JP3170160B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

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JP3170160B2
JP3170160B2 JP30187494A JP30187494A JP3170160B2 JP 3170160 B2 JP3170160 B2 JP 3170160B2 JP 30187494 A JP30187494 A JP 30187494A JP 30187494 A JP30187494 A JP 30187494A JP 3170160 B2 JP3170160 B2 JP 3170160B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転駆動するドラムに
洗濯物を収容して、洗濯、すすぎ、脱水(更に乾燥まで
行う場合もある)を行うドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドラム式洗濯機では、ドラムが水
槽内で水平軸周りに回転してタンブリングにより洗濯物
の洗濯、すすぎを行い、脱水を行っている。そして、こ
の種の洗濯機において、少量の水で効率よく洗濯を行え
るようにしたものが特開昭58−130089号公報に
開示されている。これによると、濃厚水性液体洗浄液お
よび水性液体すすぎ液を洗濯物に噴霧するため、噴霧ノ
ズルが固定ドラムの入口開口部に設けられ、該噴霧ノズ
ルから可動ドラムの中の洗濯物に洗浄液およびすすぎ液
を噴霧するようになっている。
【0003】上記のように噴霧ノズルを固定ドラムの入
口開口部に設けていると、洗濯物を出し入れする際に洗
濯物が噴霧ノズルに引っ掛かるという欠点がある。そこ
で、噴霧ノズルを突出させないように設けると、洗濯物
は引っ掛からなくなるが、洗浄液の噴射する方向が制約
され、洗濯物に当たる領域が狭くなる。その結果、十分
な洗浄力が得られず、洗浄むらが発生するといった問題
があった。また、上記従来技術では、洗濯時に使用され
た洗浄液は、固定ドラムの最低部分から排出して下水に
流されており、節水が効果的に行われているとは言えな
かった。
【0004】そこで、本出願人は、上記問題を解消する
ために、特願平6−26730号において、噴射ノズル
をドラムに対して左右両側に設け、洗濯液を洗濯物に噴
射する際にドラムの回転方向に応じて噴射ノズルを切り
替え、また高圧噴射による洗浄の効果でドラムの回転速
度を20rpm以上45rpm以下の低速としたドラム
式洗濯機を提案した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記出
願の洗濯機では、噴射ノズルを左右に取り付けるため、
噴射ノズルは一度に作動する数の2倍必要になり、切り
替えるための機構やその配管等で構造が複雑化し、容積
が大きくなってしまう。また、ドラム式洗濯機では短時
間にある一定の洗浄効果を出すためには、ドラムの回転
速度が高い方が望ましいが、回転速度が低いと短時間の
運転では洗浄むらが大きくなる恐れがあった。
【0006】本発明は、上記に鑑み、簡単な構造で洗浄
液を効率よく噴射して洗濯物の均一な洗浄を行えるドラ
ム式洗濯機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1,2の如く、ドラム2内の洗濯物Sに洗濯液
を噴射してドラム2のタンブリングにより洗濯するドラ
ム式洗濯機において、水槽3内(またはドラム内)にド
ラム2の周面から洗濯物Sに洗濯液を噴射する噴射ノズ
ル5と、噴射ノズル5から噴射される洗濯液に空気を混
合する混合手段とが設けられ、噴射ノズル5は洗濯液を
直線状に噴射する構造とされたものである。噴射ノズル
5は、水槽3あるいはドラム2の内周壁に形成されたバ
ッフル21に装着されている。
【0008】そして、水槽3から洗濯液を回収して噴射
ノズル5に供給するためのタンク32が設けられ、給水
量とタンク32に溜まった水量から洗濯物Sの容量を検
出して、洗浄時にはドラム2の回転速度を変化させるよ
うになっている。
【0009】
【作用】上記課題解決手段において、洗濯物Sをドラム
2内に入れて給水を開始する。ここで、洗濯物Sが吸水
することにより給水量とタンク32に溜まった水量とに
差が生じるため、これより洗濯物量を算出する。そし
て、洗濯物Sの量に応じた洗濯、濯ぎ、脱水の各運転条
件を設定する。
【0010】そして、設定された水量がタンク32に得
られるまで設定量の洗剤を投入して、洗い運転を行う。
ドラム回転と同時に、噴射装置6を駆動して噴射ノズル
