JP3566223B2 - 貼付材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この出願発明は、貼付剤、とくに、貼付薬を貼付する貼付材に関する。
【0002】
【従来の技術】
貼付剤は、粘着剤塗布シートと保護シートからなっており、貼付剤を貼付するときは、保護シートを粘着剤塗布シートから剥離して貼付している。
しかし、粘着剤塗布シートを平らに貼付することは難しく、また、手の届きにくい場所に貼付剤を平らに貼付することは困難であり、とくに、貼付薬の場合には、背中の患部に貼付することが困難であるため、通常は、他人に貼付してもらわなければならないのが現状である。
また、保護シートを剥離した保護シートのない粘着剤塗布シートはべたべたしているので、保護シートを外して貼付するまでの間に、貼付する場所以外の場所に貼付してしまうことがあるので、貼付する場所以外の場所には貼付しないように気を付けなければならないという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この出願発明者は、このような問題を解決するためにいろいろ検討した結果、貼付剤の保護シートの固定部と粘着剤塗布シートを押圧する押圧部を有する貼付材により、貼付剤、とくに、貼付薬を患部に平坦に貼付できることを見い出したものであり、手の届きにくい場所、とくに、背中のような手の届きにくい患部に貼付薬を貼付する貼付材を提供することを目的とするものである。また、貼付薬を貼付する直前に保護シートを剥離することにより患部以外の場所に保護シートを剥離した粘着剤塗布シートが接着しない貼付材を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この出願発明は、貼付剤の保護シートの端部を固定する固定部と、粘着剤塗布シートを押圧する押圧部とからなる貼付材に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
この出願発明の貼付材は、図4に示すように箱であることが好ましい。
この貼付材は側面に孔を有する箱からなり、固定部が箱の上面に設けられており、押圧部が箱の下面であることが好ましい。
固定部は、箱に固着されていてもよいし、箱に着脱自在であってもよい。着脱自在であるときは、図4に示すように断面コ字形状であることが好ましい。
孔のある側面は、貼付剤が滑らかに箱から出やすいように、滑りやすくすることが好ましく、弧状に形成されていることがとくに好ましい。
また、箱は、貼付材と貼付剤の保管が容易となるので好ましい。箱は貼付剤を収納している箱を利用することもできる。
【0008】
この出願発明の貼付材は、図5に示すように板であることが好ましい。
この貼付材は孔を有する板からなり、固定部が板の上面、孔に設けられており、押圧部が板の下面に設けられていればよいが、固定部が板の上面に設けられており、押圧部が板の下面である貼付材であることが好ましい。
板の貼付材は、板の端部に孔を設け、貼付薬を板の上においておき、保護シートを固定部に固定することが好ましい。
固定部は、板に固着されていてもよいし、板に着脱自在であってもよい。着脱自在であるときは、図6に示すように断面コ字形状であることが好ましい。
板状の貼付材は、貼付剤を収納している箱の中に入れることにより、貼付材と貼付剤の保管が容易となるので好ましい。
【0009】
保護シートの固定部は、とくに限定されないが、シートの端部を挟むもの、隙間にシートの端部を差し込むもの、粘着テープで固定するものが好ましく、シートの端部を挟むものがとくに好ましい。
シートの端部を挟むものとしては、弾性を利用したものが構造が簡単であるのでとくに好ましい。
【0010】
貼付剤は、保護シートのあるものであればとくに限定されず、貼付薬、窓ガラスのフィルム、壁紙、両面テープ、事務用品などが好ましく、貼付薬がとくに好ましい。
この出願発明の貼付材により、手の届かない場所、とくに貼付薬は、背中に人の手を借りずに簡単にしかも平坦に貼付することができる。
【0011】
この出願発明の貼付材を使用して貼付するときは、貼付剤の保護シートを剥離して固定部に保護シートの端部を固定し、一方、粘着剤塗布シートを貼付する場所に貼付し、貼付する場所に貼付材を圧しつけながら移動させることにより貼付剤を貼付する場所に貼付する。
貼付材の移動は、貼付する場所に圧しつけながら押してもよいし、貼付する場所に圧しつけながら貼付材を引っ張ってもよいが、貼付薬を背中に貼付するときは押して貼付することが好ましい。
【0012】
貼付材の形状は、四角形であることがとくに好ましい。
四角形であることにより、とくに背中に貼付薬を貼付するときに、貼付する角度を正しくすることができる。
【0013】
貼付剤を貼付するには、図7に示すように、貼付薬の保護シートを剥離してその端部を貼付材の固定部に固定し、ついで粘着剤塗布シートの端部を患部に貼付して固定し、ついで貼付材を移動することにより保護シートから粘着剤塗布シートを剥離して患部に貼付薬を貼付する。
【0014】
貼付材を使用するときは圧しつけながら押したり、あるいは圧しつけながら引いたりして貼付するが、移動する方向を変える場合は、ロールのときは、貼付材のロール間に貼付剤を挿入する方向を反対にして固定すればよく、また、板のときは、貼付剤の固定部を孔の反対側にして固定すればよい。
【実施例】
以下、実施例によって、この出願発明を具体的に説明する。
図1はこの出願発明のロールを利用した貼付材の斜視図であり、図2はこの出願発明のロールを利用した貼付材の側面図であり、図3は図1、2の貼付材のロールの部分拡大図であり、図4はこの出願発明の箱を利用した貼付材の斜視図であり、図5はこの出願発明の板を利用した貼付材の平面図であり、図6は図5の側面図であり、図7はこの出願発明の図1、2、3の貼付材を利用して貼付薬を貼付するときの状態を示す図である。
