JP3170289U - 作業用昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】昇降時や作業時の安定性と安全性に優れた作業用昇降装置を提供する。
【解決手段】矩形状の台座1と、台座1の四隅から立設された4本の柱10,20,30,40と、四隅が4本の柱10,20,30,40に沿うようにしながら台座1の上方を昇降する矩形状の作業台2と、作業台2の四隅を4本の柱10,20,30,40の上端部から吊り下げてワイヤーで牽引する駆動機構とを有する。柱10,20,30,40の側面に作業台2の停止位置に応じた複数の孔を形成し、作業台2に停止位置検出センサーを有するピン型ストッパーを設ける。ワイヤーと作業台2との連結部に楔型ストッパーを設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、建物内外や工場等において各種高所作業を行うための、作業用昇降装置に関するものである。
従来、建物内外における工事や、工場における船舶や航空機等の大型輸送機械の製造や整備等の高所作業が行われている。こうした高所作業においては、作業員を乗せて作業位置まで運び、そのまま作業を行えるような各種作業用昇降装置が用いられている。
例えば、特許文献1には、作業台5をシザース式昇降装置4で昇降させるようにした高所作業車に関する発明が記載されている。このシザース式昇降装置4は、複数の腕部材を揺動自在に結合してリンク機構を構成したシザースリンク6と、シザースリンク6を伸縮させる昇降シリンダ7とから構成されている。
また、特許文献2には、走行台車11上に枠状に設けられた固定支持枠部12と昇降駆動枠部15とを歯車を介して連結し、歯車を回転させることにより昇降駆動枠部15を昇降させるようにした発明が記載されている。
特開2009−143676号公報 特開2004−315099号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたシザース式昇降装置の場合、油圧式等の昇降シリンダを用いるため、作業員の前後左右の動きに応じて作業台に浮き沈みが生じ、安定性に問題がある。また、作業台に連結された2つの腕部材のうち、一方が固定され他方が摺動するようになっているので、作業台が上昇するにつれて、腕部材の位置に対して作業台が左右方向にアンバランスなってしまう。
一方、特許文献2に記載された走行台車の場合、固定支持枠部12と昇降駆動枠部15とを歯車を介して連結しており、連結部分の破損等による安全性に改良の余地がある。特許文献2には、安全性を高めるためのネジ止め具やロックピンについても言及されているが、具体的な構成は明らかではない。
本考案は、上記従来の課題を解決するものであり、昇降時や作業時の安定性と安全性に優れた作業用昇降装置を提供するものである。
請求項1に係る考案の作業用昇降装置は、矩形状の台座と、前記台座の四隅から立設された4本の柱と、四隅が前記4本の柱に沿うようにしながら前記台座の上方を昇降する矩形状の作業台と、前記作業台の四隅を前記4本の柱の上端部から吊り下げてワイヤーで牽引する駆動機構とを有することを特徴とする。
請求項2に係る考案は、請求項1に記載の作業用昇降装置において、前記柱の側面に作業台の停止位置に応じた複数の孔が形成されるとともに、前記作業台に停止位置検出センサーを有するピン型ストッパーが設けられており、昇降する作業台が停止して前記停止位置検出センサーが停止位置であることを検出すると、前記ピン型ストッパーのピンが突出して前記孔に挿入されることを特徴とする。
請求項3に係る考案は、請求項1又は請求項2に記載の作業用昇降装置において、前記ワイヤーと前記作業台との連結部に楔型ストッパーが設けられており、前記ワイヤーによる作業台の牽引が不可能になって作業台が落下しそうになると、前記楔型ストッパーの楔が開いて前記柱の内壁に食い込むようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る考案によれば、作業用昇降装置には、矩形状の台座と、台座の四隅から立設された4本の柱と、四隅が4本の柱に沿うようにしながら台座の上方を昇降する矩形状の作業台があり、作業員は作業台に乗り込んで作業位置まで上昇し、作業台の上で作業を行うようになっている。そして、作業台の昇降時には、駆動機構により作業台の四隅を4本の柱の上端部から吊り下げてワイヤーで牽引するようになっている。従って、作業台を安定的に昇降させることができるとともに、作業時においても作業員の前後左右の動きに対して作業台を揺れにくくすることができる。