5から洗浄液が直線的に噴射され、洗浄液には途中で空
気が混合されているので、気泡が混じった洗浄液が洗濯
物Sに均一に当たる。ドラム2は最初低速で回転させ
て、洗濯物Sに洗浄液を浸透させる。ある程度洗浄液が
洗濯物Sに浸透したら、ドラム2の回転数を高速にして
タンブリングによる洗浄を行う。その後は一定時間ごと
に低速と高速の運転を交互に繰り返し、洗浄液の洗濯物
Sへの分布を促進し洗浄力の向上を図る。洗い工程が終
了すると、同様に濯ぎ液を噴射ノズル5から噴射しなが
らドラム2を回転させて濯ぎ工程が行われる。
【0011】
【実施例】
(第一実施例)第一実施例のドラム式洗濯機は、図1の
如く、洗濯物Sを収容する周壁に複数の孔1を有したド
ラム2と、このドラム2を回転自在に支持する水槽3
と、ドラム2を正逆回転させる駆動装置4と、ドラム2
の外周から中心に向かう方向に洗濯液(洗浄液あるいは
すすぎ液)を噴射する複数の噴射ノズル5と、噴射ノズ
ル5を動作させる噴射装置6とを備えている。
【0012】前記水槽3は、前面に洗濯物出入口7が形
成された横置きの円筒状とされ、洗濯機本体8に対して
上面がスプリングにより吊り下げられ、下面はダンパー
により支持されている。これらによって、水槽3を保持
して水槽3の振動を減衰させる構造となっている。さら
に、水槽3には重りが取り付けられ、ドラム回転時の振
動を低減している。また、洗濯機本体8の底面の四隅に
は脚9が取り付けられ、床等への振動の伝導を遮断して
いる。そして、洗濯機本体8の前面には洗濯物出入口7
に連通した開口10が形成されており、洗濯物出入口7
を密閉する蓋11が開閉自在に取り付けられている。
【0013】前記ドラム2は、前面に開口20を有する
円筒状に形成され、その周壁に形成された孔1は、円周
方向に細長い形状とされ、しかも円周方向の両端は円弧
状にしており、この孔1により手指や洗濯物を傷つけな
いようしている。そして、これらの孔1は、円周方向お
よび軸方向に規則正しく配列されているが、周壁の周縁
は孔1が形成されていない。また、ドラム2の内周壁に
は、図2の如く、3本のバッフル21が等間隔に軸方向
と平行に形成されており、バッフル21の背面およびそ
の周辺に相当する周壁は孔1が形成されていない無孔部
分である。なお、本実施例では、孔1はドラムの前面お
よび後面には形成されていないが、これらの面に形成し
ても差し支えない。
【0014】そして、ドラム2の後面に形成された回転
受部22に水平軸23が固定されており、水平軸23は
水槽3の後壁を貫通して軸受24により回転自在に支持
され、その先端には駆動プーリ25が装着されている。
また、水槽3の下面に正逆回転可能なモータ26が取り
付けられ、モータ26の出力軸27にモータプーリ28
が装着されている。このモータプーリ28と駆動プーリ
25とは駆動ベルト29によって連結されている。すな
わち、ドラム2を回転させる動力は、モータ26の出力
軸27、モータプーリ28、駆動ベルト29、駆動プー
リ25を経て水平軸23に伝達され、これらによって駆
動装置4が構成される。
【0015】前記噴射ノズル5は、水槽3の左右どちら
か一方の斜め上部の位置に水槽3を貫通して取り付けら
れ、4個の噴射ノズル5が軸方向に一列に並べられてい
る。そして、噴射ノズル5は、図3の如く、先端に入口
5aよりも細くなった噴射口5bが形成されている。こ
のような形状とすることにより、洗濯液は入口5aから
噴射口5bに達すると流速が速くなり、さらに噴射口5
bから流れ出るとき流れがくびれて断面積が小さくな
り、直線状に噴射させることができ、噴射方向はドラム
2の中心に向い、散水角度は10度以下となる。
【0016】前記噴射装置6は、各噴射ノズル5に接続
された循環パイプ31と、洗濯液を溜めるタンク32
と、タンク32からの洗濯液を加圧して循環パイプ31
に送る液ポンプ33とからなる。液ポンプ33は駆動装
置4のモータ26とは異なるモータによって駆動され、
タンク32とポンプ33とを接続する接続パイプ34に
止水弁35が介装されている。循環パイプ31は、水槽
3の手前において分岐され、各噴射ノズル5に連通して
いる。
【0017】また、水槽3の下面に形成された排水口4
0とタンク32とを連通する排水パイプ41が設けら
れ、排水パイプ41中に止水弁42が介装され、噴射装
置6とともに洗濯液を循環させる循環手段が構成されて
いる。そして、タンク32に排水弁43を介装した排水
ホース44が接続され、排水ホース44の排水弁43よ
りも上流側から接続パイプ34が分岐されている。な
お、水槽3の上部には、給水弁45が介装された給水パ
イプ46が接続され、水道に連結され、差圧式、電磁
式、容積式、超音波式等の流量センサからなる給水セン
