JP2015077350A - 貼付剤の貼付具及び貼付剤の貼り付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来に比して一段と簡易かつ確実に所望する患部に貼付剤を貼り付けることができる貼付剤の貼付具及び貼付剤の貼り付け方法を提案する。
【解決手段】貼付剤の貼り付けに使用する貼付具1において、貼付剤を一時的に保持する第1及び第2の板状部材2A及び2Bと、第1及び第2の板状部材2A及び2Bを接続する接続部材3とを備える。第1及び第2の板状部材2A及び2Bには、それぞれ保持した貼付剤の保護フィルムを吸着する吸着部14A、14Bが設けられている。接続部材3による第1及び第2の板状部材2A及び2Bの接続が、第1及び第2の板状部材2A及び2Bを積層可能に、第1の板状部材2Aに対して第2の板状部材2Bを回動自在とした接続であり、かつ第1及び第2の板状部材2A及び2Bの間隔を可変可能とした接続である。
【選択図】図1
【解決手段】貼付剤の貼り付けに使用する貼付具1において、貼付剤を一時的に保持する第1及び第2の板状部材2A及び2Bと、第1及び第2の板状部材2A及び2Bを接続する接続部材3とを備える。第1及び第2の板状部材2A及び2Bには、それぞれ保持した貼付剤の保護フィルムを吸着する吸着部14A、14Bが設けられている。接続部材3による第1及び第2の板状部材2A及び2Bの接続が、第1及び第2の板状部材2A及び2Bを積層可能に、第1の板状部材2Aに対して第2の板状部材2Bを回動自在とした接続であり、かつ第1及び第2の板状部材2A及び2Bの間隔を可変可能とした接続である。
【選択図】図1
Description
本発明は、貼付剤の貼付具及び貼付剤の貼り付け方法に関し、例えば湿布剤、ハップ剤等の、定型のシート形状による貼付剤の貼り付けに関する。
従来、湿布剤、ハップ剤等の貼付剤は、定型(例えば10cm×14cm)のシート形状によるものが提供されている。このような貼付剤は、透明フィルム等による保護フィルムを剥離して薬剤面を露出させた後、患部に貼り付けて使用される。このような貼付剤の貼り付けに関して、特許文献1、2等には、背中等の患部に簡易に貼り付けることが可能な貼付剤の貼付具が提案されている。
このような貼付剤を従来に比して一段と簡易かつ確実に所望する患部に貼り付けることができれば、便利であると考えられる。
本発明は、これらの問題点を考慮してなされたもので、従来に比して一段と簡易かつ確実に所望する患部に貼付剤を貼り付けることができる貼付剤の貼付具及び貼付剤の貼り付け方法を提案することを目的とする。
本発明者らは、1対の板状部材の開閉により保護フィルムを剥離して貼り付け可能に貼付剤を保持した後、この貼付剤を患部に貼り付け、その後、この1対の板状部材を離間させて剥離フィルムを完全に除去するとの着想を得、本発明を完成するに至った。
(1) 貼付剤の貼り付けに使用する貼付具において、
前記貼付剤を一時的に保持する第1及び第2の板状部材と、
前記第1及び第2の板状部材を接続する接続部材とを備え、
前記第1及び第2の板状部材には、
前記貼付剤の保護フィルムを中央の部位で2つに切り離した状態で、前記貼付剤の薬剤面を外側にして2つ折りにより前記第1又は第2の板状部材の間に前記貼付剤を配置して前記第1及び第2の板状部材を積層した際に、前記貼付剤の保護フィルムに吸着する吸着部がそれぞれ設けられており、
前記接続部材による前記第1及び第2の板状部材の接続が、
前記第1及び第2の板状部材を積層可能に、前記第1の板状部材に対して前記第2の板状部材を回動自在とした接続であり、
かつ前記第1及び第2の板状部材の間隔を可変可能とした接続である。
前記貼付剤を一時的に保持する第1及び第2の板状部材と、
前記第1及び第2の板状部材を接続する接続部材とを備え、
前記第1及び第2の板状部材には、
前記貼付剤の保護フィルムを中央の部位で2つに切り離した状態で、前記貼付剤の薬剤面を外側にして2つ折りにより前記第1又は第2の板状部材の間に前記貼付剤を配置して前記第1及び第2の板状部材を積層した際に、前記貼付剤の保護フィルムに吸着する吸着部がそれぞれ設けられており、
前記接続部材による前記第1及び第2の板状部材の接続が、
前記第1及び第2の板状部材を積層可能に、前記第1の板状部材に対して前記第2の板状部材を回動自在とした接続であり、
かつ前記第1及び第2の板状部材の間隔を可変可能とした接続である。
(1)によれば、貼付剤の保護フィルムを中央の部位で2つに切り離した状態で、貼付剤の薬剤面を外側にして2つ折りにより第1又は第2の板状部材の間に配置して積層した後、この積層を解消することにより、第1及び第2の板状部材の吸着部により貼付剤の保護フィルムを部分的に剥離して貼付剤の薬剤面が部分的に露出した状態で、第1及び第2の板状部材に貼付剤を保持することができる。またその後、薬剤面を患部に押し付けて貼付剤を患部に貼り付けた後、第1及び第2の板状部材の間隔を広げることにより、貼付剤から保護フィルムを剥離して患部に貼付剤を配置することができる。
(2) (1)において、
