JP3067508B2 - ドラム式洗濯機 - Google Patents

ドラム式洗濯機

Info

Publication number
JP3067508B2
JP3067508B2 JP6026730A JP2673094A JP3067508B2 JP 3067508 B2 JP3067508 B2 JP 3067508B2 JP 6026730 A JP6026730 A JP 6026730A JP 2673094 A JP2673094 A JP 2673094A JP 3067508 B2 JP3067508 B2 JP 3067508B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
washing machine
laundry
injection
type washing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6026730A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07231994A (ja
Inventor
健 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP6026730A priority Critical patent/JP3067508B2/ja
Publication of JPH07231994A publication Critical patent/JPH07231994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3067508B2 publication Critical patent/JP3067508B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転駆動するドラムに
洗濯物を収容して、洗濯、すすぎ、脱水(更に乾燥まで
行う場合もある)を行うドラム式洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドラム式洗濯機では、ドラムが水
槽内で水平軸周りに回転してタンブリングにより洗濯物
の洗濯、すすぎを行い、脱水を行っている。そして、こ
の種の洗濯機において、少量の水で効率よく洗濯を行え
るようにしたものが特開昭58−130089号公報に
開示されている。これによると、濃厚水性液体洗浄液お
よび水性液体すすぎ液を洗濯物に噴霧するため、噴霧ノ
ズルが固定ドラムの入口開口部に設けられ、該噴霧ノズ
ルから可動ドラムの中の洗濯物に洗浄液およびすすぎ液
を噴霧するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように噴霧ノズ
ルを固定ドラムの入口開口部に設けていると、洗濯物を
出し入れする際に洗濯物が噴霧ノズルに引っ掛かるとい
う欠点がある。そこで、噴霧ノズルを突出させないよう
に設けると、洗濯物は引っ掛からなくなるが、洗浄液の
噴射する方向が制約され、洗濯物に当たる領域が狭くな
る。その結果、十分な洗浄力が得られず、洗浄むらが発
生するといった問題があった。また、上記従来技術で
は、洗濯時に使用された洗浄液は、固定ドラムの最低部
分から排出して下水に流されており、節水が効果的に行
われているとは言えなかった。
【0004】本発明は、上記に鑑み、洗浄液を効率よく
噴射して洗濯物の均一な洗浄を行うとともに、洗浄液を
有効的に利用するドラム式洗濯機の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、図1,2の如く、ドラム2内の洗濯物Sに洗濯用
液を噴射してドラム2内のバッフル21でタンブリング
により洗濯するドラム式洗濯機において、水槽3内にド
ラム2の外周から中心に向かう方向に洗濯用液を噴射す
る複数の噴射ノズル5が設けられ、所定の領域にある噴
射ノズル5のみを選択的に動作させる噴射装置6が設け
られたものである。すなわち、噴射ノズル5をドラム2
に対して右側および左側に配し、ドラム2が右回転する
ときは右側の噴射ノズル5から噴射させ、左回転すると
きは左側の噴射ノズル5から噴射させるようにしてい
る。
【0006】そして、ドラム2の周壁に、円周方向に細
長く形成された複数の孔1が並設され、ドラム2の外面
に密接して前記孔1を通してドラム2内の洗濯物Sから
吸引脱水を行う吸引体50が設けられている。また、水
槽3から洗濯用液を回収して再び噴射ノズル5に導く循
環手段が設けられ、該循環手段は洗濯用液の泡立ちを抑
える消泡装置63を備えている。
【0007】また、他の課題解決手段として、図5,6
の如く、噴射ノズル70がドラム2の内周壁に形成され
た複数のバッフル21にそれぞれ配され、ドラム2の回
転によって所定の領域内に入ってきたバッフル21に配
された噴射ノズル70から洗濯用液を噴射させるように
噴射の切り替え制御を行っている。そして、洗濯用液の
噴射ノズル70への流路75は、ドラム2の水平軸23
と同心の円筒状に形成され、前記流路75に連通する外
部流路74とは摺動部材78を介して水密かつ回転可能
に結合されている。
【0008】さらに、ドラム2を回転駆動するモータと
循環手段のポンプ33を駆動するモータとを1台のモー
タで共用させ、ドラム2の一方向への回転時に噴射装置
6を作動させ他方向への回転時には噴射装置6を作動さ
せないよう噴射制御を行い、前記ドラム2の一方向への
回転は他方向への回転よりも多くしている。
【0009】
【作用】上記課題解決手段において、ドラム2の回転に
より洗濯物Sが掻き上げられて落下するとき、回転方向
に応じた所定の噴射ノズル5からドラム2の中心に向け
