JP3170684B2 - 端子金具の絶縁板液密植設構造とその植設方法 - Google Patents
端子金具の絶縁板液密植設構造とその植設方法Info
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Description
サその他密閉形電気部品の導電端子を絶縁体に液密的に
植設して使用するに好適な端子金具の絶縁板液密植設方
法に関する。
しては、従来、例えば実開昭55−105936号公報
記載のものが有った。この従来の技術は、硬質絶縁板と
ゴム板との重合板に端部中空で中央部に鍔を有するピン
状端子筒を挿通させるとともに、上記鍔部の周縁を前記
合成ゴム板にきつく食い込ませて気密、液密性を確保す
るように前記端子筒の下端を押潰してカシメ止めし、こ
のカシメ止め部の端部を直接または(菊)座金を介して
コンデンサ主体に電気的に接触させ、また端子筒の他端
中空部内に外部導線を挿入後その周縁における端子筒を
圧着工具などで押潰して端子筒他端と外部導線とを強固
に結合させてなるコンデンサの端子栓装置である。
は、絶縁板の孔に外鍔付きのピン状端子金属筒を挿通
し、絶縁板から突出した端子筒部分を絶縁板に単に押し
潰してカシメ止めすることで前記端子金属筒を絶縁板に
植設しただけのものであり、絶縁板に対する端子筒の回
転止め部分がないので、端子筒に対し外部導体をねじ止
めする際に、肝心の端子筒がねじと共に回転してしま
い、外部導体を端子筒にねじ止め接続できないという本
質的かつ、重大な問題点が有る。
わゆるローレットを削設した端子金具を絶縁板にインサ
ート成形により植設したものも従来周知であるが、この
従来例では、端子金具と絶縁板との間に微小なスキマが
生じてしまっているので、液密不完全であり、大容量電
解コンデンサのような密閉形電気部品の端子栓としては
使用できないというような問題点が有る。
ために、硬質絶縁板に孔とこの孔に連接した溝とを形成
し、前記絶縁板の孔に延展性金属で作った外鍔付きの端
子金具をその鍔面に配したゴムリングまで挿通し、前記
端子金具の絶縁板突出部の周縁部分だけを押しダイの孔
縁でリング状に押し削りながらコキ広げ潰しカシメて鍔
部を形成すると同時に、この鍔部に絶縁板溝に深く入り
込んだ回転止め用突部を一体形成することで、絶縁板に
液密性良く端子金具を植設すると共に、この端子金具に
外部導体をきつくねじ止め接続できるようにすることを
目的とする。
は、絶縁板の孔に外鍔付きの端子金具を挿通し、絶縁板
から突出した端子部分を絶縁板にカシメ止めすることで
前記端子金具を絶縁板に植設するに当たり、強化プラス
チック成形の硬質絶縁板に孔とこの孔に連接した放射状
の溝とを形成し、前記絶縁板の孔に絶縁板よりも軟質の
延展性金属で作った外鍔付きの端子金具をその鍔面に配
したゴムリングまで挿通し、前記端子金具の絶縁板突出
部の周縁部分だけをその平面輪郭の75〜95%程度の
一回り小さい縦穴を有する押しダイの穴縁で前記外鍔方
向にリング状に押し削りながら満遍なくコキ広げ潰しカ
シメて絶縁板面に強く圧接した鍔部と成すことで、前記
端子金具を絶縁板にカシメ止めして植設すると同時に、
前記鍔部に前記絶縁板溝に入り込んだ突部を形成して絶
縁板に対する端子金具の回転止めを施こし、かつ、前記
ゴムリングを前記外鍔と絶縁板とできつく挟んで液密保
持することで達成できた。
面を参照して説明する。先ず、この発明の基本形態は、
図1から図3までの各図に示すように、絶縁板1の孔2
に外鍔4付きの端子金具5を挿通し、絶縁板1から突出
した端子部分を絶縁板1にカシメ止めすることで図1の
ように前記端子金具5を絶縁板1に植設するに当り、フ
ェノール樹脂やポリフェニレンサルファイド等の強化プ
ラスチックで図2のように成形して作った硬質絶縁板1
に孔2とこの孔に連接させた放射状の溝3とを形成し、
前記絶縁板1の孔2にアルミニウムや銅などの前記硬質
絶縁板1よりも軟質の延展性金属で作った外鍔4付きの
端子金具5をその鍔面に配したゴムリング6まで図3の
ように挿通し、外鍔4の外面に固定ダイDを当てがう。
出部7の周縁部分7Aだけをその平面輪郭の75〜95
%程度の一回り小さい縦穴8を有し、油圧プレス機等の
周知手段で強力に動き、かつ、縦に二つ割りして閉じた
押しダイ9の穴縁で前記外鍔方向に図4、図5のように
リング状に押し削りつつ満遍なくコキ広げ潰しカシメて
図6のように絶縁板面に強く圧接した鍔部10と成した
後、押しダイ9をそのまま上昇させたり、水平方向に開
くなどして取り除くことで、前記端子金具5を絶縁板1
に強固にカシメ止めして植設した図1のような成品を得
ることができた。
鍔部10には、強いプレス圧力が加わり、硬い前記絶縁
板1の溝3に深く入り込んだ回り止め用の突部11を形
成することができ、これにより絶縁板1に対する端子金
具5の回り止めを施こすことができると共に、前記ゴム
リング6を前記外鍔4と絶縁板1とできつく挟んで圧縮
し、液密保持することができた。
金具5のねじ孔n2 に螺着した雄ねじであり、この雄ね
じn1で外部導体Lを端子金具5の例えば外鍔4の外面
に対し、きつく締め付け、導通させて使用できる。
液密植設方法は、密閉形電気部品の蓋板等として用いる
硬質絶縁板1に孔2とこの孔2に連接した溝3とを形成
し、前記絶縁板1の孔2に延展性金属で作った外鍔4付
きの端子金具5をその鍔面に配したゴムリング6まで挿
通し、前記端子金具5の絶縁板突出部7の周縁部分7A
だけを押しダイ9の孔縁でリング状に押し削りコキ広げ
ながら満遍なく潰しカシメて鍔部10となすと共に、こ
の鍔部10に絶縁板1溝3に深く入り込んだ回転止め用
突部11を一体形成できたので、絶縁板1に植設した端
子金具5に外部導体Lをきつくねじ止め接続でき、例え
ば、大容量電解コンデンサ等の充放電所要電流の大きい
液密端子栓として、端子金具5の外鍔反対側端にスポッ
ト溶接した他のリード片を介しコンデンサ素子等に外部
導体Lを導通性良く接続使用できた。また、絶縁板1の
