JP3171077B2 - 外部電極式蛍光放電管 - Google Patents

外部電極式蛍光放電管

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JP3171077B2
JP3171077B2 JP31370495A JP31370495A JP3171077B2 JP 3171077 B2 JP3171077 B2 JP 3171077B2 JP 31370495 A JP31370495 A JP 31370495A JP 31370495 A JP31370495 A JP 31370495A JP 3171077 B2 JP3171077 B2 JP 3171077B2
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glass tube
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佳久 横川
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Ushio Denki KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、複
写機、イメージリーダ等の情報機器に利用される原稿照
明、液晶パネルディスプレイのバックライト等に利用さ
れる外部電極式蛍光放電管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図面に基づいて従来技術を説明する。図
1は従来の外部電極式蛍光放電管の管軸に垂直な断面図
を示している。OA機器用の原稿読み取り用の光源、液
晶表示装置のバックライト等に使用されている蛍光ラン
プとして外部電極式蛍光放電管がある。図1に示すよう
に、この蛍光放電管はガラス管1の外面に線状または帯
状の一対の外部電極2、3が配設され、ガラス管1の内
面には蛍光物質5が塗布されている。これらの外部電極
2、3に連続的高周波電圧やパルス的高周波電圧を印加
することにより点灯する。
【0003】すなわち、この外部電極式蛍光放電管は、
一対の外部電極2、3に挟まれたガラス管1の内部の放
電空間にガラス管1の壁面を介して発振している高周波
電圧が印加され、ガラス管1内で放電を生ずる。この放
電は、外部電極2、3の大きさを所定以上の大きさにと
ることにより、放電電流を大きくとることができ、バル
ブ内面の蛍光物質5全体を有効に励起することができ、
従来の内部電極式放電管より大幅に光出力を増加するこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従前から
ある内部電極式蛍光放電管と比較し、最近の外部電極式
蛍光放電管は大幅に光出力を増加できるが、ファクシミ
リ、複写機、イメージリーダー等の情報機器に使用され
る原稿照明用途において、原稿読取速度の高速化が要求
されていることにより、更に同用途の蛍光放電管の光出
力の増加が必要となってきている。
【0005】蛍光放電管の光出力の増加のために、放電
管の近傍に放電管とは別体で反射ミラーを配置して、放
電管からの放射光にその反射ミラーからの反射光を加え
て光量を増加させる方法もあるが、放電管を含む反射機
構が寸法的に大きくなり、放電管と反射ミラーの取り付
け方法や放電管と反射ミラーの位置合わせ等も複雑にな
り、放電管と反射ミラーとのユニット化ということにな
るとそのユニットの製造コストも高くなる。本発明はこ
のような問題を改善し、従来の外部電極式蛍光放電管よ
り明るい外部電極式蛍光放電管を簡易な構造で実現可能
にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】<手段1>ガラス管内部
にHe、Ar、Xe、Kr、Neのいずれか1種類以上
の希ガスが所定量封入密閉されており、前記ガラス管内
面には蛍光物質が塗布されており、前記ガラス管外面の
管軸方向に平行に線状または帯状の電極が一対配設され
ている外部電極式蛍光放電管において、前記ガラス管の
有効発光面を除く前記ガラス管外面の少なくとも前記電
極間に電気絶縁性の光反射材を配設したことを特徴とす
る外部電極式蛍光放電管とすることで課題を解決する。
【0007】<手段2>前記ガラス管の有効発光面に対
