JP3171628B2 - 内視鏡用高周波ナイフ - Google Patents

内視鏡用高周波ナイフ

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    • A61B18/04Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
    • A61B18/12Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by passing a current through the tissue to be heated, e.g. high-frequency current
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    • A61B2018/1405Electrodes having a specific shape
    • A61B2018/144Wire

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、経内視鏡的に体腔内に
挿入し、例えば十二指腸乳頭部等を切開する内視鏡用高
周波ナイフに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、高周波電流を用い
て体腔内の患部を切開する高周波ナイフが知られてい
る。これは例えば実開平2-141428号公報で示されている
ように、電気的絶縁性を有する可撓性のシ−ス内に導電
性のワイヤを挿通し、このワイヤの先端部分を前記シ−
スの先端部の外壁面に露出し、前記ワイヤを牽引するこ
とにより前記シ−スの先端部を湾曲させるとともに、露
出したワイヤ部分を張って切開部を形成している。そし
て切開部の導電性ワイヤを患部に接触させ、この導電性
ワイヤに高周波電流を流して前記患部を切開するもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、体腔内の患部を高周波ナイフで切開する場合、患部
付近等の状況により様々な問題が発生する。
【0004】たとえば十二指腸において、この十二指腸
に胆汁を運ぶ胆管出口が腫瘍や結石等によって狭窄して
いる場合、胆管末端にある括約筋を切開する乳頭括約筋
切開術(以下ESTという)が知られている。このES
Tにより大きな結石を採取する場合は、乳頭部を大きく
かつ深く切開しなければならないため、切開部の長い高
周波ナイフが必要である。一方、胆管内の狭窄部へ排液
用のドレナ−ジカテ−テルを挿入するためには、乳頭部
を小さく切開するので切開部の短い高周波ナイフが要求
される。
【0005】また大きく切開する必要がある症例の場合
も、一度に大きく切開するのではなく少しづつ慎重に切
開していくほうが患者にとって安全である事もある。こ
のように症例に応じて必要とされる高周波ナイフの切開
部の長さは異なっている。
【0006】ところが、こうした事情にもかかわらず従
来の高周波ナイフは切開部の長さが固定的に決まってい
るので、種々の症例に応じるためには常に数種類の高周
波ナイフを用意しなければならず、必要に応じて内視鏡
チャンネルに挿入する高周波ナイフを入替えなければな
らないという問題点がある。
【0007】またこの他にも、胆管末端の乳頭部を切開
するために高周波ナイフ先端部を胆管内に挿管した時、
切開部の露出した導電性ワイヤが内視鏡本体に接触して
いると、電流が内視鏡本体に流れて術者が感電したり生
体組織に理想的に電気が流れず切開不能になる、あるい
は内視鏡本体と導電性ワイヤの接触時に火花放電が発生
し切開部が破損するといった問題点も生ずる。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その発明の目的とするところは、高周波ナイフの切
開部の長さを種々の症例に最も適するように調節するこ
とができ、かつ切開部の露出したワイヤが内視鏡本体に
接触している場合に容易にこれを回避することができる
構造の内視鏡用高周波ナイフを提供することにある。さ
