JPH11278794A - クレーン装置 - Google Patents
クレーン装置Info
- Publication number
- JPH11278794A JPH11278794A JP7922698A JP7922698A JPH11278794A JP H11278794 A JPH11278794 A JP H11278794A JP 7922698 A JP7922698 A JP 7922698A JP 7922698 A JP7922698 A JP 7922698A JP H11278794 A JPH11278794 A JP H11278794A
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Abstract
のを防止できるようにする。 【解決手段】 クレーン装置のジブ5先端に近接センサ
10を取付け、該近接センサ10をクレーン操作室4の
警報表示器14に接続する。
Description
するものである。
動を行うようにしているクレーン装置においては、荷の
重量とジブの傾斜角とから演算される転倒モーメントが
設定値を越えないようにジブ傾斜角を調節して安全作業
半径で作業を行うようにした転倒防止装置を備えるよう
にしている。
止装置は、ジブ傾斜角を検出しており、その検出ジブ傾
斜角と荷の重量とから安全作業半径を演算して予めクレ
ーン装置の制御器にティーチインしておき、安全作業半
径と現在のジブ傾斜角による作業半径とをリアルタイム
で比較し、安全作業半径から外れようとすると警報を発
したり、ジブの傾斜変化を停止させる等の安全を図るよ
うになっている。
防止装置は、作業範囲が限定されている。例えば固定式
クレーン等のようなクレーン装置においては有効である
が、例えば自走式のクレーン装置等のように作業条件が
刻々変化するようなクレーン装置においては、安全性の
面で問題を有していた。
を実施する場合には、作業時にジブ先端が橋脚或いは橋
桁等の障害物に衝突する問題を生じることがある。ま
た、橋梁の建設時等のように、橋脚の上部にクレーン装
置を設置するような場合には、隣接するクレーン装置の
ジブ同志が干渉するような条件で作業を行う場合があ
り、このような場合にはジブ同志が衝突する問題を生じ
ることがある。
けられたクレーン操作室で操作員がクレーン装置の操作
を行うようになっており、従って、ジブを旋回させる操
作を行う時は、ジブが旋回して行く左右の方向に障害物
が存在するか否かはクレーン操作室の操作員によって容
易に確認することができ、よってジブ旋回時にジブが障
害物に衝突するというような問題を生じることは少な
い。
に存在する障害物とジブ先端との間に安全な距離が確保
されているか否かをクレーン操作室内から確認すること
は困難であり、このために、ジブの俯仰時にジブ先端を
障害物に衝突させてしまうという問題があり、また伸縮
式のジブを備えたクレーン装置においては前記ジブの俯
仰時に発生する衝突の問題と共に、ジブの伸張時にもジ
ブ先端を障害物に衝突させてしまうという問題を生じて
いた。
と、ジブを損傷させてしまうばかりでなく、吊荷を落下
させてしまうことにもなるので、ジブは極力衝突させな
いようにする必要がある。
もので、簡単な構成によってジブが障害物に衝突するの
を防止できるようにしたクレーン装置を提供することを
目的としている。
のジブ先端に近接センサを取付け、該近接センサをクレ
ーン操作室の警報表示器に接続したことを特徴とするク
レーン装置、に係るものである。
り、近接センサを防滴形の収納容器に収納し、且つ検出
方向を変更できるようジブ先端に取付けるようにする。
対してある距離以内に近付くと、近接センサは障害物の
接近を検知し、クレーン操作室の警報表示器にて衝突の
危険を知らせることができるので、ジブの俯仰、或いは
伸縮を停止させることによって、障害物に対してジブが
衝突するのを回避することができ、よってクレーン作業
を安全に行うことができる。
することにより、障害物となる物体の材質を問わずに検
出することができる。
まっている場合には、近接センサが障害物の方向に向く
ように向きを変えて固定することにより、狭角で検出を
行う安価な超音波センサを用いて、効率良く障害物の接
近を検出することができる。更に、超音波センサを防滴
形の収納容器の内部に収容すると、浸水による超音波セ
ンサの誤動作の発生を防止し、寿命を延長することがで
きる。
を図面に基づいて説明する。
たものである。図1に示すクレーン装置は、クローラ或
いはタイヤ等によって移動できるようにした移動架台1
上に、旋回環2を介して運転台3が旋回可能に搭載され
ており、運転台3にはクレーン操作室4が備えられてい
る。
より起伏可能に取付けられている。図1のジブ5は、基
端ジブ5aと、中間ジブ5bと、先端ジブ5cの3段か
らなっていて、伸縮可能に構成された場合を示してお