向する当該ガラス管内面の蛍光物質を、管軸方向に沿っ
て当該ガラス管の略全長にわたり所定の巾で除去したこ
とを特徴とする請求項1に記載の外部電極式蛍光放電管
とすることで課題を解決する。
【0008】<手段3>前記反射材と前記電極を含め前
記ガラス管全体を絶縁性チューブで被覆したことを特徴
とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の外部
電極式蛍光放電管とすることで課題を解決する。
【0009】<手段4>ガラス管の有効発光面側の蛍光
物質をガラス管の管軸方向に沿い所定の巾で除去しアパ
ーチャを設けたことを特徴とする請求項1、請求項2、
請求項3のいずれか一項に記載の外部電極式蛍光放電管
とすることで課題を解決する。
【0010】
【作用】電気絶縁性の反射材をガラス管外面に直接に配
設することにより、ガラス管内部の放電で発生した紫外
線がガラス管内面の蛍光物質にて可視光に変換され、放
射される光がこの反射材の面で反射することにより、放
電管外部へ放出される光が増加される。また、外部電極
間の沿面放電も防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を基にして説明する。図2は本実施例の外部電極
式蛍光放電管と高周波安定器の接続の概略図である。一
対の外部電極2、3に挟まれたガラス管1の内部の放電
空間にガラス管1の壁面を介して、高周波安定器4より
発振している高周波電圧が印加され、ガラス管1内で放
電を生ずる。
【0012】図3は本実施例における外部電極式蛍光放
電管の管軸に垂直な断面図を示す。ガラス管1には所定
の真空排気処理がされた後にキセノンガスを主成分とし
た希ガスが充填され、ガラス管1の両端が閉塞されてい
る。また必要に応じてガラス管1には前記希ガスに加え
て水銀を封入することもある。そしてガラス管1の内面
には蛍光物質5が塗布されている。ここで外部電極式蛍
光放電管の有効発光面7を、ガラス管1外面において一
対の電極に挟まれた領域であり、前記放電管の光を取り
出す側のガラス管面と定義する。有効発光面7は電極
2、3の間に位置するガラス管1の2つの領域のうちの
1つであって、ここではガラス管内面の蛍光物質5を除
去して、アパーチャ6を設けている。電極2、3はガラ
ス管1の軸方向に沿って設けた帯状電極である。電極
2、3はAlやCu等の金属製テープや、銀ペースト等
の導電性塗料により形成されている。。
【0013】図3において有効発光面7に対向するガラ
ス管1の外面の電極間には白色の粉末を溶液に溶かした
反射材8が塗布され、反射材8が乾燥後、反射材8およ
び電極2と3を含めガラス管1全体を透明な絶縁性チュ
ーブ9で被覆し、反射材8の固定を行っている。なお、
絶縁性チューブ9でガラス管1を被覆せず、電極2、3
のアパーチャ6側に位置するガラス管軸方向に平行な電
極端部を絶縁物によって被覆してもよい。
【0014】また、図4に示した例のように、有効発光
面7に対向するガラス管1の内面の蛍光物質5を管軸方
向に沿って当該ガラス管1のほぼ全長にわたり所定の巾
Wで除去することにより反射材8の効果を増加させるこ
ともできる。
【0015】本実施例では反射材8として、硫酸バリウ
ムを濃硫酸に溶かした後、結合材を加えてガラス管1外
面に薄膜状に塗布したものを乾燥させて使用している。
ガラス管1内部の放電で発生した紫外線が、ガラス管1
内面の蛍光物質5に当たり、蛍光物質5から可視光が放
射され、この放射光が反射材8の面で反射することによ
り、放電管外部へ放出される光が増大される。なお、前
記反射材8の材料としては、前述の硫酸バリウムの他に
も酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、ピロリン酸カ
ルシウム等々あり、可視光領域の光の反射率が高くかつ
電気絶縁性の材料である必要がある。反射材8の電気絶
縁性はガラス管1表面での外部電極2、3間の沿面放電
防止のために必要である。また、反射材8の配設手段と
しては、粉末状の反射材料をガラス管外面に固着させて
もよいし、テープ状の反射材料もしくはシート状の反射
材料をガラス管1外面に貼付してもいい。
【0016】またガラス管1全体を覆う場合の絶縁性チ
ューブ9は、着色したものを使用しても問題はない。反