らに加えて前記のように調節された切開部の長さを固定
できる構造の内視鏡用高周波ナイフを提供することも目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は以下のように構成した。可撓性シースと、
この可撓性シースの先端部に設けられた第1の通孔から
前記可撓性シースの外壁面に露出し前記第1の通孔より
基端側に設けられた第2の通孔から前記可撓性シースの
中に再び導入され前記可撓性シースの基端部に挿通され
た導電性ワイヤと、前記可撓性シースの基端側に進退操
作可能に設けられ前記導電性ワイヤの基端部に接続され
たスライダと、先端側に開口端を有し前記可撓性シース
の外径部に進退自在な外套管とを具備し、この外套管を
前記可撓性シースに対して進退させ前記ワイヤの前記第
1の通孔から前記外套管の先端側の開口端までの前記ワ
イヤの露出長さを調節する。さらに加えて請求項2記載
の発明では、前記導電性ワイヤと前記外套管とを固定す
る固定手段が設けられている。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明は前記切開手段を外套管の
内部にスライド自在に挿通させることで、外套管の開口
端から露出する導電性ワイヤの切開部の長さが可変であ
り、外套管の開口端から露出する切開部の長さを症例に
応じて調整することができる。請求項2記載の発明は、
さらに加えて前記のように導電性ワイヤの切開部の長さ
を調節した後、固定手段により外套管と切開手段を固定
することで前記の露出した切開部の長さを維持すること
ができる。
【0011】
【実施例】図1ないし図4は本発明の第1の実施例を示
すものである。
【0012】図1に示す内視鏡用高周波ナイフは外套管
1と切開ナイフ2と操作部3とから構成されている。切
開ナイフ2は、細長い切開ナイフシ−ス10とその基端
部に設けられた本体部材14から成っている。また前記
切開ナイフシ−ス10の先端部分でのみ露出している導
電性のワイヤ21を全長に渡り挿通している。そして切
開部11付近のナイフシ−ス10の外表面には等間隔に
複数の指標12が施されている。このワイヤ21の基端
部は、前記本体部材14およびこの本体部材14の基端
部側にある操作パイプ15内を通って固定具16に固定
されている。この固定具16は操作部3のスライダ20
に固定される。
【0013】さらに前記外套管1は前記切開ナイフ2を
挿入可能な中空筒状である。この外套管1は電気絶縁性
を備えた可撓性を有する外套シ−ス4とこの外套シ−ス
4の手元側端部に設けられた固定部5からなっている。
そしてこの外套シ−ス4の手元側の固定部5との接続付
近部分は折れ止めのための外套管保護部材9によって被
覆されている。
【0014】前記操作部3は切開ナイフシ−ス10の手
元側に固定管18を介して取り付けられた操作部本体1
9と、この操作部本体19に対してスライド自在に動く
スライダ20とから構成されている。固定管18は本体
部材14の操作部取付け部材17に固定され、スライダ
20は固定具16に連結されワイヤ21と一体的に構成
されている。そして前記ワイヤ21の基端部は、ワイヤ
21を押し引き操作するスライダ20に接続されている
とともに、このスライダ20を介して図示しない高周波
電源に接続されるようになっている。
【0015】図2に切開ナイフ2の切開部11および固
定部5を示す。前記ワイヤ21の先端部は、切開ナイフ
シ−ス10の先端部分に軸方向に沿って所定の間隔で離
間して穿設された一対の通孔22、22のうち基端側の
一方から外部に導出され、他方から再び内部に導入し、
その最先端はワイヤ取付け管23に固定されている。こ
のワイヤ21のうち切開ナイフシ−ス10の外部に軸方
向に沿って露出した部分が切開部11を形成する。
【0016】また前記切開部11付近の切開ナイフシ−
ス10を補強するために切開ナイフシ−ス10の先端部
の内部にはコイルばね24が挿入されている。
【0017】固定部5は、めねじ部6aをその内側に有
する中空状の締め付けリング6と、一端は外套シ−ス4
