解度の高い二酸化炭素ガ
スであることも、多くの気体が水中に溶解する要因とな
っている。二酸化炭素ガスは、空気より100倍程度高
い溶解度を有するからである。水道水の供給水圧を例え
ば4気圧とし、水温を10℃とすれば、最大4ml/g
程度の二酸化炭素ガスが溶解可能である。
【0017】そして、可変オリフィス3より下流側では
水圧は浴槽24の給湯口25から開放されるので常圧と
なっている。従って、給水口11から配管9に取り入れ
られた水は、可変オリフィス3を通過するときに高圧状
態から大気圧まで一気に減圧されることになる。よっ
て、かかる圧力減少により水中の気体の溶解度が急減す
るので、水中に溶存していた気体元素が一気に気化して
微少な気泡をなす。このときの水温を40℃とすれば、
溶解度は0.4ml/g程度と約10分の1に減少する
ので、約3.6ml/gの二酸化炭素ガスの気泡を含有
する湯となる。かくして得られた気泡を含有した湯が、
給湯口25から浴槽24に供給される。また、浴槽給湯
弁15を閉じて代わりに蛇口14を開けば、浴室のシャ
ワー等に湯を使用することができる。
【0018】かかる気泡を含有する湯の供給中、燃焼制
御ユニット6が燃料バルブ13及び浴槽給湯弁15の開
度を調整して、浴槽24に適温の湯が適量供給されるよ
うにしている。湯温又は湯量を変更するときは、リモコ
ン27によりその旨を燃焼制御ユニット6に指令する
か、若しくは手動操作で燃料バルブ13又は浴槽給湯弁
15の開度を調整してもよい。尚、図3に示すように可
変オリフィス3の代わりに固定オリフィス10と副管4
とを設けた場合は、三方弁21を切り換えて固定オリフ
ィス10側に湯が流れるようにすればよい。
【0019】こうして浴槽24もしくは蛇口14に供給
される気泡を含有する湯は、普通の湯と比較して次の特
徴を有している。即ち、気泡を含有する湯に入浴する
と、皮膚と湯との実効接触面積が普通の湯の場合より小
さくなるので、同じ湯温で比較した場合湯の肌当りがよ
りマイルドなものとなる。このことから、普通の湯の場
合より高い温度の湯に無理なく入浴でき、入浴による体
温保温効果や新陳代謝活性化効果等が大きく、健康増進
につながる。シャワーとして使用しても同様の効果があ
る。しかもこの場合、バーナ7の燃焼生成ガスの大部分
は水蒸気と炭酸ガスであるから、湯中に発生する気泡の
成分も炭酸ガスが多い。この炭酸ガスを多く含む気泡
は、炭酸ガス効果により通常の空気と同一成分の気泡に
比べて入浴感を向上する効果や健康増進効果が大きく、
好ましい。
【0020】かかる気泡を含有する湯を供給する場合に
おいて、気体溶解装置5、連通管22、エアポンプ23
はなくてもよい(図2参照)。燃焼生成ガスの気体溶解
装置5による溶解をしなくても、給水口11から取り入
れられる水にもともとある程度の空気が溶存しているか
らである。むろん、気泡の発生量やその効果は、燃焼生
成ガスを引き込んだ場合の方がより大きいことはいうま
でもない。通常の空気の水への溶解度は、圧力及び温度
が等しい場合、二酸化炭素ガスの100分の1程度しか
ないので、この場合の気泡含有量は、 0.92x10
−2ml/g程度となる。
【0021】気泡発生給湯器1では、浴槽24に普通の
湯を供給することもできる。その場合の動作について説
明する。浴槽24に普通の湯を供給する場合、燃料バル
ブ13が開かれバーナ7に燃料ガスが供給され燃焼して
いる。そして、可変オリフィス3の開口部面積が最大に
されている。また、浴槽給湯弁15が開とされ、蛇口1
4は閉じられている。このとき、給水口11から取り入
れられた水は熱交換器8にてバーナ7における燃焼熱に
より加熱され湯となり、分岐点Pから浴槽給湯弁15を
経由して浴槽24の給湯口25に達する。こうして浴槽
24に普通の湯が供給される。
【0022】むろんこの場合も前記の普通の湯の場合と
同様、燃焼制御ユニット6が燃料バルブ13及び浴槽給
湯弁15の開度を調整して、浴槽24に適温の湯が適量
供給されるようにしている。そして、リモコン27によ
りもしくは手動操作により湯温及び湯量の調節ができる
こと、及び浴槽給湯弁15を閉じて代わりに蛇口14を
開けば浴室のシャワー等に普通の湯を使用することがで
きることはいうまでもない。尚、図3に示すように可変
オリフィス3の代わりに固定オリフィス10と副管4と
を設けた場合は、三方弁21を切り換えて湯が可変オリ
フィス3側でなく副管4側に流れるようにすればよい。
【0023】そして、気泡発生給湯器1では、通常の浴
槽用給湯器と同じく、浴槽24の湯を再加熱、即ち追い
焚きすることができる。このときは、浴槽給湯弁15を
閉としポンプ19を駆動し燃料バルブ20を開く。する
と、給湯口25から浴槽24内の湯がポンプ19により
吸引され循環管16内に矢印の向きに進入する。そし
