JP3171012U - 貼り薬貼付補助具 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に持ち運ぶことができて、手間がかからず手の届き難い背中の患部に一人で貼り薬を貼り付けることができる貼り薬貼付補助具を提供する。【解決手段】貼り薬貼付補助具10は、貼り薬20のフェルト材の他面が押し付けられた状態で貼り薬20を着脱自在に保持可能な貼り薬保持面14を有する。貼り薬貼付補助具10は、被固定物に固定可能に構成されている。貼り薬保持面14に貼り薬20が保持された状態で、当該貼り薬20より外側に張り出す部位16を有し、この部位16は少なくとも手指にて保持可能な寸法を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、貼り薬を自分の身体に容易に貼るための貼付補助具に関するもので、特に他人の手を借りずに身体の所望部分に貼り薬を貼り付けるための貼り薬貼付補助具に関するものである。
従来より湿布薬等の貼り薬を自分自身で自分の腰や背中等の患部に貼り付ける場合、貼り薬の貼り面の剥離シートを剥がした後、貼り薬を手で掴んで慎重に患部に貼るようにしていた。しかし、把持している部分で貼り薬の薬剤が手に貼り付いてしまい、患部に貼るときに貼り薬がよじれたり、端縁部が折れ曲がった状態で貼り付けられてしまうことがあった。また、手が届き難い背中などの患部に貼り薬を貼るときには、患部からずれた位置に貼り付けられてしまうこともあった。
そのため、特に手の届き難い背中などの患部に貼り薬を貼るときは、人の手を借りて貼り付けているのが実状であった。しかし、周囲に人がいない場合は、人の手を借りることができないので、一人で貼り付けなければならず、前述のように手が届き難い箇所の患部に一人で貼ることは難しい。そのため、一人では貼り付け難い箇所へでも貼り薬の貼り付けを、人の手を借りずに手の届き難い背中などの患部に一人でも簡単に貼り付けることができる貼り薬貼付補助具の開発が望まれていた。
そこで、人手を借りずに背中や腰等の手が届き難い患部に貼り薬を一人で貼り付けることができるものとして種々のものが提案されている。例えば、背中側に吸引ヘッドを胸側に操作部を備え、中間部を屈曲して内部に連通孔を有する支持フレームを設け、胸側のスイッチを押すことによりファンが廻りその吸引力で、湿布等の貼り薬を吸引固定するものがある。これを使用する場合は、剥離シートが剥がされた貼り薬を吸引ヘッドに吸引して、容易に手が届き難い身体の一部に押し付けながらスイッチを切ることにより身体に貼着させることになるが、ファンやモータを使用しているためコストアップしてしまうと共に重量も重く、汎用性に欠けていた。また、ローラに湿布等の貼り薬を巻き付け、ローラを転がして貼るものもあるが、ローラに貼り薬を巻き付けるのが困難であり、使い勝手が悪かった。
また、上記問題点を対策したものとして、貼り薬の粘着面を表にして、当該貼り薬の一辺を挟み板の爪と押え板の間に挟み、貼り薬にしわがよらないようにしながら操作部を持って支持アームを肩から徐々に背中に当接させる。そして、挟み板の突起の接触感で最終的な貼り薬の貼り位置が決まったら、支持アームを操作して、突起を支点にして押え板の貼り薬を背中に圧着して貼り付ける。これにより、一人では手の届き難い身体の所望部分に貼り薬を貼り付けていた(特許文献1参照)。
特開2001−129098
しかしながら、前者の装置はファンの吸引力で湿布等の貼り薬を吸引ヘッドに吸引固定し、手が届き難い身体の一部に押し付けながらスイッチを切って貼り薬を患部に貼着させていた。この装置はファンやモータを使用しているため取り扱いが困難で重量も重く、かさばってバッグに入れ難く持ち運びが困難であるという問題があった。
また、後者の装置は、貼り薬の一辺を挟み板の爪と押え板の間に挟み、操作部を持って支持アームを肩から徐々に背中に当接させることにより、一人では手の届き難い背中の患部に貼り薬を貼り付けていた。このため、貼り薬を挟み板に挟む手間がかかり、また、強度を有する支持アームを使用してるため、かさばってバッグに入れ難く持ち運びが困難であるという問題があった。
本考案は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、容易に持ち運ぶことができて、手間がかからず手の届き難い背中の患部に一人で貼り薬を貼り付けることができる貼り薬貼付補助具を提供することを目的とする。