サ47が取り付けられている。
【0018】そして、洗濯液に空気を混合して噴射ノズ
ル5から噴射する(本実施例ではこれをバブルジェット
と称する)ための混合手段として、循環パイプ31の各
噴射ノズル5に分岐する手前に、空気吸入パイプ48が
接続され、これにエアポンプ49が介装されている。
【0019】また、タンク32には、溜まった水量を検
出するために水位センサ、重量センサ等からなる水量セ
ンサ50が取り付けられ、洗濯液の泡立ちを抑える消泡
装置51が設けられている。消泡装置51としては、タ
ンク32の側面、底面または上面に取り付けられ、泡を
加熱して破泡させるもの、周波数20kHzの超音波を
照射して泡を破壊するもの、シリコーンのような消泡剤
を滴下して消泡するもののうちいずれか一つからなって
いる。消泡装置51によりタンク32内の泡が消失さ
れ、ポンプ33への泡の吸い込みが抑制され、ポンプ3
3の能力の低下を防止できる。これによって、洗浄液の
効率的な循環が可能となる。
【0020】なお、タンク32に、洗濯液、特に洗浄液
を加熱する加熱器であるヒータを装着してもよい。洗浄
液は約40度に加熱されると洗浄力が有効に発揮される
ので、洗濯物の汚れがひどい場合において洗浄液を加熱
することによりその洗浄効果を高めることができる。
【0021】そして、排水パイプ41の途中には、洗濯
液中から糸屑を除去する糸屑フィルター52が着脱自在
に設けられ、洗濯機本体8の前面に糸屑フィルター52
を取り外すための取出口53が形成されている。糸屑フ
ィルター52としては、目の細かい繊維製の袋状のもの
で、排水パイプ41内を塞ぐように挿着されている。こ
れによって、水槽3から排水された液中から糸屑や大き
なゴミが除去され、これらがポンプ33に絡まったり詰
まったりすることがなくなり、ポンプ33の能力の低下
を防止できる。そして、定期的に糸屑フィルター52を
取り外して掃除を行えば、洗浄液の高圧噴射を維持で
き、洗浄力の低下を防げる。
【0022】上記の如く構成された洗濯機では、洗い、
すすぎ、脱水の各工程に従って駆動装置4、噴射装置
6、エアポンプ49および各弁がマイクロコンピュータ
からなる制御装置60によって駆動制御されており、洗
濯機本体8の外面に設けられた操作パネルの操作キーか
らの入力および給水センサ47、水量センサ50、温度
センサ、汚れセンサ等の出力信号に基づいて各工程を実
行させる。制御装置60は、図4の如く、給水センサ4
7からの検出信号により給水量を検知する給水量検知回
路61および水量センサ50からの検出信号によりタン
ク水量を検知するタンク水量検知回路62と、両回路6
1,62からの信号により洗濯物量を算出して運転条件
を設定する制御回路63と、制御回路63からの駆動信
号により給水弁45を駆動させる給水弁駆動回路64
と、洗い時にドラム2の回転速度を高速から低速または
低速から高速へと変化するようにモータ26を駆動させ
るドラム回転駆動回路65とを備えている。なお、制御
装置60には、図示しないが、各弁を駆動するための駆
動回路、噴射装置6やエアポンプ49の駆動回路等も備
えている。ところで、洗濯物量の算出方法は、洗濯開始
時における給水量とタンク32の水量との差が洗濯物S
の吸水量となるので、まずこの差を求め、これに洗濯物
Sの材質によって吸水量が異なることから材質に応じた
係数を掛けて洗濯物量を算出する。なお、洗濯物Sの材
質は運転開始前に入力しておく。
【0023】上記構成において、洗濯物Sをドラム2内
に入れて運転開始すると、排水弁43および止水弁35
を閉じ止水弁42を開いた状態にして、給水弁45を開
いて給水を開始する。給水センサ47からの信号により
給水量検知回路61が一定量の給水量に達したことを検
知すると、制御回路63は給水弁駆動回路64に停止信
号を送り、給水弁45が閉じられる。次にドラム駆動回
路65に駆動信号を送り、ドラム2を50rpm以下で
15秒前後回転させる。その後水量センサ50からの信
号によりタンク水量検知回路62が水量を検知する。こ
こで、洗濯物Sが吸水することにより給水量とタンク3
2に溜まった水量とに差が生じるため、給水量からタン
ク32の水量を引いて吸水量を求め、洗濯物Sの材質に
応じた係数を掛けて洗濯物量を算出する。そして、洗濯
物Sの量に応じた洗濯、濯ぎ、脱水の各運転条件を設定
する。このように、短時間で簡単にしかも洗濯物を傷め
ることなく洗濯物量を正確に検知でき、適切な水量およ
び洗剤量で洗濯が行われるため、節水、節洗剤となり、
洗濯物量にかかわらず高い洗浄力が実現でき、傷みも防
止できる。
【0024】そして、設定された水量がタンク32に得
られるまで設定量の洗剤を投入しながら上記の動作が繰