り、図1の状態はジブ5が縮小された状態を示してい
る。前記先端ジブ5cの先端部には、補助ブロック7を
介して補助ジブ8が取付けられている。
との間には俯仰用シリンダ9が接続されており、該俯仰
用シリンダ9の伸縮によりジブ5を俯仰させてジブ5の
傾斜角を変化させることができるようになっている。
端ジブ5cの先端に設けられている補助ジブ8に、近接
センサ10を取付け、該近接センサ10に接続した信号
ケーブル11を補助ブロック7に固定している。更に信
号ケーブル11の端部を、前記基端ジブ5aと中間ジブ
5bと先端ジブ5cの夫々の先端に取付けた案内具12
及び基端ジブ5aの長手方向中間部に設けた案内具12
に支持させた後、基端ジブ5aに取付けたコードリール
13に巻き付け、更に信号ケーブル11の端部をクレー
ン操作室4に設けられた警報表示器14に接続してい
る。前記コードリール13は、ジブ5の伸縮時にも信号
ケーブル11に常に一定の張力を与えて信号ケーブル1
1がたるまないようにするためのものである。
険を知らせたり、或いは点滅表示等によって操作員に危
険を知らせることができるようになっている。
たもので、近接センサ10は、防滴形の鋼板製の収納容
器15の内部に、超音波センサ16を収納した構成を有
している。超音波センサ16は、センサヘッド16a
と、該センサヘッド16aに接続されたアンプユニット
16bにて構成されており、該アンプユニット16bに
前記信号ケーブル11が接続されている。
5の前後に形成したフランジ部17に長穴18を形成
し、該長穴18を介して固定ボルト19により前記補助
ジブ8の垂直なフランジ面20に取付けるようにしてい
る。長穴18には図示するように張出部18aが形成さ
れており、収納容器15は前後に設けられている長穴1
8に対して3本の固定ボルト19により固定されるよう
になっている。
長穴18の位置を変更することにより、収納容器15の
向きを調節できるようになっている。即ち、近接センサ
10のセンサヘッド16aの向きを、前記ジブ5が俯仰
する面と平行な面で上下方向に変更させて固定できるよ
うになっている。図中21は補助ジブ8の補強リブ、2
2は吊孔である。
説明する。
ーン装置が備えている転倒防止装置を備えていても、或
いは備えていなくてもよい。
ン装置を操作して、ジブ5を旋回させる際は、ジブ5が
旋回して行く左右の方向に障害物が存在するか否かはク
レーン操作室4から容易に確認することができるので、
ジブ5の旋回時にジブ5が障害物に衝突するというよう
な問題は防止できる。
5を伸縮する際には、ジブ5の長手方向(奥行方向)の
前方に存在する障害物とジブ5の先端(先端ジブ5cの
先端)との間に安全な距離が確保されているか否かをク
レーン操作室4内から確認することは困難である。
ブ5の先端が障害物に対してある距離以内に近付くと、
近接センサ10は障害物の接近を検知し、クレーン操作
室4の警報表示器14は、警報音でジブ5の衝突の危険
を知らせたり、或いは点滅表示等によってジブ5の衝突
の危険を知らせることができる。従って、操作員は、作
業中にジブ5が障害物に接近したことを知ることができ
るので、ジブ5の俯仰、或いは伸縮を停止させることに
よって、障害物に対してジブ5が衝突するのを回避する
ことができ、よってクレーン作業を安全に行うことがで
きる。
音波センサ16にて構成することにより、障害物となる
物体の材質を問わずに検出することができる。
警報信号によって、クレーン装置の図示しない制御器を
作動させてジブ5の俯仰、或いは伸縮を停止させること
によって、障害物に対するジブ5の衝突を自動的に回避
させることもできる。
施する際には、衝突が想定される障害物の方向が決まっ
ている場合が多い。例えば、橋梁の橋脚はジブの前方に
対する障害物となる場合が多く、また橋桁はジブの上方
に対する障害物となる場合が多い。
決まっている場合には、図2の近接センサ10のセンサ
ヘッド16aの向きが障害物の方向に向くように収納容
器15の向きを変えて、固定ボルト19により補助ジブ
8に固定する。これにより、広角で検出を行えるように
している高価な超音波センサを用いることなしに、比較
的狭角で検出を行う安価な超音波センサ16を用いて、
効率良く障害物の接近を検出することができる。
の収納容器15の内部に収容しているので、浸水による
超音波センサ16の誤動作の発生を防止することがで
き、これによって超音波センサ16の寿命を延長するこ
とができる。
ものではなく、伸縮式のジブを備えたクレーン装置以外
に、ジブが伸縮しない方式のクレーン装置にも適用でき
ること、近接センサの構成、及びジブ先端に対する近接
センサの取付け位置等は種々変更し得ること、その他本
発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え
得ること、等は勿論である。