て、熱交換器17にてバーナ18の燃焼熱により再加熱
され、そして給湯口25から浴槽24内に戻る。これに
より、浴槽24の湯を追い焚きすることができる。むろ
ん、かかる追い焚き動作は、リモコン27を介して燃焼
制御ユニット6により行うことができる。
【0024】以上詳細に説明したように、本実施例に係
る気泡発生給湯器1では、気体溶解装置5によりバーナ
の燃焼生成ガスあるいは大気中の空気を溶解させた水を
熱交換器8により加熱し、絞り(オリフィス)にて圧力
減少を引き起こすことにより無数の気泡を含有する湯と
なし、浴槽24に供給することとしたので、同じ温度の
通常の湯と比較して肌当りがマイルドで、特にバーナの
燃焼生成ガスを用いたものでは炭酸ガス効果により優れ
た入浴感を奏する気泡発生風呂を安価に提供できる。
尚、前記実施例は本発明を何ら限定するものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形・改良
が可能であることはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明に係る気泡発生給湯器では、熱交換器の上流側配管
に設けた気体溶解装置によって、バーナの燃焼生成ガス
(主に炭酸ガスを含む)又は大気中の空気を配管内の水
に溶解させ、この気体が溶解された水を熱交換器により
加熱し、熱交換器の下流側配管に設けた絞りを通過させ
ることによ減圧効果により湯中に多量の気泡を発生
させることとしたので、加圧ポンプ等の設備なくして安
価に微細な気泡を含有する湯を浴槽へ供給できるように
なり、入浴時における湯と皮膚との直接の接触面積が小
さくなって、同じ温度の通常の湯と比較してソフトな入
浴感を奏する気泡風呂を提供することができる。これに
より、通常の湯と比較してより温度の高い湯に無理なく
入ることができ、体が温まる効果が大きくなる。特に、
バーナの燃焼生成ガスを配管内の水に溶解させた場合に
は、溶解度の高い二酸化炭素ガスを多く含んでいるの
で、気泡の発生がより盛んなものになり、加えて、発生
した気泡中に多量に含まれる炭酸ガス成分による炭酸ガ
ス効果により入浴感を向上させる効果や健康増進効果
が大きくなる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例の気泡発生給湯器の構成を
示す図である。
【図2】本発明に係る別の実施例の気泡発生給湯器の構
成を示す図である。
【図3】本実施例における気泡発生部分の変形例を示す
図である。
【符号の説明】
1 気泡発生給湯器 3 可変オリフィス 4 バイパス流路 5 気体溶解装置 8 熱交換器 9 配管 10 固定オリフィス 16 循環管

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給水圧により配管内を流れる水を熱交
    換器により加熱して浴槽へ給湯する給湯系を有し、この
    給湯系における熱交換器の上流側配管には、熱交換器の
    加熱に供されたバーナの燃焼生成ガスを引き込み、配管
    内を流れる水に溶解させる気体溶解装置が設けられると
    共に、この給湯系における熱交換器の下流側配管には、
    熱交換器により加熱された湯を減圧させて湯中の溶存気
    体の気泡化を促す絞り備えられていることを特徴とす
    る気泡発生給湯器。
  2. 【請求項2】 供給水圧により配管内を流れる水を熱交
    換器により加熱して浴槽へ給湯する給湯系を有し、この
    給湯系における熱交換器の上流側配管に配管内を流
    れる水に空気を溶解させる気体溶解装置が設けられると
    共に、この給湯系における熱交換器の下流側配管には、
    熱交換器により加熱された湯を減圧させて湯中の溶存気
    体の気泡化を促す絞りが備えられていることを特徴とす
    る気泡発生給湯器。
  3. 【請求項3】 前記絞りは、その開口面積が少なくとも
    2段階に可変できる可変オリフィスタイプのものである
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の気泡発生給湯
    器。
  4. 【請求項4】 前記絞りは、その開口面積が一定した固
    定オリフィスタイプのものであって、熱交換器の下流側
    配管にはその絞りの上流側と下流側とをバイパスするバ
    イパス流路が設けられていることを特徴とする請求項1
    又は2に記載の気泡発生給湯器。
  5. 【請求項5】 前記給湯系の出湯管が浴槽の循環追い焚
    き加熱路に連通されていることを特徴とする請求項1乃
    に記載の気泡発生給湯器。
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