て集中的に洗濯用液が噴射される。例えば、ドラム2が
右回転しているとき、右側の噴射ノズル5から洗濯用液
が噴射され、噴射圧力が高くなり強い洗浄力が得られ
る。そして、洗濯物Sがドラム2によって掻き上げられ
落下する際に、噴射ノズル5から噴射された洗濯用液が
当たり、逆にドラム2が左回転すると、左側の噴射ノズ
ル5から洗濯用液が噴射される。このように、洗濯物S
は撹拌され布絡まりが少なくなって、洗濯用液が洗濯物
Sに均一に浸透していき、洗浄むらがなくなる。特に、
噴射ノズル70をドラム2のバッフル21に設けると、
確実に洗濯物に当たることになり、効率のよい噴射とな
る。また、ドラム2の外部から洗濯用液を噴射する場合
には、ドラム2の孔1が円周方向に細長いので、洗濯用
液がドラム2の回転にかかわりなくドラム2の孔1を通
過して洗濯用液を有効的に使用できる。
【0010】そして、ドラム2内に溜まった洗濯用液
は、循環手段によりドラム2から回収されて噴射ノズル
5に導かれ、再び噴射される。この循環途中で液中に存
在する泡は消泡装置63により消失され、循環手段のポ
ンプを能率の低下を防いで効率よく循環させることがで
きる。
【0011】洗濯すすぎが終了すると、ドラム2に密接
した吸引体50により孔1を通してドラム2内の空気を
吸い込む。このとき、洗濯物Sに含まれる水分が空気と
一緒に吸引体50に吸い込まれ、洗濯物Sの脱水が行わ
れる。
【0012】
【実施例】
(第一実施例)第一実施例のドラム式洗濯機は、図1の
如く、洗濯物Sを収容する周壁に複数の孔1を有したド
ラム2と、このドラム2を回転自在に支持する水槽3
と、ドラム2を正逆回転させる駆動装置4と、ドラム2
の外周から中心に向かう方向に洗濯用液(洗浄液あるい
はすすぎ液)を噴射する複数の噴射ノズル5と、噴射ノ
ズル5を動作させる噴射装置6とを備えている。
【0013】前記水槽3は、前面に洗濯物出入口7が形
成された横置きの円筒状とされ、洗濯機本体8に対して
上面がスプリングにより吊り下げられ、下面はダンパー
により支持されている。これらによって、水槽3を保持
して水槽3の振動を減衰させる構造となっている。さら
に、水槽3には重りが取付られ、ドラム回転時の振動を
低減している。また、洗濯機本体8の底面の四隅には脚
9が取付られ、床等への振動の伝導を遮断している。そ
して、洗濯機本体8の前面には洗濯物出入口7に連通し
た開口10が形成されており、洗濯物出入口7を密閉す
る蓋11が開閉自在に取付られている。
【0014】前記ドラム2は、前面に開口20を有する
円筒状に形成され、図3に示すように、その周壁に形成
された孔1は、短辺と長辺との比が1:8である円周方
向に細長い形状とされ、しかも円周方向の両端は円弧状
にしており、この孔1により手指や洗濯物を傷つけない
ようしている。そして、これらの孔1は、円周方向およ
び軸方向に規則正しく配列されているが、周壁の周縁は
孔1が形成されていない。また、ドラム2の内周壁に
は、図2の如く、3本のバッフル21が等間隔に軸方向
と平行に形成されており、バッフル21の背面およびそ
の周辺に相当する周壁は孔1が形成されていない無孔部
分22である。なお、本実施例では、孔1はドラムの前
面および後面には形成されていないが、これらの面に形
成しても差し支えない。
【0015】そして、ドラム2の後面には水平軸23が
固定されており、水平軸23は水槽3の後壁を貫通して
軸受24により回転自在に支持され、その先端には駆動
プーリ25が装着されている。また、水槽3の下面に正
逆回転可能なモータ26が取付られ、モータ26の出力
軸27にモータプーリ28が装着されている。このモー
タプーリ28と駆動プーリ25とは駆動ベルト29によ
って連結されている。すなわち、ドラム2を回転させる
動力は、モータ26の出力軸27、モータプーリ28、
駆動ベルト29、駆動プーリ25を経て水平軸23に伝
達され、これらによって駆動装置4が構成される。
【0016】前記噴射ノズル5は、水槽3の上部の左右
対称な2カ所の位置に水槽3を貫通して取付られ、それ
ぞれ4個の噴射ノズル5が軸方向に一列に並べられてい
る。そして、噴射ノズル5の噴射方向はドラム2の中心
に向けられている。前記噴射装置6は、各噴射ノズル5
に接続された給液パイプ31と、洗濯用液を溜めるタン
ク32と、タンク32からの洗濯用液を加圧して給液パ
イプ31に送る供給ポンプ33とからなる。供給ポンプ
33は駆動装置4のモータ26とは異なるモータによっ
て駆動され、タンク32と供給ポンプ33とを接続する
接続パイプ34に止水弁35が介装されている。給液パ
イプ31は、噴射ノズル5の手前において2本に分岐さ
れ、その分岐管36が噴射ノズル5の各列に連通してお
り、各分岐管36にそれぞれ電磁弁37a,37bが介
装されている。
【0017】また、水槽3の下面に形成された排水口4
0とタンク32とを連通する排水パイプ41が設けら
れ、排水パイプ41中に止水弁42が介装され、噴射装
置6とともに洗濯用液を循環させる循環手段が構成され
ている。そして、タンク32は排水弁43が介装された
排水ホース44に接続され、排水ホース44の排水弁4
3よりも上流側から接続パイプ34が分岐されている。
なお、水槽3の上部には、給水弁45が介装された給水
パイプ46が接続され、水道に連結されている。
【0018】そして、本実施例のドラム式洗濯機は、ド
ラム2を高速回転させないで脱水を行うようになってお
り、ドラム2の外周壁を覆ってドラム2の孔1に連通す
る吸込体50と、吸込体50からドラム2内の洗濯物S
の水分を吸引して脱水する吸引装置51とが設けられて
いる。吸引体50は、ドラム2と水槽3との間に配さ
れ、弾性を有する気密性のある材料、例えばゴム、プラ