即ち、本考案の貼り薬貼付補助具は、フェルト材の一面に設けられた薬剤と、該薬剤の表面に貼り付けられた剥離シートから成る貼り薬を身体に貼り付けるためのものであって、フェルト材の他面が押し付けられた状態で貼り薬を着脱自在に保持可能な貼り薬保持面を有し、被固定物に固定可能とされていることを特徴とする。
また、請求項2の貼り薬貼付補助具は、上記において、貼り薬保持面に貼り薬が保持された状態で、当該貼り薬より外側に張り出す部位を有し、該部位は少なくとも手指にて保持可能な寸法を有することを特徴とする。
また、請求項3の貼り薬貼付補助具は、請求項1又は請求項2の何れかにおいて、貼り薬のフェルト材他面の起毛が絡む多孔質材料、若しくは、繊維質材料にて構成されていることを特徴とする。
また、請求項4の貼り薬貼付補助具は、請求項1乃至請求項3のうちの何れかにおいて、軟質ウレタンフォームにて構成されていることを特徴とする。
また、請求項5の貼り薬貼付補助具は、請求項1乃至請求項4のうちの何れかにおいて、貼り薬保持面とは反対側の面に、被固定物としての磁性体に吸着する磁石を備えたことを特徴とする。
また、請求項6の貼り薬貼付補助具は、請求項1乃至請求項4のうちの何れかにおいて、被固定物としての椅子の背に巻き付け可能とされていることを特徴とする。
本考案によれば、貼り薬貼付補助具は、フェルト材の一面に設けられた薬剤と、該薬剤の表面に貼り付けられた剥離シートから成る貼り薬を身体に貼り付けるためのものであって、フェルト材の他面が押し付けられた状態で貼り薬を着脱自在に保持可能な貼り薬保持面を有し、被固定物に固定可能とされているので、例えば貼り薬を構成するフェルト材を貼り薬貼付補助具に押し付けて保持し、薬剤表面の剥離シートが剥がされた状態で背中の手指の届かない患部に対応する、被固定物の任意の位置に貼り薬貼付補助具を固定した後、薬剤部分に背中の患部を押し付ければ、身体の所望部分に、貼り薬を貼り付けることができる。これにより、貼り薬を一人では手指の届き難い背中の、任意の位置に貼り付けることが可能となる。また、貼り薬貼付補助具は、貼り薬を着脱自在に保持可能な貼り薬保持面を有し、被固定物に固定可能とされているだけなので、貼り薬貼付補助具を容易に持ち運ぶことができる。従って、貼り薬貼付補助具の利便性を大幅に向上させることができるようになるものである。
また、請求項2の考案によれば、貼り薬貼付補助具は、貼り薬保持面に貼り薬が保持された状態で、当該貼り薬より外側に張り出す部位を有し、該部位は少なくとも手指にて保持可能な寸法を有するので、例えば、貼り薬貼付補助具の部位を手指で持てば、薬剤表面の剥離シートが剥がされた状態でも薬剤面が手指に貼り付くことがない。これにより、貼り薬の薬剤面が手指に貼り付くことなく、背中の手指の届かない患部に対応する被固定物の、任意の位置に貼り薬貼付補助具を固定することができる。従って、貼り薬貼付補助具の使い勝手を極めて向上させることができるようになるものである。
また、請求項3の考案によれば、貼り薬貼付補助具は、貼り薬のフェルト材他面の起毛が絡む多孔質材料、若しくは、繊維質材料にて構成されているので、例えば、多孔質材料を請求項4の考案の如く軟質ウレタンフォームにて構成すれば、貼り薬のフェルト材を軟質ウレタンフォームに押し付けるだけで、貼り薬を軟質ウレタンフォームに着脱自在に保持させることができる。また、貼り薬貼付補助具を軟質ウレタンフォームにて構成することで、貼り薬を凹凸のある身体に密着して貼り付けることができる。
また、請求項5の考案の如く、貼り薬保持面とは反対側の面に、被固定物としての磁性体に吸着する磁石を設ければ、軟質ウレタンフォームを磁性体表面に設けられた鉄板に吸着固定させることが可能となる。これにより、薬剤表面の剥離シートを剥がした状態で背中の手指の届かない患部に対応する磁性体表面の、任意の位置に軟質ウレタンフォームを固定した後、薬剤部分に背中の患部を押し付けるだけで身体の所望部分に、貼り薬を貼り付けることができる。これにより、貼り薬を一人では手指の届き難い背中の、任意の位置に貼り付けることが可能となり、貼り薬貼付補助具の利便性を極めて向上させることができる。