り返される。必要な洗剤量を表示して洗剤をドラム2の
開口20から直接投入してもよいが、洗濯機本体8に洗
剤投入装置を設けておき、洗剤が必要量だけ供給され給
水により自動的に洗浄液となって供給されるようにして
もよい。タンク32に洗剤の溶解した洗浄液が一定量の
水量に溜まると、洗い運転を行う。モータ26を駆動し
てドラム2を回転させる。また、ドラム回転と同時に、
止水弁35が開きポンプ33が駆動されて、タンク32
に溜まっている洗浄液が循環パイプ31を通って水槽3
の上部まで導かれる。ここで、エアポンプ49によって
送り込まれた空気が洗浄液に混合され、噴射ノズル5か
らドラム2の斜め上部から中心に向けて高圧で直線的に
噴射される。洗浄液に気泡が混じったバブルジェット
は、ドラム2の孔1を通過してドラム2内に浸入し、洗
濯物Sに均一に当たる。
【0025】なお、ドラム2の孔1を円周方向に細長い
形状にしておくと、ドラム2の回転によってあたかも円
周方向に連続した一本の孔のようになり、洗浄液の侵入
を邪魔することはなく、洗浄液は有効的に使用される。
また、ドラム2の斜め上部からの高圧噴射により洗濯物
Sへの洗浄液の完全な分布が行われ、それに伴う洗浄力
の向上が図られる。すなわち、ドラム2の真上から噴射
すると、洗濯物Sを洗浄せず下部の排水口40よりその
まま放出される恐れがあり、ドラム2の真横から噴射す
ると、重力に逆らうために噴射圧力等が弱められ、洗濯
物Sへの衝撃力や洗浄液の完全な分布が妨げられる恐れ
がある。したがって、ドラム2の斜め上部からの高圧噴
射が噴射能力を最も発揮できる。
【0026】洗い開始時はドラム2を通常の50rpm
以下で回転させて、洗濯物Sへの洗浄液の浸透を促進さ
せる。ある程度洗浄液が洗濯物Sに浸透した開始約2分
後、ドラム2の回転数を70rpm前後まで上げて30
秒〜1分前後タンブリングによる洗浄を行う。その後は
一定時間ごとに70rpmでの運転と50rpm以下で
の運転を交互に繰り返し、洗浄液の洗濯物Sへの分布を
促進し洗浄力の向上を図る。洗い運転終了直前には、ド
ラム2の回転数を70rpm前後まで上げて1分〜1分
半前後洗浄を行う。このように、ドラム2の回転数を変
化させることにより、バッフル21によって掻き上げら
れて落下する回数が増え、洗濯物Sの撹拌が促進され、
布絡まりが少なくなり、しかも洗濯物Sへの洗浄液の浸
透が促進されるとともに、浸透後のタンブリングによる
衝撃力が増加して洗浄液がまんべんなくかつ均一に分布
され、洗浄むらがなくなって効率的な洗浄となる。その
ため、洗浄力が向上して、洗い時間を短縮することがで
きる。
【0027】ところで、洗浄液が直線的に噴射されるこ
とにより、洗濯物Sに高い衝撃力を加えることができ、
洗濯物Sを揉みほぐすことになり、洗浄液の分布が均一
となり、洗浄力の向上を図ることができる。さらに、バ
ブルジェットとすることにより、洗濯物Sへの衝撃力が
増加され、より洗浄力を高めることができる。ここで、
バブルジェットの効果を実験的に確かめた例を表1に示
す。実験条件として、洗濯物量を2kg、水量13.4
l/分、水圧0.9kgf/cm2で、バブルジェット
の流量および圧力を変化させたときの洗浄率を調べた。
【0028】
【表1】
【0029】なお、ジェットとは、洗浄液のみを噴射さ
せたものを言う。これによると、バブルジェットとする
ことにより、空気を混合しないジェットに比べて洗浄率
は増加しており、洗浄力が向上していることがわかる。
この理由として、通常のジェットであれば連続的な噴射
により洗濯物Sへの衝撃は慢性化するが、空気を混合す
ることによってパルス的な噴射が起こり圧力の変動が生
じ、洗浄液に混じった気泡が膨張して破裂するときの衝
撃も加味されて、洗濯物Sに衝撃を与えるため衝撃力が
増し、洗浄効果が顕著になると考えられる。
【0030】ドラム2に向けて噴射された洗浄液は、ド
ラム2の孔1から水槽3内に排水され、排水口40から
排水パイプ41に流れ、途中で糸屑フィルター52を通
過して糸屑やゴミなどが除去され、タンク32に流れ込
む。ここで、タンク32内の洗浄液は泡立っているの
で、消泡装置51により泡が消失される。そして、タン
ク32から接続パイプ34を経てポンプ33に導かれ、
これによって循環パイプ31内を圧送され、噴射ノズル
5に再び達して何度も循環される。そのため、少ない洗
浄液で効率よく洗濯物Sの洗浄を行え、この間には機外
に排水されないので節水にもつながる。
【0031】このような洗い工程が終了すると、濯ぎ工
程が開始される。まず排水弁43を開けて洗浄液を排水
してから、給水弁45を開けて給水をおこなう。以降の
動作は洗い工程と同じ動作が行われる。ただし、ドラム