スチックからなり、ドラム2の周壁の三分の一を覆う程
度の大きさの曲板状であり、その周縁にはドラム2に密
着するシール材52が取付られている。また、吸引体5
0には吸口53が穿設され、吸引パイプ54が接続され
ている。この吸引パイプ54は、水槽3を貫通して排水
パイプ41の止水弁42よりも下流側に接続されてい
る。なお、ここでドラム2の孔1をメッシュ(網目)状
にせず多数の孔を規則正しく配列したのは、ドラム2の
強度を維持するための他に、吸引体50との気密性を損
なわないようにするためである。
【0019】前記吸引装置51は、吸引体50を介して
ドラム2内から吸気を行う吸引ポンプ55と、吸引され
た吸気から洗濯物Sの水分と空気とを分離する前記タン
ク32と、分離した空気を水槽3に再び導く循環パイプ
56とからなる。循環パイプ56は、吸引ポンプ55の
排気側に接続され、水槽3の上部に形成された吹出口5
7と連通している。これによって、吸引ポンプ55によ
ってドラム2から吸引される水分を含んだ空気は、吸引
体50、吸引パイプ54、排水パイプ41を経て、タン
ク32で水と空気に分離され、分離された空気は吸引ポ
ンプ55を冷却して温風となり、循環パイプ56を経て
吹出口57から水槽3内に至って循環される。なお、水
槽3内が負圧にならないように空気穴58が水槽3の上
部に設けられている。そして、乾燥機能を加える場合
は、循環パイプ56の途中にヒータを設けて、通過する
空気を加熱して温風を吹き出すようにすると、より早く
乾燥を行える。
【0020】また、前記分岐管36に、洗濯用液、特に
洗浄液を加熱する加熱器であるヒータ60が装着されて
いる。洗浄液は約40度に加熱されると洗浄力が有効に
発揮されるので、洗濯物の汚れがひどい場合において洗
浄液を加熱することによりその洗浄効果を高めている。
そして、噴射ノズル5の近辺に配置しているため、噴射
する洗浄液のみを加熱することができ、加熱効率を上げ
ることができる。
【0021】そして、排水パイプ41の途中には、洗濯
用液中から糸屑を除去する糸屑フィルター61が着脱自
在に設けられ、洗濯機本体8の前面に糸屑フィルター6
1を取り外すための取出口62が形成されている。糸屑
フィルター61としては、目の細かい繊維製の袋状のも
ので、排水パイプ41内を塞ぐように挿着されている。
これによって、水槽3から排水された液中から糸屑や大
きなゴミが除去され、これらが供給ポンプ33に絡まっ
たり詰まったりすることがなくなり、供給ポンプ33の
能力の低下を防止できる。そして、定期的に糸屑フィル
ター61を取り外して掃除を行えば、洗浄液の高圧噴射
を維持でき、洗浄力の低下を防げる。
【0022】また、タンク32には、洗濯用液の泡立ち
を抑える消泡装置63が設けられている。消泡装置63
としては、タンク33の側面、底面または上面に取付ら
れ、泡を加熱して破泡させるもの、周波数20kHzの
超音波を照射して泡を破壊するもの、シリコーンのよう
な消泡剤を滴下して消泡するもののうちいずれか一つか
らなっている。消泡装置63によりタンク32内の泡が
消失され、供給ポンプ33への泡の吸い込みが抑制さ
れ、供給ポンプ33の能力の低下を防止できる。これに
よって、洗浄液の効率的な循環が可能となる。
【0023】上記の如く構成された洗濯機では、洗い、
すすぎ、脱水の各行程に従って駆動装置4、噴射装置
6、吸引装置51および各弁がマイクロコンピュータか
らなる制御装置によって駆動制御されており、洗濯機本
体8の外面に設けられた操作パネルの操作キーからの入
力および温度センサ、汚れセンサ等の出力信号に基づい
て各行程を実行させる。制御装置は、洗濯すすぎ時にド
ラム2を正逆回転させるためにモータ26を正逆転させ
る機能と、ドラム2の左回転(正転)時には左側の噴射
ノズル5から、右回転(逆転)時には右側の噴射ノズル
5から洗浄液を噴射させるように各電磁弁37a,37
bを作動させる機能と、通常のドラム回転数よりも低速
の20rpm以上45rpm以下の回転数でドラム2を
回転しながら洗浄液またはすすぎ液を高圧噴射させる機
能とを有せしめられている。
【0024】上記構成において、洗濯物Sをドラム2内
に入れて洗濯物Sの量に応じた洗剤を投入する。このと
き、排水弁43を閉じ止水弁35,42を開いた状態に
して、給水弁45を開いて給水を開始する。なお、洗剤
はドラム2の開口から直接投入してもよいが、洗濯機本
体8に洗剤投入装置を設けておき、ここに洗剤を入れ給
水開始により自動的に洗浄液となって供給されるように
してもよい。
【0025】そして、ドラム2内に水が溜まると、モー
タ26によりドラム2が低速でかつ一定の周期で正逆転
を繰り返しながら回転される。同時に、供給ポンプ33
が駆動され、タンク32に溜まっている洗浄液が給液パ
イプ31を通って水槽3の上部まで導かれる。このと
き、ドラム2が左回転していると、左側の電磁弁37a
が開き右側の電磁弁37bは閉じられ、洗浄液は左側の
分岐管36に流れ、左側の噴射ノズル5からドラム2の
中心に向けて高圧で噴射される。噴射された洗浄液は、
ドラム2の孔1を通過してドラム2内に浸入し、洗濯物
Sに均一に当たる。なお、ドラム2の孔1を円周方向に
細長い形状にしておくと、ドラム2の回転によってあた
かも円周方向に連続した一本の孔のようになり、洗浄液
の侵入を邪魔することはなく、洗浄液は有効的に使用さ
れる。
【0026】次にドラム2が右回転すると、右側の噴射
ノズル5から洗浄液が噴射され、ドラム2の回転方向に
応じて動作する噴射ノズル5が切り替えられる。このよ
うに、複数の噴射ノズル5のうち使用する噴射ノズル5
を限定することにより、全てを使用する場合に比べて洗
浄液の噴射圧力を高くすることができ、洗浄効果を高め
