JP3171735B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスクプログラマブル
ROM部を有する半導体装置の製造方法に関し、特にR
OM部におけるデータの書き込み工程を、製造工程の後
期に設定することによって納期の短縮化を可能とした半
導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マスクプログラマブルROMのデータ記
憶用のMOSトランジスタのしきい値は、データ書き込
み前はすべて同一である。よって、書き込みデータに応
じて選択されたメモリトランジスタにイオン(例えばボ
ロンなど)を注入し、しきい値を変化させることによっ
てデータを記憶させることができる。従って、このデー
タ書き込みを半導体製造工程の後期に設定するほど、納
期の短縮化を図ることができる。
【0003】そこで、特開昭62−12152号公報
に、トランジスタ、層間絶縁膜、金属配線、保護膜形成
した後に、メモリトランジスタエリア上のゲート電極上
の絶縁体薄膜(SiN/SiO2 )を残し、その上の層
間絶縁膜及び保護膜を除去することによって電気的特性
の劣化を押さえ、所望のトランジスタにデータを書き込
む方法が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来方
法においては、メモリトランジスタのデータ書き込みを
行うには、あらかじめ、すべてのメモリトランジスタエ
リア上の保護膜や層間絶縁膜を取り除いておいてから、
所望のトランジスタにデータを書き込むので、メモリセ
ル上に金属配線を形成することができず、金属配線を必
要とするような構成の場合には使用できない。従って、
レイアウトの自由度が制限され、チップサイズが増大す
るという課題があった。なお、特開昭62−12152
号公報には、メモリセル上に金属配線を形成することが
示されているが、この場合の金属配線は、エッチングス
トッパーとして使用されており、データを書き込む前に
この金属配線は除去されている。また、金属配線を行う
には、別個に金属配線の間隔を十分に取る必要があり、
大容量ROMの微細化には対応が困難である。
【0005】そこで、書き込むデータに応じてメモリト
ランジスタのゲート電極上のみに穴を開口し、イオン注
入によりデータを固定する方法が提案されている(特開
昭59−132652号公報)。しかし、この方法によ
れば、データ書き込みを行うトランジスタを選択した後
に、データを書き込むための絶縁膜のエッチング工程が
必要となり、納期を十分に短縮できないという課題があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法によれば、(i)ソース/ドレイン及びゲート電
極から構成されるトランジスタが形成された半導体基板
上に、層間絶縁膜及び配線層を順次形成した後、(ii)メ
モリセルとなる前記全トランジスタのチャネル領域上の
ゲート電極上のみの層間絶縁膜に、前記ゲート電極に至
る窓を開口し、該窓を含む半導体基板上全面に保護膜を
形成し、(iii) データの固定をおこなうために選択され
たトランジスタのみに、前記窓から前記保護膜及びゲー
ト電極を通してイオン注入する半導体装置の製造方法が
提供される。
【0007】本発明において使用される半導体基板は、
通常基板として用いられるものであれば特に限定される
ものではないが、シリコン基板が好ましい。また、半導
体基板上に形成されるトランジスタは、通常ROMに用
いられるトランジスタであり、公知の方法によって形成
することができる。例えば、シリコン基板上に、熱酸化
法等により膜厚50〜250Å程度のSiO2 膜を形成
したのち、膜厚3000〜5000Å程度のポリシリコ
ンを積層し、フォトリソグラフィ工程によるパターニン
グでゲート電極を形成する。その後、ゲート電極をマス
クとしてイオン注入を行い、ソース/ドレイン領域を形
成する。この際のイオン注入は、As、P又はボロン等
を1×1015〜1×1016ions/cm2 、30〜8
0KeV程度で注入することが好ましい。なお、予めソ
ース/ドレイン領域を形成したのち、このソース/ドレ
イン領域に、垂直に交わるようにゲート電極を形成して
