JPS604489Y2 - 高周波切開具 - Google Patents

高周波切開具

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JPS604489Y2
JPS604489Y2 JP6632778U JP6632778U JPS604489Y2 JP S604489 Y2 JPS604489 Y2 JP S604489Y2 JP 6632778 U JP6632778 U JP 6632778U JP 6632778 U JP6632778 U JP 6632778U JP S604489 Y2 JPS604489 Y2 JP S604489Y2
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JP
Japan
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flexible tube
tube
conductive wire
mantle
tip
Prior art date
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Expired
Application number
JP6632778U
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English (en)
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JPS54168086U (ja
Inventor
久生 荻生
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by オリンパス光学工業株式会社 filed Critical オリンパス光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内視鏡を用い、この内視鏡のチャンネルを通
じて体腔内に挿入し、高周波によって体腔内組織を切開
するための高周波切開具に関する。
従来、高周波切開具(切開ナイフ)として知られている
ものは、第1図で示すように電気絶縁チューブaの先端
から金属製刃部すを突設自在に設けたものや、第2図で
示すように電気絶縁チューブCの側壁より金属ワイヤd
を円弧状に突出自在にしたものがある。
そして、第1図に示す切開具は第3図で示すように電気
絶縁チューブaより金属製刃部すを突出させて組織eに
押し付けたのち、通電して切開する。
また、第2図に示す切開具は第4図で示すように金属ワ
イヤdを円弧状に突出させて組織eに押し付けてから通
電しながら引き切開する。
しかしながら、上記いずれの切開具を使用する場合にお
いても、体腔内の狭搾部fの先方は内視鏡によって観察
が不可能であり、このため正常な粘膜gに接触していて
も気付かずその粘膜gまでも切開する虞があった。
また、切開具を組織eに押し付ける場合には、内視鏡ま
たは切開具自体を振って行なうため、細かい調整が困難
であり、必要以上に深く組織を切り込む虞もあった。
さらに、切開箇所の目的状況に応じて切開用刃部の大き
さを自由に選択調整することはむしろ困難なものである
また、逆行性膵胆管などの造影を行なう場合、造影剤を
特に考慮されておらず、かつ、電気絶縁チューブを通じ
て造影剤を注入するにしても、奥に入る前にもれ必要箇
所に確実に送り込むことができない。
本考案は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは、切開部位を必要以上に深く切り込みす
ぎたり、切開部位以外の組織を傷付けたりすることがな
いとともに、目的に応じて切開刃部の大きさを自由に選
定でき、さらに造影剤の注入を必要な箇所まで確実に送
り込めるようにした高周波切開具を提供することにある
以下、本考案の各種実施例を図面にもとづいて説明する
以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
第5図中1は電気絶縁性を有する外套管であり、これは
合成樹脂によって可撓性をもつように形成されていて、
軟性内視鏡のチャンネル(図示しない)に挿通できるよ
うになっている。
外套管1の内部には、その手元側から先端側へ延びる電
気絶縁性の可撓管2が進退自在に挿通されている。
さらに、外套管1の内部には、可撓管2の外側に位置し
て導電性ワイヤ3が進退自在に挿通されている。
また、導電性ワイヤ3の手元側端部には金属製パイプ4
が被嵌されており、一方、可撓管2の手元側端部には管
状の口金部材5が連結されている。
そして、金属製パイプ4の手元端には高周波電流端子6
が接続されていて、図示しない高周波電源に連結される
ようになっている。
また、口金部材5の手元側端部は、たとえば造影剤の注
入器を連結するための口金7が形成されている。
さらに金属製パイプ4と口金部材5は外套管1の手元端
に設けられる手元操作部8の本体9を貫通し、それぞれ
個別的に進退操作できるようになっている。
そして、金属製パイプ4と口金部材5は、それぞれ固定
ねじ10,11によって任意の位置に固定できるように
なっている。
しかして、上記可撓管2と導電性ワイヤ3を手元操作部
8において個別的に進退させることができるとともに、
その任意の進退位置に固定できるものである。
また、上記導電性ワイヤ3の先端は可撓管2の先端に連
結されている。
すなわち、この実施例では導電性ワイヤ3の先端部を可
撓管2の先端からその可撓管2の内部へ挿入し、その先
端を口金部材5の位置まで延ばしてその口金部材5の内
面に取付は固定しである。
次に、上記構成の高周波切開具の作用方法を説明する。
まず、゛第5図で示すように可撓管2と導電性ワイヤ3
を外套管1の内部に引き込み、その状態で内視鏡のチャ
ンネルを通じて体腔内へ導入する。
そこで、手元操作部8において、固定ねじ10゜11を
緩め、金属製パイプ4と口金部材5をそれぞれ押し込み
、外套管1の先端から可撓管2および導電性ワイヤ3の
各先端部が突き出す所定位置で固定ねじ10,11を締
める。
そして、このとき、金属製パイプ4の前進量よりも口金
部材5の前進量を大きくしてやると、第6図で示すよう
に可撓管2の先端部は導電性ワイヤ3に引かれて円弧状
に彎曲する。
すなわち前進量の差に応じた大きさで、可撓管2の先端
部は円弧状のループを形成するとともに、導電性ワイヤ
3は、可撓管2の先端と外套管1の先端を結ぶ直線状態
となる。
そして、この導電性ワイヤ3の直線部が露出し、高周波
切開用の刃部12を形成するのである。
また、この刃部12の長は金属製パイプ4の前進量に応
じたものとなり、したがって、調節自在である。
しかして、可撓管2の先端部のループと刃部12を所望
の大きさ形状に設定したのち、第7図で示すようにその
刃部12によってたとえば十二指腸の途中における総胆
管13の出口部分を切開し、広げることができる。
また、口金部材5の口金7に造影剤の注入器を°接続し