射材8を保持するためにランプ全体を覆っているので、
反射材を保持できるのであれば、絶縁性チューブ9の色
は何色でもよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、外
部電極式蛍光放電管の放射光が出てくるガラス管の有効
発光面側に対向するガラス管の外表面の少なくとも電極
間に電気絶縁性の反射材を塗布し、反射材、電極を含む
ガラス管全体を絶縁性チューブで被覆し、反射材を保持
することにより、放電管外部に別体で反射ミラーを具え
ることなく有効に放射光を利用することができるように
なった。また、電気絶縁性の反射材により外部電極間の
沿面放電を防止できる。
【0018】図5には、本発明に係る反射材8を配設し
た図3に示した構造の外部電極式蛍光放電管と反射材8
を配設していない従来の外部電極式蛍光放電管におい
て、照度の相対値比較をした実験結果を示す。実験に使
用した外部電極式蛍光放電管はランプ管径がφ8mm、
ランプ長が360mmであり、照度はランプ管壁から8
mm離れた距離での照度を照度計で測定した。なお、点
灯時のランプ電流は48mA、点灯周波数は34kHz
である。今回行った実験では、反射材を配設した本発明
の外部電極式蛍光放電管の方が従来型の反射材のない外
部電極蛍光放電管と比較して約10%の照度アップが確
認された。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、外
部電極式蛍光放電管の放射光が出てくるガラス管の有効
発光面側に対向するガラス管の外表面の少なくとも電極
間に反射材を塗布し、反射材、電極を含むガラス管全体
を絶縁性チューブで被覆し、反射材を保持することによ
り、放電管外部に別体で反射ミラーを具えることなく有
効に放射光を利用することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来型の外部電極式蛍光放電管の管軸に垂直
な断面図
【図2】 本発明の実施例をにおけるランプと高周波安
定器の接続の概略図
【図3】 本発明の外部電極式蛍光放電管の管軸に垂直
な断面図
【図4】 本発明の外部電極式蛍光放電管の他の実施例
の放電管で、一部蛍光物質を除去した放電管の管軸に垂
直な断面図
【図5】 本発明の外部電極式蛍光放電管の反射材によ
る照度アップの効果を示す図
【図6】 本発明の外部電極式蛍光放電管の他の実施例
の放電管で、電極の下に反射材を配設した放電管の管軸
に垂直な断面図
【符号の説明】
1 ガラス管 2 外部電極 3 外部電極 4 高周波安定器 5 蛍光物質 6 アパーチャ 7 有効発光面 8 反射材 9 絶縁性チューブ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス管内部にHe、Ar、Xe、Kr、
    Neのいずれか1種類以上の希ガスが所定量封入密閉さ
    れており、前記ガラス管内面には蛍光物質が塗布されて
    おり、前記ガラス管外面の管軸方向に平行に線状または
    帯状の電極が一対配設されている外部電極式蛍光放電管
    において、前記ガラス管の有効発光面を除く前記ガラス
    管外面の少なくとも前記電極間に電気絶縁性の反射材を
    配設したことを特徴とする外部電極式蛍光放電管。
  2. 【請求項2】前記ガラス管の有効発光面に対向する当該
    ガラス管内面の蛍光物質を、管軸方向に沿って当該ガラ
    ス管の略全長にわたり所定の巾で除去したことを特徴と
    する請求項1に記載の外部電極式蛍光放電管。
  3. 【請求項3】前記反射材と前記電極を含め前記ガラス管
    全体を絶縁性チューブで被覆したことを特徴とする請求
    項1または請求項2のいずれか一項に記載の外部電極式
    蛍光放電管。
  4. 【請求項4】前記ガラス管の有効発光面側の蛍光物質
    を、ガラス管の管軸方向に沿い所定の巾で除去し、アパ
    ーチャを設けたことを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3のいずれか一項に記載の外部電極式蛍光放電
    管。
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