また、1は貼付材を、2は貼付薬を、3、4はロールを、5は固定部を、6は把持部を、7はロール支持部を、8は粘着剤塗布シートを、9は保護シートを、10は箱を、11は孔を、12は板、13、14は手を、15は背中をそれぞれ示す。
【0015】
参考例
図1、2、3に示す貼付材について説明する。
図1は参考例のロールを利用した貼付材の斜視図であり、図2は参考例のロールを利用した貼付材の側面図であり、図3は図1、2の貼付材のロールの部分拡大図である。
図1、2に示すように、この貼付材1は、円弧状の着脱自在の固定部5が弾性によって取り付けられているロール3と貼付薬2を患部に押しつけるロール4がロール支持部7によって支持されており、ロール支持部7には把持部6が四角形状に形成されている。
また、図3に示すように、ロール3、4には歯車が設けられている。
貼付薬2を貼付するときは、貼付薬2を支持部7側からロール3、4間に挿入し、貼付薬2の保護シート9を弾性のある固定部5により固定し、粘着剤塗布シート8の端部を患部に貼付する。
ついで、貼付材を患部に圧しつけながら押して移動すると、保護シート9が剥離した粘着剤塗布シート8の端部が患部に貼付され固定されているので、貼付材の移動と共に貼付薬2は引き出されて貼布する場所に圧しつけられ貼付される。
また、ロールの歯車により、二つのロール3、4は互いに反対側に回転し、固定部5に固定された保護シート9は固定部5が設けられているロール3に順次巻き取られる。また、保護シート9が剥離された粘着剤塗布シート8は、貼付材の移動と共に図7に示すように背中15にロール4により圧しつけられて平坦に貼付される。
図1、2、7の貼付材1の場合には、把持部6によって貼付材1を背中15に圧しつけながら押すことにより粘着剤塗布シート8を背中15に貼付する。
また、貼付材1を引っ張りながら粘着剤塗布シート8を貼付するときは、貼付薬2をロール3、4間に反対側から挿入し、保護シート9を固定部5に固定し、粘着剤塗布シート8の端部を患部に貼付し、把持部6によって貼付材1を患部に圧しつけながら引っ張ることにより貼付薬2を貼付する。
【0016】
実施例2
図4に示すように、この貼付材1は、箱10で構成されており、箱の側面の孔11の上面に、保護シートを箱との間に挟み込むように形成された着脱自在の断面コ字状の固定部5が設けられている。
箱10の中から孔11を通して貼付薬2の端部を引き出し、保護シート9の端部を上面に設けられた固定部5に固定し、一方、剥離した粘着剤塗布シート8の端部を患部に貼付し、箱の下面により押しつけて患部に平坦に貼付する。
この貼付材1の場合には、貼付材1を患部に圧しつけながら押すと、粘着剤塗布シート8の端部が患部に貼付されて固定されているので、貼付材の移動と共に粘着剤塗布シート8が保護シート9と剥離して患部に貼付する。
この箱は、四角形状であるので、正確に患部に貼付できる。
【0017】
実施例3
図5、6に示すように、この貼付材1は、板12で構成されており、板12の上面に、保護シートを板との間に挟み込むように形成された着脱自在の断面コ字状の固定部5が設けられている。
板12の上部の貼付薬の端部を剥離し、保護シート9の端部を上面に設けられた固定部5に固定し、剥離した粘着剤塗布シート8を孔11を通して下面に引き出す。ついで板の下面を患部に圧しつけて押すと、患部に平坦に貼付する。
この貼付材1の場合には、貼付材1を手13、14で患部に圧しつけながら押すと、粘着剤塗布シート8の端部が患部に貼付されて固定されているので、貼付材の移動と共に粘着剤塗布シート8が保護シート9と剥離して患部に貼付する。
この板は、四角形状であるので、正確に貼付できる。
また、引きながら貼付するときは、貼付薬2の面を反対側から取り付け、保護シート9を孔の反対側の固定部5に固定し、粘着剤塗布シート8の端部を患部に貼付して固定し、貼付板12の貼付材1を患部に圧しつけながら手13、14で引っ張ることにより貼付薬1を貼付する。
【0018】
【発明の効果】
この出願発明の貼付材は、背中のような手の届きにくい場所に貼付薬を貼付することができ、しかも、貼付薬を平坦に正しい位置に貼付することができる。
また、貼付薬を貼付する直前に保護シートを貼付薬から剥離するので、保護シートを剥離した後に、貼付薬が患部以外の場所に接着しないようにすることができる。
貼付材が箱の場合には、貼付薬および剥離した保護シートを箱の中に収納することができる。
また、貼付材が板の場合には、貼付材を貼付薬の箱の中に入れることにより貼付薬と共に収納および保管をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例のロールを利用した貼付材の斜視図
【図2】参考例のロールを利用した貼付材の側面図
【図3】図1、2の貼付材のロールの部分拡大図
【図4】この出願発明の箱を利用した貼付材の斜視図
【図5】この出願発明の板を利用した貼付材の平面図
【図6】図5の側面図
【図7】参考例の貼付材を利用して貼付薬を貼付するときの状態を示す図
Claims (4)
- 貼付剤の保護シートの端部を固定する固定部と、貼付剤の粘着剤塗布シートを押圧する押圧部とからなる貼付材であって、貼付材が側面に孔を有する箱からなり、固定部が箱の上面に設けられており、押圧部が箱の下面であることを特徴とする貼付材。
- 貼付剤の保護シートの端部を固定する固定部と、貼付剤の粘着剤塗布シートを押圧する押圧部とからなる貼付材であって、貼付材が孔を有する板からなり、固定部が板の上面に設けられており、押圧部が板の下面であることを特徴とする貼付材。
- 貼付材が四角形であることを特徴とする請求項1または2に記載の貼付材。
- 貼付剤が貼付薬であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の貼付材。
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