ることが可能となる。また、ドラム2の回転方向に応じ
て洗浄液の噴射方向を切り替えると、例えばドラム2が
左回転のとき洗濯物Sはドラム2の右側の周壁に沿って
掻き上げられ落下することになり、左側の噴射ノズル5
から噴射された洗浄液が落下していく洗濯物Sに当た
り、洗濯物Sに洗浄液が浸透するとともにその水圧によ
って汚れを除去でき、洗浄液による洗浄効率を向上させ
ることができる。
【0027】このドラム2の正逆転により洗濯物Sは、
バッフル21により掻き上げられて落下することを繰り
返してたたき洗いされるというタンブリング洗浄され、
洗濯物Sの撹拌が促進され、布絡まりが少なくなり、洗
浄むらがなくなって効率的な洗浄となる。ここで、従来
のドラム回転によるタンブリング洗浄では、洗濯物がド
ラムの周壁に張り付いてしまわずにタンブリングできる
範囲内で、なるべくタンブリング回数が多くなるように
最高の回転数、すなわち46rpm以上55rpm以下
に設定されているが、本実施例ではタンブリング洗浄と
高圧噴射による洗浄の相乗効果で洗浄力を維持向上でき
るため、タンブリングの回数を従来のように多くする必
要がない。従って、ドラム2を低速で回転させてことに
より、ドラム2を回転させるモータ26にかかる負荷を
軽減することができる。
【0028】ドラム2に向けて噴射された洗浄液は、ド
ラム2の孔1から水槽3あるいは吸引体50内に排水さ
れ、排水口40あるいは吸引パイプ54から排水パイプ
41に流れ、途中で糸屑フィルター61を通過して糸屑
やゴミなどが除去され、タンク32に流れ込む。そし
て、タンク32から接続パイプ34により供給ポンプ3
3に導かれ、これによって給液パイプ31内を圧送さ
れ、噴射ノズル5に再び達して何度も循環される。その
ため、少ない洗浄液で効率よく洗濯物Sの洗浄を行え、
この間には機外に排水されないので節水にもつながる。
【0029】このような洗い行程が終了すると、すすぎ
行程が開始される。まず排水弁43を開けて洗浄液を排
水してから、給水弁45を開けて給水をおこなう。以降
の動作は洗い行程と同じ動作が行われる。ここで、洗剤
を自動的に投入したのと同様に柔軟剤、仕上げ剤等の添
加剤をすすぎ液に混合して、すすぎを行ってもよい。
【0030】すすぎ行程が終了すると、排水弁43を開
けてすすぎ液を排水して、脱水行程を開始する。まず止
水弁35,42、排水弁43、給水弁45および電磁弁
37a,37bを閉じて、水槽3を密閉状態にしてお
き、吸引ポンプ55を作動させる。すると、排水パイプ
41、吸引パイプ54を通じて吸引体50に負圧の力が
かかり、吸引体50の周縁のシール材52はドラム2の
外周壁に密着しているため吸引体50が覆っているドラ
ム2の周壁の孔1からドラム2内の空気を取り入れよう
とする。ところが、ドラム2の内周壁には洗濯物Sが広
がった状態で張り付いており、吸引体50内の真空度が
高まり、洗濯物Sを隔てたドラム2内との間に圧力差が
生じる。そして、洗濯物Sに浸透した水分の膜が圧力に
負け、空気と一緒に吸引体50に吸い込まれていく。
【0031】この水分を含んだ空気は、排水パイプ41
を通りタンク32に到達する。ここで、水と空気は重さ
の違いにより分離され、水はタンク32に溜められ、空
気は吸引ポンプ55に吸い込まれていく。吸引ポンプ5
5に取り込まれた空気は、発熱した吸引ポンプ55を空
冷することにより温風となり、循環パイプ56を通り吹
出口57から水槽3内に吹き出される。そして、この温
風が洗濯物Sを通過することにより水分の蒸発が助長さ
れ、洗濯物Sの乾燥が促進される。また、タンク32内
では洗濯物Sから分離された水によって周囲温度より低
くなっているので、タンク32に送られてきた高温多湿
の空気はタンク32内で結露して水分が取り除かれ、乾
燥した空気となって再び循環される。したがって、ドラ
ムを高速回転させずにドラムの孔から吸引脱水を行うの
で、振動や騒音の発生を抑制することができ、しかもタ
ンブリング洗浄と噴射による洗浄の相乗効果によりドラ
ムを低速で回転させても十分な洗浄力が得られるため、
ここでも騒音を抑えることができ、夜間のような静かな
環境においても安心して使用できる洗濯機を提供でき
る。
【0032】なお、この脱水中ではドラム2を停止させ
ていたが、これでは洗濯物Sの同一箇所からしか脱水を
行えないおそれが生じるので、周期的にドラム2をゆっ
くりと回転させて洗濯物Sの位置を変えるとよい。これ
により、脱水時間の短縮が図れ、しかも均衡のとれた脱
水を行うことができる。このとき、ドラム2の孔1は縦
横平行に並んでいるので、吸引体50のシール材52が
外周壁のどの部分に密着しても一定の吸引面積を確保す
ることができ、吸引効率の低下を招くことはない。
【0033】また、脱水中に吸引体50がドラム2の外
周壁に密着する部分をバッフル21の背面およびその周
辺の無孔部分22に限定する場合、ドラム2の無孔部分
22と吸引体50の周縁とが合致する所定の位置に停止
するように脱水前にドラム2を回転させる位置制御を行
う。この場合、上記のようにドラム2の孔1を規則正し
く配列する必要はなくなるので、図4の如く、孔1の位
置をずらして配列してもよい。これによって、規則正し
く孔を配列した場合には孔と孔の境目では洗濯用液がド
ラムに遮断されてしまうのに対し、噴射ノズルからの噴
射に対して絶えずドラムの内外は連通されることにな
り、洗濯用液の利用率を向上させることができる。
【0034】このように、洗濯物を入れたドラムの外周
方向から洗浄液やすすぎ液を強力に高圧噴射させるの
で、洗浄力が強く均一な洗浄となる。さらに、複数の噴
射ノズルのうち所定の領域にある噴射ノズルだけを動作
させると、無駄な洗濯用液の噴射をなくすことができ、