また、請求項2に係る考案によれば、柱の側面には作業台の停止位置に応じた複数の孔が形成され、また作業台には停止位置検出センサーを有するピン型ストッパーが設けられており、昇降する作業台が停止して停止位置検出センサーが停止位置であることを検出すると、ピン型ストッパーのピンが突出して孔に挿入されるようになっている。従って、作業台が停止して作業をしている間、作業台を停止位置に確実に固定して安全性を高めることができる。
また、請求項3に係る考案によれば、ワイヤーと作業台との連結部には楔型ストッパーが設けられており、ワイヤーによる作業台の牽引が不可能になって作業台が落下しそうになると、楔型ストッパーの楔が開いて柱の内壁に食い込むようになっている。従って、昇降時や作業時に、万が一ワイヤーが断裂したり、滑車から外れてしまったりしても、楔型ストッパーの楔が柱の内壁に食い込んで、作業台の落下を防止することができる。
以上、本考案によれば、昇降時や作業時の安定性と安全性に優れた作業用昇降装置を提供することができる。
本考案の実施形態に係る作業用昇降装置を示す斜視図である。 作業用昇降装置の台座の内部構造(下位置)を示す平面図である。 作業用昇降装置(下位置)を示す正面図である。 作業用昇降装置(下位置)を示す側面図である。 作業用昇降装置の台座の内部構造(上位置)を示す平面図である。 作業用昇降装置(上位置)を示す正面図である。 作業用昇降装置(上位置)を示す側面図である。 他の実施形態に係る作業用昇降装置を示す側面図である。 ピン型ストッパーの構造を示す部分拡大断面図である。 楔型ストッパーの構造を示す部分拡大断面図である。
次に、図1乃至図10を参照して、本考案の実施形態に係る作業用昇降装置について説明する。まず図1を参照して、本実施形態に係る作業用昇降装置100の全体構成について説明する。図1は、作業用昇降装置100を示す斜視図である。
図1に示すように、作業用昇降装置100は主として、台座1、4本の柱10,20,30,40、及び作業台2から構成されている。台座1は、作業用昇降装置100の土台となる矩形状の台座である。台座1の下部には車輪5が取り付けられており、作業用昇降装置100を作業場所まで移動できるようになっている。作業時には、車輪5が動かないように規制するか、あるいは車輪5を台座1の内部に収納できるようになっている。
台座1の四隅には、4本の柱10,20,30,40が立設されている。4本の柱10,20,30,40の内側は空洞になっており、後述するように作業台2の四隅を吊り下げたワイヤーが通過するようになっている。
台座1の上方には、作業員が上に乗って作業するための、矩形状の作業台2が配置されている。作業台2の大きさは台座1とほぼ同一であり、また作業台2の四隅の一部は、スリット(図示しない)を介して、4本の柱10,20,30,40の内側に入り込んで、後述するワイヤーW10,W20,W30,W40にそれぞれ連結されている。そして、作業台2は、その四隅が4本の柱10,20,30,40に沿うようにしながら昇降するようになっている。作業台2には、作業員の安全のために開閉式の手すり3,3,3が設けられており、また作業領域を広げるための伸縮式のステップ4,4,4が設けられている。
次に、作業台2が昇降する仕組みについて説明する。まず、図2乃至図4を参照して、作業員が乗り込むために作業台2が下降した位置(下位置)にある状態について説明する。図2は、下位置における作業用昇降装置100の台座1の内部構造を示す平面図である。
台座1の四隅には、4本の柱10,20,30,40が立設されており、それぞれの柱の内部をワイヤーW10,W20,W30,W40が上下方向に通過するようになっている。4本のワイヤーW10,W20,W30,W40の端部は、作業台2の四隅にそれぞれ連結されており、4本のワイヤーW10,W20,W30,W40によって作業台2を4本の柱の状端部から吊り下げて昇降させるようになっている。
台座2の中央部には、4本のワイヤーで作業台2を牽引するための駆動機構50が配置されている。駆動装置50は主として、モーター51、ボールネジ52、ガイド53,53、移動部54、筒状体55、筒状体56,56、固定部57、固定部58から構成されている。モーター51は、作業員が操作するコントローラー(図示しない)により操作されるようになっている。
固定部57と固定部58の間には、長尺のボールネジ52、棒状のガイド53,53が配置されている。ボールネジ52はモーター51に接続されており、モーター51の回転に応じて正逆両方向に回転するようになっている。