2の回転数は変化させてもさせなくてもよい。このと
き、洗剤を自動的に投入したのと同様に柔軟剤、仕上げ
剤等の添加剤を濯ぎ液に混合して、濯ぎを行ってもよ
い。その後、濯ぎ工程が終了すると、排水弁43を開け
て濯ぎ液を排水して、ドラム2を高速回転させて通常の
脱水工程を行う。なお、高速回転による遠心脱水では、
騒音や振動が大きくなる。そのため、先の出願である特
願平6−26730号の明細書の段落番号「0018」
および「0019」に記載したような吸引体および吸引
装置を設けて、吸引脱水を行ってもよく、高速回転させ
ずに脱水でき、騒音や振動を低減できる。
【0032】(第二実施例)本実施例では、図5,6の
ように、噴射ノズル70がドラム2の各バッフル21の
最高部に一列に設けられている。噴射ノズル70は、第
一実施例と同じ形状とされ、バッフル21とドラム2の
周壁との間に形成された空間72に連通しており、各バ
ッフル21の空間72と噴射装置6の循環パイプ31と
の間に洗浄液やすすぎ液を溜めておくタンク73が設け
られている。
【0033】タンク73は、水槽3の斜め上部に形成さ
れた扇形状の開口部74に支持体75によって取り付け
られ、水槽3に対して円周の四分の一の大きさの扇形状
に形成されている。この開口部74は幅はバッフル21
の高さと同じであり、その周囲にメカニカルシール76
が装着されている。一方、ドラム2にも、リング状にメ
カニカルシール77が装着され、両シール76,77に
よってドラム2とタンク73が水密にかつ回転自在に連
結されている。また、ドラム側メカニカルシール77の
バッフル21がある位置に円形の連通孔78が形成さ
れ、ドラム2の回転により各連通孔78は開口部74と
順に連通される。また、タンク73には、エアポンプ4
9が介装された空気吸入パイプ48および給水弁45が
介装された給水パイプ46が接続され、消泡装置51が
装着されている。なお、バッフル21の空間72内にパ
イプを配して、これによりタンク73と噴射ノズル70
とを連通させてもよい。他の構成は第一実施例と同じで
ある。
【0034】これによって、洗い工程を実行すると、ポ
ンプ33から圧送された洗浄液は循環パイプ31からタ
ンク73に供給され、ドラム2の回転によってバッフル
21の連通孔78が開口部74に達すると、バッフル2
1の空間72内に洗浄液が充填され、その圧力によって
噴射ノズル70から洗浄液がドラム2の中心に向けてバ
ブルジェット噴射される。そして、第一実施例と同じよ
うに洗い、濯ぎ工程が実行される。
【0035】したがって、ドラム内のバッフルに噴射ノ
ズルを設けているので、ドラム外から噴射したときのよ
うにドラムの周壁に衝突する洗浄液やすすぎ液が存在し
て全量を有効に活用できなくなるといったことがなくな
り、洗浄液等を洗濯物に均一にしかも効率よく噴射させ
ることができ、洗浄効率の向上を図ることができる。し
かも、噴射ノズルと洗濯物との距離が近くなるので、衝
撃力が大きくなり、より洗浄力を高めることができる、
あるいはポンプの能力を小さくしても洗浄力を維持でき
るので、コスト低減が可能となる。また、ドラムの孔の
形状の自由度が増す。
【0036】(第三実施例)第一実施例において、空気
を混合させるためにエアポンプを使用したが、図7に示
す第三実施例のように、循環パイプ31の途中にくびれ
部80を形成し、このくびれ部80に孔81を1カ所あ
けることもできる。これによって、くびれ部80では流
速が速くなって圧力が低下するため、エジェクター効果
により孔81から空気が吸い込まれて、洗濯液中に気泡
を混合することができ、ポンプ等の機器を用いなくても
安価に空気混合を達成することができる。
【0037】上記各実施例ではバッフルは3本であった
が2本以上あればよく、各バッフルに噴射ノズルを配す
るか、あるいはバッフルが多数あるときはそのうちのい
くつかに配すればよい。
【0038】また、噴射ノズルからの噴射圧を洗濯物の
材質に応じて、綿ならば高く絹ならば低くすることによ
り、洗濯物を傷めることなく優しい洗濯を行うことがで
きる。しかも、洗濯物の量に応じて、多いときは噴射圧
を高く少ないときは低くすることにより、洗濯液を効率
よく使用でき、ポンプにかかる負担も軽減できる。とこ
ろで、噴射圧を変化させる手段として、ポンプの駆動を
制御する代わりに、噴射ノズルの口径を可変させたり、
噴射ノズルへの供給流量を流量制御弁により可変させて
もよく、より繊細な洗浄を行うことができる。
【0039】(第四実施例)図8は本発明の第四実施例
における洗濯機の全体構成を示す縦断面図である。図に
おいて、101は洗濯機本体を示しており、洗濯物を収
容して回転するドラム102の一部には洗濯物中の水分