必要なところに必要なだけ洗濯用液を噴射させることに
なり噴射ノズルを効率よく動作させることができ、効率
的な洗浄が可能となる。
【0035】また、洗浄液やすすぎ液は循環されて使用
されるので、少ない量ですみ節水効果を高めることがで
きる。しかも、糸屑フィルターや消泡装置の存在によ
り、供給ポンプの能力低下が防止され、洗濯用液の噴射
圧力を維持できる。そのため、洗濯用液の有効的な利用
を図ることができ、洗浄力を向上させることができる。
【0036】(第二実施例)本実施例では、図5,6の
ように、噴射ノズル70がドラム2の各バッフル21の
最高部に一列に設けられている。噴射ノズル70はバッ
フル21とドラム2の周壁との間に形成された空間に連
通しており、各バッフル21の空間と噴射装置6の給液
パイプ31との間に洗浄液やすすぎ液の供給流路71が
3本形成されている。そして、水平軸23の周りには、
ドラム2に固定された内カバー72と、水槽3に固定さ
れた外カバー73とが設けられている。
【0037】前記供給流路71は、水槽3の後面から内
カバー72と外カバー73との間を通ってドラム2の後
面より前記空間に達するもので、給液パイプ31に接続
され水槽3の後壁を貫通する外部流路である第一水路7
4と、第一水路74と連通し水平軸23と内カバー72
あるいは内カバー72と外カバー73とによって囲まれ
た第二水路75と、第二水路75に通水口76を介して
連通しドラム2の後壁内を通りバッフル21の空間に至
る第三水路77とから構成され、各列の噴射ノズル70
に対してそれぞれ供給流路71が設けられている。特に
第二水路75は水平軸23と同心の円筒状に形成された
三層構造になっており、水平軸23と外カバー73およ
び内カバー72と外カバー73との間には、オイルシー
ル78あるいはOリングが介装され、外カバー73に対
して水平軸23および内カバー72が回転可能かつ水密
に保持されている。また、第一水路74には電磁弁79
が介装されており、各列の噴射ノズル70への洗濯用液
の供給切り替え動作が行われる。なお、バッフル21の
空間内にパイプを配して、これにより第三水路77と噴
射ノズル70とを連通させてもよい。図中、80はドラ
ム2の後面を補強するアングルである。
【0038】そして、制御装置によりドラム2の回転方
向に応じて3個の電磁弁79のうち2個の電磁弁を作動
させる制御が行われている。すなわち、図5に示すよう
に、ドラム2の左回転時には、A領域にある列の噴射ノ
ズル70を動作させるように各列に対応する電磁弁79
のみを開け、右回転時には、B領域にある列の噴射ノズ
ル70を動作させるように各列に対応する電磁弁79の
みを開けている。このとき、ドラム2は回転しているた
め各領域にある噴射ノズル70は絶えず変わっていく
が、ドラム2は第一実施例のときと同様に低速で回転さ
せるので、ドラム2の回転に追従して噴射ノズル70を
動作を切り替えることは可能である。
【0039】また、他の構成は上記第一実施例と同じで
あるが、ドラム2内面に噴射ノズル70を設けたことに
よりドラム2内面から洗浄液が噴射されるため、ドラム
周壁の孔1の形状は第一実施例のようにこだわる必要は
ない。
【0040】これによって、洗い行程を実行すると、供
給ポンプ33から圧送された洗浄液は給液パイプ31か
らドラム2の回転方向に対応して開けられた電磁弁79
を通り、第一水路74から第二水路75、第三水路77
を経て、バッフル21内の空間に導かれ、噴射ノズル7
0からドラム2の中心に向けて噴射される。また、すす
ぎ行程でも同じように行われる。その他の動作は第一実
施例と同じである。
【0041】したがって、ドラム内のバッフルに噴射ノ
ズルを設けているので、ドラム外から噴射したときのよ
うにドラムの周壁に衝突する洗浄液やすすぎ液が存在し
て全量を有効に活用できなくなるといったことがなくな
り、洗浄液等を洗濯物に均一にしかも効率よく噴射させ
ることができ、洗浄効率の向上を図ることができる。し
かも、噴射ノズルと洗濯物との距離が近くなるので、よ
り洗浄効果を高めることができる、あるいは供給ポンプ
の能力を小さくしても洗浄力を維持できるので、コスト
低減が可能となる。また、供給ポンプと噴射ノズルをつ
なぐ配管類を水槽に沿わせることにより、洗濯機本体内
の省スペース化が可能となり、洗濯機を小型化できる。
【0042】(第三実施例)本実施例では、コスト低減
のためドラム回転用モータと供給ポンプ用モータを1台
のモータ26で共用する。すなわち、駆動装置4のモー
タ26の出力軸27に別にプーリを取付け、このプーリ
にベルトを介して供給ポンプ33を接続する。この場
合、モータ26の正逆回転を行うと、供給ポンプ33が
逆回転するため洗浄液を噴射させることができなくな
る。そこで、噴射停止の時間をできるだけ少なくするた
めに、ドラム2を正回転(左回転)させたとき、左側に
ある噴射ノズル5を動作させるように電磁弁37a,3
7bを切り替え、ドラム2の左回転の合間に逆回転(右
回転)を数回、好ましくは3〜5回行うように駆動制御
する。
【0043】これによって、ドラムは正逆回転するた
め、洗濯物の入れ替わりが良くなり洗浄むらがなくな
り、しかも噴射ノズルからの噴射により洗浄力が向上
し、均一な洗浄を行うことができる。また、1台のモー
タによりドラムの回転と洗濯用液の循環とを行っている
ので、別々のモータで作動させるよりもコストを低減す
ることができ、省スペース化も図ることができる。しか
も、タンブリングと噴射による洗浄の相乗効果があるた
め、ドラムを低速で回転させても差し支えなく、モータ
にかかる負荷が少なくなり、電気代の節減にも通じる。
【0044】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修