さらに、固定部57と固定部58の間には、移動部54が配置されている。移動部54には、中央部分に筒状体55が、両側に筒状体56,56がそれぞれ設けられている。両側の筒状体56,56には、ガイド53,53が挿通されており、移動部54の移動をガイドするようになっている。中央部分の筒状体55の内側には、ボールネジ52と螺合するネジが形成されており、ボールネジ52の回転に応じて、筒状体55を介して移動部54が左右に移動するようになっている。このように、ボールネジ52と筒状体55により、モーター51の回転を直線運動に変換することができる。
移動部54には、滑車11,31、滑車21,41が取り付けられている。なお、以後の表記において、滑車に2つの符号がついている場合には、上下方向(図2の紙面を貫く方向)に独立した2つの滑車が存在しているものとする。また、図2において固定部58には、2箇所(58a,58b)においてそれぞれ上下方向(図2の紙面を貫く方向)に2本ずつ、合計4本のワイヤーが連結されている。そして、移動部54が左右に移動すると、滑車11,31及び滑車21,41も同様に左右に移動し、固定部58に連結された4本のワイヤーが牽引される。
次に、図2乃至図4を参照して、作業台2を牽引するためのワイヤーWの経路について説明する。図3及び図4はそれぞれ、下位置における作業用昇降装置100を示す正面図及び側面図である。
まず、柱10を上下方向に通過するワイヤーW10の経路について説明する。ワイヤーW10は、一方の端部が固定部58(58a)に連結され、他方の端部が作業台2の四隅の1つに連結されている。図2に示すように、ワイヤーW10は、固定部58から滑車11、滑車12を経由して、柱10の下端の滑車13に到達する。そして、図3及び図4に示すように、滑車13から柱10の上端の滑車14を経由して、作業台2に連結される。
次に、柱20を上下方向に通過するワイヤーW20の経路について説明する。ワイヤーW20は、一方の端部が固定部58(58b)に連結され、他方の端部が作業台2の四隅の1つに連結されている。図2に示すように、ワイヤーW20は、固定部58から滑車21、滑車22を経由して、柱20の下端の滑車23に到達する。そして、図3及び図4に示すように、滑車23から柱20の上端の滑車24を経由して、作業台2に連結される。
次に、柱30を上下方向に通過するワイヤーW30の経路について説明する。ワイヤーW30は、一方の端部が固定部58(58a)に連結され、他方の端部が作業台2の四隅の1つに連結されている。図2に示すように、ワイヤーW30は、固定部58から滑車31、滑車32、滑車33、滑車34、滑車35を経由して、柱30の下端の滑車36に到達する。そして、滑車36から柱30の上端の滑車37(図示しない)を経由して、作業台2に連結される。
次に、柱40を上下方向に通過するワイヤーW40の経路について説明する。ワイヤーW40は、一方の端部が固定部58(58b)に連結され、他方の端部が作業台2の四隅の1つに連結されている。図2に示すように、ワイヤーW40は、固定部58から滑車41、滑車42、滑車43、滑車44、滑車45を経由して、柱40の下端の滑車46に到達する。そして、図3及び図4に示すように、滑車46から柱40の上端の滑車47を経由して、作業台2に連結される。
次に、図5乃至図7を参照して、作業員が作業を行うために作業台2が上昇した位置(上位置)にある状態について説明する。図5は、上位置における作業用昇降装置100の台座1の内部構造を示す平面図であり、図6及び図7はそれぞれ、上位置における作業用昇降装置100を示す正面図及び側面図である。
作業員は、作業台2に乗り込むと、コントローラーの上昇スイッチを操作する。そうすると、台座1に格納された駆動機構50のモーター51によりボールネジ52が回転する。ボールネジ52が回転すると、筒状体55を介して移動部54が図2における右側に移動し、移動部54に取り付けられた滑車11,31、滑車21,42も右側に移動する。そうすると、図5に示すように、4本のワイヤーW10,W20,W30,W40が駆動機構50の固定部57の方向に引っ張られる。そして、図6及び図7に示すように、上述した経路を通った4本のワイヤーW10,W20,W30,W40が作業台2を上方に牽引して上昇させる。
作業を終えて作業台2を下降させる場合には、作業員はコントローラーの下降スイッチを操作する。そうすると、モーター51によりボールネジ52が逆回転して、作業台2が下降する。
なお、本実施形態においては、駆動機構50を台座1の内部に設けたが、作業台2の内部に設けるようにしてもよい。図8は、駆動機構50を台座6ではなく、作業台7の内部に設けた作業用昇降装置を示す側面図である。この場合には、柱10の内側を通過するワイヤーW10の一方の端部は駆動機構50に連結され、滑車15を含む複数の滑車を経由して他方の端部が柱10の上端部に連結される。同様に、柱20の内側を通過するワイヤーW20の一方の端部は駆動機構50に連結され、滑車25を含む複数の滑車を経由して他方の端部が柱20の上端部に連結される。そして、駆動機構50のモーター51を回転させることにより、作業台2を昇降させることができる。