を遠心脱水できるように設けた多数の孔が形成されてい
る。このドラム102の周りに水槽103が設けられて
いる。この水槽103の中心部を貫通して一端をドラム
102の回転中心に固定された水平軸104が設けら
れ、その端にはドラムプーリ105が固定されている。
また、この水槽103の下方にはドラム回転用モータ1
06が設けられ、このモータ106の回転軸はドラムプ
ーリ105にベルト107で連結される。そして、振動
吸収のため洗濯機本体101から水槽103はスプリン
グ108により吊り下げられるとともに水槽103の下
部と洗濯機本体101の底面との間にダンパー109が
設けられる。さらに、水槽103の上部および前部には
重り110が設けられることによりドラム回転時の振動
が低減される。
【0040】111は洗濯機本体101の底面に設けら
れた設置足、112は排水弁、113は排水パイプ、1
14は洗濯機本体前側で簡単に糸屑が取り出せるように
設けたリントフィルター、115はモータ・弁・ポンプ
等の制御装置、116は給水弁、117は軸受け、11
8はバランサー、119は洗濯液ポンプ、120は洗濯
用水タンク、121はオイルシール、122は洗剤投入
口をそれぞれ示している。
【0041】次に、本実施例の主要部を説明すると、1
23はドラム102に固定された洗濯液供給管で、これ
は、ドラム102の内周面に固定されたバッフル131
a,131b,131cと、直径2〜5mmの複数の噴
射ノズル132a,132b,132cとを有する3本
の供給管噴射部123Aと、一端にパイプニップル12
4を持ちドラム回転軸である水平軸104と同軸である
1本の供給管軸部123Cと、該軸部123Cから3方
に分岐し前記噴射部123Aと連絡する3本の供給管連
絡部123Bとからなっている。125は供給管軸部1
23Cと固定支持体126をシールするオイルシール、
127は固定支持体126に取り付けられ給水パイプ1
28と循環パイプ129に接続されたパイプニップル、
130はドラム102に給水する水を給水パイプ128
と循環パイプ129のどちらに給水するか選択する選択
弁である。
【0042】133は洗濯液に空気を取り入れる空気取
入口、134はエアポンプである。137は空気流量セ
ンサ135と連動して水量センサ136で検知した水量
に基づいて空気流量を調節する調節弁で、これにより、
容積混合比は約1:1に調節される。
【0043】138,139は共に洗濯水の泡高さを検
知する第1、第2泡センサであり、これらのいずれかが
泡を検知すると消泡剤添加口140が開き、例えばシリ
コーンオイルなどの消泡剤の供給装置141から消泡剤
を洗濯液中に添加する仕組みになっている。この消泡剤
供給装置141の設置部はメンテナンスを容易にするた
めに洗濯機本体前部に取付けられている。
【0044】またタンク120中の第1泡センサ138
は、タンク中に高さを変えて設けられた3対(高、中、
低)の光センサからなり、洗濯開始後の一定時間毎に光
を照射して泡の存在を検知する。循環パイプ中の第2泡
センサ139は流量計であり、洗濯開始後の循環パイプ
内の流量を絶えず測定し、流量の急激な減少がみられた
ときに泡の存在を検知する。
【0045】図9は図8のドラム102を展開した図で
あり、複数のノズルの相互位置を示している。120度
間隔で配置された3本のバッフル131a,131b,
131c上の複数のノズル132a,132b,132
cは、それぞれのバッフルで少しずつドラム奥行き方向
(水平軸方向)の位置をずらして配置されている。これ
によってドラム102内の洗浄水の噴射経路が増え、洗
濯物をまんべんなく洗浄する能力が高まる。
【0046】前記消泡剤としてのシリコーンオイルは洗
浄液の表面張力を小さくして、泡を破壊する効果があ
り、例えばジメチルシリコーンオイルをベースに組み立
てられる。シリコーンオイル消泡剤は食品及び医薬品関
連部門を含む広範囲で使用されており、安全性は証明さ
れている。また、添加量は100〜150ppmで消泡
可能なため、人体にも洗濯物にも影響はない。添加量は
少量のため、1回の洗濯に1度で十分であり、泡センサ
138,139のいずれかが泡を検知したとき1度添加
を行う。
【0047】上記構成による洗濯機の動作を図8,1
0,11により以下に説明する。まず、ドラム102内
に洗濯物Sを入れた後、洗濯物Sに応じた洗剤量を洗剤
投入口122に入れ、洗濯スタートボタンを押すと制御
装置115が働き、給水弁116が開き給水される。給
水された水は洗剤投入口122を通過するとき洗剤を溶
かし、給水パイプ128を通り、給水側に開いた選択弁
130を通り、供給管123の軸部123Cから3方に