正および変更を加え得ることは勿論である。
【0045】本実施例ではバッフルは3本であったが2
本以上あればよく、各バッフルに噴射ノズルを配する
か、あるいはバッフルが多数あるときはそのうちのいく
つかに配すればよい。一方、水槽での噴射ノズルの配列
は左右一列に限らず、左右に複数列としてもよい。この
ようにすることによって、集中して噴射されることがな
くなり、洗濯物に当たる面積が広くなり均一な洗浄が行
える。そして、ドラムの回転方向に応じて噴射ノズルの
動作を切り替える場合、一方の噴射を完全に停止させる
のではなく、噴射圧を低くして、洗濯物の両側から当た
るようにすると、満遍なく洗浄が行える。ここで、コス
ト、小型化を考えたとき、噴射ノズルを切り替えて作動
させる必要はなく、3箇所のバッフルに設けた噴射ノズ
ルから切り替えなしに噴射させたり、1箇所のバッフル
に設けた噴射ノズルから噴射させるという方式もある。
【0046】また、噴射ノズルからの噴射圧を洗濯物の
材質に応じて、綿ならば高く絹ならば低くすることによ
り、洗濯物を傷めることなく優しい洗濯を行うことがで
きる。しかも、洗濯物の量に応じて、多いときは噴射圧
を高く少ないときは低くすることにより、洗濯用液を効
率よく使用でき、供給ポンプにかかる負担も軽減でき
る。ところで、噴射圧を変化させる手段として、供給ポ
ンプの駆動を制御する代わりに、噴射ノズルの口径を可
変させたり、噴射ノズルへの供給流量を流量制御弁によ
り可変させてもよく、より繊細な洗浄を行うことができ
る。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明の
請求項1〜請求項2によると、洗濯物が収納されたドラ
ムの中心に向かって所定の領域から洗濯用液を噴射させ
るので、洗濯物に洗濯用液を噴射するのに最適な領域の
噴射ノズルだけが活用され、個々の噴射ノズルの効率良
い動作が可能となり、高圧で噴射され均一な洗浄がで
き、洗浄力の向上を図ることができる。
【0048】また、ドラムを正逆回転させ、それに合わ
せて動作させる噴射ノズルを切り替えるようにしている
ので、洗濯物の入れ替わりの促進、布絡まりが少なくな
るとともに、掻き上げられて落下する洗濯物に均一に洗
濯用液が当たり、洗浄むらがなくなり効率的な洗浄がで
きる。
【0049】請求項によると、ドラムの周壁に形成さ
れた複数の孔が円周方向に細長いので、ドラムを回転さ
せながら洗濯用液を噴射させたときには効率よく洗濯用
液を通過させることができ、有効的に洗濯用液を使用で
きる。そのため、ドラムの外部からでも効率のよい洗濯
用液の噴射が可能となる。
【0050】そしてまた、請求項4によると、ドラムの
周壁に複数の孔が並設され、ドラムの外面に密接して前
記孔を通してドラム内の洗濯物から吸引脱水を行う吸引
体を設けたので、ドラムを高速回転させないで脱水が可
能となり、これと相まってタンブリング洗浄と噴射によ
る洗浄の相乗効果により洗濯すすぎ中にドラムを低速で
回転させることが可能となることから、騒音を抑えるこ
とができ、夜間でも安心して使用できる洗濯機を提供す
ることができる。
【0051】さらに、請求項5によると、噴射ノズルが
ドラムの内周壁に形成された複数のバッフルにそれぞれ
配され、ドラムの回転によって所定の領域内に入ってき
たバッフルに配された噴射ノズルから洗濯用液を噴射さ
せるように切り替えているので、噴射された洗濯用液は
全て洗濯物に向かうことになり、洗浄液を有効的に利用
することができ、より洗浄効果を高めることができる。
【0052】請求項によると、洗濯用液を循環させる
とき、消泡装置により洗濯用液の泡立ちを抑えることが
できるので、泡による循環用のポンプの能力低下を防止
できる。そのため、噴射ノズルからの噴射圧が低下する
ことなく、洗濯用液の有効的利用を図ることができ、洗
浄力を向上させることができる。
【0053】請求項によると、ドラムを回転駆動する
モ−タと循環手段を駆動するモ−タとを1台のモータで
共用させ、ドラムの一方向への回転時に噴射装置を作動
させ他方向の回転時には噴射装置を作動させず、しかも
前記ドラムの一方向への回転は他方向への回転よりも多
くしたことにより、ドラムの他方向への回転したときの
噴射停止の時間を少なくでき、噴射ノズルからの噴射に
より洗浄力が向上し、洗濯物の入れ替わりが良くなり洗
浄むらがなくなるので、均一な洗浄を行うことができ
る。また、1台のモ−タにしたため、別々のモ−タで作
動させるよりもコストを低減させることができ、省スペ
−ス化も図ることができる。
【0054】請求項によると、ドラム内のバッフルに
噴射ノズルを設けるとき、洗濯用液の流路を水平軸に沿
って水密かつ回転可能となるように形成しているので、
ドラムの回転に支障なく洗濯用液を確実に供給すること
ができ、省スペ−スを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のドラム式洗濯機の全体構
成図
【図2】噴射ノズルの配置を示した水槽の断面図
【図3】ドラムの側面図
【図4】他の実施例のドラムの側面図
【図5】第二実施例の噴射ノズルの配置を示した水槽の
断面図
【図6】噴射ノズルの供給流路を示す断面図
【符号の説明】
1 孔 2 ドラム 3 水槽 5 噴射ノズル 6 噴射装置 21 バッフル 26 モータ 32 タンク 33 供給ポンプ 50 吸引体 51 吸引装置 S 洗濯物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 21/00 - 39/08

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機本体に内装された水槽と、該水槽