また、請求項6の考案の如く、貼り薬貼付補助具は、被固定物としての椅子の背に巻き付け可能とすれば、例えば、旅行先や外出先などに椅子があれば貼り薬貼付補助具を椅子の背に巻き付けることができる。これにより、椅子の背の、上下方向任意の位置に貼り薬貼付補助具を巻き付けて固定し、背中の患部に対応する所に貼り薬を保持した後、椅子に腰掛ければ、一人では手指の届き難い身体の所望部分に、貼り薬を一人で貼ることが可能となる。また、貼り薬貼付補助具は、椅子の背に巻き付け可能に構成されているので、折り畳んでバッグに入れることができる。これにより、貼り薬貼付補助具を容易に持ち運ぶことができる。従って、貼り薬貼付補助具を持ち運んで、旅行先や外出先などで設置されている椅子の背に巻き付けて固定し、背中の患部に対応する所に軟質ウレタンフォームを固定した後、椅子に腰掛ければ、背中の手指の届かない任意の患部に貼り薬を貼り付けることができるので、貼り薬貼付補助具の利便性を更に向上させることができるようになるものである。
本考案の一実施例を示す貼り薬貼付補助具(貼り薬を含む)の正面図である(実施例1)。 同図1の貼り薬貼付補助具(貼り薬を含む)の側面図である。 本考案の貼り薬貼付補助具(貼り薬を含む)の拡大側面図(要部拡大図)である。 本考案の一実施例を示す貼り薬貼付補助具(貼り薬を含む)の斜視図である(実施例2)。 同図1の貼り薬貼付補助具(貼り薬を含む)の正面図である。
本考案は、貼り薬を身体の手指が届き難い患部に一人で簡単に貼り付けられることを主な特徴とする。身体の手指が届き難い患部に貼り薬を一人で貼り付けられるという目的を、被固定物に固定可能、且つ、貼り薬を押し付けるだけで保持可能な貼り薬貼付補助具を設けただけの簡単な構成で実現した。
次に、図面に基づき本考案の実施の形態を詳述する。図1は本考案の一実施例を示す貼り薬貼付補助具10の正面図、図2は同図1の貼り薬貼付補助具10の側面図、図3は本考案の貼り薬貼付補助具10の拡大側面図をそれぞれ示している。
本実施形態における貼り薬貼付補助具10は、図1、図2に示すように軟質ウレタンフォーム12と永久磁石18(本考案の磁石に相当)にて構成されており、軟質ウレタンフォーム12は、貼り薬20よりも大きな、縦約120mm、横約165mm、厚さ約8mmに形成されている。また、貼り薬貼付補助具10は、貼り薬20のフェルト材22(薬剤24が塗布されるベース材)に設けられた薬剤24他面の起毛が着脱自在に保持可能に絡む多孔質材料、若しくは、繊維質材料にて構成されている。
詳しくは、多孔質材料としては、貼り薬20のフェルト材22の面が押し付けられて圧接された状態で、一面側に貼り薬20を着脱自在に保持可能な貼り薬保持面14を有する軟質ウレタンフォーム12が挙げられる。実験結果から軟質ウレタンフォーム12(貼り薬貼付補助具10)に、貼り薬20のフェルト材22が押し付けられると、貼り薬20が軟質ウレタンフォーム12に保持される。この場合、軟質ウレタンフォーム12に貼り薬20のフェルト材22が押し付けられると、フェルト材22の起毛が多孔質の軟質ウレタンフォーム12表面の微細な孔、若しくは、凹みに絡んで着脱自在に保持されるものと考えられる。尚、軟質ウレタンフォーム12が弾性力(伸縮性や反発力など)があるのは既に周知であり詳細な説明を省略する。
ここで、貼り薬20は図3に示すように、フェルト材22と薬剤24と剥離シート26とから構成されており、フェルト材22の一面側に薬剤24が塗布され、この薬剤24の表面に剥離可能な剥離シート26が貼り付けられている。即ち、貼り薬20は、一般的な冷湿布薬或いは温湿布薬などの湿布薬で、基剤となるフェルト材22の一面側に所定厚さで薬剤24が塗布され、その表面に剥離シート26が貼り付けられている。この貼り薬20は、一般に市販されている湿布薬として、例えば帝國製薬株式会社のサリスターパップID(商品名)が用いられる。そして、貼り薬20のフェルト材22が貼り薬貼付補助具10に保持される。
そして、軟質ウレタンフォーム12を略平面状態にした状態で、軟質ウレタンフォーム12と貼り薬20のフェルト材22が保持された面を重力に対して垂直にした場合でも、貼り薬20は落下せず、更に貼り薬20を軟質ウレタンフォーム12の重力に対して下面にしても落下することはなかった。しかし、軟質ウレタンフォーム12から手で貼り薬20を離間させるだけで、簡単に剥離できた。このことから、貼り薬20が貼り薬貼付補助具10に着脱自在に保持されることが判明された。