の基端側に固定され他端にはおねじ部7aを有する嵌め
込みリング7と、前記締め付けリング6の内部に設けら
れたシリコンリング8からなる。
【0018】また切開ナイフシ−ス10の手元側には造
影剤注入用のコック口を有する本体部材14が接続され
ている。そして、この切開ナイフシ−ス10を外套管1
に挿通した時に、固定部5が圧着固定される中空状のシ
−ス保護部材13が切開ナイフシ−ス10の基端部分に
設けられている。本体部材14の手元側末端部には操作
部取付け部材17が取り付けられ、この操作部取付け部
材17の内部には操作パイプ15と水密に保つためのO
リング25が設けられている。
【0019】このように構成された内視鏡用高周波ナイ
フの作用を説明する。外套管1の内部に切開ナイフ2を
挿入し、外套管1の開口端4aから切開ナイフ2の切開
部11を露出させる。そして外套管1を切開ナイフ2に
対してスライド移動させ、前記切開部11が外套管1の
開口端4aから露出する部分の長さを前記指標12を見
ながら適宜症例に応じて調節する。
【0020】このように切開部11が外套管1の開口端
4aから露出する部分を所望の長さに設定した後、固定
部5の締め付けリング6のめねじ部6aを嵌め込みリン
グ7のおねじ部7aに螺合させてゆく。すると締め付け
リング6内部のシリコンリング8の端面が嵌め込みリン
グ7の端面に押しつけられてシリコンリング8は内径が
小さくなるように変形し、このシリコンリング8の中に
挿通したシ−ス保護部材13をシリコンリング8が圧着
し固定することで切開ナイフ2と外套管1を固定する。
【0021】次に切開ナイフ2の本体部材14に操作部
3を取り付けるために、本体部材14の操作部取付け部
材17に操作部3の固定管18を固定するとともに、固
定具16とスライダ20を接続する。この切開ナイフ2
に対する操作部3の取り付けは切開の直前でもよい。
【0022】そして操作部3のスライダ20を手元側へ
引くことで、図3に示すようにワイヤ21が牽引され切
開部11を形成する露出したワイヤ21は先端側の通孔
22と外套シ−ス4の開口端4aを中心にして直線状に
張られ、切開ナイフシ−ス10の先端部が湾曲する。つ
まり露出したワイヤ21の長さは開口端4aの位置によ
り症例に応じて調節することができる。またこのような
湾曲時に、コイルばね24により切開ナイフシ−ス10
の座屈を防止することができる。
【0023】図4(a)に前記の高周波ナイフを用いて
経内視鏡的に処置をする場合を示す。内視鏡26の挿通
用チャンネルに高周波ナイフを挿入して体腔内に挿入
し、内視鏡26の先端構成部27から切開ナイフ2の切
開部11を露出させる。そしてこの露出させた切開部1
1を十二指腸乳頭部28から胆管29内に挿入する。
【0024】次にこの切開部11を乳頭部28に接触さ
せ、図示しない高周波発生装置によりワイヤ21に高周
波電流を通電し加熱することで乳頭部28を切開するこ
とができる。
【0025】さらにこれら一連の作業では、本体部材1
4の一部に形成されているコック口しシリンジを接続
し、切開ナイフシ−ス10内を通して患部付近に造影剤
を注入して、レントゲンでの観察下において確実に手技
を行うこともできる。
【0026】またワイヤ21に高周波電流を通電する
時、切開部11の露出したワイヤ21が内視鏡26の先
端構成部に接触する場合がある。図4(b)にこの様子
を示す。この時はまず外套管1の固定部5の嵌め込みリ
ング7と締め付けリング6をゆるめる。次に外套管1の
開口端4aが内視鏡の先端構成部27から突出するまで
外套管1をスライドさせてから、固定部5の嵌め込みリ
ング7を締め付けリング6に螺合させる。すると前記と
同様に切開ナイフ2のシ−ス保護部材13に外套管1が
固定される。この状態で高周波電流をワイヤ21に通電
し乳頭部28を切開する。
【0027】したがって前記構成の内視鏡用高周波ナイ
フによれば、外套管1の内部を切開ナイフ2がスライド
自在に挿通するので、外套管1の開口端4aから露出す
る切開ナイフ2の切開部11の長さを無段階に連続的に
変化させることができる。よって前記高周波ナイフ一本