もよい。このように、トランジスタが形成された半導体
基板に層間絶縁膜として、例えば、BPSG又はSiO
2 等を、CVD等の公知の方法で、膜厚5000〜90
00Å程度で形成する。さらに、この層間絶縁膜上には
配線層として、シリコン、Al、Ti、W等、通常電極
として用いられる材料の配線層を、スパッタリング法、
蒸着法等で形成する。
【0008】また、本発明においては、メモリセルとな
るすべてのトランジスタのゲート電極上のみの層間絶縁
膜に、ゲート電極に至る窓を開口する。この窓の開口
は、公知の方法、例えばフォトリソグラフィ工程及び異
方性ドライエッチング等により行うことができる。この
際、開口窓の大きさは、特に限定されるものではない
が、層間絶縁膜の厚さに対応した深さ及び0.5〜2μ
m程度の径を有しているものである。この窓の開口によ
り、この窓を通して、トランジスタのチャネル領域にし
きい値電圧を制御するためのイオン注入を行うものであ
る。また、窓を開口したのち、P−SiN(プラズマナ
イトライド)膜、P−SiO膜等の保護膜を、開口窓を
含む半導体基板上全面に、プラズマCVD法により形成
する。この際の膜厚は500〜6000Å程度が好まし
い。
【0009】さらに、データの固定化のためのイオン注
入は、保護膜及びゲート電極を通して行うものであり、
ボロンを用いる場合には150〜350KeV、リンを
用いる場合には400〜600KeV程度の注入エネル
ギーで行うことが好ましい。そして、これら工程の後
に、公知の工程、例えば、熱処理、アセンブリ等を行う
ことによって、半導体装置を完成するものである。
【0010】なお、本発明においては縦型ROM及び横
型ROMのいずれの場合においても適用することができ
る。
【0011】
【作用】本発明の半導体装置の製造方法においては、ソ
ース/ドレイン及びゲート電極から構成されるトランジ
スタが形成された半導体基板上に、層間絶縁膜及び配線
層を順次形成した後、メモリセルとなる前記全トランジ
スタのチャネル領域上のゲート電極上のみの層間絶縁膜
に、前記ゲート電極に至る窓を開口し、該窓を含む半導
体基板上全面に保護膜を形成し、データの固定を行うた
めに選択されたトランジスタのみに、前記窓から前記保
護膜及びゲート電極を通してイオン注入するので、予
め、全てのトランジスタで、ゲート電極上のみ、層間絶
縁膜等が除去されることとなり、データ固定化のための
工程のみで半導体装置が完成し、より納期が短縮される
こととなる。また、ゲート電極上のみ、つまり、最小限
の面積で窓を形成するので、配線層等のレイアウトの自
由度が増加する。さらに、イオン注入は、保護膜及びゲ
ート電極のみを通して行われることとなるので、イオン
注入のエネルギーも低く抑えられる。
【0012】
【実施例】本発明に係る半導体装置の製造方法の実施例
を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図2に示し
たように、P型単結晶シリコン基板1上に、帯状のソー
ス/ドレイン領域2を平行に複数配置する。次にゲート
酸化膜3を介して、ソース/ドレイン領域2と直行する
ように、帯状のゲート電極4を所定間隔で複数形成す
る。次いで、横型ROMの場合にはメモリトランジスタ
全てを均一にエンハンスメント型にするため、メモリト
ランジスタに、例えばB+ のイオン注入により、チャネ
ルドープを行う(図示せず)。ゲート電極4を含むシリ
コン基板1上全面に、層間絶縁膜5を形成したのち、金
属配線6を形成する。
【0013】次いで、図3に示したように、メモリトラ
ンジスタを構成するすべてのゲート電極4上にある層間
絶縁膜5を、高精度の異方性ドライエッチング技術によ
りエッチング除去する。この後、金属配線6保護のため
に、金属配線6を含むシリコン基板1上全面にP−Si
N(プラズマ窒化シリコン)8をCVDにより約500
〜6000Å堆積させる(P−SiNの代わりにP−S
iOでも可)。
【0014】その後、図4に示すように、書き込みデー
タに対応した所望のトランジスタに対して、データ固定
化を行うため、レジストマスク10を形成し、イオン注
入9を行う。このデータ固定のためのイオン注入は、ゲ
ート電極4を通して、シリコン基板1に注入するため、
例えばB+ の場合には、150〜350KeV程度の高