て造影剤を注入すると、その造影剤は可撓管2の内部を
通り、その先端の開口から流出させることができる。
すなわち、最も奥に位置する可撓管2の先端から造影剤
を注入するものであるため、確実に膵管13内に注入す
ることが可能である。
また、管状の体腔内の途中に狭搾部があり、この狭搾部
を切開する場合にもその刃部12によって切開するが、
このとき一般に狭搾部の奥は内視鏡による観察が、不可
能であるが、可撓管の先端が組織に当り、したがって、
切開しようとする部位を必要以上に深く切り込んだり、
切開すべき部位以外を傷付けたりすることがない。
なお、上記実施例では可撓管2の全長に可撓性をもたし
たが、本考案はこれに限らず、たとえば硬性内視鏡を使
用する場合、可撓管は先端部を除き硬性でもよい。
また、外套管は全長に亘って硬性でもよい。
また、第8図は操作部の他の実施例を示すもので、これ
は固定ねじを使用しない金属製パイプ22と口金部材1
4を任意の位置に固定できるようにしたものである。
すなわち、外套管1の手元側端部内に弾性をもつ固定部
材15を設け、この固定部材15に上記パイプ22と口
金部材14を貫通させるとともに、各貫通孔16,17
の内径をそれに通すものよりも小さくすることにより摩
擦力で任意の位置に固定できるようにしたものである。
また、第9図は可撓管2の先端開口から導電性ワイヤ3
を導入するのではなく、先端かられずか手前側の側壁に
導入孔18を設けてこれより導電性ワイヤ3を導入する
ようにしたものである。
これによって可撓管2の先端に電気絶縁部分がわずかに
突出形成され、導電性ワイヤ3が先に延び出さないので
、切開しようとする部位以外の組織をより確実に傷付け
ないようにすることができる。
また、第10図は導電性ワイヤ3の先端につなぎ部材1
9を介して別の操作ワイヤ20を連結し、その操作ワイ
ヤ20のみを可撓管2内に挿通するようにしたものであ
るしたがって、操作ワイヤ20の外径を導電性ワイヤ3
よりもきわめて細く形成することができる。
このため、可撓管2内の間隙をそれだけ大きく確保でき
、造影剤の注入が容易になる。
また、第11図は導電性ワイヤ3の先端を可撓管2の先
端の固定リング21に直接固定したものであり、これは
可撓管2の内部に導電性ワイヤ3を操作ワイヤ20を挿
通することがないので、それだけ可撓管2内を造影剤の
通路として有効に利用することができる。
また、第12図は第8図の実施例とほぼ同様であるが金
属製パイプと同様に可撓管2の手元端を長く延出し、外
套管1の手元端から突出させるようにしたものである。
以上説明したように本考案によれば、体腔内の切開しよ
うとする部位を必要以上に深く切り込みすぎたり、切開
部位以外の組織を傷付けたりすることがない。
また、目的に応じて切開を行なう刃部の大きさを自由に
調整して選定できる。
さらに、可撓管の先端から造影剤などを注入するので、
注入の必要な奥深い箇所へ確実に注入することができる
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ異なる従来の高周波切開
具の先端部の側面図、第3図および第4図はそれぞれ上
記各高周波切開具の使用状態を示す説明図、第5図は本
考案の一実施例を示す高周波切開具の側断面図、第6図
は同じく使用状態におけるその高周波切開具の先端部の
側断面図、第7図は総胆管における使用状態の説明図、
第8図は本考案の他の実施例の高周波切開具の手元操作
部の側断面図、第9図ないし第11図はそれぞれ異なる
さらに他の実施例の高周波切開具の先端部の側断面図、
第12図はさらに別の実施例の高周波切開具の手元操作
部の側断面図である。 1・・・・・・外套管、2・・・・・・可撓管、3・・
・・・・導電性ワイヤ、5・・・・・・口金部材、12
・・・・・・刃部、14・・・・・・口金部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電気絶縁性を有する外套管と、この外套管内に進退自在
    に挿入され少なくとも先端部を電気絶縁性の彎曲自在な
    構成とした可撓管と、この可撓管の外側に位置して上記
    外套管内に進退自在に挿通され先端を可撓管の先端に連
    結した導電性ワイヤと、上記外套管の手元側に設けられ
    上記可撓管と導電性ワイヤを個別的に進退操作する手元
    操作部とを具備してなる高周波切開具。
JP6632778U 1978-05-17 1978-05-17 高周波切開具 Expired JPS604489Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6632778U JPS604489Y2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 高周波切開具

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JP6632778U JPS604489Y2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 高周波切開具

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Publication Number Publication Date
JPS54168086U JPS54168086U (ja) 1979-11-27
JPS604489Y2 true JPS604489Y2 (ja) 1985-02-08

Family

ID=28972221

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JP6632778U Expired JPS604489Y2 (ja) 1978-05-17 1978-05-17 高周波切開具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH065769Y2 (ja) * 1985-09-17 1994-02-16 オリンパス光学工業株式会社 内視鏡用切開具
US20070255278A1 (en) * 2006-04-28 2007-11-01 Nobis Rudolph H Apparatus and method for deploying a cutting element during an endoscopic mucosal resection
JP2011036489A (ja) * 2009-08-13 2011-02-24 Machida Endscope Co Ltd 気道確保チューブ用の湾曲装置

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JPS54168086U (ja) 1979-11-27

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