対してある距離以内に近付くと、近接センサは障害物の
接近を検知し、クレーン操作室の警報表示器にて衝突の
危険を知らせることができるので、ジブの俯仰、或いは
伸縮を停止させることによって、障害物に対してジブが
衝突するのを回避することができ、よってクレーン作業
を安全に行うことができる。
することにより、障害物となる物体の材質を問わずに検
出することができる。
まっている場合には、近接センサが障害物の方向に向く
ように向きを変えて固定することにより、狭角で検出を
行う安価な超音波センサを用いて、効率良く障害物の接
近を検出することができる。更に、超音波センサを防滴
形の収納容器の内部に収容すると、浸水による超音波セ
ンサの誤動作の発生を防止し寿命を延長することができ
る。
である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 クレーン装置のジブ先端に近接センサを
取付け、該近接センサをクレーン操作室の警報表示器に
接続したことを特徴とするクレーン装置。 - 【請求項2】 近接センサが超音波センサであることを
特徴とする請求項1記載のクレーン装置。 - 【請求項3】 近接センサが、防滴形の収納容器に収納
されており、且つ検出方向を変更できるようにジブ先端
に取付けられていることを特徴とする請求項1又は2記
載のクレーン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7922698A JPH11278794A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | クレーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7922698A JPH11278794A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | クレーン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11278794A true JPH11278794A (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=13684000
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7922698A Pending JPH11278794A (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | クレーン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11278794A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008195478A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Docomo Engineering Chugoku Inc | 収納状態検出装置及び収納状態検出システム |
CN108089577A (zh) * | 2017-12-05 | 2018-05-29 | 西安丰树电子科技发展有限公司 | 轨道式擦窗机安全监控系统及防碰撞预测控制方法 |
JP2019123594A (ja) * | 2018-01-16 | 2019-07-25 | 株式会社東芝 | クレーン操作システム |
CN113247771A (zh) * | 2021-04-26 | 2021-08-13 | 国电南瑞科技股份有限公司 | 一种起重机防电缆触碰系统及方法 |
-
1998
- 1998-03-26 JP JP7922698A patent/JPH11278794A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008195478A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Docomo Engineering Chugoku Inc | 収納状態検出装置及び収納状態検出システム |
CN108089577A (zh) * | 2017-12-05 | 2018-05-29 | 西安丰树电子科技发展有限公司 | 轨道式擦窗机安全监控系统及防碰撞预测控制方法 |
JP2019123594A (ja) * | 2018-01-16 | 2019-07-25 | 株式会社東芝 | クレーン操作システム |
CN113247771A (zh) * | 2021-04-26 | 2021-08-13 | 国电南瑞科技股份有限公司 | 一种起重机防电缆触碰系统及方法 |
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