次に、図9を参照して、作業台を停止位置に固定するピン型ストッパーについて説明する。図9は、ピン型ストッパー60の構造を示す部分拡大断面図である。
作業台2には、ピン型ストッパー60が設けられている。ピン型ストッパー60の本体部61は作業台2の側面に固定されており、本体部61の内部には、ピン62とスプリングリターン式エアシリンダー63が格納されている。このスプリングリターン式エアシリンダー63は、空気の供給時にはスプリングが縮んでピン62を引っ込ませ、空気の供給が停止されると縮んだスプリングが伸びて元に戻りながらピン62を押し出すものである。また、ピン型ストッパー60の本体部61には、停止位置検出センサー64がとりつけられている。
一方、柱10の側面には、作業台2の停止位置に応じた複数の孔10a,10a,・・・が設けられている。この孔10aは、ピン62が挿入可能な大きさになっている。
作業員は、コントローラーを操作して作業台2を昇降させる。このときピン型ストッパー60には空気が供給されており、スプリングリターン式エアシリンダー63のスプリングが縮んで、ピン62は、図9の太線で示す位置にある。従って、作業台2の昇降の邪魔にならない。
次に、作業員は所望の停止位置になると、コントローラーを操作して作業台2を停止させる。このとき、停止位置検出センサー64が停止位置であることを検出すると、ピン型ストッパー60への空気の供給が停止されて、スプリングリターン式エアシリンダー63のスプリングが伸びて元に戻ろうとする。そして、ピン62が押し出されて図9の点線で示す位置に突出し、孔10aに挿入される。これにより、作業台2は、柱10に強固に固定される。ピン型ストッパー60は、その他の柱20,30,40についても同様に設置することができる。
なお、コントローラーの操作タイミングによっては、ピン型ストッパー60のピン62と柱10の孔10aの位置が合わないこともあるので、例えば、作業員がコントローラーの停止ボタンを押しても、停止位置検出センサー64が停止位置であることを検出するまでは、作業台2が動き続けるように制御してもよい。
次に、図10を参照して、作業台の落下を防止する楔型ストッパーについて説明する。図10は、楔型ストッパー70の構造を示す部分拡大断面図である。
作業台2には、柱10の内側を上下方向に通過するワイヤーW10が連結されている。ワイヤーW10と作業台2との連結部分には、楔型ストッパー70が設けられている。楔形スットパー70は主として、本体部71と可動部72から構成されている。本体部71は、作業台2に固定されており、楔73,73が回動可能に取り付けられている。一方、可動部72は、上側の頭部72aと下側の軸部72bとから構成されており、頭部72aがワイヤーW10と連結されている。また、頭部72aの下側が楔73,73と当接しており、頭部72aが楔73,73を下方に押すと、楔73,73が外側(開く方向)に回動するようになっている。また、可動部72は本体部71に対して上下方向に移動可能になっており、下側の軸部72bにはスプリング74が巻き付けられている。
通常、作業台2の昇降時や作業時(停止時)においては、可動部72はワイヤーW10の張力により本体部71に対して上方に引き上げられている。このとき軸部72bに巻き付けられたスプリング74は縮んでおり、また頭部72aの下側と本体部71との間には隙間が生じており、楔73,73は、図10の太線で示すように、内側に閉じた状態になっている。従って、楔73,73は柱10の内壁に当接していない。
次に、例えば昇降時や作業時に、万が一ワイヤーW10が断裂したり、滑車から外れてしまったりして、ワイヤーW10による作業台2の牽引が不可能になり、作業台2が落下しそうになった状態を考える。このとき、可動部72に働いていたワイヤーW10の張力はなくなる。そうすると、縮められていたスプリング74の復元力により、可動部72は本体部71に対して近づく方向に移動する。そして、可動部72の頭部72aは楔73,73を下方に押すことになるので、楔73,73が外側(開く方向)に回動する。外側に開いた楔73,73は、図10の点線で示すように、柱10の内壁に食い込んで、作業台2の落下が防止される。楔型ストッパー70は、その他の柱20,30,40についても同様に設けることができる。