一方、貼り薬貼付補助具10は、貼り薬保持面14の反対側の面に被固定物として図示しない冷蔵庫(本考案の磁性体に相当)に吸着する前記永久磁石18を備えている。この永久磁石18は、縦約11mm、横約15mm、厚さ約2mmのゴム系の永久磁石18にて構成されている。永久磁石18は、両面粘着テープ、或いは、ボンドなどの接着剤にて貼り薬貼付補助具10に固定されている。
また、永久磁石18は貼り薬貼付補助具10の略4隅に設けられると共に、各永久磁石18はそれぞれ貼り薬貼付補助具10の周囲より約8mm内側に設けられている。これによって、貼り薬20に触れることなく貼り薬貼付補助具10を手で持つことができるように構成されている。尚、永久磁石18は冷蔵庫より容易に剥がすことができれば、ゴム系永久磁石18に限られるものでない。また、貼り薬貼付補助具10の4隅に4個の永久磁石18を設けたが、永久磁石18は貼り薬貼付補助具10の4隅に限られず、貼り薬貼付補助具10を安定して冷蔵庫に吸着させることができれば、それより多くても少なくても差し支えない。
また、貼り薬貼付補助具10は、貼り薬保持面14に貼り薬20が保持された状態で、貼り薬20の囲外側に張り出す部位16を有している。この部位16は少なくとも手指にて保持可能な寸法を有している。詳しくは、貼り薬貼付補助具10に貼り薬20が保持された状態で、貼り薬20の囲外側に約5mm〜20mmの貼り薬20がない部分(部位16)を備えている。この部位16を手指にて持つことにより、手指は貼り薬20の薬剤24に触れないので、手指が貼り薬20の薬剤24に貼り付いてしまうのを防止することができる。
このように、貼り薬貼付補助具10は、フェルト材22の他面が押し付けられた状態で貼り薬20を着脱自在に保持可能な貼り薬保持面14を有し、被固定物に固定可能とされているので、貼り薬20のフェルト材22を貼り薬貼付補助具10の軟質ウレタンフォーム12に押し付けて保持し、薬剤24表面の剥離シート26が剥がされた状態で背中の手指の届かない患部に対応する被固定物の、任意の位置に貼り薬貼付補助具10の軟質ウレタンフォーム12を固定した後、薬剤24部分に背中の患部を押し付ければ、身体の所望部分に、貼り薬20を貼り付けることができる。これにより、貼り薬20を一人では手指の届き難い背中の、任意の位置に貼り付けることが可能となり、貼り薬貼付補助具10の利便性を大幅に向上させることができる。
また、貼り薬貼付補助具10は、貼り薬保持面14に貼り薬20が保持された状態で、当該貼り薬20より外側に張り出す部位16を有し、この部位16は少なくとも手指にて保持可能な寸法を有するので、貼り薬貼付補助具10の部位16を手指にて持てば、薬剤24表面の剥離シート26が剥がされた状態でも薬剤24面が手指に貼り付くことがない。これにより、貼り薬20の薬剤24面が手指に貼り付くことなく、背中の手指の届かない患部に対応する被固定物の、任意の位置に貼り薬貼付補助具10を固定することができる。
また、貼り薬貼付補助具10は、貼り薬20のフェルト材22他面の起毛が絡む多孔質材料にて構成されているので、多孔質材料を軟質ウレタンフォーム12にて構成すれば、貼り薬20のフェルト材22を軟質ウレタンフォーム12に押し付けるだけで、貼り薬20を軟質ウレタンフォーム12に保持させることができる。また、貼り薬貼付補助具10を軟質ウレタンフォーム12にて構成することで、当該軟質ウレタンフォーム12の弾性力で貼り薬20を凹凸のある身体に密着して貼り付けることができる。
また、貼り薬保持面14とは反対側の面に、被固定物としての冷蔵庫に吸着する永久磁石18を設けているので、軟質ウレタンフォーム12を冷蔵庫表面に設けられた鉄板に吸着固定させることが可能となる。これにより、薬剤24表面の剥離シート26を剥がした状態で背中の手指の届かない患部に対応する冷蔵庫表面の、任意の位置に軟質ウレタンフォーム12を固定した後、薬剤24部分に背中の患部を押し付ければ、身体の所望部分に、貼り薬20を貼り付けることができる。これにより、貼り薬20を一人では手指の届き難い背中の、任意の位置に貼り付けることができる。
次に、図4には本考案の他の実施例の貼り薬貼付補助具10の斜視図を示している。該貼り薬貼付補助具10は、前述の実施例と形状が異なり永久磁石18は使用していない、他は略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
