JPH063548Y2 - 高周波切開具 - Google Patents

高周波切開具

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JPH063548Y2
JPH063548Y2 JP1989051231U JP5123189U JPH063548Y2 JP H063548 Y2 JPH063548 Y2 JP H063548Y2 JP 1989051231 U JP1989051231 U JP 1989051231U JP 5123189 U JP5123189 U JP 5123189U JP H063548 Y2 JPH063548 Y2 JP H063548Y2
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incision
flexible tube
wire
tip
tool
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JP1989051231U
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JPH02141428U (ja
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壯 塚越
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、体腔内へ経内視鏡的に挿入して高周波により
体腔内組織を切開する高周波切開具に関する。
[従来の技術] 従来、例えば十二指腸乳頭部に発生した狭窄部を切開す
る手技として、実開昭55−180501号公報などに
示されるように、十二指腸内へ高周波切開具を経内視鏡
的に挿入し、この切開具に設けられた切開部に高周波電
流を通電することで、上記狭窄部を焼灼、切開すること
が行なわれている。
この種の切開具は、第6図(A)に示すように、テフロ
ン(商品名)等の合成樹脂によって形成された可撓管1
内に図示しない高周波電源に接続された導電性ワイヤ2
を挿通し、このワイヤ2の先端部を可撓管1の先端部に
おいて外部に露出させて切開部3を形成することにより
構成されている。そして、ワイヤ2を手元側で引張っ
て、第6図(B)に示すように可撓管1の先端部を湾曲
させることにより切開部3を弓の弦のように張るか、あ
るいはワイヤ2を押し込んで、第6図(C)に示すよう
に可撓管1からワイヤ2を突出させて切開部3を円弧状
に形成し、この切開部3を組織に押し付けて焼灼切開す
るようにしている。
[考案が解決しようとする課題] このような構成の切開具において、一般に数百メートル
を越える長さで押出し成形される可撓管1およびワイヤ
2に製造時の曲がりぐせが付くことは避けられず、また
可撓管1およびワイヤ2はいずれも数十cmの長さに切っ
て、丸めて輪にして輸送,保管されるため、数十cmの半
径の曲がりぐせが付くものである。しかも、術中に可撓
管1およびワイヤ2は繰り返し湾曲させられるので、そ
れによっても曲がりぐせが付いてしまう。このような曲
がりぐせの付いた可撓管1とワイヤ2とを組み合わせて
使用すると、可撓管1の外部に露出した切開部3がスト
レートにならず、切開部3を所望の切開方向に向かせに
くいという不具合を生じていた。つまり、第7図
(A)、(B)および第8図(A)、(B)に示すよう
に、切開部3が可撓管1に軸方向に沿って一致せず、組
織の焼灼切開が困難となっていた。なお、同図中想像線
は曲がりぐせの付いていない状態を示す。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは、切開部が可撓管の軸方向に沿って一致
し、この切開部を所望の切開方向へ容易に向かせること
ができる高周波切開具を提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用] 上記目的を達成するために、本考案の高周波切開具にお
いては、導電性ワイヤの少なくとも切開部を形成する部
分を熱処理を施して弾性限度の大きい素材で形成し、こ
の切開部が可撓管の軸方向に沿って一致するようにした
ものである。
[実施例] 以下、本考案の第1の実施例につき第1図ないし第3図
を参照して説明する。
第1図に示す高周波切開具は長尺の可撓管11を備えて
いる。この可撓管11はテフロン等の合成樹脂を押出し
成形してなり、これには第2図に示すように曲がりぐせ
が付いている。また、可撓管11内にはステンレスワイ
ヤからなる長尺の電性ワイヤ12が挿通されている。こ
のワイヤ12の基端には操作パイプ13が連結されてお
り、このパイプ13は可撓管11の基端に設けられたル
アー口金14を通して外部へスライド自在に突出されて
いる。したがって、操作パイプ13をルアー口金14に
対してスライドさせれば、ワイヤ12を押し引き操作す
ることができ、またルアー口金14から可撓管11内に
種々の液体を供給することもできるようになっている。
上記可撓管11の先端部の周壁の、湾曲の内側に位置す
る部分には第1の透孔15およびこの第1の透孔15よ
りも先端側に所定間隔離間して第2の透孔16が穿設さ
れている。そして、ワイヤ12の先端部は第1の透孔1
5を通して一旦外部に導出された後、第2の透孔16か
ら可撓管11内に挿入され、ここで可撓管11の先端部
内に設けられた固定リング17に固着されている。した
がって、ワイヤ12の先端部の第1の透孔15と第2の
透孔16との間の部分は可撓管11の先端部の周壁の、
湾曲の内側に露出した切開部18を形成している。
ここで、上記ワイヤ12の先端部、つまり切開部18を
形成する部分は熱処理を施すことによって他の部分より
も弾性限界が大きく形成されている。すなわち、曲がり
ぐせが付きにくいように形成されている。なお、ワイヤ
12の基端側は図示しない高周波電源に接続されてい
る。
このような構成の切開具において、体腔内組織を焼灼,
切開するには、まず図示しない内視鏡のチャンネルを通
して体腔内に挿入し、内視鏡の観察下で可撓管11の先
端部を目的部位に配置する。次に、操作パイプ13によ
りワイヤ12を引張って可撓管1の先端部を湾曲させる
ことで切開部18を弓の弦のように張るか、あるいはワ
イヤ12を押し込んで可撓管11からワイヤ12を突出
させて切開部18を円弧状に形成し、この切開部18を
組織に押し付ける。そして、ワイヤ12を通じて切開部
18に高周波電源を通電することで、組織を焼灼切開す
る。
このとき、上記ワイヤ12の切開部18を熱処理によっ