前記接続部材は、
前記第1及び第2の板状部材の端面にスライド可能に挿入された板状の部材であって、前記第1及び第2の板状部材の積層に係る折り曲げ癖が設けられ、
前記貼付具は、
前記第1及び第2の板状部材への前記接続部材の挿入量の可変により、
前記折り曲げ癖の部位を前記第1及び第2の板状部材間に配置して、前記第1及び第2の板状部材を積層可能に、前記第1の板状部材に対して前記第2の板状部材を回動自在とし、
かつ前記第1及び第2の板状部材の間隔を可変可能とした。
前記接続部材は、
前記第1及び第2の板状部材の端面にスライド可能に挿入された板状の部材であって、前記第1及び第2の板状部材の積層に係る折り曲げ癖が設けられ、
前記貼付具は、
前記第1及び第2の板状部材への前記接続部材の挿入量の可変により、
前記折り曲げ癖の部位を前記第1及び第2の板状部材間に配置して、前記第1及び第2の板状部材を積層可能に、前記第1の板状部材に対して前記第2の板状部材を回動自在とし、
かつ前記第1及び第2の板状部材の間隔を可変可能とした。
(2)によれば、折り曲げ癖をつけた板状部材により接続部材を構成できることにより、構成を簡略化することができる。
(3) (2)において、
前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つは、
前記貼付剤を配置する側の面とは逆側の面に、前記接続部材をスライドさせて前記接続部材の挿入量を可変する操作子が設けられた。
前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つは、
前記貼付剤を配置する側の面とは逆側の面に、前記接続部材をスライドさせて前記接続部材の挿入量を可変する操作子が設けられた。
(3)によれば、操作子の操作により接続部材を折り曲げ可能としたり、折り曲げ困難とすることができ、一段と使い勝手を向上することができる。
(4) (1)、(2)、又は(3)において、
前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つには、
前記貼付剤の位置決め用の構成が設けられた。
前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つには、
前記貼付剤の位置決め用の構成が設けられた。
(4)によれば、簡易かつ確実に貼付剤を配置することができ、一段と使い勝手を向上することができる。
(5) (1)、(2)、(3)、又は(4)において、
前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つには、
前記接続部材が設けられている側とは逆側に、引き紐が設けられた。
前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つには、
前記接続部材が設けられている側とは逆側に、引き紐が設けられた。
(5)によれば、引き紐により第1及び第2の板状部材の間隔を広げることができることにより、体の固い人、極端に非力な人等においても、十分に操作することができる。また例えば背中等の手の届かない部位の患部についても、簡易かつ確実に貼付剤を貼り付けることができる。
(6) (1)、(2)、(3)、(4)、又は(5)において、
前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つには、
前記貼付剤を配置する側とは逆側の面に、マグネットが設けられた。
前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つには、
前記貼付剤を配置する側とは逆側の面に、マグネットが設けられた。
(6)によれば、このマグネットにより冷蔵庫等の壁面に保持して貼付剤を貼り付けることができ、一段と使い勝手を向上することができる。
(7) 前記貼付剤の保護フィルムを吸着する吸着部をそれぞれ備えた第1及び第2の板状部材の間に、貼付剤の保護フィルムを中央の部位で2つに切り離した状態で、前記貼付剤の薬剤面を外側にして2つ折りにより配置して前記第1及び第2の板状部材を積層する第1の工程と、
前記第1及び第2の板状部材の積層を解除して並べて保持することにより、前記第1及び第2の板状部材の吸着部に吸着する前記貼付剤の保護フィルムを介して、局所的に薬剤面を露出させた状態で前記貼付剤を前記第1及び第2の板状部材に保持する第2の工程と、
前記薬剤面を患部に押し付けて前記第1及び第2の板状部材の間隔を広げることにより、前記貼付剤から保護フィルムを剥離して取り除く第3の工程とを備える。
前記第1及び第2の板状部材の積層を解除して並べて保持することにより、前記第1及び第2の板状部材の吸着部に吸着する前記貼付剤の保護フィルムを介して、局所的に薬剤面を露出させた状態で前記貼付剤を前記第1及び第2の板状部材に保持する第2の工程と、
前記薬剤面を患部に押し付けて前記第1及び第2の板状部材の間隔を広げることにより、前記貼付剤から保護フィルムを剥離して取り除く第3の工程とを備える。