硬度によっては、溝3の角部がプレス圧により僅かに潰
れる場合も有るが、回転止め作用については、全く支障
を来たさない。
サ素子等の内装電気部品の接続部に接続する例として
は、図7のように、鍔部10の外面に金具5を通した孔
明きリード片12を当てがい、ワッシャWを介在して端
子金具5を同図7の一点鎖線のように押し潰しカシメす
ることで、端子金具5の鍔部10の外面に上記リード片
12をきつく圧接維持して導通を確保できる。また、前
記リード片12は、端子金具5の端部に電気的または超
音波式にスポット溶着してもよい。
記絶縁板面の放射状溝3の形状は、図2に示す方形のも
の以外に、半円形や三角形とか多数の溝を平ギヤ形に配
列したり、単一の溝3の一つだけとしてもよい。
の孔に外鍔付きの端子金具を挿通し、絶縁板から突出し
た端子部分を絶縁板にカシメ止めすることで前記端子金
具を絶縁板に植設するに当たり、強化プラスチック成形
の硬質絶縁板1に孔2とこの孔に連接した放射状の溝3
とを形成し、前記絶縁板1の孔2に絶縁板1よりも軟質
の延展性金属で作った外鍔4付きの端子金具5をその鍔
面に配したゴムリング6まで挿通し、前記端子金具5の
絶縁板突出部7の周縁部分7Aだけをその平面輪郭の7
5〜95%程度の一回り小さい縦穴8を有する押しダイ
9の穴縁で前記外鍔方向にリング状に押し削りながら満
遍なくコキ広げ潰しカシメて絶縁板面に強く圧接した鍔
部10と成すことで、肝心の絶縁板孔2の周辺を傷める
ことなく前記端子金具5を絶縁板1にカシメ止めして植
設できると同時に、前記鍔部10に前記絶縁板溝3に入
り込んだ突部11を形成して絶縁板1に対する端子金具
5の回転止めを施こすことができ、かつ、前記ゴムリン
グ6を前記外鍔4と絶縁板1とできつく挟んで液密保持
することができたし、押しダイ9の縦穴8から成品を容
易に抜去することができたという多くの効果がある。
絶縁板1に対する回転止め用突部11は、端子金具5の
絶縁板突出部7の周縁部7Aだけを押しダイ8の孔縁で
リング状に押し削りコキ広げ潰しカシメて絶縁板面に強
く圧接した端子金具鍔部10のプレス形状と同時に自動
的に鍔部10の絶縁板溝3の対接部分が溝3内に深く入
り込んで上記回転止め用突部11を一挙に突設できたの
で、一工程のプレス作業で済み、作業性が良いという工
業的な効果もある。
通した状態の例を示す斜視図
す縦断立面図
す縦断立面図
す縦断立面図
す縦断立面図
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁板の孔に外鍔付きの端子金具を挿通
し、絶縁板から突出した端子部分を絶縁板にカシメ止め
することで前記端子金具を絶縁板に植設する方法におい
て、強化プラスチック成形の硬質絶縁板1に孔2とこの
孔に連接した放射状の溝3とを形成し、前記絶縁板1の
孔2に絶縁板1よりも軟質の延展性金属で作った外鍔4
付きの端子金具5をその鍔面に配したゴムリング6まで
挿通し、前記端子金具5の絶縁板突出部7の周縁部分7
Aだけをその平面輪郭の75〜95%程度の一回り小さ
い縦穴8を有する押しダイ9の穴縁で前記外鍔方向にリ
ング状に押し削りながら満遍なくコキ広げ潰しカシメて
絶縁板面に強く圧接した鍔部10と成すことで、前記端
子金具5を絶縁板1にカシメ止めして植設すると同時
に、前記鍔部10に前記絶縁板溝3に入り込んだ突部1
1を形成して絶縁板1に対する端子金具5の回転止めを
施こし、かつ、前記ゴムリング6を前記外鍔4と絶縁板
1とできつく挟んで液密保持することを特徴とする端子
金具の絶縁板液密植設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02123299A JP3170684B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 端子金具の絶縁板液密植設構造とその植設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02123299A JP3170684B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 端子金具の絶縁板液密植設構造とその植設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000223356A JP2000223356A (ja) | 2000-08-11 |
JP3170684B2 true JP3170684B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=12049298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02123299A Expired - Lifetime JP3170684B2 (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 端子金具の絶縁板液密植設構造とその植設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3170684B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002299188A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Nippon Chemicon Corp | コンデンサ |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP02123299A patent/JP3170684B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000223356A (ja) | 2000-08-11 |
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