    内に水平軸周りに回転自在に支持され複数の孔を有する
    ドラムとを備え、該ドラム内の洗濯物に洗濯用液を噴射
    してドラムのタンブリングにより洗濯するドラム式洗濯
    機において、前記水槽内にドラムの外周から中心に向か
    う方向に洗濯用液を噴射する複数の噴射ノズルが設けら
    れ、ドラムの回転方向に応じて動作させる噴射ノズルを
    切り替える噴射装置が設けられたことを特徴とするドラ
    ム式洗濯機。
  2. 【請求項2】 噴射ノズルをドラムに対して右側および
    左側に配し、ドラムが右回転するときは右側の噴射ノズ
    ルから噴射させ、左回転するときは左側の噴射ノズルか
    ら噴射させることを特徴とする請求項1記載のドラム式
    洗濯機。
  3. 【請求項3】 ドラムの周壁に複数の孔が形成され、該
    孔は円周方向に細長い形状とされたことを特徴とする請
    求項1記載のドラム式洗濯機。
  4. 【請求項4】 ドラムの周壁に複数の孔が並設され、
    ラムの外面に密接して前記孔を通してドラム内の洗濯物
    から吸引脱水を行う吸引体が設けられたことを特徴とす
    る請求項記載のドラム式洗濯機。
  5. 【請求項5】 洗濯機本体に内装された水槽と、該水槽
    内に水平軸周りに回転自在に支持され複数の孔を有する
    ドラムとを備え、該ドラム内の洗濯物に洗濯用液を噴射
    してドラムのタンブリングにより洗濯するドラム式洗濯
    機において、噴射ノズルがドラムの内周壁に形成された
    複数のバッフルにそれぞれ配され、ドラムの回転によっ
    て所定の領域内に入ってきたバッフルに配された噴射ノ
    ズルから洗濯用液を噴射させる噴射切替手段が設けられ
    たことを特徴とするドラム式洗濯機。
  6. 【請求項6】 水槽から洗濯用液を回収して再び噴射ノ
    ズルに導く循環手段が設けられ、該循環手段は洗濯用液
    の泡立ちを抑える消泡装置を備えたことを特徴とする請
    求項1記載のドラム式洗濯機。
  7. 【請求項7】 ドラムを回転駆動するモ−タと循環手段
    を駆動するモ−タとを1台のモータで共用させ、ドラム
    の一方向への回転時に噴射装置を作動させ他方向への回
    転時には噴射装置を作動させない噴射制御手段が設けら
    れ、前記ドラムの一方向への回転は他方向への回転より
    も多くしたことを特徴とする請求項1記載のドラム式洗
    濯機。
  8. 【請求項8】 ドラムの内周壁に形成された複数のバッ
    フルに少なくとも1個の噴射ノズルが配され、洗濯用液
    の前記噴射ノズルへの流路は、ドラムの水平軸と同心の
    円筒状に形成され、前記流路に連通する外部流路とは摺
    動部材を介して水密かつ回転可能に結合されたことを特
    徴とする請求項記載のドラム式洗濯機。
JP6026730A 1994-02-24 1994-02-24 ドラム式洗濯機 Expired - Fee Related JP3067508B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6026730A JP3067508B2 (ja) 1994-02-24 1994-02-24 ドラム式洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6026730A JP3067508B2 (ja) 1994-02-24 1994-02-24 ドラム式洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07231994A JPH07231994A (ja) 1995-09-05
JP3067508B2 true JP3067508B2 (ja) 2000-07-17

Family

ID=12201439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6026730A Expired - Fee Related JP3067508B2 (ja) 1994-02-24 1994-02-24 ドラム式洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3067508B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015037196A1 (ja) * 2013-09-10 2015-03-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯機
JP2015054159A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯機
KR101806241B1 (ko) * 2011-03-29 2017-12-07 엘지전자 주식회사 열교환기 세척수단을 갖는 의류처리장치

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006204576A (ja) * 2005-01-28 2006-08-10 Sharp Corp 洗濯機
DE102006029478A1 (de) * 2006-06-27 2008-01-03 BSH Bosch und Siemens Hausgeräte GmbH Verfahren zum Einbringen von Waschmitteln und Waschmaschine dafür