(7)によれば、従来に比して一段と簡易かつ確実に所望する患部に貼付剤を貼り付けることができる貼付剤の貼付具を提案することができる。
本発明によれば、従来に比して一段と簡易に所望する患部に確実に貼付剤を貼り付けることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る貼付剤の貼付具1を、貼付剤を配置する側より見て示す斜視図である。また図2は、この貼付具1を図1とは逆側より見て示す斜視図である。この貼付具1は、略長方形形状による1対の板状部材2A及び2Bが設けられる。ここでこの板状部材2A及び2Bは、同一の大きさにより作成され、その短辺側の端面に設けられた接続部材3により接続されて一体に保持される。またこれら板状部材2A及び2Bのうちの1方の板状部材2Bにあっては、接続部材3が配置されている側とは逆側の短辺側端部に引き紐4が設けられる。なお以下において、適宜、図1により見て取ることができる側を板状部材2A及び2Bの内側面と呼び、図2により見て取ることができる側の面を板状部材2A及び2Bの外側面と呼ぶ。
ここで板状部材2A及び2Bは、それぞれ内側面側の板材と外側面側の板材とを積層一体化して作成される。これら内側面側の板材及び外側面側の板材の双方又は1方は、他方の板材と対向する側の面より突出する壁面が外縁に沿って形成され、これによりこの壁面の高さの分だけ空隙を有して内側面側の板材及び外側面側の板材が対向するように配置される。これにより板状部材2A及び2Bは、中空形状により形成される。なお板状部材2A及び2Bは、貼付剤の薬剤により侵されない樹脂材料により形成される。より具体的に、この実施形態において、板状部材2A及び2Bは、ポリプロピレン樹脂により形成される。
板状部材2A及び2Bは、内側面側の板材及び又は外側面側の板材の短辺側の壁面に凹部が設けられ、この凹部により接続部材3の配置に係る端面にスリットSが形成される。接続部材3は、このスリットSの幅による帯状の板材により形成され、長手方向の両端部が局所的にスリットSの幅より幅広に作製される。また接続部材3は、容易には折り曲げ困難に充分な厚み(硬さ)により作成される。接続部材3は、貼付剤の薬剤により侵されない樹脂材料であって、板状部材2A、2Bと同一の材料により形成され、これによりこの実施形態ではポリプロピレン樹脂により形成される。板状部材2A及び2Bは、内側面側の板材又は外側面側の板材に設けられた凹部に接続部材3を配置した後、積層されて作成され、これにより接続部材3をスライドさせてスリットSへの接続部材3の差し込み量を調整することにより、板状部材2A及び2Bの間の間隔を調整できるように作成される。より具体的に、図1及び図2は、接続部材3を板状部材2A及び2Bに十分に差し込んで板状部材2A及び2Bを十分に接近させた場合であり、図3は、この図1との対比により、矢印Bにより示すように、引き出し困難となるまで板状部材2A及び2Bから接続部材3を引き出し、板状部材2A及び2Bを最も離間させた場合である。板状部材2A及び2Bは、接続部材3の長手方向の両端部に作成された幅広の部位がストッパとして機能することにより、このように接続部材3をスライドさせて接続部材3の脱落を防止するように構成される。
さらに板状部材2A及び2Bのうちで、引き紐4が設けられていない側の板状部材2Aは、外側面(図2)のほぼ中央に、長辺に沿った方向に延長する開口6が形成される。接続部材3は、この板状部材2Aに差し込まれた側の先端に、この開口6より突出するボタン形状による操作子7が設けられる。これにより貼付具1は、この操作子7により板状部材2Aに対する接続部材3の差し込み量を種々に調整できるように構成される。
接続部材3は、図1において矢印Aにより示すように、板状部材2Bに対して板状部材2Aを回動させて、図4に示すように板状部材2A及び2Bを積層できるように、折り曲げ癖3A、3Bが設けられる。ここで折り曲げ癖3A、3Bは、接続部材3を幅方向に横切る直線状の凹溝により形成される。接続部材3は、操作子7により板状部材2Aに対して先端が突き当たるまで差し込んだ際に(図1の状態である)、この折り曲げ癖3A、3Bが作成された部位が、板状部材2Aの端部から露出するように配置される。これにより貼付具1は、板状部材2A及び2Bを近接して保持した状態で、操作子7の操作により折り曲げ癖3A、3Bを見て取ることができるように設定して、簡易な操作により板状部材2A及び2Bを積層できるように構成される。また図1との対比により図5に示すように、操作子7の操作により板状部材2Aへの接続部材3の差し込み量を低減することにより、折り曲げ癖3A及び3Bが作成された部位を板状部材2Bに押し込んで、板状部材2A及び2B間で折り曲げ癖3A、3Bを見て取れないようにすることにより、板状部材2A及び2B間で接続部材3が折れ曲がらないようにして、板状部材2A及び2Bで内側面をほぼ平坦に維持できるように構成される。
図2に示すように、板状部材2A及び2Bは、外側面の、接続部材3が設けられている側とは逆側端の厚みが、局所的に厚くなるように形成される。板状部材2A及び2Bは、この厚みが厚くなった部位により操作部10A、10Bが形成され、この操作部10A及び10Bに指を引っ掛けて簡易な操作により板状部材2A及び2Bの間隔を開くことができるように構成される。
ここでこの実施形態では、厚みの厚い板状の部材を貼り付けてこの操作部10A及び10Bが設けられ、この板状の部材に、貼付剤の薬剤により侵されない樹脂材料であって、板状部材2A及び2Bと同一の樹脂材であるポリプロピレン樹脂による発泡材が適用される。板状部材2Bは、引き紐4の端部が、この操作部10Bを貼り付ける箇所に事前に貼り付けられた後、操作部10Bに係る板材が貼り付けられる。ここで引き紐4は、貼付剤の薬剤により侵されない樹脂材料であって、可撓性を有する樹脂材料により作成される。また背中等の手が十分に届かない部位にこの貼付具1を保持した場合にあって、握力の低下した老人によっても、十分に把持して引っ張ることができるように、十分に幅広の帯形状であって、十分な長さにより作成される。より具体的に、シリコンゴムのシート材により作成される。
また板状部材2Bは、外側面の接続部材3側に、シート状のマグネット11が配置され、このマグネット11により、貼付具1を冷蔵庫の壁面等に一時的に貼り付けて保持できるように構成される。
さらに板状部材2A及び2Bは、内側面の、操作部10A及び10Bに対応する部位に、シート状のマグネット12A、12Bが設けられ、これらマグネット12A、12Bの磁力により、板状部材2A及び2Bを積層した際(図4参照)に、板状部材2Aに対して板状部材2Bを位置決めできるように構成される。
さらに板状部材2A及び2Bは、マグネット12A、12Bの接続部材3側に向かって、剥離フィルム13A、13B、吸着部14A、14Bが順次設けられる。ここで剥離フィルム13A、13Bは、貼付剤の薬剤面が貼りつかないように、また貼付剤の薬剤面が貼り付いた場合には、容易に引きはがすことができ、さらに薬剤面の薬剤の付着を防止できるように、設けられる。剥離フィルム13A、13Bは、この実施形態では、ポリエチレンテレフタラートによるフィルム材が適用され、接着剤、両面テープ等により板状部材2A及び2Bに貼り付けて保持される。また後述する位置決め部材16A及び16Bにより貼付剤を位置決めして板状部材2A及び2Bを積層した際に、2つ折りにより配置した貼付剤の中央の部位より、剥離フィルム13A、13Bのマグネット12A及び12B側の端部がマグネット12A及び12B側となるように設定され、これにより板状部材2A及び2Bへの薬剤の付着を防止できるように構成さけられる。
吸着部14A、14Bは、貼付剤の保護フィルムを吸着してこの保護フィルムを貼付剤の薬剤面から剥離する為に設けられる。このため貼付剤から保護フィルムを剥離する際には、貼付剤から保護フィルムを剥離するに十分な強度で保護フィルムに吸着し、また貼付剤の保護フィルムを剥離した後には、容易に吸着した保護フィルムを取り外すことができるように密着力が設定される。より具体的に、吸着部14A、14Bは、いわゆる微粘着のシート材を板状部材2A及び2Bに貼り付けて形成される。
ここで図6(A)に示すように、貼付具1を使用する貼付剤21Aは、薬剤面が長手方向に左側領域、中央領域、右側領域に分割され、各領域にそれぞれ保護フィルム22A、22B、22Cが割り当てられたものがある。この種の貼付剤21Aは、保護フィルム22A及び22Bの境界、保護フィルム22B及び22Cの境界が、大きく蛇行するように形成されている。この保護に係る境界の蛇行に対応するように、板状部材2A及び2Bは、剥離フィルム13A及び吸着部14Aの境界、剥離フィルム13B及び吸着部14Bの境界が大きく蛇行するように作成され、これによりこの貼付具1を使用する際の誤使用を低減できるように構成される。
さらに板状部材2Bは、剥離フィルム13Bのマグネット12B側、両端部に、補助吸着部15が配置される。ここで補助吸着部15は、貼付剤の薬剤面の全面に一体に保護フィルムが貼り付けられている場合に、この貼付剤の端部に一時的に密着してこの貼付具1を使用可能とするために設けられる。この実施形態では、面ファスナーであるマジックテープ(登録商標)のオス側が貼り付けられて補助吸着部15が形成され、この面ファスナーの突起により貼付剤に一時的に密着できるように構成される。なおこれにより実用上十分に貼付剤を保持できる場合には、吸着部14A、14Bと同一の部材を適用してもよい。
さらに板状部材2Bは、接続部材3側に、貼付剤の位置決め用の構成である位置決め部材16A及び16Bが位置される。ここでこの位置決め部材16A及び16Bは、発泡ウレタン等による断面矩形形状による棒状の部材であり、板状部材2Bの内側面より突出するように、板状部材2Bの短辺に沿って配置される。板状部材2Bは、大きさの異なる貼付剤を使用する場合に、それぞれ端部を当接させて貼付剤を位置決めする目的で設けられる。
より具体的に、接続部材3により接続されている側より遠い側の位置決め部材16Aは、図6(A)について上述した貼付剤21Aの位置決め用であり、この貼付剤21Aの薬剤面を外側にして2つ折りして重なり合う両端部を当接させて配置した場合に、この貼付剤21Aに係る保護フィルム22A及び22Bの境界、保護フィルム22B及び22Cの境界が、板状部材2B側の吸着部14Bと剥離フィルム13Bの境界に重なり合い、またこの状態から接続部材3を折り曲げて板状部材2A及び2Bを積層した場合に、貼付剤21Aに係る保護フィルム22A及び22Bの境界、保護フィルム22B及び22Cの境界が、板状部材2A側の吸着部14Aと剥離フィルム13Aの境界に重なり合うように設定される。
またこの位置決め部材16Aよりも接続部材3に近い側の位置決め部材16Bは、図6(A)との対比により図6(B)により示すように、長手方向の中央で保護フィルムを2つに分割して剥離する形式の貼付剤21Bについての位置決め用であり、この貼付剤21Bの薬剤面を外側にして2つ折りして重なり合う両端部を当接させて配置した場合に、この貼付剤21Bに係る保護フィルム22A又は22Bの、貼付剤21Bの中央側部位が板状部材2B側の吸着部14Bと重なり合い、またこの状態から板状部材2A及び2Bを2つ折りにして積層した場合に、貼付剤21Bに係る保護フィルム22B又は22Aの、貼付剤21Bの中央側部位が板状部材2A側の吸着部14Aと重なり合うように設定される。
〔貼付具の使用方法〕
ここで貼付具1を使用する場合、事前に、操作子7を操作して板状部材2Aの端部より折り曲げ癖3A及び3Bを作成した部位が露出するように接続部材3を設定し、またこの折り曲げ癖3A及び3Bにより板状部材2及び2Bを積層できるように(図4に示す状態である)板状部材2A及び2Bの間隔が設定される(図1に示す状態である)。また図6(A)に示すように、長手方向に薬剤面が左側領域、中央領域、右側領域に分割され、各領域にそれぞれ保護フィルム22A、22B、22Cが割り当てられた貼付剤21Aに貼付具1を使用する場合、始めのこの貼付剤21Aの中央領域の保護フィルム22Bを剥離し、これにより貼付剤22Aの保護フィルムを中央の部位で長手方向の左右に分割する。
ここで貼付具1を使用する場合、事前に、操作子7を操作して板状部材2Aの端部より折り曲げ癖3A及び3Bを作成した部位が露出するように接続部材3を設定し、またこの折り曲げ癖3A及び3Bにより板状部材2及び2Bを積層できるように(図4に示す状態である)板状部材2A及び2Bの間隔が設定される(図1に示す状態である)。また図6(A)に示すように、長手方向に薬剤面が左側領域、中央領域、右側領域に分割され、各領域にそれぞれ保護フィルム22A、22B、22Cが割り当てられた貼付剤21Aに貼付具1を使用する場合、始めのこの貼付剤21Aの中央領域の保護フィルム22Bを剥離し、これにより貼付剤22Aの保護フィルムを中央の部位で長手方向の左右に分割する。
貼付具1を使用する場合、この保護フィルム22Bを剥離してなる貼付剤21Aを、長手方向の中央の部位で薬剤面(保護フィルム側)を外側にして2つ折りした後、図7に示すように、このように2つ折りにより重なり合う長手方向の端部を位置決め部材16Aに当接させて位置決めし、その後、折り曲げ癖3A及び3Bにより接続部材3を折り曲げることにより板状部材2Bに対して板状部材2Aを回動させ、図4に示すように板状部材2A及び2Bを積層する。この積層の際に、折り曲げ癖3A及び3Bを設けたことにより、貼付具1は、簡易な操作により板状部材2A及び2Bを積層することができる。またマグネット12A及び12Bを設けたことにより、このマグネット12A及び12Bの密着により板状部材2A及び2Bの位置ずれを有効に回避して積層することができ、これにより貼付剤21Aの薬剤面が予定外の部位に張り付いたりすることを有効に回避することができる。また剥離フィルム13A及び13Bにより、貼付剤21Aの薬剤の予測外の部位への付着等を有効に回避することができる。また位置決め部材16Aにより位置決めすることにより、簡易な操作により確実に貼付剤21Aを板状部材2A及び2B間に配置することができる。
続いて接続部材3をまっすぐに伸ばし、板状部材2A及び2Bの積層を解除する。このように一旦、板状部材2A及び2Bを積層した後、この積層を解除した場合には、図8に示すように、吸着部14A及び14Bにそれぞれ貼付剤21Aの保護フィルム22A及び22Bを吸着して保護フィルム22A及び22Bを部分的に引きはがし、貼付剤21Aの薬剤面を露出させた状態で、吸着部14A及び14B、保護フィルム22A及び22Bにより貼付剤21Aを板状部材2A及び2B間に保持することができる。これにより貼付具1においては、貼付剤21Aを患部に貼り付けることが可能となる。
しかしながらこのように接続部材3をまっすぐに伸ばして単純に積層を解除した状態では、接続部材3の折り曲げ癖3A及び3Bにより板状部材2A及び2B間で接続部材3が折れ曲がり、患部に貼り付けることが却って難しくなる。そこでこの実施形態では、操作子7の操作により接続部材3をスライドさせることにより、板状部材2A及び2B間に折り曲げ癖3A及び3Bを作成した部位が位置しないようにする。これにより板状部材2A及び2Bは、板状部材2A、2Bの間で接続部材3が折れ曲がらないように設定されることにより、内側面がほぼ平坦となるよう保持され、患部への貼付剤21Aの貼り付け作業を簡略化することができる。
このようにして板状部材2A、2Bの間で接続部材3の部位で折れ曲がらないようにして、図9に示すように、貼付剤21Aが人体側となるように保持して患部の部位に持来した後、貼付剤21Aを患部に貼り付ける。その後、板状部材2Aの操作部10Aに指を引っ掛けて、引き紐4を引っ張ることにより、又は他方の板状部材2Bの操作部10Bに指をかけ引っ張ることにより、板状部材2A及び2Bを離間させ、これにより薬剤面より保護フィルム22A、22Cを完全に引きはがす。これにより貼付剤21Aの患部への貼り付けが完了する。この場合、患部に手が届かないような場合でも、貼付剤21Aを板状部材2A及び2Bに保持してこれら板状部材2A及び2B間で接続部材3が折れ曲がらないように保持されていることにより、簡易かつ確実に所望の患部に貼付剤21Aを貼り付けることができる。
ところでこのように板状部材2A及び2B間で接続部材3が折れ曲がらないようにして板状部材2A及び2Bに貼付剤21Aを保持した場合にあっても、例えば極端に体が固い場合、片手の自由が効かない場合等にあっては、所望する患部に貼付剤21Aを貼り付けることが困難になる。このような場合、板状部材2A及び2Bに貼付剤21Aを配置した状態で(図8に示す状態である)、例えば冷蔵庫、スチールデスク、スチール棚等の鉄材による家具、家電製品に、マグネット11により板状部材2A及び2Bを貼り付けて保持するようにし、この板状部材2A及び2Bに保持されてなる貼付剤に背中等の患部を押し付けて板状部材2A及び2Bを離間させることにより、貼付剤21Aを貼り付けることができる。
これに対して図6(B)により示す長手方向の中央で保護フィルムを2つに分割して剥離する形式の貼付剤21Bについては、始めに貼付剤21Bを長手方向の両端側に引き伸ばし、これにより中央に設けられた分割線24により保護フィルムを分割する。その結果、この貼付剤21Bは、保護フィルムが中央より左右の保護フィルム22A及び22Cに分割されることになる。
このようにして貼付剤21Aの場合と同様に、操作子7を操作して板状部材2A及び2B間で接続部材3を折り曲げ可能に設定した後、位置決め部材16Aに代えて位置決め部材16Bを基準にして貼付剤21Bを板状部材2Bに配置した後、板状部材2A及び2Bを積層する。またその後、板状部材2A及び2Bの積層を解除し、操作子7の操作により板状部材2A及び2B間で接続部材3を折り曲げ困難に設定する。これらにより板状部材2A及び2Bに貼付剤21Bを配置する。その後、貼付剤21Aの場合と同様に患部に貼付剤21Bを貼り付ける。
これに対して貼付剤にあっては、このように保護フィルムを長手方向の左右に分割することになく、薬剤面に貼り付けられた一枚の保護フィルムを剥離して使用するもののある。図10に示すように、このような貼付剤21Cについては、長手方向、一方の端部で、保護フィルム22を部分的に剥離し、この保護フィルム22を剥離してなる側の基材(薬剤を塗布した布材である)を補助吸着部15に押し付け、これにより補助吸着部15により貼付剤21Cの長手方向の一端を保持する。なおこのようにして補助吸着部15に貼付剤21Cを配置する際に、事前に、操作子7の操作により板状部材2A及び2B間で接続部材3が折れ曲がらないようにする。
続いて保護フィルム22の端部を板状部材2A側に折り返して吸着部14Aに吸着させ、これにより保護フィルム22を一部剥離した状態で、板状部材2A及び2Bに貼付剤21Cを配置する。これにより貼付剤21Cを板状部材2A及び2Bに配置して保持する。その後、貼付剤21A、21Bの場合と同様にして患部に貼付剤21Cを貼り付ける。
以上の構成によれば、第1及び第2の板状部材、接続部材とを備えるようにし、この第1及び第2の板状部材にそれぞれ吸着部を設けるようし、さらに接続部材による第1及び第2の板状部材の接続が、第1及び第2の板状部材を積層可能に、第1の板状部材に対して第2の板状部材を回動自在とした接続であり、かつ第1及び第2の板状部材の間隔を可変可能とした接続であることにより、従来に比して一段と簡易かつ確実に所望する患部に貼付剤を貼り付けることができる。
すなわち貼付剤の保護フィルムを中央の部位で2つに切り離した状態で、貼付剤の薬剤面を外側にして2つ折りにより第1又は第2の板状部材の間に貼付剤を配置して積層した後、第1及び第2の板状部材の積層を解消することにより、第1及び第2の板状部材の吸着部により貼付剤の保護フィルムを部分的に剥離して貼付剤の薬剤面が部分的に露出した状態で、第1及び第2の板状部材に貼付剤を保持し、その後、第1及び第2の板状部材と共に薬剤面を患部に押し付けた後、第1及び第2の板状部材の間隔を広げることにより、貼付剤から保護フィルムを剥離して取り除くことにより、従来に比して一段と簡易かつ確実に所望する患部に貼付剤を貼り付けることができる。
また板状部材への接続部材の挿入量の可変により、折り曲げ癖の部位を第1及び第2の板状部材間に配置して、第1の板状部材に対して第2の板状部材を回動自在とし、かつ第1及び第2の板状部材の間隔を可変可能とすることにより、簡易な構成により簡易かつ確実に所望する患部に貼付剤を貼り付けることができる。
また第1の板状部材に、接続部材をスライドさせる操作子を設けることにより、簡易な操作により接続部材を折り曲げ可能としたり、折り曲げ困難とすることができ、一段と使い勝手を向上することができる。
また第2の板状部材に、貼付剤の位置決め用の構成を設けることにより、この位置決め用の構成を利用して確実に貼付剤を位置決め配置することができる。
また第2の板状部材に、引き紐を設けることにより、この引き紐を利用して簡易に第1及び第2の板状部材の間隔を広げることができ、その結果、使い勝手を向上することができる。
また第2の板状部材に、貼付剤を配置する側とは逆側の面にマグネットを設けることにより、このマグネットを利用して例えば冷蔵庫等に貼り付けて貼付剤を貼り付けることができ、一段と使い勝手を向上することができる。
〔他の実施形態〕
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
以上、本発明の実施に好適な具体的な構成を詳述したが、本発明は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施形態の構成を種々に変更することができる。
すなわち上述の実施形態では、第2の板状部材である板状部材2B側にのみ、位置決め部材を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1の板状部材2A側に設けるようにしても良く、双方に設けるようにしてもよい。また実用上十分な場合には、位置決めの構成を省略してもよい。
また上述の実施形態では、第2の板状部材である板状部材2B側にのみ、引き紐を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1の板状部材2A側に設けるようにしても良く、双方に設けるようにしてもよい。また必要に応じて引き紐を省略してもよい。
また上述の実施形態では、第2の板状部材である板状部材2B側にのみ、マグネット11を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1の板状部材2A側に設けるようにしても良く、双方に設けるようにしてもよい。
また上述の実施形態では、第2の板状部材である板状部材2B側にのみ、補助吸着部15を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第1の板状部材2A側に設けるようにしても良く、双方に設けるようにしてもよい。
また上述の実施形態では、折り曲げ癖のついた板状の部材を接続部材に適用して板状部材を接続する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、要は、板状部材を積層可能に、さらには間隔を調整可能に接続し、さらには必要に応じて板状部材が回動しないように接続すれば良く、種々の構成を広く適用することができる。
また上述の実施形態では、補助吸着部、冷蔵庫等に貼り付けるためのマグネット等を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、実用上十分な場合には、これらの構成を省略してもよい。
また上述の実施形態では、断面矩形形状による棒状部材による位置決め部材を配置して板状部材に貼付剤の位置決め用の構成を設ける場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば板状部材に線図等を設けて位置決め用の構成としてもよく、貼付剤の位置決めには種々の構成を広く適用することができる。
1 貼付具
2A、2B 板状部材
3 接続部材
3A、3B 折り曲げ癖
4 引き紐
6 開口
7 操作子
10A、10B 操作部
11、12A、12B マグネット
13A、13B 剥離フィルム
14A、14B 吸着部
15 補助吸着部
16A、16B 位置決め部材
21A、21B、21C 貼付剤
22、22A、22B、22C 保護フィルム
24 分割線
2A、2B 板状部材
3 接続部材
3A、3B 折り曲げ癖
4 引き紐
6 開口
7 操作子
10A、10B 操作部
11、12A、12B マグネット
13A、13B 剥離フィルム
14A、14B 吸着部
15 補助吸着部
16A、16B 位置決め部材
21A、21B、21C 貼付剤
22、22A、22B、22C 保護フィルム
24 分割線
Claims (7)
- 貼付剤の貼り付けに使用する貼付具において、
前記貼付剤を一時的に保持する第1及び第2の板状部材と、
前記第1及び第2の板状部材を接続する接続部材とを備え、
前記第1及び第2の板状部材には、