で、あらゆる症例に使用することができるため、従来の
ように常に数種類の切開部長の異なる高周波ナイフを用
意する必要がなくなる。
【0028】また乳頭部切開時、高周波ナイフの切開部
11が内視鏡本体の先端構成部27に接触している場
合、外套管1を切開ナイフ2の先端部方向へスライドさ
せることにより、切開部11の位置をほぼ保ったまま高
周波ナイフ全体を抜き差しすることなく接触状態を回避
することができる。よってさらに安全、確実に手技がで
きる。
【0029】図5は第1実施例の外套シ−スに関する変
形例を示すものである。前記のように切開ナイフ2の切
開ナイフシ−ス10の外表面には指標12が施されてい
る。ここで外套管1の外套シ−ス4の先端部分に前記指
標12と同色あるいは異なる色で、指標12より太い導
出孔指標部37を設けている。この導出孔指標部37は
前述したものに限定されず、たとえば外套シ−ス4全体
が切開ナイフシ−ス10と異なった色を施されているも
のでも一向に差支えない。
【0030】このような構成により内視鏡による観察下
において導出孔指標部37と指標12の位置関係が一見
して把握できる。
【0031】したがって内視鏡による観察下で高周波ナ
イフを使用する際、識別しやすい導出孔指標部37によ
り手元側の通孔22aの位置を容易に確認することがで
き切開部11の長さを常に確実に把握可能となる。よっ
て手技の確実性が増し、安全な処置を施すことができ
る。
【0032】図6ないし図9は第2実施例を示す図であ
る。図6は本実施例の高周波ナイフの先端部を示し、図
7はそのA−A断面を示す。
【0033】内視鏡(十二指腸鏡)のチャンネルに挿通
する高周波ナイフのシ−ス部は可撓性を有する樹脂から
なる多孔チュ−ブ30とその外側にスライド自在に設け
られた外套シ−ス4からなり、多孔チュ−ブ30の第1
のル−メン38には生体組織を切開するために高周波電
流を通電するワイヤ21が挿通され、先端部において第
1実施例と同様に前記多孔チュ−ブ30の側部に露出さ
れるようワイヤ21が設けられている。また第2のル−
メン39には先端部を所定の方向に湾曲させるための操
作ワイヤ31が挿通されている。操作ワイヤ31は多孔
チュ−ブ30の先端部において、その先端側のA−A断
面を先端側から見たとき図7に示すように前記ワイヤ2
1が露出している方向からの角度θが約30度の位置に
露出するように設けられている。第3のル−メン40は
造影剤用孔である。
【0034】図8に第2実施例の手元側操作部を示す。
前記のワイヤ21、操作ワイヤ31は各々多孔チュ−ブ
30のル−メンに各々独立に手元側操作部まで挿通さ
れ、ワイヤ21は第1の操作ハンドル32に接続され、
第1の操作ハンドル32に設けられる第1のスライダ3
4を手元側へ牽引することでワイヤ21が牽引され先端
部を所定の方向へ湾曲させ、かつチュ−ブ側部に露出し
ている切開部11を張ることができる。また、ワイヤ2
1と別に設けられた操作ワイヤ31は手元側操作部に設
けられている第2の操作ハンドル33に接続され、第2
の操作ハンドル33に設けられる第2の操作スライダ3
5を手元側へ牽引することで、多孔チュ−ブ30の先端
側からみて前記ワイヤ21により湾曲した方向に対して
時計回り約30度の方向に湾曲できるようになってい
る。前記多孔チュ−ブ30を挿入した外套シ−ス4は、
第1実施例に示した構成と同等の手段で多孔チュ−ブ3
0の操作部端に固定される。
【0035】このような構成の第2実施例の高周波ナイ
フを、第1実施例と同様に図4(a)のように十二指腸
まで挿入した内視鏡のチャンネルに挿通して、切開部1
1を乳頭部28の括約筋36へ接近させる。図9(a)
はこの時の様子を示す内視鏡像である。図9(b)は図
9(a)において前記切開部11の縦断面を基端側から
見た図である。この時チュ−ブの先端にあらかじめ与え
られた曲げ形状によって、切開部11の方向は、乳頭部
を正面視した時の内視鏡像の時計12時の方向に突出さ
れる。その後第2のハンドル33に設けられた第2のス
ライダ35を操作し切開部11を内視鏡像下において乳
頭部28の括約筋36に接するように、つまり11時の