いエネルギーでの注入を行う必要がある。これによりし
きい値電圧を変化させてデータの0,1の区別を行う。
【0015】本発明に係る半導体装置の製造方法の他の
実施例を図5に基づいて説明する。図5に示したよう
な、シリコン基板1上に、ゲート絶縁膜3を介してゲー
ト電極4を形成したのち、ソース/ドレイン領域2を形
成するタイプのトランジスタにおいても同じく、上記と
同様にデータの固定を行うことができる。つまり、トラ
ンジスタ形成後、層間絶縁膜5及び金属配線6及び保護
膜11を形成する。そして、ゲート電極4上の保護膜1
1及び層間絶縁膜5をエッチング除去した後、P−Si
N膜(保護膜)8を形成し、ゲート電極4を通してデー
タ固定のためのイオン注入を行う。また、縦型ROM
(メモリトランジスタにデプレッション型トランジスタ
を使用)の場合においても、データ固定のためにP+
400〜600KeVで注入することによって、同様に
作成することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の半導体装置の製造方法において
は、ソース/ドレイン及びゲート電極から構成されるト
ランジスタが形成された半導体基板上に、層間絶縁膜及
び配線層を順次形成した後、メモリセルとなる前記全ト
ランジスタのチャネル領域上のゲート電極上のみの層間
絶縁膜に、前記ゲート電極に至る窓を開口し、該窓を含
む半導体基板上全面に保護膜を形成し、データの固定を
行うために選択されたトランジスタのみに、前記窓から
前記保護膜及びゲート電極を通してイオン注入するの
で、予め、全てのトランジスタで、ゲート電極上のみ、
層間絶縁膜等が除去されることとなり、データ固定化の
ための工程のみで半導体装置を完成することができ、よ
り納期を短縮することができる。また、メモリセルトラ
ンジスタのチャネル領域上のゲート電極上のみ、つま
り、最小限の面積で窓を形成するので、配線層等のレイ
アウトの自由度を増加させることができ、チップのさら
なる微細化に有効なものとなる。さらに、イオン注入
は、保護膜及びゲート電極のみを通して行われることと
なるので、イオン注入のエネルギーも低く抑えることが
でき、注入エネルギーによる素子の欠陥が抑制され、信
頼性の高い半導体装置を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す要部の概略断面図である。
【図2】図1におけるゲート電極とソース/ドレイン領
域との配置を示す平面図である。
【図3】本発明の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す要部の概略断面図である。
【図4】本発明の半導体装置の製造方法の製造工程を示
す要部の概略断面図である。
【図5】本発明の半導体装置の製造方法の別の実施例を
説明するための要部の概略断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板(シリコン基板) 2 ソース/ドレイン領域 3 ゲート酸化膜 4 ゲート電極 5 層間絶縁膜 6 配線層(金属配線) 8 プラズマ窒化シリコン(保護膜) 9 注入イオン 10 フォトレジスト 11 保護膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8246 H01L 27/112

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)ソース/ドレイン及びゲート電極
    から構成されるトランジスタが形成された半導体基板上
    に、層間絶縁膜及び配線層を順次形成した後、 (ii)メモリセルとなる前記全トランジスタのチャネル領
    域上のゲート電極上のみの層間絶縁膜に、前記ゲート電
    極に至る窓を開口し、該窓を含む半導体基板上全面に保
    護膜を形成し、 (iii) データの固定を行うために選択されたトランジス
    タのみに、前記窓から前記保護膜及びゲート電極を通し
    てイオン注入することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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