JP4711914B2 (ja) * 2006-08-31 2011-06-29 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯機
JP4972369B2 (ja) * 2006-09-20 2012-07-11 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯機
JP4613233B2 (ja) * 2008-08-29 2011-01-12 シャープ株式会社 洗濯機
EP2471992B1 (en) * 2009-08-27 2016-10-12 Panasonic Corporation Drum type washing machine
JP5140050B2 (ja) * 2009-09-14 2013-02-06 日立アプライアンス株式会社 ドラム式洗濯機
JP5397155B2 (ja) * 2009-10-27 2014-01-22 パナソニック株式会社 衣類乾燥機
JP2010069328A (ja) * 2009-12-28 2010-04-02 Hitachi Appliances Inc ドラム式洗濯機
JP5493884B2 (ja) * 2010-01-08 2014-05-14 パナソニック株式会社 洗濯機
JP5671687B2 (ja) * 2010-06-01 2015-02-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯機
JP2012055405A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Panasonic Corp 洗濯機
KR101223672B1 (ko) * 2010-11-29 2013-01-17 주식회사 엔디씨 세탁기 및 세탁 방법
JP5982651B2 (ja) * 2014-07-16 2016-08-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯機
CN108505292A (zh) * 2018-06-07 2018-09-07 苏州宝特远电子科技有限公司 一种滚筒洗衣机闭循环冲洗系统
CN110714295A (zh) * 2019-09-18 2020-01-21 李洪涛 一种智能家用洗衣设备
JP2021108841A (ja) * 2020-01-09 2021-08-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯機

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5262974A (en) * 1975-11-20 1977-05-24 Hirozou Tanimura Washing machine
JPH0277292A (ja) * 1988-09-13 1990-03-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ドラム式洗濯物処理装置
JPH01236091A (ja) * 1988-03-17 1989-09-20 Mitsubishi Electric Corp ドラム式洗濯機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101806241B1 (ko) * 2011-03-29 2017-12-07 엘지전자 주식회사 열교환기 세척수단을 갖는 의류처리장치
WO2015037196A1 (ja) * 2013-09-10 2015-03-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯機
JP2015054159A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07231994A (ja) 1995-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3067508B2 (ja) ドラム式洗濯機
RU2544145C1 (ru) Стиральная машина
CN101177861B (zh) 洗衣机
JP2017070710A (ja) 靴洗浄装置
JP2008259665A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2012070810A (ja) ドラム式洗濯乾燥機
JP2011056193A (ja) ドラム式洗濯機
JP3040902B2 (ja) ドラム式洗濯機および洗濯方法
JPH08299669A (ja) 洗濯機の濯ぎ方法
JP3170160B2 (ja) ドラム式洗濯機
KR100761135B1 (ko) 건조 겸용 세탁기
CN107503078A (zh) 波轮洗衣机的控制方法
CN109750443B (zh) 洗衣干燥机
JP6471354B2 (ja) 洗濯機
JP3585582B2 (ja) 洗濯機
KR100343349B1 (ko) 세탁기
JPH10235075A (ja) ドラム式洗濯機
WO2020215889A1 (zh) 滚筒洗衣机
JPH08243292A (ja) 洗濯乾燥機
JP2015119886A (ja) ドラム式洗濯機
JP2017023985A (ja) 洗浄器
JP5253488B2 (ja) 洗濯機
KR19980067224U (ko) 드럼세탁기의 물순환장치
JP2016209331A (ja) 洗濯機
JP2013085798A (ja) ドラム式洗濯機

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees