JP3170922U - アウトリガ搭載作業車 - Google Patents

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富夫 市橋
富夫 市橋
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Abstract

【課題】運転者の確認動作の負担を少なくして確認忘れ及び誤確認を防止し、アウトリガ及び周辺の設置物の損傷を防止するアウトリガ搭載作業車を提供する。【解決手段】車両本体22の幅方向両側に搭載したアウトリガ1、1は、支持体にアウトリガフロート3が摺動可能に挿装してある。アウトリガフロート3の水平方向の進退及び油圧ジャッキ3Cの伸長によるアウトリガフロート3の縦方向の変位は、支持体に設けた1個の近接スイッチ5で検知する。運転室に設けたサイドブレーキの開放時に、アウトリガフロート3の水平方向の進出、又は縦方向の変位によって近接スイッチ5がオフの場合は警報器により警報を発する。【選択図】図2

Description

本考案は、アウトリガやブームを搭載した作業車が、アウトリガを水平方向又は縦方向に伸長させた状態、或はブームを起立させた状態で走行して事故や車両の損傷を招く事態を確実に防止できるようにしたアウトリガ搭載作業車に関する。
例えば、クレーン車のように、作業時の安定性を確保するためのアウトリガを車両本体に設け、作業時には支持体からアウトリガフロートを水平方向に突出させ、その先端から油圧ジャッキ縦方向に伸長させて地盤に接地させることで、車体の安定を図る方法が知られている。そして、作業終了後は、アウトリガフロートを退行させて支持体内に格納し、油圧ジャッキを縮退させた状態にすることで作業現場を移動し、或いは公道を走行するが、作業者が誤ってアウトリガフロートの格納或いは油圧ジャッキの縮退を忘れたために、路面を傷付けたり、周囲の構造物に当って破壊するという問題や、アウトリガ或は車両を損傷するという問題がある。
そこで、アウトリガフロートの支持体への格納忘れを防止するために、種々の技術が提案されている。例えば、アウトリガケース14に近接センサ15を取付けると共に、伸縮アーム16に感知棒17を付け、近接センサ15により車両の移動に際して伸縮アーム16の収納状態を拡声器9から言語音声で報知するようにした技術が提案されている(特許文献1)。
特開平9−165193号公報
上述した従来技術によれば、伸縮アーム16の収納状態を拡声器9から言語音声で報知する方法は危険防止に相応の効果があると思われるが、一般に音声による警告方法は、警告音声が繰り返されるのに伴って作業者は煩いという判断から電源を切ってしまうという問題がある。このため、伸縮アーム16を伸長させたままで公道を走行して送電や通信用の架線を切断してしまうという事故を確実に防止できないという欠点がある。
また、アウトリガケース14に対して伸縮アーム16を水平方向に伸縮する状態は近接センサ15で検知しているが、伸縮アーム16の先端に設けたシリンダの伸縮状態を検知する構成になっていない。このため、シリンダを縮退するのを忘れて走行し、シリンダや周囲の構造物の損傷事故を招いてしまうという欠点がある。
本考案は上述した従来技術の問題点や欠点に鑑みなされたもので、アウトリガを構成するアウトリガフロートの水平方向の進退及び縦方向の変位を1個のセンサで検知し、サイドブレーキの操作により安全確認を可能にすることで、運転者の確認動作を容易に、かつ少なくして確認忘れと誤確認を防止し、また構成を単純化することで機器の故障の発生を防止するようにしたアウトリガ搭載作業車を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために構成した本考案の手段は、車両本体に搭載するアウトリガを構成する支持体に摺動可能に挿装したアウトリガフロートの水平方向の進退、及び油圧ジャッキの伸長による該アウトリガフロートの縦方向の変位を検知すべく、前記支持体に設けた1個の近接センサと、該近接センサに対応して前記アウトリガフロートに設けた検知用部材と、前記車両本体のサイドブレーキの開放時に前記近接センサがオフの場合は、前記アウトリガフロート又は油圧ジャッキが未格納であるとする警報を発する警報手段とからなる。
そして、請求項1記載のアウトリガ搭載作業車において、前記車両本体に搭載したクレーン装置のブーム基台に近接センサを設け、該ブーム基台に回動可能に軸支したブームに前記近接センサに対応して検知用部材を設け、前記車両本体のサイドブレーキの開放時に前記近接センサがオフの場合は、前記ブームが未格納であるとする警報を発する警報手段を設けるとよい。
また、前記近接センサは、近接スイッチでもよい。
本考案は上述の如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)1個の近接センサで、アウトリガの進退状態と昇降状態を検知し、サイドブレーキの操作で安全確認する構成にしたから、簡単な構成で運転者の誤操作や誤判断を回避することができるアウトリガ搭載作業車にすることができる。
(2)作業車に搭載するアウトリガの動作を近接センサで検知し、アウトリガが正常な格納状態にない場合には、サイドブレーキを解除すると警報が発せられるようにしたから、アウトリガの格納を忘れて走行することによる事故を確実に解消することができる。
(3)1個の近接センサにより、アウトリガが水平方向と縦方向の2方向で正常な格納状態にあるかを検知する構成にしたから、アウトリガから突起する機器も必要最小限で、電気的配線も簡単であるから、機器の損傷も故障も可及的に少なくすることができる。
(4)クレーン装置のクレーン支柱に近接センサを設け、ブームに検知用部材を設けることで、アウトリガと同様にブームが適切に格納されていない場合には警報器が作動することで、周辺の機器や架線等及びクレーン装置の損傷を回避することができる。
図1乃至図7は第1の実施の形態に係り、図1はアウトリガ搭載作業車の側面図である。 図1中のA−A線断面図である。 近接センサと検知部材の配置図である。 アウトリガの側面図である。 アウトリガフロートの進出による近接センサと検知部材の位置関係の説明図である。 アウトリガフロートの縦方向変位による近接センサと検知部材の位置関係の説明図である。 安全装置の回路図である。 第2の実施の形態に係るアウトリガ搭載作業車の部分拡大図である。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図1乃至図7は第1の実施の形態を示す。図1及び図2において、21は後述するアウトリガ1を搭載するクレーン作業車21を示す。該クレーン作業車21は車両本体22と、該車両本体22の前側に搭載した運転室23とから大略構成してあり、運転室23には後述するようにハンドル23A、サイドブレーキ23D等が設けてあり、車両本体22にはクレーン装置25が搭載してある。
アウトリガ1、1、・・は車両本体22の前後に離間して左右に一対、2組搭載してある。2は該各アウトリガ1を構成し、クレーン作業車21の車両本体22に横幅方向に向けて固着した角筒からなる支持体である。3は該支持体2に摺動可能に挿装されたアウトリガフロートで、該アウトリガフロート3は支持体2の先端2Aから水平方向に進退可能に進出し、先端側は車両本体22の横幅よりも外方に進出するようになっている。そして、アウトリガフロート3は角柱からなり、支持体2内に設けた図示しない油圧シリンダによって水平方向に進退する可動梁部3Aと、該可動梁部3Aの先端側から下向きに突設した筒状のジャッキ支持部3Bと、該ジャッキ支持部3Bに設けた油圧ジャッキ3Cとから構成してある。
ここで、図4に示すように、支持体2の縦方向内径に対してアウトリガフロート3は縦方向外径の縦幅を若干短く設定してあり、支持体2に対してアウトリガフロート3は上面側に幅Cの空隙4、実際には約2〜3mmの空隙4で上下に変位可能になっている。
5、5は前記アウトリガ1の格納状態を検知する左右一対の近接センサを示し、該各近接センサ5は一般に使用されている静電容量形で、対象物である検知用部材6との間で所定の縦方向間隔H、所定の横方向間隔Wより接近した状態ではオンになり、縦方向間隔H又は横方向間隔Wより離れると近接センサ5はオフになる。そして、各近接センサ5は支持体2の長手方向先端2A側に固着したホルダー5Aに設けてある。
6は各近接センサ5の検知動作を確実にするために、アウトリガフロート3の可動梁部3Aに固着した金属棒からなる検知用部材を示す。該検知用部材6は近接センサ5の真上に先端側6Aが所定の縦方向間隔Hで位置するように配置してあり、この間隔H内では近接センサ5は検知用部材6を検出してオンになり、アウトリガフロート3が格納状態にあることを検知する。
また、アウトリガフロート3が水平方向の外方に進出し、図5に示すように検知用部材6も外方に移動して先端側6Aが近接センサ5から横方向間隔Wを超えて離間すると、近接センサ5はオフになるので、アウトリガフロート3が所定の格納位置より外方に進出した未格納状態にあることを検知する。
他方、油圧ジャッキ3Cが伸長して地盤Gに接地している場合は、アウトリガフロート3が空隙4の幅C以上に縦方向に変位して支持体2を持ち上げた状態になり、近接センサ5に対して検知用部材6の先端側6Aが縦方向間隔Hより離間することで近接センサ5はオフになる。このように、1個の近接センサ5によって、アウトリガフロート3の進出状態及び縦方向の変位状態のいずれの状態も確実に検知することができる。
本実施の形態において、近接センサ5は運転室23内に設けたキースイッチ23B、リレー23C、サイドブレーキ23D、赤色ランプ及びブザーからなる警報器23Eと図7に示す回路で連結してある。そして、リレー23C、警報器23E等の電気部品は収納ボックス24に収納してキースイッチ23Bと電気的に接続し、かつキースイッチ23Bがオンの時にはこれら電気部品には常に通電するようにしてある。このように、安全装置専用の通電用スイッチは不要にすることにより、通電用スイッチの入れ忘れによる事故の発生を防止してある。
そして、作業の終了時、運転者が各アウトリガ1を操作してアウトリガフロート3を退行させて支持体2内に格納し、油圧ジャッキ3Cを縮退させて地盤Gから離間させると、近接センサ5は検知用部材6が高さ方向の間隔H、横方向の間隔Wが適正位置にあることを検知してオンになる。この状態で、運転者が作業車21を発車させるためにサイドブレーキ23Dを制動状態から解除しても警報器23Eは作動しない。
他方、作業の終了時、運転者がアウトリガ1を操作して油圧ジャッキ3Cは縮退させて地盤Gから離間させたが、アウトリガフロート3を支持体2に格納する操作を忘れていた場合、或いは、アウトリガフロー3は格納状態で油圧ジャッキ3Cを伸長させていたがその縮退を忘れた場合、近接センサ5は検知用部材6を検知できないことからオフの状態にある。この状態で、サイドブレーキ23Dを解除すると警報器23Eが作動して運転者に音、光等による警報を発することで事故の発生を予防する。
図8は本考案の第2の実施の形態を示す。図において、車両本体22に搭載したクレーン装置25は、クレーン支柱25Aと、該クレーン支柱25Aの上端に基端側が軸支され、先端側が回動可能なブーム25Bと、該ブーム25Bを矢示イ、ロ方向に回動する油圧シリンダ25Cと、車両本体22に搭載したウインチ25Dと、該ウインチ25Dとガイド滑車25Eを介してブーム25B先端との間に巻装したワイヤ25Fとから大略構成してある。
26は前記クレーン支柱24Aの上端側に設けた近接センサ、27は該近接センサ26に対向して前記ブーム25Bの基端側に設けた検知用部材で、ブーム25Bが矢示イ方向に上昇して所定間隔以上変位することにより近接センサ26はオフになり、ブーム26Bが未格納の状態であることを検知することができる。この状態で、サイドブレーキ23Dを解除すると警報器23Eが警報を発する作動は第1の実施の形態と同じである。
1 アウトリガ
2 支持体
3 アウトリガフロート
5、26 近接センサ
6、27 検知用部材
23D サイドブレーキ
23E 警報器
25 クレーン装置
25A クレーン支柱
25B ブーム

Claims (3)

  1. 車両本体に搭載するアウトリガを構成する支持体に摺動可能に挿装したアウトリガフロートの水平方向の進退、及び油圧ジャッキの伸長による該アウトリガフロートの縦方向の変位を検知すべく、前記支持体に設けた1個の近接センサと、該近接センサに対応して前記アウトリガフロートに設けた検知用部材と、前記車両本体のサイドブレーキの開放時に前記近接センサがオフの場合は、前記アウトリガフロート又は油圧ジャッキが未格納であるとする警報を発する警報手段とを設けたアウトリガ搭載作業車。
  2. 請求項1記載のアウトリガ搭載作業車において、前記車両本体に搭載したクレーン装置のブーム支柱に近接センサを設け、該ブーム支柱に回動可能に軸支したブームに前記近接センサに対応して検知用部材を設け、前記車両本体のサイドブレーキの開放時に前記近接センサがオフの場合は、前記ブームが未格納であるとする警報を発する警報手段を設けたことを特徴とするアウトリガ搭載作業車。
  3. 前記近接センサは、近接スイッチである請求項1又は2記載のアウトリガ搭載作業車。
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