分岐し、3本の噴射部123Aから複数の噴射ノズル1
32a〜132cを通り洗濯物Sに噴射される。噴射さ
れた洗浄液は洗浄後にフィルター114により糸屑・ゴ
ミを除去した後にタンク120に貯留され、洗濯液ポン
プ119により循環パイプ129に送られる。同時に、
調節弁137を開け、エアポンプ134を作動させて空
気取り入れ口133より空気を取り入れ、空気流量セン
サ135で流量を検知し、洗濯液ポンプ119から送り
出された洗浄液の流量を水量センサ136で検知し、制
御装置115で比較し、洗濯水と空気の容積比が約1:
1になるように調節弁137で空気流量を調節し、空気
流量センサ135で確認する。ここでできたバブルジェ
ット洗浄液は循環パイプ129を通し、循環側に開いた
選択弁130を通し、再びドラム102に供給する。こ
のサイクルを何回か繰り返して洗浄を行う。
【0048】洗浄中、第1泡センサ138が高、中、低
のいずれかに泡を検知するか、第2泡センサ139が泡
を検知したときは、制御装置115が働き、消泡剤添加
口140を開き、消泡剤を洗浄液中に添加する。
【0049】洗濯工程を終えると、排水弁112を排水
パイプ113側に開き、ドラム102を回転して脱水し
ながら洗浄液を排水する。その後、排水弁112を閉
じ、給水弁116を開き、先程の洗濯工程と同様の工程
により水道水によるジェット濯ぎあるいは循環ジェット
濯ぎを行った後、排水弁112を排水パイプ113側に
開きドラム102を回転しながら排水脱水する。
【0050】
【表2】
【0051】表2に洗浄液と空気の混合比と洗浄率との
関係を示す。洗浄率とは、JISC9606に定められ
た洗濯性能試験で算出される洗浄度の百分率である。
【0052】洗浄率 E=D×100=(RW−R1)/
(R0−R1)×100 E:洗浄率(%) D:洗浄度 RW:汚染布洗濯後の反射率(%) R1:汚染布洗濯前の反射率(%) R0:原布の反射率(%) この表から洗浄液と空気の混合比が1:1のときに最も
洗浄効果が上がり、布類の高効率洗浄を図ることができ
る。
【0053】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、請求項1
の発明によると、水槽内にドラムの周面から洗濯物に洗
濯液を噴射する噴射ノズルが設けられ、噴射ノズルは洗
濯液を直線状に噴射する構造とされているので、洗濯物
に高い衝撃力を与えることができ、洗濯液、特に洗浄液
の洗濯物への均一な分布が促進され、タンブリングによ
る洗浄と相俟って洗浄力の向上を図ることができる。
して、複数の噴射ノズルはドラムの奥行きの異なる位置
に配置されているため、洗濯液の噴射経路が増え、洗濯
液が洗濯物にまんべんなく効果的に当たり、洗浄効果が
上がる。
【0055】請求項2の発明によると、噴射ノズルから
噴射される洗濯液に空気を混合させているので、噴射液
の圧力が変動することにより洗濯物への衝撃力をさらに
高めることができ、洗濯物への洗濯液の浸透が促進さ
れ、洗浄力が向上する。
【0056】請求項3の発明によると、噴射ノズルをド
ラムの内周壁に形成されたバッフルに装着しているの
で、至近距離から洗濯物に洗濯液が噴射されることにな
り、高い衝撃力と浸透力が得られ、洗浄力が向上する。
【0057】請求項4の発明によると、洗浄時にドラム
の回転速度を変化させることにより、洗濯物の撹拌が促
進され、洗濯物が揉みほぐされて洗濯液がよく浸透す
る。また、浸透後のタンブリングによる衝撃力が増加し
て、洗浄むらをなくすことができるとともに洗浄時間の
短縮を図ることができる。
【0058】請求項5の発明によると、水槽から洗濯液
を回収して噴射ノズルに供給するためのタンクに溜まっ
た水量と給水量とから洗濯物の容量を検出できるので、
短時間で簡単に洗濯物量を検知でき、洗濯物量に応じた
適切な水量および洗剤量で洗浄可能となり、節水、節洗
剤を達成でき、洗濯物量にかかわらず高い洗浄力が得ら
れ、洗濯物の傷みも防止できる。
【0059】請求項6の発明によると、容量検出手段で
検出された洗濯物の容量によって、噴射ノズルから噴出
する洗濯液の噴射圧または噴射量を変化させるので、洗
濯液を効率よく使用できる。
【0060】請求項7の発明によると、洗濯液と空気の
容積混合比は約1:1に設定されたため、洗濯液の洗濯
物への衝撃力が増し、洗浄効果が上がる。
【0061】請求項8の発明によると、洗濯液と空気の
容積混合比が常に約1:1になるよう調節弁で調節され
るため、常に洗浄効果を最良に保てる。
【0062】請求項9の発明によると、洗濯液の泡高さ
が検知され、高発泡性洗剤を誤って使用したときは、消
泡剤が適量添加されるので、使用洗剤にかかわらず洗浄