前記貼付剤の保護フィルムを中央の部位で2つに切り離した状態で、前記貼付剤の薬剤面を外側にして2つ折りにより前記第1又は第2の板状部材の間に前記貼付剤を配置して前記第1及び第2の板状部材を積層した際に、前記貼付剤の保護フィルムに吸着する吸着部がそれぞれ設けられており、
前記接続部材による前記第1及び第2の板状部材の接続が、
前記第1及び第2の板状部材を積層可能に、前記第1の板状部材に対して前記第2の板状部材を回動自在とした接続であり、
かつ前記第1及び第2の板状部材の間隔を可変可能とした接続である
貼付剤の貼付具。 - 前記接続部材は、
前記第1及び第2の板状部材の端面にスライド可能に挿入された板状の部材であって、前記第1及び第2の板状部材の積層に係る折り曲げ癖が設けられ、
前記貼付具は、
前記第1及び第2の板状部材への前記接続部材の挿入量の可変により、
前記折り曲げ癖の部位を前記第1及び第2の板状部材間に配置して、前記第1及び第2の板状部材を積層可能に、前記第1の板状部材に対して前記第2の板状部材を回動自在とし、
かつ前記第1及び第2の板状部材の間隔を可変可能とした
請求項1に記載の貼付剤の貼付具。 - 前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つは、
前記貼付剤を配置する側の面とは逆側の面に、前記接続部材をスライドさせて前記接続部材の挿入量を可変する操作子が設けられた
請求項2に記載の貼付剤の貼付具。 - 前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つには、
前記貼付剤の位置決め用の構成が設けられた
請求項1、請求項2、請求項3の何れかに記載の貼付剤の貼付具。 - 前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つには、
前記接続部材が設けられている側とは逆側に、引き紐が設けられた
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4の何れかに記載の貼付剤の貼付具。 - 前記第1及び第2の板状部材の少なくとも1つには、
前記貼付剤を配置する側とは逆側の面に、マグネットが設けられた
請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5の何れかに記載の貼付剤の貼付具。 - 貼付剤の保護フィルムを吸着する吸着部をそれぞれ備えた第1及び第2の板状部材の間に、前記貼付剤の保護フィルムを中央の部位で2つに切り離した状態で、前記貼付剤の薬剤面を外側にして2つ折りにより配置して前記第1及び第2の板状部材を積層する第1の工程と、
前記第1及び第2の板状部材の積層を解除して並べて保持することにより、前記第1及び第2の板状部材の吸着部に吸着する前記貼付剤の保護フィルムを介して、局所的に薬剤面を露出させた状態で前記貼付剤を前記第1及び第2の板状部材に保持する第2の工程と、
前記薬剤面を患部に押し付けて前記第1及び第2の板状部材の間隔を広げることにより、前記貼付剤から保護フィルムを剥離して取り除く第3の工程とを備える
貼付剤の貼り付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013217640A JP2015077350A (ja) | 2013-10-18 | 2013-10-18 | 貼付剤の貼付具及び貼付剤の貼り付け方法 |
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Family
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JP2013217640A Pending JP2015077350A (ja) | 2013-10-18 | 2013-10-18 | 貼付剤の貼付具及び貼付剤の貼り付け方法 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017035581A (ja) * | 2016-11-21 | 2017-02-16 | 香織 浅川 | 剥離フィルム付き貼付剤の貼付用補助具 |
WO2018167988A1 (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-20 | 株式会社テクセルジャパン | 貼付剤のシート状貼付け補助具、及びそれを用いた貼付剤の貼り付け方法 |
JP2018167015A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 宏彰 志水 | 湿布貼り付け補助具 |
CN109758666A (zh) * | 2018-05-22 | 2019-05-17 | 蔡毓旻 | 一种辅助治疗类风湿性关节炎的设备 |
-
2013
- 2013-10-18 JP JP2013217640A patent/JP2015077350A/ja active Pending
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