本実施形態に係る作業用昇降装置によれば、作業用昇降装置100には、矩形状の台座1と、台座1の四隅から立設された4本の柱10,20,30,40と、四隅が4本の柱10,20,30,40に沿うようにしながら台座1の上方を昇降する矩形状の作業台2があり、作業員は作業台2に乗り込んで作業位置まで上昇し、作業台2の上で作業を行うようになっている。そして、作業台2の昇降時には、駆動機構50により作業台2の四隅を4本の柱10,20,30,40の上端部から吊り下げてワイヤーW10,W20,W30,W40で牽引するようになっている。従って、作業台2を安定的に昇降させることができるとともに、作業時においても作業員の前後左右の動きに対して作業台2を揺れにくくすることができる。
また、柱10の側面には作業台2の停止位置に応じた複数の孔10aが形成され、また作業台2には停止位置検出センサー64を有するピン型ストッパー60が設けられており、昇降する作業台2が停止して停止位置検出センサー64が停止位置であることを検出すると、ピン型ストッパー60のピン62が突出して孔10aに挿入されるようになっている。従って、作業台2が停止して作業をしている間、作業台2を停止位置に確実に固定して安全性を高めることができる。その他の柱20,30,40についても同様である。
また、ワイヤーW10と作業台2との連結部には楔型ストッパー70が設けられており、ワイヤーW10による作業台2の牽引が不可能になって作業台2が落下しそうになると、楔型ストッパー70の楔73,73が開いて柱10の内壁に食い込むようになっている。従って、昇降時や作業時に、万が一ワイヤーW10が断裂したり、滑車から外れてしまったりしても、楔型ストッパー70の楔73,73が柱の内壁に食い込んで、作業台2の落下を防止することができる。その他の柱20,30,40についても同様である。
以上、本実施形態に係る作業用昇降装置によれば、昇降時や作業時の安定性と安全性を向上させることができる。
なお、本実施形態に係る作業用昇降装置は、駆動装置としてモーターを使用し、作業台を吊り下げるためにワイヤーを用いた構成であるので、油圧式等の昇降シリンダを用いた構成と比較すると比較的軽量であり、作業場所を移動させるのが容易である。また、駆動装置の構成は、作業用昇降装置の大きさが変わっても基本的に同じであるので、様々な大きさの装置を安価に提供することができる。
また、装置が大きくなる場合には、作業台を下から補助的に支えるために、リンク式の支持機構を追加してもよい。さらに、作業用昇降装置の中央部分を分割可能に構成してもよく、特殊形状で巨大な加工物(例えば、航空機の尾翼など)の載置に使用する場合に効果的である。
1 台座
2 作業台
3 手すり
4 ステップ
5 車輪
6 台座
7 作業台
10 柱
10a 孔
11〜15 滑車
20 柱
21〜25 滑車
30 柱
31〜37 滑車
40 柱
41〜47 滑車
50 駆動機構
51 モーター
52 ボールネジ
53 ガイド
54 移動部
55 筒状体
56 筒状体
57 固定部
58 固定部
60 ピン型ストッパー
61 本体部
62 ピン
63 スプリングリターン式エアシリンダー
64 停止位置検出センサー
70 楔型ストッパー
71 本体部
72 可動部
72a 頭部
72b 軸部
73 楔
74 スプリング
100 作業用昇降装置
W ワイヤー

Claims (3)

  1. 矩形状の台座と、前記台座の四隅から立設された4本の柱と、四隅が前記4本の柱に沿うようにしながら前記台座の上方を昇降する矩形状の作業台と、前記作業台の四隅を前記4本の柱の上端部から吊り下げてワイヤーで牽引する駆動機構とを有することを特徴とする作業用昇降装置。
  2. 前記柱の側面に作業台の停止位置に応じた複数の孔が形成されるとともに、前記作業台に停止位置検出センサーを有するピン型ストッパーが設けられており、昇降する作業台が停止して前記停止位置検出センサーが停止位置であることを検出すると、前記ピン型ストッパーのピンが突出して前記孔に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の作業用昇降装置。
  3. 前記ワイヤーと前記作業台との連結部に楔型ストッパーが設けられており、前記ワイヤーによる作業台の牽引が不可能になって作業台が落下しそうになると、前記楔型ストッパーの楔が開いて前記柱の内壁に食い込むようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の作業用昇降装置。
JP2011003730U 2011-06-30 作業用昇降装置 Expired - Lifetime JP3170289U (ja)

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