効果が高まり、泡漏れなどを防止できる。なお、消泡手
段として、洗濯液循環路内にヒーターやファンを組込む
と大きなスペースが必要になり、しかも漏電の可能性が
あるといった不都合が発生してくる。また、ドラム式洗
濯機に用いられている洗剤は低発泡性洗剤に限られてい
るため、間違って高発泡性洗剤を投入すると洗濯機前面
の窓のシール部分などから泡が漏れたり、泡がクッショ
ンの働きをして洗浄効果を低下させるが、この発明で
は、これらの問題を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のドラム式洗濯機の全体縦
断面図
【図2】同じく噴射ノズルを配置を示した水槽の断面図
【図3】同じく噴射ノズルの詳細図
【図4】同じく制御装置のブロック図
【図5】第二実施例のドラム式洗濯機の要部概略図
【図6】同じくタンク側から見たドラムの側面図
【図7】第三実施例における洗濯液と空気の混合手段の
構成図
【図8】第四実施例のドラム式洗濯機の全体縦断面図
【図9】同じく噴射ノズルの配置を示すドラム周面展開
【図10】同じく制御装置のブロック図
【図11】同じく制御動作のフローチャート
【符号の説明】
1 孔 2 ドラム 3 水槽 5 噴射ノズル 6 噴射装置 47 給水センサ 49 エアポンプ 50 水量センサ S 洗濯物 101 洗濯機本体 102 ドラム 103 水槽 104 水平軸 123 洗濯液供給管 132a〜132c 噴射ノズル 134 エアポンプ 137 調節弁 138 第1泡センサ 139 第2泡センサ 140 消泡剤添加口 141 消泡剤供給装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 17/12 D06F 23/02 D06F 33/02 D06F 37/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機本体に内装された水槽と、該水槽
    内に水平軸周りに回転自在に支持され複数の孔を有する
    ドラムとを備え、該ドラム内の洗濯物に洗濯液を噴射し
    てドラムのタンブリングにより洗濯するドラム式洗濯機
    において、前記水槽内にドラムの周面から洗濯物に洗濯
    液を噴射する複数の噴射ノズルが設けられ、該噴射ノズ
    ルは洗濯液を直線状に噴射する構造とされ、複数の噴射
    ノズルがドラムの奥行きの異なる位置に配置されたこと
    を特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 噴射ノズルから噴射される洗濯液に空気
    を混合する混合手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載のドラム式洗濯機。
  3. 【請求項3】 複数の噴射ノズルがドラムの内周壁に形
    成されたバッフルに装着されたことを特徴とする請求項
    1または2記載のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗浄時にドラムの回転速度を変化させる
    回転駆動手段が設けられたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のドラム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 水槽から洗濯液を回収して複数の噴射ノ
    ズルに供給するためのタンクが設けられ、給水量と前記
    タンクに溜まった水量から洗濯物の容量を検出する容量
    検知手段が設けられたことを特徴とする請求項1または
    2記載のドラム式洗濯機。
  6. 【請求項6】 容量検出手段で検出された洗濯物の容量
    によって、噴射ノズルから噴出する洗濯液の噴射圧また
    は噴射量を変化させることを特徴とする請求項5記載の
    ドラム式洗濯機。
  7. 【請求項7】 洗濯液に空気を混合する混合手段の容積
    混合比が約1:1に設定されていることを特徴とする請
    項2記載のドラム式洗濯機。
  8. 【請求項8】 混合手段の容積混合比を約1:1に調節
    する調節弁が設けられたことを特徴とする請求項7記載
    のドラム式洗濯機。
  9. 【請求項9】 洗濯液の泡高さを検知する泡センサが設
    けられ、該泡センサの検出信号により消泡剤供給装置か
    ら消泡剤を洗濯液に添加する制御装置が設けられたこと
    を特徴とする請求項1または2記載のドラム式洗濯機。
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