て弾性限界が大きく形成したので、この切開部18には
曲がりぐせが付きにくく、したがって第3図(A)、
(B)に示すように切開部18は可撓管11の軸方向に
沿って常に一致する。これにより、切開部18を所望の
切開方向へ容易に向かせることができるから、この切開
部18による組織の焼灼切開を良好に、あらぬ部分を切
開することなく、安全,確実に安定して行なうことがで
きる。
第4図は本考案の第2の実施例を示す。
この実施例の場合、ワイヤ12の先端部は透孔21を通
して一旦可撓管11外に導出された後、可撓管11の先
端開口22から可撓管11内に挿入され、ここで可撓管
11の先端部内に設けられた弾性板23に固着されてい
る。この弾性板23は可撓管11にこしを持たせるとと
もに、可撓管11を決められた湾曲方向へ確実に湾曲さ
せるためのものである。そして、この場合もワイヤ12
の切開部18を形成する部分は熱処理を施すことによっ
て他の部分よりも弾性限度が大きく形成されている。な
お、その他の基本構成および作用,効果は上記第1の実
施例と同様である。
第5図は本考案の第3の実施例を示す。
この実施例の場合、ワイヤ12の先端部は誘導部材31
および透孔21を通して可撓管11外へ突没自在に設け
られている。したがって、ワイヤ12の先端部の可撓管
11外に突出した部分が切開部18を形成している。そ
して、この場合もワイヤ12の切開部18を形成する部
分は熱処理を施すことによって他の部分よりも弾性限度
が大きく形成されている。ただし、切開部18には透孔
21から突出しやすいように予め可撓管11内に嵌着さ
れた方向制御部材31によって若干の曲がりぐせが付け
られている。
このような構成の切開具は、操作パイプ13によりワイ
ヤ12を押し込んで可撓管11からワイヤ12を突出さ
せ、その切開部18を組織に押し付けることで、組織を
焼灼切開する。したがって、このようにしても上記第1
の実施例と同様の効果を奏する。
なお、本考案は上記第1ないし第3の実施例に限定され
るものではない。例えば、ワイヤ12の弾性限度を大き
く形成する部分は切開部18のみならず、ワイヤ12全
体をそのように形成してもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の高周波切開具によれば、
導電性ワイヤの少なくとも切開部を形成する部分を熱処
理によって弾性限度の大きい素材で形成し、この切開部
が可撓管の軸方向に沿って一致するようにしたから、切
開部を所望の切開方向へ容易に向かせることができ、し
たがって切開部による組織の焼灼切開を安全,確実に安
定して行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の第1の実施例を示し、第
1図は高周波切開具の先端部を一部断面して示す図、第
2図は切開具の全体を示す図、第3図(A)は切開具の
正面図、同図(B)は切開具の先端部の平面図、第4図
は本考案の第2の実施例を示す高周波切開具の先端部の
側断面図、第5図は本考案の第3の実施例を示す高周波
切開具の先端部の側断面図、第6図ないし第8図は従来
例を示し、第6図(A)は高周波切開具の先端部の斜視
図、同図(B)はワイヤの引張り状態を示す図、同図
(C)はワイヤの押し込み状態を示す図、第7図(A)
は切開具の正面図、同図(B)は切開具の先端部の平面
図、第8図(A)は切開具の正面図、同図(B)は切開
具の先端部の平面図である。 11…可撓管、12…導電性ワイヤ、18…切開部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡を通して体腔内に挿入される可撓管
    内に導電性ワイヤを挿通し、この導電性ワイヤの先端部
    を上記可撓管の先端部で露出させて切開部を形成した高
    周波切開具において、上記導電性ワイヤの少なくとも切
    開部を形成する部分を熱処理を施して弾性限度の大きい
    素材で形成したことを特徴とする高周波切開具。
JP1989051231U 1989-04-28 1989-04-28 高周波切開具 Expired - Lifetime JPH063548Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989051231U JPH063548Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 高周波切開具

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JP1989051231U JPH063548Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 高周波切開具

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JPH02141428U JPH02141428U (ja) 1990-11-28
JPH063548Y2 true JPH063548Y2 (ja) 1994-02-02

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ID=31570479

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2550431Y2 (ja) * 1993-06-14 1997-10-15 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡用高周波ナイフ
DE102015102542A1 (de) * 2015-02-23 2016-08-25 medwork GmbH Endoskopische Schneideinrichtung zum Freischneiden einer mit einer Halteplatte versehenen Sonde

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5319038U (ja) * 1976-07-23 1978-02-18
JPS53105889A (en) * 1977-02-28 1978-09-14 Olympus Optical Co Instrument for opening with high frequency wave

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