該貼り薬貼付補助具10は、被固定物としての椅子の背に巻き付けられることにより保持可能に構成されている。この貼り薬貼付補助具10は、実施例1同様の軟質ウレタンフォーム12にて構成され、幅約120mm、折径約390mm、厚さ約3mmの帯状の円筒形に構成されている。該貼り薬貼付補助具10は、約150mm〜250mmの伸張可能で、伸張したときの貼り薬貼付補助具10の折径は約540mm〜640mmになる。尚、貼り薬貼付補助具10は伸縮させることができるが、椅子の背の大きさによって異なる折径にしても良いのは云うまでもない。
そして、帯状円筒形に形成された貼り薬貼付補助具10が、図示しない椅子の背(椅子の背もたれに相当)に装着される。詳しくは、円筒形に形成された貼り薬貼付補助具10が伸張され、その内側に椅子の背が挿入されることにより、椅子の背に貼り薬貼付補助具10が装着される。そして、貼り薬貼付補助具10の貼り薬保持面14の所定位置(貼り薬20が貼り付けられる、手の届かない背中の位置に対応する椅子の背)に貼り薬20が押し付けられ、保持される。尚、貼り薬貼付補助具10の貼り薬保持面14は、表裏どちらでも差し支えないが、椅子の背に貼り薬貼付補助具10が装着された状態で、表面が貼り薬保持面14になる。
このように、貼り薬貼付補助具10は、被固定物としての椅子の背に巻き付け可能とされているので、貼り薬貼付補助具10を持ち運ぶことが可能となる。これにより、椅子の背の、任意の位置に貼り薬貼付補助具10を巻き付けて固定し、背中の患部に対応する所に貼り薬20を保持した後、椅子に腰掛ければ、一人では手指の届き難い身体の所望部分に、貼り薬20を一人で貼ることが可能となる。
また、貼り薬貼付補助具10を持ち運んで、旅行先や外出先などで設置されている椅子の背に巻き付けて固定し、背中の患部に対応する所に軟質ウレタンフォーム12を固定した後、椅子に腰掛けるだけで、背中の手指の届かない任意の患部に簡単に貼り薬20を貼り付けることができるので、貼り薬貼付補助具10の利便性を更に向上させることができる。
尚、上記各実施例では貼り薬貼付補助具10を軟質ウレタンフォーム12にて構成したが、それに限らず、例えばソファーに使用されるパイル生地の如き繊維質材料にて貼り薬貼付補助具10を構成しても良い。その場合にも、貼り薬20のフェルト材22を押し付ければ、フェルト材22の起毛がパイル生地の起毛に絡んで着脱自在に保持されるようになる。
また、実施の形態では、貼り薬貼付補助具10の形状や寸法を記載したが、貼り薬貼付補助具10の要旨を逸脱しない範囲内で形状や寸法を変更しても良いのは云うまでもない。勿論本考案は、上記各実施例のみに限定されるものではなく、この考案の趣旨を逸脱しない範囲で他の様々な変更を行っても本考案は有効である。
10 貼り薬貼付補助具
12 軟質ウレタンフォーム
14 貼り薬保持面
16 部位
18 永久磁石
20 貼り薬
22 フェルト材
24 薬剤
26 剥離シート

Claims (6)

  1. フェルト材の一面に設けられた薬剤と、該薬剤の表面に貼り付けられた剥離シートから成る貼り薬を身体に貼り付けるための貼付補助具であって、
    前記フェルト材の他面が押し付けられた状態で前記貼り薬を着脱自在に保持可能な貼り薬保持面を有し、被固定物に固定可能とされていることを特徴とする貼り薬貼付補助具。
  2. 前記貼り薬保持面に前記貼り薬が保持された状態で、当該貼り薬より外側に張り出す部位を有し、該部位は少なくとも手指にて保持可能な寸法を有することを特徴とする請求項1に記載の貼り薬貼付補助具。
  3. 前記貼り薬のフェルト材他面の起毛が絡む多孔質材料、若しくは、繊維質材料にて構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の貼り薬貼付補助具。
  4. 軟質ウレタンフォームにて構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかに記載の貼り薬貼付補助具。
  5. 前記貼り薬保持面とは反対側の面に、前記被固定物としての磁性体に吸着する磁石を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載の貼り薬貼付補助具。
  6. 前記被固定物としての椅子の背に巻き付け可能とされていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載の貼り薬補助具。
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