方向(矢印Cの方向)に切開部11が位置するように湾
曲操作し、ワイヤ21に高周波電流を通電し括約筋36
を切開する。(通常括約筋切開は乳頭を正面視した十二
指腸鏡像の時計11時の方向に切開することが知られて
いる。)
【0036】したがって、このような構成の高周波切開
具を内視鏡と組み合わせて用いることにより、安全かつ
確実に乳頭括約筋を切開することができる。
【0037】なお本実施例では多孔チュ−ブに挿通され
る1本のワイヤと1本の操作ワイヤで構成するものにつ
いて説明したが、これに限定されるものでなく、少なく
とも2本以上の操作ワイヤを設け2方向以上に湾曲操作
できるものであっても一向に差支えない。例えば図10
ないし図11に示すように2本の操作ワイヤ31を多孔
チュ−ブ30の中心軸に対して対向する位置に設けて、
それら2本の操作ワイヤを必要に応じて牽引することで
2方向に湾曲することができる。図12は図10のB−
B断面を示す。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、切開ナイ
フのシ−スを自在に挿通できる外套管を設けることによ
り、適宜症例に応じて切開部の長さを変えることができ
るため、一つの高周波ナイフであらゆる症例に対応する
ことができる。さらに切開部が内視鏡本体に接触してい
る場合に容易にこれを回避できる。またこれに加えて切
開部の長さを調節した後、前記外套管と前記切開手段を
固定手段により固定することで切開部の長さを一定に維
持できる。このようなことから安全、確実な処置が施す
ことができ、又医師の負担も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である内視鏡用高周波ナ
イフを示した平面図である。
【図2】図1の高周波ナイフの切開ナイフシ−ス10を
外套管1に挿入した時の横断面図である。
【図3】図1の高周波ナイフの先端部付近の横断面図で
ある。
【図4】図1の高周波ナイフを体腔内の患部付近へ挿入
した様子を示す概略図である。
【図5】本発明の第1実施例の変形例である内視鏡用高
周波ナイフの先端付近を示した平面図である。
【図6】本発明の第2の実施例である内視鏡用高周波ナ
イフの先端付近を示した平面図である。
【図7】図6のA−A線に沿う縦断面図である。
【図8】本発明の第2の実施例の操作部付近を示す平面
図である。
【図9】(a)は第2の実施例の高周波ナイフを体腔内
の患部付近へ挿入した時の内視鏡像の図、(b)は
(a)の切開部11の縦断面を基端部側から見た図であ
る。
【図10】本発明の第2実施例の変形例である内視鏡用
高周波ナイフの先端付近を示した平面図である。
【図11】図10の高周波ナイフの先端部を湾曲させた
様子を示す平面図である。
【図12】図10のB−B線に沿う縦断面図である。
【符号の説明】
1 外套管 2 切開ナイフ 4 外套シ−ス 5 固定部 11 切開部 21 ワイヤ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性シースと、この可撓性シースの先
    端部に設けられた第1の通孔から前記可撓性シースの外
    壁面に露出し前記第1の通孔より基端側に設けられた第
    2の通孔から前記可撓性シースの中に再び導入され前記
    可撓性シースの基端部に挿通された導電性ワイヤと、前
    記可撓性シースの基端側に進退操作可能に設けられ前記
    導電性ワイヤの基端部に接続されたスライダと、先端側
    に開口端を有し前記可撓性シースの外径部に進退自在な
    外套管とを具備し、この外套管を前記可撓性シースに対
    して進退させ前記ワイヤの前記第1の通孔から前記外套
    管の先端側の開口端までの前記ワイヤの露出長さを調節
    することを特徴とする内視鏡用高周波ナイフ。
  2. 【請求項2】 前記導電性ワイヤと前記外套管とを固定
    する固定手段を有する請求項1記載の内視鏡用高周波ナ
    イフ。
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